説明

シート搬送装置及び画像形成装置

【課題】シートの搬送カウント数に拘わらず、発光部の光量を調整でき、これにより、経時変化に伴うセンサの誤検知を確実に防止できるシート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート搬送装置は、シートPを所定の搬送方向Xに搬送するためのシート搬送路40,104と、シート搬送路40,104に搬送されるシートPに発光部Saからの照射光Laを反射させて該シートPからの反射光Lbを受光部Sbにて受光して該シートPの有無を検出する反射型光学センサSと、発光部Saの光量を調整する照射光調整部61と、制御部50とを備え、制御部50は、搬送されるシートPの少なくとも非画像領域P0へ発光部Saから光照射し、該非画像領域P0から受光部Sbにて受光した反射光Lbを測定し、該測定による測定値に基づき照射光調整部61を制御して発光部Saの光量を調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置や原稿読取装置に備えられるシート搬送装置においては、シート搬送路に搬送される記録紙や原稿等のシートの有無を検知する検知手段として、発光部及び受光部を有し、発光部からの光を受光した受光部の光量の大小によって、搬送されるシートの有無を検出する光学センサを用いることが知られている。
【0003】
かかる光学センサでは、発光部(例えば、赤外光を発する発光ダイオード(赤外LED))の発光量が経時変化によって低下することがある。そうすると、シートが搬送されている(シートがある)にも拘わらず、シートが搬送されていない(シート無し)として誤検知を起こしてしまうことがある。
【0004】
この経時変化による発光量の低下を考慮して、当初から発光部の光量を上げておくことが考えられるが、この場合、発光部への駆動電流が多くなるため、発光部の寿命低下を招く。
【0005】
これに対して、下記特許文献1には、シートの搬送カウント数が所定値になったかどうかを判断して発光部の光量を調整する画像形成装置が開示されている。
【特許文献1】特開2003−267589号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、前記特許文献1に記載の画像形成装置では、シートの搬送カウント数が所定値になったときに発光部の光量を調整するので、シートの搬送カウント数が所定値に達する前に発光部の発光量が低下した場合には、センサの誤検知が発生してしまう。
【0007】
そこで、本発明は、シートの搬送カウント数に拘わらず、発光部の光量を調整でき、これにより、経時変化に伴うセンサの誤検知を確実に防止できるシート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記課題を解決するために、次のシート搬送装置及び画像形成装置を提供する。
(1)シート搬送装置
シートを所定の搬送方向に搬送するためのシート搬送路と、発光部及び受光部を有し、前記シート搬送路に搬送されるシートに前記発光部からの照射光を反射させて該シートからの反射光を前記受光部にて受光して該シートの有無を検出する反射型光学センサと、前記発光部の光量を調整する照射光調整部と、制御部とを備え、前記制御部は、搬送されるシートの少なくとも非画像領域へ前記発光部から光照射し、該非画像領域から前記受光部にて受光した反射光を測定し、該測定による測定値に基づき前記照射光調整部を制御して前記発光部の光量を調整することを特徴とするシート搬送装置。
(2)画像形成装置
前記本発明に係るシート搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【0009】
ここで、前記非画像領域とは、シートにおいて画像が形成されていない領域をいい、例えば、シートの地色が白色の場合は、非画像領域は白色領域となる。
【0010】
本発明に係るシート搬送装置及び画像形成装置によれば、前記制御部は、搬送されるシートの少なくとも非画像領域へ前記発光部から光照射し、該非画像領域から前記受光部にて受光した反射光を測定し、該測定による測定値に基づき前記照射光調整部を制御して前記発光部の光量を調整するので、シートの搬送カウント数に拘わらず、前記発光部の光量を調整でき、これにより、経時変化に伴うセンサの誤検知を確実に防止することができる。
【0011】
本発明に係るシート搬送装置において、前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、搬送されるシートの端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定することが好ましい。この場合、次の具体的態様を例示できる。即ち、
(a)前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、搬送されるシートの前記搬送方向の下流側端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定する態様、
