説明

ストラップの係止装置

【課題】機器へのストラップの取り付け作業を容易に短時間で行うことができ、かつ、機器の外観意匠に与える影響を軽減可能なストラップの係止装置を提供する。
【解決手段】機器にストラップを取り付けるための係止装置は、機器の筐体の表面に開口する凹部と、凹部内に格納され、凹部から出没するストラップ係止部と、ストラップ係止部と協働し、ストラップ係止部の出没を操作するための操作子とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機やデジタルカメラ等の携帯電子機器における、当該機器に取り付けられるストラップの係止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機やデジタルカメラ等の携帯電子機器には、当該機器にストラップを取り付けるための構造が一般的に設けられている。図17、図18及び図19は、折り畳み式の携帯電話機に設けられた、ストラップを取り付けるための構造の各例を示す。図17、図18及び図19に示された携帯電話機の機器本体901には、ストラップ903を取り付けるための係止部902a,902b,902cが設けられている。
【0003】
図17に示した例では、機器本体901に形成された凸部が係止部902aである。図18に示した例では、機器本体901に形成された孔部が係止部902bである。図19に示した例では、機器本体901に形成された凹部が係止部902cである。携帯電話機のユーザ等がストラップ903を機器本体901に取り付ける際には、ストラップ903の取り付け紐904を係止部902a,902b,902cに挿通した後、ストラップ紐905を取り付け紐904の環状端部に挿通し、ストラップ紐905を強く引いて係止部902a,902b,902cに取り付け紐904を巻き締める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3430078号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、図17に示した構造においては、機器本体901に形成された凸状の係止部902a、及び係止部902aに巻き締められた塊状の取り付け紐904が、携帯電話機の外観意匠を損ねる。また、図18に示した構造においては、機器本体901に形成された孔部が係止部902bである。このため、係止部902bは外観意匠を損なわないが、係止部902bに巻き締められた塊状の取り付け紐904が外観意匠を損ねる。
【0006】
一方、図19に示した構造においては、ストラップ903の取り付け紐904を凹状の係止部902cに挿通する際に、取り付け紐904が係止部902cの途中で引っ掛かる。このため、ストラップ903の取り付け作業が容易ではなく、かつ、ストラップ903の取り付けに比較的長い時間を要する。
【0007】
特許文献1に開示された「携帯電子機器用ストラップの取付構造」は、図20に示すように、携帯電話無線機2の筐体3にストラップ72が取り付けられる構造であって、筐体3に表面に開口するストラップ取付用の凹部6を設け、この凹部6内にストラップ72の取付紐72aを係止するストラップ係止部材4を出没自在に配設し、このストラップ係止部材4は、ストラップ取付状態において先端部が凹部6の内面に当接するような位置に位置付けられている構成としてある。
【0008】
しかし、当該取付構造にあっては、ストラップ係止部材4は凹部6内を移動するだけなので、ストラップ72を取り付ける際には取付紐72aを狭小な凹部6内でストラップ係止部材4の形に広げる必要がある。また、ストラップ72の取り付け中は、図20(b)に示す圧縮コイルスプリング9による係止状態になろうとする力がストラップ係止部材4に常に掛かるため、図20(a)に示すストラップ4係止部材に取り付けられた操作子5を固定するために片手を取られる。このように、当該取付構造であっても、ストラップの取り付け作業を容易には行えない。また、筐体3の表面に凹部が2つ必要であるため、外観意匠が損なわれるという問題は解決されない。
【0009】
本発明の目的は、機器へのストラップの取り付け作業を容易に短時間で行うことができ、かつ、機器の外観意匠に与える影響を軽減可能なストラップの係止装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、機器にストラップを取り付けるための係止装置であって、前記機器の筐体の表面に開口する凹部と、前記凹部内に格納され、前記凹部から出没するストラップ係止部と、前記ストラップ係止部と協働し、前記ストラップ係止部の出没を操作するための操作子と、を備える係止装置を提供する。
【0011】
上記構成によれば、ストラップを取り付ける際にストラップ係止部が凹部から突出した状態が維持されるため、ストラップの取り付け作業を容易にかつ短時間で実施できる。また、ストラップの取り付け後は、ストラップ係止部を凹部内に格納できるため、機器の外観意匠が損なわれることを軽減できる。
【0012】
上記係止装置では、前記ストラップ係止部は、前記ストラップを係止するための環状の係止部を前記凹部の開口面側に有し、前記操作子の操作により前記ストラップ係止部が前記凹部の開口面に近づくに従って、前記凹部から突出する前記係止部の環状の面積が拡大する。
【0013】
上記構成によれば、ストラップを取り付ける際に係止部の環状面積を拡大するため、ストラップの取り付け作業をより容易にかつ短時間で実施できる。また、ストラップの取り付け後は、係止部を凹部内に格納できるため、携帯の外観意匠が損なわれることを軽減できる。
