説明

セルラ基地局におけるエネルギー節約

基地局のエネルギー消費を減少させるための方法が記述される。第1パイロットチャンネルは、第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて送信される。第2パイロットチャンネルは、第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて送信される。マルチ入力マルチ出力ユーザが基地局に対応するエリアに居ないことが決定される。第2パイロットチャンネルは、切られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
この出願は、2010年1月11日に提出された「ENERGY SAVINGS IN CELLULAR BASE STATIONS.」という米国仮特許出願第61/294,047号と関連し、それからの優先権を主張する。
【0002】
本開示は、一般的に無線通信システムに関連する。より具体的には、本開示は、セルラ基地局におけるエネルギー節約のためのシステム及び方法に関連する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、音声、ビデオ及びデータなどのような通信コンテンツの様々なタイプを供給するために広く展開される。これらのシステムは、1つ又はそれ以上の基地局による多重端末の同時通信をサポートすることができるマルチアクセスシステムであり得る。
【0004】
貴重な天然資源が消費されるにつれて、コンピューティングデバイスの電力消費を減少することは利益がある。電力消費が減少され得る1つのその様な機器は、基地局である。
【0005】
基地局は、常に動いていて、常に電力を消費している。無線通信機器が基地局の近くにない、又は基地局のサービスを利用していない場合、よく基地局の一部は、動いている。利益は、基地局のエネルギー消費を減少させることによって実現される。
【発明の概要】
【0006】
基地局のエネルギー消費を減少させるための方法は、記述される。第1パイロットチャンネルは、第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて送信される。第2パイロットチャンネルは、第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて送信される。マルチ入力マルチ出力ユーザが基地局に対応するエリア内にいないことは決定される。第2パイロットチャンネルは、止められる。
【0007】
第2パイロットチャンネルを止めることは、第2ダウンリンクパワーアンプを止めることを含み得る。基地局は、ノードBであり得る。方法は、基地局へ送信される命令を通じて無線ネットワークコントローラによって実行される。第1パイロットチャンネル及び第2パイロットチャンネルは、ユーザ設備へのマルチ入力マルチ出力送信器のために使用され得る。
【0008】
基地局のエネルギー消費を減少させるための方法はまた、記述される。方法は、n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信することを含む。方法はまた、n個のキャリアの1つ又はそれ以上の負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定することを含む。1つ又はそれ以上のユーザ設備は、キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、1つ又はそれ以上の他のキャリアへ、向け直される。キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアは、消される。
【0009】
キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを消すことは、キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアに対応する物理的な設備を消すことを含み得る。物理的な設備は、ダウンリンクパワーアンプを含み得る。物理的な設備はまた、ベースバンドユニット上の少なくとも1つのチャンネルカード、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、クロック及びバックホールインターフェイスユニットを含み得もする。方法は、キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信することを含み得る。
【0010】
キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されることは、異なる変調及び符号化スキームへ切り替えさせること又は異なる周波数へ切り替えさせることを、1つ又はそれ以上のユーザ設備に指示することを含み得る。
【0011】
キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア負荷閾値を上回るかどうかは決定され得る。キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合される負荷閾値を上回る場合、以前にスイッチオフされているキャリアは点けられ得、1つ又はそれ以上のユーザ設備はキャリア負荷閾値を上回る閾値を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから以前に消されているキャリアへ向け直され得る。以前にスイッチオフされているキャリアを点けることは、以前にスイッチオフされているキャリアに対応する物理的な設備を点けることを含み得る。
【0012】
方法は、基地局によって実行され得る。基地局は、ノードBであり得る。方法はまた、基地局へ送られる命令を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)によって実行され得もする。
【0013】
基地局のエネルギー消費を減少させるための方法はまた、記述される。方法は、1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信することを含む。任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を下回ることは、決定される。1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にされる1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットは、決定される。ベースバンドユニットサブユニットの1つ又はそれ以上は、不能にされる。方法は、さらに、1つ又はそれ以上のキャリアと不能にされていないベースバンドユニットサブユニットのみを使用するユーザ設備と通信することを含む。
【0014】
方法は、さらに、任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を上回ることを決定することを含み得る。不能にされていない1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットは、再可動され得る。ベースバンドユニットサブユニットは、チャンネルカード、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、クロック及びバックホールインターフェイスユニットを含み得る。基地局は、ノードBであり得る。方法は、基地局へ送られる命令を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)によって実行され得る。
【0015】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器は、記述される。無線機器は、プロセッサ、プロセッサに電気的に接続されたメモリ、及びメモリに格納される命令を含む。命令は、第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信するためプロセッサによって実行可能である。命令はまた、第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて第2パイロットチャンネルを送信するためプロセッサによって実行可能である。命令は、さらに、マルチ入力マルチ出力ユーザが無線機器に対応するエリアに居ないことを決定するためにプロセッサによって実行可能である。命令は、さらに、第2パイロットチャンネルを切るためにプロセッサによって実行可能である。
【0016】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器はまた、記述される。無線機器は、プロセッサ、プロセッサと電気的に接続されているメモリ及びメモリに格納されている命令を含む。命令は、n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するためプロセッサによって実行可能である。命令はまた、n個のキャリアの1つ又はそれ以上の負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定するためにプロセッサによって実行可能である。命令は、さらに、キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、1つ又はそれ以上の他のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されるためプロセッサによって実行可能である。命令はまた、キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを消すためにプロセッサによって実行可能である。
【0017】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器は、さらに、記述される。無線機器は、プロセッサ、プロセッサと電気的に接続されているメモリ、メモリに格納されている命令を含む。命令は、1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するためにプロセッサによって実行可能である。命令はまた、任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定するためにプロセッサによって実行可能である。命令は、さらに、1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にされる1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを決定するためにプロセッサによって実行可能である。命令はまた、1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを不能にしないためにプロセッサによって実行可能である。命令は、さらに、1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていないベースバンドユニットサブユニットのみを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するためにプロセッサによって実行可能である。
