説明

スロットマシン

【課題】スロットマシンに関し、模擬銃を用いてシューティング・ゲームを行えるようにしたものである。
【解決手段】遊技制御装置200には、画像表示装置40に模擬銃110のターゲット(例えば人形のターゲット130〜133)を表示するターゲット表示手段430と、模擬銃110を向けてトリガー111を引いた場合に、模擬銃110による射撃の成否を判定するための射撃結果判定手段450と、射撃結果判定手段450による判定の結果、射撃に成功したと判定された場合に、遊技者に演出上の特典を付与するための特典付与手段460とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スロットマシンに関し、模擬銃を用いてシューティング・ゲームを行えるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、模擬銃の形をしたガンコントローラを用いたパチンコ機が知られている(特許文献1の段落番号「0073」〜「0078」、図1参照)。
また、従来のパチンコ機は、ブラウン管を前提とし、その映像信号の同期信号とラスタ走査を利用して、ガンコントローラから発射された球の着弾位置を算出していた(特許文献1の段落番号「0075」参照)。
【特許文献1】特開2004-290500号公報(段落番号「0073」〜「0078」、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記した従来のものは、パチンコ機であり、遊技性の異なるスロットマシンに模擬銃を用いたものは存在しなかった。
また、近年、ブラウン管に代わって、液晶パネルが使用されている。このため、映像信号の同期信号とラスタ走査を利用した従来の着弾位置の算出方法が使用できないという問題点もある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、次の通り構成されている。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第一に、スロットマシンには、複数種類の図柄が外周に表示される複数個のリールと、複数個のリールを個別に回転する複数個のリールモータと、複数個のリールモータの駆動を開始させるためのスタートスイッチと、駆動中の複数個のリールモータを個別に停止可能な複数個のストップスイッチと、遊技に進行に関連して、各種の画像を表示可能な画像表示装置と、複数個のリールモータ、スタートスイッチ、複数個のストップスイッチ、画像表示装置にそれぞれ接続され、遊技を制御するための遊技制御装置とを備える。
【0005】
第二、スロットマシンには、遊技制御装置に接続され、トリガーを有する模擬銃を備える。
第三に、遊技制御装置には、画像表示装置に模擬銃のターゲットを表示するターゲット表示手段と、ターゲット表示手段により表示されたターゲットに、模擬銃を向けてトリガーを引いた場合に、模擬銃による射撃の成否を判定するための射撃結果判定手段と、射撃結果判定手段による判定の結果、射撃に成功したと判定された場合に、遊技者に演出上の特典を付与するための特典付与手段とを備える。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0006】
第一に、スロットマシンには、赤外線を照射する赤外線発射装置を備える。
第二に、模擬銃の銃口には、赤外線発射装置から照射された赤外線を撮像する撮像装置を備える。
第三に、遊技制御装置には、撮像装置から送信された撮像信号にもとづいて着弾位置を算出するための着弾位置算出手段を備える。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0007】
第一に、遊技制御装置には、複数個のストップスイッチが予め設定された操作順番に従って操作されたことを条件に入賞の発生が許容されている特定の小役が当選したか否かを抽選により決定するための遊技結果抽選手段と、遊技結果抽選手段による抽選の結果、特定の小役が当選した場合に、ストップスイッチの操作手順を報知するナビゲーション遊技を、予め設定された所定の回数継続して行うためのナビゲーション遊技制御手段とを備える。
【0008】
第二に、特典付与手段には、射撃結果判定手段による判定結果に応じて、ナビゲーション遊技制御手段によるナビゲーション遊技の継続回数を増加させるためのナビゲーション遊技回数増加手段を備える。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0009】
第一に、遊技制御装置には、一般遊技より遊技者に有利な複数種類のボーナスゲームを有し、複数種類のボーナスゲームの中から、一種類のボーナスゲームに移行させるか否かを抽選により決定するための遊技結果抽選手段と、遊技結果抽選手段による抽選の結果、一種類のボーナスゲームに当選した場合に、当該ボーナスゲームに対応するボーナス図柄が停止表示されることを条件に、当該ボーナスゲームを開始するためのボーナスゲーム制御手段とを備える。
【0010】
第二に、ターゲット表示手段は、遊技結果抽選手段による抽選の結果、一種類のボーナスゲームに当選した場合に、複数種類のボーナスゲームにそれぞれ対応した複数種類のボーナス図柄を、ターゲットとして表示させる。
第三に、特典付与手段には、遊技結果抽選手段により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄に、模擬銃による射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄が当選していることを告知するためのボーナス図柄告知手段を備える。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0011】
