説明

スポット溶接補助装置

【課題】1台のスポット溶接機を所謂親機として、そのスポット溶接チップから当接されて給電され、大小多様な構造のワークおよび多様な溶接姿勢に対応できるようなスポット溶接補助装置を提供する。
【解決手段】左右の上部電極アーム13X,13Yと、1台の下部電極ベッド3と、それらを支軸4dによって開閉自在に連結したスポット溶接用の補助装置であって、上部電極アームは、それぞれ、外部溶接電源と接続して電力供給を受ける左右上部電極受電端子13a,13bを有するとともに、上部電極アームの先端部に設けられ左右いずれかの上部電極受電端子と導通状態にある左右のスポット溶接部12a,12bを備え、下部電極ベッドは、外部溶接電源と接続して電力供給を受ける左右の下部電極受電端子4a,4bを有するとともに、下部電極ベッドの先端部に設けられ左右下部電極受電端子とそれぞれ導通状態にある左右の溶接チップ2a,2bを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆるリモートガン方式のスポット溶接補助装置に関する。より詳しくは、外部の溶接電源から電力の供給を受けて、ワークのスポット溶接を行うスポット溶接補助装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スポット溶接機はアームの大きさを選択することにより大小多様な構造のワークに対して溶接可能であり各種部材の組立てに多用されている。しかしながら大小多様な構造のワークおよび種々の溶接姿勢に対応して、それぞれ最適なスポット溶接機を準備することは不経済である。そこで、種々の溶接姿勢に対応してスポット溶接機の加圧方向を変換できる装置が提案されている。
【0003】
特許文献1には、電極の加圧力を受け摺動するカムと、カムの摺動に伴って移動する電極の加圧方向と異なる加圧方向に配置したカム電極と電極の加圧力が解除された時カム電極およびカムを自動的に復帰させる自動復帰機構とよりなるスポット溶接の加圧力方向変換装置が開示されている。特許文献1の変換装置では、加圧方向変換装置そのものが一つの標準部品となり溶接治具に取り付けただけで加圧方向が自由に変えられるもので、スポット溶接用ロボット、マルチスポット溶接機や多関節ロボットによるスタッド溶接などにも対応できるとされている。
【特許文献1】特開昭63―264278号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のスポット溶接の加圧力方向変換装置は、一方の電極の加圧方向を変換するのみで、通常のスポット溶接作業における動作と異なるという問題点がある。そこで、本発明は、通常のスポット溶接の動作をそのまま取り入れた形態で、1台の公知のスポット溶接機を給電用の所謂親機として、そのスポット電極チップを当接して給電することにより大小多様な構造のワークおよび多様な溶接姿勢に対応できるようにさせるスポット溶接補助装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のスポット溶接補助装置は、左右の上部電極アームと、1台の下部電極ベッドと、それらを支軸によって開閉自在に連結したスポット溶接用の補助装置であって、該上部電極アームは、それぞれ、外部溶接電源と接続して電力供給を受ける左右上部電極受電端子を有するとともに、該上部電極アームの先端部に設けられ該左右いずれかの上部電極受電端子と導通状態にある左右のスポット溶接部を備え、該下部電極ベッドは、外部溶接電源と接続して電力供給を受ける左右の下部電極受電端子を有するとともに、該下部電極ベッドの先端部に設けられ該左右下部電極受電端子とそれぞれ導通状態にある左右の溶接チップを備えたことを特徴とする。
また、本発明のスポット溶接補助装置は、前記スポット溶接補助装置の後端部に伸縮手
段を設け、前後に進退可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のスポット溶接補助装置は、2組の溶接チップがそれぞれ独立に加圧作動できるとともに、1台の外部の溶接電源から片方づつ給電する構造としているから、受電していない他方の溶接チップはワークの加圧固定の役割をすることができる。さらに本発明のスポット溶接補助装置は、高価な溶接電流制御装置を備えるものでなく構造が簡単であるから対象とするワークの大きさ・溶接姿勢に応じて複数台準備することが比較的容易である。すなわち本発明のスポット溶接補助装置を複数台準備することにより、親機としての比較的大型のスポット溶接機の1台で大小多様なワークおよび溶接姿勢に応じてスポット溶接を実現できる。1台の外部の溶接電源の溶接姿勢に直交する方向のスポット溶接をすることができる。
