説明

センサーシステム

【課題】本発明の主な目的は、生産コストを低下させることができるセンサーシステ提供することにある。
【解決手段】上記課題を解決するために本発明では、操作物の存在を判断する一方、操作物の位置を検出する場所に適用するセンサーシステムを提供する。前記センサーシステムは、パネルと、反射素子と、画像検出装置(image sensor)と、プロセッサーと、第一導光棒(light guide rod)と、第二導光棒と、光源モジュール(light source module)と、を含む。前記パネルは、第一表面と、その第一表面に位置する第一区域と、その第一表面に位置する第三区域と、を具備する。前記第三区域は、前記第一区域の内に位置する。前記第一区域は、順に接続される第一辺と、第二辺と、第三辺と、第四辺と、を具備する四辺形区域である。前記第三区域の面積(square measure)は、前記第一区域の面積より小さい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサーシステム(sensing system)に関し、特に反射素子(reflective element)を有するセンサーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチシステム(touch system)に関する技術は多く公開されている。例えば、アメリカの特許4,782,328、アメリカの特許6,803,906等を参照することができる。上述した2つの特許に記載されるタッチシステムには、少なくとも2つのセンサーが設置されているので、タッチシステムの生産コスト(cost of production)が高くなる。以下、1つの特許に対して説明する。
【0003】
図1は、従来の技術に係るタッチスクリーンシステムを示す図である。アメリカ特許4,782,328に記載されるタッチスクリーンシステム(touch screen system)100は、パネル(panel)110と、第一光学式センサー(photosensor)120と、第二光学式センサー130と、プロセッサー(processor)140と、を含む。前記パネル110には、矩形のタッチスクリーン区域(touch screen area)112が形成されている。前記第一光学式センサー120と第二光学式センサー130は、前記タッチスクリーン区域112の一辺112a(boundary)の両端に設置されている。前記タッチスクリーン区域112は、前記第一光学式センサー120と前記第二光学式センサー130のセンシング範囲(sensing range)に入っている。前記第一光学式センサー120と第二光学式センサー130は、前記プロセッサー140に電気接続されている。
【0004】
操作物(pointer)150で前記タッチパネル区域112を押したり滑らせたりする場合、前記第一光学式センサー120と第二光学式センサー130は第一センシング線路(sensing path)162と第二センシング線路164に沿って前記操作物150の位置を検出する。前記プロセッサー140は、前記第一光学式センサー120と第二光学式センサー130がセンシングすることにより前記操作物150の位置を検出する。
【0005】
しかし、前記タッチスクリーンシステム100には、2つの光学式センサー120と130が設置されているので、タッチスクリーンシステム100の生産コストが高くなる欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第4782328号明細書
【特許文献2】米国特許第6803906号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の主な目的は、生産コストを低下させることができるセンサーシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明では、操作物の存在を判断する一方、操作物の位置を検出する場所に適用するセンサーシステムを提供する。前記センサーシステムは、パネルと、反射素子と、画像検出装置(image sensor)と、プロセッサーと、第一導光棒(light guide rod)と、第二導光棒と、光源モジュール(light source module)と、を含む。前記パネルは、第一表面と、その第一表面に位置する第一区域と、その第一表面に位置する第三区域と、を具備する。前記第三区域は、前記第一区域の内に位置する。前記第一区域は、順に接続される第一辺と、第二辺と、第三辺と、第四辺と、を具備する四辺形区域である。前記第三区域の面積(square measure)は、前記第一区域の面積より小さい。
【0009】
前記反射素子は、前記第一表面の上に置かれるように前記第一辺に設置されている。前記反射素子は、前記第一表面に垂直し、且つ鏡面反射面(reflective mirror plane)から構成される第二平面を具備する。前記第二平面は、第一区域の鏡像である第二区域と前記第三区域の鏡像である第四区域を形成する。前記画像検出装置は、前記第一平面の上で前記第三辺と第四辺が隣接する第一隅部に設置されて、前記第三区域と第四区域を検出する。前記プロセッサーは、前記画像検出装置に電気接続されている。
