説明

ストリーミング再生中にコンテンツ再生装置を変更する方法及び該装置

【課題】 クライアントがサーバのコンテンツをストリーミング再生中である場合、再生装置を他のクライアントに変更する方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 コンテンツをストリーミング再生していた第1クライアントが第2クライアントに再生環境情報と再生中であるコンテンツのURLを伝送し、第2クライアントは受信した情報を自身のデバイス特性情報と共に伝送し、自身に最適化されたフォーマットの該当コンテンツをサーバに要請することによって、ユーザは特別な操作なしに既存の再生環境設定をそのまま維持し、他の再生装置を通じて視聴していたメディアコンテンツを視聴し続けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストリーミングサーバ及びストリーミングクライアントに係り、さらに詳細には、クライアントがサーバのコンテンツをストリーミング再生している場合に再生装置を他のクライアントに変更する方法及び該装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユビキタス環境が到来することによって、ユーザは、如何なる場所でも所望のメディアあるいはコンテンツを消費しようとする欲求が次第に強くなっている。これに合わせて、個人携帯端末装置の補給拡大と遠隔サーバに存在するコンテンツのストリーミングが可能になることによって、ユーザは、多様な再生装置(以下、レンダラーと称する)で多様な場所でコンテンツを消費可能となった。
【0003】
個人の移動性が大きくなるにつれてコンテンツ再生時にレンダラーを変更しようとするユーザの要求が発生する。代表的な場合として、図1に示されたようにユーザが移動中に携帯電話を介して動映像を視聴していて、帰宅した後に居間のDTVにレンダラーを変更する場合を挙げられうる。
【0004】
ユーザは、動映像ストリーミング再生を支援する携帯電話103を介してインターネット上のストリーミングサーバから動映像102を提供されて視聴中に家に到着し、この場合、ユーザはデジタルテレビ(DTV)104のように高画質の動映像を再生できる装備があるにも拘わらず、続けて小さな画面の携帯電話103を介して動映像を見る必要はないので、まだ残っている動映像の未視聴分を居間のDTV104を介して視聴し続けることを所望しているはずである。これはハードウェア的特性のような技術的差によって、携帯電話103の動映像再生品質がDTV104に比べて劣る場合もあり得るが、通信料金、携帯電話103のバッテリー容量などの問題が発生するためである。
【0005】
ユーザは、家に到着した後携帯電話103で視聴した動映像102ストリーミングに対する連結を終了する。そして、新たなレンダラーである居間のDTV104を介してメディアサーバ101に存在する前記動映像を探す。DTV画面に適したフォーマットの動映像を前記メディアサーバ101あるいは第3のメディアサーバを介して探さねばならない場合も発生しうる。ストリーミング再生しようとする動映像を探した後にも、ユーザが行わねばならない事項は残っている。すなわち、ユーザは動映像を再生するために画面比率、音量情報のような付加的な設定をしなければならず、また、家に到着するまでに視聴していた再生位置を探し、その位置からストリーミング再生を要請しなければならない。
【0006】
また、逆の場合のシナリオも仮定しうる。すなわち、衛星放送を通じて居間のDTVでスポーツ中継を視聴したユーザが突然の約束により家を出る場合、ユーザは約束場所に移動する途中に携帯電話を介してそのスポーツ中継を視聴し続けることを希望しており、この場合にも同様に、ユーザは、携帯電話を介して携帯電話に最適化されたフォーマットの動映像を探し、付加的な設定などを行わねばならない不便さがある。
【特許文献1】韓国特許公開第2002−043624号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、コンテンツをストリーミング再生する途中に既存の再生環境を維持し、再生装置のみを変更する方法及び該装置を提供するところにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために本発明は、クライアントでサーバのコンテンツをストリーミング再生する方法において、(a)前記コンテンツをストリーミング再生中の外部クライアントから前記外部クライアントの現在の再生環境を特定する再生環境情報を受信する段階と、(b)前記再生環境情報に基づいて前記コンテンツをストリーミング再生する段階とを含む。
【0009】
ここで、前記再生環境情報は、前記コンテンツの再生位置に関する情報、字幕設定情報、前記コンテンツへのアクセスに必要な情報、音量に関する情報のうち、少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0010】
また、本発明は前記ストリーミング再生方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供する。
【0011】
また、本発明はサーバのコンテンツをストリーミング再生するクライアント装置において、前記コンテンツをストリーミング再生中の外部クライアントから前記外部クライアントの現在の再生環境を特定する再生環境情報を受信する受信部と、前記再生環境情報に基づいて前記コンテンツをストリーミング再生するストリーミング部とを備える。
【0012】
ここで、前記再生環境情報は、前記コンテンツの再生位置に関する情報、字幕設定情報、前記コンテンツへのアクセスに必要な情報、音量に関する情報のうち、少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0013】
