説明

スイッチング電源回路

【課題】制御回路の動作電圧のバラツキに関わらず、制御回路に供給される電源のオン/オフにあわせて、並列されたコンバータを同時にオン/オフする。
【解決手段】主回路用制御手段と副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、主回路用制御手段は副回路用制御手段へ動作開始・停止命令を与え、その補助電源が立ち上がると、副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、主回路用制御手段が動作開始した後に、主回路用制御手段からの動作命令を受けて副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、主回路用制御手段が動作停止した後に、主回路用制御手段からの動作命令が無くなることにより副回路用制御手段が停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコンバータを並列に接続し、これらを同期して動作させるスイッチング電源に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コピー機やプリンタ等の機器では、負荷の異なる各種回路に安定して電源電圧を供給するため、複数のスイッチングトランスを有する多出力型のスイッチング電源回路を設けていた。
【0003】
ところが、従来のスイッチング電源回路では、主回路が停止した状態で副回路が動作することを防止するため、出力同期回路を設けなければならず、さらに、それぞれ複雑な突入電流防止回路を複数の入力整流回路毎に取付けなければならなかった。
【0004】
そこで、上記の課題を解決するために、図10に示すようなスイッチング電源が提案されている。
【0005】
このスイッチング電源では、PWM制御回路122、132が、コンバータ120の制御用整流平滑回路123からの電源電圧により動作し、後段の保護回路143、153の保護制御信号C101、C102に基づいてPWM信号a101、a102を作成し、NPNトランジスタTr120,Tr130のベースに供給する。このようなPWM信号a101、a102によりNPNトランジスタTr120,Tr130は、オン、オフを行い、それぞれスイッチングトランス113、114の一次巻線L111、L112にパルス電流を流して、スイッチングトランス113の二次巻線L121、L122に変圧された交流電圧を発生させるとともに、スイッチングトランス113の補助巻線L113に変圧された交流電圧を発生させる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−27941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のように、入出力が共通である従来の同期並列コンバータにおいては、各コンバータ主スイッチング素子をそれぞれ別々の制御回路により制御する際、その制御回路用電源Vccについては、部品点数の削減等の理由で1つに共通化して供給する事が殆どである。
【0008】
ところが、各制御回路には、それぞれ動作可能な電源範囲(Vcc電圧の範囲)にバラツキがある為、電源(Vcc)供給をオン/オフさせる際の過渡的な状態において、並列されたコンバータの中で、一部のコンバータのみ動作あるいは停止状態になる可能性がある。その結果、動作状態にあるコンバータにのみ電力が偏り、発熱が集中するといった問題や電源(Vcc)供給オフ時に、コンバータの出力電圧が時間軸に対して直線的に低下しないためにスイッチング電源回路にストレスがかかるという問題があった(例えば、図9参照)。
【0009】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、制御回路の動作電圧のバラツキに関わらず、制御回路に供給される電源のオン/オフにあわせて、並列されたコンバータを同時にオン/オフすることができるスイッチング電源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するために以下の事項を提案している。
【0011】
(1)本発明は位相制御によりスイッチング動作する主回路及び副回路を有し、前記主回路用および前記副回路用のトランス(例えば、図1のトランス20に相当)と、前記主回路用の第1のスイッチング素子と、前記副回路用の第2のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する主回路用制御手段(例えば、図1の制御回路30aに相当)と、該第2のスイッチング素子のオン・オフを制御する副回路用制御手段(例えば、図1の制御回路30bに相当)とを備え、前記主回路制御手段及び副回路制御手段とを位相制御するマルチフェイズ型スイッチング電源回路であって、前記主回路用制御手段と前記副回路用制御手段とが共用の補助電源(例えば、図3、図4のVCCに相当)を備え、前記主回路制御手段は副回路制御手段へ動作開始・停止命令を与え、該補助電源が立ち上がると、前記副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、前記主回路用制御手段が動作開始した後に、前記主回路用制御手段からの動作命令を受けて前記副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、前記主回路用制御手段が動作停止した後に、前記主回路用制御手段からの動作命令が無くなることにより前記副回路用制御手段が停止することを特徴とするスイッチング電源回路を提案している。
