説明

セル伝送装置

【課題】デセル化を行う際にセル可変遅延を吸収するためのバッファを搭載したセル分解部を二重化したセル伝送装置において、セル分解部の挿抜に関わらず系切替を行ってもデータの連続性を保つことにより元のソースを再生できるようにする。
【解決手段】各セル分解部1, 2のセル蓄積数監視部12, 22が、自系が非運用系と判断したとき、他方のセル分解部2, 1のセル蓄積数監視部22, 12からのセル蓄積数監視情報pを取り込み、セル蓄積数監視情報pを読出閾値として自系のバッファ21, 11のセル蓄積数が読出閾値pに達するまでは、バッファ21, 11の読出を停止させると共に切替保護回路32に対して系切替禁止信号IRを与え、系切替信号CSにより系切替を行わないようにする。また、自系を非運用系と判断したセル蓄積数監視部22,12は、自系のバッファ21,11のセル蓄積数が読出閾値pに達したことを検出したとき、バッファ21,11からセルを読出開始させ、系切替禁止信号IRを解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はセル伝送装置に関し、特にデセル化を行う際にセル遅延を吸収するためのバッファを搭載したセル分解部を二重化したセル伝送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図4は、上記のセル伝送装置を含むATMセル伝送システムを示す。このシステムの送信装置100は、音声ディジタル信号VSを分配部110により、現用系及び非現用系として二重化されているセル組立部120及130に与える。このATMセル伝送システムはATMネットワークにて伝送するため、セル組立部120及び130ではATMセル化を行う。セル組立部120及び130でセル化された音声信号は、それぞれラインインタフェース140及び150を介して二重化されたATMネットワークNWに出力される。
【0003】
一方、受信装置200では、二重化されたATMネットワークNWからの信号を、ラインインタフェース210及び220でSTM終端した後、それぞれセル分解部230及び240に入力する。セル分解部230及び240では、内蔵するセル遅延を吸収するためのCDV吸収バッファにおいてネットワークセル遅延を吸収した後、やはり内蔵するデセル化バッファへの読出しを行う。読み出された信号は、音声信号にレベル変換されてセレクタ250へ送られ、系切替信号CSにより必要に応じてセル分解部230-240間の系切替を行って音声ディジタル信号VSを再生する。
【0004】
上記のようなATMセル伝送システムにおける受信装置200の一部が図5にセル伝送装置として詳しく示されている。
【0005】
このセル伝送装置の従来例においては、現用系又は非現用系として二重化されたセル分解部1及び2にセレクタ3が接続され、一方のデータを系切替信号CSにより選択して出力するように構成されている。セル分解部1及び2は、それぞれセル遅延を吸収するためのバッファ(CDV吸収バッファ:最大セル蓄積数j[セル数])11及び21と、このCDV吸収バッファ11及び21のセル蓄積数を監視すると共に読出閾値j/2[セル数]にバッファ11及び21のセル蓄積数が達したとき、バッファ11及び21からセルを読み出すセル蓄積数監視部12及び22と、CDV吸収バッファ11及び21から読み出されたセルをデセル化(セル分解)するバッファ13及び23とで構成されている。
【0006】
またセレクタ3は、セル分解部1及び2におけるデセル化バッファ13及び23からのデセル化されたデータのいずれか一方を系切替信号CSに基づき選択して出力する選択部31を備えている。
【0007】
このような従来例の動作において、セル蓄積数監視部12及び22は、それぞれバッファ11及び21のセル蓄積数を絶えず監視しており、このセル蓄積数が、予め与えられている読出閾値j/2に達したとき、バッファ11及び21に蓄積されているセルを読み出し、この読み出したセルがデセル化バッファ13及び23においてデセル化されてセレクタ3に送られる。セレクタ3では、選択部31が、系切替信号CSに基づき、デセル化バッファ13及び23の内の一方のデータを選択して出力する。
【0008】
なお、遅延揺らぎ吸収用のバッファからSN/SNP処理部で終端処理したセル信号とセル損失補完信号とを構造化データ再生部のデータ出力作成部に入力し、内部OFS計算部からの内部OFS値と、受信OFS値とを監視部に於いて比較し、欠落セルによるショートフレーム検出及び欠落セル数をカウントするショートフレーム検出部と、誤挿入セルによるロングフレーム検出及び過剰セル数をカウントするロングフレーム検出部と、ショートフレーム検出時に前記バッファの読出しを中止し且つ欠落セル数の補完処理を行い、ロングフレーム検出時に前記バッファから連続読出しにより廃棄処理を行うセル要求生成部とを備えたATM-STM変換装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002-354036号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図5に示すような従来技術によるセル伝送装置においては、二重化されているセル分解部1及び2の内のセル分解部1を運用系とし、セル分解部2を非運用系とすると、非運用系のセル分解部2のパッケージが抜かれて再び挿入されるとき(以下、「挿抜」と称する。)、セル分解部2にはパワーONリセットが掛かる。通常、この非運用系のセル分解部2におけるバッファ21は、パワーONリセット後、その最大セル蓄積数j[セル数又はms。(以下、省略することがある。)]に対してその半分のセル蓄積数j/2まで蓄積させてから読み出す。この読出セル蓄積数j/2を読出閾値と呼び、この読出閾値j/2まではセルの読出が行われない。