また、本発明は、サーバのコンテンツをストリーミング再生中であるクライアントが前記コンテンツを再生するデバイスを変更する方法において、(a)前記クライアントの現在の再生環境を特定する再生環境情報を生成する段階と、(b)前記生成された再生環境情報を所定の外部クライアントに伝送する段階とを備える。
【0014】
また、本発明は、前記再生装置変更方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供する。
【0015】
また、本発明はサーバのコンテンツをストリーミング再生するクライアント装置において、前記コンテンツをストリーミング再生中の前記クライアントの現在の再生環境を特定する再生環境情報を生成する生成部と、前記生成された再生環境情報を所定の外部クライアントに伝送する伝送部とを備える。
【0016】
また、本発明は、サーバからクライアントにストリーミングデータを伝送する方法において、(a)前記サーバの所定コンテンツをストリーミング再生中の第1クライアントから前記第1クライアントの現在再生環境を特定する再生環境情報及び第2クライアントにアクセスするために必要なアクセス情報を受信する段階と、(b)前記コンテンツのストリーミングデータ及び前記再生環境情報を前記アクセス情報を参照して前記第2クライアントに伝送する段階とを含む。
【0017】
また、本発明は、前記ストリーミングデータ伝送方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供する。
【0018】
また、本発明はクライアントにストリーミングデータを伝送するサーバ装置において、前記サーバの所定コンテンツをストリーミング再生中の第1クライアントから前記第1クライアントの現在再生環境を特定する再生環境情報及び第2クライアントにアクセスするために必要なアクセス情報を受信する受信部と、前記コンテンツのストリーミングデータ及び前記再生環境情報を前記アクセス情報を参照して前記第2クライアントに伝送する伝送部とを備える。
【0019】
また、本発明は、サーバのコンテンツをストリーミング再生中であるクライアントが再生装置を変更する方法において、(a)前記クライアントの現在再生環境を特定する再生環境情報を生成する段階と、(b)所定の外部クライアントから前記外部クライアントにアクセスするために必要なアクセス情報を獲得する段階と、(c)前記再生環境情報及び前記アクセス情報を前記サーバに伝送する段階とを含む。
【0020】
また、本発明は、前記再生装置変更方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供する。
【0021】
また、本発明はサーバのコンテンツをストリーミング再生するクライアント装置において、前記コンテンツを再生中に現在の再生環境を特定する再生環境情報を生成する生成部と、所定の外部クライアントから前記外部クライアントにアクセスするために必要なアクセス情報を獲得する受信部と、前記再生環境情報及び前記アクセス情報を前記サーバに伝送する伝送部とを備える。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、ユーザがストリーミングを通じてメディアコンテンツを視聴している途中で他の再生装置を通じて視聴していたメディアコンテンツを続けて視聴しようとするとき、特別な操作なしに既存の再生環境設定をそのまま維持して他の再生装置を通じて視聴していたメディアコンテンツを続けて視聴でき、メディアコンテンツの視聴を中断せずに、切れ目なく他のレンダラーに再生装置を変更しうる。
【0023】
また、ユーザが直接別途の操作をせずとも、変更された再生装置で最適化されたメディアコンテンツを視聴しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下で添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0025】
図2は、本発明によってコンテンツ再生装置を変更する方法を説明するための図である。
【0026】
ユーザが携帯電話403を使用してメディアサーバ401のコンテンツ402をストリーミング再生していて、帰宅すれば、携帯電話403の特定ボタンを使用してデジタルTV404にコンテンツ402の再生環境情報を伝送する。この再生環境情報には、コンテンツ402のURL、音量、字幕設定と関連した情報が含まれるが、再生環境情報を受信したデジタルTV404は、コンテンツ402のURLを用いてメディアサーバ401のコンテンツ402をストリーミング再生する。この際、デジタルTV404は、再生環境情報を参照し、ユーザが携帯電話403を介してコンテンツ402を再生する時に既に設定しておいた再生環境をそのまま維持してコンテンツ402を再生する。
【0027】
また、デジタルTV404がメディアサーバ401にコンテンツ402を要請する時、自身のデバイス特性情報を共に伝送するが、メディアサーバ401は、この特性情報を用いてデジタルTV404のデバイス特性に最適化されたストリーミングデータを検索してデジタルTV404に伝送する。
【0028】
例えば、ユーザは携帯電話を用いて240X320サイズの画面で動映像402を視聴したが、デジタルTV404のデバイス特性情報を受信したメディアサーバ401は同じ動映像に対するコンテンツのうち、デジタルTV404の画面サイズに最適化されたストリーミングデータをデジタルTV404に伝送するので、ユーザは、帰宅した後には、デジタルTVの1920X1080サイズの画面を通じて同じ動映像を視聴しうる。このためにはサーバでクライアントのデバイス特性情報によって可変的にストリーミングデータを伝送しなければならないが、これについて以下で詳細に説明する。
【0029】
図3は、本発明によるサーバでデバイス特性によってコンテンツをストリーミング再生する方法を説明するための図である。図3に示されたように、メディアサーバ201がクライアント204からコンテンツに対する要請と共にクライアントのデバイス特性を含む情報を受信すれば、サーバ201は、クライアントのデバイス特性を分析して最適のフォーマットを決定し、該当フォーマットに変更されたコンテンツ202をクライアント204に伝送する。フォーマットに変更されたコンテンツ202は、後で使用するためにキャッシングされうる(203)。
