説明

タイマー制御システム

【課題】 標準電波を受信できないような位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能なタイマー制御システムを提供する。
【解決手段】 負荷(図示せず)への給電路に挿入されて負荷への給電をオンオフする複数個の負荷制御装置としての分岐ブレーカー1と、予め設定されたタイムスケジュールに沿って自動的に各分岐ブレーカー1をそれぞれ制御するタイマー装置2と、標準時刻の情報を含む標準電波を受信するとともに受信された標準電波から得られた標準時刻の情報を含む標準時刻信号を出力する標準電波受信装置3と、タイマー装置2と標準電波受信装置3とのいずれからも分離して可搬であって標準電波受信装置3から標準時刻信号を入力されるとともに該標準時刻信号に準じた時刻への修正を指示する時刻設定信号をタイマー装置2に出力する設定装置4とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイマー制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば照明器具や換気扇といった負荷の制御を指示する制御信号を予め設定されたタイムスケジュールに沿って自動的に送信するタイマー装置と、タイマー装置から受信された制御信号に従って負荷を制御する負荷制御装置とを備えるタイマー制御システムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
すなわち、タイマー装置は、制御が実行されるべきタイミングを示す制御時刻を少なくとも含む制御プログラムが少なくとも1個格納された記憶部と、制御時刻を計時する計時部を有し、計時部によって計時された時刻が、記憶部に格納された制御プログラムのいずれかの制御時刻となったときに制御信号を送信する。
【0004】
さらに、標準時刻の情報を含む標準電波(日本ではJJY)の受信によりタイマー装置の計時部の時刻を自動的に標準時刻に一致させるように修正するものも提供されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−271432号公報
【特許文献2】特開2006−329957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、タイマー装置が分電盤のボックス内に配置された場合、特に分電盤のボックスが金属製である場合には、タイマー装置が標準電波を受信する構成では標準電波が利用できないことが考えられる。
【0007】
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、標準電波を受信できないような位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能なタイマー制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、負荷の制御を指示する制御信号を予め設定されたタイムスケジュールに沿って自動的に送信するタイマー装置と、タイマー装置から受信された制御信号に従って負荷を制御する負荷制御装置と、標準電波を受信するとともに標準電波から得られた標準時刻を示す時刻信号を出力する標準電波受信装置と、タイマー装置と標準電波受信装置とのいずれからも分離して可搬であって標準電波受信装置から時刻信号を入力されるとともにタイマー装置に対して時刻を設定する時刻設定信号を出力する設定装置とを備えるタイマー制御システムであって、タイマー装置は、少なくとも制御時刻を含む制御プログラムが少なくとも1個格納される記憶部と、時刻を計時する制御用計時部と、負荷制御装置に対して負荷の制御を指示する制御信号を出力する制御出力部と、制御用計時部における時刻の修正を指示する時刻設定信号が入力される設定入力部と、設定入力部に入力された時刻設定信号に従って制御用計時部における時刻を修正するとともに、制御用計時部によって計時された時刻が、記憶部に格納されたいずれかの制御プログラムの制御時刻に一致したとき、該制御プログラムに応じた制御信号を出力するように制御出力部を制御する制御部とを有し、標準電波受信装置は、標準電波を受信する標準電波受信部と、標準電波受信部に受信された標準電波から得られた標準時刻を示す標準時刻信号を出力する標準時刻出力部とを有し、設定装置は、標準電波受信装置の標準時刻出力部から標準時刻信号を入力される標準時刻入力部と、時刻を計時するとともに標準時刻入力部に標準時刻信号が入力されたときに該標準時刻信号に示された標準時刻に一致させるように時刻を修正する設定用計時部と、使用者による操作入力を受け付ける操作部と、タイマー装置の制御用計時部の時刻を設定用計時部の時刻に一致させるように指示する時刻設定信号を、操作部に所定の操作入力がされたときに出力する設定出力部とを有することを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、標準電波を受信する標準電波受信装置がタイマー装置とは別体に設けられているので、標準電波を受信できないような位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能である。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、時刻設定信号は電気信号としてコネクタを介して送受信されることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、時刻設定信号が電波を媒体とするワイヤレス信号として送受信される場合と違い、電波状況が悪い位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能である。