【0018】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器は、記述される。無線機器は、第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信するための手段を含む。無線機器はまた、第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて第2パイロットチャンネルを送信するための手段を含む。無線機器はさらに、マルチ入力マルチ出力ユーザが無線機器に対応するエリアに居ないことを決定するための手段を含む。無線機器はまた、第2パイロットチャンネルを切るための手段を含む。
【0019】
基地局のエネルギー消費を減少させるためのコンピュータプログラム製品は、記述される。コンピュータプログラム製品は、その上に命令を有する非一時的なのコンピュータ可読媒体を含む。命令は、基地局に、第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信させるためのコードを含む。命令はまた、基地局に、第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて第2パイロットチャンネルを送信させるためのコードを含む。命令はさらに、基地局に、マルチ入力マルチ出力ユーザが基地局に対応するエリアに居ないことを決定させるためのコードを含む。命令はまた、基地局に、第2パイロットチャンネルを切らせるためのコードを含む。
【0020】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器はまた、記述される。無線機器は、n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するための手段を含む。無線機器はまた、n個のキャリアの1つ又はそれ以上の負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定するための手段を含む。無線機器はさらに、キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、1つ又はそれ以上の他のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されるための手段を含む。無線機器はまた、キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを切るための手段を含む。
【0021】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器はさらに、記述される。無線機器は、1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するための手段を含む。無線機器はまた、任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定するための手段を含む。無線機器はさらに、1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にされる1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを決定するための手段を含む。無線機器はまた、1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを不能にするための手段を含む。無線機器はさらに、1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていないベースバンドユニットサブユニットのみを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するための手段を含む。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、多重無線機器による無線通信システムを示す。
【図2】図2は、無線通信システムの選択されるコンポーネントを説明するブロック図である。
【図3】図3は、ノードB及びパケットネットワークインターフェイスを有する無線ネットワークコントローラ(RNC)を説明するブロック図である。
【図4】図4は、本システム及び方法における使用のためのノードBのブロック図である。
【図5】図5は、無線設備制御(REC)から分離される多重無線設備(RE)を有するノードBのブロック図である。
【図6】図6は、マルチ入力マルチ出力(MIMO)送信を切ることによってノードBの電力消費を減少させるための方法の流れ図である。
【図7】図7は、1つ又はそれ以上のキャリアを切ることによってノードBの電力消費を減少させるための方法の流れ図である。
【図8】図8は、ノードB上で電力消費を減少させるためベースバンドユニット(BBU)サブユニットを不能にするための方法の流れ図である。
【図9】図9は、ノードBにおいて実施される送信器構造及び/又はプロセスのブロック図である。
【図10】図10は、ノードB内に含まれ得るあるコンポーネントを示す。
【図11】図11は、無線ネットワークコントローラ(RNC)内に含まれ得るあるコンポーネントを示す。
【詳細な説明】
【0023】
第3世代パートナーシップ協定(3GPP)は、全世界的に適用可能な第3世代(3G)モバイルフォンの詳細を定義することを狙ったテレコミュニケーション協会のグループ間の共同である。3GPPは、モバイルネットワーク、モバイルシステム及びモバイル機器の次の世代のための詳細を定義し得る。3GPPにおいて、モバイルステーション又は機器は、「ユーザ設備」(UE)として呼ばれ得る。
【0024】
図1は、多重無線機器を有する無線通信システム100を示す。無線通信システム100は、音声及びデータなどのような様々なタイプの通信コンテンツを供給するために広く展開される。無線機器は、ノードB104a−d又はユーザ設備(UE)116であり得る。
【0025】
無線通信システム100は、ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunications System)(UMTS)に従って動作する無線アクセスネットワーク(RAN)118を含み得る。無線アクセスネットワーク(RAN)118は、1つ又はそれ以上の無線ネットワークサブシステム(RNS)108a−bを含み得る。各無線ネットワークサブシステム(RNS)108は、1つ又はそれ以上のノードB及び1つ又はそれ以上の無線ネットワークコントローラ(RNC)106a−bを含み得る。無線アクセスネットワーク(RAN)はまた、「無線ネットワーク」又は「アクセスネットワーク」と呼ばれ得もする。無線アクセスネットワーク(RAN)118は、UMTS地上無線アクセスネットワーク(Terrestrial Radio Access Network)(UTRAN)であり得る。UMTS地上無線アクセスネットワーク(Terrestrial Radio Access Network)(UTRAN)は、ノードB104及びノードB104のための制御設備(又は無線ネットワークコントローラ(RNC)106a−b)に関する集合的な用語であり、それは、UMTS無線アクセスネットワーク(RAN)118を構成するものを含む。これは、リアルタイム回線交換とトラフィックタイプを切り替えられるパケットに基づくインターネットプロトコル(IP)との両者を運ぶことができる第3世代(3G)通信ネットワークである。UTRANは、ユーザ設備(UE)116のためのエアーインターフェイスアクセス方法を供給する。コネクティビティは、ユーザ設備(UE)116とUTRANによるコアネットワーク102との間に供給される。無線アクセスネットワーク(RAN)118は、多重ユーザ設備(UE)116間でデータパケットを輸送し得る。
【0026】
UTRANは、4つのインターフェイス、Iuインターフェイス110a−b、Uuインターフェイス101、Iubインターフェイス114a−d及びIurインターフェイス112、を使用して、内部又は外部に接続され得る。UTRANは、Iuインターフェイス110と呼ばれる外部インターフェイスを通じてモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))コアネットワーク102へ結び付けられ得る。1つ又は複数の無線ネットワークコントローラ(RNC)106は、Iuインターフェイス110をサポートし得る。加えて、無線ネットワークコントローラ(RNC106)は、Iubインターフェイス114を通じてノードB104と呼ばれる基地局のセットを管理し得る。Iurインターフェイス112は、2つの無線機ネットワークコントローラ(RNC)106を互いに接続し得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)106がIurインターフェイス112によって相互に関連付けられているので、UTRANは、主としてコアネットワーク102から自主的である。Uuインターフェイス101はまた、ユーザ設備(UE)116にノードB104を接続し、一方、Iubインターフェイス114は、ノードB104に無線ネットワークコントローラ(RNC)106を接続する内部インターフェイスである。
【0027】
無線アクセスネットワーク(RAN)118は、さらに、会社のイントラネット、インターネット又は従来の公衆交換電話回線網(PSTN)のような無線アクセスネットワーク(RAN)外の追加のネットワークへ接続され得、各ユーザ設備(UE)116と外部ネットワークとの間でデータパケットを輸送し得る。
【0028】
図2は、無線通信システム200の選択されるコンポーネントを説明するブロック図である。無線通信システム200は、Iubインターふぃえす214a−cを通じて(基地局又は無線ベーストランシーバステーションと呼ばれもする)ノードB204a−cへ接続される無線ネットワークコントローラ(RNC)206a−dを含み得る。ノードB204は、対応する無線接続を通じてユーザ設備(UE)216a−eと通信し得る。ユーザ設備(UE)216はまた、リモートステーション、モバイルステーション又は、加入者ステーションと呼ばれ得もする。