【0030】
これを図4のフローチャートを参照してさらに詳細に説明すれば、まずメディアサーバは、クライアントのコンテンツ要請を受諾し(302)、コンテンツに対する要請と共に受信されたクライアントのデバイス情報を参照してクライアントの性能を分析した後(303)、クライアントに適したコンテンツフォーマットを決定する(304)。前記デバイス情報には、例えれば、画面サイズ、解像度、カラー支援のようなものがあり得る。
【0031】
最適のコンテンツが決定されれば、実際コンテンツをアクセスしうる全体URL(Full URL)を生成するが(305)、このURLに対応するコンテンツが既に存在しているか否かを判断し(306)、存在している場合、該当ストリーミングデータをクライアントに伝送し(308)、そうでない場合には、コンテンツを前記決定されたフォーマットに変換し(307)、クライアントに伝送する(308)。
【0032】
図5は、本発明の一実施形態によるコンテンツ再生装置及びサーバの構成図である。図5に示されたように、第1レンダラー510は、生成部511、伝送部512及びストリーミング部513を含み、第2レンダラー530は、生成部531、伝送部532、受信部533及びストリーミング部534を含む。
【0033】
本実施形態では、第1レンダラー510がサーバ520のコンテンツをストリーミング再生していて、第2レンダラー530に再生装置を変更する場合を仮定する。
【0034】
まず、第1レンダラー510を説明すれば、ストリーミング部513は、サーバ520からコンテンツを受信してストリーミング再生し、生成部511は、ストリーミング再生中の第1レンダラー510の現在再生環境を特定する再生環境情報を生成する。すなわち、コンテンツの全体再生区間のうち、現在の再生位置、音量、字幕設定、現在再生しているコンテンツのURL、現在再生中のコンテンツにアクセスするために必要な認証情報などがこれに含まれうる。伝送部512は、生成部511で生成した再生環境情報を第2レンダラー530に伝送する。
【0035】
次いで、第2レンダラー530を説明すれば、生成部531は、第2レンダラー530のデバイス特性を示す特性情報を生成する。この特性情報は、第2レンダラー530の画面サイズ、第2レンダラー530で再生可能なコンテンツフォーマットに関する情報、支援する解像度に関する情報などになりうる。
【0036】
伝送部532は、生成部531で生成したデバイス特性情報及び第1レンダラー510の再生環境情報に含まれた再生位置に関する情報をサーバ520に伝送する。既に図3及び図4を参照して説明したように、サーバ520は、このデバイス特性情報及び再生位置に関する情報を参照して同じメディアの多様なフォーマットのうち、第2レンダラー530に最適化されたフォーマットのコンテンツを該当位置からストリーミング伝送し、ストリーミング部534は、このストリーミングデータを受信して再生する。この際、ストリーミング部534は、受信部533から伝達された第1レンダラー510の再生環境情報に基づいてコンテンツを再生することによって、第1レンダラー510での再生環境を同一に維持しうる。すなわち、コンテンツは、第1レンダラー510から第2レンダラー530に再生を要請する時、第1レンダラー510で再生されていた位置から続いて再生され、その他の音量や字幕設定、画面比率などの再生環境はそのまま維持される。
【0037】
図6は、図5でのコンテンツ再生装置及びサーバを利用してコンテンツ再生装置を変更する過程の一実施形態を示すフローチャートである。
【0038】
本実施形態では、本発明によってコンテンツ再生装置を変更する方法を具現するためにHTTPプロトコルを使用する。ただし、本実施形態ではHTTPプロトコルの要請(request)を拡張するが、レンダラーの特性を考慮した最適のコンテンツURLを要請するメッセージである<GET_REAL_URL>とレンダラーとの間に、代わりにコンテンツの再生を要請するメッセージである<MIGRATE_CONTENT>を新たに定義する。
【0039】
図6を参照するに、まずレンダラー1は、<GET_REAL_URL>メッセージを利用してメディアサーバに最適のコンテンツに対するURLを要請する(701)。この際、<GET_REAL_URL>メッセージには、コンテンツのURL(contentURL)、レンダラー1のデバイス特性についての情報renderer1Metadata、ユーザの選好度userPreference1値が含まれる。
【0040】
ユーザの選好度は、ユーザがレンダラー1を利用してコンテンツをストリーミング再生する時に設定しうる情報であって、画面比率や動映像圧縮方式など多様な情報がこれに含まれ、メディアサーバがレンダラー1に対する最適のコンテンツを検索するのにユーザの選好度が反映されうる。
【0041】
メディアサーバは、レンダラー1の<GET_REAL_URL>を要請され、前記情報を利用して最適のコンテンツを探し出した後、探し出した最適のコンテンツに対するURL値をレンダラー1に返還する(702)。
【0042】
レンダラー1は、メディアサーバから受信した最適のコンテンツに対するURL(Real URL)をもって、ストリーミングを要請し(703)、要請されたメディアサーバは、該当コンテンツに対するストリーミングを始める(704)。Real URLは、レンダラー1が初期にコンテンツを要請するために使用するURLに対応するものであって、レンダラー1に最適化されたコンテンツが存在する実質的なURLを言う。
【0043】
レンダラー1は、コンテンツのストリーミング再生途中で<MIGRATE_CONTENT>メッセージを利用してレンダラー2に自身が再生していたコンテンツを、代わりに再生することを要請する(705)。この際、<MIGRATE_CONTENT>メッセージには、コンテンツをストリーミング再生中であるレンダラー1の再生環境を特定する再生環境情報(contextInfo)と、該当ストリーミングにアクセスするために必要な認証情報(authenticationInfo)とが含まれる。