【0010】
前記第一導光棒は、前記第一表面の上に置かれるように前記第二辺に設置されている。前記第一導光棒は、第一出光面を具備し、前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第一導光棒の第二鏡像が形成される。前記第二導光棒は、前記第一表面の上に置かれるように前記第三辺に設置されている。前記第二導光棒は、第二出光面を具備し、前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第二導光棒の第三鏡像が形成される。第一導光棒の少なくとも一部分と、第二鏡像の少なくとも一部分と、第三鏡像の少なくとも一部分は、前記画像検出装置の検出できる範囲に入っている。前記光源モジュールは、前記第一導光棒と第二導光棒に光源を提供する。提供する光線は、前記第一出光面と第二出光面から出る後、前記画像検出装置に入射される。
【0011】
前記操作物を前記第三区域に接近させる場合、操作物の第一鏡像が反射素子の反対側に形成される。前記操作物と第一鏡像が前記画像検出装置の検出範囲に入る場合、前記画像検出装置が操作物の存在を判断し、前記プロセッサーが操作物の実の位置を判断する。
【0012】
前記光源モジュールは、前記第一隅部に設置される第一ランプを含む。前記第一導光棒と第二導光棒が連結されている。前記光源モジュールは、前記第一辺と第二辺が隣接する第二隅部に設置される第二ランプをさらに含む。
【0013】
前記光源モジュールは、前記第二辺と第三辺が隣接する第三隅部に設置される第一ランプを含む。前記光源モジュールは、前記第一隅部に設置される第一ランプをさらに含む。前記光源モジュールは、前記第一辺と第二辺が隣接する第二隅部に設置される第三ランプをさらに含む。
【0014】
前記第一出光面と第二出光面が粗雑面に形成されている。
【0015】
前記センサーシステムは、前記第一出光面に設置される第一拡散フィルム(diffuser)と、前記第二出光面に設置される第二拡散フィルムと、をさらに含む。
【0016】
前記第一導光棒は、前記第一出光面と相対する第一導光棒の第一底面に設置される第一反射層を含み、前記第二導光棒は、前記第二出光面と相対する第二導光棒の第二底面に設置される第二反射層を含む。
【0017】
上記課題を解決するために本発明では、操作物の存在を判断する一方、操作物の位置を検出する場所に適用する他のセンサーシステムを提供する。前記センサーシステムは、パネルと、反射素子と、画像検出装置と、プロセッサーと、第一拡散フィルムと、第二拡散フィルムと、光源モジュールと、を含む。前記パネルは、第一表面と、その第一表面に位置する第一区域と、その第一表面に位置し且つ前記第一区域の内に位置する第三区域と、を具備する。前記第一区域は、順に接続される第一辺と、第二辺と、第三辺と、第四辺と、を具備する四辺形区域である。前記第三区域の面積は、前記第一区域の面積より小さいか同じである。
【0018】
前記反射素子は、前記第一表面の上に置かれるように前記第一辺に設置されている。前記反射素子は、前記第一表面に垂直し且つ鏡面反射面から構成される第二平面を具備する。前記第二平面は、第一区域の鏡像である第二区域と前記第三区域の鏡像である第四区域を形成する。前記画像検出装置は、前記第一平面の上で前記第三辺と第四辺が隣接する第一隅部に設置されて、前記第三区域と第四区域を検出する。前記プロセッサーは、前記画像検出装置に電気接続されている。
【0019】
第一拡散フィルムは、前記第一平面で前記第二辺に設置され、第一出光面を具備する。前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第一拡散フィルムの第二鏡像が形成される。前記第二拡散フィルムは、前記第一平面で前記第三辺に設置され、第二出光面を具備する。前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第二拡散フィルムの第三鏡像が形成される。前記第一拡散フィルムの少なくとも一部分と、前記第二鏡像の少なくとも一部分と、前記第三鏡像の少なくとも一部分は、前記画像検出装置が検出できる範囲に入っている。前記光源モジュールは、前記第一拡散フィルムと第二拡散フィルムに光線を提供する。提供する光線は、前記第一出光面と第二出光面から出る後、前記画像検出装置に入射される。
【0020】
前記操作物を前記第三区域に接近させる場合、操作物の第一鏡像が反射素子の反対側に形成される。前記操作物と第一鏡像が前記画像検出装置の検出範囲に入る場合、前記画像検出装置が操作物の存在を判断し、前記プロセッサーが操作物の実の位置を判断する。
【0021】
前記光源モジュールは、複数のランプを含む。前記複数のランプで一部分のランプが前記第一出光面と相対する第一拡散フィルムの第一底面に設置され、残り部分のランプが前記第二出光面と相対する第二拡散フィルムの第二底面に設置されている。
【発明の効果】