【0012】
本発明によれば、主回路用制御手段と副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、主回路制御手段は副回路制御手段へ動作開始・停止命令を与え、この補助電源が立ち上がると、副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、主回路用制御手段が動作開始した後に、主回路用制御手段からの動作命令を受けて、副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、主回路用制御手段が動作停止した後に、主回路用制御手段からの動作命令が無くなることにより副回路用制御手段が停止する。したがって、補助電源(Vcc)供給をオン/オフさせる際の過渡的な状態において、並列されたコンバータの中で、一部のコンバータのみ動作あるいは停止状態になるということがなく、その結果、動作状態にあるコンバータにのみ電力が偏り、発熱が集中するといった問題や電源(Vcc)供給オフ時に、コンバータの出力電圧が時間軸に対して直線的に低下しないという従来の問題を解決することができる。なお、ここで、マルチフェイズ型スイッチング電源回路とは、複数のコンバータ回路が並列に接続され同一のスイッチング周波数で位相をずらして動作し、各々のコンバータ電力を足し合わせて負荷に供給する電源回路をいう。
【0013】
(2)本発明は、位相制御によりスイッチング動作する主回路及び副回路を有し、前記主回路用および前記副回路用のトランスと、前記主回路用の第1のスイッチング素子と、前記副回路用の第2のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する主回路用制御手段と、該第2のスイッチング素子のオン・オフを制御する副回路用制御手段とを備え、前記主回路制御手段及び副回路制御手段とを位相制御するマルチフェイズ型スイッチング電源回路であって、前記主回路用制御手段と前記副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、前記主回路用のトランスが制御巻線を備え、前記制御巻線に発生する電圧により副回路制御手段へ動作開始・停止命令を与え、該補助電源が立ち上がると、前記副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、前記主回路用制御手段が動作開始した後に、前記制御巻線電圧からの動作命令を受けて前記副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、前記主回路用制御手段が動作停止した後に、前記制御巻線電圧が無くなることにより前記副回路用制御手段が停止することを特徴とするスイッチング電源回路を提案している。
【0014】
本発明によれば、主回路用制御手段と副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、主回路用のトランスが制御巻線を備え、制御巻線に発生する電圧により副回路制御手段へ動作開始・停止命令を与え、その補助電源が立ち上がると、副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、主回路用制御手段が動作開始した後に、制御巻線電圧からの動作命令を受けて副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、主回路用制御手段が動作停止した後に、制御巻線電圧が無くなることにより副回路用制御手段が停止する。したがって、補助電源(Vcc)供給をオン/オフさせる際の過渡的な状態において、並列されたコンバータの中で、一部のコンバータのみ動作あるいは停止状態になるということがなく、その結果、動作状態にあるコンバータにのみ電力が偏り、発熱が集中するといった問題や電源(Vcc)供給オフ時に、コンバータの出力電圧が時間軸に対して直線的に低下しないという従来の問題を解決することができる。
【0015】
(3)本発明は、(2)のスイッチング電源回路について、前記主回路用制御手段の動作開始及び停止、前記副回路用制御手段の動作開始可能状態及び停止が前記補助電源の電圧値によって決定され、該電圧値が前記主回路用制御手段の所定の設定値よりも低い前記副回路用制御手段の所定の設定値以上になると、前記副回路用制御手段が動作開始可能状態となり、該電圧値が前記主回路用制御手段の所定の設定値以上になると、前記主回路用制御手段および前記副回路用制御手段が動作を開始し、前記主回路用制御手段の所定の設定値以下になると前記主回路用制御手段および前記副回路用制御手段が動作を停止することを特徴とするスイッチング電源回路を提案している。
【0016】