すなわち、ボーナス図柄告知手段は、遊技結果抽選手段により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄と異なるボーナス図柄に、模擬銃による射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄を消失させ、残る複数種類のボーナス図柄を継続して表示させるようにしている。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0012】
第一に、遊技結果抽選手段は、ボーナスゲーム制御手段によるボーナスゲームの継続中に、当該ボーナスゲームを終了させるパンク図柄を複数種類の候補の中から、一種類のパンク図柄を抽選により決定する。
第二に、ターゲット表示手段は、遊技結果抽選手段による抽選の結果、一種類のパンク図柄に当選した場合に、複数種類のパンク図柄を、ターゲットとして表示させる。
【0013】
第三に、特典付与手段には、遊技結果抽選手段により当選した一種類のパンク図柄に対応するターゲットに、模擬銃による射撃が命中した場合に、当該パンク図柄が当選していることを告知するためのパンク図柄告知手段を備える。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項6に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0014】
すなわち、パンク図柄告知手段は、遊技結果抽選手段により当選した一種類のパンク図柄と異なるパンク図柄に対応するターゲットに、模擬銃による射撃が命中した場合に、当該パンク図柄に対応するターゲットを消失させ、残る複数種類のパンク図柄に対応するターゲットを継続して表示させるようにしている。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、模擬銃を用いてシューティング・ゲームを行えるようにしたスロットマシンを提供することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0016】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、ブラウン管に変えて、液晶パネルを画像表示装置に用いた場合にも、模擬銃の着弾位置を算出することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0017】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、模擬銃を用いて行われるシューティング・ゲームの結果を用いて、例えばいわゆるアシスト・タイム(AT)等のナビゲーション遊技の継続回数を増加させることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0018】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、模擬銃を用いて行われるシューティング・ゲームの結果を用いて、ボーナス図柄を告知することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0019】
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、当選したボーナス図柄に射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄を消失させることで、ボーナス図柄の当選の有無を告知することができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0020】
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、模擬銃を用いて行われるシューティング・ゲームの結果を用いて、パンク図柄を告知することができる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項6に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0021】
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、当選したパンク図柄に射撃が命中した場合に、当該パンク図柄を消失させることで、パンク図柄の当選の有無を告知することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
(図面の説明)
図1〜5は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、スロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図、図2はスロットマシンの概略正面図、図3は画像表示装置に人形のターゲットを表示した状態を説明するための説明図、図4は画像表示装置にボーナス図柄形のターゲットを表示した状態を説明するための説明図、図5は画像表示装置に小役図柄形のターゲットを表示した状態を説明するための説明図をそれぞれ示すものである。
(スロットマシン10)
まず、図2を用いて説明すると、図中、10は、スロットマシンを示すものである。
【0023】
スロットマシン10の中央には、透明な方形の表示窓20を設けている。
表示窓20の内部には、リールユニット30が設けられている。