【0010】
このような読出閾値j/2を有するバッファ11及び21は、図[1](1)〜(3)に示す各動作を呈する。
【0011】
(1)セル分解部の挿抜前
この場合は、運用系バッファ11及び非運用系バッファ21が共に同一のセル蓄積数aで運用されているので、バッファのセル蓄積数a[セル数]がj/2に等しくなった時点で、セレクタ3の選択部31が運用系から非運用系へ切り替えても双方共同一データを出力することになるので元のソースが再生され何ら問題は無い。
【0012】
(2)非運用系セル分解部の挿抜直後
この場合は、運用系バッファ11では、蓄積したセル数aのセルの一部が非運用系バッファ21の挿抜の間に出力されてセル数bとなり、またセル数cのセルが蓄積され、非運用系バッファ21ではリセットが掛かってセル数はゼロとなる。
【0013】
(3)非運用系読出閾値までセル蓄積された時刻
この時刻では、運用系バッファ11では上記(2)におけるセル数bは全て出力され、またセル数cのセルも一部分出力された状態dとなるが、この間、セル数eのセルがj/2だけ蓄積される。
【0014】
一方、非運用系バッファ21では上記(2)のリセット状態から始まるのでセル数がj/2まで蓄積される。
【0015】
従って、上記[3]の読出時刻では運用系バッファ11のセル蓄積数d+eはj/2に等しくないので、バッファ11と21においてはそのセル蓄積数が互いに異なる。
【0016】
このため、セレクタ3の選択部31において、系切替信号CSに基づきセル分解部1からセル分解部2に系切替を行った場合、バッファ11の先頭位置とバッファ21の先頭位置が異なるため、系切替の前後においてセレクタ3から出力されるデータに連続性が無くなってしまい、元のソースが再生できないという課題があった。
【0017】
従って本発明は、デセル化を行う際にセル遅延を吸収するためのバッファを搭載したセル分解部を二重化したセル伝送装置において、セル分解部の挿抜に関わらず系切替を行ってもデータの連続性を保つことにより、元のソースを再生できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記の目的を達成するため、本発明に係るセル伝送装置は、セル遅延を吸収するためのバッファ及び該バッファのセル蓄積数を監視するセル蓄積数監視部をそれぞれが有し互いに運用系及び非運用系となるセル分解部と、各セル分解部からのデセル化されたデータの一方を運用系として選択して出力する選択部を有するセレクタとを備えたセル伝送装置において、該セレクタが、該選択部に対して系切替の禁止を行う切替保護回路をさらに有し、各セル分解部のセル蓄積数監視部が、自系が非運用系と判断したとき、他方のセル分解部のセル蓄積数監視部からのセル蓄積数監視情報を取り込み、該セル蓄積数監視情報を読出閾値として自系の非運用系バッファのセル蓄積数が該読出閾値に達するまでは、該非運用系バッファの読出を停止させると共に、該切替保護回路に対して系切替禁止信号を与えることを特徴とする。
【0019】
以下、本発明の動作原理を、図1[2](1)〜(3)により説明する。
【0020】
(1)セル分解部の挿抜前
この場合は、図1[1](1)における挿抜前と同様に運用系及び非運用系共に同一のセル蓄積数aで運用されている。従って、この時点で系切替を行っても問題は生じない。
【0021】
(2)非運用系セル分解部の挿抜直後
この場合も、図1[1](2)における非運用系挿抜直後と同様に、運用系バッファ(上記のバッファ11に該当。)では一部のセル蓄積数がセル分解部21の挿抜の間に出力されてセル蓄積数bとなり次のセル蓄積数c分のセルが運用系バッファ11に蓄積される。この結果、セル数b+c=pのセルがバッファ11に蓄積される。このとき、非運用系バッファ(上記のバッファ21に該当。)はリセットが掛かる。
【0022】
(3)非運用系読出閾値までセル蓄積された時刻
非運用系バッファにセルが蓄積され始めてからセル数pの間(挿抜時までの間)は、運用系バッファでは蓄積セル数b及びcのセルが出力され、その代わりにp[セル数]分のセルが蓄積される。
【0023】
一方、非運用系バッファでは、上記(2)で検出された運用系バッファのセル数pを読出閾値として取り込み、セルがp[セル数]分だけ蓄積されるまでセルの読出を行わない。このとき、該セル蓄積数監視情報を読出閾値として自系の非運用系バッファのセル蓄積数が該読出閾値に達するまでは、該非運用系バッファの読出を停止させると共に、該切替保護回路に対して系切替禁止信号を与え、セレクタの選択部が系切替を実行しないようにしている。
