説明

タッチ制御パターン構造、その製造方法、これを含むタッチパネル

【課題】静電容量検出層を補強し、耐久性、信頼性を向上することが可能なタッチ制御パターン構造を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係るタッチ制御パターン300は、2つの交差する電極グループ321、322を有する静電容量検出層320と、2つの交差する電極グループ321、322間に配置された絶縁層330と、静電容量検出層320上において、2つの交差する電極グループ321、322の交差部に、絶縁層330のエッジに配置された補強層340とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチ制御技術に関し、特に、タッチ制御パターン構造、製造方法及びタッチ制御パターン構造を有するタッチパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来のタッチ制御パターン構造の模式図である。図1を参照すると、従来のタッチ制御パターン構造100は、基板101の表面上の導電ジャンピング配線102、導電ジャンピング配線102上に配置された絶縁層103、絶縁層103上に配置された導電層104を備えている。導電層104は、水平方向、垂直方向の2つの異なる方向の導電ユニット及び配線107を有している。水平方向の同じグループの導電ユニット105は、導電ジャンピング配線102により接続されており、垂直方向の同じグループの導電ユニット106は配線107(材料は垂直方向の導電ユニットと一致する)により接続されている。導電ジャンピング配線102と配線107間の絶縁層103のため、2つの方向の導電ユニットは互いに絶縁されており、容量結合を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】台湾特許第M371271号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、絶縁層103の厚みを薄くすると、2つの方向の導電ユニット105、106は、タッチパネルの信頼性に影響する容量破壊を引き起こすこととなる。通常、導電層104の厚みは非常に薄く、約500〜1000Åであるが、絶縁層103の厚みは約2μmである。絶縁層103は、配線107よりも厚い。このため、絶縁層103のエッジの配線107のジャンピング部108(配線107を明確に示すために、図1のA部においてジャンピング部108を省略している。)は容易に破壊が起こり、タッチパネルの耐久性及び信頼線の低下を引き起こす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一目的は、静電容量検出層を補強し、耐久性、信頼性を向上することが可能な新たなタッチ制御パターン構造を提供することである。
【0006】
本発明に係るタッチ制御パターン構造は、2つの交差する電極グループを有する静電容量検出層と、前記2つの交差する電極グループ間に配置された絶縁層と、前記静電容量検出層上において、前記2つの交差する電極グループの交差部に、前記絶縁層のエッジに配置された補強層とを備える。
【0007】
本発明の他の目的は、タッチ制御パターン構造を形成する方法を提供することである。その方法は、以下のステップを含む。基板上に2つ交差する電極グループを有する静電容量検出層を形成し、前記2つの交差する電極グループの交差部において、当該2つの交差する電極グループの間に配置される絶縁層を形成し、前記静電容量検出層上において、前記2つの交差する電極グループの交差部に、前記絶縁層のエッジに配置される補強層を形成する。
【0008】
さらに、本発明の他の目的は、タッチパネルを提供することである。そのタッチパネルは、基板と、タッチ検出信号を生成する本発明により提供されたタッチ制御パターン構造と、前記タッチ検出信号を受信して処理するコントローラとを備える。
【0009】
補強層は、破壊を避けるため、絶縁層のエッジの配線のジャンピング部を補強するために用いられる。補強層が導電材料で形成される場合、上述の配線のジャンピング部が破壊されたとしても、補強層が配線のような伝導機能を果たすことができ、静電容量検出層及びタッチパネルの耐久性及び信頼性が向上する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、静電容量検出層を補強し、耐久性、信頼性を向上することが可能な新たなタッチ制御パターン構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
当業者であれば、図面、以下の説明は、説明する目的のみのものであると理解するであろう。図面は、決して本技術のスコープの限定を目的とするものではない。同様の符号は、複数の図面を通して対応する部分を示す。
【図1】従来のタッチ制御パターン構造の模式図である。
【図2】第1の実施の形態のタッチ制御パターン構造の模式図である。
【図3】図2のB部の拡大図である。
【図4】図2の層状図である。
