説明

シートクッション

【課題】後端部が収納凹部の開口付近に位置する状態に電装部品が収納凹部に収納されていても、収納凹部に収納された電装部品の水濡れを防止できて、水濡れによる電装部品の故障を防止することができるシートクッションを提供する。
【解決手段】電装部品7を収納する収納凹部8が設けられて収納凹部8が後面4Kに開口しているシートクッションであって、収納凹部8の開口8Kの上側周縁部8S1から庇状の上側凸部10Jがシート後方側Rrに突出している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
電装部品を収納する収納凹部が設けられて前記収納凹部が後面に開口しているシートクッションに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、キーをキー穴に差し込むことなくドアの解除や施錠を行うキーレスシステムを備えた車両が開発されている。キーレスシステムではドアの解除や施錠を電波の送信により行う。そのために、キーレスシステムを備えた車両には発信装置からの信号を捉えるアンテナ(電装部品に相当)が設けられている(特許文献1参照)。
従来、前記収納凹部が開口するシートクッションパッドの後面(背面)は扁平な面に形成されていた。そして、前後の長さが短い軽自動車や小型自動車では、アンテナを収納凹部の奥側に配置できる充分なスペースの確保が難しいことや、車体やアンテナの共通化などの事情により、アンテナは、後端部(車両後方側の端部)が収納凹部の開口付近に位置する状態に収納凹部に収納されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−95469
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
雨天時などに雨に濡れた乗員がシートクッションに座ったり濡れた傘を車両室内に持ち込んだり、あるいは乗員が飲料水をシートクッションにこぼしたりした場合、シートクッションの後端部とシートバックの下端部との間に水や飲料水が入り込み、シートクッションの後面を伝って流下することがある。
上記従来の構造によれば、収納凹部が開口する後面が扁平な面に形成されていたために、前記後面を伝った水が車体床面に落下し飛散して収納凹部内に浸入することがあった。そして、前記アンテナは、後端部が収納凹部の開口付近に位置する状態に収納凹部に収納されていたために、収納凹部内に浸入した水がアンテナにふりかかってアンテナが機能しなくなる虞があった。また、前記後面を伝った水がアンテナに直接ふりかかることもあった。
前述のように、収納凹部の奥側(シート前後方向で前方側)にアンテナを配置することは困難なことから、上記の問題を解消するためにアンテナを防水性能のあるものとすることが考えられるが、防水性能のあるアンテナはコストが高く、また防水カバー類などによるアンテナの大型化を招く虞があり、スペース面で問題が生じる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、後端部が収納凹部の開口付近に位置する状態にアンテナ等の電装部品が収納凹部に収納されていても、収納凹部に収納された電装部品の水濡れを防止できて、水濡れによる電装部品の故障を防止することができるシートクッションを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の特徴は、
電装部品を収納する収納凹部が設けられて前記収納凹部が後面に開口しているシートクッションであって、
前記収納凹部の開口の上側周縁部から庇状の上側凸部がシート後方側に突出している点にある。(請求項1)
【0006】
前記収納凹部の開口の上側周縁部から庇状の上側凸部がシート後方側に突出しているから、シートクッションの後面に伝ってきた上方からの水を前記上側凸部でシート後方側に逃がすことができ、水の落下位置を電装部品からシート後方側に遠ざけて、電装部品に水がふりかかることを防止することができる。すなわち、前記後面を伝った水が単体床面に落下し飛散して電装部品にふりかかることや、前記後面を伝った水が電装部品に直接ふりかかることを防止することができる。
これにより、後端部が収納凹部の開口付近に位置する状態に電装部品が収納凹部に収納されていても電装部品の水濡れを防止できて、水濡れによる電装部品の故障を防止することができる。(請求項1)
【0007】
本発明において、
前記開口の左側周縁部から左側凸部がシート後方側に突出するとともに前記左側凸部の上端部が前記上側凸部の左端部に連なり、
前記開口の右側周縁部から右側凸部がシート後方側に突出するとともに前記右側凸部の上端部が前記上側凸部の右端部に連なり、
前記開口の幅方向外側を向く前記左側凸部の外側の側面と、前記開口の幅方向外側を向く前記右側凸部の外側の側面とが上方からの水を車体床面に流下案内すると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
【0008】
