説明

スイッチング電源装置

【課題】昇降圧形DC−DCコンバータにおいて昇圧動作を行う際、出力電圧は入力電源Vin-L-Co(出力平滑コンデンサ)直列等価回路の共振電圧となるため、LやC小さい電源機器の場合、出力電圧の跳ね上がりや突入電流の発生を引き起こす。
【解決手段】昇圧動作を行う際、Q11のスイッチングパルスをQ14と同期させる制御を行う。Q11、Q14オンのインダクタ充電モードから両方のスイッチを同時OFFすることで、電源Vinからの電力供給ループを遮断する。この時、回路を流れる電流はQ11・Q14=ON時は図4のIのように、Q11・Q14=OFF時は図4のIIのようにQ12、Q13のボディダイオードを通ることになり、インダクタを流れていた電流を初期電流としたD12-L1-D13-Co1直列等価回路の整流動作となるため、出力電圧の跳ね上がりを抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動昇降圧式DC-DCコンバータによるスイッチング電源装置の、起動時突入電流を抑制するPWMスイッチング方式に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、電池を電源とする電子機器において、少ない電池本数での動作、電池の長寿命化のため、高電力変換効率であるスイッチング電源装置が多く用いられている。スイッチング電源の短所の1つとして、電源装置起動時での突入電流の発生があり、これを回避するためにさまざまな方式が考案されている。以下図面を参照しながら、従来のスイッチング電源および突入電流回避方法の一例について説明する。
【0003】
図13,14は従来のスイッチング電源装置の回路図である。DC−DCコンバータ部は4つのスイッチング素子で構成されたHブリッジ形回路、コイルL2とコンデンサCo2とで構成される。このDC−DCコンバータの制御回路は図14に示すように、エラーアンプ2と、第1の基準信号発生回路3と、前述の第1の基準信号とは異なる出力電圧範囲を持つ第2の基準信号発生回路4と、コンパレータ5と、第1基準信号と第2基準信号を選択するスイッチ6と、スイッチングロジック回路駆動用コンパレータ7と、スイッチングロジック回路8,9を有する。
【0004】
第1の基準信号と第2の基準信号は基準信号決定基準電圧を中心に互いに反転された電圧であり、第2基準信号は第1基準信号に対して高い電位にある。また、基準信号決定基準電圧はVin=Voutとなる時のエラーアンプ出力電圧に設定する。
【0005】
エラーアンプの出力は入力電圧Vinと出力電圧Voutによって左右される。入力電圧Vinが出力電圧Voに対して高い場合、エラーアンプ出力は低くなり、逆に入力電圧が出力電圧に対して低い場合、エラーアンプの出力は高くなる。昇圧形スイッチング回路を駆動させるには、まず入力電圧が出力電圧に対して低いため、エラーアンプ出力は基準信号決定基準電圧より高くなるので、第2の基準信号が選択される。この第2基準信号とエラーアンプ出力が比較された電圧が、Q21、Q22用スイッチングロジック制御回路およびQ23、Q24用スイッチングロジック制御回路に入力されるが、エラーアンプ出力と基準信号決定基準電圧を比較して出力するコンパレータの出力により、Q21、Q22用スイッチングロジック制御回路には、Q21=ONを維持、Q22=OFFを維持とする信号が入力される。この動作によりQ21がON状態のままQ23、Q24がON、OFFを繰り返すため、昇圧スイッチング回路動作となる。降圧形スイッチング回路を駆動させるには、まず入力電圧が出力電圧に対して高いため、エラーアンプ出力は基準信号決定基準電圧より低くなるので、第1の基準信号が選択される。この第1基準信号とエラーアンプ出力が比較された電圧が、Q21、Q22用スイッチングロジック制御回路およびQ23、Q24用スイッチングロジック制御回路に入力されるが、エラーアンプ出力と基準信号決定基準電圧を比較して出力するコンパレータの出力により、Q23、Q24用スイッチングロジック制御回路には、Q23=ONを維持、Q24=OFFを維持とする信号が入力される。この動作によりQ23がON状態のままでQ21、Q22がON、OFFを繰り返すので、降圧スイッチング回路動作となる。
【0006】
このようなスイッチング方式は、特許文献1にも開示されている。
【特許文献1】特開2002−233138号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようなスイッチング方式は、昇圧動作時に突入電流を発生させる問題点がある。これを以下に説明する。図15は昇圧動作時における起動時スイッチング順序である。ボディダイオードとスイッチング素子(Q21〜Q24)、およびインダクタL2を有する図13のような昇降圧DC−DCコンバータにおいて、出力電圧の初期値はゼロである。昇圧動作開始と同時にエラーアンプ出力電圧値により第2基準信号が選択され、Q21は常にオンする。Q24がパルス幅を徐々に広げながらQ23とQ24が互いにON/OFF動作することで昇圧スイッチング回路のソフトスタートを行うが、図14のエラーアンプ2の基準電圧が基準信号の下限電圧よりも高くなった状態で始めてQ24のパルスが発生するため、起動時にQ21、Q23のみONという状態が発生する。