【0044】
本実施形態では、再生環境情報にコンテンツのURLが含まれると仮定しているが、このURLは再生環境情報とは別途に<MIGRATE_CONTENT>メッセージに含まれることもあり得る。これにレンダラー2がコンテンツ再生要請を受諾すれば(706)、レンダラー1はストリーミングに対する既存の連結を終了する(707)。再生デバイスを変更するに当って、コンテンツのストリーミングが中断される時間を最大限短縮するためにレンダラー1がストリーミングを終了する707段階は、最大限遅く行われることが望ましく、レンダラー2のストリーミング開始後に行われることもある。
【0045】
レンダラー2は、<MIGRATE_CONTENT>メッセージを通じて受信した再生環境情報からコンテンツのURL(contentURL)を抽出し、コンテンツのURLと共にレンダラー2のデバイス特性についての情報(renderer2Metadata)、ユーザの選好度(userPreference2)を含む<GET_REAL_URL>メッセージを利用してメディアサーバにコンテンツを要請する(708)。メディアサーバは、レンダラー2の<GET_REAL_URL>メッセージに含まれたレンダラー2のデバイス特性を分析して要請されたコンテンツの多様なフォーマットのうち、レンダラー2に最適化されたフォーマットを検索し、検索結果、探し出したストリーミングデータのURLをレンダラー2に返還する(709)。
【0046】
最適のレンダラー2は、メディアサーバから受信した最適のコンテンツに対するURL(RealURL)を利用してストリーミングを要請する(710)。この際、レンダラー2は、レンダラー1から受信した再生環境情報に含まれた再生位置情報(position2)をメディアサーバに伝送するが、メディアサーバはこの再生位置情報を参照して該当位置をストリーミングデータの開始位置に設定してレンダラー2に伝送する(711)。
【0047】
本実施形態では、レンダラー2がrealURLを獲得して要請すると仮定しているが、メディアサーバでレンダラー2に最適化されたフォーマットのコンテンツを検索した後、直ちにそのURLでない最適化されたフォーマットのコンテンツを伝送することもできる。
【0048】
図7は、図5でのコンテンツ再生装置及びサーバを利用してコンテンツ再生装置を変更する他の実施形態を示すフローチャートである。図7ではHTTPだけを利用して本発明による再生装置変更方法を具現したが、図8では、レンダラー1とレンダラー2とがホームネットワークでUPnPactionを使用して通信する場合に対する信号の流れを説明する。本実施形態でレンダラー1は、UPnPCP(ControlPoint)として動作する。
【0049】
レンダラー1が初期のコンテンツストリーミングを行う過程である801〜804段階は、図7での701〜704段階と同一なので、ここではこれについての説明を省略する。
【0050】
レンダラー1は、コンテンツのストリーミング再生途中でレンダラー2にレンダラー変更を行うために、レンダラー2に<CM::GetProtocolInfo()>メッセージを伝送する(805)。このメッセージは、レンダラー2のプロトコル特性と再生可能なコンテンツデータのフォーマットを知らせよという要請メッセージである。レンダラー2は、<CM::GetProtocolInfo()>に対する応答として自身のプロトコル情報と再生可能なデータフォーマットのリストとをレンダラー1に伝送する(806)。
【0051】
レンダラー1は、段階806から分かった情報に基づいてレンダラー2のデバイス特性についての情報(renderer2Metadata)を生成し、この情報とコンテンツのURL(contentURL)、レンダラー2のユーザの選好度(userPreference2)を含む<GET_REAL_URL>メッセージを通じてメディアサーバに最適のコンテンツに対するURLを要請する(807)。
【0052】
メディアサーバは、レンダラー1の<GET_REAL_URL>メッセージを分析してレンダラー2に最適化されたフォーマットのコンテンツを検索し、該当ストリーミングデータに対するURL値をレンダラー1に返還する(808)。図示していないが、もしレンダラー2に最適化されたフォーマットが存在しなければ、メディアサーバが自身が有している任意のフォーマットをエンコーディングしてレンダラー2に最適化されたフォーマットのコンテンツを生成することもできる。また、レンダラー2に最適化されたフォーマットのコンテンツは、メディアサーバが保存していてもよく、あるいは外部の他のサーバに存在しても良い。この場合にも、メディアサーバは、該当ストリーミングデータのURLをレンダラー2に返還だけすれば良い。
【0053】
レンダラー1は、レンダラー2との通信のためにレンダラー2に<CM::PrepareForConnection()>メッセージを伝送し(809)、これを受信したレンダラー2は接続を準備し、インスタンスを生成する(810)。
【0054】
レンダラー1は、レンダラー2に<AVT::SetAVTransportURI()>メッセージを利用してメディアサーバから受信した最適のコンテンツに対するアドレス情報を知らせる(811)。そして、<AVT::Seek()>と<RCS::SetVolume()>メッセージを利用して各々コンテンツの再生位置及び音量についての情報をレンダラー2に伝送する(813)。
【0055】
レンダラー2に必要な情報をいずれも伝送したレンダラー1は、ストリーミングに対する既存連結を終了し(814)、レンダラー2に該当コンテンツの再生を要請する(815)。
【0056】