(b)前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、搬送されるシートの前記搬送方向の上流側端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定する態様である。
【0012】
搬送されるシートの端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定する場合、前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、前記非画像領域の前記搬送方向の中央部からの反射光を測定することが好ましい。
【0013】
本発明に係るシート搬送装置において、前記シート搬送路には、前記反射型光学センサへ向けて搬送されるシートを平坦にするように該シートを案内する案内部材が設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によると、シートの搬送カウント数に拘わらず、発光部の光量を調整でき、これにより、経時変化に伴うセンサの誤検知を確実に防止できるシート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置100の概略構成図である。
【0017】
先ず、図1に示す画像形成装置100全体の構成について説明する。図1に示す画像形成装置100は、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成プロセスによって画像を形成するものである。画像形成装置100は、像担持体(ここでは感光体ドラム)21と、感光体ドラム21表面を帯電させるための帯電装置(ここでは帯電器)22と、感光体ドラム21上に静電潜像を形成するための露光装置(ここでは露光ユニット)23と、前記静電潜像を現像剤によって現像して感光体ドラム21上にトナー像を形成するための現像装置(ここでは現像器)24と、感光体ドラム21上のトナー像を記録紙P(シートの一例)に転写するための転写装置(ここでは転写ユニット)25と、記録紙P上の転写画像を該記録紙Pに定着するための定着装置(ここでは定着ユニット)27と、転写ユニット25によって転写されずに感光体ドラム21表面に残った残留トナーを除去するためのクリーニング装置(ここではクリーナユニット)26と、制御部50(図1では図示せず、後述する図3参照)とを備えている。
【0018】
詳しくは、画像形成装置100は、原稿から読み取った画像データ、或いは、図示しない外部装置から受け取った画像データに基づき記録紙Pにモノクロ画像を形成するものである。画像形成装置100は、その構成を大別すると、原稿読取装置200、画像形成部103、記録紙搬送路40、記録紙反転排出路104及び給紙部105からなっている。なお、記録紙搬送路40及び記録紙反転排出路104がシート搬送路を構成している。
【0019】
原稿読取装置200は、原稿搬送部(ADF)101及び原稿読取部102を備えている。原稿搬送部101は、少なくとも1枚の原稿が原稿セットトレイ11にセットされると、原稿を1枚ずつ原稿セットトレイ11から引き出して搬送するようになっている。また、原稿搬送部101は、この原稿を原稿読取部102の原稿読取窓102aに導いて通過させ、この原稿を原稿排紙トレイ12に排出するようになっている。
【0020】
原稿読取窓102aの上方には、CIS(Contact Image Sensor)13が配設されている。このCIS13は、原稿読取窓102aを原稿が通過する際に、原稿裏面の画像を主走査方向に繰り返し読み取り、光学的に読み取った原稿裏面の光信号を電気信号に変換するものである。
【0021】
原稿読取部102は、原稿が原稿読取窓102aを通過する際に、第1走査ユニット15のランプによって原稿表面を露光するようになっている。また、原稿読取部102は、第1及び第2走査ユニット15,16のミラーによって原稿表面からの反射光を結像レンズ17へと導き、結像レンズ17によって原稿表面の画像をCCD(Charge Coupled Device)18上に結像するようになっている。CCD18は、原稿表面の画像を主走査方向に繰り返し読み取り、光学的に読み取った原稿画像の光信号を電気信号に変換するものである。
【0022】
原稿読取部102は、さらに、原稿が原稿読取部102上面のプラテンガラス上に置かれた場合は、第1及び第2走査ユニット15,16を相互に所定の速度関係を維持しつつ移動させ、第1走査ユニット15によってプラテンガラス上の原稿表面を露光するようになっている。また、原稿読取部102は、第1及び第2走査ユニット15,16によって原稿表面からの反射光を結像レンズ17へと導き、結像レンズ17によって原稿表面の画像をCCD18上に結像するようになっている。
【0023】
CIS13若しくはCCD18から出力された電気信号は画像データとしてデジタル信号に変換された後、マイクロコンピュータ56等を含む制御部50の制御により各種の画像処理を施されてから、画像形成部103に出力される。
【0024】