【0008】
これにより、回路を流れる電流は図13のIIのようになり、Vo電圧はVin-L2-C
o2-Vo直列等価回路の共振電圧となるため、最大で出力電圧は
Vo=2・Vin…(1)
まで跳ね上がってしまう。また、図13のIIのような電流の流れで突入電流も発生して
しまい、L・Cが小さいポータブル用電源の場合、Co2への突入電流による電池寿命劣化や出力電圧Vo跳ね上がりによるデバイス破壊を引き起こすという問題を引き起こしていた。本発明は、上記従来の問題点を解決するためのもので、昇降圧形DC−DCコンバータにおいて、エネルギーを蓄えるためのL2や、出力コンデンサCo2が小さい場合においても突入電流を抑制し、スムーズに電源起動を行うことができるスイッチング電源装置を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために本発明では請求項1の観点によるスイッチング電源装置、すなわち 第1のFETのドレインと第1のSBDのカソードを接続し、第2のFETのドレインと第2のSBDのアノードを接続し、第1のFETと第1のSBDの接続点と、第2のFETと第2のSBDの接続点の間にインダクタを接続したブリッジ回路を構成し、前記ブリッジ回路によって前記第1のFETのソースに入力される直流出力電圧を所望の期間を有して断続的にオンオフ動作することにより前記第2のFETのソースに所定の直流出力電圧を変換するスイッチング電源回路であって、前記直流出力電圧と基準電圧との誤差を増幅する誤差増幅回路と、傾斜を有する波形を持つ第1の基準信号と前記第1の基準信号の反転である第2の基準信号のどちらか一方の信号と前記誤差増幅器の出力信号とを比較するパルス幅変調回路と、前記第1のFETと前記第2のFETを駆動するリング発振回路と、前記パルス幅変調回路の出力信号もしくは前記リング発振回路の出力信号により前記入力電圧に対して所望の期間を有して前記ブリッジ回路を断続的にオンオフ動作を行う電圧変換部を具備する事を特徴とするスイッチング電源回路を考案する。
【0010】
このように構成された本発明のスイッチング電源回路は出力電圧がある一定値となるまで、出力電圧検知回路によりスイッチングロジック回路を停止させ、その間にリング発振回路を起動させる。これにより出力電圧がある一定値となるまで電力供給期間とダイオード整流期間のみ設け、共振現象を起こさなくすることで出力電圧の共振現象による跳ね上がりを防止する事が可能である。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、昇降圧形DC−DCコンバータでのスイッチング電源装置おいて、電源起動開始時での出力電圧の跳ね上がりを抑制し、定常動作時に至るまでソフトスタート動作を実現することのできるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1,2に請求項1の実施の形態を示す。図1,2を参照にしながら請求項1の発明の説明をする。第1のFET(Q11)のドレインと第1のSBD(D12)のカソードを接続し、第2のFET(Q14)のドレインと第2のSBD(D13)のアノードを接続し、Q11とD12の接続点と、Q14とD13の接続点の間にインダクタを接続したブリッジ回路を構成し、Q11のソースに入力される直流出力電圧を所望の期間を有して断続的にオンオフ動作することによりSBD13のカソードに所定の直流出力電圧を変換するスイッチング電源回路1であって、前記直流出力電圧と基準電圧との誤差を増幅する誤差増幅回路2と、傾斜を有する波形を持つ第1の基準信号3と前記第1の基準信号の反転である第2の基準信号4の出力のどちらか一方の信号と前記誤差増幅器の出力信号とを比較するパルス幅変調回路7と、第1の基準信号と第2の基準信号の選択用コンパレータ5と、第1の基準信号と第2の基準信号の選択用スイッチ6と、Q11用スイッチングロジック回路8とQ14用スイッチングロジック回路9とQ11およびQ14を駆動するリング発振回路10と、前記パルス幅変調回路の出力信号もしくは前記リング発振回路の出力信号により前記入力電圧に対して所望の期間を有して前記ブリッジ回路を断続的にオンオフ動作を行う電圧変換部11,12を具備する事を特徴とするスイッチング電源回路を考案する。
【0013】
出力電圧がある一定値となるまで、出力電圧検知回路によりスイッチングロジック回路を停止させ、その間にリング発振回路を起動させる。これによりQ11、Q14が同時にON、OFFする。回路を流れる電流の向きはQ11、Q14が同時にONの時は図1のIのようになり、Q11とQ14が同時にOFFの時は図1のIIのようになる。
【0014】