【0029】
通信チャンネルは、ユーザ設備(UE)216へノードB204からの送信のためのダウンリンク及びノードB204へユーザ設備(UE)216からの送信のためのアップリンクを含み得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)206は、1つ又はそれ以上のノードB204のための制御機能を供給し得る。各無線ネットワークコントローラ(RNC)206は、モバイル交換センタ(mobile switching center)(MSC)222a−bを通じて公衆交換交換網(PSTN)220へ接続され得る。
【0030】
1つの設定において、無線ネットワークコントローラ(RNC)206は、(図示しない)パケットデータサーバノード(PDSN)を通じて(図示しない)パケット交換ネットワーク(PSN)へ接続され得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)206及びパケットデータサーバノードのような様々なネットワーク要素間のデータ交換は、任意の数のプロトコル、たとえばインターネットプロトコル(IP)、非対称転送モード(asynchronous transfer mode)(ATM)、T1、E1、フレームリレー及び他のプロトコル、を使用して実施されることができる。
【0031】
無線ネットワークコントローラ(RNC)206は、多重の役割を果たし得る。たとえば、無線ネットワークコントローラ(RNC)206は、新しい移動体の入ること又はノードB204を使用しようとするサービスを制御し得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)206はまた、ノードB204を制御し得もする。制御アドミッションは、ユーザ設備(UE)が、ネットワークが持つ利用可能なものまで無線資源(帯域幅及び信号ノイズ比)を割り当てられることを確実にする。Iubインターフェイス214が終了することである。無線ネットワークコントローラ(RNC)206は、ユーザ設備(UE)216のリンク層通信を終了させる現在の無線ネットワークコントローラ(RNC)206として行動し得る。現在の無線ネットワークコントローラ(RNC)206はまた、新しいユーザ設備(UE)の入ること又は、Iuインターフェイス110上でコアネットワーク102を使用することを試みるサービスを制御し得もする。
【0032】
マルチ入力マルチ出力(MIMO)システムにおいて、送信及び受信アンテナからの(送信器アンテナの#)N掛ける(受信機アンテナの#)M個の信号パスがあり、これらのパス上の信号は、同一ではない。マルチ入力マルチ出力(MIMO)システムは、マルチデータ送信パイプを生成する。パイプは、スペースタイム領域において直交する。パイプの数は、システムのランクと同じである。これらのパイプはスペースタイム領域において朝貢するので、これらは、互いにほとんど干渉を生じない。データパイプは、NxM個のパス上で適切に合成する信号による適切なデジタル信号処理によって実現される。送信パイプは、アンテナ送信チェーン又はあらゆる1つの特定の送信パスに相当しないこともある。
【0033】
通信システムは、単一キャリア周波数又は多重キャリア周波数を使用し得る。ユーザ設備(UE)216とノードB204aとの間の各通信リンクは、異なる数のキャリア周波数を合同させ得る。ユーザ設備(UE)216は、無線チャンネルを通じて通信する任意のデータ機器であり得る。ユーザ設備(UE)216は、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部若しくは内部モデム、又は無線電話を限定ではなく含む任意の数のタイプの機器であり得る。ユーザ設備(UE)216は、移動可能又は固定であり得る。
【0034】
1つ又はそれ以上のノードB204との活動中のトラフィックチャンネル接続を設立しているユーザ設備(UE)216は、活動中のユーザ設備(UE)216と呼ばれ、トラフィック状態にあるといえる。1つ又はそれ以上のノードB204との活動中のトラフィックチャンネル接続を設立するプロセス中であるユーザ設備(UE)216は、接続セットアップ状態にあるといえる。
【0035】
図3は、ノードB304と、パケットネットワークインターフェイス324とインターフェイスで連動される無線ネットワークコントローラ(RNC)306とを示すブロック図である。ただ1つのノードB304が、簡潔さのために示される。ノードB304と無線ネットワークコントローラ(RNC)306とは、無線ネットワークサブシステム(RNS)308の一部であり得る。ユーザ設備(UE)116へノードB304によって送信されるためのデータの量は、ノードB304におけるデータ列334から回収され、無線周波数(RF)ユニット336を通じてデータ列と関連するユーザ設備(UE)116へ送信するためのチャンネル要素332へ供給され得る。
【0036】
無線ネットワークコントローラ(RNC)306は、モバイル交換センタ(mobile switching center)(MSC)322を通じて、公衆交換電話回線網(PSTN)320とインターフェイスで連動する。また、無線ネットワークコントローラ(RNC)306は、ノードB304とインターフェイスで連動する。加えて、無線ネットワークコントローラ(RNC)306は、パケットネットワークインターフェイス324とインターフェイスで連動し得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)306は、通信システムにおけるユーザ設備(UE)116と、パケットネットワークインターフェイス324並びに公衆交換電話回線網(PSTN)320と接続される通信システムと接続される他のユーザと、の間の通信を調整し得る。公衆交換電話回線網(PSTN)320は、(図示されない)標準電話ネットワーク(standard telephone network)を通じてユーザとインターフェイスで連動し得る。
【0037】
無線ネットワークコントローラ(RNC)306は、多くのセレクタ要素338を含み得る。各セレクタ要素338は、1つ又はそれ以上のノードB304と1つのユーザ設備(UE)116との間の通信を制御するために割り当てられ得る。セレクタ要素338が、与えられるユーザ設備(UE)116へ割り当てられている場合、コール制御プロセッサ340は、ユーザ設備(UE)116を呼び出すための要求を通知され得る。コール制御プロセッサ340は、そのときユーザ設備(UE)116を呼び出すためにノードB304を指揮し得る。
【0038】
データソース326は、与えられるユーザ設備(UE)116へ送信される多量のデータを含み得る。データソース326は、パケットネットワークインターフェイス324へデータを供給し得る。パケットネットワークインターフェイス324は、データを受信し、セレクタ要素338へデータを発送する。セレクタ要素338はそのとき、ターゲットユーザ設備(UE)116に接続されているノードB304へデータを送信する。各ノードB304は、ユーザ設備116へ送信されるためのデータを格納するデータ列334を維持し得る。
【0039】
各データパケットのため、チャンネル要素332は、必要な制御フィールドを差し込み得る。1つの設計において、チャンネル要素332は、データパケット並びに制御フィールドを復号化するため、及び、コードテールビットのセットを差し込むため巡回冗長検査(cyclic redundancy check)(CRC)を実行し得る。データパケット、制御フィールド、CRCパリティビット及びコードテールビットは、フォーマットされるパケットを形成する。1つの設計において、チャンネル要素332はそのとき、フォーマットされるパケットを復号化し、復号化されるパケット内にあるシンボルをインターリーブ(又は、再配列)し得る。インターリーブされるパケットは、ショートPNI及びPNQコードを持つワッシュコード及びスプリッドによってカバーされ得る。スプレッドデータは、信号を直交変調し、フィルタ処理し、増幅する無線周波数(RF)ユニット336へ供給される。ダウンリンク信号は、ユーザ設備(UE)116へアンテナを通じて無線上で送信される。
【0040】
ノードB304は、制御ユニット330及びメモリ328を含み得る。制御ユニット330は、メモリ328に格納されるソフトウェアに従ってノードB304の各コンポーネントを制御し得る。
【0041】
図4は、本システム及び方法における使用のためのノードB404のブロック図である。図4のノードB404は、図1に示されるノードB104の1つの設定であり得る。キャリアが配置されているシステムにおいて、エネルギー管理技術は、システムにおいて測定されるトラフィックに基づいてノードB404で紹介され得る。
【0042】
UMTSノードB404内でエネルギーを節約できるようにする潜在的な解決法は、存在し得る。これらの解決法は、今までの並びに新しいユーザ設備(UE)116がノードB404からサービスへのアクセスを得る時間への影響、及び、いままでの並びに新しいユーザ設備(UE)116への影響(たとえば、電力消費及び可動性)を考慮し得る。後方互換性のある及び後方互換性のない解決法は、両方とも考えられ得る。
【0043】
ノードB404は、2つの基本的な建造ブロック、ベースバンドユニット(BBU)442及び無線設備(RE)456、を含み得る。ベースバンドユニット(BBU)442はまた、無線設備制御(radio equipment control)(REC)と呼ばれ得もする。ベースバンドユニット(BBU)442と無線設備(RE)456との両者は、従来の無線基地局の設計において同じ共用され得る。ベースバンドユニット(BBU)442は、デジタルベースバンド領域の無線機能を含み得る。無線設備(RE)456は、アナログ無線周波数機能を含み得る。
【0044】
ベースバンドユニット(BBU)442は、チャンネルカード444、デジタル信号プロセッサ(DPS)446、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)448、特定用途向け集積回路(ASIC)450、クロック452及びバックホールインターフェイスユニット454のようなサブユニットを含み得る。これらのサブユニットが必要とされない場合、これらのサブユニットの一部は、電力を節約するために切られ得る。たとえば、ベースバンドユニット(BBU)442は、3つのチャンネルカード444を含み得る。負荷に基づいて、チャンネルカード444の2つは、電力を節約するために消され得る。単純に、バックホールインターフェイスユニット454におけるE1又はT1のサブセットは、切られ得る。