【図5】第2の実施の形態のタッチ制御パターン構造の模式図である。
【図6】図5のC部の拡大図である。
【図7】図5の層状図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図2は、本発明のタッチ制御パターン構造の模式図である。図2を参照すると、タッチ制御パターン構造300は、基板310の表面に配置された静電容量検出層320を含む。静電容量検出層320は、第1方向に均等に配列された複数の分離した第1電極グループ321、第2方向に均等に配列された複数の分離した第2電極グループ322を含む。それぞれの第1電極グループ321は、複数の第1電極セル3211を含み、同じ第1電極グループ321に配置された2つの隣接した第1電極セル3211は、第1配線3212によって接続されている。
【0013】
同様に、それぞれの第2電極グループ322は複数の第2電極セル3221を含み、これらの第2電極セル3221はそれぞれ分離されている。第2電極セル3221は、第1配線3212の両側に配置され、同じ第2電極グループ322の2つの隣接した第2電極セル3221は、第2配線3222によって接続されている。第1配線3212は、第2配線3222と交差しており、絶縁層330が第1配線3212と第2配線3222との間に配置されている(図3)。詳細には、絶縁層330は、複数の絶縁素子331からなる。それぞれの絶縁素子331は、第1配線3212を第2配線3222から絶縁するために、それぞれの第2配線3222と、それぞれの第2配線3222に対応する第1配線3212との間に配置されている。
【0014】
図2、3、4を参照すると、第2配線3222は基板310上に配置されており、第1配線3212は第2配線3222上に配置されており、絶縁層330はこれらの間に配置されている。図3の点線で示すように、絶縁層330に対向する第1配線3212上に配置された補強層340は、第1配線3212が破壊しないように補強し、結果としてタッチパネルの耐久性及び信頼性を向上させるために、絶縁層330のエッジの第1配線3212のジャンピング部350上に配置されている。
【0015】
更に詳細には、補強層340は、複数の補強素子341を含む。補強素子341は、互いに分離されており、絶縁層330のエッジの第1配線3212のジャンピング部350上に配置されている。これらの補強素子341は、均等に配置されている。他の態様では、補強素子341は、不均等に配置されうる。補強素子341の形状は、ドット(dot)、一片(piece)、細長い一片(strip)等でありうる。補強素子341の分布及びサイズは、タッチパネルの光学性能に影響を及ぼさないで、設計要求に基づいて調整されうる。
【0016】
一態様では、補強層340は、導電材料からなる。このため、第1配線3212がジャンピング部350で破壊されたとしても、補強層340は、タッチパネルの耐久性及び信頼性をさらに向上するために、タッチパネルの正常な性能に影響を及ぼすことなく、配線のような伝導機能を果たしうる。補強層340は、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)又は酸化亜鉛等の透明導電材料、伝導性と延性の観点から、モリブデン、アルミニウム、銅等の金属で形成することができる。
【0017】
上述の実施の形態では、第1電極セル3211第2電極セル3221は、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、アルミニウム又は酸化亜鉛等の透明導電材料からなる。第1配線3212、第2配線3222もまた、エッチング、スパッタリング又はスクリーン印刷等によって形成される、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、アルミニウム又は酸化亜鉛等の透明導電材料により形成される。また、第1配線3212第2配線3222は、銅、アルミニウム等の金属材料により形成することも可能である。絶縁層330は、透明絶縁材料からなる。
【0018】
さらに、複数の第1電極グループ321、第2電極グループ322は、それぞれ独立して周辺回路(不図示)に接続されており、これらの周辺回路は、基板の表面に配置されている。
【0019】
第1の実施の形態のタッチ制御パターン構造の製造方法について、図4を参照して説明する。まず、基板310の表面上に複数の第2配線3222を形成し、第2配線3222上に絶縁層330を形成する。絶縁層330は、特に、夫々対応する第2配線3222を覆う複数の絶縁素子331からなる。
【0020】
その後、基板310の同一の表面上に、第1電極セル3211、第2電極セル3221、第1電極セル3211を接続する第1配線3212を同時に形成する。複数の第1電極セル3211、第1配線3212は、複数の第1電極グループ321を構成し、複数の第2電極セル3221、第2配線3222は、複数の第2電極グループ322を構成する。特に、それぞれの第2配線3222は、同じ第2電極グループ322に属する2つの隣接する第2電極セル3221を接続する。第1電極グループ321、第2電極グループ322は、静電容量検出層320を構成する。