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、時刻設定信号は光を媒体とするワイヤレス信号として送受信されることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、時刻設定信号が電波を媒体とするワイヤレス信号として送受信される場合と違い、電波状況が悪い位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、標準電波を受信する標準電波受信装置がタイマー装置とは別体に設けられているので、標準電波を受信できないような位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能である。
【0015】
請求項2の発明によれば時刻設定信号は電気信号としてコネクタを介して送受信され、請求項3の発明によれば時刻設定信号は光を媒体とするワイヤレス信号として送受信されるので、それぞれ、時刻設定信号が電波を媒体とするワイヤレス信号として送受信される場合と違い、電波状況が悪い位置にタイマー装置が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態の概略構成を示す説明図である。
【図2】同上を示すブロック図である。
【図3】(a)(b)はそれぞれ同上におけるタイマー装置を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図4】(a)(b)はそれぞれ同上における設定装置を示し、(a)は平面図、(b)は背面図である。
【図5】同上におけるタイマー装置と設定装置とを示す斜視図である。
【図6】同上の変更例におけるタイマー装置と設定装置とを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
本実施形態は、図1に示すように、商用電源(図示せず)から照明装置や換気扇といった負荷(図示せず)への給電路に挿入されて負荷への給電をオンオフすることにより負荷をオンオフ制御する複数個の負荷制御装置としての分岐ブレーカー1と、予め設定されたタイムスケジュールに沿って自動的に各分岐ブレーカー1をそれぞれオンオフ制御するタイマー装置2と、標準時刻の情報を含む標準電波を受信するとともに受信された標準電波から得られた標準時刻の情報を含む標準時刻信号を出力する標準電波受信装置3と、タイマー装置2と標準電波受信装置3とのいずれからも分離して可搬であって標準電波受信装置3から標準時刻信号を入力されるとともに該標準時刻信号に準じた時刻への修正を指示する時刻設定信号をタイマー装置2に出力する設定装置4とを備える。つまり、標準電波受信装置3において標準電波の受信により得られた標準時刻の情報が、設定装置4によって中継されてタイマー装置2に入力される。
【0019】
各分岐ブレーカー1とタイマー装置2とは、それぞれ、各分岐ブレーカー1と商用電源との間の電路を開閉する主幹ブレーカーMBとともに、分電盤のボックスCB内に収納及び固定されている。
【0020】
各分岐ブレーカー1は、それぞれ制御端子(図示せず)を有し、タイマー装置2から制御端子に入力される電気信号である制御信号(例えば電圧パルス)や直接の操作入力に応じてオンオフを切り替える電磁リレーとしての機能に加え、漏電や過電流といった異常の発生時に自動的にオフするブレーカーとしての機能を有するものであり、このような分岐ブレーカー1は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
【0021】
タイマー装置2は、図2に示すように、各分岐ブレーカー1の制御端子に制御信号を出力する制御出力部21と、制御プログラムが少なくとも1個格納される記憶部22と、時刻を計時する制御用計時部23と、制御用計時部23における時刻の修正(設定)を指示する時刻設定信号が入力される設定入力部24と、設定入力部24に入力された時刻設定信号に従って制御用計時部23における時刻を修正するとともに、記憶部22に格納された制御プログラムに従って制御出力部21を制御する制御部25と、制御部25によって制御されて各種の表示を行う表示部26とを備える。また、タイマー装置2は、図3(a)(b)に示すように、上記の各部を収納するハウジング20を備えており、このハウジング20は、分電盤CB内のDINレール(図示せず)に取付可能な構造とされている。
【0022】
制御出力部21は周知の電気回路で実現可能である。
【0023】
記憶部22としては周知の不揮発性メモリを用いることができる。
【0024】
制御用計時部23としては例えば水晶振動子を用いた周知のクォーツ時計を用いることができる。
【0025】
時刻設定信号は赤外光を媒体とするワイヤレス信号として送受信されるものであり、設定入力部24は例えばフォトダイオードのような受光素子を用いて上記のワイヤレス信号を電気信号に変換する電子回路からなる。タイマー装置2のハウジング20には、上記の受光素子に時刻設定信号を入射させるための窓部24aが設けられている。
【0026】
制御部25は、例えばマイコンと呼ばれる集積回路を用いて実現することができる。
【0027】