従って、昇圧動作の起動時に従来の回路のようにQ11のみONするという期間は発生しないため、出力電圧の跳ね上がりを防止することができる。出力電圧がある一定値を超えると、リング発振回路は停止され、昇圧スイッチングロジック回路および降圧スイッチングロジック回路が起動することで通常の昇圧スイッチング回路または降圧スイッチング回路として動作する。
【0015】
図10はリング発振回路の実施形態である。奇数個のインバータ14,15,16を直
列に接続し、その出力にコンデンサC3を対GNDに接地する。また、16の出力に抵抗R16の一端を接続し、そのR16の他端を14のインバータ入力に接続する。16の出力にはさらに別のインバータ17の入力と接続し、17の出力をコンパレータ18の入力に接続する。コンパレータ18の他方の入力には設定した基準電圧が与えられる。この回路は定常動作時、ある時間で16のインバータがHighを出力すると、C・Rフィルタを通して14の入力にHigh信号が入る。すると16の出力はLowとなり、C・Rフィルタを通して14の入力にはLowが入力される。すると16の出力はHighとなる。この動作を繰り返すことで、16の出力はある周期性を持った電圧波形となり、これと設定した基準電圧のコンパレートにより、リング発振回路の出力電圧は周期性を持ったパルス出力となる。
【0016】
このリング発振回路10を図2に用いる。まず、出力電圧がある設定した値に達するまではQ11、Q14のスイッチングロジック制御回路を出力電圧検知回路13で停止させる。また、同検知回路でリング発振回路を起動させる。リング発振回路の出力パルスは図2の11,12によりQ11とQ14をパルス出力させる。一方、スイッチングロジック回路は停止されているのでパルス出力は発生しない。結局Q11、Q14はリング発振回路の出力電圧のみが反映される。よって昇圧スイッチング回路の起動時にQ11、Q14を同時にON/OFFさせることでソフトスタートを実現する。出力電圧がある設定した電圧に達した後は、出力電圧検知回路により、スイッチングロジック回路を起動させ、リング発振回路を停止させる事で通常の昇圧動作に移行する。
【0017】
図4,5に請求項2の実施の形態を示す。請求項2記載のスイッチング電源回路においてSBDと並列に第3のFET(Q12)と第4のFET(Q13)を設け、Q12のソースとD12のカソードを接続し、Q12のドレインとD12のアノードを接続し、Q13のソースとD13のカソードを接続し、Q13のドレインとD13のアノードを接続したことを特徴とするスイッチング電源回路である。その制御回路を図5に示す。前述の制御回路においてQ11・Q12用スイッチングロジック回路8、Q13・Q14用スイッチングロジック回路9、Q11・Q12用スイッチングロジック回路とリング発振回路のOR回路11、Q13・Q14用スイッチングロジック回路とリング発振回路のOR回路12を設けた構成となっている。まず、出力電圧がある設定した値に達するまではQ11・Q12用、Q13・Q14用のスイッチングロジック制御回路を出力電圧検知回路で停止させる。また、同検知回路でリング発振回路を起動させる。リング発振回路の出力パルスは図5の11,12によりQ11とQ14をパルス出力させる。一方、全てのスイッチングロジック回路は停止されているのでパルス出力は発生しない。結局Q11、Q14はリング発振回路の出力電圧のみが反映される。よって昇圧スイッチング回路の起動時にQ11、Q14を同時にON/OFFさせることでソフトスタートを実現する。出力電圧がある設定した電圧に達した後は、出力電圧検知回路により、スイッチングロジック回路を起動させ、リング発振回路を停止させる事で通常の昇圧動作に移行する。
【0018】
図8に請求項3の実施の形態を示す。請求項1および請求項2記載のスイッチング電源回路において基準信号をのこぎり波または三角波にした構成となっている。制御回路動作、ソフトスタート動作、リング発振から通常動作への移行は請求項1および請求項2の実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
【0019】
図12は請求項4のリング発振回路の実施形態である。前述のリング発振回路においてコンパレータの基準電圧側を、定電流源とコンデンサで構成される充電電圧とする事でコンパレータ18の基準電圧は徐々に上昇し、リング発振回路の出力のパルス幅は徐々に広がる。これを請求項1の実施形態と同様に用いることでQ11、Q14への入力パルスは同時ON/OFFを行いながら徐々にパルス幅を広げるので、ソフトスタートをより確実に行う事ができる。そのスイッチング順序と出力電圧波形は図11に示す。リング発振回路以外の制御回路動作、ソフトスタート動作、リング発振から通常動作への移行は請求項1の実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は、昇降圧型スイッチング電源装置が用いられている電子機器の中でも、初期電流を蓄えるインダクタや出力平滑コンデンサが小さい機器(例えばデジタルスチルカメラ)に有効である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の請求項1によるスイッチング電源回路と電流の流れを示す図