リールユニット30は、表示窓20に臨む複数個、例えば3個のリール31〜33と、各リール31〜33を個々に回転可能な、複数個、例えば3個のリール31〜33と同数の3個のリールモータ34〜36(図1参照)とを備える。
【0024】
各リール31〜33には、図示しないが、外周に複数種類の図柄が表示されている。また、表示窓20には、複数段、例えば上・中・下段の計3個の図柄が停止表示されるようにしているが、これに限定されず、1個の図柄が停止表示されるようにして良い。
表示窓20の周囲には、画像表示装置40を設けている。
画像表示装置40は、表示窓20を中心にその上下方向、及び左右方向を取り囲むように、例えば「ロ」字形乃至はドーナツ型に配置されている。
【0025】
なお、画像表示装置40は、例えば「ロ」字形乃至はドーナツ型に限定されず、様々な変形が可能である。
画像表示装置40には、例えば液晶パネルが使用されている。
なお、画像表示装置40は、液晶パネルに限定されず、ドット・マトリックス等から構成しても良い。
【0026】
画像表示装置40の上側には、後述するが、赤外線発射装置50を設けている。
また、画像表示装置40の下側には、図2の向かって右側に、メダル投入口60を設けている。メダル投入口60は、メダルを投入するためのものである。
画像表示装置40の下側には、図2の向かって左側に、スタートスイッチ70を設けている。
【0027】
スタートスイッチ70は、リールユニット30の駆動を開始するためのものである。スタートスイッチ70を操作すると、リールユニット30の駆動が開始され、3個のリールモータ34〜36(図1参照)が回転する。
スタートスイッチ70の向かって右隣には、複数個、例えば3個のリール31〜33と同数の3個のストップスイッチ80〜82を設けている。
【0028】
3個のストップスイッチ80〜82は、リールユニット30の駆動を停止するためのものである。向かって左側のストップスイッチ80を操作すると、図示しないが、左側のリール31の駆動源が停止され、当該左側のリール31の回転が停止する。同様に、中央のストップスイッチ81を操作すると、中央のリール32の回転が停止する。右側のストップスイッチ82を操作すると、右側のリール33の回転が停止する。
【0029】
3個のストップスイッチ80〜82の下側には、メダル貯留皿90を設けている。
メダル貯留皿90には、払い出されたメダル等が貯留される。
メダル貯留皿90の左右には、複数個、例えば左右一対のスピーカ100,100が配置されている。
スピーカ100からは、各種の効果音が発生される。
【0030】
また、スピーカ100の右側には、後述するが、模擬銃110が接続されている。
(赤外線発射装置50)
赤外線発射装置50は、赤外線を照射するためのものである。
具体的には、赤外線発射装置50は、左右に所定距離離れた左右一対の第1、第2発光源51,52から構成されている。
【0031】
第1、第2発光源51,52から照射される赤外光は、点光源となるように照射されている。
(模擬銃110)
模擬銃110は、画像表示装置40に向かって模擬弾を発射するためのものである。
具体的には、模擬銃110には、図2に示すように、次の構成を備える。
【0032】
(1)トリガー111
トリガー111は、模擬銃110から弾丸を擬似的に発射するためのものである。
トリガー111を引くと、トリガー信号がスロットマシン10の後述する遊技制御手段200に送信される。
(2)撮像装置112
撮像装置112は、模擬銃110の銃口に内蔵され、赤外線発射装置50から照射された赤外線を撮像するためのもである。
【0033】
撮像装置112には、CCDが使用され、当該CCDは、第1、第2発光源51,52から照射される点光源である赤外光を撮像できるように、赤外線領域にも十分な感度を有するものが使用されている。撮像装置112からは、撮像信号がスロットマシン10の後述する遊技制御手段200に送信される。
また、撮像装置112は、常時撮像しているが、これに限定されず、トリガー111を引かれる度に、撮像するようにしても良い。
【0034】
なお、図示しないが、撮像装置112には、CCDのほか、外光による誤動作を防止するために、赤外線のうち、第1、第2発光源51,52から照射される赤外光の波長域の光のみを通過させるフィルタや、CCDの受光面に像を結ばせるための結像レンズ等を備えている。
(3)ケーブル113
ケーブル113は、模擬銃110とスロットマシン10とを電気的に接続するためのものである。具体的には、ケーブル113により、図1に示すように、模擬銃110は、後述する遊技制御手段200のサブ制御部400と接続されている。
(遊技制御手段200)
つぎに、図1を用いて、遊技制御装置200について説明する。
【0035】
遊技制御装置200は、スロットマシン10の内部に設けられ、遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、遊技制御装置200は、大別すると、次の2つの各部を備える。
なお、次の(1)〜(2)の各部の説明については、後述する。
(1)メイン制御部300
(2)サブ制御部400
(メイン制御部300)
つぎに、図1を用いて、メイン制御部300について説明する。
【0036】
メイン制御部300は、スロットマシン10,Bの遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、メイン制御部300は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
【0037】