【0045】
無線設備(RE)456は、第1アンテナ460aに接続される第1ダウンリンクパワーアンプ458aを含み得る。ノードB404がマルチ入力マルチ出力(MIMO)送信のため使用される場合、無線設備(RE)456はまた、第2アンテナ460bに接続される第2ダウンリンクパワーアンプ458bを含み得る。1つの設計において、無線設備(RE)456は、2つ以上のダウンリンクパワーアンプ458を含み得る。たとえば、ノードB404は、多重パワーアンプ458を横切って多重キャリア(MIMOでない)を使用し得る。ノードB404は、ノードB404の電力消費を減少させるため1つ又はそれ以上のダウンリンクパワーアンプ458を切り得る。ノードB404がキャリアを切る場合、ノードB404は、キャリアに割り当てられるダウンリンクパワーアンプ458を切り得る。
【0046】
エネルギー消費における減少は、存在するノードB404におけるエネルギー消費の落ち込みを決定すること、ターゲットを節約するノードB404エネルギーを設立すること及び、UTRAN動作はもちろんノードB404実施増進を信頼する存在するUuインターフェイス101に基づく解決法を見つけることによって達成され得る。ターゲットがまだ満たされない場合、3GPP仕様への修正を手段としてターゲットを達成することを助けることができる解決法は、見つけられ得る。各解決法は、システムへの影響に基づいて特徴づけられる必要があり得る。
【0047】
ノードB404は、エネルギー管理モジュール462を含み得る。ノードB404は、ノードB404のエネルギー消費を減少し得る調整を行うときを決定するためエネルギー管理モジュール462を使用し得る。エネルギー管理モジュール462は、キャリア負荷閾値464を含み得る。ノードB404がノードB404の電力消費を減少させるためにベースバンドユニット(BBU)442の1つ若しくはそれ以上のキャリア又は1つ若しくはそれ以上のサブセットを切る場合、キャリア負荷閾値464は、最小キャリア負荷を定義する前もってセットする閾値であり得る。エネルギー管理モジュール462はまた、結合されるキャリア負荷閾値466を含み得る。ノードB404がエネルギーを保護するため1つ又はそれ以上のキャリアを切っている場合、結合されるキャリア負荷閾値466は、ノードB404が消されたキャリアを再度つける前に点いているキャリア上の前もってセットする最大負荷であり得る。キャリア負荷閾値464は、図6及び図7に関連して以下により詳細に議論される。結合されるキャリア負荷閾値466は、図6及び図7に関連して以下により詳細に議論される。
【0048】
図5は、無線設備制御(REC)542から離れる多重無線設備(RE)556a−bを持つノードB504のブロック図である。無線設備制御(REC)542は、ベースバンドユニット(BBU)442であり得る。無線設備制御(REC)542は、便利にアクセス可能な場所に設置される間、各無線設備(RE)556は、アンテナの近くにあり得る。UMTS無線アクセスネットワーク(RAN)118のため、無線設備制御(REC)542は、Iubインターフェイス114を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)106へのアクセスを供給し、ここで、無線設備(RE)556は、ユーザ設備(UE)116へ、Uuインターフェイス101と呼ばれる、無線インターフェイスとして役立つ。表1は、無線設備制御(REC)542と無線設備(RE)556とによってアップリンクとダウンリンクとの両者の上で実行される機能を列挙する。
【表1】

【0049】
図6は、マルチ入力マルチ出力(MIMO)送信を切ることによってノードB404の電力消費を減少させるための方法600の流れ図である。方法600は、ノードB404によって実行され得る。1つの設定において、方法600は、ノードB404へ送信される命令を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)106によって実行され得る。ノードB404は、第1ダウンリンクパワーアンプ458aを使用する第1アンテナ460aを通じて第1パイロットチャンネルを、及び、第2ダウンリンクパワーアンプ458bを使用する第2アンテナ460bを通じて第2パイロットチャンネルを、送信602する。パイロットチャンネルは、ノードB404に接続されている1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116へのマルチ入力マルチ出力(MIMO)送信のために使用され得る。
【0050】
ノードB404は、セルにおいてあらゆるマルチ入力マルチ出力(MIMO)ユーザが存在するか否かを決定し得る。マルチ入力マルチ出力(MIMO)ユーザは、マルチ入力マルチ出力(MIMO)通信に関して能力がある/設定されるノードB404によってカバーされる境界線内にあるユーザ設備(UE)116と呼ばれ得る。セルにおいてマルチ入力マルチ出力(MIMO)ユーザが存在する場合、ノードB404は、第1ダウンリンクパワーアンプ458aを使用する第1アンテナ460aを通じる第1パイロットチャンネルと、及び、第2ダウンリンクパワーアンプ458bを使用する第2アンテナ460bを通じる第2パイロットチャンネルとの両者の送信602を継続し得る。
【0051】
セルにおいてマルチ入力マルチ出力(MIMO)ユーザが存在しない場合、ノードB404は、第2パイロットチャンネルと第2ダウンリンクパワーアンプ458bを切り606得る。これは、相当のエネルギー節約を導き得る。したがって、ノードB404は、第2パイロットチャンネルが必要とされていない時期の間に、第2パイロットチャンネルを送信するための第2パワーアンプ458bによって使用される電力を除去することによってノードB404の電力消費を減少し得る。ノードB404は、第1ダウンリンクパワーアンプ458aを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルのみを送信608する。ノードB404はそのとき、セルにおいてあらゆるマルチ入力マルチ出力(MIMO)ユーザが存在するか否か再度決定し得る。
【0052】
図7は、1つ又はそれ以上のキャリアを切ることによってノードB404の電力消費を減少させるための方法700の流れ図である。方法700は、ノードB404によって実行され得る。1つの設計において、方法700は、ノードB404へ送信される命令を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)106によって実行され得る。ノードB404は、n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116と通信704し得る。
【0053】
ノードB404は、任意のn個のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回るか否かを決定し得る。キャリア負荷閾値464は、他のキャリアへユーザ設備(UE)116を向け直しキャリアを切る前にキャリアを利用するユーザ設備(UE)116の最大数を定義する前もってセットする閾値であり得る。ユーザ設備(UE)116は、単一キャリアユーザ又は多重キャリアを使用するノードB404と通信する能力のあるユーザ設備(UE)116であり得る。
【0054】
キャリア負荷閾値464を下回る負荷のn個のキャリアがない場合、ノードB404は、n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116との通信704を継続し得る。任意のn個のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回る場合、ノードB404は、キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116を向け直し得る708(ただ1つのキャリア残るまで、これは適用され得る。)。1つの設計において、ノードB404は、現在キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリア(一度ユーザ設備(UE)116がそれらへ向け直されると、キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つことになるキャリアを除く)へ、1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116を向け直し得る708。キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つキャリアからキャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアへ1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116を向け直すこと708は、異なる変調並びに符号化スキーム及び異なる周波数へ変更することを1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116に指示することを含み得る。1つの設計において、ノードB404は、多重キャリアへ1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116を向け直し得る(たとえば、全てではないユーザ設備(UE)116は、同一のキャリアへ行くことになる。)。他の設計において、ノードB404は、ユーザ設備(UE)116が設定されるキャリアの合計を減少させ得る(たとえば、3つの異なるキャリア及び(ユーザ設備(UE)116のタイプ及び量の混合から)十分でないデータ要求を使用して通信することができる小さい数のユーザ設備(UE)116がある場合、ノードB404は、ただ1つ又は2つのキャリアを使用するためにそれらのマルチキャリアユーザ設備(UE)116を再設定し、余分な(複数の)キャリアを切り得る。)。
【0055】
ノードB404はそのとき、キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリア及び1つ又はそれ以上のキャリアに対応する物理的な設備を切り710得る。負荷が最小の期間中に1つ又それ以上のキャリアを切ることによって、ベースバンドユニット(BBU)442及び無線設備(RE)456の全て又は一部は、切られ得、ノードB404でのエネルギー消費における潜在的な大きな減少を導く。ノードB404は、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116と通信712し得る。