本発明によれば、主回路用制御手段の動作開始及び停止、副回路用制御手段の動作開始可能状態及び停止が補助電源の電圧値によって決定され、その電圧値が主回路用制御手段の所定の設定値よりも低い副回路用制御手段の所定の設定値以上になると、副回路用制御手段が動作開始可能状態となり、その電圧値が主回路用制御手段の所定の設定値以上になると、主回路用制御手段および副回路用制御手段が動作を開始し、主回路用制御手段の所定の設定値以下になると主回路用制御手段および前記副回路用制御手段が動作を停止する。つまり、主回路用制御手段の動作開始及び停止、副回路用制御手段の動作開始可能状態及び停止が補助電源の電圧値によって決定され、その電圧値が主回路用制御手段の所定の設定値が副回路用制御手段の所定の設定値よりも高い電圧値で設定されていることから、電源(Vcc)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御手段から動作を開始し、その後に、副回路用制御手段が動作を開始する。また、電源(Vcc)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御手段から動作を停止し、その後に、副回路用制御手段が動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフする。
【0017】
(4)本発明は、(1)のスイッチング電源について、1つの主回路とN個(N≧2)の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段とN個(N≧2)の副回路用制御手段を備え、第N副回路用制御手段は第N−1副回路用制御手段より動作開始・停止命令を受けることを特徴とするスイッチング電源回路を提案している。
【0018】
本発明によれば、1つの主回路とN個(N≧2)の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段とN個(N≧2)の副回路用制御手段を備え、第N副回路用制御手段は第N−1副回路用制御手段より動作開始・停止命令を受ける。つまり、主回路とN個の副回路とが並列に接続され、N個の副回路用制御手段は、主回路用制御手段が動作開始・停止命令を出力したときに、順次、主回路側に接続された回路の制御手段からその情報を受け取る。したがって、N個の副回路用制御手段は、必ず、主回路用制御手段が動作を開始してから、動作を開始するとともに、主回路用制御手段が動作を停止してから、動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフする。
【0019】
(5)本発明は、(2)のスイッチング電源について、1つの主回路とN個(N≧2)の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段とN個(N≧2)の副回路用制御手段とN個の制御巻線を備え、第N副回路用制御手段を制御する為の制御巻線信号を第N−1副回路トランスに備えられた制御巻線により発生することにより動作・停止命令を与えることを特徴とするスイッチング電源回路を提案している。
【0020】
本発明によれば、1つの主回路とN個(N≧2)の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段とN個(N≧2)の副回路用制御手段とN個の制御巻線を備え、第N副回路用制御手段を制御する為の制御巻線信号を第N−1副回路トランスに備えられた制御巻線により発生することにより動作・停止命令を与える。つまり、主回路とN個の副回路とが並列に接続され、N個の副回路用制御手段は、順次、主回路側に接続された回路の制御巻線信号を受け取ることにより、動作命令および停止命令を受け取る。したがって、N個の副回路用制御手段は、必ず、主回路用制御手段が動作を開始してから、動作を開始するとともに、主回路用制御手段が動作を停止してから、動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、主回路用制御手段と前記副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、この補助電源が立ち上がると、副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、主回路用制御手段が動作開始した後に、主回路用制御手段からの動作命令を受けて、副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、主回路用制御手段が動作停止した後に、主回路用制御手段からの動作命令が無くなることにより副回路用制御手段が停止することから、電源(Vcc)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御手段から動作を開始し、その後に、副回路用制御手段が動作を開始する。