前記開口の幅方向外側を向く前記左側凸部の外側の側面と、前記開口の幅方向外側を向く前記右側凸部の外側の側面とが上方からの水を車体床面に流下案内するから、水が車体床面に勢いよく落下することを防止できて水の車体床面からの跳ね返りを防止することができる。これにより、水が収納凹部内に浸入することを防止でき、収納凹部に収納された電装部品の水濡れを防止できて、水濡れによる電装部品の故障を防止することができる。(請求項2)
【0009】
本発明において、
前記左側凸部の下端部と前記右側凸部の下端部は車体床面に載置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
【0010】
上方からの水を車体床面まで円滑に流下案内することができ、水が車体床面に勢いよく落下することをより確実に防止できて水の車体床面からの跳ね返りを防止することができる。これにより、水が収納凹部内に浸入することを防止でき、収納凹部に収納された電装部品の水濡れを防止できて、水濡れによる電装部品の故障を防止することができる。(請求項3)
【0011】
本発明において、
前記上側凸部の上面はシート幅方向左右両側ほど低所に位置する山形の傾斜面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
【0012】
上方からの水を上側凸部の上面によって左右両側に流下させて、水を左側凸部の外側の側面と右側凸部の外側の側面とに流下案内させやすくすることができる。(請求項4)
【0013】
本発明において、
前記開口の幅方向外側を向く前記左側凸部の外側の側面と前記右側凸部の外側の側面は、前記上側凸部の傾斜した上面に滑らかに連なる突曲面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
【0014】
上方からの水を前記上側凸部の上面から左側凸部の外側の側面と右側凸部の外側の側面を経て車体床面まで円滑に流下案内することができる。従って、水が車体床面に勢いよく落下することをより確実に防止できて、水の車体床面からの跳ね返りを防止することができる。(請求項5)
【0015】
本発明において、
前記上側凸部の上面はシート幅方向左側又は右側ほど低所に位置する傾斜面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
【0016】
上方からの水を上側凸部の上面によってシート幅方向左側又は右側に流下させやすくすることができる。(請求項6)
【0017】
本発明において、
前記上側凸部の上面はシート後方側ほど上方に位置する傾斜面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
【0018】
前記上側凸部の上面が樋として機能し、上側凸部の上面に浸入してきた水をシート幅方向左側又は右側あるいは左右両側に流下排出しやすくすることができる。
例えば、上側凸部の突出端部にフランジ等を設けることで樋効果を得ようとすると、フランジの肉厚が薄くなりやすく、上側凸部及びフランジをパッドに一体成形する場合、樹脂材料がフランジ形成用のキャビティに充分に行き届かないことによる欠肉現象が生じる虞がある。
これに対して、本発明の上記構成によれば、上側凸部にフランジ等を設けなくても水が上側凸部の突出端部からシート後方側に溢れ出ることを防止することができて上記の欠肉現象が生じることがなく、上側凸部をパッドと一体に成形しやすくすることができる。(請求項7)
【0019】
本発明において、
前記上側凸部の下面はシート後方側ほど上方に位置する傾斜面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項8)
【0020】
シートクッションを車両前方側から車両後方側に移動させて車体床面に組付ける時に、上側凸部が、車体床面に載置固定された電装部品に干渉しにくくすることができ、電装部品の収納凹部への収納作業を円滑行うことができて、シートクッションの組み付け作業の作業性を向上させることができる。(請求項8)
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、
後端部が収納凹部の開口付近に位置する状態に電装部品が収納凹部に収納されていても、収納凹部に収納された電装部品の水濡れを防止できて、水濡れによる電装部品の故障を防止することができるシートクッションを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】リアシートを左前方から見た斜視図
【図2】リアシートを左後方から見た斜視図
【図3】収納凹部と収納凹部内のアンテナを示すリアシートの後部の斜視図
【図4】(a)はリアシートの縦断側面図、(b)は図4(a)のX部の拡大図
【図5】第1の別実施形態の斜視図
【図6】第2の別実施形態の縦断側面図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2,図4(a),図4(b)に自動車用の2人掛けのリアシート1を示してある。このリアシート1は着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と上肢を支持するシートバック3とヘッドレスト16から成る。
【0024】