【0056】
ノードB404は、任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回るか否かを決定713し得る。任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回る場合、ノードB404は、キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116を向け直し得る708。キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つn個のキャリアがない場合、ノードB404は、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が構成されるキャリア閾値466を上回るか否か決定714し得る。結合されるキャリア閾値466は、前に切られているキャリアがエネルギー消費を減少させるために切られている後に前に切られているキャリアを使用する通信を再開するときを決定するためノードB404によって使用される閾値であり得る。
【0057】
1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア閾値466を上回らない場合、ノードB404は、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116との通信712を継続し得る。1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア閾値466を上回る場合、ノードB404は、前に切られているキャリア及び前に切られているキャリアに対応する物理的な設備を点け得る。キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、ノードB404は、次に前に切られているキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116を向け直し得る718。ノードB404はそのとき、キャリア負荷閾値464を上回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116と通信712し得る。
【0058】
図8は、ノードB404上でエネルギー消費を減少させるためベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを不能にするための方法800の流れ図である。方法800は、ノードB404によって実行され得る。1つの設計において、方法800は、ノードB404へのコマンドを通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)106によって実行され得る。ノードB404は、1つ又はそれ以上の各キャリアのための1つ又はそれ以上のキャリア及び全てのベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116と通信802し得る。ノードB404は、任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回るか否か決定804し得る。任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回らない場合、ノードB404は、1つ又はそれ以上の各キャリアのための1つ又はそれ以上のキャリア及び全てのベースバンドユニット(BBU)442を使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116との通信802を継続し得る。
【0059】
任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回る場合、ノードB404は、1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にされる1つ又はそれ以上のベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを決定し得る。たとえば、ノードB404は、負荷の機能としてのチャンネルカード444、デジタル信号プロセッサ(DSP)446、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)448、特定用途向け集積回路(ASIC)450又はクロック452を不能にすることを決定し得る。ノードB404はまた、バックホールインターフェイスユニット454を不能にすることを決定し得る。1つの設計において、ノードB404は、1つ又はそれ以上の各キャリアのための同一のベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを不能にすることを決定806し得る。他の設計において、ノードB404は、1つ又はそれ以上の各キャリアのため不能にさせる異なるベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを決定806し得る。ノードB404は、次に、1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていないベースバンドユニット(BBU)442サブユニットのみを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116と通信810し得る。1つの設計において、ノードB404は、ベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを繰り返し切るために多数のキャリア負荷閾値464を使用し得る。
【0060】
ノードB404は、全て有効なベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを持つ任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回るか否かを決定812し得る。全ての有効なベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを持つ任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値464を下回る場合、ノードB404は、1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にさせる1つ又はそれ以上のベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを決定806し得る。キャリア負荷閾値464を下回る負荷を持つ全て有効なベースバンドユニット(BBU)442サブユニットを持つ1つ又はそれ以上のキャリアがない場合、ノードB404は、1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア負荷閾値466を上回るか否か決定813し得る。1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア負荷閾値466を上回らない場合、ノードB404は、1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていないベースバンドユニット(BBU)442サブユニットのみを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116との通信810を継続し得る。1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア負荷閾値466を上回る場合、ノードB404は、不能にされるベースバンドユニット(BBU)442サブユニットのいくつか又は全てを再可動814させ得る。ノードB404はそのとき、1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていないベースバンドユニット(BBU)442サブユニットのみを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116との通信810へ戻り得る。
【0061】
図9は、ノードB404において実施される送信器構造及び/又はプロセスのブロック図である。図9に示される機能及びコンポーネントは、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェア並びにハードウェアの組み合わせによって実施され得る。他の機能は、図9に示される機能に追加的に又は代わりに図9に追加され得る。
【0062】
データソース968は、フレーム品質指標(frame quality indicator)(FQI)/エンコーダ972へデータd(t)970を供給し得る。フレーム品質指標(frame quality indicator)(FQI)/エンコーダ972は、データd(t)970に、巡回冗長検査(CRC)のようなフレーム品質指標(frame quality indicator)(FQI)を追加し得る。フレーム品質指標(frame quality indicator)(FQI)/エンコーダ972は、さらに、符号化されているシンボル974を供給するため1つ又はそれ以上の符号化スキームを使用するデータd(t)970を符号化し得る。各符号化スキームは、1つ又はそれ以上の符号化のタイプ、たとえば、重畳コーディング(convolutional coding)、ターボコーディング、ブロックコーディング、反復コーディング(repetition coding)、他のタイプのコーディング、又は全てにおいてコーディングしないコーディング、を含み得る。他の符号化スキームは、自動再送要求(ARQ)、ハイブリッドARQ及び増加的冗長性再送技術(incremental redundancy repeat technique)を含み得る。異なるタイプのデータは、異なる符号化スキームによって符号化され得る。
【0063】
インターリーバ976は、徐々に消えてなくなることと戦うことに間に合って符号化されているデータシンボル974をインターリーブし得る。インターリーバ976は、インターリーブされているシンボル978を出力し得る。インターリーブされているシンボル978は、フレーム982を生成するために前に定義されるフレームフォーマットへフレームフォーマッタ980によって関連付けられ得る。1つの設計において、フレームフォーマットは、複数のサブセグメントから成り立っているとしてフレームを特定する。他の設計において、サブセグメントは、与えられた次元、たとえば、時間、周波数、コード又はあらゆる他の次元、に従ってフレーム982の任意の連続する一部であり得る。フレーム982は、決まった複数個数のそのようなサブセグメントから構成され得、ここで各サブセグメントは、フレームに割り当てられるシンボルの合計数の一部を含む。