また、電源(Vcc)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御手段から動作を停止し、その後に、副回路用制御手段が動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフするため、電源(Vcc)供給をオン/オフさせる際の過渡的な状態において、並列されたコンバータの中で、一部のコンバータのみ動作あるいは停止状態になるということがなく、その結果、動作状態にあるコンバータにのみ電力が偏り、発熱が集中するといった問題や電源(Vcc)供給オフ時に、コンバータの出力電圧が時間軸に対して直線的に低下しないという従来の問題を解決することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源回路の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る補助電源の電圧波形を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る主回路用制御回路の内部構成を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る副回路用制御回路の内部構成を示した図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るスイッチング電源回路の構成図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るスイッチング電源回路の構成図である。
【図7】本発明の第6の実施形態に係るスイッチング電源回路の構成図である。
【図8】本発明における効果に関する動作波形図である。
【図9】従来例における動作波形を示す図である。
【図10】従来例におけるスイッチング電源回路の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0024】
<第1の実施形態>
図1および図4を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0025】
<スイッチング電源回路の構成>
本実施形態に係るスイッチング電源回路は、主として、図1に示すように、整流回路10と、チョークコイルL1および制御巻線L2とからなるトランス20と、主回路用制御回路30aと、副回路用制御回路30bと、出力電圧検出回路50とから構成されている。
【0026】
整流回路10は、商用電源の交流を全波整流して得られる脈流をトランス20およびチョークコイルL3に供給する。トランス20は、後述する制御回路30内のスイッチング素子がオンの場合に、負荷に電力を供給するのと同時に、入出力の電圧差に相当するエネルギーをチョークコイルL1、L3に蓄積し、スイッチング素子がオフの場合に、チョークコイルL1、L3に蓄積したエネルギーを負荷に供給する。制御巻線L2は、チョークコイルL1を流れる電流に対応した信号を制御回路30のVZ端子に供給する。
【0027】
また、主回路用制御回路30aと副回路用制御回路30bとが共用の補助電源(VCC)を備え、この補助電源(VCC)が立ち上がると、副回路用制御回路30bが動作の開始可能状態となり、主回路用制御回路30aが動作開始した後に、主回路用制御回路30aからの動作命令を受けて、副回路用制御回路30bの動作の開始を行い、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、主回路用制御回路30aが動作停止した後に、主回路用制御回路30aからの動作命令が無くなることにより副回路用制御回路30bが停止する。
【0028】
図2を用いて、これについて説明すると、主回路用制御回路30aと副回路用制御回路30bとには、同一の電源VCC(補助電源)から電源が供給されている。また、図2に示すように、主回路用制御回路30aの動作開始及び停止、副回路用制御回路30bの動作開始可能状態及び停止がVCC(補助電源)の電圧値によって決定され、その電圧値が主回路用制御回路30aの所定の設定値(主回路用設定値)よりも低い副回路用制御回路30bの所定の設定値(副回路用設定値)以上になると、副回路用制御回路30bが動作開始可能状態となり、その電圧値が主回路用制御回路30aの所定の設定値以上になると、主回路用制御回路30aおよび副回路用制御回路30bが動作を開始するとともに、主回路用制御回路30aの所定の設定値以下になると主回路用制御回路30aおよび副回路用制御回路30bが動作を停止する。なお、主回路用制御回路30aおよび副回路用制御回路30bの詳細な回路構成は、後述する。
【0029】
したがって、補助電源(VCC)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を開始し、その後に、副回路用制御回路30bが動作を開始する。また、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を停止し、その後に、副回路用制御回路30bが動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフする。
【0030】
出力電圧検出回路50は、出力電圧を検出するための抵抗R1、R2と、基準電圧源Vcと、出力電圧を抵抗R1、R2で分圧した分圧値をマイナス入力に、基準電圧源Vcをプラス入力に接続し、フィードバック抵抗R3を有するオペアンプOP1とから構成されている。出力電圧検出回路50の出力は、制御回路30のFB端子に接続され、出力電圧の分圧値が基準電圧よりも高くなると、両者の電位差に応じた電流をFB端子から引き抜くように動作する。
【0031】
<主回路用制御回路の構成>
図3を用いて、本実施形態に係る主回路用制御回路30aの構成について説明する。
【0032】
本実施形態に係る主回路用制御回路30aは、図3に示すように、スイッチングトランジスタQ41と、RSフリップフロップ41と、オントリガ検出回路42と、OR回路43と、ON/OFF時間設定回路44と、コンパレータ45と、定電流源46と、抵抗R41とから構成されており、FB端子、VZ端子、オントリガ伝達出力端子、オン幅伝達出力端子を有している。