画像形成部103は、画像データに基づいて画像を記録紙Pに記録するものであって、既述の感光体ドラム21、帯電器22、露光ユニット23、現像器24、転写ユニット25、クリーナユニット26及び定着ユニット27を備えている。
【0025】
帯電器22は、感光体ドラム21の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、本実施の形態では、チャージャー型のものとされている。なお、帯電器22は、感光体ドラム21に接触するローラ型やブラシ型のものであってもよい。
【0026】
露光ユニット23は、本実施の形態では、二つのレーザ照射部28a,28b及び二つのミラー群29a,29bを備えるレーザスキャニングユニット(LSU)とされている。この露光ユニット23は、入力された画像データに応じてレーザ光を各レーザ照射部28a,28bからそれぞれ出射するようになっている。また、露光ユニット23は、これらのレーザ光を各ミラー群29a,29bを介して感光体ドラム21に照射して、帯電器22によって均一に帯電された感光体ドラム21表面を露光するようになっている。これにより、感光体ドラム21表面に静電潜像を形成することができる。露光ユニット23は、本実施の形態では、高速画像形成処理に対応するために二つのレーザ照射部28a,28bを備えた2ビーム方式が採用され、照射タイミングの高速化に伴う負担を軽減できるようになっている。なお、露光ユニット23として、レーザスキャニングユニットの代わりに、発光素子をアレイ状に並べたEL書き込みヘッドやLED書き込みヘッドを用いることもできる。
【0027】
現像器24は、トナーを感光体ドラム21表面に供給して、静電潜像を現像し、トナー像(可視像とも称する)を感光体ドラム21表面に形成するものである。
【0028】
転写ユニット25は、本実施の形態では、転写ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33及び弾性導電性ローラ34を備えている。転写ベルト31は、これらのローラ32〜34及び他のローラに張架されている。転写ベルト31は、これらのローラの回転によって表面が移動することで、その表面に載せられた記録紙Pを搬送するようになっている。転写ベルト31は、所定の抵抗値(例えば、1×109〜1×1013Ω/cm)を有している。弾性導電性ローラ34は、転写ベルト31を介して感光体ドラム21表面に押し付けられている。これにより、転写ベルト31上の記録紙Pを感光体ドラム21表面に押し付けることができる。この弾性導電性ローラ34には、感光体ドラム21表面のトナー像の電荷とは逆極性の転写電界が印加される。この逆極性の転写電界により感光体ドラム21表面のトナー像を転写ベルト31上の記録紙Pに転写することができる。例えば、トナー像が(−)極性の電荷を有する場合は、弾性導電性ローラ34に印加される転写電界の極性が(+)極性とされる。この転写ユニット25では、弾性導電性ローラ34が弾性を有することによって、感光体21と転写ベルト31が線接触でなく、所定の幅(転写ニップと称される)を有する面接触となる。これにより、搬送される記録紙Pへの転写効率の向上させることができる。
【0029】
転写ベルト31の搬送方向において転写領域の下流側には、感光体ドラム21との接触部を通過する際に印加された電圧により帯電した記録紙Pを除電し、次工程への搬送をスムーズに行うための除電ローラ51が配置されている。この除電ローラ51は、転写ベルト31の背面(記録紙Pの搬送面とは反対側の面)に接触配置されている。また、転写ユニット25には、転写ベルト31上のトナーを除去するベルトクリーニングユニット54及び転写ベルト31の除電を行う除電機構55が配置されている。除電機構55は、転写ベルト31を接地する手法、若しくは転写ベルト31に対して積極的に前記転写電界の極性とは逆極性を印加する手法がある。
【0030】
定着ユニット27は、記録紙Pを加熱及び加圧して、該記録紙P上のトナー像を加熱定着させるものである。詳しくは、定着ユニット27は、加熱ローラ35及び加圧ローラ36を備えている。加熱ローラ35の外周面には、記録紙剥離爪64、ローラ表面温度検出部材(サーミスター)65及びローラ表面クリーニング部材66が配置される。加熱ローラ35内側には、該加熱ローラ35表面を所定温度(定着温度:概ね160〜200℃)に加熱するための熱源67が設けられている。また、加熱ローラ35に対して加圧ローラ36が所定圧で圧接されるように、加圧ローラ36の両端に図示しない加圧部材が配置されている。この加圧ローラ36の外周面には加熱ローラ35の外周面と同様に、記録紙剥離爪64、ローラ表面クリーニング部材66が配置されている。
【0031】
この定着ユニット27は、加熱ローラ35と加圧ローラ36間の圧接部(定着ニップ部と称される)に記録紙Pが搬送されてくると、これらのローラ35,36により記録紙Pが搬送されつつ、記録紙P上の未定着トナー像が加熱溶融され加圧されるようになっている。これにより、トナー像を記録紙P上に定着することができる。
【0032】