【0024】
従って、運用系バッファに残っていたセル(b+c=p)が全て掃き出されてから、非運用系バッファのセル蓄積数pのセルの読出が開始され、運用系バッファと非運用系バッファのデータの先頭が一致することになる。
【0025】
この時、自系を非運用系と判断した該セル蓄積数監視部が、自系のバッファのセル蓄積数が該読出閾値に達したことを検出することにより、該非運用系バッファからセルを読出開始させると共に該切系切替禁止信号を解除する。
【0026】
このようにして、系切替を行ったときにデータの連続性が保たれることにより、元のソースが復元できることとなる。
【0027】
なお、自系を非運用系と判断した該セル蓄積数監視部は、該セル蓄積数監視情報がゼロを示しているとき、パス設定前と判定して通常処理を継続すればよい。
【0028】
また、各セル蓄積数監視部は、パワーONリセットの有無によって自系か運用系か非運用系かを判断することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明に係るセル伝送装置によれば、非運用系セル分解部の挿抜を何回行っても、常に、非運用系と運用系のバッファの先頭位置のデータが同一のため、系切替を行っても正常にデータの再生が行えることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
図2は、本発明に係るセル伝送装置の構成例を示したものである。この構成例では、図5に示した従来例とは、セル分解部1及び2におけるセル蓄積数監視部12及び22の接続関係が異なっている。すなわち、セル蓄積数監視部12及び22は、それぞれ、バッファ11及び21の各セル蓄積数を監視すると共に、相互に自分のセル蓄積数監視情報pを常時与えている。
【0031】
なお、セル蓄積数監視部12及び22におけるセル蓄積数監視は、そのバッファ11及び21へ1セル蓄積したときに1セル分読出時間に換算して監視カウンタ(図示せず)をインクリメントし、1セル読出でデクリメントする。これはバッファが空になるまで常時行っている。
【0032】
また、セレクタ3の内部には、選択部31に対して系切替の禁止解除を行う切替保護回路32を設け、セル蓄積数監視部12及び22から系切替禁止/解除信号IRを受けるように接続されている。
【0033】
このような図2に示した構成例におけるセル蓄積数監視部12及び22の各々の動作例が図3のフローチャートに示されている。
【0034】
まず、セル分解部1及び2に搭載されているセル蓄積数監視部12及び22は、自分が運用系か非運用系かは分からない。そこで、セル分解部のパッケージの挿抜が行われると、バッファ11又は21の初期化が行われ、パワーONリセットが掛かることになる。
【0035】
従って、セル蓄積数監視部12又は22において、バッファ11又は21にパワーONリセットが掛かったか否かを判定し(ステップS1)、パワーONリセットが掛かっていない場合は自系のセル分解部は運用系であると認識し(ステップS2)、通常処理を継続する(ステップS3)。
【0036】
一方、パワーONリセットが掛かった場合には、自系は非運用系であると認識する(ステップS4)。ここで、セル分解部1を運用系、セル分解部2を非運用系と仮定する。なお、逆の関係にしても全く同様の動作となる。
【0037】
この時、非運用系のセル蓄積数監視部22は、絶えず運用系のセル蓄積数監視部12から送られて来ているセル蓄積数監視情報p[セル数]を取り込む(ステップS5)。なお、このセル蓄積数監視情報pは、運用系CDV吸収バッファ11内のセルを読出完了させないと非運用系CDV吸収バッファ21内のセル蓄積数と一致しないセル数であり、バッファに対する入出力が常時発生するため、変動する。
【0038】
次に、運用系セル蓄積数監視部12からのセル蓄積数監視情報pが“0”か否かを判定する(ステップS6)。この結果、p=0の場合はまだセルが設定されていない状態であるため、通常の読出閾値j/2[セル数]までセルを蓄積する通常処理を継続する(ステップS7)。この動作は、運用系でも同一の動作となるため、運用系・非運用系の切替が行われても問題は無い。
【0039】
一方、セル蓄積数監視情報pが“0”ではない場合には、非運用系のセル蓄積数監視部22は、取り込んだセル蓄積数監視情報pを読出閾値として設定すると共に、例えば“H”レベルにセットした系切替禁止/解除信号IRを切替保護回路32に与え、運用系のセル分解部1から非運用系のセル分解部2へセレクタ3の選択部31が切替選択する動作を禁止する(ステップS8)。
【0040】
この後、非運用系のセル蓄積数監視部22は、蓄積したセル数が、読出閾値pに達したか否かを判定し(ステップS9)、達していないときには、セル蓄積数監視部22はセルの読出を行わずセルの蓄積だけを継続する(ステップS10)。
【0041】