表示部26は、例えば液晶パネル26aのような表示素子と、制御部25によって制御されて表示素子を駆動する駆動回路(図示せず)とからなる。表示部26によって表示される情報としては、制御用計時部23によって計時されている時刻や、設定入力部24における通信の有無などが考えられる。上記の表示素子としては点灯状態により通信の有無等の情報を表示する発光ダイオードを含んでいてもよく、いずれの場合にも駆動回路は周知技術で実現可能であるので詳細な図示並びに説明は省略する。
【0028】
ここで、制御プログラムには、制御が実行されるべき時刻である制御時刻と、オンオフが切り替えられるべき分岐ブレーカー1を示す制御番号とが含まれており、制御部25は、制御用計時部23によって計時されている時刻が、記憶部22に格納された制御プログラムのいずれかの制御時刻に一致したとき、該制御プログラムの制御番号に予め対応付けられた分岐ブレーカー1に対して制御信号を出力するように制御出力部21を制御する。より具体的には、制御出力部21はそれぞれ制御番号が対応付けられ電線等を介して分岐ブレーカー1の制御端子に接続される複数個の制御出力端子21aを有し、制御部25は上記の制御プログラムの制御番号に対応する制御出力端子21aから制御信号を出力するように制御出力部21を制御する。
【0029】
標準電波受信装置3は、標準電波を受信する標準電波受信部31と、標準電波受信部31に標準電波が受信されている期間には受信された標準電波から得られた標準時刻を示す標準時刻信号を定期的に出力する標準時刻出力部32とを有する。標準電波受信部31は周知の電子回路で実現することができる。
【0030】
設定装置4は、標準電波受信装置3の標準時刻出力部32から標準時刻信号を入力される標準時刻入力部41と、時刻を計時する設定用計時部42と、使用者による操作入力を受け付ける操作部43と、タイマー装置2の制御用計時部23の時刻を設定用計時部42の時刻に一致させるように指示する時刻設定信号を出力する設定出力部44と、各種の表示を行う表示部45と、操作部43への操作入力に応じて設定出力部44と表示部45とをそれぞれ制御する制御部46とを備える。さらに、設定装置4は、図4(a)(b)に示すように上記各部を収納するハウジング40を備える。
【0031】
ここで、タイマ装置2と設定装置4とはそれぞれ商用電源から電力を供給されているが、設定装置4の上記各部はハウジング40に収納された二次電池BTを電源としており、これにより設定装置4はタイマ装置2と標準電波受信装置3とのいずれからも分離して可搬となっている。また、標準電波受信装置3と設定装置4とは互いに着脱自在に結合するような構造とされており、標準電波受信装置3は設定装置4が装着されている期間に設定装置4の二次電池BTを充電する電池充電部33を有する。つまり、標準電波受信装置3は、設定装置4用の充電器を兼ねている。電池充電部33から二次電池BTへの給電は、標準電波受信装置3と設定装置4とにそれぞれ設けられて標準電波受信装置3に設定装置4が装着されている期間に互いに接触導通する端子(図示せず)を介して行われてもよいし、電磁誘導によって行われてもよい。電磁誘導を用いる場合、上記のような給電用の端子が不要となる代わりに、設定装置4には受電用の回路(図示せず)を設ける必要がある。いずれの場合にも電池充電部33や上記の受電用の回路は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
【0032】
また、標準電波受信装置3の標準時刻出力部32から設定装置4の標準時刻入力部41に入力される標準時刻信号は、標準電波受信装置3と設定装置4とにそれぞれ設けられて標準電波受信装置3に設定装置4が装着されている期間に互いに接触導通する端子(図示せず)を介して送受信される電気信号であってもよいし、ワイヤレス信号であってもよい。いずれの場合にも標準時刻出力部32及び標準時刻入力部41はそれぞれ周知技術で実現可能であるので詳細な図示並びに説明は省略する。
【0033】
設定用計時部42としては、タイマー装置2の制御用計時部23と同様に例えば水晶振動子を用いた周知のクォーツ時計を用いることができる。
【0034】
操作部43は、例えば複数個の押釦43aを用いて構成することができる。なお、操作部43としては、使用者による操作入力を受け付けるタッチパネル等の他の周知の入力手段を用いてもよい。
【0035】
さらに、既に述べたように本実施形態における時刻設定信号は赤外光を媒体とするワイヤレス信号であって、設定出力部44は、赤外光を放射する発光ダイオードと、制御部46による制御に従って上記の発光ダイオードを駆動する駆動回路とを有する。設定装置4のハウジング40には、赤外光(時刻設定信号)を通過させる窓部44aが設けられている。つまり、設定装置4とタイマー装置2とを通信させる際には、設定装置4の窓部44aをタイマー装置2の窓部24aに向ければよい。
【0036】
表示部45は、タイマー装置2の表示部26と同様に、例えば液晶パネル45aのような表示素子と、制御部46によって制御されて表示素子を駆動する駆動回路(図示せず)とからなる。設定装置4の表示部4に表示される情報としては、例えば、設定用計時部42によって計時されている時刻や、標準時刻入力部41への標準時刻信号の入力の有無や、操作部43における操作入力の内容などが考えられる。
【0037】