クリーナユニット26は、現像、転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去して回収するクリーニングブレード26Aを有するものである。
【0033】
前記シート搬送路を構成する記録紙搬送路40は、本実施の形態では、給紙部105における複数の給紙トレイ60,…から画像形成部103へ記録紙Pを導くものである。詳しくは、記録紙搬送路40には、記録紙Pを搬送するための複数対の搬送ローラ41と、一対のレジストローラ42とが設けられている。一対のレジストローラ42は、複数対の搬送ローラ41からの記録紙Pを感光体ドラム21上の静電潜像と同期をとって搬送するものである。一対のレジストローラ42は、記録紙搬送方向(図中X方向)において感光体ドラム21より上流側且つ複数対の搬送ローラ41より下流側に配置されている。具体的には、一対のレジストローラ42は、感光体ドラム21の記録紙搬送方向X上流側近傍に配置されている。
【0034】
記録紙搬送路40において、複数対の搬送ローラ41は、記録紙Pを給紙トレイ60,…から給紙機構70を介して受け取り、記録紙Pの先端がレジストローラ42に達するまで該記録紙Pを搬送するようになっている。即ち、複数対の搬送ローラ41は、一時的に停止しているレジストローラ42に記録紙Pの先端が達して当接し、該記録紙Pが撓むまで該記録紙Pを搬送するようになっている。この撓んだ記録紙Pの弾性力により、該記録紙Pの先端部をレジストローラ42に対して平行に揃えることが可能となる。レジストローラ42は、この後、回転駆動されることにより、該記録紙Pを画像形成部103の転写ユニット25へ搬送するようになっている。
【0035】
前記シート搬送路を構成する記録紙反転排出路104は、本実施の形態では、搬送経路43及び反転搬送経路44a,44bを備えている。記録紙反転排出路104には、複数の分岐爪45及び一対の排紙ローラ46が設けられている。
【0036】
記録紙反転排出路104は、画像形成部103にて画像形成された記録紙Pを排紙ローラ46により搬送経路43を通じて排紙トレイ47へと搬送するようになっている。また、記録紙反転排出路104は、記録紙Pの裏面にも画像形成する場合は、複数の分岐爪45がそれぞれ選択的に切り替えられることで、記録紙Pを搬送経路43から反転搬送経路44bへと導き入れて、該記録紙Pの搬送を一旦停止させるようになっている。さらに、記録紙反転排出路104は、各分岐爪45が選択的に再度切り替えられることで、該記録紙Pを反転搬送経路44bから反転搬送経路44aへと導き入れるようになっている。これにより、該記録紙Pは、表裏が反転されて、反転搬送経路44a及び記録紙搬送路40を通じてレジストローラ42へ戻され、裏面にも画像が形成される。
【0037】
なお、記録紙搬送路40及び記録紙反転排出路104においては、記録紙Pの位置等を検出するセンサ(例えば、後述する反射型光学センサS(S1〜S4))が各所に配置されている。これにより、各センサにより検出された記録紙Pの位置に基づいて搬送ローラ41やレジストローラ42が駆動制御され、記録紙Pが搬送及び位置決め制御される。
【0038】
給紙部105は、複数の給紙トレイ60,…と、それに対応して設けられた複数の給紙機構70とを備えている。各給紙トレイ60は、複数枚の記録紙Pを蓄積しておくためのものであり、本実施の形態では、画像形成装置100の下部に設けられている。
【0039】
画像形成装置100は、本実施の形態では、高速画像形成処理を目的としているため、各給紙トレイ60は、例えばA4、A3やB4等の定型サイズの記録紙Pを500〜1500枚収容可能な容積が確保されている。
【0040】
また、画像形成装置100の側面には、複数種の記録紙Pを多量に収容可能な大容量給紙カセット(LCC)52、及び主として不定型サイズ及び/又は少量の記録紙Pを供給するための手差しトレイ53が設けられている。
【0041】
排紙トレイ47は、手差しトレイ53とは反対側の側面に配置されている。この画像形成装置100は、排紙トレイ47に代えて、排紙記録紙の後処理装置(例えば、ステープル、パンチ処理等の後処理装置)や、複数段の排紙トレイをオプションとして配置することも可能な構成となっている。
【0042】
なお、記録紙搬送路40は、各給紙トレイ60から画像形成部103に記録紙Pを搬送する搬送路を共有するため、1つの主搬送路40aと、複数の給紙トレイ60,…から主搬送路40aにそれぞれ記録紙Pを搬送するための複数の副搬送路40b,…とを有している。即ち、主搬送路40aは、複数の給紙トレイ60,…からの記録紙Pが対応する副搬送路40bを介して導かれるように構成されている。
【0043】
そして、前記シート搬送路には、反射型光学センサSが設けられている。反射型光学センサSは、前記シート搬送路に搬送されるシートPの有無を検出するものであり、前記シート搬送路内のシートPの有無を検出すべき任意の箇所に配設することができる。例えば、反射型光学センサSは、記録紙搬送路40内の給紙トレイ60や手差しトレイ53とレジストローラ42との間に配置されてもよいし(図1中S1,S2参照)、或いは記録紙反転排出路104内に配置されてもよい(図1中S3,S4参照)。反射型光学センサSについては、のちほど詳述する。
