説明

スリット形状調整装置

【課題】取外し可能な後付けスリット形状調整装置を既存の側溝集水孔に取り付けることにより、集水孔スリットの形状を調整可能とし、設置時には何等問題のなかった既設側溝に後付けで適用可能であって容易にバリアフリー化を実現し得る集水部のスリット形状調整装置の提供。
【解決手段】スリット14に設置されるスリット形状調整部材2と、スリット形状調整部材2より垂下し、先端部がスリット14を通過して前記流路内に突出する回動部材3と、回動部材3に螺挿して取り付けられ、張り出し片が流路のスリット近傍内壁に係止可能とされた揺動係止板4と、揺動係止板4の上方位置に取り付けられ、揺動係止板の回動を阻止しかつ張り出し片をスリットの長手方向と略直角位置に設置可能とする回動阻止部6と、を有する回動阻止部材7と、を備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆるコンクリート製側溝に形成された集水部となるスリットの幅や形状を調整できるスリット形状調整装置にかかり、特にコンクリート製側溝敷設後において装着できるスリット形状調整装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、いわゆる道路側溝の形状は、従来の蓋と側溝本体が分離独立した形状のものからこれらが一体形成されたいわゆるボックス型(暗渠型)に変わりつつある。その理由としては、ボックス型側溝を採用することにより、従来形状の側溝における蓋のガタツキによる騒音や、蓋載置部の縁部欠損等の発生防止が図れること、建設コストの削減が図れること等が挙げられる。
【0003】
一方、これらの多くのボックス型側溝の天板部には、集水を目的とする集水孔(スリット)が設けられているが、当該天板部上を車両や通行人が通過することもあり、その際には集水孔の開口縁部が欠損し易いということや、通行人の例えばハイヒールの踵部分が該集水孔に挟まってしまい易い等という問題が指摘されていた。
【0004】
そこで、該集水孔縁部の欠損防止と通行人の安全を目的として集水孔カバーや開口縁部欠損保護具の取り付けが、該側溝天板部になされることが多かった。
【0005】
しかし、これらの集水孔カバー等の取り付け固定は、その構造上施工が容易ではなく、また固定が不充分であると容易に当該カバー等が外れてしまい、かえって危険であるという問題があり、これらの問題を解決するために、容易かつ確実に側溝天板部に固定することができる集水孔カバー等の発明がなされていた。
【0006】
これらの発明は、側溝本体天板部に受け金具が埋設されていたり、集水孔内部にカバー載置部が形成されている等、側溝本体とカバー等が組み合わされた形でなされた発明であり、一般的なボックス型側溝の多くのものに対応するという性質のものではなかった。
【0007】
一方近年の障害者・老人・子供たちの安全を考慮した街の整備(バリアフリー)は、いわゆる交通バリアフリー法に基く市町村主導の地域バリアフリー施策として推進されている。
【0008】
このため、積極的にバリアフリー化を要望する市民団体等から、行政に対して例えば既存の道路側溝の「スリット幅を細くしたい」「スリットにカバーを設けたい」等の要請がなされた場合には、前記のように汎用性のある集水孔カバー等が存在しないことから、これらの要請を実現するためには、道路側溝そのものの交換工事等までも検討せざるを得ないということになる。
【0009】
【特許文献1】特開2003−119957号公報
【特許文献2】特開2004−156211号公報
【特許文献3】特開2005−336951号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
かくして、本発明は前記従来の課題に対処すべく創案されたものであり、取外し可能な後付けスリット形状調整装置を既存の側溝集水孔に取り付けることにより、集水孔スリットの形状を調整可能とし、または、集水機能を残したまま該スリットをカバーすることができるものであって、設置時には何等問題のなかったスリットを有するあらゆる形状の既設側溝に適用可能であって容易にバリアフリー化を実現し得る集水部の後付けスリット形状調整装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明における集水部の後付けスリット形状調整装置は、