図4(a),図4(b)に示すように、シートクッション2は、シートフレーム(図示せず)と、シートフレームに支持されるシートクッションパッド4(クッションパッドに相当)と、シートクッションパッド4を覆う表皮材5とを備え、シートバック3は、シートフレーム(図示せず)と、シートフレームに支持されるシートバックパッド14と、シートバックパッド14を覆う表皮材15とを備えている。
【0025】
上記の自動車には、キーをキー穴に差し込むことなくドアの解除や施錠を行うキーレスシステム6が設けられている。キーレスシステム6ではドアの解除や施錠を電波の送信により行う。そのために、発信装置からの信号を捉えるアンテナ7(電装部品に相当)を収納する収納凹部8が右側の着座者用のシートクッション部分2Rの後端部に形成され、前記収納凹部8にアンテナ7が収納されている。
【0026】
前記収納凹部8はシートクッションパッド4の後面4K(シートクッションの後面に相当)と下面とに開口し、アンテナ7は車体床面9(フロアパネルの上面)の水平面に載置されて固定されている。そして、前後の長さが短い軽自動車や小型自動車では、アンテナ7を収納凹部8の奥側(シート前後方向で前方側)に配置できる充分なスペースの確保が難しく、また、車体やアンテナ7の共通化などの事情により、アンテナ7は、後端部が収納凹部8の開口付近に位置する状態に収納凹部8に収納されている。
【0027】
図4(a),図4(b)に示すように、収納凹部8は縦断面においてシート前後方向に長い長方形状に形成され、図3に示すように、収納凹部8の開口8Kはシート幅方向に長い長方形状に形成されている。開口8Kの上下方向の高さ寸法(上下方向の長さ)はシートクッションパッド4の後面4Kの下半部(下半分)の高さ寸法よりも短く設定されている。図4(b)に示すように、アンテナ7の上端7Jと収納凹部8の上側の内面8Jとの間、アンテナ7の側面と収納凹部8の内側面との間、及び、アンテナ7の前面7Mと収納凹部8の前側の内面8Mとの間には隙間が形成されている。
【0028】
図2〜図4(a),図4(b)に示すように、前記収納凹部8の開口8Kの上側周縁部8S1から庇状の上側凸部10Jがシート後方側Rrに突出している。上側凸部10Jはシート幅方向に沿い、上側凸部10Jの上下両面10A,10Bはほぼ水平な面に形成されている。
【0029】
また、開口8Kの左側周縁部8S2から左側凸部10Lがシート後方側Rrに突出するとともに左側凸部10Lの上端部が前記上側凸部10Jの左端部に連なり、開口8Kの右側周縁部8S3から右側凸部10Rがシート後方側Rrに突出するとともに右側凸部10Rの上端部が上側凸部10Jの右端部に連なっている。
【0030】
左側凸部10Lと右側凸部10Rは上下方向に沿い、開口8Kの幅方向外側を向く左側凸部10Lの外側の側面10S1と、開口8Kの幅方向外側を向く右側凸部10Rの外側の側面10S2とが上方からの水を車体床面に流下案内するよう構成されている。左側凸部10Lの幅と右側凸部10Rの幅は上側凸部10Jの幅よりも幅広に設定されている。前記左側凸部10Lの下端部と右側凸部10Rの下端部は車体床面9に載置されている。
【0031】
前記上側凸部10Jと左側凸部10Lと右側凸部10Rから成る凸部10は、シートクッションパッド4と一体に樹脂で成形されている。前記凸部10は下側開放のコの字状を成し、凸部10の突出端面10K(凸部10の後面)はほぼ鉛直な鉛直面に形成されている。
【0032】
シートクッション2の後方に位置する荷室には荷室床面となる図示しないボード類等が載置され、このボード類の上面からシートバック3の背面にかけて連続したカーペット部材等で覆われることにより、シートクッションパッド4の後端部付近も覆われる。
【0033】
上記の構成により、
(1) シートクッションパッド4の後面4Kに伝ってきた上方からの水を前記上側凸部10Jでシート後方側Rrに逃がすことができ、水の落下位置をアンテナ7からシート後方側Rrに遠ざけて、アンテナ7に水がふりかかることを防止することができる。これにより、後端部が収納凹部8の開口8K付近に位置する状態にアンテナ7が収納凹部8に収納されていてもアンテナ7の水濡れを防止できて、水濡れによるアンテナ7の故障を防止することができる。
【0034】
(2) 前記凸部10は、シートクッションパッド4と一体に樹脂で成形されているので、部品点数や製造工数、組付け工数を増やすことなく、上記(1)の効果を得ることができる。
【0035】
(3) シートクッションパッド4の後面4Kは、後面4Kの上部で表皮材5の端部が係止されており、前記凸部10が設けられた前記後面4Kの下部は表皮材5に覆われていないので、前記凸部10を比較的自由に成形することができる。
【0036】
[別実施形態]
(1) 前記上側凸部10Jの上面10Aは、シート幅方向左側又は右側ほど低所に位置する傾斜面に形成されていてもよい。
この構成によれば、上方からの水を10Jの上面10Aによってシート幅方向左側又は右側に流下させて、水を左側凸部10Lの外側の側面10S1又は右側凸部10Rの外側の側面10S2に流下案内させやすくすることができる。
【0037】
(2) 図5に示すように、前記上側凸部10Jの上面10Aは、シート幅方向左右両側ほど低所に位置する山形の傾斜面に形成されていてもよい。