【0044】
制御部50は、画像形成装置100全体の動作を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータ56及び記憶部57を備えている。記憶部57は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び不揮発性メモリを含んでいる。
【0045】
前記ROMは、マイクロコンピュータ56が実行する処理の手順である制御プログラムを格納するものである。前記RAMは、作業用のワークエリアを提供するものである。前記不揮発性メモリは、制御に必要なデータをバックアップして保持するものである。
なお、制御部50は、入力系に接続された各種センサやスイッチなどの部材からの入力信号に基づき、出力系に接続されたモータやソレノイド、ランプなどの部材のタイミング制御を行うようになっている。
【0046】
画像形成装置100は、記録紙Pに画像を形成する画像形成モードとして、コピアモード、プリンタモード、ファクリシミリ(FAX)モードを有し、各モードがユーザーによって選択されるようになっている。
【0047】
制御部50は、画像形成モードや印字処理手法(例えば片面印字/両面印字など)に応じて、定着ユニット27から排紙トレイ47までの搬送方法を制御する手段を備えるように構成されている。
【0048】
コピアモードでは、通常、ユーザーが画像形成装置100の近傍で操作を行うことから、画像形成面を上側にして記録紙Pを排出するように記録紙Pの搬送制御することが多い。これは「フェースアップ排出」と称される。これに対し、プリンタ及びFAXの各モードでは、通常、ユーザーが画像形成装置100の近傍に居ないことから、排出記録紙Pのページ順を揃える「フェースダウン排出」手法が多く用いられている。
【0049】
従って、本画像形成装置100では、画像形成モードに応じてフェースアップ排出とフェースダウン排出とを切り換え得る機構を有している。前記切り換え機構は、定着ユニット27を通過した記録紙Pが排紙トレイ47に排出されるまでの間に配置された複数の搬送路44a,44bと複数の分岐爪45によって、印字モードに応じた記録紙の排出を行うように構成されている。
【0050】
次に、図1に示す画像形成装置100の記録紙搬送動作について説明する。記録紙搬送動作は、制御部50の制御によりなされる。即ち、複数の給紙トレイ60の中から選択された印字要求に適合する記録紙Pは、記録紙搬送路40中の搬送ローラ41によってレジストローラ42まで搬送され、レジストローラ42に到達し一旦停止する。
【0051】
画像形成装置100は、制御部50の作動制御によって、感光体ドラム21上に形成されたトナー像と記録紙Pとが同期するタイミングでレジストローラ42を搬送ローラ41と共に回転させることで、記録紙Pを転写ユニット25に搬送する。そして、画像形成装置100は、制御部50の作動制御によって、転写ユニット25に搬送した記録紙Pに、感光体ドラム21上のトナー像を転写させた後、記録紙Pを定着ユニット27へ導き、転写されたトナー像を固着し、さらに、排紙トレイ47に排出する。
【0052】
図2は、シート搬送路(例えば、記録紙搬送路40及び記録紙反転排出路104)において、反射型光学センサSにて記録紙Pが検知される状態を示す概略側面図であって、図2(a)は、搬送される記録紙Pが該センサSを通過していない(記録紙Pがない)状態を示しており、図2(b)は、搬送される記録紙Pが該センサSを通過している(記録紙Pがある)状態を示している。なお、図2では、反射型光学センサSが第1搬送ローラ41と、該第1搬送ローラ41の記録紙搬送方向X下流側に配置された第2搬送ローラ41との間に設けられた例を示している。
【0053】
反射型光学センサSは、発光部Sa及び受光部Sbを有しており、搬送される記録紙Pに発光部Saからの照射光Laを反射させて該記録紙Pからの反射光Lbを受光部Sbにて受光して該記録紙Pの搬送状態の有無を検出するようになっている。これにより、反射型光学センサSは、搬送される記録紙Pに発光部Saから光Laを照射し、該記録紙Pからの反射光Lbを受光した受光部Sbの光量の大小によって、該記録紙Pの有無を検出することができる。
【0054】
本実施の形態においては、前記シート搬送路には、反射型光学センサSへ向けて搬送される記録紙Pを平坦にするように該記録紙Pを案内する案内部材80が設けられている。即ち、案内部材80は、記録紙Pが少なくとも反射型光学センサSの検知面に対向する位置で平坦になるよう記録紙Pを案内するものである。案内部材80には、ここでは、反射型光学センサSの検出面に対向する位置(即ち発光部Saからの光Laが向かう位置)に開口部81が設けられている。この開口部81は、記録紙Pが無いときに発光部Saからの光Laが反射して受光部Sbに受光しないよう発光部Saからの光Laを逃す役目を果たしている。
【0055】
図3は、図1に示す画像形成装置100における制御部50及び反射型光学センサSを中心に示す概略ブロック図である。