読出閾値pまでセルが蓄積されたときには、セル蓄積数監視部22はセルの読出を開始する。このときセル蓄積数監視部22は、系切替禁止/解除信号IRを“L”レベルにリセットして切替保護回路32に対し系切替禁止動作を解除する(ステップS11)。
【0042】
これにより、切替保護回路32はバッファ11及び21の蓄積セル数が、図1[2](3)に示すように読出閾値pに達し、両系の切替を行ってもデータの不連続が発生しないものとして系切替の禁止解除信号IRを選択部31に与える。従って、この後、選択部31は、系切替CSを受けて、系切替を行うことが可能となる。
【0043】
このようにすることで、運用系と非運用系のCDV吸収バッファの先頭情報及び容量が一致し、系切替を行っても、元のソースを再生することが可能となる。
【0044】
なお、本発明は、上記実施例によって限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づき、当業者によって種々の変更が可能なことは明らかである。
【0045】
(付記1)
セル遅延を吸収するためのバッファ及び該バッファのセル蓄積数を監視するセル蓄積数監視部をそれぞれが有し互いに運用系及び非運用系となるセル分解部と、各セル分解部からのデセル化されたデータの一方を運用系として選択して出力する選択部を有するセレクタとを備えたセル伝送装置において、
該セレクタが、該選択部に対して系切替の禁止を行う切替保護回路をさらに有し、
各セル分解部のセル蓄積数監視部が、自系が非運用系と判断したとき、他方のセル分解部のセル蓄積数監視部からのセル蓄積数監視情報を取り込み、該セル蓄積数監視情報を読出閾値として自系の非運用系バッファのセル蓄積数が該読出閾値に達するまでは、該非運用系バッファの読出を停止させると共に、該切替保護回路に対して系切替禁止信号を与えることを特徴としたセル伝送装置。
(付記2)付記1において、
自系を非運用系と判断した該セル蓄積数監視部が、自系の非運用系バッファのセル蓄積数が該読出閾値に達したことを検出したとき、該非運用系バッファからセルを読出開始させると共に該系切替禁止信号を解除することを特徴としたセル伝送装置。
(付記3)付記1又は2において、
自系を非運用系と判断した該セル蓄積数監視部は、該セル蓄積数監視情報がゼロを示しているとき、パス設定前と判定して通常処理を継続することを特徴としたセル伝送装置。
(付記4)付記1において、
各セル蓄積数監視部は、自系の該バッファのパワーONリセットの有無によって自系が運用系か非運用系かを判断することを特徴としたセル伝送装置。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】従来例と本発明の動作原理の違いを説明するための概略シーケンス図である。
【図2】本発明に係るセル伝送装置の一構成例を示したブロック図である。
【図3】本発明に係るセル伝送装置におけるセル蓄積数監視部の動作例を示したフローチャート図である。
【図4】本発明及び従来例に係るセル伝送装置が適用されるATMセル伝送システムを示したブロック図である。
【図5】従来例によるセル伝送装置を示したブロック図である。
【符号の説明】
【0047】
1, 2 セル分解部
11, 21 CDV吸収バッファ
12, 22 セル蓄積数監視部
13, 23 デセル化バッファ
3 セレクタ
31 選択部
32 切替保護回路
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セル遅延を吸収するためのバッファ及び該バッファのセル蓄積数を監視するセル蓄積数監視部をそれぞれが有し互いに運用系及び非運用系となるセル分解部と、各セル分解部からのデセル化されたデータの一方を運用系として選択して出力する選択部を有するセレクタとを備えたセル伝送装置において、
該セレクタが、該選択部に対して系切替の禁止を行う切替保護回路をさらに有し、
各セル分解部のセル蓄積数監視部が、自系が非運用系と判断したとき、他方のセル分解部のセル蓄積数監視部からのセル蓄積数監視情報を取り込み、該セル蓄積数監視情報を読出閾値として自系の非運用系バッファのセル蓄積数が該読出閾値に達するまでは、該非運用系バッファの読出を停止させると共に、該切替保護回路に対して系切替禁止信号を与えることを特徴としたセル伝送装置。
【請求項2】
請求項1において、
自系を非運用系と判断した該セル蓄積数監視部が、自系の非運用系バッファのセル蓄積数が該読出閾値に達したことを検出したとき、該非運用系バッファからセルを読出開始させると共に該系切替禁止信号を解除することを特徴としたセル伝送装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
自系を非運用系と判断した該セル蓄積数監視部は、該セル蓄積数監視情報がゼロを示しているとき、パス設定前と判定して通常処理を継続することを特徴としたセル伝送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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