【0064】
フレームフォーマッタ980は、さらに、インターリーブされているシンボル978に加えて(図示されない)制御シンボルの包有物を特定し得る。そのような制御シンボルは、パワー制御シンボル、フレームフォーマット情報シンボルなどを含み得る。
【0065】
変調器984は、変調されているデータ986を生成するためフレーム982を変調し得る。変調技術の例は、二位相偏移変調(BPSK)及び四位相偏移変調(QPSK)を含む。変調器984はまた、変調されているデータ986の順序を反復し得もする。
【0066】
ベースバンド無線周波数(RF)変換ブロック988は、1つ又はそれ以上のユーザ設備(UE)116への無線通信リンク上でアンテナ960を通じた送信のため、無線周波数(RF)信号990へ変調されているデータ986を変換し得る。
【0067】
図10は、ノードB1004内に含まれ得るあるコンポーネントを説明する。ノードB1004はまた、アクセスポイント、放送送信器、基地局、発展ノードBなどと呼ばれ得、それらの機能性のいくつか又は全てを含み得る。ノードB1004は、プロセッサ1003を含む。プロセッサ1003は、汎用単一又は多重チップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、特定用途向けマイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1003は、中央演算装置(CPU)と呼ばれ得る。ただ単一のプロセッサ1003が図10のノードB1004に示されるが、代わりの設定において、プロセッサの組み合わせ(たとえば、ARM及びDSP)が利用されことができる。
【0068】
ノードB1004はまた、メモリ1005を含む。メモリ1005は、電気的な情報を格納する能力のある任意の電気的コンポーネントであり得る。メモリ1005は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気ディスク記録媒体、光学記録媒体、RAMにおけるフラッシュメモリ機器、プロセッサを含むオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリレジスタ及びそれらの組み合わせなどとして具体化され得る。
【0069】
データ1007及び命令1009は、メモリ1005に格納され得る。命令1009aは、本文中に記述される方法を実施するためプロセッサ1003によって実行可能であり得る。命令1009aを実行することは、メモリ1005に格納されているデータ1007aの利用を含み得る。プロセッサ1003が命令1009aを実行する場合、命令1009bの様々な部分は、プロセッサ1003上に読み込まれ得、データ1007bの様々な部分は、プロセッサ1003上に読み込まれ得る。
【0070】
ノードB1004はまた、ノードB1004へ送信及びノード1004から受信を許可するため送信器1011及び受信機1013を含み得る。送信器1011及び受信機1013は、共同してトランシーバ1015と呼ばれ得る。多重アンテナ1017a−bは、トランシーバ1015へ電気的に接続され得る。ノードB1004はまた、(図示されない)多重送信器、多重受信機、多重トランシーバ及び/又は追加のアンテナを含み得もする。
【0071】
ノードB1004は、デジタルシングルプロセッサ(DSP)1021を含み得る。ノードB1004はまた、通信インターフェイス1023を含み得もする。通信インターフェイス1023は、ノードB1004と協同することをユーザに許可し得る。
【0072】
ノードB1004の様々なコンポーネントは、1つ又はそれ以上のバスによって互いに接続され得、ここで、それは、パワーバス、制御信号バス、状態信号バス、データバスなどを含み得る。簡潔さのため、様々なバスは、バスシステム1019として図10に示される。
【0073】
図11は、無線ネットワークコントローラ(RNC)1175内に含まれ得るあるコンポーネントを示す。無線ネットワークコントローラ(RNC)1175は、それに接続されるノードB1004を制御する責任のあるUMTS無線アクセスネットワーク(UTRAN)における支配的な要素である。無線ネットワークコントローラ(RNC)1175は、媒体ゲートアレイを通じて回路交換コアネットワーク(circuit switched core network)に接続され得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)1175は、プロセッサ1103を含む。プロセッサ1103は、汎用単一又は多重チップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、特定用途向けマイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1103は、中央演算装置(CPU)と呼ばれ得る。ただ単一のプロセッサ1103が図11の無線ネットワークコントローラ(RNC)1175において示されるが、代わりの設定において、プロセッサの組み合わせ(たとえば、ARM及びDSP)が利用されことができる。
【0074】
無線ネットワークコントローラ(RNC)1175はまた、メモリ1105を含む。メモリ1105は、電気的情報を格納する能力のあるあらゆる電気的コンポーネントであり得る。メモリ1105は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気ディスク記録媒体、光学記録媒体、RAMにおけるフラッシュメモリ機器、プロセッサに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、及びそれらの組み合わせなどとして具体化され得る。
【0075】
データ1107及び命令1109は、メモリ1105に格納され得る。命令1109aは、本文中に記述される方法を実施するためプロセッサ1103によって実行可能であり得る。命令1109aを実行することは、メモリ1105に格納されているデータ1107aの使用を含み得る。プロセッサ1103が命令1109aを実行する場合、命令1109bの様々な部分は、プロセッサ1103上に読み込まれ得、データ1107bの様々な部分は、プロセッサ1103上に読み込まれ得る。
【0076】
無線ネットワークコントローラ(RNC)1175は、デジタル信号プロセッサ(DSP)1121を含み得る。無線ネットワークコントローラ(RNC)1175の様々なコンポーネントは、1つ又はそれ以上のバスによって互いに接続され得、ここで、それはパワーバス、制御信号バス、状態信号パス、データバスなどを含み得る。簡略化の目的のため、様々なバスは、バスシステム1119として図11において示される。
【0077】
本文中に記述される技術は、直交多重化スキームに基づく通信システムを含む様々な通信システムのために使用され得る。そのような通信システムの例は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどを含む。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing)(OFDM)を利用し、ここで、それは多重直交サブキャリアへ全体のシステム帯域幅を分割する変調技術である。これらサブキャリアはまた、トーン(tone)、ビン(bin)などと呼ばれ得もする。OFDMによって、各サブキャリアは、独立にデータを使用して変調され得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅、隣接したサブキャリアのブロック上で送信するための局所的なFDMA(LFDMA)又は、隣接したサブキャリアの多重ブロック上で送信するための促進FDMA(EFDMA)を横断して分配されるサブキャリア上で送信するためインターリーブされているFDMA(IFDMA)を利用し得る。一般に、変調シンボルは、OFDMを持つ周波数領域において及びSC−FDMAを持つ時間領域において送信される。
【0078】
「決定する」という用語は、広く様々な行為を含み、したがって、「決定する」は、計算する(calculating)、計算する(computing)、処理する(processing)、引き出す(deriving)、調査する(investigating)、調べる(looking up)(たとえば、表、データベース又は他のデータ構造を調べる)、確かめる(ascertaining)、及びその他同類のものを含むことができる。また、「決定する」は、受信する(たとえば、情報を受信する)、アクセスする(メモリ内のデータにアクセスする)及びその他同類のものを含むことができる。また、「決定する」は、解決する、選択する(selecting)、選択する(choosing)、設立する、及びその他同類のものを含むことができる。
【0079】
明確に特定しなければ、「に基づく」という成句は、「のみに基づく」を意味しない。他の言い方をすれば、「に基づく」という成句は、「のみに基づく」及び「少なくとも・・・に基づく」の両者を記述する。
【0080】
「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央演算装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ及び状態機械などを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの事情の下で、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを示し得る。「プロセッサ」という用語は、処理機器の組み合わせ、たとえば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続されている1つ又はそれ以上のマイクロプロセッサ、又はあらゆる他のそのような設定、を示し得る。
【0081】
「メモリ」という用語は、電気的な情報を格納する能力のある任意の電気的コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気若しくは光学データストレージ、レジスタなどのような様々なタイプのプロセッサ可読媒体を示し得る。プロセッサがメモリから情報を読み及び/又はメモリへ情報を書くことができる場合、メモリは、プロセッサに電気的に接続されているといえる。プロセッサに必要不可欠なメモリは、プロセッサに電気的に接続されている。
【0082】
「命令」及び「コード」という用語は、任意のタイプの(複数の)コンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈されるべきである。たとえば、「命令」及び「コード」という用語は、1つ又はそれ以上のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを示し得る。「命令」及び「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメント又は多数のコンピュータ可読ステートメントを備え得る。
【0083】
本文中に記述される機能は、ハードウェアによって実行されるソフトウェア又はファームウェアにおいて実施され得る。気泡は、コンピュータ可読媒体上に1つ又はそれ以上の命令として格納され得る。「コンピュータ可読媒体」又は「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータ又はプロセッサによってアクセスすることができる任意の有形の記録媒体を示す。限定デイはなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM若しくは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくは他の磁気ストレージ機器、又は、命令若しくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを運ぶ若しくは格納するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を包含し得る。ディスク(disk)は一般に磁気的にデータを再生し、一方ディスク(dick)はレーザーで光学的にデータを再生するところ、本文中で使用されているディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含む。
【0084】
本文中に記述される方法は、記述される方法を達成するための1つ又はそれ以上のステップ又はアクションを備える。方法ステップ及び/又はアクションは、特許請求の範囲から離れることなく他の物と交換され得る。他の言い方をすれば、ステップ又はアクションの特定の順序は、記述されている方法の適切な動作のために要求されるのでなければ、特定のステップ及び/又はアクションの順序及び/又は使用は、特許請求の範囲から離れることなく改変され得る。
【0085】
さらに、図6,7及び8に示されるそれらのような本文中に記述される方法及び技術を実行するためのモジュール及び/又は他の適切な手段が機器によってダウンロードされ及び/又はさもなければ得られることができることは、理解されるべきである。たとえば、機器は、本文中に記述される方法を実行するための手段の移動を容易にするためサーバに接続され得る。あるいはまた、機器は、機器へ記録手段を接続又は供給することで、様々な方法を得ることができるように、本文中に記述される様々な方法は、記録手段(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)のような物理的記録媒体、又はフロッピー(登録商標)ディスクなど)を通じて供給されることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局のエネルギー消費を減少させるための方法であって、
第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信することと、
第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて第2パイロットチャンネルを送信することと、
マルチ入力マルチ出力ユーザが前記基地局に対応するエリアにいないことを決定することと、
前記第2パイロットチャンネルを切ることと、
を備える方法。
【請求項2】
前記第2パイロットチャンネルを切ることは、前記第2ダウンリンクパワーアンプを切ることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基地局はノードBである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、前記基地局へ送信される命令を通じて無線ネットワークコントローラによって実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1パイロットチャンネル及び前記第2パイロットチャンネルは、ユーザ設備へのマルチ入力マルチ出力送信のために使用される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
基地局のエネルギー消費を減少させるための方法であって、
n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信すること、
前記n個のキャリアの1つ又はそれ以上の負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定することと、
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアから、1つ又はそれ以上の他のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されることと、
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを消すことと、
を備える方法。
【請求項7】
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを消すことは、前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアに対応する物理的な設備を消すことを備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
物理的な設備は、ダウンリンクパワーアンプを備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
物理的な設備は、ベースバンドユニット上において少なくとも1つのチャンネルカード、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、クロック、及びバックホールインターフェイスユニットを備える、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを使用する前記1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信すること、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアから、前記キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアへ、前記1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されることは、異なる変調及び符号化スキームへ切り替えることを、前記1つ又はそれ以上のユーザ設備に指示することを備える、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアから、前記キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアへ、前記1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されることは、異なる周波数へ切り替えることを、前記1つ又はそれ以上のユーザ設備に指示することを備える、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷が結合されるキャリア負荷閾値を上回ることを決定すること、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
前記キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアの合計負荷は前記結合されるキャリア負荷閾値を上回り、
さらに、
前に切られているキャリアを点けることと、
前記キャリア負荷閾値を上回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアから、前に切られている前記キャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されることと、
を備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記前に切られているキャリアを点けることは、前記前に切られているキャリアに対応する物理的な設備を点けることを備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、前記基地局によって実行され、
前記基地局は、ノードBである、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記方法は、前記基地局に送信される命令を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)によって実行される、請求項6に記載の方法。
【請求項18】
基地局のエネルギー消費を減少させるための方法であって、
1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信することと、
任意の前記1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定することと、
前記1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にさせる1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを決定することと、
前記前記ベースバンドユニットサブユニットの前記1つ又はそれ以上を不能にさせることと、
前記1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていない前記ベースバンドユニットサブユニットのみを使用する前記1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信することと、
を備える方法。
【請求項19】
任意の前記1つ又はそれ以上のキャリアの負荷が前記キャリア負荷閾値を上回ることを決定することと、
不能にされている1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを再可動させることと、
