説明

ゼリー状のペット用飼料

【課題】 従来の課題は、
ベットの側から見ると、当然、幼年、老齢、病気等の理由で、歯が無い、歯が弱って噛めない、よく消化できない等、固形状態の飼料が適さないベットが極めて多数存在するにかかわらず、上記幼年、老齢、病気等の理由に適応できるような飼料が全く提供されていない課題があった。
【解決手段】
犬、猫等のペット用飼料として使用されている若しくは適合した各種天然食材及びその加工品、各種人工食材及びその加工品、若しくはそれらを配合、加工したものを、破砕・片粉化、煮沸、搾汁等の調理加工手段によって、ゼリー状、かゆ状の流動食状、若しくはそれらに柔らかい固形物を混在した状態に設けたものであり、上記調理加工手段の過程で必要性に応じゼラチン等のゼリー状化材を添加して設けたものである、ゼリー状のペット用飼料によって課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として幼年、老齢、病気等のペット(主として犬、猫。以下、単にペットと記す。)用の飼料として、それらのペットが、柔らかで歯に優しいため、舐め、すすり、或いは飲むようにして、噛まないで、全く抵抗なしに快適に摂取することができる、「ゼリー状、かゆ状の流動食状、若しくは、それらに柔らかい固形物を混在した状態の飼料」(以下、単に「ゼリー状のペット用飼料」と記す。)を開発提供するものである。
【背景技術】
【0002】
近時、主として一般家庭で飼育されているベット用の飼料として極めて多数の業者によって極めて多数種のものが市販されている。
それらの飼料は、飼料として使用されている若しくは適合した各種天然食材及びその加工品(主として、牛、豚、鳥、馬等の肉類、魚肉類、牛、豚、鳥、馬、魚等の骨・骨粉 、米麦大豆その他の穀類、各種野菜、各種果実、各種動植物性繊維食品、その他。)、各種人工食材及びその加工品(例えば、ビタミン、カロティン、プロティンその他の栄養薬剤、各種医薬品、その他を添加。)、及び、それらを配合、加工したものである。
【0003】
ところが、上記従来の飼料は、その形状及び状態から見ると、その硬さ軟らかさや大きさ等を多少調節して作られているにしても、全て、犬、猫等が食べやすい大きさの所謂固形飼料(大き目の粒状、ペレット状、ステック状、その他。)に類するものだけが提供されている。
【0004】
一方、ベットの側から見ると、それらは飼主である人間と同じく、当然、幼年、老齢、病気等の理由で、歯が無い、歯が弱って噛めない、よく消化できない等、固形状態の飼料が適さないベットが極めて多数存在し、また、今後間違いなく急増するにかかわらず、特に一般家庭用のベット用の飼料として、上記幼年、老齢、病気等の理由に適応できるような飼料が全く提供されていないという大きな課題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上記従来の主として固形状態の飼料と平行して若しくはそれらに代えて、主として幼年、老齢、病気等のベット用の飼料として、それらのベットが、柔らかで歯に優しいため、舐め、すすり、或いは飲むようにして、噛まないで、全く抵抗なしに快適に摂取することができる、ゼリー状のペット用飼料を開発提供することによって、上記従来の課題を解決したものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
即ち、本発明は、犬、猫等のペット用飼料として使用されている若しくは適合した各種天然食材及びその加工品、各種人工食材及びその加工品、若しくはそれらを配合、加工したものを、破砕・片粉化、煮沸、搾汁等の調理加工手段によって、ゼリー状、かゆ状の流動食状、若しくはそれらに柔らかい固形物を混在した状態に設けたものであり、上記調理加工手段の過程で必要性に応じゼラチン等のゼリー状化材を添加して設けたものである、ゼリー状のペット用飼料によって課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0007】
現在、幼年、老齢、病気等の理由で、歯が無い、歯が弱って噛めない、よく消化できない等、固形状態の飼料が適さないベット主として犬、猫が極めて多数存在し、また、今後間違いなく急増するにかかわらず、特に一般家庭用の飼料として、上記幼年、老齢、病気等の理由に適応できるような飼料が全く提供されていないが、本発明は、それらのペット用の飼料として、それらのペットが、柔らかで歯に優しいため、舐め、すすり、或いは飲むようにして、噛まないで、全く抵抗なしに快適に摂取することができる、ゼリー状、かゆ状の流動食状、若しくは、それらに柔らかい固形物を混在した状態の飼料を提供できる優れた特徴がある。
【実施例】
【0008】
飼料として使用されている若しくは適合した各種天然食材及びその加工品(主として、牛、豚、鳥、馬等の肉類、魚肉類、牛、豚、鳥、馬、魚等の骨・骨粉 、米麦大豆その他の穀類、各種野菜、各種果実、各種動植物性繊維食品、その他。)、各種人工食材及びその加工品(例えば、ビタミン、カロティン、プロティンその他の栄養薬剤、各種医薬品、その他を添加。)、及び、それらを配合、加工したものを、破砕・片粉化、煮沸、搾汁等の調理加工手段によって、ゼリー状、かゆ状の流動食状、若しくは、それらに柔らかく小さ目の固形物を混在した状態に製したものであり、調理加工手段の過程でゼリー状化を促進するために、必要に応じて、ゼラチン、寒天、ペクチン、グルテン等のゼリー状化促進材を添加して設けたものである、ゼリー状のペット用飼料。
【0009】
また、本ゼリー状のペット用飼料を提供する場合の包装手段はプラスチック容器・袋詰、缶詰、瓶詰、若しくは、1〜数食分をアルミラミネートフイルムのパッケージに封入したもの等、任意である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
犬、猫等のペット用飼料として使用されている若しくは適合した各種天然食材及びその加工品、各種人工食材及びその加工品、若しくはそれらを配合、加工したものを、破砕・片粉化、煮沸、搾汁等の調理加工手段によって、ゼリー状、かゆ状の流動食状、若しくはそれらに柔らかい固形物を混在した状態に設けたものであり、上記調理加工手段の過程で必要性に応じゼラチン等のゼリー状化材を添加して設けたものである、
ゼリー状のペット用飼料。

【公開番号】特開2007−20448(P2007−20448A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−205521(P2005−205521)
【出願日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(597074170)ポンポリース株式会社 (6)
【Fターム(参考)】