【0022】
上述するように、本発明のセンサーシステムは、設置される反射素子と画像検出装置により操作物の位置を検出することができる。従来の技術と比較すると、本発明のセンサーシステムは画像検出装置を1つだけ使うので、センサーシステムの製造コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】従来の技術に係るタッチスクリーンシステムを示す図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係るセンサーシステムを示す図である。
【図3】図2の第二光源と、第一導光棒と、第一拡散フィルムを示す図である。
【図4】図2のセンサーシステムの作動原理を示す図である。
【図5】図4のプロセッサーが操作物の位置を判断することを説明する図である。
【図6】本発明の第二実施形態に係るセンサーシステムを示す図である。
【図7】本発明の第三実施形態に係るセンサーシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0024】
図2は、本発明の第一実施形態に係るセンサーシステムを示す図であり、図3は、図2の第二光源と、第一導光棒と、第一拡散フィルムを示す図であり、図4は、図2のセンサーシステムの作動原理を示す図である。図2〜図4に示すセンサーシステム200は、操作物270の存在を判断する一方、操作物270の位置を検出する場所に適用する。前記センサーシステム200は、パネル210と、反射素子220と、第一導光棒230と、第二導光棒240と、画像検出装置250と、プロセッサー(processor)260と、光源モジュール290と、を含む。前記パネル210は、第一表面214と、前記第一表面214の略中心に位置する第一区域212と、前記第一表面214の略中心に位置する第三区域216と、を含む白色板(whiteboard)或いはタッチスクリーン(touch screen)である。前記第三区域216は、前記第一区域212の略中心に位置している。前記第一区域212は、順に接続される第一辺212aと、第二辺212bと、第三辺212cと、第四辺212dと、を含む四辺形区域である。前記第三区域216は、前記第一区域212の略中心に位置する四辺形区域である。
【0025】
本実施形態で、前記第三区域216は面積が前記第一区域212より小さい四辺形区域である。前記第三区域216の外形と配置方式に対する説明は、台湾の特願097142355とアメリカの特願12/334449を参照することができるので、これで再度説明しない。他の実施形態で、前記第三区域216の面積と前記第一区域212の面積を同じにし、且つ両者が完全に重なるようにすることができる。
【0026】
前記反射素子220は、前記第一表面214の上に置かれるように前記第一辺212aに設置されている。前記反射素子220の第二平面222は、前記第一表面214に垂直する鏡面反射面である。前記第二平面222は、光線を反射して第一区域212の鏡像である第二区域212’と第三区域216のの鏡像である第四区域216’を反射素子220の反対側に形成する。前記反射素子220は、表面反射鏡或いは他の反射素子から構成される。
【0027】
前記第一導光棒230は、前記第一表面214の上に置かれるように前記第二辺212bに設置されている。前記第一導光棒230は、第一出光面232を含む。前記反射素子220の反射により、前記第一導光棒230の鏡像である第二鏡像230’が反射素子220の反対側に形成される。前記第二導光棒240は、前記第一表面214の上に置かれるように前記第三辺212cに設置されている。前記第二導光棒240は、第二出光面242を含む。前記反射素子220の反射により、前記第二導光棒240の鏡像である第三鏡像240’が反射素子220の反対側に形成される。本実施形態で、前記第一導光棒230と前記第二導光棒240が直接に連結されている。本発明のセンサーシステム200は、第一拡散フィルムF21と第二フィルムF22をさらに含む。前記第一拡散フィルムF21は、前記第一出光面232の上に設置され、前記第二フィルムF22は、前記第二出光面242の上に設置されている。他の実施形態で、前記第一出光面232と第二出光面242に微小な粗雑面を形成し、第一拡散フィルムF21と第二フィルムF22を設置しなくてもよい。
【0028】
本実施形態で、前記第一導光棒230は、前記第一出光面232と相対する第一導光棒230の第一底面236に設置されている第一反射層234を含み、前記第二導光棒240は、前記第二出光面242と相対する第二導光棒240の第二底面246に設置されている第二反射層244を含む。他の実施形態で、前記第一反射層234と前記第二反射層244を設置しなくてもよい。
【0029】
前記反射素子220の反射により、前記第一区域212の第四辺212dの鏡像である第四鏡像212d’が反射素子220の反対側に形成される。前記反射素子220と、第一導光棒230と、第二導光棒240と、第四辺212dとは、前記第一区域212の周囲に順に形成され、前記反射素子220と、第二鏡像230’と、第三鏡像240’と、第四鏡像212d’とは、前記第二区域212’の周囲に順に形成されている。