【0033】
スイッチングトランジスタQ41は、RSフリップフロップ41からの出力信号により、オン/オフ動作を行う。具体的には、VDS−GND間をオープン状態、ショート状態とする。
【0034】
RSフリップフロップ41は、オントリガ検出回路42からの信号とOR回路43からの信号とに基づいて、スイッチングトランジスタQ41のゲートに駆動信号を供給する。オントリガ検出回路42は、VZ端子に接続され、VZ端子に接続される制御巻線L2からの信号により、スイッチングトランジスタQ41をオンとするトリガを得て、オントリガ信号をRSフリップフロップ41のセット(S)端子に出力する。
【0035】
OR回路43は、コンパレータ45の出力信号とON/OFF時間設定回路44からの出力信号とのORをとって、その論理演算結果を信号として、RSフリップフロップ41のリセット(R)端子に出力する。ON/OFF時間設定回路44は、FB端子およびVZ端子に接続され、VZ端子に接続される制御巻線L2からの信号により、スイッチングトランジスタQ41をオンとするトリガを得るとともに、FB端子の電圧値に応じて、スイッチングトランジスタQ41のオン時間幅を決定し、これに準じた信号をOR回路43に供給する。
【0036】
コンパレータ45は、補助電源であるVCC電圧と主回路用設定値とを比較して、VCC電圧が主回路用設定値よりも低い電圧値である場合には、ハイレベルの信号を出力し、VCC電圧が主回路用設定値よりも高い電圧値である場合には、ローレベルの信号を出力する。
【0037】
<副回路用制御回路の構成>
図4を用いて、本実施形態に係る副回路用制御回路30bの構成について説明する。
【0038】
本実施形態に係る副回路用制御回路30bは、図4に示すように、スイッチングトランジスタQ51と、RSフリップフロップ51と、ディレイ回路52と、OR回路53と、ON時間計測回路54と、コンパレータ55と、オントリガ検出回路56とから構成されており、オントリガ伝達入力端子、オン幅伝達入力端子、オントリガ伝達出力端子、オン幅伝達出力端子を有している。
【0039】
RSフリップフロップ51は、オントリガ伝達入力端子から入力した信号とOR回路53からの信号とに基づいて、スイッチングトランジスタQ51のゲートに駆動信号を供給する。ディレイ回路52は、ON時間計測回路54から出力される信号に対して、所望の遅延時間を付加してOR回路53に出力する。
【0040】
ON時間計測回路54は、オン幅伝達入力端子から入力した信号に基づいて、ON幅を計測し、これに相当する信号をディレイ回路52に出力する。OR回路53は、コンパレータ55の出力信号とディレイ回路52の出力信号とのORをとって、その論理演算結果を信号として、RSフリップフロップ51のリセット(R)端子に出力する。
【0041】
コンパレータ55は、補助電源であるVCC電圧と副回路用設定値とを比較して、VCC電圧が副回路用設定値よりも低い電圧値である場合には、ハイレベルの信号を出力し、VCC電圧が副回路用設定値よりも高い電圧値である場合には、ローレベルの信号を出力する。
【0042】
オントリガ検出回路56は、オントリガ伝達入力端子から入力したオントリガ伝達信号を検出して、RSフリップフロップ51のセット(S)端子およびディレイ回路にオントリガ伝達信号を検出した旨の信号を出力する。
【0043】
したがって、本実施形態によれば、主回路用制御回路30aと副回路用制御回路30bとが共用の補助電源(VCC)を備え、この補助電源(VCC)が立ち上がると、副回路用制御回路30bが動作の開始可能状態となり、主回路用制御回路30aが動作開始した後に、主回路用制御回路30aからの動作命令を受けて、副回路用制御回路30bの動作の開始を行い、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、主回路用制御回路30aが動作停止した後に、主回路用制御回路30aからの動作命令が無くなることにより副回路用制御回路30bが停止することから、補助電源(VCC)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を開始し、その後に、副回路用制御回路30bが動作を開始する。また、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を停止し、その後に、副回路用制御回路30bが動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフすることができる。
【0044】
そのため、補助電源(Vcc)の供給をオン/オフさせる際の過渡的な状態において、並列されたコンバータの中で、一部のコンバータのみ動作あるいは停止状態になるということがなく、その結果、動作状態にあるコンバータにのみ電力が偏り、発熱が集中するといった問題や電源(Vcc)の供給オフ時に、コンバータの出力電圧が時間軸に対して直線的に低下しないという従来の問題を解決することができる(図8参照)。
【0045】
<第2の実施形態>
図5を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0046】
