説明

シート給送装置及び画像形成装置

【課題】簡単な構成で、ガイド部材の回動を開閉扉の開閉に連動させ、ガイド位置でガイド部材を安定的に保持すること。
【解決手段】画像形成部22に向けてシートSを上方に搬送する縦搬送路26を開放可能なシート給送装置3において、上下方向に配置された回転軸41により開閉自在に支持され縦搬送路26を開放する第2開閉扉4と、回転軸41と直交する方向に配置された回動軸38aにより回動自在に支持され、上ガイド39とで給送されるシートSを縦搬送路26に案内するガイド位置及び左搬送路37aを開放する開放位置と間を回動自在な搬送ガイド38と、開状態から閉動作されると搬送ガイド38に当接して搬送ガイド38をガイド位置に向けて掬い上げるカム面45及び第2開閉扉本体40が閉位置に位置すると搬送ガイド38をガイド位置で保持する保持部46を有し、第2開閉扉4に変形不能に固定支持されたカム部44と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特に、シート給送部から画像形成部に向かうシート搬送路を開放可能な開閉扉を有するシート給送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今のプリンタや複写機等の画像形成装置においては、シート給送部にシートを積載し、積載された最上位のシートを画像形成部に1枚ずつ給送してシートに画像を形成するものが広く普及している。そして、このような画像形成装置は、複数のシート給送部を有し、対応するシート給送部に積載された最上位のシートから1枚ずつ画像形成部に自動給送するように構成したものが一般的である。
【0003】
ところで近年、レーザプリンタ等の画像形成装置においては、シートを大量に収納可能なシート給送部を備えた画像形成装置の需要が高まっており、このような需要に対応した画像形成装置が開発されている。
【0004】
例えば、A3サイズのシートを収納する給送カセットを装着可能な画像形成装置に対して、A4サイズのシートを収納した給送カセットを左右にそれぞれ装着可能な画像形成装置がある。この画像形成装置は、A3サイズのシートを収納する場合に比べて、2倍のA4サイズのシートを収納させることが可能となり、左右に配置された給送カセットからシートを給送させることで、より大量のシートの給送が可能になる。また、例えば、給送カセットを上下方向に複数配設し、それぞれの給送カセットからシートを給送可能な画像形成装置もある。この画像形成装置は、給送カセットを上下に配設することで、画像形成装置の設置面積を広げることなく、大量のシートの給送が可能になる。
【0005】
ここで、上述の画像形成装置には、各給送カセットから送られてくるシートを上方に位置する画像形成部に搬送するための縦搬送路が設けられており、この縦搬送路と各給送カセットに接続されたシート搬送路との合流部には、ガイド部材が設けられている。ガイド部材は、シート搬送路のシートを縦搬送路にガイドすると共に、縦搬送路に合流するシート搬送路を開放可能に形成されており、シート搬送路でジャム等が発生した場合に、容易にジャム処理等ができるように回動又は着脱自在に取り付けられている。そして、シート搬送路を開放したガイド部材は、ユーザ等がジャム処理等を行った後、開閉扉の閉動作に連動する回動手段で回動させてガイド位置に戻し、ガイド位置で保持されるように構成されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3546024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、閉動作する開閉扉に押圧されることで螺旋部の螺旋凸条が案内部材の孔部に案内され、ガイド部材がガイド位置に回動するように構成されている。