メイン制御部300のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(4)の手段の説明については、後述する。
(1)遊技結果抽選手段310
(2)リール停止制御手段320
(3)利益付与手段330
(4)ボーナスゲーム制御手段340
(メイン制御部300の入力段)
つぎに、図1を用いて、メイン制御部300の入力段について説明する。
【0038】
メイン制御部300の入力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)メダルセンサー61
メダルセンサー61は、メダル投入口60の内部に設けられ、メダル投入口60に投入されたメダルを検出するためのものである。
(2)スタートスイッチ70
(3)ストップスイッチ80〜82
(メイン制御部300の出力段)
つぎに、図1を用いて、メイン制御部300の出力段について説明する。
【0039】
メイン制御部300の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)リールモータ34〜36
(2)ホッパーユニット120
ホッパーユニット120は、スロットマシン10の内部に設けられている。
ホッパーユニット120は、表示窓20に停止表示されたリール31〜33の図柄が、予め設定された図柄の組み合わせに一致する場合に、遊技者に所定枚数のメダルを払い出すためのものである。
【0040】
(3)サブ制御部400
(サブ制御部400)
サブ制御部400は、メイン制御部300に接続され、メイン制御部300から一方向に送信される信号、例えばコマンドやデータ等にもとづいて、各種の演出を制御するためのものである。
【0041】
具体的には、サブ制御部400は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
なお、サブ制御部400のCPUの数は、1個に限定されず、2個以上のCPUを用いても良い。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
【0042】
上記サブ制御部400のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(7)の手段の説明については、後述する。
(1)画像制御手段410
(2)ナビゲーション遊技制御手段420
(3)ターゲット表示手段430
(4)着弾位置算出手段440
(5)射撃結果判定手段450
(6)特典付与手段460
(7)効果音発生手段470
(サブ制御部400の入力段)
つぎに、図1を用いて、サブ制御部400の入力段について説明する。
【0043】
サブ制御部400の入力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)メイン制御部300
(2)模擬銃110
(サブ制御部400の出力段)
つぎに、図1を用いて、サブ制御部400の出力段について説明する。
【0044】
サブ制御部400の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)画像表示装置40
(2)スピーカ100
(3)赤外線発射装置50の第1、第2発光源51,52
(遊技結果抽選手段310)
遊技結果抽選手段310は、スタートスイッチ70の操作にもとづいて、遊技結果を抽選により決定するためのものである。
【0045】
上記遊技結果には、次の種類がある。
(1)役の当選
(2)ハズレ
上記役には、次の種類がある。
(3)ボーナスゲームへの移行役
ボーナスゲームへの移行役は、予め設定されたボーナス図柄が揃って入賞することを条件に、一般遊技から後述するボーナスゲーム制御手段340によるボーナスゲームへ移行させるための役である。また、このとき、所定の枚数のメダルが払い出される。
【0046】
ボーナスゲームには、複数種類、例えば3種類のボーナスゲームを含み、各ボーナスゲーム毎に、ボーナス図柄を異ならせている。
具体的には、遊技結果抽選手段310は、一般遊技より遊技者に有利な複数種類のボーナスゲームを有し、複数種類のボーナスゲームの中から、一種類のボーナスゲームに移行させるか否かを抽選により決定している。
【0047】
(4)小役
小役は、予め設定された小役図柄が揃って入賞することを条件に、所定枚数のメダルを払い出すための役である。
小役には、複数個(例えば3個)のストップスイッチ80〜82が予め設定された操作順番に従って操作されたことを条件に入賞の発生が許容されている特定の小役を含む。
【0048】
具体的には、遊技結果抽選手段310は、複数個のストップスイッチ80〜82が予め設定された操作順番に従って操作されたことを条件に入賞の発生が許容されている特定の小役が当選したか否かを抽選により決定している。
(5)リプレイ
リプレイは、予め設定されたリプレイ図柄が揃って入賞することを条件に、メダルを投入すること無しに次回の遊技を行えるという役である。
【0049】
一方、遊技結果抽選手段310は、ボーナスゲーム制御手段340によるボーナスゲームの継続中に、当該ボーナスゲームを終了させるパンク図柄を複数種類の候補の中から、一種類のパンク図柄を抽選により決定する。
(リール停止制御手段320)
リール停止制御手段320は、遊技結果抽選手段310による抽選により決定した遊技結果、及びストップスイッチ80〜82の操作にもとづいて、当該ストップスイッチ80〜82に対応するリールモータ34〜36の停止制御を行うためのものである。
(利益付与手段330)
利益付与手段330は、表示窓20に停止表示された3個のリール31〜33の図柄の組み合わせが、予め設定された所定の図柄の組み合わせに一致している場合に、予め設定された所定の枚数のメダルを払い出すためのものである。
【0050】
メダルの払い出しは、ホッパーユニット120を駆動させることにより、メダルを実際に払い出しても良いし、或いはクレジットメダル枚数を増加させるようにしても良い。
(ボーナスゲーム制御手段340)
ボーナスゲーム制御手段340は、遊技結果抽選手段310による抽選の結果、一種類のボーナスゲームに当選した場合に、当該ボーナスゲームに対応するボーナス図柄が停止表示されることを条件に、当該ボーナスゲームを開始するためのものである。
【0051】
ボーナスゲームとしては、例えばいわゆるビッグ・ボーナス(以下、「BB」という。)を行わせている。
BBは、複数回のレギュラー・ボーナス(以下「RB」という。)、すなわちシフトRBが可能となり、最大払出枚数に達したことを条件に終了する。
RBは、所定回数、例えば2〜3回の入賞により終了する。
【0052】
なお、ボーナスゲームは、BBに限定されず、RB等でも良い。
(画像制御手段410)
画像制御手段410は、遊技の進行に従って各種の画像を画像表示装置40に表示させるためのものである。
(ナビゲーション遊技制御手段420)
ナビゲーション遊技制御手段420は、遊技結果抽選手段310による抽選の結果、特定の小役が当選した場合に、ストップスイッチ80〜82の操作手順を報知するナビゲーション遊技(例えばAT)を、予め設定された所定の回数、例えば50ゲーム(以下「G」という。)継続して行うためのものである。
【0053】
なお、所定の回数、50Gに限定されず、1〜49回、或いは51回以上でも良い。
(ターゲット表示手段430)
ターゲット表示手段430は、画像表示装置40に模擬銃110のターゲットを表示するためのものである。
ターゲットとしては、次の種類がある。
【0054】
(1)人形のターゲット130〜133(図3)
(2)ボーナス図柄形のターゲット140〜142(図4)
(3)小役図柄形のターゲット150〜152(図5)
なお、ターゲットの種類は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
具体的には、ターゲット表示手段430は、遊技結果抽選手段310による抽選の結果、一種類のボーナスゲームに当選した場合に、複数種類のボーナスゲームにそれぞれ対応した複数種類のボーナス図柄を、ターゲット、例えば図4のボーナス図柄形のターゲット140〜142として表示している。
【0055】
また、ターゲット表示手段430は、遊技結果抽選手段310による抽選の結果、一種類のパンク図柄に当選した場合に、複数種類のパンク図柄を、ターゲット、例えば図5の小役図柄形のターゲット150〜152として表示している。
(着弾位置算出手段440)
着弾位置算出手段440は、模擬銃110の撮像装置112から送信された撮像信号にもとづいて着弾位置を算出するためのものである。
【0056】
具体的には、模擬銃110からトリガー信号を入力したタイミングに同期させて、撮像装置112から送信された撮像信号を、図示しないが、メモリー内に取り込む。そして、メモリー内に取り込んだ撮像信号にもとづいて、撮像エリア内において、第1、第2発光源51,52から照射される点光源である赤外光を撮像位置を特定し、当該撮像位置にもとづいて、模擬銃110から弾丸が擬似的に発射された場合に、当該弾丸と画像表示装置40の画面とが交差する着弾位置の座標を算出する。
(射撃結果判定手段450)
射撃結果判定手段450は、ターゲット表示手段430により表示されたターゲット(例えば人形のターゲット130〜133)に、模擬銃110を向けてトリガー111を引いた場合に、模擬銃110による射撃の成否を判定するためのものである。
【0057】
具体的には、画像表示装置40に表示されたターゲットの表示位置の座標と、着弾位置算出手段440により算出した着弾位置の座標とを比較し、両者が一致した場合に、射撃が成功したものと判定している。
(特典付与手段460)
特典付与手段460は、射撃結果判定手段450による判定の結果、射撃に成功したと判定された場合に、遊技者に演出上の特典を付与するためのものである。
【0058】
具体的には、特典付与手段460には、図1に示すように、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(3)の手段の説明については、後述する。
(1)ナビゲーション遊技回数増加手段461
(2)ボーナス図柄告知手段462
(3)パンク図柄告知手段463
なお、特典付与手段460の手段は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(ナビゲーション遊技回数増加手段461)
ナビゲーション遊技回数増加手段461は、射撃結果判定手段450による判定結果に応じて、ナビゲーション遊技制御手段420によるナビゲーション遊技の継続回数を増加させるためのものである。
【0059】
例えば人形のターゲット130〜133(図3参照)の一つに命中する度に、所定の回数、例えば10G、ナビゲーション遊技の継続回数を増加させている。
なお、増加の回数は、10Gに限定されず、1〜9G、或いは11G以上でも良い。
(ボーナス図柄告知手段462)
ボーナス図柄告知手段462は、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄に、模擬銃110による射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄が当選していることを告知するためのものである。
【0060】
具体的には、ボーナス図柄告知手段462は、射撃が命中したボーナス図柄をハイライト表示している。
また、ボーナス図柄告知手段462は、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄と異なるボーナス図柄に、模擬銃110による射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄を消失させ、残る複数種類のボーナス図柄を継続して表示させている。
(パンク図柄告知手段463)
パンク図柄告知手段463は、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のパンク図柄に対応するターゲットに、模擬銃110による射撃が命中した場合に、当該パンク図柄が当選していることを告知するためのものである。
【0061】
具体的には、パンク図柄告知手段463は、射撃が命中したパンク図柄をハイライト表示している。
また、パンク図柄告知手段463は、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のパンク図柄と異なるパンク図柄に対応するターゲットに、模擬銃110による射撃が命中した場合に、当該パンク図柄に対応するターゲットを消失させ、残る複数種類のパンク図柄に対応するターゲットを継続して表示させている。
(効果音発生手段470)
効果音発生手段470は、遊技の進行に従って各種の効果音を、スピーカ100から出力させるためのものである。
(画像表示装置40の画像)
画像表示装置40に表示された画像について、図3〜5を用いて説明する。
【0062】
まず、図3に示すように、画像表示装置40には、複数個、例えば4個の人形のターゲット130〜133を表示している。人形のターゲット130〜133は、ガンマンを模している。
そして、人形のターゲット130〜133は、模擬銃110による射撃が命中すると、一旦、ハイライト表示された後、消失する。
図4に示すように、画像表示装置40には、複数個、例えば3個のボーナス図柄形のターゲット140〜142を表示している。ボーナス図柄形のターゲット140〜142は、「赤7」、「青7」、「黒7」の文字から構成されている。
【0063】
そして、ボーナス図柄形のターゲット140〜142は、模擬銃110による射撃が命中すると、ハイライト表示されたり、或いは一旦、ハイライト表示された後、消失する。
図5に示すように、画像表示装置40には、複数個、例えば3個の小役図柄形のターゲット150〜152が表示される。小役図柄形のターゲット150〜152は、「チェリー」、「ベル」、「スイカ」の絵柄から構成されている。
【0064】
そして、小役図柄形のターゲット150〜152は、模擬銃110による射撃が命中すると、ハイライト表示されたり、或いは一旦、ハイライト表示された後、消失する。
(遊技の説明)
上記した構成を備えるスロットマシン10による遊技について説明する。
(ナビゲーション遊技の継続回数の増加)
まず、図1の遊技制御手段200のナビゲーション遊技制御手段420によるナビゲーション遊技(例えばAT)が開始されると、ターゲット表示手段430により、図3に示すように、画像表示装置40に4個の人形のターゲット130〜133が表示される。
【0065】
遊技者は、模擬銃110により、4個の人形のターゲット130〜133のうちの1個を狙って、トリガー111を引く。
トリガー111が引かれると、着弾位置算出手段440により、着弾位置の座標を算出する。
つづいて、射撃結果判定手段450により、模擬銃110による射撃の成否が判定される。
判定の結果、射撃に成功した場合には、模擬銃110から擬似的に発射された弾丸が命中した人形のターゲット130〜133を、一旦、ハイライト表示された後、消失させる。
【0066】
模擬銃110から弾丸は、所定の個数、例えば5発許容され、5発の弾丸により4個の人形のターゲット130〜133を全て消失させた場合には、特典付与手段460のナビゲーション遊技回数増加手段461により、40G、増加させる。その結果、ナビゲーション遊技(例えばAT)の継続回数が、90Gとなる。
(ボーナス図柄の告知)
遊技結果抽選手段310により、3種類のボーナスゲームのうちから、一種類のボーナスゲームへの移行抽選に当選すると、ターゲット表示手段430により、図4に示すように、3個のボーナス図柄形のターゲット140〜142が表示される。
【0067】
遊技者は、模擬銃110により、3種類のボーナス図柄形のターゲット140〜142のうちの一種類を狙って、トリガー111を引く。
トリガー111が引かれると、着弾位置算出手段440により、着弾位置の座標が算出される。
つづいて、射撃結果判定手段450により、模擬銃110による射撃の成否が判定される。
【0068】
判定の結果、射撃に成功した場合には、ボーナス図柄告知手段462により、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)に、模擬銃110による射撃が命中したか否かが判定される。
判定の結果、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)に、模擬銃110による射撃が命中した場合には、当該ボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)をハイライト表示する。
【0069】
このため、遊技者は、射撃が命中したボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)に対応する一種類のボーナスゲームに当選したことを知ることができる。
これに対し、遊技結果抽選手段310により当選していないボーナスゲームに対応するボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)に、模擬銃110による射撃が命中した場合には、当該ボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)を、一旦、ハイライト表示させた後、消失させている。
【0070】
このため、遊技者は、射撃が命中したボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)に対応する一種類のボーナスゲームに外れていることを知ることができるが、残る2種類のボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)のいずれかが当選しているかを知ることができない。遊技者は、残る2種類のボーナス図柄(ボーナス図柄形のターゲット140〜142)のうちから、1種類のボーナス図柄を予想し、当該ボーナス図柄を狙って3個のリール31〜33を停止させることとなる。
(パンク図柄の告知)
遊技結果抽選手段310により、3種類のパンク図柄のうちから、一種類のパンク図柄が当選すると、ターゲット表示手段430により、図5に示すように、3種類の小役図柄形のターゲット150〜152が表示される。
【0071】
遊技者は、模擬銃110により、3種類の小役図柄形のターゲット150〜152のうちの1種類を狙って、トリガー111を引く。
トリガー111が引かれると、着弾位置算出手段440により、着弾位置の座標が算出される。
つづいて、射撃結果判定手段450により、模擬銃110による射撃の成否が判定される。
【0072】
判定の結果、射撃に成功した場合には、パンク図柄告知手段463により、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)に、模擬銃110による射撃が命中したか否かが判定される。
判定の結果、遊技結果抽選手段310により当選した一種類のパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)に、模擬銃110による射撃が命中した場合には、当該パンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)をハイライト表示する。
【0073】
このため、遊技者は、射撃が命中したパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)に当選したことを知ることができる。
これに対し、遊技結果抽選手段310により当選していないパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)に、模擬銃110による射撃が命中した場合には、当該パンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)を、一旦、ハイライト表示させた後、消失させている。
【0074】
このため、遊技者は、射撃が命中したパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)が外れていることを知ることができるが、残る2種類のパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)のいずれかが当選しているかを知ることができない。遊技者は、残る2種類のパンク図柄(小役図柄形のターゲット150〜152)のうちから、1種類のパンク図柄を予想し、当該パンク図柄を外すように、3個のリール31〜33を停止させることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】スロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図である。
【図2】スロットマシンの概略正面図である。
【図3】画像表示装置に人形のターゲットを表示した状態を説明するための説明図である。
【図4】画像表示装置にボーナス図柄形のターゲットを表示した状態を説明するための説明図である。
【図5】画像表示装置に小役図柄形のターゲットを表示した状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0076】
10 スロットマシン 20 表示窓
30 リールユニット 31〜33 リール
34〜36 リールモータ 40 画像表示装置
50 赤外線発射装置 51 第1発光源
52 第2発光源 60 メダル投入口
61 メダルセンサー 70 スタートスイッチ
80〜82 ストップスイッチ 90 メダル貯留皿
100 スピーカ 110 模擬銃
111 トリガー 112 撮像装置
113 ケーブル 120 ホッパーユニット
130〜133 人形のターゲット 140〜142 ボーナス図柄形のターゲット
150〜152 小役図柄形のターゲット 200 遊技制御装置
300 メイン制御部 310 遊技結果抽選手段
320 リール停止制御手段 330 利益付与手段
340 ボーナスゲーム制御手段 400 サブ制御部
410 画像制御手段 420 ナビゲーション遊技制御手段
430 ターゲット表示手段 440 着弾位置算出手段
450 射撃結果判定手段 460 特典付与手段
461 ナビゲーション遊技回数増加手段 462 ボーナス図柄告知手段
463 パンク図柄告知手段 470 効果音発生手段


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の図柄が外周に表示される複数個のリールと、
前記複数個のリールを個別に回転する複数個のリールモータと、
前記複数個のリールモータの駆動を開始させるためのスタートスイッチと、
駆動中の前記複数個のリールモータを個別に停止可能な複数個のストップスイッチと、
遊技に進行に関連して、各種の画像を表示可能な画像表示装置と、
前記複数個のリールモータ、前記スタートスイッチ、前記複数個のストップスイッチ、前記画像表示装置にそれぞれ接続され、遊技を制御するための遊技制御装置とを備えるスロットマシンであって、
前記スロットマシンには、
前記遊技制御装置に接続され、トリガーを有する模擬銃を備え、
前記遊技制御装置には、
前記画像表示装置に模擬銃のターゲットを表示するターゲット表示手段と、
前記ターゲット表示手段により表示されたターゲットに、前記模擬銃を向けてトリガーを引いた場合に、前記模擬銃による射撃の成否を判定するための射撃結果判定手段と、
前記射撃結果判定手段による判定の結果、射撃に成功したと判定された場合に、遊技者に演出上の特典を付与するための特典付与手段とを備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】
請求項1に記載のスロットマシンであって、
前記スロットマシンには、
赤外線を照射する赤外線発射装置を備え、
前記模擬銃の銃口には、
前記赤外線発射装置から照射された赤外線を撮像する撮像装置を備え、
前記遊技制御装置には、
前記撮像装置から送信された撮像信号にもとづいて着弾位置を算出するための着弾位置算出手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンであって、
前記遊技制御装置には、
前記複数個のストップスイッチが予め設定された操作順番に従って操作されたことを条件に入賞の発生が許容されている特定の小役が当選したか否かを抽選により決定するための遊技結果抽選手段と、
前記遊技結果抽選手段による抽選の結果、前記特定の小役が当選した場合に、前記ストップスイッチの操作手順を報知するナビゲーション遊技を、予め設定された所定の回数継続して行うためのナビゲーション遊技制御手段とを備え、
前記特典付与手段には、
前記射撃結果判定手段による判定結果に応じて、前記ナビゲーション遊技制御手段によるナビゲーション遊技の継続回数を増加させるためのナビゲーション遊技回数増加手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットマシンであって、
前記遊技制御装置には、
一般遊技より遊技者に有利な複数種類のボーナスゲームを有し、前記複数種類のボーナスゲームの中から、一種類のボーナスゲームに移行させるか否かを抽選により決定するための遊技結果抽選手段と、
前記遊技結果抽選手段による抽選の結果、一種類のボーナスゲームに当選した場合に、当該ボーナスゲームに対応するボーナス図柄が停止表示されることを条件に、当該ボーナスゲームを開始するためのボーナスゲーム制御手段とを備え、
前記ターゲット表示手段は、
前記遊技結果抽選手段による抽選の結果、一種類のボーナスゲームに当選した場合に、前記複数種類のボーナスゲームにそれぞれ対応した複数種類のボーナス図柄を、前記ターゲットとして表示させ、
前記特典付与手段には、
前記遊技結果抽選手段により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄に、前記模擬銃による射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄が当選していることを告知するためのボーナス図柄告知手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項5】
請求項4に記載のスロットマシンであって、
前記ボーナス図柄告知手段は、
前記遊技結果抽選手段により当選した一種類のボーナスゲームに対応するボーナス図柄と異なるボーナス図柄に、前記模擬銃による射撃が命中した場合に、当該ボーナス図柄を消失させ、残る複数種類のボーナス図柄を継続して表示させるようにしていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載のスロットマシンであって、
前記遊技結果抽選手段は、
前記ボーナスゲーム制御手段によるボーナスゲームの継続中に、当該ボーナスゲームを終了させるパンク図柄を複数種類の候補の中から、一種類のパンク図柄を抽選により決定し、
前記ターゲット表示手段は、
前記遊技結果抽選手段による抽選の結果、一種類のパンク図柄に当選した場合に、前記複数種類のパンク図柄を、前記ターゲットとして表示させ、
前記特典付与手段には、
前記遊技結果抽選手段により当選した一種類のパンク図柄に対応するターゲットに、前記模擬銃による射撃が命中した場合に、当該パンク図柄が当選していることを告知するためのパンク図柄告知手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
【請求項7】
請求項6に記載のスロットマシンであって、
前記パンク図柄告知手段は、
前記遊技結果抽選手段により当選した一種類のパンク図柄と異なるパンク図柄に対応するターゲットに、前記模擬銃による射撃が命中した場合に、当該パンク図柄に対応するターゲットを消失させ、残る複数種類のパンク図柄に対応するターゲットを継続して表示させるようにしていることを特徴とするスロットマシン。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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