【0030】
前記画像検出装置250は、前記第一平面214の上で前記第三辺212cと第四辺212dが隣接する第一隅部C21に設置されている。前記第三区域216と前記第四区域216’は、みんな前記画像検出装置250の検出できる範囲に入っている。少なくとも一部分の第一導光棒230と、少なくとも一部分の第一鏡像230’と、少なくとも一部分の第三鏡像240’も前記画像検出装置250の検出できる範囲に入っている。本実施形態で、一部分の第一導光棒230と、第一鏡像230’と、第三鏡像240’とが前記画像検出装置250の検出できる範囲に入っている。前記プロセッサー260は、前記画像検出装置250に電気接続されている。
【0031】
前記光源モジュール290は、前記第一導光棒230と第二導光棒240に光線を提供する。前記第一導光棒230と第二導光棒240に導光される光線は、前記第一出光面232と第二出光面242から出る後、前記画像検出装置250に入射される。本実施形態の光源モジュール290は、前記第三辺212cと第四辺212dが隣接する第一隅部C21に設置される第一ランプ292と、前記第一辺212aと第二辺212bが隣接する第二隅部C22に設置される第二ランプ294と、を含む。前記第一ランプ292と第二ランプ294は、発光ダイオード素子(light-emitting-diode element、LED elementと略称)或いは他の発光素子から構成される。前記第一導光棒230は、前記第一出光面232に隣接する第一側面238を含み、前記第二導光棒240は、前記第二出光面242に隣接する第二側面248を含む。前記第一ランプ292は、前記第二側面248に光線を提供するように第二側面248のそばに設置され、前記第二ランプ294は、前記第一側面238に光線を提供するように第一側面238のそばに設置されている。他の実施形態で、第一ランプ292を1つだけ設置し、第二ランプ294を設置しなくてもよい。
【0032】
図5は、図4のプロセッサーが操作物の位置を判断することを説明する図である。図4と図5を一緒に参照なさい。前記操作物270を前記第三区域216に接近させる場合、操作物270の第一鏡像270’が反射素子220の反対側に形成される。前記操作物270と第一鏡像270’が前記画像検出装置250の検出範囲に入る場合、前記画像検出装置250が操作物270の存在を判断し、前記プロセッサー260が操作物270の実の位置を判断する。即ち、前記画像検出装置250は、第一センシング線路282に沿って操作物270の存在を判断し、第二センシング線路282に沿って第一鏡像270’の存在を判断する。次に、前記プロセッサー260が第一センシング線路282と第二センシング線路282に沿って操作物270の実の位置を判断する。
【0033】
本実施形態の画像検出装置250は、画像検出用窓口252を具備する。前記操作物270が前記第三区域216に接近されない場合、前記第一導光棒230の第一出光面232と、第一出光面232に対応する第二鏡像230’の部分と、第二出光面242に対応する第三鏡像230’の部分と、から射出する光線により前記画像検出用窓口252に輝度(brightness)の高い高輝度区域(bright zone)が形成される。前記高輝度区域が主なセンシング区域(primary sensing zone)になる。前記操作物270が前記第三区域216に接近される場合、前記画像検出用窓口252の高輝度区域に前記操作物270に対応する第一オブスキュア区域(obscure strip)と第一鏡像270’に対応する第二オブスキュア区域が形成される。前記プロセッサー260は、前記画像検出用窓口252に形成される第一オブスキュア区域と第二オブスキュア区域により前記第三区域216に置かれる前記操作物270の位置を検出する。上述する技術で操作物の位置を検出方法は、台湾の特願097126033と、台湾の特願097142355と、台湾の特願098100969と、アメリカの特願12/249222と、アメリカの特願12/334449と、アメリカの特願12/422191を参照することができるので、そこで再度説明しない。
【0034】
上述するように、本発明のセンサーシステム200は、設置される反射素子220と画像検出装置250により操作物270の位置を検出することができる。従来の技術と比較すると、本発明のセンサーシステム200は画像検出装置250を1つだけ使ってもよいので、センサーシステム200の製造コストを低下させることができる。
【実施例2】
【0035】
図6は、本発明の第二実施形態に係るセンサーシステムを示す図である。図2のセンサーシステム200と図6のセンサーシステム300が違うところは、センサーシステム300の光源モジュール390が第一ランプ392、第二ランプ394及び第三ランプ396を含み、第一導光棒330と第二導光棒340が接続しないように設置されることである。
【0036】
