説明

シングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステム

【課題】シングルメダルゲーム機を複数接続したシステムであって、各ゲーム機のモニタで行われるテレビゲームの種類が異なる異機種のシングルメダルゲーム機であっても各シングルメダルゲーム機との間で競争ゲーム同士,協力ゲーム同士でテレビゲーム(ミニゲーム)を行え、さらに同一機種のシングルメダルゲーム機のミニゲームの場合、各シングルメダルゲーム機のモニタの画面は同じ画面表示することができるシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステムを提供する。
【解決手段】管理サーバ装置10にシングルメダルゲーム機が複数台接続されている。プレイしているゲーム機についてミニゲーム発生条件が整うと、ミニゲームが開始し、投入メダル枚数が管理サーバ装置10に送られ、それを変換した数値情報により各ゲーム機のミニゲームの画面を更新する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メダル投入によってメダル払い出しゲームを行い、そのゲームの中で一定の条件が満たされたとき、さらに画面を用いてミニゲームを行うことができるシングルメダルゲーム機複数台と、この複数台のシングルメダルゲーム機を管理する管理サーバ装置とを接続したゲーム機種間の対戦ゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来は多数のゲーム機の間でゲームを行う場合、同じテレビゲームを行う同一機種間または複数のターミナルの間でテレビゲームを行うマスゲーム機等、一機種内でのみしか対戦ゲームを行なうことができない。マスゲームでは各ターミナルのプレイヤは同じゲームを同じ画面で対戦することとなる。
この種のマスゲーム等のゲーム機としてメダルゲーム装置が提案されている(特許文献1)。この提案は、メダル発射装置を操作してメダルを標的に命中させるものであり、メダルが標的に命中したか否かに応じてサテライト部におけるテレビゲームの処理を開始し、遊戯者のレバーによる操作に応じてテレビゲームの処理内容を変更し、テレビ内容の処理結果に応じて遊技者にメダルを払い出すものである。
【0003】
通常のゲームではメダルを標的に命中させてゲームを行うが、複数のプレイヤが2つの発射装置を用いゲームプレイが可能であり、このプレイによってテレビゲームが開始すると、テレビゲームの内容は例えばキャラクタから弾が発射されて敵のキャラクタを破壊するというように複数の遊技者がゲームを行う場合同じゲームが対象となるものである。
【特許文献1】特開2004−181255号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来はこのように複数のプレイヤが同時に行うゲームは、マスゲーム機ではその内部で複数の遊技者が協力してゲームなどを行い、しかもテレビゲームでは同じ画面を用いて対戦を行うものである。
上記状況において、異なる機種のシングルメダルゲーム機の間でプレイヤ同士が対戦できるシステム実現の要請がある。また同一機種のシングルメダルゲーム機の対戦ゲームでは、各ゲーム機のモニタに同じ画面を表示することができるシステム実現の要請がある。
ここで異なる機種のシングルメダルゲーム機とは、例えば、メダルプッシャーゲーム機ではメダルを投入することにより、メダルがプッシャー台の上に載り、これが他のメダルをプッシャーして払い出しするメダルプッシャー機構の他にチャッカーにメダルが入ることによりテレビゲームが開始し、このゲームで特別の賞が当たったとき、ミニゲームが発生するゲーム機においては、チャッカーにメダルが入ることにより開始されるテレビゲームが異なるものである。同じ機種のゲーム機とは上記チャッカーにメダルが入ることにより開始するテレビゲームが同じものである。
【0005】
本発明の目的は、シングルメダルゲーム機を複数接続したシステムであって、各ゲーム機のモニタで行われるテレビゲームの種類が異なる異機種のシングルメダルゲーム機であっても各シングルメダルゲーム機との間で競争ゲーム同士,協力ゲーム同士でテレビゲーム(ミニゲーム)を行え、さらに同一機種のシングルメダルゲーム機のミニゲームの場合、各シングルメダルゲーム機のモニタに同じ画面を表示することができるシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、メダル投入によるゲームに続いて画面上でプレイされる複数のミニゲームを有するシングルメダルゲーム機複数台と、該シングルメダルゲーム機を管理する管理サーバ装置を接続したゲーム機種間の対戦ゲームシステムであって、前記管理サーバ装置は、ミニゲームを発生させる条件を格納するメモリ部と、各シングルメダルゲーム機においてそれぞれメダル払い出しゲームがプレイされたときおよびミニゲームがプレイされたとき、投入されるメダル枚数などのインカム情報およびミニゲーム開始準備終了などのシングルメダルゲーム機の状態情報を受信する受信制御手段と、前記投入メダル枚数のインカム情報および状態情報を、プレイを行っているシングルメダルゲーム機から収集し、前記ミニゲームを発生させる条件に達したか否かをチェックするミニゲーム発生条件チェック手段と、前記少なくとも2以上のゲーム機がミニゲーム発生条件に達したとき、前記2以上のミニゲーム発生条件に達したシングルメダルゲーム機に、発生すべきミニゲームを指定してミニゲームの発生準備指令を出力し、各シングルメダルゲーム機がミニゲーム開始準備終了の情報を送ってきたとき、各シングルメダルゲーム機にミニゲーム開始命令を出力するミニゲーム開始制御手段と、ミニゲームをプレイしているシングルメダルゲーム機から送られてくる投入メダル枚数を数値情報に変換するメダル枚数数値変換手段と、前記メダル枚数数値変換手段で変換された数値情報をミニゲームを開始したシングルメダルゲーム機に送信する送信制御手段とを備え、前記各シングルメダルゲーム機は、投入メダル枚数のインカム情報を前記管理サーバ装置に送信する送信制御手段と、前記管理サーバ装置より送られるミニゲーム準備指令およびミニゲーム開始指令を受信する受信制御手段と、前記管理サーバ装置よりミニゲームを指定されミニゲーム開始準備指令を受信したとき、指定されたミニゲームを起動して開始の準備を行い、ミニゲーム開始準備終了の情報を前記管理サーバ装置に返送し、前記管理サーバ装置からミニゲーム開始指令を受けたとき、ミニゲームを開始するゲーム制御手段とを備え、かつ、前記ゲーム制御手段は前記管理サーバ装置から送られる自らのシングルメダルゲーム機および他のシングルメダルゲーム機で投入されたメダル枚数を変換した数値情報を受信したとき、この数値情報を、ミニゲーム画面上に表示される自らのシングルメダルゲーム機のキャラクタまたはアイテムおよび他のシングルメダルゲーム機のキャラクタまたはアイテムにそれぞれ反映させることを特徴とする。
ここで、ミニゲームの画面上のキャラクタまたはアイテムに反映させるとは、例えば、対応キャラクタが競争ゲームに参加しておれば、そのキャラクタを、管理サーバ装置から送られてくる数値に対応させて画面上の位置をゴールに近づく位置に表示する画像処理を行うものである。また、協力ゲームで敵にダメージを与えるゲームを行っている場合は、そのキャラクタが、管理サーバ装置から送られてくる数値に対応させて画面上の敵のダメージを増加させるものであり、画面上にダメージゲージが表示されているときには、そのダメージゲージのダメージ量を増加させる画像処理を行うものである。
本発明の請求項2は上記請求項1記載の発明において前記メダル枚数の数値化は、投入されたメダルの枚数を数字に対応づけることを特徴とする。
本発明の請求項3は上記請求項1または2記載の発明においてミニゲームを発生させる条件は、2以上のシングルメダルゲーム機がプレイしていること、および投入されたメダル数が所定以上であること、または2以上のシングルメダルゲーム機がプレイしていることおよびペイアウト率が所定値以下であることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1,2または3記載の発明において前記管理サーバ装置が指定するミニゲームは、各シングルメダルゲーム機が有する複数のミニゲームの中からランダムに決定し、決定されるミニゲームは2以上のシングルメダルゲーム機に対しそれぞれ協力ゲームタイプの同じゲームもしくは異なるゲームを決定するか、またはそれぞれ対戦ゲームタイプの同じゲームもしくは異なるゲームを決定することを特徴とする。
本発明の請求項5は請求項1記載の発明において前記管理サーバ装置に接続される複数のシングルメダルゲーム機は同じ機種であり、それぞれのシングルメダルゲーム機で行われるミニゲームは前記管理サーバ装置より同じゲームのミニゲーム発生が指令され、それぞれのシングルメダルゲーム機に対し、同じ乱数値を送ることによりそれぞれのシングルメダルゲーム機のモニタには同じ画面が表示されることを特徴とする。
ここで、シングルメダルゲーム機のモニタに同じ画面を発生させる場合は、例えばランダムに発生する乱数値の同じものを各シングルメダルゲーム機に送ることにより各モニタには同じランダム迷路を発生させるものである。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によればシングルメダルゲーム機の間で同一機種,異機種を問わず対戦ゲームを行うことができる。すなわち、シングルメダルゲーム機から送るメダル枚数の情報を管理サーバ装置でメダル枚数に対応して数値化し、その数値情報を各シングルメダルゲーム機でそれぞれのミニゲームの画面に反映させることができるので、各シングルメダルゲーム機では異なるテレビゲーム(なお、競争ゲームのミニゲームと協力ゲームのミニゲームとの間のゲームは除く)を行うことができ、その機種のシングルメダルゲーム機に合わせた世界観のゲーム内容を表現できる。これにより異なる機種で同じゲーム画面を作成する必要がなく、その機種独自の表現が可能となる。
また、シングルメダルゲーム機から管理サーバ装置に送る通信データ内には特定機種固有の情報を持っていないため、後に開発・発売する予定の機種において対戦ゲームのシングルメダルゲーム機の開発が容易になり、開発の効率が向上する。
さらに同一機種のシングルメダルゲーム機を接続したシステムでは、ミニゲーム開始時に各シングルメダルゲーム機に同じ乱数値を与えることにより、ある程度の同一性を保ったゲームを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明によるゲーム機種間の対戦ゲームシステムの概略を示すブロック図である。
シングルメダルゲーム機A,B,CおよびDはLAN接続により管理サーバ装置10とそれぞれ接続され、情報の送受信を行うことができる。
管理サーバ装置10はシングルメダルゲーム機A,B,CおよびDから送られる情報を逐一受信し各シングルメダルゲーム機において対戦ゲーム(ミニゲーム)発生条件が整ったか否かの判断を行う。送られる情報は、通常ゲームにおけるメダル投入枚数の情報,チャッカーに入ったメダル枚数,メダルの払い出し情報などのインカム情報や通常ゲーム開始からの時間,ゲームの進行情報などである。
【0009】
ミニゲーム発生の条件とは、それぞれ管理サーバ装置10側で設定されている条件で、例えば、2台以上のシングルメダルゲーム機でゲームが行われているか、どのくらいの時間ゲームを行っているか、所定の枚数のメダルが投入されたか、ペイアウト率(=メダル払い出し枚数/メダル投入枚数)が所定の値以下であるかなどを判断するものである。この中の1つの条件を満たした場合や複数の条件を満たした場合、ミニゲーム発生条件が整ったこととなる。なお、ミニゲーム発生のためには2台以上のシングルメダルゲーム機でゲームが行われていることが必ず含まれる。また、その他のミニゲーム発生の条件として一定時間経過毎にミニゲームを発生させることも可能である。
【0010】
図2は、本発明による対戦ゲームシステムに用いるシングルメダルゲーム機の概略を示す斜視図である。
シングルメダルゲーム機1の前面上部左右にスピーカ2が配置されており、演出用サウンドやゲームに関する音声が出力される。前面の透明窓内には演出用ドア3,画面4,チャッカー5およびメダルプッシャー機構(図示していない)が配置されている。演出用ドア3内にはランプなどが収容され、特別の賞が当たったときやゲーム演出時にドアが開きランプが点灯,点滅する。チャッカー5は前面に複数個(この例は6個)の孔を有しており、この孔にメダルが入ると、画面4にスロットゲームが表示され、スロットゲームが開始する。
シングルメダルゲーム機1の前面中央にはメダル投入口6が設けられ、その前にはメダル払い出し口8およびメダル収容台7が配置されている。また、投入されたメダルをチャッカー5の孔に導くためのメダルガイド(図示されていない)が設けられ、メダルガイドの向きはプレイヤが調整可能である。
【0011】
プレイヤがメダルを投入し、チャッカーの孔に入らない場合はメダルはメダルプッシャー台の上に載りメダルプッシャー台の前後動によってメダルが押されてプッシャー台の前の落下口に落ちれば、メダルがメダル払い出し口8に払い出される。メダルがチャッカーの孔の何れかに入れば、画面にスロットゲームが現れ、スロットゲームを行うことができる。スロットゲームの結果に応じてメダルが払い出される。また、スロットゲームによって、ミニゲーム発生の条件が整えば、管理サーバ装置から指示される対戦ゲーム(ミニゲーム)を行うことができる。この対戦ゲームのゲーム進行は管理サーバ装置10によって管理される。
メダル投入の情報などは管理サーバ装置に送られ、管理サーバ装置は各シングルメダルゲーム機より送られた情報に応じて現在の状況を各シングルメダルゲーム機に送る。各シングルメダルゲーム機はミニゲーム発生条件成立によって指示されたミニゲームを起動しミニゲーム画面を立ち上げる。
【0012】
図3は、本発明システムにおける管理サーバ装置とシングルメダルゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
管理サーバ装置10のポート14はシングルメダルゲーム機A,B,CおよびDのポート32・・・と接続されており、LANドライブ回路13によって通信可能である。メモリ部12には管理サーバ装置10を制御し管理するための制御・管理プログラム12aが格納されている。制御・管理プログラム12aは管理サーバ装置を制御しシングルメダルゲーム機との間の通信制御や送受信する情報に対し一定の処理を施すなどの多数のルーチンにより形成されている。
【0013】
メモリ部12にはミニゲーム発生条件のデータ12bが格納されている。
CPU11は、メモリ部12の制御・管理プログラム12aを読み込むことにより送受信制御部11a,ミニゲーム発生条件チェック部11b,メダル枚数数値変換部11cおよびミニゲーム開始・終了制御部11dの各機能を実現するものである。
送受信制御部11aは、各シングルメダルゲーム機においてそれぞれメダル払い出しゲームがプレイされたとき、およびミニゲームがプレイされたとき投入されるメダルのインカム情報や他の情報(ミニゲームの準備が整ったことや当該シングルメダルゲーム機の状態を示す信号など)を受信し、メダル枚数数値変換部11cで変換された数値情報をミニゲームをプレイしているシングルメダルゲーム機に送信するものである。また、各シングルメダルゲーム機に対し、すべてのシングルメダルゲーム機の状態を示す情報なども送信する。
【0014】
ミニゲーム発生条件チェック部11bは、受信したインカム情報やその他の情報(ミニゲーム開始準備終了の情報や発生条件に必要な情報)が、プレイを行っているシングルメダルゲーム機から収集された場合、収集したインカム情報などとメモリ部12のミニゲーム発生条件データ12bとを比較し、収集した情報がミニゲームを発生させる条件に達したか否かをチェックするものである。
メダル枚数数値変換部11cは、ミニゲームをプレイしているシングルメダルゲーム機から送られてくる投入メダル枚数を数値化するものである。例えば、投入メダル枚数が2枚であれば、数値2または4または8などの情報に変換する。この変換された数値がシングルメダルゲーム機における位置情報やダメージ情報として用いられる。
【0015】
ミニゲーム開始・終了制御部11dは、少なくとも2以上のゲーム機がミニゲーム発生条件に達したとき、乱数発生器を用いて各シングルメダルゲーム機が実行可能な多数のミニゲームの中からそれぞれ指定するミニゲームをランダムに決定し、発生準備指令を出力する。そして各シングルメダルゲーム機が開始準備の情報を送ってきたとき、各シングルメダルゲーム機にミニゲーム開始命令を出力するものである。また、各シングルメダルゲーム機からミニゲーム終了情報が送られてきた場合にはミニゲーム終了指令情報を出力する。なお、乱数発生器で指定されるミニゲームは少なくとも競争ゲーム同士か、または協力ゲーム同士のミニゲームになるようにする必要がある。競争ゲーム同士または協力ゲーム同士では各シングルメダルゲーム機間では異なるミニゲームであっても、同じミニゲームであってもよい。
【0016】
各シングルメダルゲーム機は、CPU21,CFカード22,メモリ読書制御部23,RAM24,画像処理部25,液晶表示部(画面)4,サウンド処理部26,スピーカ27,メダル検知部28,メダル投入口6,駆動回路29,メダルプッシャー機構30,LANドライブ回路31より構成されている。
メダル投入口6から投入されるメダルはメダル検知部28で検知され、その情報はCPU21に送られる。なお、メダル検知部28はチャッカーに入ったメダルも検知し、その情報もCPU21に送られる。
メダルプッシャー機構30は、2枚のプッシャー台により構成され、駆動回路29によって駆動され、上側のプッシャー台が下側のプッシャー台の上を前後動する。またチャッカーも駆動回路29によって駆動され、左右に動いている。
【0017】
スピーカ27はサウンド制御部26により駆動され、待機中のミュージックやゲーム中のバックグランドミュージック,さらには特別の賞が当ったときの音声やミュージックを出力する。画像処理部25はCPU21からの画像情報を所定の形式に処理して液晶表示部4に表示する。液晶表示部4は待機中の待ち受け画面やチャッカーにメダルが入ったときに表示されるスロットゲーム画面やミニゲーム発生によるゲーム画面などを表示する。
RAM24はCPU21が演算などを行うときの作業領域として用いられ、さらには送受信する情報が記憶される。
ROM34にはシングルメダルゲーム機を制御する制御・ゲームプログラムの他、ゲームに関するデータも格納されている。
CPU21はROM34の制御・ゲームプログラムを読み込むことによりゲーム制御部21aおよび送受信制御部21bの機能を実現することができ、メダルプッシャーゲームを機能させることができる。
【0018】
CFカード22はカード装着部22aに装脱着可能であり、液晶表示部4を用いてプレイされるミニゲームのプログラムデータが格納されており、複数のミニゲーム(競争ゲームや協力ゲーム)が記憶されている。CFカード22は管理者によって他のミニゲーム多数が格納されたものに変更することが可能である。
送受信制御部21bはメダル検知部28で検知された投入メダル枚数などのインカム情報などを管理サーバ装置10に送信し、また、管理サーバ装置10からの情報を受信する。
【0019】
ゲーム制御部21aは管理サーバ装置10よりミニゲームが指定されミニゲーム開始準備指令の情報を受信したとき、指定されたミニゲームを起動して開始の準備を行う。ミニゲーム開始準備終了の情報は送受信制御部21bによって管理サーバ装置10に返送され、管理サーバ装置10からミニゲーム開始の指令を受けたとき、ミニゲームを開始する。そして、開始したミニゲームにおいてメダル投入が行われると、そのメダル枚数は管理サーバ装置10に送られ、メダル枚数を変換した数値情報を受信するとミニゲームの画面上の自らのキャラクタの位置情報や敵に与えるダメージ情報などを更新する。また、管理サーバ装置10から他のシングルメダルゲーム機で投入されたメダル枚数を変換した数値情報を受信すると、その数値に対応するだけの他のキャラクタの位置情報や他のキャラクタによる敵へのダメージ情報などを更新する。これら更新情報によって液晶表示部4のキャラクタの画面上の位置が進んだり、敵へのダメージを示すダメージケージ量が増大したりする。