さらに溶接機補助装置は、ガイド軸とシリンダーロッドに保持され対象とするワークの大きさ、位置に応じて進退可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら、本発明のスポット溶接補助装置およびその後端部に設けた伸縮手段の実施の形態について詳しく説明する。図1は本実施形態のスポット溶接補助装置の右側面図である。図2は本実施形態のスポット溶接補助装置の平面図であり、図3はその正面図である。図4は、本実施形態のスポット溶接補助装置の部分的な構成を示す分解斜視図である。図5は、外部の溶接電源の溶接端子を上下電極部受電端子に接続し電力供給状態を説明する平面図であり、図6は同じく正面図である。図7は本実施形態のスポット溶接補助装置に伸縮手段を接続した右側面図である。
【0008】
図1〜図6に示すように、本発明の実施形態のスポット溶接補助装置は、上電極13となる左上部電極アーム13X及び右上部電極アーム13Yと、下電極となる下部電極ベッド3とが、支軸4dによって開閉自在に連結されて組み合わされた構造になっている。
なお、本明細書での左右表現は、スポット溶接補助装置に向かっての左右をいい、図3の正面図に対応する。
【0009】
まず、上電極13の構造について記載する。左上部電極アーム13Xは、その上端に設けた左上部電極受電端子13aを外部溶接電源と接続して電源供給を受け、先端部に設けた左スポット溶接部12aに通電できるように導通状態になっている。また、右上部電極アーム13Yは、同様に、その上端に設けた右上部電極受電端子13bを外部溶接電源と接続して電源供給を受け、先端部に設けた右スポット溶接部12bに通電できるように導通状態になっている。
【0010】
次に、下部電極ベッド3について説明する。下部電極ベッド3は、その後部上面に立設された下部通電ブロック4を介して、ブロックヘッド4cの左右側面に、左右の下部電極受電端子4a,4bを設けており、外部溶接電源と接続することにより電源供給を受けられるようになっている。そして、下部電極ベッド3の先部には、左右の溶接チップ2a,2bを備えており、左溶接チップ2aは左下部電極受電端子4aと導通状態にあり、右溶接チップ2bは右下部電極受電端子4bと導通状態にある。
【0011】
左右のスポット溶接部12a,12bは、左右上部電極アーム13X,13Yのそれぞれの先端部において、下方に向けて突設されており、スポット溶接補助装置を支軸4dを中心に閉の方向に回動させたときに、上電極の左スポット溶接部12aは下部電極ベッド3の左溶接チップ2aと突接し、右スポット溶接部12bは右溶接チップ2bと突接する(噛み合う)ように配設されている。これらの左右スポット溶接部12a,12bと左溶接チップ2a,2bとが噛み合うことによって、スポット溶接時にワーク11を圧下してスポット溶接するようにしている。
【0012】
図2のスポット溶接補助装置1の拡大側面図に示すように、左右上部電極アーム13X,13Yは、左右絶縁板14a,14bを介して、その後端部に左右リンクアーム15a,15bを連設するとともに、左右リンクアーム15a,15bは、左右係止部材16a,16bを介して、左右エアシリンダー17a,17bの左右伸縮ロッド19a,19b上端に連結されている。
【0013】
他方、下部電極ベッド3は、絶縁板5を介して、下電極ベッド受け部材6を連設するとともに、下電極ベッド受け部材6は、係止部材7を介して左右エアシリンダー17a,17bの下端に連結されている。
【0014】
さらに、実施形態のスポット溶接補助装置1は、左右上部電極アーム13X,13Yの内部に、下部電極ベッド3上部に立設された通電ブロック4を挟んだ状態で、左右上部電極アーム13X,13Yの左右外側に左右フレーム18a,18bを配設し、左右上部電極アーム13X,13Yの中央下部を左右に貫通させた支軸孔4eと、通電ブロック4を横方向に貫通させた支軸孔4fと,左右フレーム18a,18bの先端部を左右に貫通させた支軸孔4gと、に1本の支軸4dを通して、左右上部電極アーム13X,13Y、下部電極ベッド3、及び左右フレーム18a,18bを一体的に連結している。
【0015】
このように支軸4dを通して一体的に連結させることにより、左右フレーム18a,18bを固定板20に固定した状態で、下部電極ベッド3に対して、左右上部電極アーム13X,13Yの先端を、支軸4dを支点として回動可能にしている。すなわち、左右リンクアーム15a,15bの後端部及び下電極ベッド受け部材6を上下に連結する左右エアーシリンダー17a,17bを伸長させることにより、左右上部電極アーム13X,13Yの先端を下部電極ベッド3に接近させ、左右スポット溶接部12b,12aと左右溶接チップ2a,2bとでワーク11を挟んで加圧するとともにスポット溶接を実行する。なお、左右エアーシリンダー17a,17bはそれぞれが独立して伸縮できるようになっている。
【0016】