【0014】
上記係止装置では、前記ストラップ係止部は、前記ストラップを係止するための鉤状の係止部を前記凹部の開口面側に有し、かつ、前記係止部の先端部分を格納するための係止孔を有し、前記ストラップ係止部が前記凹部内に格納されているとき、前記係止部の前記先端部分が前記係止孔に格納されるため前記係止部は環状であり、前記操作子の操作により前記ストラップ係止部が前記凹部から突出すると、前記係止部に切欠部が形成される。
【0015】
上記構成によれば、ストラップを取り付ける際に係止部にストラップの取り付け紐を巻き締める作業がないため、ストラップの取り付け作業をより容易にかつ短時間で実施できる。また、ストラップの取り付け後は、ストラップ係止部を凹部内に格納できるため、機器の外観意匠が損なわれることを軽減できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る係止装置によれば、ストラップを取り付ける際にストラップ係止部が凹部から突出した状態が維持されるため、ストラップの取り付け作業を容易に短時間で実施できる。また、ストラップの取り付け後は、ストラップ係止部を凹部内に格納できるため、機器の外観意匠が損なわれることを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図
【図2】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図
【図3】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図
【図4】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図
【図5】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図
【図6】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図
【図7】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図
【図8】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図
【図9】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第3の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図
【図10】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第3の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図
【図11】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第3の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図
【図12】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第3の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図
【図13】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図
【図14】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図
【図15】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図
【図16】携帯電子機器にストラップを取り付けるための第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図
【図17】折り畳み式の携帯電話機に設けられた、ストラップを取り付けるための構造の例を示す図
【図18】折り畳み式の携帯電話機に設けられた、ストラップを取り付けるための構造の例を示す図
【図19】折り畳み式の携帯電話機に設けられた、ストラップを取り付けるための構造の例を示す図
【図20】特許文献1に開示された携帯電子機器用ストラップの取付構造を示す図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図であり、図2は、第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図である。また、図3は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図であり、図4は、第1の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図である。なお、図1〜図4に示した携帯電子機器は、折り畳み式の携帯電話機である。
【0020】
図1〜図4に示すように、携帯電子機器の機器本体101には、ストラップ係止部を格納するための格納孔103が設けられている。ストラップ係止部は、格納孔103から出没自在な係止部本体102と、係止部本体102の出没を操作する操作子104と、操作子104と噛み合う歯車106と、歯車106に接合され係止部本体102を可動させる可動ネジ107と、ガイド溝109と、ストラップの取り付け紐を巻き締める係止部110とを備える。なお、機器本体101には、操作子104が出没するための開口部105、及びガイド溝109に対応して係止部本体102の可動域を制御するガイド突起108も設けられている。
【0021】
本実施形態では、ストラップの取り付けは次のようにして行われる。先ず、ユーザは、操作子104を図1の矢印a方向に回転して、図1の矢印A方向に係止部本体102を移動する。操作子104を図1の矢印a方向に回転すると歯車106が回転して、係止部本体102が格納孔103から突出する。ユーザは、ストラップの係止作業が容易となる図2に示す位置まで係止部本体102を移動させる。次に、ユーザは、ストラップの取り付け紐を係止部110に巻き締める。取り付け紐の巻き締めについては、図17、図18及び図19を参考に詳しく説明したため、ここでの詳細な説明は省略する。最後に、ユーザは、操作子104を図1の矢印b方向に回転して、図1の矢印B方向に係止部本体102を移動する。ユーザは、係止部本体102が格納孔103に格納された図1の状態に戻す。
【0022】
本実施形態によれば、ストラップを取り付ける際に係止部110が機器本体101の外部に出現した状態が維持される。このため、ユーザは両手を自由に使用することができ、ストラップの取り付け作業を容易にかつ短時間で実施できる。また、ストラップの取り付け後は、係止部110を機器本体101内部に格納できる。このため、係止部110や係止部110に巻き締めた取り付け紐の塊状の存在により、携帯電子機器の外観意匠が損なわれることを軽減できる。
【0023】
(第2の実施形態)
図5は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図であり、図6は、第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図である。また、図7は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図であり、図8は、第2の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図である。なお、図5〜図8に示した携帯電子機器は、折り畳み式の携帯電話機である。
【0024】
図5〜図8に示すように、携帯電子機器の機器本体201には、第1の実施形態と同様に、ストラップ係止部を格納するための格納孔103が設けられている。ストラップ係止部は、格納孔103から出没自在であり操作子の機能を兼ねる係止部本体301と、係止部本体301の押下操作によって回転動作する回転カム302と、回転カム302に圧接して、係止部本体301の押下方向の反対方向に常時付勢されている圧縮コイルスプリング303と、係止部本体301及び回転カム302の可動域を制御するカムガイド304と、ストラップの取り付け紐を巻き締める係止部110とを備える。なお、係止部本体301は、回転カム302を押下げるための押下カム305を有する。
【0025】
本実施形態では、ストラップの取り付けは次のようにして行われる。先ず、ユーザは、係止部本体301を図5の矢印b方向に押下して、係止部本体301を図5の矢印a方向に移動させる。その結果、ストラップの係止作業が容易となる図6の状態となる。次に、ユーザは、ストラップの取り付け紐を係止部110に巻き締める。取り付け紐の巻き締めについては、図17、図18及び図19を参考に詳しく説明したため、ここでの詳細な説明は省略する。最後に、ユーザは、再び係止部本体301を図5の矢印b方向に押下して、係止部本体301が格納孔103に格納された図5の状態に戻す。
【0026】
本実施形態によれば、狭小な格納孔103の中に格納される係止部本体301を押下操作するため、第1の実施形態の場合に比べて僅かにストラップを取り付ける作業の困難さは増加する。しかし、第1の実施形態で説明した操作子104及び操作子104を搭載するための開口部105を削減できるため、携帯電子機器の外観意匠が損なわれることをさらに軽減できる。
【0027】
(第3の実施形態)
図9は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第3の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図であり、図10は、第3の実施形態の構造における係止部の突出状態を示す図である。また、図11は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第3の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図であり、図12は、第3の実施形態の構造における係止部の突出状態を示す拡大透視図である。なお、図9〜図12に示した携帯電子機器は、折り畳み式の携帯電話機である。
【0028】
図9〜図12に示すように、携帯電子機器の機器本体101には、第1の実施形態と同様に、ストラップ係止部を格納するための格納孔103、開口部105及びガイド突起108が設けられている。ストラップ係止部は、格納孔103に格納された係止部本体501と、第1の実施形態と同様の操作子104、歯車106、可動ネジ107及びガイド溝109と、弾性を有する係止部502とを備える。
【0029】