前記開口8Kの幅方向外側を向く左側凸部10Lの外側の側面10S1と右側凸部10Rの外側の側面10S2は、前記上側凸部10Jの傾斜した上面10Aに滑らかに連なる突曲面に形成され、前記左側凸部10Lの下端部と右側凸部10Rの下端部は車体床面9に載置されている。
【0038】
この構成によれば、上方からの水を上側凸部10Jの上面10Aから左側凸部10Lの外側の側面10S1と右側凸部10Rの外側の側面10S2とを経て車体床面9まで円滑に流下案内することができる。従って、水が車体床面9に勢いよく落下することを防止できて水の車体床面9からの跳ね返りを防止することができる。
【0039】
(3) 図6に示すように、前記上側凸部10Jの上面10Aはシート後方側Rrほど上方に位置する傾斜面に形成されていてもよい。
この構成によれば、上側凸部10Jの上面10Aが樋として機能し、上側凸部10Jの上面10Aに浸入してきた水をシート幅方向左側又は右側あるいは左右両側に流下排出しやすくすることができる。その結果、アンテナ7に水がかかるのをより確実に防止することができる。
【0040】
例えば、上側凸部10Jの突出端部にフランジ等を設けることで樋効果を得ようとすると、フランジの肉厚が薄くなりやすく、上側凸部10J及びフランジをシートクッションパッド4に一体成形する場合、樹脂材料がフランジ形成用のキャビティに充分に行き届かないことによる欠肉現象が生じる虞がある。
【0041】
これに対して、本発明の上記構成によれば、上側凸部10Jにフランジ等を設けなくても水が上側凸部10Jの突出端部からシート後方側Rrに溢れ出ることを防止することができて上記の欠肉現象が生じることがなく、上側凸部10Jをシートクッションパッド4と一体に成形しやすくすることができる。
【0042】
(4) 図6に示すように、上側凸部10Jの下面10Bはシート後方側Rrほど上方に位置する傾斜面に形成されていてもよい。
この構成によれば、シートクッション2を車両前方側Frからシート後方側Rrに移動させて車体床面9に組付ける時に、上側凸部10Jが、車体床面9に載置固定されたアンテナ7に干渉しにくくすることができる。その結果、アンテナ7の収納凹部8への収納作業を円滑行うことができて、シートクッション2の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
【0043】
(5) 前記上側凸部10Jだけが設けられ、左側凸部10Lと右側凸部10Rが設けられていない構造であってもよい。
【0044】
(6) 本発明は、前記キーレスシステム6のアンテナ7に換えて、別のシステムの電装部品(例えば、電気自動車やハイブリッド車などのバッテリーを積む場合の結線カプラ)が収納凹部8に収納されている構造にも適用することができる。
【符号の説明】
【0045】
4K 後面(シートクッションの後面)
7 電装部品(アンテナ)
8 収納凹部
8K 開口
8S1 上側周縁部
8S2 左側周縁部
8S3 右側周縁部
9 車体床面
10A 上側凸部の上面
10B 上側凸部の下面
10J 上側凸部
10L 左側凸部
10R 右側凸部
10S1 左側凸部の外側の側面
10S2 右側凸部の外側の側面
Rr シート後方側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電装部品を収納する収納凹部が設けられて前記収納凹部が後面に開口しているシートクッションであって、
前記収納凹部の開口の上側周縁部から庇状の上側凸部がシート後方側に突出しているシートクッション。
【請求項2】
前記開口の左側周縁部から左側凸部がシート後方側に突出するとともに前記左側凸部の上端部が前記上側凸部の左端部に連なり、
前記開口の右側周縁部から右側凸部がシート後方側に突出するとともに前記右側凸部の上端部が前記上側凸部の右端部に連なり、
前記開口の幅方向外側を向く前記左側凸部の外側の側面と、前記開口の幅方向外側を向く前記右側凸部の外側の側面とが上方からの水を車体床面に流下案内する請求項1記載のシートクッション。
【請求項3】
前記左側凸部の下端部と前記右側凸部の下端部は車体床面に載置されている請求項2記載のシートクッション。
【請求項4】
前記上側凸部の上面はシート幅方向左右両側ほど低所に位置する山形の傾斜面に形成されている請求項2又は3記載のシークッション。
【請求項5】
前記開口の幅方向外側を向く前記左側凸部の外側の側面と前記右側凸部の外側の側面は、前記上側凸部の傾斜した上面に滑らかに連なる突曲面に形成されている請求項4記載のシートクッション。
【請求項6】
前記上側凸部の上面はシート幅方向左側又は右側ほど低所に位置する傾斜面に形成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のシークッション。
【請求項7】
前記上側凸部の上面はシート後方側ほど上方に位置する傾斜面に形成されている請求項1〜6のいずれか一つに記載のシートクッション。
【請求項8】
前記上側凸部の下面はシート後方側ほど上方に位置する傾斜面に形成されている請求項1〜7のいずれか一つに記載のシートクッション。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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