説明

スモークシールド

【課題】災害時に発生する人体に有害なガス、煙から1.行動の自由の確保 2.視界の確保 3.呼吸の確保をして、避難を容易にする携帯性をもった避難器具を提供する。
【解決手段】視界を確保した透過性をもった難燃性素材1で頭部を覆い、難燃性、耐炎性の伸縮性ゴム素材3で頚部を固定して行動の自由を確保し、ガスおよび煙を気相吸着する細孔構造物質を内包する素材で構成されたマスク様態2で口腔部を覆うことで呼吸を容易にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、災害時の避難用具に関する発明である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的とする事象は、人体に有害なガス、煙、が発生している。この事象に対し1.行動の自由の確保 2.視界の確保 3.呼吸の確保を同時に満たす手段を取るべきところ、従来の発明では目的を満たす手段が無かった。
【課題が解決しようとする手段】
前記に対し、固定部材、視界を確保する透過性を持った素材、難燃性、耐炎性の伸縮性ゴム素材、ガスおよび煙を気相吸着する細孔構造物質、口腔部を覆うマスク様態部材、それぞれを組み合わせることで、携帯性に優れ、安全な避難行動を可能にする。
【発明の効果】
前記により、視界を確保する透過性を持った素材で頭部全体を覆い、且つまた頚部難燃性、耐炎性の伸縮性ゴム素材で固定することから熱対流および動作によって発生する気流により頭部より外れてしまうことを防ぐとともに視界を確保しつつ、気相吸着する細孔構造物質を用いたマスク形態により呼吸器に有害な煙・ガスを吸着し呼気を確保し、目的とする災害からより安全に避難することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図
【図2】図1を構成する視界を確保する素材の形態であり、本図は伸張状態であり使用時は収縮し頚部を固定する
【図3】図1を構成する呼吸器官を保護する素材の形態であり、中央部の呼吸器に当る部分は気相吸着する細孔構造物質を内包する
【符号の説明】
1.視界を確保する透明な難燃性の素材
2.呼吸器官を保護するマスク様態
3.頚部を固定する難燃性、耐炎性のゴム素材
4.視界を確保する透明な難燃性の素材の形態
5.頚部を固定する難燃性、耐炎性のゴム素材の接合部位置
6.呼吸器官を保護するマスク様態
7.細孔構造物質を内包する部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
視界を確保する透過性を持った素材をもって、頭部を覆い頚部を固定する部材を有することと、人体に有害な気体より呼吸器官を保護する機能を独立、結合させることで目的に適した選択を可能とする機能を特徴とするスモークシールド
【請求項2】
視界を確保する透過性をもった素材は難燃性を持つ事を特徴とする請求項1のスモークシールド
【請求項3】
頚部を固定する部材は難燃性、耐炎性の伸縮性ゴム素材である事を特徴とする請求項1のスモークシールド
【請求項4】
呼吸器官を保護する形態はマスク様態を特徴とする請求項1のスモークシールド
【請求項5】
呼吸器官を保護する素材は呼気成分、吸気成分をともに気相吸着する細孔構造を持つ物質で構成されている事を特徴とする請求項1のスモークシールド

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−320671(P2006−320671A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−172917(P2005−172917)
【出願日】平成17年5月17日(2005.5.17)
【出願人】(305018720)
【Fターム(参考)】