説明

ターボ分子ポンプ

【課題】ポンプ本体が取付けられる装置には、ポンプ本体以外にも周辺機器が配置されているため、それらと干渉しないように装置チャンバに取り付ける必要があり、取り付け姿勢に制約があった。ポンプ本体と一体となった電源装置の、表示部、操作スイッチおよび接続コネクタ類が設けられたパネル面の表示の視認や操作スイッチの操作などを容易にする。
【解決手段】電源装置10は、第1の回路ユニット11と第2の回路ユニット12とを備えている。第1の回路ユニット11は、外部から電力が入力される入力端子131が設けられ、ポンプユニット1に対して所定の向きで固定されている。第2の回路ユニット12は、操作パネル面12bが設けられ、その操作パネル面12bの向きが異なる複数の接続形態で第1の回路ユニットに接続可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ本体とその制御装置とを一体化したターボ分子ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
ターボ分子ポンプにおいて、ポンプ本体とその制御装置とを一体化したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−173293号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポンプ本体が取付けられる装置には、ポンプ本体以外にもブロセス制御用のゲートバルブやマスフローコントローラなどの周辺機器が配置されるとともに、装置冷却用の水配管やブロセス用のガス配管なども設けられる。ポンプ本体はそれらと干渉しないように装置チャンバに取り付ける必要があるため、取り付け姿勢に制約があった。その結果、ポンプ本体と一体となった電源装置の、表示部、操作スイッチおよび接続コネクタ類が設けられたパネル面が、アクセスしにくい方向、例えば、装置内部方向に向いてしまって、表示の視認や操作スイッチの操作などが困難になる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、固定翼、回転翼および該回転翼が形成された回転体を回転駆動するモータを有するポンプユニットと、該ポンプユニットに一体に設けられ前記モータの駆動制御を行う電源装置とを備えるターボ分子ポンプに適用され、電源装置は、外部から電力が入力される入力端子が設けられ、ポンプユニットに対して所定の向きで固定された第1の回路ユニットと、操作パネル面が設けられ、該操作パネル面の向きが異なる複数の接続形態で第1の回路ユニットに接続可能に構成された第2の回路ユニットとを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、第1の回路ユニットはモータを駆動する駆動回路が設けられるパワー系の回路であって、第2の回路ユニットは信号制御系の回路であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のターボ分子ポンプにおいて、第2の回路ユニットは、最大出力の異なる複数の第1の回路ユニットに信号制御系の回路として接続可能であることを特徴とするターボ分子ポンプ。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載のターボ分子ポンプにおいて、第1の回路ユニットに設けられた回路素子を冷却するとともに第2の回路ユニットへの電磁ノイズをシールドするための電導性放熱板を、第1の回路ユニットに設けたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ポンプユニットに対して、操作パネルの向きを変えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明によるターボ分子ポンプの一実施の形態を示す図である。図1に示すターボ分子ポンプは、気体排気を行うポンプユニット1とポンプユニット1を駆動制御する電源装置10とを備えている。本実施の形態のターボ分子ポンプでは、ポンプユニット1と電源装置10とが一体化されている。なお、図1ではポンプユニット1については断面を示している。
【0008】
ポンプユニット1のケーシング2の内部には回転体4が設けられ、回転体4には回転軸3がボルト締結されている。本実施の形態のターボ分子ポンプは磁気浮上式のポンプであって、ラジアル方向の磁気軸受マグネット7およびセンサ7a、スラスト方向の磁気軸受マグネット8およびセンサ8aを備えている。回転軸3は磁気軸受により磁気浮上され、モータMにより回転駆動される。回転体4には、複数段の回転翼4Bおよび回転円筒部4Dが形成されている。一方、ケーシング2内には、リング状のスペーサ2Sが複数積層され、そのスペーサ2Sによって上下に挟まれるように複数段の固定翼2Bが設けられている。さらに、複数段の固定翼2Bの下部には、内周面に螺旋溝が形成された固定円筒部9Dが設けられている。
【0009】