図6の反射素子320は、第一区域312の第一辺312aに設置されている。前記第一ランプ392は、第一区域312で前記第二辺312bと第三辺312cが隣接する第三隅部C33に設置され、前記第二ランプ394は、前記第三辺312cと第四辺312dが隣接する第一隅部C31に設置され、前記第三ランプ396は、前記第一辺312aと第二辺312bが隣接する第二隅部C32に設置されている。他の実施形態で、前記第三ランプ396を設置しないか、前記第二ランプ394と第三ランプ396をみんな設置しなくてもよい。
【実施例3】
【0037】
図7は、本発明の第三実施形態に係るセンサーシステムを示す図である。図2のセンサーシステム200と図7のセンサーシステム400が違うところは、図7のセンサーシステム400に第一導光棒230と第二導光棒240が設置されなく、光源モジュール490が複数のランプ492を含むことである。
【0038】
図7の反射素子420は、第一区域412の第一辺412aに設置されている。第一拡散フィルムF41は、第一平面414で第一区域412の第二辺412bに形成され、第二拡散フィルムF42は、第一平面414で第一区域412の第三辺412cに形成されている。前記第一拡散フィルムF41は、第一出光面E41と第一出光面E41の反対側に形成される第一底面B41を含み、前記第二拡散フィルムF42は、第二出光面E42と第二出光面E42の反対側に形成される第一底面B42を含む。前記光源モジュール490の一部分のランプ492は、前記第一底面B41に設置され、残り部分のランプ492は、前記第二底面B42に設置されている。前記光源モジュール490の光線が第一底面B41と第二底面B42から第一拡散フィルムF41と第二拡散フィルムF42に入る後、第一出光面E41と第二出光面E42から出て画像検出装置450へに導光される。
【0039】
上述するように、本発明のセンサーシステムは、設置される反射素子と画像検出装置により操作物の位置を検出することができる。従来の技術と比較すると、本発明のセンサーシステムは画像検出装置を1つだけ使ってもよいので、センサーシステムの製造コストを低下させることができる。
【符号の説明】
【0040】
100 タッチスクリーンシステム
110、210 パネル
112 タッチスクリーン区域
112a、212a、212b、212c、212d、312a、312b、312c、312d、412a、412b、412c 辺
120、130 光学式センサー
140、260 プロセッサー
150、270 操作物
162、164、282、284 センシング線路
200、300、400 センサーシステム
212、212’、216、216’、312、412 区域
214、222 平面
220、320、420 反射素子
230、240、330、340 導光棒
212d’、230’、240’、270’ 鏡像
232、242、E41、E42 出光面
234、244 反射層
236、246、B41、B42 底面
238、248 側面
250 画像検出装置
252 画像検出用窓口
290、390 光源モジュール
292、294、392、394、396、492 ランプ
C21、C22、C31、C32、C33 隅部
F21、F22、F41、F42 拡散フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作物の存在を判断する一方、操作物の位置を検出する場所に適用するセンサーシステムにおいて、
第一表面と、その第一表面に位置する第一区域と、その第一表面に位置し且つ前記第一区域の内に位置する第三区域と、を具備し、前記第一区域は、順に接続される第一辺と、第二辺と、第三辺と、第四辺と、を具備する四辺形区域であり、前記第三区域の面積が前記第一区域の面積より小さいパネルと、
前記第一表面の上に置かれるように前記第一辺に設置され、前記第一表面に垂直し且つ鏡面反射面から構成される第二平面を具備し、前記第二平面が第一区域の鏡像である第二区域と前記第三区域の鏡像である第四区域を形成する反射素子と、
前記第一平面の上で前記第三辺と第四辺が隣接する第一隅部に設置され、前記第三区域と第四区域をみんな検出できる画像検出装置と、
前記画像検出装置に電気接続されているプロセッサーと、
前記第一表面の上に置かれるように前記第二辺に設置され、前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第二鏡像が形成され、且つ第一出光面を具備する第一導光棒と、
前記第一表面の上に置かれるように前記第三辺に設置され、前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第三鏡像が形成され、且つ第二出光面を具備する第二導光棒と、
前記第一導光棒と第二導光棒に提供する光線が前記第一出光面と第二出光面から出る後、前記画像検出装置に入射するように光線を提供する光源モジュールと、を含み、
第一導光棒の少なくとも一部分と、第二鏡像の少なくとも一部分と、第三鏡像の少なくとも一部分が前記画像検出装置の検出できる範囲に入り、