内部に流路を有し、該流路と連通するスリットが上壁に設けられた側溝に用いられ、該側溝の前記スリットに設置されるスリット形状調整装置であって、
該スリット形状調整装置は、スリットに設置されるスリット形状調整部材と、
該スリット形状調整部材より垂下し、先端部がスリットを通過して前記流路内に突出する回動部材と、
回動部材に螺挿して取り付けられ、前記回動部材の上下に移動可能で、該移動により水平方向へ張り出した張り出し片が前記流路のスリット近傍内壁に係止可能とされた揺動係止板と、
該揺動係止板の上方位置に取り付けられ、前記スリット内側に遊嵌する基体と、該基体に設けられ、前記揺動係止板の回動を阻止しかつ前記張り出し片をスリットの長手方向と略直角位置に設置可能とする回動阻止部と、を有する回動阻止部材と、
を備えた、
ことを特徴とし、
または、
前記スリット形状調整部材は、
前記スリットを構成するスリット両側面及び該スリット両側面とつながる周辺上壁に被せられる一対のL型部材と、
一対のL型部材を繋なぐと共にスリット形状を自在に変更すべく交換可能なスリット形状変更片と、
を有する、
ことを特徴とし、
または、
前記回動部材はボルト状部材で形成され、ボルト頭には回動用凹部が設けられている、
ことを特徴とし、
または、
前記スリット形状変更片は、スリット幅を変更する幅変更片あるいはスリットをカバーするカバー部として形成し、該カバー部に間隔をおいて各種形状の貫通孔を形成した孔変更片として形成された、
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
設置時には問題が無かった既存の道路側溝に対し、設置後にバリアフリーの要請があった場合であっても、本発明による集水部の後付けスリット形状調整装置であれば、集水部スリットのスリット形状を調整し、あるいは覆うことにより、簡単かつ確実にバリアフリー化することができる。また取り外し可能な後付けスリット形状調整装置を取り付けることにより、1種類の側溝がバリアフリー化に対応できる数種類の側溝として供給することができるとの優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を図に基づき説明する。本発明によるスリット形状調整装置1の取り付け状態の一例を図1、図2に示す。
【0014】
符号14はスリット形状調整装置1が設置される側溝スリットを示し、図から明らかなように側溝13内部の例えば断面逆卵型に形成された貫通孔である流路と側溝天板外部とを連通し、路面に溜まった雨水などを流路に流入させるために設けられたものである。
【0015】
そして当該側溝スリット14の幅方向断面形状は、例えば通常、上部表面の上側スリット開口より下側スリット開口に向かってそのスリット開口幅が拡開された形で形成されている。しかし、本願発明においては、当該スリットの形状は、実施例に限定されるものではなく、上側スリット開口幅が下側スリット開口幅に比べて広い場合や同じ幅であっても構わないものである。
【0016】
また、本発明が適用される側溝自体についても、スリット14を有していさえすれば、いかなる形状のものであっても構わないものである。
【0017】
スリット形状調整装置1は、図3に示すように、側溝スリット14に設置されるスリット形状調整部材2と、該スリット形状調整部材2を側溝スリット14に取り付け固定するための回動部材3、揺動係止板4、及び回動阻止部材7とを備え、揺動係止板4を側溝スリット14下側開口部近傍の内部流路の天井部に接触係止させることにより側溝スリット14に取り付け固定可能とするものである。
【0018】
ここで、スリット形状調整部材2は、一対のL型部材8,8と当該L型部材8,8を繋ぐと共にスリット形状を例えば幅方向に自在に変更すべく交換可能なスリット形状変更片9とを備えている。
【0019】
一対のL型部材8,8は、側溝スリット14を構成するスリット両側面及び該スリット両側面とつながる周辺上壁に被せられるものである。したがって図2から明らかなようにL型部材8,8は、側溝スリット14の側面長手方向に延出する長さの長尺部材として構成される。
【0020】