そのため、ガイド部材をガイド位置に移動させるための構成が複雑になり、コストが高くなるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、簡単な構成で、ガイド部材の回動を開閉扉の開閉に連動させると共に、所定のガイド位置でガイド部材を安定的に保持可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、シート給送部から給送されるシートを、画像形成部に向けて上方に搬送するシート搬送路を有するシート給送装置において、上下方向に配置された開閉軸により開閉自在に支持され、前記シート搬送路を開放可能な開閉扉と、前記開閉軸と直交する水平方向に配置された回動軸により回動自在に支持され、前記開閉扉が開状態にあるときの前記シート搬送路を構成するガイド位置と前記開閉扉が開状態にあるときの前記シート搬送路を開放可能な開放位置との間を回動自在なガイド部材と、前記開閉扉が開状態から閉動作されると開放位置に位置する前記ガイド部材の先端に当接して前記ガイド部材を前記ガイド位置に向けて掬い上げるカム面及び前記開閉扉が閉位置に位置すると前記ガイド部材を前記ガイド位置で保持する保持部を有し、前記開閉扉に固定されたカム部と、を備えた、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ガイド部材を掬い上げるカム面及びガイド部材を保持する保持部を有するカム部を開閉扉に設けることで、簡単な構成で、ガイド部材の回動を開閉扉の開閉に連動させて、所定のガイド位置で安定的に保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を模式的に示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るシート給送装置を模式的に示す断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】本実施形態に係るシート給送装置の第2開閉扉を開放した状態を示す斜視図である。
【図5】第2開閉扉を開放した状態における第2開閉扉に設けられたカム部と搬送ガイドとの位置関係を示す断面図である。
【図6】第2開閉扉がロックされた状態をシート給送装置の内部から見た図である。
【図7】第2開閉扉のカム部が搬送ガイドに当接した状態を示す断面図である。
【図8】図6の斜視図である。
【図9】(a)は、第2開閉扉のカム部に沿って搬送ガイドが移動する状態を示す断面図であり、(b)は、第2開閉扉を閉じた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等、画像形成装置本体に複数の給送カセットを装着可能なシート給送装置を備えた画像形成装置である。以下の実施形態においては、右側給送カセット及び左側給送カセットを左右に装着可能なシート給送装置を備えた画像形成装置を用いて説明する。
【0013】
まず、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について、図1を参照しながらシートSの動きに沿って説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を模式的に示す斜視図である。
【0014】
図1に示すように、画像形成装置1は、シートSに画像を形成する画像形成装置本体2と、画像形成装置本体2にシートSを給送するシート給送装置3とを備えている。
【0015】
画像形成装置本体2は、シートSを給送するシート給送部21と、シートSに画像を形成する画像形成部22と、画像形成装置本体2に開閉自在に支持された第1開閉扉23と、を備えている。シート給送部21は、上下に2段に配置された第1収納部24及び第2収納部25を備えており、第1収納部24及び第2収納部25に収納されたシートを選択的に画像形成部22に給送する。画像形成部22は、シート給送部21から給送されたシートSに画像を形成する。なお、ここでは、画像形成部22の具体的な構成についての説明は省略する。第1開閉扉23は、シート給送部21と画像形成部22とを接続する縦搬送路26を搬送中のシートSがジャム等を起こした場合に、容易にジャム処理等ができるように縦搬送路26を開放自在に形成されている。
【0016】
シート給送装置3は、画像形成装置本体2の縦搬送路26に接続可能に形成されており、右側給送カセット32及び左側給送カセット33に収納されたシートSを、縦搬送路26を介して画像形成装置本体2の画像形成部22に給送する。
【0017】
ここで、図2から図9(b)を参照しながら、シート給送装置3について更に具体的に説明する。まず、シート給送装置3の全体構成について、図2から図6を参照しながらシートSの動きに沿って説明する。図2は、本実施形態に係るシート給送装置3を模式的に示す断面図である。図3は、図2の部分拡大断面図である。図4は、本実施形態に係るシート給送装置3の第2開閉扉4を開放した状態を示す斜視図である。図5は、第2開閉扉4を開放した状態における第2開閉扉4に設けられたカム部44と搬送ガイド38との位置関係を示す断面図である。図6は、第2開閉扉4がロックされた状態をシート給送装置3の内部から見た図である。