前記操作物を前記第三区域に接近させる場合、操作物の第一鏡像が反射素子の反対側に形成されるので、前記操作物と第一鏡像が前記画像検出装置の検出範囲に入る場合、前記画像検出装置が操作物の存在を判断し、前記プロセッサーが操作物の実の位置を判断することを特徴とするセンサーシステム。
【請求項2】
前記光源モジュールは、前記第一隅部に設置される第一ランプを含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサーシステム。
【請求項3】
前記光源モジュールは、前記第一辺と第二辺が隣接する第二隅部に設置される第二ランプをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のセンサーシステム。
【請求項4】
前記光源モジュールは、前記第二辺と第三辺が隣接する第三隅部に設置される第一ランプを含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサーシステム。
【請求項5】
前記光源モジュールは、前記第一隅部に設置される第一ランプをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のセンサーシステム。
【請求項6】
前記光源モジュールは、前記第一辺と第二辺が隣接する第二隅部に設置される第三ランプをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のセンサーシステム。
【請求項7】
前記第一出光面と第二出光面が粗雑面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサーシステム。
【請求項8】
前記第一出光面に設置される第一拡散フィルムと、前記第二出光面に設置される第二拡散フィルムと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサーシステム。
【請求項9】
前記第一導光棒は、前記第一出光面と相対する第一導光棒の第一底面に設置される第一反射層を含み、前記第二導光棒は、前記第二出光面と相対する第二導光棒の第二底面に設置される第二反射層を含むさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサーシステム。
【請求項10】
操作物の存在を判断する一方、操作物の位置を検出する場所に適用するセンサーシステムにおいて、
第一表面と、その第一表面に位置する第一区域と、その第一表面に位置し且つ前記第一区域の内に位置する第三区域と、を具備し、前記第一区域は、順に接続される第一辺と、第二辺と、第三辺と、第四辺と、を具備する四辺形区域であり、前記第三区域の面積が前記第一区域の面積より小さいパネルと、
前記第一表面の上に置かれるように前記第一辺に設置され、前記第一表面に垂直し且つ鏡面反射面から構成される第二平面を具備し、前記第二平面が第一区域の鏡像である第二区域と前記第三区域の鏡像である第四区域を形成する反射素子と、
前記第一平面の上で前記第三辺と第四辺が隣接する第一隅部に設置され、前記第三区域と第四区域をみんな検出できる画像検出装置と、
前記画像検出装置に電気接続されているプロセッサーと、
前記第一平面で前記第二辺に設置され、前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第二鏡像が形成され、且つ第一出光面を具備する第一拡散フィルムと、
前記第一平面で前記第三辺に設置され、前記反射素子の反射により反射素子の反対側に第三鏡像が形成され、且つ第二出光面を具備する第二拡散フィルムと、
前記第一拡散フィルムと第二拡散フィルムに提供する光線が前記第一出光面と第二出光面から出る後、前記画像検出装置に入射するように光線を提供する光源モジュールと、を含み、
第一拡散フィルムの少なくとも一部分と、第二鏡像の少なくとも一部分と、第三鏡像の少なくとも一部分が前記画像検出装置の検出できる範囲に入り、
前記操作物を前記第三区域に接近させる場合、操作物の第一鏡像が反射素子の反対側に形成され、前記操作物と第一鏡像が前記画像検出装置の検出範囲に入る場合、前記画像検出装置が操作物の存在を判断し、前記プロセッサーが操作物の実の位置を判断することを特徴とするセンサーシステム。
【請求項11】
前記光源モジュールは、複数のランプを含み、前記複数のランプで一部分のランプが前記第一出光面と相対する第一拡散フィルムの第一底面に設置され、残り部分のランプが前記第二出光面と相対する第二拡散フィルムの第二底面に設置されていることを特徴とする請求項10に記載のセンサーシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−95235(P2011−95235A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−273492(P2009−273492)
【出願日】平成21年12月1日(2009.12.1)
【出願人】(509319096)原相科技股▲ふん▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】