ゲーム制御部21aはミニゲームがゲームオーバするか、または、自らのキャラクタがゴールに到達した場合にはゲーム終了の情報を管理サーバ装置10に送信する。
【0020】
図4は、シングルメダルゲーム機A,Bと管理サーバ装置との間のミニゲームにおける送信情報の詳細を示す図である。
シングルメダルゲーム機AおよびBは送信する情報の1つとしてミニゲームにおけるメダル投入枚数A枚およびB枚の情報をぞれぞれ管理サーバ装置に送信する。管理サーバ装置はこれらゲーム投入枚数に応じてゲーム状況を更新し、シングルメダルゲーム機AおよびBに投入されたメダル枚数対応の数値化した情報AとBをシングルメダルゲーム機AおよびBにそれぞれ送る。各シングルメダルゲーム機AおよびBは各数値化した情報を自らの画面にそれぞれ反映させる。
【0021】
図5Aは、各シングルメダルゲーム機のインカムメダル枚数などの情報送信を説明するためのフローチャートである。
シングルメダルゲーム機A〜Dについてプレイヤがメダルプッシャーゲームを開始する(ステップ(以下「S」という)001)と、メダル投入口に投入されたメダルの枚数が管理サーバ装置に所定のタイミングで送られる(S002)。
【0022】
図5Bは、管理サーバ装置側における各ゲーム機情報に対する管理の流れを説明するためのフローチャートである。
管理サーバ装置10の送受信制御部11aはプレイが行われているシングルメダルゲーム機A〜Dからメダル枚数などのインカム情報を収集している(S201)。ミニゲーム条件発生チェック部11bは送られてくる各シングルメダルゲーム機A〜Dからのインカム情報などとメモリ部のミニゲーム発生条件データとを比較し、各シングルメダルゲーム機A〜Dについてミニゲーム発生の条件を満たしたか否かをチェックしている(S202)。このチェックによって2以上のシングルメダルゲーム機がミニゲーム発生条件に達したとき、制御はミニゲーム開始・終了制御部11dに渡される。ミニゲーム開始・終了制御部11dは乱数発生器を用いて各シングルメダルゲーム機が実行可能な多数のミニゲームの中からそれぞれランダムにミニゲームを決定し、ミニゲーム準備指令を出力する。送受信制御部11aは各シングルメダルゲーム機に対しそれぞれミニゲームを指定してミニゲーム開始準備指令を送信する(S203)。
【0023】
これに対し各シングルメダルゲーム機からミニゲーム開始準備ができた情報が返送されてきた場合、ミニゲーム開始・終了制御部11dはミニゲーム開始指令を出力し送受信制御部11aは各シングルメダルゲーム機にミニゲーム開始指令を送信する(S204,S205)。
つぎに、各シングルメダルゲーム機ではミニゲームがプレイされることになるので、送受信制御部11aは各シングルメダルゲーム機に投入されたメダル枚数の情報が送信されてくる(S206)と、その情報をメダル枚数数値変換部11cに渡す。メダル枚数数値変換部11cは各シングルメダルゲーム機から送られてくるメダル枚数の情報を数値の情報に変換する。この数値の情報すべてが送受信制御部11aによって各シングルメダルゲーム機それぞれに送信される(S207)。
【0024】
このようにしてメダル枚数の情報が送信される毎に各シングルメダルゲーム機に数値の情報を送信する。各シングルメダルゲーム機からはメダル枚数の情報だけでなく、他の情報(シングルメダルゲーム機の状況情報など)も送信される。さらに各シングルメダルゲーム機には他のシングルメダルゲーム機からの情報によって管理サーバ装置で更新された情報も送られる。
つぎに、ミニゲーム開始・終了終了制御部11dは送受信制御部11aが受信する情報が各シングルメダルゲーム機からのミニゲーム終了の情報であるか否かを判断し(S208)、ミニゲーム終了の場合にはミニゲーム終了指令を出力する。ミニゲーム終了指令はプレイしているすべてのシングルメダルゲーム機のミニゲームが終了したときに各シングルメダルゲーム機に送られてミニゲームは終了する(S209)。
一方、ミニゲームが終了していない場合は、S206に移行し、引き続きメダル枚数の情報受信動作を繰り返す。
【0025】
図5Cは、各シングルメダルゲーム機のゲーム処理の流れを説明するためのフローチャートである。
プレイをしているシングルメダルゲーム機はメダル投入によってメダルプッシャーゲームの通常ゲームを行い送受信制御部21bは管理サーバ装置にメダル枚数などのインカム情報やその他の情報の送信を行い、また、管理サーバ装置10からの情報の受信も行っている。この状況でゲーム制御部21aは管理サーバ装置10からミニゲームが指定されて開始準備指令が送られてくるか否かを監視する(S301)。ミニゲームが指定されて開始準備指令が送られてきた場合には、メモリ読書制御部23を通じて指定されたミニゲームのプログラムソフトをCFカード22より読み出し指定されたミニゲームを起動し、その開始画面を液晶表示部4に表示して開始の準備を進める。
【0026】