【0056】
図3に示すように、反射型光学センサSの発光部Saは、D/A変換器61を介して制御部50の出力系に接続されている。このD/A変換器61は、照射光調整部として作用するものであり、制御部50の指示の下、発光部Saの照射光La光量を調整できるようになっている。これにより、発光部Saは、D/A変換器61の出力により駆動されることで光量が調整される。発光部Saは、ここでは、赤外光を発光する赤外LEDとされている。
【0057】
受光部Sbは、記録紙Pからの反射光Lbを受光したアナログ信号(図3中αでの電圧値)を測定値として出力するようになっている。受光部Sbは、制御部50の入力系に二つの系統で接続されている。即ち、受光部Sbは、一の系統で制御部50の入力系に直接接続される一方、他の系統で制御部50の入力系にA/D変換器62を介して接続されている。A/D変換器62は、受光部Sbからのアナログ出力をデジタル値に変換するものである。受光部Sbは、ここでは、発光部Saからの赤外光を受光する赤外光用フォトトランジスタとされている。
【0058】
本発明の実施形態に係るシート搬送装置は、前記シート搬送路と、反射型光学センサSと、照射光調整部61と、制御部50とで構成されている。
【0059】
そして、制御部50は、搬送される記録紙Pの少なくとも非画像領域(画像が形成されない領域)へ発光部Saから光照射し、該記録紙Pの非画像領域から受光部Sbにて受光した反射光Lbを測定し、該測定による測定値に基づき照射光調整部61を制御して発光部Saの照射光Laの光量を調整するように構成されている。
【0060】
本発明の実施形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置100によれば、記録紙Pからの反射光Lbにより記録紙Pの有無を検出する反射型光学センサSにおいて、搬送中の記録紙Pの非画像領域からの反射光Lbにより発光部Saの光量を調整することができる。これにより、記録紙Pの搬送カウント数に拘わらず、発光部Saの光量を調整することができ、経時変化に伴うセンサSの誤検知を確実に防止することが可能となる。
【0061】
また、発光部Saの光量調整のために稼働中の装置を停止させることなく、装置の動作中に発光部Saの光量調整を実施することができる。
【0062】
ところで、記録紙Pに画像が形成される場合、記録紙Pの端部P’(即ち、記録紙Pの搬送方向X上流側及び下流側の端部並びに記録紙Pの幅方向(搬送方向Xとは直交する方向)の一方側及び他方側の端部)には、画像が形成されない非画像領域が存在することが多い。
【0063】
かかる観点から、本実施の形態においては、制御部50は、発光部Saの光量を調整するにあたり、搬送される記録紙Pの端部P’(ここでは、記録紙Pの搬送方向X下流側端部又は上流側端部)に設けられた非画像領域から受光部Sbにて受光した反射光を測定するように構成されている。
【0064】
図4は、記録紙Pの非画像領域P0からの反射光を測定する直前の状態を示す斜視図であり、図5は、搬送される記録紙Pの搬送方向X下流側端部P1’での検知状態を示す斜視図である。なお、図4及び図5において、ハッチング部分は画像領域を示している。後述する図6についても同様である。
【0065】
本実施の形態の画像形成装置100は、矩形状の記録紙Pにおける四辺周縁領域の少なくとも搬送方向X両端の領域(この例では四辺全ての周縁領域)に画像(ここではトナー像)が形成されない非画像領域P0を設けるように、記録紙P上に画像を形成する。
【0066】
反射型光学センサSは、図4に示す状態では、発光部Saからの光Laが案内部材80の開口部81を通過するので、発光部Saからの光Laが受光部Sbで受光されず、受光部Sbにて反射光Lbが検出されないが、図5に示す状態では、発光部Saからの光Laが記録紙Pの搬送方向X下流側端部P1’に設けられた第1非画像領域(先端ボイド)P1又は上流側端部P2’に設けられた第2非画像領域(後端ボイド)P2に照射されることで反射して受光部Sbにて受光した反射光Lbが検出される。
【0067】
詳しくは、制御部50は、発光部Saの光量を調整するにあたり、第1非画像領域P1又は第2非画像領域P2の搬送方向X中央部から受光部Sbにて受光した反射光を測定するように構成されている。
【0068】
図6は、記録紙Pの第1非画像領域P1の搬送方向Xにおける中央部からの反射光Lbの光量の測定状態を示す図である。
【0069】
例えば、第1非画像領域P1又は第2非画像領域P2の搬送方向Xの幅d1,d2が4mmの場合、第1非画像領域P1又は第2非画像領域P2の搬送方向Xにおける中央部C1,C2は、それぞれ、記録紙Pの搬送方向X下流側端又は上流側端から内側2mmのところに位置する。
【0070】
このように、第1非画像領域P1又は第2非画像領域P2の搬送方向X中央部C1,C2から受光部Sbにて受光した反射光Lbを測定することで、反射光Lbの光量を安定して検出することが可能となる。
【0071】