<スイッチング電源回路の構成>
本実施形態に係るスイッチング電源回路は、主として、図5に示すように、整流回路10と、チョークコイルL1および制御巻線L2とからなるトランス20と、主回路用制御回路60aと、副回路用制御回路60bと、トリガ伝達回路40と、出力電圧検出回路50とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
【0047】
制御巻線L2は、チョークコイルL1を流れる電流に対応した信号を主回路用制御回路60aおよび副回路用制御回路60bのVZ端子に供給する。この信号は、副回路用制御回路60bにおけるスイッチング素子をオンするためのトリガ信号となる。
【0048】
主回路用制御回路60aおよび副回路用制御回路60bは、VZ端子およびFB端子に入力される信号により、スイッチング素子のオンタイミングとオン時間幅とを制御する。トリガ伝達回路40は、制御巻線L2から出力される信号を利用して、主回路用制御回路60aのオフタイミングで、副回路用制御回路60bにオントリガを供給する。これにより、2つのスイッチング素子を交互にオン状態とすることができる。
【0049】
また、主回路用制御回路60aと副回路用制御回路60bは共に図3と同様の回路構成となっており、主回路用制御回路60aではコンパレータ45の入力端子に主回路用設定値電圧が接続されるのに対し、副回路用制御回路60bでは副回路用設定値電圧が接続される。
【0050】
したがって、補助電源(VCC)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御回路60aから動作を開始し、その後に、副回路用制御回路60bが動作を開始する。また、電源(VCC)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御回路60aから動作を停止し、その後に、副回路用制御回路60bが動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフする。
【0051】
したがって、本実施形態によれば、主回路用制御回路が、制御巻線の電圧により主回路用制御回路の第1のスイッチング素子のオンタイミングを生成し、副回路用制御回路が、主回路側のスイッチング素子がオフしたタイミングで、副回路側のスイッチング素子のオンタイミングを生成する構成のスイッチング電源回路において、主回路用制御回路60aと副回路用制御回路60bとが共用の補助電源(VCC)を備え、補助電源(VCC)が立ち上がると、副回路用制御回路60bが動作の開始可能状態となり主回路用制御回路60aが動作開始した後に、トリガ伝達回路40からの信号を受けて、副回路用制御回路60bの動作開始を行い、補助電源(VCC)が立ち上がるときには、主回路用制御回路60aが動作停止した後に、トリガ伝達回路40からの動作指令がなくなることにより副回路用制御回路60bが停止することから補助電源(VCC)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御回路から動作を開始し、その後に、副回路用制御回路が動作を開始する。また、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御回路から動作を停止し、その後に、副回路用制御回路が動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフすることができる。
【0052】
そのため、補助電源(Vcc)供給をオン/オフさせる際の過渡的な状態において、並列されたコンバータの中で、一部のコンバータのみ動作あるいは停止状態になるということがなく、その結果、動作状態にあるコンバータにのみ電力が偏り、発熱が集中するといった問題や補助電源(Vcc)供給オフ時に、コンバータの出力電圧が時間軸に対して直線的に低下しないという従来の問題を解決することができる(例えば、図8参照)。
【0053】
<第3の実施形態>
図6を用いて、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0054】
<スイッチング電源回路の構成>
本実施形態に係るスイッチング電源回路は、主として、図6に示すように、整流回路10と、チョークコイルL1および制御巻線L2とからなるトランス20と、主回路用制御回路30aと、2以上の副回路用制御回路31a、31bと、出力電圧検出回路50とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。また、副回路用制御回路31a、31bの内部構成は、第1の実施形態と同様である。
【0055】
本実施形態に係るスイッチング電源回路は、主回路用制御回路30aと、2以上の副回路用制御回路31a、31bとが並列に接続された構成になっており、主回路用制御回路30aおよび2以上の副回路用制御回路31a、31bには、同一の補助電源(VCC)が接続されている。また、主回路用制御回路30aのオン幅伝達出力端子と副回路用制御回路31aのオン幅伝達入力端子とが接続され、副回路用制御回路31aのオン幅伝達出力端子と副回路用制御回路31bのオン幅伝達入力端子とが接続されている。同様に、主回路用制御回路30aのオントリガ伝達出力端子と副回路用制御回路31aのオントリガ伝達入力端子とが接続され、副回路用制御回路31aのオントリガ伝達出力端子と副回路用制御回路31bのオントリガ伝達入力端子とが接続されている。