軸方向に交互に配置された複数段の回転翼4Bと複数段の固定翼2Bとによりタービン翼部Tが構成され、回転円筒部4Dと固定円筒部9Dとによりモレキュラードラッグポンプ部が構成される。回転円筒部4Dは固定円筒部9Dの内周面に近接して設けられており、固定円筒部9Dの内周面には螺旋溝9Mが形成されている。モレキュラードラッグポンプ部では、固定円筒部9Dの螺旋溝9Mと高速回転する回転円筒部4Dとにより、粘性流による排気機能が発生する。吸気口5から流入したガスはタービン翼部Tによって図示下方(下流側)へと叩き飛ばされ、下流側に向かって排気される。そのガスは、さらにモレキュラードラッグポンプ部によって圧縮され、排気口6から排出される。
【0010】
図2は図1に示したターボ分子ポンプの電気的な接続を示すブロック図である。なお、図2では、動力の伝達を実線の矢印で示し、制御信号の伝達を白抜きの矢印で示している。ターボ分子ポンプは、図1で示したように、大きくはポンプユニット1と電源装置10とに分けられる。電源装置10はさらに、パワー系ユニット11と信号制御系ユニット12とで構成され、分離可能な別々の筐体になっている。パワー系ユニット11は、外部AC電源入力をDC電源化するためのAC/DCコンバータ回路111を有する。
【0011】
AC/DCコンバータ回路111は、DC電力をインバータ/モータドライブ回路112および制御電源113へと出力する。インバータ/モータドライブ回路112は、ポンプユニット1のモータMを駆動制御する。制御電源113は、信号制御ユニット12に設けられた制御回路121およびMBドライブ回路122の電源を構成している。AC/DCコンバータ回路111およびインバータ/モータドライブ回路112はパワー回路であり、電源装置10の中でも特に消費電力が大きく、放熱のため冷却が必要になる部分である。
【0012】
信号制御ユニット12は、制御回路121およびMBドライブ回路122を備えている。MBドライブ回路122は、磁気軸受マグネット7,8を駆動制御する。制御回路121はマイコンやDSPなどを備え、パワー系ユニット11の制御、磁気軸受制御およびインターフェース制御を行う。オペレータがアクセスする人的インターフェースとしては、RS‐232C,R5‐485およびイーサネット(登録商標)などの通信インターフェース123と、運転状態や異常アラームを表示または通知する表示部124と、運転モ−ドや表示設定などを切り替えるためのスイッチ125とを備えている。表示部124には、LCDやLEDが用いられている。
【0013】
図3は電源装置10の外観を示す図であり、パワー系ユニット11と信号制御系ユニット12とはそれぞれ別個の筐体に分かれている。パワー系ユニット11と信号制御系ユニット12との接続形態は、2種類ある。本実施の形態では、図3に示すようにコネクタプラグ114を−Y方向に向けてパワー系ユニット11を配置した場合に、人的インターフェース(通信インターフェース123,表示部124,スイッチ125)が設けられている操作パネル面12bが+X方向に向く第1の接続形態と、Z軸に関して180°回転して操作パネル面12bを−X方向に向けた第2の接続形態とがある。
【0014】
信号制御ユニット12は、主に実装時の高さが低い表面実装部品で構成されているが、磁気浮上用のパワー回路(MBドライブ回路122)やコネクタなど、実装時に高さが高くなる部品も含んでいる。MBドライブ回路122は制御回路121との信号の授受を高速に行う必要があり、同一の制御基板上に設けられている。
【0015】
そこで、信号制御系ユニット12の筐体上面の中央部分をX軸方向に沿った凸形状とし、この凸形状部12aに上述した背の高い部品を配置するようにした。すなわち、MBドライブ回路122は、この凸形状部12aの部分に配置される。凸形状部12aの部分の筐体高さ(Z軸方向の寸法)は、制御基板上の背の低い部品に合わせて低く抑えるようにした。筐体上面には、凸形状部12aの+X側にコネクタ126が配設されている。
【0016】
一方、パワー系ユニット11には、コンデンサやコイルなどの背の高い部品や、放熱用のラジエータなども設けられているので、筐体高さを高くする必要がある。ただし、制御用の回路は表面実装などで背が低くできるので、それをユニット中央に配置し、筐体底面の中央部を、信号制御系ユニット12の凸形状部12aが入り込むような凹部形状11aとした。
【0017】
図4は、パワー系ユニット11の内部部品の配置例を示す図である。なお、筐体外形は破線で示した。AC/DCコンバータ回路111とインバータ/モータドライブ回路112は、一枚のプリント基板(パワー系基板)117上に配置される。これらの回路においてスイッチング素子として用いられるFETやダイオードは発熱量が他の回路素子に比べて大きいため、放熱対策が必要である。これらの部品は、表面実装など実装時の高さの低い部品として、回路ブロック118Bにまとめて配置されている。放熱効果を高めるために、回路ブロック118Bは、ヒートシンカ119を介して放熱板130に接触する構造となっている。ヒートシンカ119には、シリコン系のペースト状のものが一般的に使用される。
【0018】