次に、制御部50による反射型光学センサSの検出制御について説明する。図7は、図1に示す画像形成装置100の制御部50による反射型光学センサSの検出制御を実施するフローチャートの一例を示す図である。
【0072】
図7に示すフローチャートは、画像形成装置100の画像形成の際に並行して実行される。このフローチャートにおいて、記録紙Pの給紙開始(例えば、給紙トレイ60からのピックアップ)のタイミングで制御動作が開始される。
【0073】
先ず、反射型光学センサSが記録紙Pの搬送方向X下流側端(記録紙Pの先端)エッジの到着を検知するまで待機し(ステップS110:No)、これを検知すると(ステップS110:Yes)、所定時間T0待機した後(ステップS120)、ステップS130に移行する。
【0074】
この所定時間T0は、記録紙Pの先端から第1非画像領域P1の搬送方向Xの中央部C1、若しくは、記録紙Pの先端から第1非画像領域P1を経て第2非画像領域P2の搬送方向Xの中央部C2までの時間である。
【0075】
具体的には、第1非画像領域P1の搬送方向Xの幅d1が4mmで、記録紙Pの搬送速度を300[mm/sec]とすると、記録紙Pの先端から第1非画像領域P1の中央部C1までの長さd1’が2[mm]なので、待機時間T0=(2[mm]÷300[mm/sec])を0.0067[sec]に設定する。
【0076】
また、記録紙Pの搬送方向Xの長さd3が210[mm]で、第2非画像領域の搬送方向Xの幅d2が4[mm]で、記録紙Pの搬送速度を300[mm/sec]とすると、記録紙Pの先端から第2非画像領域P2の中央部C2までの長さd2’が210mm−2mm=208mmなので、待機時間T0=(208[mm]÷300[mm/sec])を0.6933[sec]に設定する。
【0077】
次いで、受光部Sbにて第1非画像領域P1又は第2非画像領域P2からの反射光Lbの光量を測定する(ステップS130)。
【0078】
図8は、記録紙Pの搬送中に検出した反射型光学センサSにおける受光部Sbの出力電圧(図3中αでの電圧値)の時間的変化を示す図である。
【0079】
図8に示すように、第1非画像領域P1(先端ボイド)及び第2非画像領域P2(後端ボイド)で電圧値が最も低下しているので、このときの測定値により光量を補正すればよい。
【0080】
即ち、第1非画像領域P1又は第2非画像領域P2からの反射光Lbを受光した受光部Sbのアナログ出力をA/D変換器62にてデジタル出力値に変換して、そのデジタル出力値(図3中βでの値)を記憶部57(例えば前記RAM)に記憶する(ステップS140)。
【0081】
記憶部57に記憶したデジタル出力値(図3中βでの値)を予め設定しておいた基準値と比較し(ステップS150)、この比較結果に基づき、発光部Saへの電流値を補正するようにデジタル出力値(図3中γでの値)をD/A変換器61に出力する(ステップS160)。この発光部Saへの電流値の補正量については後述する。
【0082】
D/A変換器61では制御部50からのデジタル出力値(図3中γでの値)をアナログ信号(発光部Saへの電流値)に変換して発光部Saの光量を調整する(ステップS170)。
【0083】
次に、発光部Saへの電流値の補正量について説明する。図9は、記録紙Pの非画像領域P0からの反射光Lbを受光したときの受光部Sbの出力電圧(図3のαでの電圧値)を示す図であって、図9(a)の太破線は、調整前の出力電圧を示しており、図9(b)の太実線は、調整後の出力電圧を示している。
【0084】
なお、図9において、しきい値は、この値以下の電圧が制御部50に入力されたときにL(Lowレベル)と判定される値であり、受光部Sbの出力電圧が入力される制御部50の入力部のしきい値を示す。図9(a)において、測定値(初期時)は、反射型光学センサSの利用を開始した直後(初期時)の測定値を示し、測定値(経時変化後)は、反射型光学センサSを長期間使用した後の測定値を示す。この反射型光学センサSの経時変化後においては、発光部Saの光量減少により受光部Sbの出力値が上昇する。また、図9(b)において、測定値(調整後)は、発光部Saに供給する電流を増加させて光量調整を実施したことによる受光部Sbの測定値を示す。この調整後の測定値は、初期値と同程度まで低下している。
【0085】
初期時の発光部Saの電流値をIo、初期時の受光部Sbの出力電圧(図3中αでの電圧値)の測定値をAo、経時変化後の測定値をAとすると、補正後の発光部Saへの電流値Iは、次の式(1)により求めることができる。
【0086】
I=Io×A/Ao ・・・ 式(1)
そして、制御部50は、式(1)の補正後の発光部Saの電流値Iに対応する電圧値をD/A変換器61に出力する。
【0087】
以上説明した画像形成装置100では、画像形成部103において記録紙Pを搬送するシート搬送装置に適用したが、本発明に係るシート搬送装置は、それに限定されるものではなく、原稿読取装置200において原稿を搬送するシート搬送装置に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明の実施形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