左右エアーシリンダー17a,17bの上方には、それぞれ左右シリンダストッパー17c,17dが上方向に突設されており、左右エアーシリンダー17a,17bを、左右フレーム18a,18bの上部間に架設されている架設板18cの下側に当接して固定できるようになっている。なお、左右シリンダストッパー17c,17dの上方突出長さを調節して、支軸4d、下部電極ベッド3、左右エアーシリンダー17a,17b間での三角形構造が形成される。
【0017】
また、左右リンクアーム15a,15bの下部には、左右リンクアームストッパー15c,15dが下方向に突設されており、左右エアーシリンダー17a,17bを縮めて左右上部電極アーム13X,13Yを開の状態にしたときに、左右リンクアームストッパー15c,15dを架設板18cの上面に当接して、左右エアーシリンダー17a,17bを架設板18cに固定できるようになっている。また、左右リンクアームストッパー15c,15dの下方突出長さを調節することにより、伸縮ロッド19a,19bの収縮長さを調節でき、それに対応して、下部電極ベッド3に対する、左右上部電極アーム13X,13Yの先端の開閉角度(回動角度)を設定することができる。
なお、左右上部電極アーム13X,13Yは、その中間部下部に支軸孔4eが設けられ、この支軸孔4eに支軸4dを貫通させて、下部通電ブロック4の支軸孔4fに枢着され、支軸4dを中心に上下に回動できるようになっている。
【0018】
また、下部通電ブロック4上部のブロックヘッド4cの両側面には、それぞれ左右下部電極受電端子4a,4bを設け、その一方の左下部電極受電端子4aは、右上部電極アーム13Xの上面に設けられた右上部電極受電端子13bと、左絶縁ブロック24a(図2参照)を介して反対側位置に設けられている。他方の右下部電極受電端子4bは、左上部電極アーム13Xの上面に設けられた左上部電極受電端子13aと、右絶縁ブロック24b(図2参照)を介して反対側位置に設けられている。これらの左右下部電極受電端子4a,4bに外部溶接電源を接続し下部電極ベッド3への電源を供給することができる。
【0019】
左右上部電極受電端子13a,13bは、左右絶縁板14a,14bによりリンクアーム15と電気的に絶縁されているとともに、左右絶縁ブロック24a,24b、支軸4dの外表面に挿入した絶縁環14cにより、下部通電ブロック4と電気的に絶縁されている。
【0020】
図4の斜視図を用いて、上電極、下電極の構造をわかりやすく説明する。下部電極ベッド3の下部には絶縁板5を配置し電流を遮断する構造となっており、上部には、先端左右に左右下部電極チップ2a,2bが設けられ、後端に下部通電ブロック4が立設されているとともに、その上にブロックヘッド4cが載置され、ブロックヘッド4cの左右側面を、下部通電ブロック4と一体的に形成された左右下部電極受電端子(4a,4b)の左右側面を露出させるように、左右絶縁ブロック24a,24bが覆っている。なお、図中破線で示す左右上部電極受電端子(13a,13b)は、左右上部電極アーム13X,13Yの上に形成されている。
【0021】
次に、本実施形態のスポット溶接補助装置に外部溶接電源を接続しての溶接動作を説明する。図5(a)に示すように、外部電源装置の電極チップ40aを左下部電極受電端子4aに接続するとともに、外部電源装置の電極チップ40bを右上部電極受電端子13bに接続する。このような接続状態では、外部電源装置の電極チップ40a→ 左下部電極受電端子4a→ ブロックヘッド4c→ 下部通電ブロック4→ 下部電極ベッド3→ 右下部電極チップ2b→ 右スポット溶接部12b→ 右上部電極アーム13Y→ 右上部電極受電端子13b→外部電源装置の電極チップ40bという経路で通電される。
また、図5(b)に示す状態では、外部電源装置の電極チップ40aを左上部電極受電端子13aに接続するとともに、外部電源装置の電極チップ40bを右下部電極受電端子4bに接続する。このような接続状態では、外部電源装置の電極チップ40a→ 左上部電極受電端子13a→ 左上部電極アーム13X→ 左スポット溶接部12a→ 左下部電極チップ2a→ 下部電極ベッド3→ 下部通電ブロック4→ ブロックヘッド4c→ 右下部電極受電端子4b→ 外部電源装置の電極チップ40bという経路で通電される。
なお、外部溶接電源の電極チップは、姿勢制御ロボットなどにより溶接姿勢を制御される。
【0022】
スポット溶接時には、上記の図5(a)状態か(b)状態かのいずれかの状態で外部電源を接続して用い、上部電極アームのスポット溶接部と下部電極ベッドの溶接チップとの間では、ワークを加圧して通電してスポット溶接を行うものと行わないものとがある。ワークは、通電状態及び非通電状態の2組のスポット溶接部及び溶接チップで強く挟持されるので、スポット溶接時のワークを安定的に保持しながらスポット溶接を行うことができる。
【0023】