制御部46は、設定用計時部42によって計時されている時刻や操作部43への操作入力に応じた表示を行うように表示部45を制御する。また、制御部46は、標準時刻入力部41に標準時刻信号が入力されたとき、該標準時刻信号に示された標準時刻に一致させるように設定用計時部42の時刻を修正する。さらに、制御部46は、タイマー装置2の制御用計時部23の時刻の修正を指示する所定の操作入力が操作部43にされたときに、タイマー装置2の制御用計時部23の時刻を設定用計時部42の時刻に一致させるように指示する時刻設定信号を出力するように設定出力部44を制御する。つまり、標準電波受信装置3と設定装置4の間での標準時刻信号の入出力により設定装置4の設定用計時部42が標準時刻に同期し、タイマー装置2と設定装置4との間での時刻設定信号の入出力によりタイマー装置2の制御用計時部23が設定装置4の設定用計時部42に同期する。
【0038】
さらに、本実施形態では、設定装置4の操作部43への操作入力により、制御プログラムの設定(すなわち追加や変更や削除)が可能となっている。具体的には、設定装置4において、制御部46は、制御プログラムの設定を指示する操作入力が操作部43にされたときに、該操作入力に応じて制御プログラムの設定を指示するプログラム設定信号を送信するように設定出力部44を制御する。また、タイマー装置2において、制御部25は、プログラム設定信号が設定入力部24に入力されると、該プログラム設定信号に従って記憶部22の書き換えを行う。
【0039】
上記のような制御部46は例えばマイコンと呼ばれる集積回路を用いて実現することができる。
【0040】
上記構成によれば、標準電波を受信する標準電波受信装置3がタイマー装置2とは別体に設けられ、且つ、標準電波受信装置3とタイマー装置2との間で標準時刻の情報を中継する設定装置4とタイマー装置2との通信が電波以外によって行われるので、電波状況が悪い位置にタイマー装置2が配置された場合であっても、標準電波を用いた時刻の修正が可能である。
【0041】
なお、時刻設定信号やプログラム設定信号は、上記のようにワイヤレス信号とする代わりに、電気信号としてもよい。この場合、時刻設定信号やプログラム設定信号は、例えば図6に示すように電線44b及びコネクタ5を介して伝送される。上記のコネクタ5は、電線44bの一端に設けられたプラグ51と、タイマー装置2のハウジング20に保持されてプラグ51が挿入接続されるレセプタクル52とからなる。また、上記の電線44bは一端がプラグ51に電気的に接続されるとともに他端が設定装置4の設定出力部44に電気的に接続される。すなわち、上記のプラグ51が上記のレセプタクル52に挿入接続された状態では、タイマー装置2の設定入力部24と設定装置4の設定出力部44とがコネクタ5と電線44bとを介して互いに電気的に接続される。上記のようなコネクタ5は周知技術で実現可能であるので詳細な図示並びに説明は省略する。
【符号の説明】
【0042】
1 分岐ブレーカー(請求項における負荷制御装置)
2 タイマー装置
3 標準電波受信装置
4 設定装置
5 コネクタ
21 制御出力部
22 記憶部
23 制御用計時部
24 設定入力部
25 制御部
31 標準電波受信部
32 標準時刻出力部
41 標準時刻入力部
42 設定用計時部
43 操作部
44 設定出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
負荷の制御を指示する制御信号を予め設定されたタイムスケジュールに沿って自動的に送信するタイマー装置と、タイマー装置から受信された制御信号に従って負荷を制御する負荷制御装置と、標準電波を受信するとともに標準電波から得られた標準時刻を示す時刻信号を出力する標準電波受信装置と、タイマー装置と標準電波受信装置とのいずれからも分離して可搬であって標準電波受信装置から時刻信号を入力されるとともにタイマー装置に対して時刻を設定する時刻設定信号を出力する設定装置とを備えるタイマー制御システムであって、
タイマー装置は、
少なくとも制御時刻を含む制御プログラムが少なくとも1個格納される記憶部と、
時刻を計時する制御用計時部と、
負荷制御装置に対して負荷の制御を指示する制御信号を出力する制御出力部と、
制御用計時部における時刻の修正を指示する時刻設定信号が入力される設定入力部と、
設定入力部に入力された時刻設定信号に従って制御用計時部における時刻を修正するとともに、制御用計時部によって計時された時刻が、記憶部に格納されたいずれかの制御プログラムの制御時刻に一致したとき、該制御プログラムに応じた制御信号を出力するように制御出力部を制御する制御部とを有し、
標準電波受信装置は、
標準電波を受信する標準電波受信部と、
標準電波受信部に受信された標準電波から得られた標準時刻を示す標準時刻信号を出力する標準時刻出力部とを有し、
設定装置は、
標準電波受信装置の標準時刻出力部から標準時刻信号を入力される標準時刻入力部と、
時刻を計時するとともに標準時刻入力部に標準時刻信号が入力されたときに該標準時刻信号に示された標準時刻に一致させるように時刻を修正する設定用計時部と、
使用者による操作入力を受け付ける操作部と、
タイマー装置の制御用計時部の時刻を設定用計時部の時刻に一致させるように指示する時刻設定信号を、操作部に所定の操作入力がされたときに出力する設定出力部とを有することを特徴とするタイマー制御システム。
【請求項2】
時刻設定信号は電気信号としてコネクタを介して送受信されることを特徴とする請求項1記載のタイマー制御システム。
【請求項3】
時刻設定信号は光を媒体とするワイヤレス信号として送受信されることを特徴とする請求項1記載のタイマー制御システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate