説明

ソフトウェア導入支援システム、方法、プログラムおよび情報処理装置

【課題】支援者と被支援者は同時にそれぞれの端末を操作して日程を合わせる必要がなく認証を行うソフトウェア導入支援システム、ソフトウェア導入支援方法、ソフトウェア導入支援プログラムおよび情報処理装置を提供する。
【解決手段】支援者が支援者端末2を操作し、入力装置21を介してユーザIDとパスワードが入力されると、支援者端末2は、認証要求を仲介サーバ1に送信し、仲介サーバ1の要求処理部11は、送信されたユーザIDとパスワードをユーザ情報管理部に登録されているユーザ情報と比較し、認証結果を支援者端末2に送信し、支援者は、被支援者が必要としているソフトウェアを選択し、その識別情報と被支援者の識別情報を入力し、仲介サーバ1に送信する。仲介サーバ1は、受信した情報からインストール支援情報を作成し、インストール情報記憶部2に保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、時間的な都合に制約されずに、また、安全にソフトウェアの導入を支援してもらうことを可能にするソフトウェア導入支援システム、ソフトウェア導入支援方法、ソフトウェア導入支援プログラムおよび情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
個人所有のパーソナルコンピュータを用い、あらかじめ組み込まれているソフトウェアでは実現できない作業をしたい場合、従来は、利用者が自ら必要なソフトウェアを選択し、入手し、インストールする必要があった。しかし、コンピュータに不慣れな利用者にとって、上級者の支援なしにこれを自力で行うのは難しい場合がある。
【0003】
遠隔地にいる上級者の支援を得るため、外部のコンピュータに対してネットワーク経由で画面を共有させたり、操作を許すソフトウェアが存在している。
【0004】
しかし、このようなソフトウェアは、支援者に自分のコンピュータに対する完全な制御権を与えてしまうため、セキュリティやプライバシーの問題から支援者との間に余程の信頼関係がないと使いづらい。
【0005】
また、このソフトウェアは、支援者の端末から被支援者の端末に対して直接に接続を行うので、ネットワーク経路上のルータやファイヤウォールの設定で、通信が許可されていないと使用できない。この設定の変更を行うことは、初級者には困難なことであり、またセキュリティをわずかにではあるが緩めてしまう。そこでこれを解決するための従来技術、これに関連する従来技術を次に開示する。
【0006】
特許文献1は、ユーザ端末とサービス提供者装置を電子文書仲介装置を介して暗号路で結び、サービス提供者装置は、ユーザ宛てに電子文書を電子文書仲介装置に送信し、電子文書仲介装置は、電子署名をして電子文書を通信内容保管DBに保管し、ユーザ端末宛てに文書受信通知を行い、ユーザは、認証情報を記憶したICカードをユーザ端末に接続して電子文書仲介装置にログオンし、ユーザ端末は、文書受信通知を受信し、文書受信要求を行い、電子文書仲介装置は、電子文書をユーザ端末宛てに送信するとともに、ユーザが電子文書にアクセスしたことをアクセス記録DBに蓄積し、ユーザ端末は通信内容保管DBから電子文書を受信し、サービス提供者装置は、アクセス記録DBにアクセスし、ユーザの電子文書アクセス記録を閲覧する各手段を備え、電子文書が確実に配信先に送達されたことを配信元が確認でき、配信元、配信先、電子文書を特定できる電子文書の配信システムが提案されている。
【0007】
特許文献2は、無線インターネットを通じて携帯通信端末機をサーバに接続して、このサーバが提供するサービスの種類及びコンテンツメニューを確認し、特定コンテンツのダウンロードを選択し、端末機側によってダウンロードされた特定メニューのコンテンツプログラムが選択されると、拡張スクリプト伝送を通じて端末機の残余メモリ容量、端末機の開始番地及び仕様を要求することにより、選択したコンテンツプログラムが収容可能であるか否かを判断し、選択したコンテンツプログラムが収容可能であると判断されると、選択したコンテンツプログラムを1回送信分量大きさのパケットに分割して、端末機に拡張スクリプトファイルでパケットを送出し、サーバ側から端末機に送出したパケット単位のコンテンツプログラムを順に収容して、収容したパケットを端末機のnvメモリに収容された順に格納し、選択したコンテンツプログラムのダウンロードが完了する場合、その結果値をサーバ側に伝送する携帯通信端末機用コンテンツプログラムの伝送方法が提案されている。
【特許文献1】特開2002−183491号公報
【特許文献2】特表2004−502254号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のソフトウェア導入支援方法では、必要以上の権限を支援者に与えてしまうという問題と、ネットワーク機器の設定によっては使えないという問題と、支援者と被支援者とが同時に端末を操作しなければならないという問題とがあった。
【0009】
そこで本発明は、上記課題を解決するため、ソフトウェアを使用する場合、支援者と被支援者は同時にそれぞれの端末を操作して日程を合わせる必要がなく、仲介サーバに支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、支援者端末および被支援者端末からのアクセスの際に認証を行うソフトウェア導入支援システム、ソフトウェア導入支援方法、ソフトウェア導入支援プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、支援者端末と、被支援者端末とが、ネットワークを介して仲介サーバと、配布サーバとに接続されたソフトウェア導入支援システムであって、前記仲介サーバは、支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、前記支援者端末および前記被支援者端末からのアクセス時に、登録しておいた前記ユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証を行い、前記支援者端末は、前記被支援者を特定するユーザ識別情報と、インストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を仲介サーバに送信し、前記仲介サーバは、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記支援者端末から受信した前記インストール支援情報を前記被支援者端末に送信し、前記被支援者端末は、受信した前記支援者の前記ユーザ識別情報と前記ソフトウェア識別情報とを画面に表示し、利用者にインストール実施の可否を問い合わせ、ユーザの同意が得られると、ソフトウェア識別情報を元に前記ソフトウェア配布サーバからソフトウェアパッケージを取得し、インストールを行うソフトウェア導入支援システムであることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のソフトウェア導入支援システムにおいて、前記アクセス時の前記認証は、前記支援者と、前記被支援者とがそれぞれ別々に行うことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、支援者端末と、被支援者端末とが、ネットワークを介して仲介サーバと、ソフトウェア配布サーバとに接続されたシステムで適用されるソフトウェア導入支援方法であって、前記仲介サーバは、支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、前記支援者端末および前記被支援者端末からのアクセス時に、登録しておいた前記ユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証を行い、前記支援者端末は、前記被支援者を特定するユーザ識別情報と、インストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を仲介サーバに送信し、前記仲介サーバは、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記支援者端末から受信した前記インストール支援情報を前記被支援者端末に送信し、前記被支援者端末は、受信した前記支援者の前記ユーザ識別情報と前記ソフトウェア識別情報とを画面に表示し、利用者にインストール実施の可否を問い合わせ、ユーザの同意が得られると、ソフトウェア識別情報を元に前記ソフトウェア配布サーバからソフトウェアパッケージを取得し、インストールを行うソフトウェア導入支援方法であることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のソフトウェア導入支援方法において、前記アクセス時の前記認証は、前記支援者と、前記被支援者とがそれぞれ別々に行うことを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、支援者端末と、被支援者端末とが、ネットワークを介して仲介サーバと、配布サーバとに接続されたシステムでのソフトウェア導入支援プログラムであって、前記仲介サーバにおいて、前記支援者端末および前記被支援者端末からのアクセス時に、予め登録しておいた支援者と被支援者のユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証させる処理を実行し、前記支援者端末において、前記被支援者を特定するユーザ識別情報と、インストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を仲介サーバに送信させる処理を実行し、前記仲介サーバにおいて、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記支援者端末から受信した前記インストール支援情報を被支援者端末に送信させる処理を実行し、前記被支援者端末において、受信した前記支援者の前記ユーザ識別情報と前記ソフトウェア識別情報とを画面に表示し、利用者にインストール実施の可否を問い合わせ、ユーザの同意が得られると、ソフトウェア識別情報を元に前記ソフトウェア配布サーバからソフトウェアパッケージを取得し、インストールさせる処理を実行するソフトウェア導入支援プログラムであることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のソフトウェア導入支援プログラムにおいて、前記アクセス時の前記認証を行なわせる処理は、前記支援者と、前記被支援者とでそれぞれ別々に実行することを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の発明は、支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、他装置からのアクセス時に、登録しておいた前記ユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証を行う認証手段を有する情報処理装置であることを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報処理装置において、前記被支援者を特定するユーザ識別情報とインストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を第1の他装置から受信する受信手段をさらに有することを特徴とする。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の情報処理装置において、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記第1の他装置から受信したインストール支援情報を第2の他装置に送信する送信手段をさらに有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、支援者と被支援者は同時にそれぞれの端末を操作して日程を合わせる必要がなく認証を行うソフトウェア導入支援システム、ソフトウェア導入支援方法、ソフトウェア導入支援プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明を実施するための好適な実施の形態について説明する。本実施形態のソフトウェア導入支援システムについて図1を用いて説明する。図1は、本実施形態のソフトウェア導入支援システムの構成図を示す。
【0021】
図1を参照すると、本実施例は、仲介サーバ1と、被支援者の端末2と、支援者の端末3と、ソフトウェア配布サーバ4とから構成され、それぞれ、インターネット等のネットワーク5を介して、相互に接続されている。
【0022】
仲介サーバ1は、データセンターなどに設置されているワークステーション等の情報処理装置であり、要求処理部11と、利用者情報管理部12と、インストール情報管理部13とを有する。
【0023】
要求処理部11は、支援者端末および被支援者端末からのアクセスに対するユーザ認証と、要求の受け付け、処理の制御を行う。
【0024】
ユーザ情報管理部12は、利用者ごとにユーザID、パスワード、氏名などの利用者固有の情報を記憶する。
【0025】
インストール情報管理部13は、支援者のユーザIDと被支援者のユーザIDとソフトウェアインストール情報から構成されるインストール支援情報を記憶する。
【0026】
ソフトウェアインストール情報は、インストール対象のソフトウェアを特定する識別URLや、ソフトウェアの内容に関する説明等を含む。
【0027】
支援者端末2は、支援者の家庭などに設置されているパーソナルコンピュータや携帯電話機等の情報処理装置であり、支援情報登録部21と、入力装置22と、出力装置23とを有する。
【0028】
支援情報登録部21は、利用者の操作に従って、仲介サーバにアクセスし、支援者が入力装置22を介して入力した被支援者のユーザIDと、ソフトウェアの識別URLやソフトウェアの内容に関する説明等を含むソフトウェアインストール情報とを送信する機能を有する。
【0029】
被支援者端末3は、被支援者の家庭などに設置されているパーソナルコンピュータや携帯電話等の情報処理装置であり、インストール制御部31と、入力装置32と、出力装置33と、ソフトウェア取得部34とを有する。
【0030】
インストール制御部31は、利用者の操作に従って、仲介サーバにアクセスし、支援者の氏名などの識別情報とソフトウェアインストール情報とを受信し、こちらの情報に従って、ソフトウェアのインストールを行う。インストールを実施する前に、受信した情報に含まれる支援者の氏名やソフトウェアの内容などの情報を出力装置33に表示し、ユーザの同意を得る。ソフトウェア取得部34は、ソフトウェアの識別URLを元に、ソフトウェア配布サーバにソフトウェア要求を送り、該当するソフトウェアパッケージを取得する。
【0031】
ソフトウェア配布サーバ4は、データセンターなどに設置されているワークステーション等の情報処理装置であり、要求処理部41と、ソフトウェア記憶部42とを有する。
【0032】
要求処理部41は、受信したソフトウェア要求に基づいて、対応するソフトウェアを端末に送信する機能を有する。
【0033】
ソフトウェア記憶部42は、自動インストール可能な形式で構成されたソフトウェアパッケージを記憶している。ソフトウェア記憶部42で管理されているソフトウェアには、一意な識別URLが割り当てられる。
【0034】