【0018】
図2に示すように、シート給送装置3は、給送装置本体31と、シート給送部30と、開閉扉としての第2開閉扉4と、シートSを収納する右側給送カセット32及び左側給送カセット33と、を備えている。また、シート給送部30は、右側給送カセット32に積載されたシートを給送する右給送部35と、左側給送カセット33に積載されたシートを給送する左給送部36と、左給送部36から給送されるシートを搬送する横シート給送部37と、を備えている。また、シート給送部30は、ガイド部材としての搬送ガイド38と、を備えている。
【0019】
給送装置本体31は、右側給送カセット32及び左側給送カセット33を着脱自在に形成されており、ユーザは、右側給送カセット32及び左側給送カセット33を給送装置本体31から選択的に引き出してシートの交換や追加を行う。右側給送カセット32及び左側給送カセット33は、略箱型に形成されており、シートSを積載して収納可能に形成されている。右側給送カセット32及び左側給送カセット33の下部には、案内ガイド32a,32b,33a,33bが設けられており、給送装置本体31に設けられたガイドレール31a,31bをスライドさせて給送装置本体31に装着される。
【0020】
右給送部35は、右側給送カセット32の右上部に設けられており、右側給送カセット32に積載されたシートSを1枚ずつ給送する。なお、ここでは、右給送部35の具体的な構成についての説明は省略する。右給送部35により給送されたシートSは、図3に示すように、搬送ガイド38と後述のドアガイド部43とで形成される後述の右搬送路35aを介して、画像形成装置本体2の縦搬送路26に向かって搬送される。
【0021】
左給送部36は、左側給送カセット33の右上部に設けられており、左側給送カセット33に積載されたシートSを1枚ずつ給送する。横シート給送部37は、右側給送カセット32の上方に設けられており、左給送部36により給送されるシートSを縦搬送路26に搬送する。なお、ここでは、左給送部36及び横シート給送部37の具体的な構成についての説明は省略する。横シート給送部37により搬送されたシートSは、図3に示すように、搬送ガイド38の上部ガイド面38bと上ガイド39とで構成される後述の左搬送路37aを介して、画像形成装置本体2の縦搬送路26に向かって搬送される。
【0022】
搬送ガイド38は、横シート給送部37の右側方かつ右給送部35の上方に配置されており、水平方向に伸びる回動軸38aを中心にガイド位置と開放位置との間を図5に示す矢印B方向に回動自在に給送装置本体31に支持されている。また、搬送ガイド38は、ガイド位置に位置する下部ガイド面38cとドアガイド部43とで右搬送路35aを形成し、ガイド位置に位置する上部ガイド面38bと上ガイド39とでシート搬送路としての左搬送路37aを形成する。なお、ガイド位置とは、右給送部35又は横シート給送部37により搬送されたシートSを画像形成装置本体2の縦搬送路26に向けて搬送ガイド38がガイドする位置であり、開放位置とは、左搬送路37aを開放した位置である。
【0023】
図4に示すように、第2開閉扉4は、左搬送路37aを開放可能な第2開閉扉本体40と、第2開閉扉本体40を開閉自在に支持する開閉軸としての回転軸41と、第2開閉扉本体40をロックするロック機構42と、を備えている。
【0024】
第2開閉扉本体40は、ドアガイド部43と、カム部44とを備えている。ドアガイド部43は、第2開閉扉本体40の内面に固定支持されており、第2開閉扉4の閉状態において、右給送部35から画像形成装置本体2の縦搬送路26に向かうシートSをガイドする。カム部44は、第2開閉扉本体40の内面のドアガイド部43の側方(回転軸41の近傍)に変形不能に固定支持されており、搬送ガイド38を第2開閉扉4の開閉動作に連動させるカム面45と、搬送ガイド38をガイド位置で保持する保持部46と、を備えている。
【0025】