【0056】
さらに、図2に示すように、主回路用制御回路30aの動作開始及び停止、副回路用制御回路31a、31bの動作開始可能状態及び停止がVCC(補助電源)の電圧値によって決定され、その電圧値が主回路用制御回路30aの所定の設定値(主回路用設定値)よりも低い副回路用制御回路31a、31bの所定の設定値(副回路用設定値)以上になると、副回路用制御回路31a、31bが動作開始可能状態となり、その電圧値が主回路用制御回路30aの所定の設定値以上になると、主回路用制御回路30aおよび副回路用制御回路31a、31bが動作を開始するとともに、主回路用制御回路30aの所定の設定値以下になると主回路用制御回路30aおよび副回路用制御回路31a、31bが動作を停止する。
【0057】
そのため、補助電源(VCC)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を開始し、その後に、副回路用制御回路31a、31bが動作を開始する。また、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を停止し、その後に、副回路用制御回路31a、31bが動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフする。
【0058】
したがって、本実施形態によれば、主回路用制御回路30aと副回路用制御回路31a、31bとが共用の補助電源(VCC)を備え、この補助電源(VCC)が立ち上がると、副回路用制御回路31a、31bが動作の開始可能状態となり、主回路用制御回路30aが動作開始した後に、主回路用制御回路30aからの動作命令を受けて、副回路用制御回路31a、副回路用制御回路31bの順番で動作の開始を行い、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、主回路用制御回路30aが動作停止した後に、主回路用制御回路30aからの動作命令が無くなることにより副回路用制御回路31a、副回路用制御回路31bの順番で動作が停止することから、補助電源(VCC)が立ち上がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を開始し、その後に、副回路用制御回路31a、31bが動作を開始する。また、補助電源(VCC)が立ち下がるときには、必ず、主回路用制御回路30aから動作を停止し、その後に、副回路用制御回路31a、31bが動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフすることができる。
【0059】
<第4の実施形態>
図7を用いて、本発明の第4の実施形態について説明する。
【0060】
<スイッチング電源回路の構成>
本実施形態に係るスイッチング電源回路は、主として、図7に示すように、整流回路10と、チョークコイルL1および制御巻線L2とからなるトランス20、21、22と、主回路用制御回路32aと、2以上の副回路用制御回路32b、32cと、出力電圧検出回路50とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。また、主回路用制御回路32aと副回路用制御回路32b、32cの内部構成は、第2の実施形態と同様である。
【0061】
本実施形態に係るスイッチング電源回路は、主回路用制御回路32aと、2以上の副回路用制御回路32b、32cとが並列に接続された構成になっており、主回路用制御回路32aおよび2以上の副回路用制御回路32b、32cには、同一の補助電源(VCC)が接続されている。また、それぞれの副回路用制御回路32b、副回路用制御回路32cのVZ端子は、各トランス20、21の補助巻線に接続されている。
【0062】
つまり、主回路と複数の副回路とが並列に接続され、複数の副回路用制御手段は、順次、主回路側に接続された回路の制御巻線信号を受け取ることにより、動作命令および停止命令を受け取る。
【0063】
したがって、本実施形態によれば、1つの主回路と複数の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段と複数の副回路用制御手段と複数の制御巻線を備え、例えば、第N副回路用制御手段を制御する為の制御巻線信号を第N−1副回路トランスに備えられた制御巻線により発生することにより動作・停止命令を与えることから、複数の副回路用制御手段は、必ず、主回路用制御手段が動作を開始してから、動作を開始するとともに、主回路用制御手段が動作を停止してから、動作を停止する。そのため、並列されたコンバータがほぼ同時にオン/オフすることができる。
【0064】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【符号の説明】
【0065】
10;整流回路
20、21、22;トランス
30a、30b、31a、31b、32a、32b、32c;制御回路
40;トリガ伝達回路
Q41;スイッチングトランジスタ
41;RSフリップフロップ
42;オントリガ検出回路
43;OR回路
44;ON/OFF時間設定回路
45;コンパレータ45
46;定電流源46
R41;抵抗
50;出力電圧検出回路