ゲーム制御部21aはミニゲーム開始の準備が整ったことを示す情報を出力し、この情報を送受信制御部21bは管理サーバ装置10に送信する(S302)。
管理サーバ装置10側ではこのようにして2以上のシングルメダルゲーム機の準備が整うと、ミニゲーム開始指令を送信する。この指令を受信するとプレイヤは準備したミニゲームを開始することができる(S303,S304)。
ミニゲームはメダル投入の枚数によりゲームが進行するタイプのものであり、各シングルメダルゲーム機では、指定されるミニゲームは既に述べたように競争ゲーム同士または協力ゲーム同士のミニゲームがランダムに指定される。ミニゲームは同じゲームが指定される場合、異なるゲームが指定される場合もある。
各シングルメダルゲーム機で開始したミニゲームでは勝負に勝つためにより沢山のメダルが挿入されることとなる。
【0027】
ゲーム制御部21aは、メダル検知部28で投入したメダルが検知される(S305)と、投入されたメダルの枚数の情報は送受信制御部21bによって管理サーバ装置10に送られる(S306)。ゲーム制御部21aは、管理サーバ装置10からメダル枚数対応の数値情報が入ったか否かを監視しており(S307)、数値情報が入った場合、数値情報を例えばゴールを目指す競争ゲームの場合では数値を位置情報として画像処理するよう画像処理部25に指令を送出する。画像処理部25は液晶表示部4で表示されている対応のキャラクタが数値に対応する位置になるように画像処理を行い、その結果、液晶表示部4の画面は数値分だけ移動した対応のキャラクタの画像が表示される。
自らのキャラクタに対する数値の情報であれば、自らのキャラクタまたはアイテム(以下「キャラクタ等」という)に対し、他のシングルメダルゲーム機のキャラクタ等であれば、そのキャラクタ等に対し上記画像処理が行われる(S308)。
【0028】
ゲーム制御部21aはタイムアウトでゲームオーバになるか、自らがゴールに達した場合(ゴールを目指す競争ゲームを例)はミニゲーム終了となり、その終了情報を管理サーバ装置10に送信する(S309,S310)。ミニゲームが終了していない場合は、S307に戻り、数値情報の入力を監視する。
管理サーバ装置10は各シングルメダルゲーム機から終了信号を受信し、タイムオーバするか、すべてのシングルメダルゲーム機のミニゲームのキャラクタ等がゴールに達すると、各シングルメダルゲーム機に対しミニゲーム終了指令を送ってミニゲームを終了する(S311)。
【0029】
図6Aおよび図6Bは、シングルメダルゲーム機A,B・・・が競争ゲームを行う例で、ゲーム機A,Bがそれぞれ異なるミニゲームで対戦する例を示す図である。
図6Aはシングルメダルゲーム機Aに表示されているミニゲームであり、各シングルメダルゲーム機のプレイヤがメダル投入によりスタート60からゴール61へと進むもので、早くゴールに着いたプレイヤが勝ち(1位)となる。
この例は、シングルメダルゲーム機Aのプレイヤ50がゴールしており、シングルメダルゲーム機Bのプレイヤ51はゴール手前の位置にある画面を示している。他のシングルメダルゲーム機のプレイヤもゴール手前の位置にある。
管理サーバ装置は全シングルメダルゲーム機のメダル投入枚数をそれぞれ集計し、各シングルメダルゲーム機のメダル投入枚数を位置情報に反映させている。
このミニゲームの位置情報とは、画面内の座標情報ではなく、メダルを1枚投入する毎に増加する数値を示しており、例えば位置情報を「スタートを0,ゴールを100」とした場合、メダルを投入する毎に、位置情報は0,1,2,・・・と増加していき100になった(メダルが100枚投入された)時点でゴールとなる。
右上にタイム表示55が設けられており、カウントダウンして時間切れまたは全ゲーム機がゴールした時点で管理サーバ装置から全シングルメダルゲーム機に対し終了命令が送信される。ゴールに達した順番にメダルの払い出し数が決定される。
【0030】
図6Bは、シングルメダルゲーム機Bに表示されているミニゲームであり、シングルメダルゲーム機Aのミニゲームとは異なっている。
この例は各シングルゲーム機の武器が並んでおり、襲いかかる敵(UFO)を射撃してダメージを与えるものである。ダメージを100パーセント与えて早く倒したものが勝者となり、早く倒した順序にメダルの払い出し数が決定される。
投入したメダル数でダメージが与えられ「0〜100」と増えていきダメージ100となったとき、UFOは倒される。
この例は、自プレイヤ(シングルゲーム機B)の武器52が敵(UFO)57にダメージを与え、そのダメージの量がダメージゲージ56に表示した状態を示している。
シングルメダルゲーム機AとBとは本来異なる機種であり、シングルメダルゲーム機AとBとが行うメダルプッシャーゲームの内容は異なっており、そのプッシャーゲームで起動されるミニゲームも共通するものではなく、競争ゲームまたは協力ゲームの範囲内で同一または異なるミニゲームが管理サーバ装置から指定されることとなる。
【0031】
図7Aおよび図7Bは、シングルメダルゲーム機A,B・・・が協力ゲームを行う例で、ゲーム機A,Bがそれぞれ異なるミニゲームで対戦する例を示す図である。