図5に示すように、カム面45は、第2開閉扉本体40の上方に向かって上り傾斜(第2開閉扉側に湾曲)する曲面形状に形成されている。カム面45の下端部45aは、搬送ガイド38の回動軸38a及び搬送ガイド38の先端38dよりも下方に位置するように形成されている。カム面45は、曲面状に形成することで、搬送ガイド38の先端38dが搬送ガイド38の回動軸38aよりも下方に位置しても、搬送ガイド38の先端が当接した場合の搬送ガイド38の先端とのなす角が鈍角になり、搬送ガイドを掬い上げ可能になっている。つまり、カム面45は、搬送ガイド38の先端とがなす上方側の角度が鈍角になるようにすることで、開放位置に位置する搬送ガイド38を掬い上げ可能な、所謂、掬い上げ形状に形成されている。保持部46は、カム面45と連続してカム面45の上方に形成されており、ガイド位置に位置する搬送ガイド38の先端38dに当接することで、搬送ガイド38をガイド位置で保持する。
【0026】
回転軸41は、上下方向に伸びた状態(搬送ガイド38の回動軸38aと直交)で給送装置本体31に支持されており、第2開閉扉本体40を図4に示す矢印A方向に回動させて、第2開閉扉本体40を閉状態と開状態とに移動させる。図6に示すように、ロック機構42は、第2開閉扉本体40に形成された被係止部47と、給送装置本体31に形成された係止部48とを有し、被係止部47が係止部48に係止されることで、閉状態に位置する第2開閉扉本体40の移動を規制する。つまり、第2開閉扉本体40を閉状態でロックする。
【0027】
次に、第2開閉扉4の開閉動作について、図4及び図5に加え、図7から図9(b)を参照しながら説明する。図7は、第2開閉扉4のカム部44が搬送ガイド38に当接した状態を示す断面図である。図8は、図6の斜視図である。図9(a)は、第2開閉扉4のカム部44に沿って搬送ガイド38が移動する状態を示す断面図である。図9(b)は、第2開閉扉4を閉じた状態を示す断面図である。
【0028】
図4及び図5に示すように、第2開閉扉4が開状態にある場合においては、搬送ガイド38は、回動軸38aを中心に自重により回動し、左搬送路37aを開放する開放位置に位置する。このとき、搬送ガイド38の先端38dは、回動軸38aよりも下方に位置するため、左搬送路37aがより大きく開放される。一方、第2開閉扉4のカム部44は、搬送ガイド38と離れた位置(離反)にあり、搬送ガイド38を干渉しない。また、カム部44は、第2開閉扉4の回転軸41(奥)側に設けられているため、第2開閉扉4から突出した形状においても、ユーザ等によるジャム処理等時に干渉されることはない。
【0029】
次に、第2開閉扉4の閉動作を開始すると、図7及び図8に示すように、第2開閉扉4に設けられたカム部44のカム面45が搬送ガイド38の先端38dに当接する。このとき、カム面45の下端部45aは、搬送ガイド38の先端38dよりも下方に位置するように形成されているため、開放位置にある搬送ガイド38の先端38dに当接可能となる。また、カム面45が曲面状に形成されていることより、搬送ガイド38の先端38dとの接触時の衝撃が緩和される。例えば、カム面45とぶつかって搬送ガイド38が跳ね上がる等が防止される。
【0030】
第2開閉扉4を更に閉じると、図9(a)及び図9(b)に示すように、搬送ガイド38の先端38dがカム面45に沿って上方に移動することで、搬送ガイド38が回動軸38aを中心にガイド位置に向けて回動する。このとき、カム面45は、搬送ガイド38の先端38dを掬い上げ可能に、搬送ガイド38の先端38dとカム面45とのなす角が鈍角となる曲面状に形成されている。そのため、搬送ガイド38をカム面45に沿って上方に回動させることが可能になる。また、曲面状に形成されることより、搬送ガイド38は、滑らかに回動する。
【0031】
第2開閉扉4が閉位置に位置すると、ロック機構42により、第2開閉扉4がロックされる。具体的には、被係止部47が係止部48に係止されることで、閉位置に位置する第2開閉扉本体40の開動作が規制され、閉位置でロックされる。このとき、カム面45に沿って回動した搬送ガイド38は、第2開閉扉4がロックされることでガイド位置に位置し、カム部44のカム面45の上方に形成された保持部46によりガイド位置で保持される。
【0032】
ここで、搬送ガイド38は、閉位置において、自重により開放位置に回動しようとしてカム部44の保持部46に接しており、保持部46を介して第2開閉扉4を開く方向へ付勢している。このように、第2開閉扉4は、搬送ガイド38から開く方向への付勢力を受けることで、第2開閉扉4に設けられた被係止部47が係止部48に突き当たり、安定した閉状態を維持することができる。また、カム部44は、第2開閉扉4に設けられていることから、第2開閉扉4と同様に安定した位置を維持することができ、カム部44が安定することで、カム部44に突き当たっている搬送ガイド38も安定した位置を維持することができる。