【0021】
図2、3を参照すると、第1電極セル3211、第2電極セル3221、第2配線3222は、同一の層に配置されている。しかしながら、第1配線3212は、第2配線3222の上に配置されており、絶縁素子331と交差している。このため、第1配線3212は、第1配線3212により接続される第1電極セル3211よりも高い位置に配置され、第1配線3212は、絶縁素子331のエッジに存在するジャンピング部350であるスロープ構造を形成する(図3において点線で示される)。このため、第1配線3212のジャンピング部350にストレスがかかり、弱くなる。第1配線3212が、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、アルミニウム又は酸化亜鉛等の透明導電材料からなる場合は、より顕著である。
【0022】
図3、4に示すように、静電容量検出層320を形成した後、絶縁素子331のエッジの第1配線3212のジャンピング部350上に複数の補強素子341からなる補強層340を形成する。これらの補強素子341は、均等に配置されている。他の態様では、補強素子341は、不均等に配置されうる。補強素子341の形状は、ドット(dot)、一片(piece)、細長い一片(strip)等でありうる。補強素子341の分布及びサイズは、タッチパネルの光学性能に影響を及ぼさないで、設計要求に基づいて調整されうる。
【0023】
一態様では、補強層340は、導電材料からなる。このため、第1配線3212がジャンピング部350で破壊されたとしても、補強層340は、タッチパネルの耐久性及び新体制をさらに向上するために、タッチパネルの正常な性能に影響を及ぼすことなく、配線のような伝導機能を果たしうる。補強層340は、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)又は酸化亜鉛等の透明導電材料、伝導性と延性の観点から、モリブデン、アルミニウム、銅等の金属で形成することができる。
【0024】
さらに、製造方法は、基板310の表面に配置される周辺回路(不図示)を形成するステップを含む。第1電極グループ321と第2電極グループ322は、それぞれ独立して周辺回路に接続される。一態様では、周辺回路と補強層340は1つのステップで形成される。
【0025】
製造方法は、また異なる順序で実行されうる。第2配線3222を形成した後、第2電極セル3221が基板310の同一の表面上に形成され、第2配線3222は隣接する第2電極セル3221を接続する。絶縁層330を形成した後、第1電極セル3211、第1配線3212が形成される。隣接する第1電極セル3211を接続する第1配線3212は、絶縁層330を跨ぐ。最後に、補強層340が上述した第1配線3212上に形成される。
【0026】
図5を参照すると、本発明の他の第2の実施の形態に係るタッチ制御パターン構造300が示される。タッチ制御パターン構造300は、基板310の表面上に配置された静電容量検出層320を含む。静電容量検出層320は、第1方向に均等に配列された複数の分離した第1電極グループ321、第2方向に均等に配列された複数の分離した第2電極グループ322を含む。それぞれの第1電極グループ321は、複数の第1電極セル3211を含み、同じ第1電極グループ321に配置された2つの隣接した第1電極セル3211は、第1配線3212によって接続されている。
【0027】
同様に、それぞれの第2電極グループ322は複数の第2電極セル3221を含み、これらの第2電極セル3221はそれぞれ分離されている。第2電極セル3221は、第1配線3212の両側に配置され、同じ第2電極グループ322の2つの隣接した第2電極セル3221は、第2配線3222によって接続されている。第1配線3212は、第2配線3222と交差しており、絶縁層330が第1配線3212と第2配線3222との間に配置されている(図3)。詳細には、絶縁層330は、複数の絶縁素子331からなる。それぞれの絶縁素子331は、第1配線3212を第2配線3222から絶縁するために、それぞれの第2配線3222と、それぞれの第2配線3222に対応する第1配線3212との間に配置されている。
【0028】
図7を参照すると、第1配線3212は基板310上に配置されており、第2配線3222は第1配線3212上に配置されており、絶縁層330はこれらの間に配置されている。図6の点線で示すように、絶縁層330に対向する第2配線3222上に配置された補強層340は、第2配線3222が破壊しないように補強し、結果としてタッチパネルの耐久性及び信頼性を向上させるために、絶縁層330のエッジの第2配線3222のジャンピング部350上に配置されている。
【0029】
更に詳細には、補強層340は、複数の補強素子341を含む。補強素子341は、互いに分離されており、絶縁層330のエッジの第2配線3222のジャンピング部350上に配置されている。これらの補強素子341は、均等に配置されている。他の態様では、補強素子341は、不均等に配置されうる。補強素子341の形状は、ドット(dot)、一片(piece)、細長い一片(strip)等でありうる。補強素子341の分布及びサイズは、タッチパネルの光学性能に影響を及ぼさないで、設計要求に基づいて調整されうる。