次に、スポット溶接補助装置を前後に進退可能にする伸縮手段について説明する。図7に示すように、スポット溶接補助装置1の後端部に、固定板20に固設したガイド軸33とシリンダーロッド34を有する伸縮手段30を設け、スポット溶接作業時に対象とするワークに向けての進出や、溶接作業が終了した後にワークから後退することができるようにしている。ガイド軸33及びシリンダーロッド34は、基台31に立設された支柱32に設けられたガイド板35にスライド自在に取り付けられており、シリンダーロッド34に連結したエアーシリンダー36の伸縮によってスポット溶接補助装置1を前後に進退可能にしている。
【0024】
上記実施形態では、スポット溶接補助装置の各部品の位置関係を、下部電極ベッドを水平に載置した姿勢状態で、左右、上、下の表現を用いて説明したが、本スポット溶接補助装置の姿勢は前記姿勢に限定されず、本発明の要旨に相当する限り本発明の範囲に属するものである。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明のスポット溶接補助装置は、外部の溶接電源と接続して用いる溶接補助装置であり、高価な電流制御装置を具備せず構造も簡単であるから、大小多様な溶接ワークに対応させることができ、産業上の利用可能性が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本実施形態のスポット溶接補助装置の右側面図である。
【図2】本実施形態のスポット溶接補助装置の平面図である。
【図3】本実施形態のスポット溶接補助装置の正面図である。
【図4】本実施形態のスポット溶接補助装置の部分的な構成を示す分解斜視図である。
【図5】外部の溶接電源の溶接端子を上下電極部受電端子に接続し電力供給状態を説明する平面図である。
【図6】外部の溶接電源の溶接端子を上下電極部受電端子に接続し電力供給状態を説明する正面図である。
【図7】本実施形態のスポット溶接補助装置に伸縮手段を接続した右側面図である。
【符号の説明】
【0027】
1・・・スポット溶接補助装置
2・・・溶接チップ
2a・・・左溶接チップ
2b・・・右溶接チップ
3・・・下部電極ベッド
4・・・下部通電ブロック
4a・・・左下部電極受電端子
4b・・・右下部電極受電端子
4c・・・ブロックヘッド
4d・・・支軸
5・・・絶縁板
6・・・下電極ベッド受け部材
7・・・係止部材
11・・・溶接ワーク
12a・・・左スポット溶接部
12b・・・右スポット溶接部
13・・・上電極
13a・・・左上部電極受電端子
13b・・・右上部電極受電端子
13X・・・左上部電極アーム
13Y・・・右上部電極アーム
14a・・・左絶縁板
14b・・・右絶縁板
14c・・・絶縁環
15・・・リンクアーム
15a,15b・・・左右リンクアーム
15c,15d・・・左右リンクアームストッパー
16・・・係止部材
16a,16b・・・左右係止部材
17a・・・左エアシリンダー
17b・・・右エアシリンダー
17c,17d・・・シリンダストッパー
19a,19b・・・伸縮ロッド
18・・・フレーム
18a,18b・・・左右フレーム
18c・・・架設板
19a,19b・・・左右伸縮ロッド
20・・・固定板
24a・・・左絶縁ブロック
24b・・・右絶縁ブロック
30・・・伸縮手段
31・・・基台
32・・・支柱
33・・・ガイド軸
34・・・シリンダーロッド
35・・・ガイド板
36・・・エアーシリンダー
40・・・スポット溶接機
40a,40b・・・電極チップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右の上部電極アームと、1台の下部電極ベッドと、それらを支軸によって開閉自在に連結したスポット溶接用の補助装置であって、
該上部電極アームは、それぞれ、外部溶接電源と接続して電力供給を受ける左右上部電極受電端子を有するとともに、該上部電極アームの先端部に設けられ該左右いずれかの上部電極受電端子と導通状態にある左右のスポット溶接部を備え、
該下部電極ベッドは、
外部溶接電源と接続して電力供給を受ける左右の下部電極受電端子を有するとともに、
該下部電極ベッドの先端部に設けられ該左右下部電極受電端子とそれぞれ導通状態にある左右の溶接チップを備えたことを特徴とするスポット溶接補助装置。
【請求項2】
前記スポット溶接補助装置の後端部に伸縮手段を設け、前後に進退可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接補助装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−149345(P2008−149345A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−339113(P2006−339113)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【出願人】(506134939)株式会社成興技研 (4)
【Fターム(参考)】