図7Aはシングルメダルゲーム機Aに表示されているミニゲームであり、各シングルメダルゲーム機のプレイヤがメダル投入によりハート65をハートゲージ(共通ゲージ)64に入れ、すべてのプレイヤが協力してハートゲージ64を満杯にするものである。ハートゲージ64が満タンになった時点で一番多くメダルを投入していたプレイヤが勝ち(1位)となる。各プレイヤは順位によりメダルの払い出し数が決定される。
このミニゲームの共有ゲージ情報はメダルを1枚投入する毎に増加する数値を示す。例えば「空を0,満杯を100」とした場合、メダルを投入する毎に、共有ゲージ情報は0,1,2,・・・と増加していき100になった(メダルが100枚投入された)時点でハートゲージ64は満杯となる。
【0032】
図7Bは、シングルメダルゲーム機Bに表示されているミニゲームであり、シングルメダルゲーム機Aのミニゲームとは異なっている。
この例は各シングルゲーム機の武器が並んでおり、襲いかかる巨大UFO68を各プレイヤが協力してダメージを与えるものである。ダメージメータ69のダメージ量69aを100パーセントにした場合に巨大UFO68が倒れるものである。各プレイヤのダメージ量に応じて順位が決まり、順位に従ってメダルの払い出し数が決定される。
投入したメダル数でダメージが与えられ「0〜100」と増えていきダメージ100となったとき、巨大UFOは倒される。
【0033】
つぎに、シングルメダルゲーム機A,Bが同じ機種である場合を説明する。
管理サーバ装置10のミニゲーム開始・終了制御部11dは、シングルメダルゲーム機A,Bに対し、乱数発生器で決定するミニゲームに同一のものを送ることができる。すなわち、同じ乱数値を送り、シングルメダルゲーム機A,Bの画面には同じものを表示することができる。例えば、乱数値によって種々の迷路を指定できる場合、同じ乱数値を送信することにより、各画面には同じ迷路を表示させることができる。各シングルメダルゲーム機A,Bから投入されるメダルによって各シングルメダルゲーム機A,B対応のキャラクタ等は迷路を進み、メダルが100枚投入されることにより迷路を走破することができる。早くゴールしたものが勝ちとなり、順位に従ってメダルの払い出し枚数が決定される。
【0034】
以上の実施の形態では投入されたメダル枚数を一定の比率で数値に変換する例を説明したが、変形例として他の簡易な記号に置き換えてもよい。例えば、英字のみのもの、数値と英字を併用したもの、他の記号を用いたもの、などである。
また、ミニゲームにおいて投入されるメダル枚数はメダル投入口に投入された枚数の例について説明したが、メダルがチャッカーに入った枚数であってもよい。
さらに1つのシングルメダルゲーム機のミニゲームはレースゲームであり、他のシングルメダルゲーム機のミニゲームはシューティングゲームであっても同様に本発明を適用することができる。かかる場合、レースゲームとシューティングゲームとは同じ競争ゲームまたは協力ゲームの範囲内でのミニゲームが指定されることとなる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
アーケードセンターやイベント会場に設置される、複数のミニゲームを有するシングルメダルゲーム機複数台と該シングルメダルゲーム機を管理する管理サーバ装置を接続した対戦ゲームシステムである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明によるゲーム機種間の対戦ゲームシステムの概略を示すブロック図である。
【図2】本発明による対戦ゲームシステムに用いるシングルメダルゲーム機の概略を示す斜視図である。
【図3】管理サーバ装置とシングルメダルゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】シングルメダルゲーム機A,Bと管理サーバ装置との間のミニゲームにおける送信情報の詳細を示す図である。
【図5A】各シングルメダルゲーム機のインカムメダル枚数などの情報送信を説明するためのフローチャートである。
【図5B】管理サーバ装置側における各ゲーム機情報に対する管理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5C】各シングルメダルゲーム機のゲーム処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図6A】ゲーム機Aのミニゲームである対戦ゲームのゲーム画面例を示す図である。
【図6B】ゲーム機Bのミニゲームである対戦ゲームのゲーム画面例を示す図である。
【図7A】ゲーム機Aのミニゲームである協力ゲームのゲーム画面例を示す図である。
【図7B】ゲーム機Bのミニゲームである協力ゲームのゲーム画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1 シングルメダルゲーム機
2 スピーカ
3 演出用ドア(ランプ)
4 液晶表示部(画面)
5 チャッカー
6 メダル投入口
7 メダル収容部
10 集中管理システム(管理サーバ装置)