【0030】
上述の実施の形態では、第1電極セル3211第2電極セル3221は、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、アルミニウム又は酸化亜鉛等の透明導電材料からなる。第1配線3212第2配線3222もまた、エッチング、スパッタリング又はスクリーン印刷によって形成される酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、アルミニウム又は酸化亜鉛等の透明導電材料により形成される。また、第1配線3212、第2配線3222は、銅、アルミニウム等の金属材料により形成することも可能である。絶縁層330は、透明絶縁材料からなる。
【0031】
さらに、複数の第1電極グループ321、第2電極グループ322は、それぞれ独立して周辺回路(不図示)に接続されており、これらの周辺回路は、基板の表面に配置されている。
【0032】
図5〜7を参照すると、まず、基板310の表面上に複数の第1電極セル3211、第2電極セル3221及び第1電極セル3211に接続された第1配線3212を同時に形成する。そして、第1配線3212上に絶縁層330を形成する。絶縁層330は、特に、夫々対応する第1配線3212を覆う複数の絶縁素子331からなる。その後、複数の第2配線3222がそれぞれの絶縁素子331上に形成される。
【0033】
複数の第1電極セル3211及び第1配線3212は、複数の第1電極グループ321を構成し、複数の第2電極セル3221及び第2配線3222は、複数の第2電極グループ322を構成するする。特に、夫々の第2配線3222は、同じ第2電極グループ322に属する、隣接する2つの第2電極セル3221を接続する。第1電極グループ321、第2電極グループ322は、静電容量検出層320を構成する。
【0034】
図5〜7を参照すると、第1電極セル3211、第2電極セル3221、第1配線3212は同一の層に配置されている。しかしながら、第2配線3222は、第1配線3212上に配置されており、絶縁素子331と交差している。このため、第2配線3222は、第2配線3222によって接続される第2電極セル3221よりも高い位置に配置され、第2配線3222は、絶縁素子331のエッジに存在するジャンピング部350であるスロープ構造を形成する(図6において点線で示される)。このため、第2配線3222のジャンピング部350にストレスがかかり、弱くなる。第1配線3212が、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、アルミニウム又は酸化亜鉛等の透明導電材料からなる場合は、より顕著である。
【0035】
静電容量検出層320を形成した後、絶縁素子331のエッジの第2配線3222のジャンピング部350上に複数の補強素子341からなる補強層340を形成する。これらの補強素子341は、均等に配置されている。他の態様では、補強素子341は、不均等に配置されうる。補強素子341の形状は、ドット(dot)、一片(piece)、細長い一片(strip)等でありうる。補強素子341の分布及びサイズは、タッチパネルの光学性能に影響を及ぼさないで、設計要求に基づいて調整されうる。
【0036】
他の態様では、補強層340は、導電材料からなる。このため、第2配線3222がジャンピング部350で破壊されたとしても、補強層340は、タッチパネルの耐久性及び新体制をさらに向上するために、タッチパネルの正常な性能に影響を及ぼすことなく、配線のような伝導機能を果たしうる。補強層340は、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)又は酸化亜鉛等の透明導電材料、伝導性と延性の観点から、モリブデン、アルミニウム、銅等の金属で形成することができる。
【0037】
さらに、製造方法は、基板310の表面に配置される周辺回路(不図示)を形成するステップを含む。第1電極グループ321と第2電極グループ322は、それぞれ独立して周辺回路に接続される。一態様では、周辺回路と補強層340は1つのステップで形成される。
【0038】
説明すべき点は、上述の第1方向の第1電極セル3211、第2方向の第2電極セル3221、第1方向の第1配線3212は、よく知られたエッチング、スパッタリング、スクリーン印刷等により形成される製造技術である。
【0039】
本発明は、上述のタッチ制御パターン構造300及び基板310を含むタッチパネルを提供する。これは、タッチ検出信号を生成するために用いられうる。周辺回路は、タッチ検出信号をコントローラ(不図示)に伝送するために用いられる。コントローラの機能は、タッチ検出信号を受信し、処理することである。
【0040】
いくつかの実施の形態が示され、説明されたが、本発明の精神及びスコープから逸脱することなく、様々な改良及び置換がなされうる。また、本発明は、説明の目的で説明されたものであり、限定されないことが理解されるであろう。