本実施形態のソフトウェア導入支援システムの動作について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態のソフトウェア導入支援システムの動作を示すフローチャート図である。
【0035】
図2に示すように、まず、支援者が支援者端末2を操作し、入力装置21を介してユーザIDとパスワードが入力されると、支援者端末2は、認証要求を仲介サーバ1に送信する(ステップS101)。仲介サーバ1の要求処理部11は、送信されたユーザIDとパスワードをユーザ情報管理部に登録されているユーザ情報と比較し、認証結果を支援者端末2に送信する(ステップS102)。
【0036】
続いて、支援者は、被支援者が必要としているソフトウェアを選択し、その識別情報と被支援者の識別情報を入力し、仲介サーバ1に送信する(ステップS103)。
【0037】
仲介サーバ1は、受信した情報からインストール支援情報を作成し、インストール情報記憶部2に保存する(ステップS104)。さらに、被支援者端末3にメールを送信し、インストール支援情報が登録されたことを通知する(ステップS105)。
【0038】
メールを受信した被支援者は、支援者端末3を操作し、メールの記載に従って仲介サーバ4にアクセスする。このとき、支援者が入力装置32を介して入力したユーザIDと、パスワードとが仲介サーバ1に送られる(ステップS106)。
【0039】
仲介サーバ1は、送信されたユーザIDと、パスワードとをユーザ情報管理部に登録されているユーザ情報と比較し、認証結果を被支援者端末3に送信する(ステップS107)。
【0040】
続いて、被支援者端末3は、インストール制御情報要求を仲介サーバ1に送信する(ステップS108)。仲介サーバ1は、インストール情報管理部を検索して、この端末を対象とするインストール制御情報を抽出する(ステップS109)。抽出後、被支援者端末3に送信する(ステップ110)。
【0041】
被支援者端末3は、出力装置33の画面に支援者の氏名などを含む身元情報と、インストールするソフトウェアの説明と、実際にインストールを実施するかどうかを問い合わせるメッセージとを表示する(ステップS111)。
【0042】
被支援者が内容を確認し、入力装置32を操作して、同意ボタンが押される(ステップS112)。同意ボタンの押下検出後、インストール制御部31は、ソフトウェアの識別URLに従い、ソフトウェア取得部を介して、ソフトウェア配布サーバ4に要求を送信する(ステップS113)。
【0043】
ソフトウェア配布サーバ4の要求処理部41は、被支援者端末3からの要求を受信すると、ソフトウェア記憶部42を検索する(ステップS114)。検索後、該当するソフトウェアパッケージを被支援者端末3に送信する(ステップS115)。
【0044】
被支援者端末3のインストール制御部31は、ソフトウェア配布サーバ4から受信したソフトウェアパッケージを実際にインストールする(ステップS116)。
【0045】
本実施形態によれば、支援者に対して必要以上の権限を与えなくて済むという効果を有する。これにより、セキュリティ上のリスクが減り、利用しやすくなる。
【0046】
また、支援者端末と被支援者端末との間で、直接の通信を必要としないことで、ネットワーク機器の設定に依存せずに支援を受けられる可能性が高まる。
【0047】
さらに、支援者と、被支援者とが同時に端末を操作する必要性がなくなることで、日程を合わせるなどの時間的な制約を減らせる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明のソフトウェア導入支援システムは、ソフトウェアのインストールに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本実施形態のソフトウェア導入支援システムを示す構成図である。
【図2】本実施形態のソフトウェア導入支援システムの動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0050】
1 仲介サーバ
2 支援者端末
3 被支援者端末
4 ソフトウェア記憶部
5 ネットワーク
12 ユーザ情報管理部
13 インストール情報管理部
21 支援者情報登録部
22、32 出力装置
23、33 入力装置
31 インストール制御部
34 ソフトウェア取得部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支援者端末と、被支援者端末とが、ネットワークを介して仲介サーバと、配布サーバとに接続されたソフトウェア導入支援システムであって、
前記仲介サーバは、支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、前記支援者端末および前記被支援者端末からのアクセス時に、登録しておいた前記ユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証を行い、
前記支援者端末は、前記被支援者を特定するユーザ識別情報と、インストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を前記仲介サーバに送信し、