11,21 CPU
12 メモリ部
13,31 LANドライブ回路
14,32 ポート
22 CFカード(メモリ部)
23 メモリ読書制御部
24 RAM
25 画像処理部
26 サウンド処理部
27 スピーカ
28 メダル検知部9
29 駆動回路
30 メダルプッシャー機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メダル投入によるゲームに続いて画面上でプレイされる複数のミニゲームを有するシングルメダルゲーム機複数台と、この複数台のシングルメダルゲーム機を管理する管理サーバ装置を接続したゲーム機種間の対戦ゲームシステムであって、
前記管理サーバ装置は、
ミニゲームを発生させる条件を格納するメモリ部と、
各シングルメダルゲーム機においてそれぞれメダル払い出しゲームがプレイされたときおよびミニゲームがプレイされたとき、投入されるメダル枚数などのインカム情報およびミニゲーム開始準備終了などのシングルメダルゲーム機の状態情報を受信する受信制御手段と、
前記投入メダル枚数のインカム情報および状態情報を、プレイを行っているシングルメダルゲーム機から収集し、前記ミニゲームを発生させる条件に達したか否かをチェックするミニゲーム発生条件チェック手段と、
前記少なくとも2以上のゲーム機がミニゲーム発生条件に達したとき、前記2以上のミニゲーム発生条件に達したシングルメダルゲーム機に、発生すべきミニゲームを指定してミニゲームの発生準備指令を出力し、各シングルメダルゲーム機がミニゲーム開始準備終了の情報を送ってきたとき、各シングルメダルゲーム機にミニゲーム開始命令を出力するミニゲーム開始制御手段と、
ミニゲームをプレイしているシングルメダルゲーム機から送られてくる投入メダル枚数を数値情報に変換するメダル枚数数値変換手段と、
前記メダル枚数数値変換手段で変換された数値情報をミニゲームを開始したシングルメダルゲーム機に送信する送信制御手段とを備え、
前記各シングルメダルゲーム機は、
投入メダル枚数のインカム情報を前記管理サーバ装置に送信する送信制御手段と、
前記管理サーバ装置より送られるミニゲーム準備指令およびミニゲーム開始指令を受信する受信制御手段と、
前記管理サーバ装置よりミニゲームを指定されミニゲーム開始準備指令を受信したとき、指定されたミニゲームを起動して開始の準備を行い、ミニゲーム開始準備終了の情報を前記管理サーバ装置に返送し、前記管理サーバ装置からミニゲーム開始指令を受けたとき、ミニゲームを開始するゲーム制御手段とを備え、
かつ、前記ゲーム制御手段は前記管理サーバ装置から送られる自らのシングルメダルゲーム機および他のシングルメダルゲーム機で投入されたメダル枚数を変換した数値情報を受信したとき、この数値情報を、ミニゲーム画面上に表示される自らのシングルメダルゲーム機のキャラクタまたはアイテムおよび他のシングルメダルゲーム機のキャラクタまたはアイテムにそれぞれ反映させることを特徴とするシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステム。
【請求項2】
前記メダル枚数の数値変換は、投入されたメダルの枚数を数字に対応づけることを特徴とする請求項1記載のシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステム。
【請求項3】
ミニゲームを発生させる条件は、2以上のシングルメダルゲーム機がプレイしていること、および投入されたメダル枚数が所定以上であること、または2以上のシングルメダルゲーム機がプレイしていることおよびペイアウト率が所定値以下であることを特徴とする請求項1または2記載のシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステム。
【請求項4】
前記管理サーバ装置が指定するミニゲームは、各シングルメダルゲーム機が有する複数のミニゲームの中からランダムに決定し、
決定されるミニゲームは2以上のシングルメダルゲーム機に対しそれぞれ協力ゲームタイプの同じゲームもしくは異なるゲームを決定するか、またはそれぞれ競争ゲームタイプの同じゲームもしくは異なるゲームを決定することを特徴とする請求項1,2または3記載のシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステム。
【請求項5】
前記管理サーバ装置に接続される複数のシングルメダルゲーム機は同じ機種であり、それぞれのシングルメダルゲーム機で行われるミニゲームは前記管理サーバ装置より同じゲームのミニゲーム発生が指令され、それぞれのシングルメダルゲーム機に対し、同じ乱数値を送ることによりそれぞれのシングルメダルゲーム機のモニタには同じ画面が表示されることを特徴とする請求項1記載のシングルメダルゲーム機におけるゲーム機種間の対戦ゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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