また、L型部材の周辺上壁に被せられる部分の長さは、特に限定されるものではないが、実施例においては、10mmから20mmの範囲で製作されている。さらに側溝スリット14側面に接触する部分の長さも同様である。本願発明においては、L型部材の直角加工部の外側面が、側溝スリット14上側開口部の縁部に密接する形で設置すると、スリット幅の調整は広い形での調整となる。すなわち、側溝13のスリット上部開口幅と、該L型部材8,8の離間距離がほぼ等しい形となる。
【0021】
さらにスリット上部開口幅を狭く調整したい場合には、スリット幅中央側に各々、一対のL型部材を近づけるようにして設置すればよい。
【0022】
ところで、スリット形状変更片9は、前記のようにL型部材8,8を繋ぐための部材であると共に、その幅方向長さを変更することによって、スリット幅を変更することができる幅変更片11として形成される場合がある。
【0023】
また、幅変更片11が形成されると共に、側溝スリット14をカバーするカバー部として形成される場合とがある。カバー部として形成された場合には、該カバー部に間隔をおいて各種形状の貫通孔を形成することにより孔変更片12としても構成される。
【0024】
すなわち例えばバリアフリー化の要請にあたって、スリット幅の縮小が必要となった場合には、幅変更片11を使用し、スリットカバーの設置が必要となった場合には、孔変更片12をも使用すればよいことになる。図3に幅変更片11を使用した場合、図4に孔変更片12をも使用した場合のスリット形状調整装置1をそれぞれ示す。
【0025】
一方、取り付け用具である回動部材3、揺動係止板4、及び回動阻止部材7は、L型部材8,8を繋ぐための部材であるスリット形状変更片9の略中央に穿設された支持孔16に回転自在に支持された回動部材3と、回動部材3に螺挿して取り付けられた揺動係止板4と、該揺動係止板4の上方位置に取り付けられ、揺動係止板4の回動を阻止してスリットの長手方向と略直角位置に設置可能とする回動阻止部材7として構成されている。図5にその構成を示す。
【0026】
回動部材3は、ボルト状部材で形成され、ボルト頭には例えば六角レンチ等が嵌合できるように形成された回動用凹部10が設けられている。また、その長さは、図6(a)から理解されるように側溝スリット14の上下方向の長さ以上であって側溝13内部流路上部に到達する長さが必要とされる。したがって、回動部材3は、前記支持孔16から垂下し、その先端部は側溝スリット14を通過して側溝流路内に突出することになる。
【0027】
また、揺動係止板4は、略長方形の板状の金属板から形成されるものであり、その略中央には、回動部材3を螺挿するための螺孔が形成されている。このことから、例えば、揺動係止板4を支持して、回動部材3を回動した場合には、揺動係止板4は回動部材3の上下方向に移動することが可能となる。
【0028】
ところで、揺動係止板4の短片長さは、側溝スリット幅の幅以下であることを要し、長片長さは、側溝スリット幅の幅以上であることを必要としている。その理由は、スリット形状調整装置1を側溝13に取り付ける際に、回動部材3に螺挿して取り付けられた揺動係止板4と、その上方位置に取り付けられた回動阻止部材7を、側溝スリット14内側に遊嵌させることが必要だからである。つまり、前記取り付けは図1及び2に示すように、まず、側溝スリット14上方においてスリット形状調整装置1を保持して揺動係止板4と回動阻止部材7の長片を側溝スリット14の長手方向と略平行になるようにし、その後揺動係止板4と回動阻止部材7を側溝スリット14内側に接触させないようにしながら、挿入するものである。したがって、揺動係止板4及び回動阻止部材7の短片は、側溝スリット幅の幅以下であることが必要となる。
【0029】
一方揺動係止板4の長片は、後述する機能により側溝スリット14長手方向略直角位置に位置した後に、スリット下側開口部近傍の内部流路の天井部に接触係止することになる。そしてこのことによって、スリット形状調整部材2の側溝スリット14への取り付け固定がなされるのである。したがって、揺動係止板4の長片は、側溝スリット幅の幅以上であって、係止に充分な長さであることが必要となる。
【0030】