【図2】シート搬送路において、反射型光学センサにて記録紙が検知される状態を示す概略側面図であって、図(a)は、搬送される記録紙が該センサを通過していない状態を示す図であり、図(b)は、搬送される記録紙が該センサを通過している状態を示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置における制御部及び反射型光学センサを中心に示す概略ブロック図である。
【図4】記録紙の非画像領域からの反射光を測定する直前の状態を示す斜視図である。
【図5】搬送される記録紙の搬送方向下流側端部での検知状態を示す斜視図である。
【図6】記録紙の第1非画像領域の搬送方向における中央部からの反射光の光量の測定状態を示す図である。
【図7】図1に示す画像形成装置の制御部による反射型光学センサの検出制御を実施するフローチャートの一例を示す図である。
【図8】記録紙の搬送中に検出した反射型光学センサにおける受光部の出力電圧の時間的変化を示す図である。
【図9】記録紙の非画像領域からの反射光を受光したときの受光部の出力電圧を示す図であって、図(a)は、調整前の出力電圧(太破線参照)を示す図であり、図(b)は、調整後の出力電圧(太実線参照)を示す図である。
【符号の説明】
【0089】
40 シート搬送路(記録紙搬送路)
50 制御部
61 照射光調整部
80 案内部材
100 画像形成装置
104 シート搬送路(記録紙反転排出路)
C1,C2 非画像領域の搬送方向の中央部
La 照射光
Lb 反射光
P シート(記録紙)
P0 シートの非画像領域
P1 第1非画像領域(先端ボイド)
P2 第2非画像領域(後端ボイド)
P’ シートの端部
P1’ シートの搬送方向の下流側端部(シートの先端部)
P2’ シートの搬送方向の上流側端部(シートの後端部)
S 反射型光学センサ
Sa 発光部
Sb 受光部
X シートの搬送方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを所定の搬送方向に搬送するためのシート搬送路と、
発光部及び受光部を有し、前記シート搬送路に搬送されるシートに前記発光部からの照射光を反射させて該シートからの反射光を前記受光部にて受光して該シートの有無を検出する反射型光学センサと、
前記発光部の光量を調整する照射光調整部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、搬送されるシートの少なくとも非画像領域へ前記発光部から光照射し、該非画像領域から前記受光部にて受光した反射光を測定し、該測定による測定値に基づき前記照射光調整部を制御して前記発光部の光量を調整することを特徴とするシート搬送装置。
【請求項2】
請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、搬送されるシートの端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定することを特徴とするシート搬送装置。
【請求項3】
請求項2に記載のシート搬送装置において、
前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、搬送されるシートの前記搬送方向の下流側端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定することを特徴とするシート搬送装置。
【請求項4】
請求項2に記載のシート搬送装置において、
前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、搬送されるシートの前記搬送方向の上流側端部に設けられた非画像領域からの反射光を測定することを特徴とするシート搬送装置。
【請求項5】
請求項2から4の何れか一つに記載のシート搬送装置において、
前記制御部は、前記発光部の光量を調整するにあたり、前記非画像領域の前記搬送方向の中央部からの反射光を測定することを特徴とするシート搬送装置。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一つに記載のシート搬送装置において、
前記シート搬送路には、前記反射型光学センサへ向けて搬送されるシートを平坦にするように該シートを案内する案内部材が設けられていることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項7】
請求項1から6の何れか一つに記載のシート搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−67504(P2009−67504A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−235645(P2007−235645)
【出願日】平成19年9月11日(2007.9.11)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】