Q51;スイッチングトランジスタ
51;RSフリップフロップ
52;ディレイ回路
53;OR回路
54;ON時間計測回路
55;コンパレータ
56;オントリガ検出回路
60a、60b;制御回路
113、114;スイッチングトランス
120、130;コンバータ
121;突入電流防止回路
122、132;PWM制御回路
123;制御用整流平滑回路
143、153;保護回路
Tr120、Tr130;NPNトランジスタ
C1、C2;平滑コンデンサ
D1、D2、D3;平滑ダイオード
L1、L3、L4;チョークコイル
L2、L2´、L3´、L4´;制御巻線
OP1;オペアンプ
R1、R2、R3;抵抗
Vc;基準電圧源
VCC;制御回路用電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位相制御によりスイッチング動作する主回路及び副回路を有し、前記主回路用および前記副回路用のトランスと、前記主回路用の第1のスイッチング素子と、前記副回路用の第2のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する主回路用制御手段と、該第2のスイッチング素子のオン・オフを制御する副回路用制御手段とを備え、前記主回路制御手段及び副回路制御手段とを位相制御するマルチフェイズ型スイッチング電源回路であって、
前記主回路用制御手段と前記副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、前記主回路用制御手段は副回路用制御手段へ動作開始・停止命令を与え、
該補助電源が立ち上がると、前記副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、前記主回路用制御手段が動作開始した後に、前記主回路用制御手段からの動作命令を受けて前記副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、前記主回路用制御手段が動作停止した後に、前記主回路用制御手段からの動作命令が無くなることにより前記副回路用制御手段が停止することを特徴とするスイッチング電源回路。
【請求項2】
位相制御によりスイッチング動作する主回路及び副回路を有し、前記主回路用および前記副回路用のトランスと、前記主回路用の第1のスイッチング素子と、前記副回路用の第2のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子のオン・オフを制御する主回路用制御手段と、該第2のスイッチング素子のオン・オフを制御する副回路用制御手段とを備え、前記主回路用制御手段及び副回路用制御手段とを位相制御するマルチフェイズ型スイッチング電源回路であって、
前記主回路用制御手段と前記副回路用制御手段とが共用の補助電源を備え、前記主回路用のトランスが制御巻線を備え、前記制御巻線に発生する電圧により副回路用制御手段へ動作開始・停止命令を与え、
該補助電源が立ち上がると、前記副回路用制御手段が動作の開始可能状態となり、前記主回路用制御手段が動作開始した後に、前記制御巻線電圧からの動作命令を受けて前記副回路用制御手段の動作の開始を行い、補助電源が立ち下がるときには、前記主回路用制御手段が動作停止した後に、前記制御巻線電圧が無くなることにより前記副回路用制御手段が停止することを特徴とするスイッチング電源回路。
【請求項3】
前記主回路用制御手段の動作開始及び停止、前記副回路用制御手段の動作開始可能状態及び停止が前記補助電源の電圧値によって決定され、該電圧値が前記主回路用制御手段の所定の設定値よりも低い前記副回路用制御手段の所定の設定値以上になると、前記副回路用制御手段が動作開始可能状態となり、該電圧値が前記主回路用制御手段の所定の設定値以上になると、前記主回路用制御手段および前記副回路用制御手段が動作を開始し、前記主回路用制御手段の所定の設定値以下になると前記主回路用制御手段および前記副回路用制御手段が動作を停止することを特徴とする請求項1および2に記載のスイッチング電源回路。
【請求項4】
1つの主回路とN個(N≧2)の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段とN個(N≧2)の副回路用制御手段を備え、第N副回路用制御手段は第N−1副回路用制御手段より動作開始・停止命令を受けることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
【請求項5】
1つの主回路とN個(N≧2)の副回路を有し、これらを制御する1つの主回路用制御手段とN個(N≧2)の副回路用制御手段とN個の制御巻線を備え、第N副回路用制御手段を制御する為の制御巻線信号を第N−1副回路トランスに備えられた制御巻線により発生することにより動作・停止命令を与えることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−30386(P2011−30386A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−175708(P2009−175708)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【出願人】(000002037)新電元工業株式会社 (776)
【Fターム(参考)】