次に回動阻止部材7は、図5から理解されるように、前記揺動係止板4の上方位置であって回動部材3を挿通して取り付けられて、側溝スリット14内側に遊嵌する基体5と、該基体5に設けられ、前記揺動係止板4の回動を阻止しかつ揺動係止板4の張り出し片をスリットの長手方向と略直角位置に設置可能とする回動阻止部6と、を有している。
【0031】
ここで、基体5は、図5から明らかなように、一枚の金属板を断面コ字状に折り曲げ形成したものであり、二つの側片の間に形成された面を上側に配置し、該上側面の略中央部に回動部材3を挿通する挿通孔15を穿設している。そして、基体5は該挿通孔15を挿通した回動部材3と、回動部材3の先端部に螺合した揺動係止板4によって該揺動係止板4の上部に載置された形に配置されている。
【0032】
また、前記側片の一方において下部幅方向2/3程度の長さを切り欠くことにより残余の幅方向1/3程度長さに突片を形成し、これを回動阻止部6としている。他の側片における突片である回動阻止部6は、前記一の側片の幅方向中央を軸として対称になるようにして前記と同様の加工を行うことにより形成している。
【0033】
したがって両側片の回動阻止部6、6の間に揺動係止板4を配置し、その後回動部材3を所定方向へ回動させると、揺動係止板4が、基体5の回動阻止部6に当接することになる。この結果、揺動係止板4の長片の位置する向きと基体5の長片の位置する向きは直交することになる。この事から、側溝スリット14の長手方向と略直角に揺動係止板4を設置することが可能となる。
【0034】
次にスリット形状調整装置1の側溝スリット14への取り付け方法について説明する。ここで図6(a)乃至 図8(a)は、側溝スリット14に設置されたスリット形状調整装置1の側溝13幅方向からの一部透視図を示し、図6(b)乃至 図8(b)は、側溝スリット14に設置されたスリット形状調整装置1の側溝13長手方向からの一部透視図を示す。
【0035】
まず、揺動係止板4を回動部材3下部先端側に配置し、回動阻止部材7の回動阻止部6である突片と略平行にする。そして側溝スリット14上方においてスリット形状調整装置1を保持して揺動係止板4と回動阻止部材7の長片を側溝スリット14の長手方向と略平行となるように配置する。
【0036】
この後スリット形状調整装置1を下方へ移動させ、揺動係止板4及び回動阻止部材7を側溝スリット14内側に接触させないにしながら挿入する。また、スリット形状調整部材2のL型部材8が側溝スリット14周辺上部に被せられるように設置する。この状態を図6(a),(b)に示す。つまり、揺動係止板4は、側溝13内部流路上方であってスリット下側開口部より下側に位置し、その向きは、側溝スリット14長手方向に略平行であって、回動阻止部6、6に当接していない状態である。
【0037】
次に、図7(a),(b)から理解されるように、回動部材3頭部の回動用凹部10に例えば六角レンチ等を嵌合させて所定の方向へ約90度回転すると、揺動係止板4も約90度回転することになり、この結果揺動係止板4が、回動阻止部材7に設けられている回動阻止部6に当接することになる。この結果揺動係止板4は、回動阻止部材7の2つの回動阻止部6、6の間に遊嵌することになる。そして、回動阻止部材7の長片が側溝スリット14長手方向と平行に位置することから、揺動係止板4の長片は側溝スリット14長手方向と略直交する方向に位置することになる。
【0038】
ここで、揺動係止板4は、側溝13内部流路上方であってスリット下側開口部より下側に位置し、その向きは、側溝スリット14長手方向に略直角であって、回動阻止部6、6の間に遊嵌している。
【0039】
さらに、図8(a),(b)から理解されるように、所定方向に回動部材3を回転させると、回動部材3の回転により揺動係止板4が回転し、揺動係止板4が遊嵌している回動阻止部材7を回転させる力が働く。しかし、該回動阻止部材7の基体5は、前記回転力によってその向きを少し変化させると、その2つの側片を側溝スリット14内側に接触させることになるため、側溝スリット14長手方向にその上側面の長片を略平行とした配置(当初挿入時と同じ配置)を保持することになる。
【0040】
一方揺動係止板4は、回動部材3と螺合していることから、回動部材3と共に回転しようとするが、前記のように基体5がその配置を保持するため、揺動係止板4も側溝スリット14の長手方向と略直角の配置を保持することになる。