前記仲介サーバは、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記支援者端末から受信した前記インストール支援情報を前記被支援者端末に送信し、
前記被支援者端末は、受信した前記支援者の前記ユーザ識別情報と前記ソフトウェア識別情報とを画面に表示し、ユーザにインストール実施の可否を問い合わせ、前記ユーザの同意が得られると、ソフトウェア識別情報を元に前記ソフトウェア配布サーバからソフトウェアパッケージを取得し、インストールを行うことを特徴とするソフトウェア導入支援システム。
【請求項2】
前記仲介サーバにおける前記アクセス時の前記認証は、前記支援者と、前記被支援者とをそれぞれ別々に認証することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア導入支援システム。
【請求項3】
支援者端末と、被支援者端末とが、ネットワークを介して仲介サーバと、ソフトウェア配布サーバとに接続されたシステムで適用されるソフトウェア導入支援方法であって、
前記仲介サーバは、支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、前記支援者端末および前記被支援者端末からのアクセス時に、登録しておいた前記ユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証を行い、
前記支援者端末は、前記被支援者を特定するユーザ識別情報と、インストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を仲介サーバに送信し、
前記仲介サーバは、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記支援者端末から受信した前記インストール支援情報を前記被支援者端末に送信し、
前記被支援者端末は、受信した前記支援者の前記ユーザ識別情報と前記ソフトウェア識別情報とを画面に表示し、ユーザにインストール実施の可否を問い合わせ、前記ユーザの同意が得られると、ソフトウェア識別情報を元に前記ソフトウェア配布サーバからソフトウェアパッケージを取得し、インストールを行うことを特徴とするソフトウェア導入支援方法。
【請求項4】
前記仲介サーバにおける前記アクセス時の前記認証は、前記支援者と、前記被支援者とをそれぞれ別々に認証することを特徴とする請求項3に記載のソフトウェア導入支援方法。
【請求項5】
支援者端末と、被支援者端末とが、ネットワークを介して仲介サーバと、配布サーバとに接続されたシステムでのソフトウェア導入支援プログラムであって、
前記仲介サーバにおいて、前記支援者端末および前記被支援者端末からのアクセス時に、予め登録しておいた支援者と被支援者のユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証させる処理を実行し、
前記支援者端末において、前記被支援者を特定するユーザ識別情報と、インストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を仲介サーバに送信させる処理を実行し、
前記仲介サーバにおいて、前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記支援者端末から受信した前記インストール支援情報を被支援者端末に送信させる処理を実行し、
前記被支援者端末において、受信した前記支援者の前記ユーザ識別情報と前記ソフトウェア識別情報とを画面に表示し、ユーザにインストール実施の可否を問い合わせ、前記ユーザの同意が得られると、ソフトウェア識別情報を元に前記ソフトウェア配布サーバからソフトウェアパッケージを取得し、インストールさせる処理を実行することを特徴とするソフトウェア導入支援プログラム。
【請求項6】
前記仲介サーバにおいて、前記アクセス時の前記認証を行なわせる処理は、前記支援者と、前記被支援者とでそれぞれ別々に実行することを特徴とする請求項5に記載のソフトウェア導入支援プログラム。
【請求項7】
支援者と被支援者のユーザ情報を予め登録しておき、他装置からのアクセス時に、登録しておいた前記ユーザ情報と、前記アクセス時のユーザ情報とが一致しているか否かの認証を行う認証手段を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
前記被支援者を特定するユーザ識別情報とインストール対象ソフトウェアを特定するソフトウェア識別情報とを含むインストール支援情報を第1の他装置から受信する受信手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記支援者を特定するユーザ識別情報とともに、前記第1の他装置から受信したインストール支援情報を第2の他装置に送信する送信手段をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−242646(P2008−242646A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−79990(P2007−79990)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】