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ベースバンドユニットサブユニットは、チャンネルカード、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、クロック及びバックホールインターフェイスユニットを備える、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記基地局はノードBである、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記方法は、前記基地局へ送信される命令を通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)によって実行される、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに電気的に接続されているメモリと、
前記メモリに格納される命令であって、
第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信すること、
第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じで第2パイロットチャンネルを送信すること、
マルチ入力マルチ出力ユーザが前記無線機器に相当するエリアにいないことを決定すること、
前記第2パイロットチャンネルを切ること、
が前記プロセッサによって実行可能である、命令と、
を備える無線機器。
【請求項24】
前記第2パイロットチャンネルを切ることが前記プロセッサによって実行可能である前記命令は、前記第2ダウンリンクパワーアンプを切ることが前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、請求項23に記載の無線機器。
【請求項25】
前記無線機器はノードBである、請求項23に記載の無線機器。
【請求項26】
前記無線機器は、無線ネットワークコントローラから命令を受信する、請求項23に記載の無線機器。
【請求項27】
前記第1パイロットチャンネル及び前記第2パイロットチャンネルは、ユーザ設備へのマルチ入力マルチ出力ユーザ送信のために使用される、請求項23に記載の無線機器。
【請求項28】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電気的に接続されているメモリと、
前記メモリに格納される命令であって、
n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信すること、
前記n個のキャリアの1つ又はそれ以上の負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定すること、
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ1つ又はそれ以上のキャリアから、1つ又はそれ以上の他のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されること、
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを消すこと、
が前記プロセッサによって実行可能である、命令と、
を備える無線機器。
【請求項29】
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを消すことが前記プロセッサによって実行可能である前記命令は、前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアに対応する物理的な設備を消すことが前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、請求項28に記載の無線機器。
【請求項30】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに電気的に接続されているメモリと、
前記メモリに格納される命令であって、
1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信すること、
任意の1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定すること、
前記1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にさせる1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを決定すること、
前記1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを不能にすること、
前記1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていない前記ベースバンドユニットサブユニットのみを使用する前記1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信すること、
が前記プロセッサによって実行可能である、命令と、
を備える無線機器。
【請求項31】
前記ベースバンドユニットサブユニットは、チャンネルカード、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、クロック及びバックホールインターフェイスユニットを備える、請求項30に記載の無線機器。
【請求項32】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器であって、
第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信するための手段と、
第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて第2パイロットチャンネルを送信するための手段と、
マルチ入力マルチ出力ユーザが前記無線機器に対応するエリアにいないことを決定するための手段と、
前記第2パイロットチャンネルを切るための手段と、
を備える無線機器。
【請求項33】
前記第2パイロットチャンネルを切るための前記手段は、前記第2ダウンリンクパワーアンプを切るための手段を備える、請求項32に記載の無線機器。
【請求項34】
エネルギー消費を減少させるためのコンピュータプログラム製品であって、
その上に命令を保管する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、ここで前記命令は、
基地局に、第1ダウンリンクパワーアンプを使用する第1アンテナを通じて第1パイロットチャンネルを送信させるためのコードと、
前記基地局に、第2ダウンリンクパワーアンプを使用する第2アンテナを通じて第2パイロットチャンネルを送信させるためのコードと、
前記基地局に、マルチ入力マルチ出力ユーザが前記基地局に対応するエリアにいないことを決定させるためのコードと、
前記基地局に、前記第2パイロットチャンネルを切らせるためのコードと、
を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体を備える、
コンピュータプログラム製品。
【請求項35】
前記基地局に、前記第2パイロットチャンネルを切らせるための前記コードは、前記基地局に、前記第2ダウンリンクパワーアンプを切らせるためのコードを備える、請求項34に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項36】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器であって、
n個のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するための手段と、
前記n個のキャリアの1つ又はそれ以上の負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定するための手段と、
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアから、1つ又はそれ以上の他のキャリアへ、1つ又はそれ以上のユーザ設備を向け直されるための手段と、
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを切るための手段と、
を備える無線機器。
【請求項37】
前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアを切るための手段は、前記キャリア負荷閾値を下回る負荷を持つ前記1つ又はそれ以上のキャリアに対応する物理的な設備を切るための手段を備える、請求項36に記載の無線機器。
【請求項38】
エネルギー消費を減少させるように構成される無線機器であって、
1つ又はそれ以上のキャリアを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するための手段と、
任意の前記1つ又はそれ以上のキャリアの負荷がキャリア負荷閾値を下回ることを決定するための手段と、
前記1つ又はそれ以上のキャリア上で不能にさせる1つ又はそれ以上のベースバンドユニットサブユニットを決定するための手段と、
前記1つ又はそれ以上のベースバンドサブユニットを不能にするための手段と、
前記1つ又はそれ以上のキャリア及び不能にされていない前記ベースバンドユニットサブユニットのみを使用する1つ又はそれ以上のユーザ設備と通信するための手段と、
を備える無線機器。
【請求項39】
前記ベースバンドユニットサブユニットは、チャンネルカード、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、クロック、及びバックホールインターフェイスユニットを備える、
請求項38に記載の無線機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2013−516941(P2013−516941A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549010(P2012−549010)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【国際出願番号】PCT/US2011/020890
【国際公開番号】WO2011/085398
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】