【0041】
すなわち揺動係止板4が保持された状態で回動部材3の回動がなされることになる。このため、揺動係止板4が回動阻止部材7と共に上方に移動することになる。
【0042】
この結果、揺動係止板4が、側溝13内部流路天井部であってスリット下側開口部近傍に接触することになりもって係止されることになる。
【0043】
これによって、スリット形状調整部材2が側溝スリット14に固定される。なお上記と反対の手順により簡単にスリット形状調整部材2の取り外しが行えるものである。

【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の使用状態を示す説明図(その1)である。
【図2】本発明の使用状態を示す説明図(その2)である。
【図3】本発明の実施例の概略構成を示す構成説明図(その1)である。
【図4】本発明の実施例の概略構成を示す構成説明図(その2)である。
【図5】本発明の実施例の概略構成 を示す構成説明図(その3)である。
【図6】本発明のスリット形状調整装置取り付け方法の説明図(その1)である。
【図7】本発明のスリット形状調整装置取り付け方法の説明図(その2)である。
【図8】本発明のスリット形状調整装置取り付け方法の説明図(その3)である。
【符号の説明】
【0045】
1 スリット形状調整具
2 スリット形状調整部材
3 回動部材
4 揺動係止板
5 基体
6 回動阻止部
7 回動阻止部材
8 L型部材
9 スリット形状変更片
10 回動用凹部
11 幅変更片
12 孔変更片
13 側溝
14 側溝スリット
15 挿通孔
16 支持孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に流路を有し、該流路と連通するスリットが上壁に設けられた側溝に用いられ、該側溝の前記スリットに設置されるスリット形状調整装置であって、
該スリット形状調整装置は、スリットに設置されるスリット形状調整部材と、
該スリット形状調整部材より垂下し、先端部がスリットを通過して前記流路内に突出する回動部材と、
回動部材に螺挿して取り付けられ、前記回動部材の上下に移動可能で、該移動により水平方向へ張り出した張り出し片が前記流路のスリット近傍内壁に係止可能とされた揺動係止板と、
該揺動係止板の上方位置に取り付けられ、前記スリット内側に遊嵌する基体と、該基体に設けられ、前記揺動係止板の回動を阻止しかつ前記張り出し片をスリットの長手方向と略直角位置に設置可能とする回動阻止部と、を有する回動阻止部材と、
を備えた、
ことを特徴とするスリット形状調整装置。
【請求項2】
前記スリット形状調整部材は、
前記スリットを構成するスリット両側面及び該スリット両側面とつながる周辺上壁に被せられる一対のL型部材と、
一対のL型部材を繋なぐと共にスリット形状を自在に変更すべく交換可能なスリット形状変更片と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1記載のスリット形状調整装置。
【請求項3】
前記回動部材はボルト状部材で形成され、ボルト頭には回動用凹部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のスリット形状調整装置。
【請求項4】
前記スリット形状変更片は、スリット幅を変更する幅変更片あるいはスリットをカバーするカバー部として形成し、該カバー部に間隔をおいて各種形状の貫通孔を形成した孔変更片として形成された、
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のスリット形状調整装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−315134(P2007−315134A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−148104(P2006−148104)
【出願日】平成18年5月29日(2006.5.29)
【出願人】(398059563)株式会社トウブ (12)
【出願人】(506182642)
【出願人】(593059429)トヨタ工機株式会社 (10)
【Fターム(参考)】