【符号の説明】
【0041】
300 タッチ制御パターン構造
310 基板
320 静電容量検出層
321 第1電極グループ
3211 第1電極セル
3212 第1配線
322 第2電極グループ
3221 第2電極セル
3222 第2配線
330 絶縁層
331 絶縁素子
340 補強層
341 補強素子
350 ジャンピング部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの交差する電極グループを有する静電容量検出層と、
前記2つの交差する電極グループ間に配置された絶縁層と、
前記静電容量検出層上において、前記2つの交差する電極グループの交差部に、前記絶縁層のエッジに配置された補強層と、
を備える接触制御パターン構造。
【請求項2】
前記2つの交差する電極グループは、第1方向の複数の第1電極グループと、第2方向の複数の第2電極グループとを備える請求項1に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項3】
前記第1電極グループは、複数の第1電極セルと、隣接する前記第1電極セルを接続する複数の第1配線を備え、
前記第2電極グループは、複数の第2電極セルと、隣接する前記第2電極セルを接続する複数の第2配線を備え、
前記絶縁層は、前記第1配線と前記第2配線との間に配置されている、
請求項2に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項4】
前記絶縁層のエッジにおいて、前記第1配線と前記第2配線上に複数のジャンピング部が形成され、
前記補強層は、前記ジャンピング部において、前記第1配線又は前記第2配線の上に形成されている請求項3に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項5】
前記補強層は、複数の補強素子を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項6】
前記補強層は、導電材料からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項7】
前記導電材料は、透明導電材料である請求項6に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項8】
前記絶縁層は、複数の絶縁素子からなる請求項1〜7のいずれか1項に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項9】
前記2つの交差する電極グループに接続された周辺回路をさらに備える請求項1〜8のいずれか1項に記載のタッチ制御パターン構造。
【請求項10】
a)基板上に2つ交差する電極グループを有する静電容量検出層を形成し、
b)前記2つの交差する電極グループの交差部において、当該2つの交差する電極グループの間に配置される絶縁層を形成し、
c)前記静電容量検出層上において、前記2つの交差する電極グループの交差部に、前記絶縁層のエッジに配置される補強層を形成する、
タッチ制御パターン構造の製造方法。
【請求項11】
前記2つの交差する電極グループは、第1方向の複数の第1電極グループと、第2方向の複数の第2電極グループとを備える請求項10に記載のタッチ制御パターン構造の製造方法。
【請求項12】
ステップ(a)は、
a1)前記基板上に、前記第2電極グループの第2電極セルを接続する第2配線を形成し、
a2)前記第2電極セルを形成し、
a3)前記第2配線上に絶縁層を形成し、
a4)前記第1電極グループの第1電極セルと、前記第1電極セルを接続する第1配線を形成するステップを含む請求項11に記載のタッチ制御パターン構造の製造方法。
【請求項13】
前記第2電極セル、前記第1電極セル及び前記第1配線は、同時に形成される請求項12に記載のタッチ制御パターン構造の製造方法。
【請求項14】
ステップ(a)は、
a1)前記基板上に、前記第2電極グループの第2電極セル、前記第1電極グループの第1電極セル及び前記第1電極セルを接続する第1配線を同時に形成し、
a2)前記第1配線上に絶縁層を形成し、
a3)前記第2電極セルを接続する第2配線を形成するステップを含む請求項11に記載のタッチ制御パターン構造の製造方法。
【請求項15】
基板と、
タッチ検出信号を生成する請求項1〜9のいずれか1項に記載のタッチ制御パターン構造と、
前記タッチ検出信号を受信して処理するコントローラと、
を備えるタッチパネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−248182(P2012−248182A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−83713(P2012−83713)
【出願日】平成24年4月2日(2012.4.2)
【出願人】(509205375)宸鴻科技(廈門)有限公司 (17)
【Fターム(参考)】