レンダラー2は、レンダラー1から受信した最適のコンテンツに対するURL(RealURL)を利用してメディアサーバにストリーミングを要請する(816)。この際、ストリーミングの開始位置についての情報(position2)も共に伝送され、ストリーミングを要請されたメディアサーバは、該当コンテンツに対するストリーミングデータを位置情報(position2)により指定された位置から伝送する(817)。
【0057】
図8は、本発明の他の実施形態によるコンテンツ再生装置及びサーバの構成図である。
【0058】
本実施形態では、コンテンツをストリーミング再生した第1レンダラー810が再生デバイスの変更に必要な情報をサーバ820に提供し、サーバ820は、第1レンダラーから受信した情報を参照して第2レンダラー830にプッシュ(push)方式で該当コンテンツをストリーミング伝送する。
【0059】
図8に示されたように、第1レンダラー810は、ストリーミング部811、生成部812、受信部813及び伝送部814を含み、サーバ820は伝送部840及び受信部850を含み、伝送部840はストリーミング部841、再生位置決定部842、検索部843及びフォーマット決定部844を含む。
【0060】
まず、本発明による第1レンダラー810を説明すれば、ストリーミング部811は、サーバ820から伝送されたコンテンツをストリーミング再生し、生成部812はコンテンツを再生している現在の再生環境についての再生環境情報を生成して伝送部814に伝達する。受信部813は、第2レンダラー830から第2レンダラー830へのアクセスのために必要なアクセス情報と第2レンダラーのデバイス特性情報とを受信して伝送部814に伝達するが、ここでアクセス情報は、第2レンダラー830のIPアドレスやMACアドレスとなり得、第2レンダラー830がホームネットワークに属した場合、ホームネットワークの外部から第2レンダラー830に接続するために必要な認証情報などにもなりうる。
【0061】
伝送部814は、生成部812及び受信部813から受取った情報をサーバ820に伝送してサーバ820がコンテンツを第2レンダラー830にプッシュ方式を通じて伝送するように要請する。
【0062】
次いで、本発明によるサーバ820を説明する。受信部850は、第1レンダラー810からアクセス情報、再生環境情報及び第2レンダラー830のデバイス特性情報を受信して伝送部840に伝達する。
【0063】
伝送部840の再生位置決定部842は、第1レンダラー810から受信された再生環境情報を参照してコンテンツの再生位置を決定し、フォーマット決定部844は、第2レンダラー830のデバイス特性情報を参照して第2レンダラー830に最適化されたフォーマットのコンテンツを決定する。検索部843は、サーバの内部保存装置(図示せず)または外部ネットワーク上のサーバ(図示せず)を検索してフォーマット決定部844で決定したフォーマットのコンテンツに対するURLを獲得する。
【0064】
ストリーミング部841は、検索部843で探し出したコンテンツを再生位置決定部842で決定した再生位置から第2レンダラー830にストリーミング伝送する。この際、コンテンツのストリーミングデータは、プッシュ方式により伝送され、その他にも伝送部840は第2レンダラー830に第1レンダラー810の再生環境情報を伝送することによって、第2レンダラー830がこれを参照して第1レンダラー810と同じ再生環境でコンテンツを再生可能にする。
【0065】
図9は、図8でのコンテンツ再生装置及びサーバを利用してコンテンツ再生装置を変更する過程を示すフローチャートである。本実施形態では、HTTPを用いて本発明による再生装置変更方法を具現する。
【0066】
レンダラー1が初期のコンテンツストリーミングを行う過程である901〜904の段階は、図7での701〜704の段階と同一なので、ここではそれについての説明を省略する。レンダラー1は、レンダラー2に<REQUEST_MIGRATION>メッセージを伝送するが(905)、これは本発明で定義するHTTPメッセージであって、レンダラー1がレンダラー2にプッシュするために必要な認証情報などのアクセス情報と共にユーザ選好度、レンダラー2のデバイス特性情報などを要請するメッセージである。ここでの認証情報は、図6での認証情報とは違ってメディアサーバがレンダラー2にアクセスするために必要な情報である。
【0067】
<REQUEST_MIGRATION>メッセージを受信した要請を受けた情報をレンダラー1に伝送する(906)。レンダラー1は、906段階で受信した情報と共に自身の再生環境情報をメディアサーバに伝送し、自身が再生していたコンテンツをレンダラー2にプッシュすべく要請し(907)、レンダラー2がこれを受諾すれば(908)、サーバとのストリーミング接続を終了する(909)。
【0068】
メディアサーバは、<POST>メッセージを通じてレンダラー2が特定ポートを開とした後(910、911)、レンダラー2に最適化されたコンテンツを該当ポートを通じてストリーミング伝送する(912)。すなわち、本実施形態では、レンダラー2がメディアサーバにコンテンツを要請するものではなく、メディアサーバがプッシュ方式でレンダラー2にコンテンツを伝送する。この際、メディアサーバは、レンダラー1が再生環境情報を生成した時点の再生位置からストリーミングし、またレンダラー1の再生環境情報をレンダラー2に伝送し、レンダラー2をして音量設定、字幕設定などレンダラー1の再生環境を同一に維持させる。
【0069】
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読取り可能な記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用ディジタルコンピュータで具現しうる。
【0070】
前記コンピュータで読取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)のような記録媒体を含む。
【0071】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者ならば、本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形で具現できるということを理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮せねばならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は本発明に含まれたと解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、ストリーミング再生中にコンテンツ再生装置を変更する方法及び該装置に関連した技術分野に好適に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】ストリーミング再生中にコンテンツ再生装置を変更する一般的な方法を説明するための図である。
【図2】本発明によってコンテンツ再生装置を変更する方法を説明するための図である。
【図3】本発明によるサーバでデバイス特性によってコンテンツをストリーミング再生する方法を説明するための図である。
【図4】本発明によるサーバで図3による方法を行う過程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態によるコンテンツ再生装置及びサーバの構成図である。
【図6】図5でのコンテンツ再生装置及びサーバを利用してコンテンツ再生装置を変更する過程の一実施形態を示すフローチャートである。
【図7】図5でのコンテンツ再生装置及びサーバを利用してコンテンツ再生装置を変更する過程の他の実施形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施形態によるコンテンツ再生装置及びサーバの構成図である。
【図9】図8でのコンテンツ再生装置及びサーバを利用してコンテンツ再生装置を変更する過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0074】
201 メディアサーバ
202 コンテンツ変更
203 変更されたコンテンツをキャッシング
204 クライアント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスクライアントがサーバにより提供されるデジタルメディアコンテンツを再生する方法において、
前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントから、前記デジタルメディアコンテンツ内で現在の再生位置を示す再生位置情報を前記サーバを介さず、直接受信する段階と、
前記サーバから前記デジタルメディアコンテンツを受信する段階と、
前記再生位置情報に基づいて、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を前記位置から始める段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性を示す情報を生成する段階と、
前記サーバが、前記デジタルメディアコンテンツを前記ディスプレイデバイスクライアントに最適のフォーマットで送信できるように、前記生成された情報を前記サーバに送信する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
サーバにより提供されるデジタルメディアコンテンツを再生するディスプレイデバイスクライアントにおいて、
前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報を、前記サーバを介さず、前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントから直接受信する受信部と、
前記サーバから前記デジタルメディアコンテンツを受信し、前記再生位置情報に基づいて、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を前記位置から始める再生部と、を含むことを特徴とする装置。
【請求項4】
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性を示す情報を生成する生成部と、
前記サーバが、前記デジタルメディアコンテンツを前記ディスプレイデバイスクライアントに最適のフォーマットで送信できるように、前記生成された情報を、前記サーバに送信する送信部と、をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報は、画面サイズに関する情報、再生可能なコンテンツフォーマットに関する情報、支援する解像度に関する情報のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
サーバが提供するデジタルメディアコンテンツの再生主体を、無線デバイスクライアントからディスプレイデバイスクライアントに変更する方法において、
前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報を生成する段階と、
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記位置から前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を始めるように、前記無線デバイス装置クライアントが、前記生成された再生位置情報を前記サーバを介さず、直接前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を始めた後、前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を終了する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
サーバが提供するデジタルメディアコンテンツの再生主体を、前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントからディスプレイデバイスクライアントに変更する前記無線デバイスクライアントにおいて、
前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報を生成する生成部と、
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記位置から前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を始めるように、前記無線デバイス装置クライアントが前記生成された再生位置情報を、前記サーバを介さず、直接前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する送信部と、を含むことを特徴とする装置。
【請求項9】
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を始めた後、前記ディスプレイデバイスクライアントの前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を終了する再生部をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
サーバが提供するデジタルメディアコンテンツに対する再生主体を、無線デバイスクライアントからディスプレイデバイスクライアントに変更する方法において、
前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報を生成する段階と、
前記サーバが、前記ディスプレイデバイスクライアントにアクセスするために必要な接続情報を、前記無線デバイスクライアントが前記サーバを介さず、直接前記ディスプレイデバイスクライアントから獲得する段階と、
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を前記位置から始めるように、前記無線デバイスクライアントが、前記再生位置情報及び前記接続情報を前記サーバに送信する段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記ディスプレイデバイスクライアントから前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報を獲得する段階と、
前記サーバが、前記デジタルメディアコンテンツを、前記ディスプレイデバイスクライアントに最適のフォーマットで送信できるように、前記獲得した情報を前記サーバに送信する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
サーバが提供するデジタルメディアコンテンツに対する再生主体を、前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントからディスプレイデバイスクライアントに変更する前記無線デバイスクライアントにおいて、
前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報を生成する生成部と、
前記サーバが、前記ディスプレイデバイスクライアントにアクセスするために必要な接続情報を前記サーバを介さず、前記ディスプレイデバイスクライアントから直接獲得する受信部と、
前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を前記位置から始めるように、前記再生位置情報及び前記接続情報を前記サーバに送信する送信部と、を含むことを特徴とする装置。
【請求項13】
前記受信部は、前記ディスプレイデバイスクライアントから前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報を獲得し、
前記送信部は、前記サーバが前記デジタルメディアコンテンツを前記ディスプレイデバイスクライアントに最適のフォーマットで送信できるように、前記獲得した情報を前記サーバに送信することを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報は、画面サイズに関する情報、再生可能なコンテンツフォーマットに関する情報、支援する解像度に関する情報のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
サーバがデジタルメディアコンテンツをディスプレイデバイスクライアントに提供する方法において、
前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントから前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報を受信する段階と、
前記サーバが、前記ディスプレイデバイスクライアントにアクセスするのに必要な接続情報を前記無線デバイスクライアントから直接受信する段階と、
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を前記位置から始めるように、前記デジタルメディアコンテンツを、前記接続情報を利用して、前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
前記ディスプレイデバイスクライアントから前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報を受信する段階をさらに含み、
前記デジタルメディアコンテンツを送信する段階は、
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報を参照し、前記ディスプレイデバイスクライアントのための前記デジタルメディアコンテンツの最適のフォーマットを決定する段階と、
前記デジタルメディアコンテンツを前記最適のフォーマットで前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する段階と、を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報は、画面サイズに関する情報、再生可能なコンテンツフォーマットに関する情報、支援する解像度に関する情報のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
デジタルメディアコンテンツをディスプレイデバイスクライアントに提供するサーバにおいて、
前記デジタルメディアコンテンツを再生している無線デバイスクライアントから、前記デジタルメディアコンテンツ内で、現在の再生位置を示す再生位置情報及び前記サーバが前記ディスプレイデバイスクライアントにアクセスするのに必要な接続情報を直接受信する受信部と、
前記ディスプレイデバイスクライアントが、前記デジタルメディアコンテンツに対する再生を前記位置から始めるように、前記接続情報を利用して、前記デジタルメディアコンテンツを前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する送信部と、を含むことを特徴とする装置。
【請求項19】
前記受信部は、前記ディスプレイデバイスクライアントから前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報を受信し、
前記送信部は、
前記ディスプレイデバイスクライアントの特性についての情報を参照し、前記ディスプレイデバイスクライアントのための前記デジタルメディアコンテンツの最適のフォーマットを決定するフォーマット決定部と、
前記デジタルメディアコンテンツを前記最適のフォーマットで前記ディスプレイデバイスクライアントにストリーミング送信するストリーミング部と、を含むことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
請求項1、6、10、15のうち、いずれか1項に記載の方法を実行するコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
【請求項21】
前記無線デバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラー及びUPnPコントロールポイントがエンベデッド(embed)され、前記ディスプレイデバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラーエンベデッドされており、
前記再生位置情報を受信する段階は、前記ディスプレイデバイスクライアントのAVT::Seek()アクションを呼び出すUPnP制御メッセージを、前記無線デバイスクライアントから受信する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記無線デバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラー及びUPnPコントロールポイントがエンベデッドされ、前記ディスプレイデバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラーエンベデッドされており、
前記再生位置情報を送信する段階は、前記ディスプレイデバイスクライアントのAVT::Seek()アクションを呼び出すUPnP制御メッセージを前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項23】
前記無線デバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラー及びUPnPコントロールポイントがエンベデッドされ、前記ディスプレイデバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラーエンベデッドされており、
前記受信部は、前記ディスプレイデバイスクライアントのAVT::Seek()アクションを呼び出すUPnP制御メッセージを、前記無線デバイスクライアントから受信することを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項24】
前記無線デバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラー及びUPnPコントロールポイントがエンベデッドされ、前記ディスプレイデバイスクライアントは、UPnPメディアレンダラーエンベデッドされており、
前記再生位置情報を送信する段階は、前記ディスプレイデバイスクライアントのAVT::Seek()アクションを呼び出すUPnP制御メッセージを、前記ディスプレイデバイスクライアントに送信する送信部を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項25】
前記ディスプレイデバイスクライアントは、ホームネットワーク内に位置し、前記接続情報は、前記ホームネットワークの外部から前記ディスプレイデバイスクライアントにアクセスするのに必要な認証情報を含むことを特徴とする請求項10または15に記載の方法。
【請求項26】
前記ディスプレイデバイスクライアントは、ホームネットワーク内に位置し、前記接続情報は、前記ホームネットワーク外部から前記ディスプレイデバイスクライアントにアクセスするのに必要な認証情報を含むことを特徴とする請求項12または18に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−257305(P2012−257305A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−178360(P2012−178360)
【出願日】平成24年8月10日(2012.8.10)
【分割の表示】特願2006−332273(P2006−332273)の分割
【原出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】