【0033】
このように、本実施形態においては、簡単な構成で、搬送ガイド38の回動を第2開閉扉4の開閉に連動させると共に、搬送ガイド38をガイド位置で安定的に保持させることができる。また、曲面状に形成されたカム面45で搬送ガイド38をガイド位置に移動させるため、滑らかに移動させることができる。また、カム部44のカム面45を曲面状に形成して搬送ガイド38の先端38dとなす角を鈍角にすることで、カム部44を小型化することができる。
【0034】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
【0035】
例えば、本実施形態においては、シート給送装置3の第2開閉扉4にカム部44を設けたが本発明においてはこれに限定されない。例えば、画像形成装置本体2の第1開閉扉にカム部を設け、縦搬送路26に設けられる搬送ガイドを回動、保持させてもよい。
【0036】
また、本実施形態においては、カム部44のカム面45は、曲面状に形成したが、本発明においてはこれに限定されない。カム部のカム面は、搬送ガイドの先端とカム面とのなす角を鈍角にすることで第2開閉扉の閉動作の際に搬送ガイドが上方に移動するような形状であればよく、例えば、上方に向かった直線状に形成されたものであってもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 画像形成装置
2 画像形成装置本体
3 シート給送装置
4 第2開閉扉(開閉扉)
22 画像形成部
26 縦搬送路
30 シート給送部
31 給送装置本体(装置本体)
37a 左搬送部(シート搬送路)
38 搬送ガイド(ガイド部材)
38a 回動軸
38b 上部ガイド面
39 上ガイド
40 第2開閉扉本体
41 回転軸(開閉軸)
44 カム部
45 カム面
46 保持部
S シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート給送部から給送されるシートを、画像形成部に向けて上方に搬送するシート搬送路を有するシート給送装置において、
上下方向に配置された開閉軸により開閉自在に支持され、前記シート搬送路を開放可能な開閉扉と、
前記開閉軸と直交する水平方向に配置された回動軸により回動自在に支持され、前記開閉扉が開状態にあるときの前記シート搬送路を構成するガイド位置と前記開閉扉が開状態にあるときの前記シート搬送路を開放可能な開放位置との間を回動自在なガイド部材と、
前記開閉扉が開状態から閉動作されると開放位置に位置する前記ガイド部材の先端に当接して前記ガイド部材を前記ガイド位置に向けて掬い上げるカム面及び前記開閉扉が閉位置に位置すると前記ガイド部材を前記ガイド位置で保持する保持部を有し、前記開閉扉に固定されたカム部と、を備えた、
ことを特徴とするシート給送装置。
【請求項2】
前記カム部は、前記開閉扉が閉じられて前記カム面とガイド部材の先端が当接したときの前記カム面と前記ガイド部材の先端とがなす上方側の角度が鈍角となるように前記カム面が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記カム面は、前記開閉扉の上方に向かって開閉扉側に湾曲する曲面形状に形成される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記カム面の下端は、前記ガイド部材の先端及び前記回動軸の下方に位置する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のシート給送装置と、該シート給送装置により給送されるシートに画像を形成する前記画像形成部と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−28465(P2013−28465A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167583(P2011−167583)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】