本実施形態では、ストラップの取り付けは次のようにして行われる。先ず、ユーザは、操作子104を図9の矢印a方向に回転して、図9の矢印A方向に係止部本体501を移動する。操作子104を図9の矢印a方向に回転すると歯車106が回転して、係止部本体501が図9に示す矢印A方向に移動し、係止部502が格納孔103からさらに突出する。ユーザは、係止部502の弾性を利用して、係止作業が容易となる図10に示す状態まで係止部502の環状面積を広げる。次に、ユーザは、ストラップの取り付け紐を係止部110に巻き締める。取り付け紐の巻き締めについては、図17、図18及び図19を参考に詳しく説明したため、ここでの詳細な説明は省略する。最後に、ユーザは、操作子104を図9の矢印b方向に回転して、図9の矢印B方向に係止部本体501を移動する。ユーザは、係止部本体501が格納孔103に格納された図9の状態に戻す。
【0030】
本実施形態によれば、ストラップを取り付ける際に係止部502の環状面積を格納状態から広げることができる。このため、第1の実施形態の場合に比べて、ストラップの取り付け作業をさらに容易にかつ短時間で実施できる。
【0031】
(第4の実施形態)
図13は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す図であり、図14は、第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す図である。また、図15は、携帯電子機器にストラップを取り付けるための第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の格納状態を示す拡大透視図であり、図16は、第4の実施形態の構造におけるストラップ係止部の突出状態を示す拡大透視図である。なお、図13〜図16に示した携帯電子機器は、折り畳み式の携帯電話機である。
【0032】
図13〜図16に示すように、携帯電子機器の機器本体101には、第1の実施形態と同様に、ストラップ係止部を格納するための格納孔103、開口部105及びガイド突起108が設けられている。ストラップ係止部は、格納孔103から出没自在な係止部本体701と、第1の実施形態と同様の操作子104、可動ネジ107及びガイド溝109と、鉤状の係止部702とを備える。なお、係止部本体701は、係止部702の先端部分を格納するための係止孔703を有する。
【0033】
本実施形態では、ストラップ903の取り付けは次のようにして行われる。先ず、ユーザは、操作子104を図13の矢印a方向に回転して、図13の矢印A方向に係止部本体701を移動する。操作子104を図13の矢印a方向に回転すると、係止部本体701が格納孔103から突出する。ユーザは、ストラップ903の係止作業が容易となる図14に示す位置まで係止部本体701を移動させる。次に、ユーザは、係止部702の先端部分にストラップ903の取り付け紐904の環状端部を挿通する。最後に、ユーザは、操作子104を図13の矢印b方向に回転して、図13の矢印B方向に係止部本体701を移動する。ユーザは、係止部本体701が格納孔103に格納され、係止部702の先端部分が係止孔703に格納された図13の状態に戻す。
【0034】
本実施形態によれば、ストラップを取り付ける際に係止部702に取り付け紐を巻き締める作業がないため、第1の実施形態の場合に比べて、ストラップの取り付け作業をさらに容易にかつ短時間で実施できる。また、係止部702に取り付けたストラップ903の取り付け紐904は塊状とはならない。このため、第1の実施形態の場合に比べて、携帯電子機器の外観意匠が損なわれることをさらに軽減できる。
【符号の説明】
【0035】
101,201 機器本体
102,301,501,701 係止部本体
103 格納孔
104 操作子
105 開口部
106 歯車
107 可動ネジ
108 ガイド突起
109 ガイド溝
110,502,702 係止部
302 回転カム
303 圧縮コイルスプリング
304 カムガイド
305 押下カム
703 係止孔
903 ストラップ本体
904 取り付け紐
905 ストラップ紐

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器にストラップを取り付けるための係止装置であって、
前記機器の筐体の表面に開口する凹部と、
前記凹部内に格納され、前記凹部から出没するストラップ係止部と、
前記ストラップ係止部と協働し、前記ストラップ係止部の出没を操作するための操作子と、
を備えることを特徴とする係止装置。
【請求項2】
請求項1に記載の係止装置であって、
前記ストラップ係止部は、前記ストラップを係止するための環状の係止部を前記凹部の開口面側に有し、
前記操作子の操作により前記ストラップ係止部が前記凹部の開口面に近づくに従って、前記凹部から突出する前記係止部の環状の面積が拡大することを特徴とする係止装置。
【請求項3】
請求項1に記載の係止装置であって、
前記ストラップ係止部は、前記ストラップを係止するための鉤状の係止部を前記凹部の開口面側に有し、かつ、前記係止部の先端部分を格納するための係止孔を有し、
前記ストラップ係止部が前記凹部内に格納されているとき、前記係止部の前記先端部分が前記係止孔に格納されるため前記係止部は環状であり、前記操作子の操作により前記ストラップ係止部が前記凹部から突出すると、前記係止部に切欠部が形成されることを特徴とする係止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2010−283596(P2010−283596A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−135248(P2009−135248)
【出願日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】