【図2】本発明の請求項1によるスイッチング電源回路制御部を示す図
【図3】本発明の請求項1によるスイッチング順序と出力電圧波形を示す図
【図4】本発明の請求項2によるスイッチング電源回路と電流の流れを示す図
【図5】本発明の請求項2によるスイッチング電源回路制御部を示す図
【図6】本発明の請求項2によるスイッチング順序と出力電圧波形を示す図
【図7】本発明の請求項3によるスイッチング電源回路と電流の流れを示す図
【図8】本発明の請求項3によるスイッチング電源回路制御部を示す図
【図9】本発明の請求項3によるスイッチング順序と出力電圧波形を示す図
【図10】請求項1および請求項2によるリング発振回路を示す図
【図11】請求項4に基づくリング発振回路を使用した際のスイッチング順序と出力波形を示す図
【図12】請求項4によるリング発振回路を示す図
【図13】従来のスイッチング電源回路と電流の流れを示す図
【図14】従来のスイッチング電源回路制御部を示す図
【図15】従来のスイッチング順序と出力電圧波形を示す図
【符号の説明】
【0022】
1 昇降圧形スイッチング電源回路
2 エラーアンプ
3 三角波発生回路
4 第2三角波発生回路
5 三角波決定切り替えコンパレータ
6 三角波選択ロジック(インバータ)
7 スイッチング回路用コンパレータ
8 降圧形スイッチングロジック制御回路
9 昇圧形スイッチングロジック制御回路
10 初期起動用リング発振回路
11 降圧形スイッチングロジック出力・リング発振出力OR回路
12 昇圧形スイッチングロジック出力・リング発振出力OR回路
13 出力電圧検知回路
14 リング発振用インバータ
15 リング発振用インバータ
16 リング発振用インバータ
17 リング発振用インバータ
18 リング発振用コンパレータ
Q11〜Q14、Q21〜Q24 MOSトランジスタ
D11〜D14、D21〜D24 ダイオード
L1、L2 コイル
Co1、Co2 コンデンサ
R11、R12、R21、R22 出力電圧分割抵抗
R13、R23 エラーアンプ用抵抗
C1、C2 エラーアンプ用コンデンサ
R14、R15、R24、R25 反転アンプ用抵抗
I11、I21 ソフトスタート用定電流源
C12、C22 ソフトスタート用コンデンサ
R16 リング発振用抵抗
C3 リング発振用コンデンサ
I2 リング発振ソフトスタート用定電流源
C4 リング発振ソフトスタート用コンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のFETのドレインと第1のSBDのカソードを接続し、第2のFETのドレインと第2のSBDのアノードを接続し、第1のFETと第1のSBDの接続点と、第2のFETと第2のSBDの接続点の間にインダクタを接続したブリッジ回路を構成し、前記ブリッジ回路によって前記第1のFETのソースに入力される直流出力電圧を所望の期間を有して断続的にオンオフ動作することにより前記第2のFETのソースに所定の直流出力電圧を変換するスイッチング電源回路であって、前記直流出力電圧と基準電圧との誤差を増幅する誤差増幅回路と、傾斜を有する波形を持つ第1の基準信号と前記第1の基準信号の反転である第2の基準信号のどちらか一方の信号と前記誤差増幅器の出力信号とを比較するパルス幅変調回路と、前記第1のFETと前記第2のFETを駆動するリング発振回路と、前記パルス幅変調回路の出力信号もしくは前記リング発振回路の出力信号により前記入力電圧に対して所望の期間を有して前記ブリッジ回路を断続的にオンオフ動作を行う電圧変換部を具備する事を特徴とするスイッチング電源回路。
【請求項2】
前記スイッチング電源回路においてSBDと並列に第3のFETと第4のFETを設け、前記第3のFETのソースと前記第1のSBDのカソードを接続し、前記第3のFETのドレインと前記第1のSBDのアノードを接続し、前記第4のFETのソースと前記第2のSBDのカソードを接続し、前記第4のFETのドレインと前記第2のSBDのアノードを接続したことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
【請求項3】
前記スイッチング電源回路において第1の基準信号としてのこぎり波または三角波を用いることを特徴とする請求項1および請求項2記載のスイッチング電源回路。
【請求項4】
前述のリング発振回路において、周期性を持つ電圧波形と徐々に上昇する電圧波形の比較により徐々に幅が広がるパルス波形を出力することを特徴とする請求項1および請求項2および請求項3記載のスイッチング電源回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−42461(P2006−42461A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−216787(P2004−216787)
【出願日】平成16年7月26日(2004.7.26)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】