一方、トランス、コイル、電解コンデンサなど実装時に高さが高く、放熱が必要な部品は回路ブロック118Aにまとめて配置されている。回路ブロック118Aも、ヒートシンカ119を介して放熱板130に接触する構造となっている。また、この放熱板130はアルミ材などで構成され、シャーシの一部を構成しているため、シャーシ全体を冷却することで放熱効果の向上を図ることができる。シャーシの冷却は、放熱の必要性の度合いにより、自然空冷、ファンなどを用いた強制空冷、冷却水などを用いた水冷などを適宜採用すれば良い。なお、回路ブロック118A,118B間の基板117には、図示していないが表面実装部品が配置されている。
【0019】
また、制御電源113は、消費電力はパワー系基板117に設けられた回路ブロック118A,118Bよりは少ないが、放熱が必要な場合には、放熱板130に熱伝導ジェルシートなどのヒートシンカを介して接触する構造としても良い。図4に示す例では、制御電源113を放熱板130の下側に取付け、パワー系ユニット11のX軸方向に断面した場合に、その中央部分が凹んだような形状となるように構成部品を配置している。また、コネクタ116が設けられたハーネス115はパワー系ユニット11から信号制御系ユニット12への配線であり、放熱板130の−X側に設けられた切り欠き部から下方へと取り出す構造とした。
【0020】
なお、上述した図3の説明では、パワー系ユニット11の下側および信号制御系ユニット12の上側は各ユニットの筐体面であるとして説明したが、筐体面を設けなくても良い。すなわち、それぞれを構成する部品の配置形状(外観形状)が、パワー系ユニット11の場合には中央が凹となっていて、信号制御系ユニット12の場合には中央が凸となっていれば良い。
【0021】
パワー系ユニット11はコンバータなどの大電力スイッチング回路(回路ブロック118A,118Bに相当)を含むため、電磁ノイズの放出が大きくEMC(Electro-Magnetic Compatibility)適合の際に問題となる。しかし、放熱板130にシールド効果があるため、信号制御系ユニット12のシャーシとあわせて2重シールドの効果が得られ、外部への放出ノイズを低減することができる。また、放出ノイズは信号制御系ユニット12の回路誤動作の原因ともなるので、パワー系ユニット11と信号制御系ユニット12とを分離し上記2重シールドを設けることで、このような誤動作の対策にも効果的である。
【0022】
図3に戻って、パワー系ユニット11の下面の各寸法、および信号制御系ユニット12の上面の各寸法は、「2・L11+L12=2・L21+L22」、「L12>L22」、「H11>H21」のように設定する。パワー系ユニット11の+Y側の面には、AC入力用のコネクタ131およびメインスイッチ(不図示)が配設されている。
【0023】
上述したように、パワー系ユニット11の筐体下側には、ハーネス115を介してコネクタ116が引き出されている。このコネクタ116と信号制御系ユニット12の筐体上面に設けられたコネクタ126とを接続し、不図示の締結部材によりパワー系ユニット11と信号制御系ユニット12とを締結することにより、電源装置10が第1の接続形態で一体とされる。一方、信号制御系ユニット12を図3に示す状態からZ軸を中心に180度回転させ、パワー系ユニット11と一体化することで、電源装置10は第2の接続形態となる。
【0024】
このとき、信号制御系ユニット12のコネクタ126は凸形状部12aに対して−X側に位置することになるが、ハーネス115はフレキシブルであるため、コネクタ116を−X側に位置するコネクタ126へと引き回すことでコネクタ接続を行うことができる。この場合、コネクタ116を、パワー系ユニット11のX軸方向中央部から引き出すような構成とすることで、配置が180度入れ替わるコネクタ126に接続可能となるためのハーネス115の必要長さを、より短くすることができる。
【0025】
このように、パワー系ユニット11および信号制御系ユニット12を分離可能とし、かつ、パワー系ユニット11の下側および信号制御系ユニット12の上側の対向する面の形状を、Y方向に関して左右対称な形状としているので、信号制御系ユニット12を180度回転させることで容易に第2の接続形態とすることができる。その結果、ポンプ設置状況に応じて、操作パネル面12bの方向を変更することができる。
【0026】
図5はターボ分子ポンプの装置への取り付け状態の一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は装置40の底面側を示す。装置40には6台のターボ分子ポンプが取り付けられている。ポンプユニット1の装置4への取り付け姿勢は、様々な条件によって制約されることになる。例えば、補助ポンプが装置の図示左側に配置されている場合は、補助ポンプの性能を十分に引き出すために配管41をなるべく短くするのが好ましい。そのため、図5(b)に示すように、ポンプユニット1の排気口6(図1参照)が図示左側を向くように、各ターボ分子ポンプを装置40に取り付けるのが一般的である。
【0027】
本実施の形態では、上述したようにパワー系ユニット11に対して信号制御系ユニット12を180度回転させることができるので、図5(b)の上側の列に配置されたターボ分子ポンプについては第1の接続形態とし、信号制御系ユニット12の操作パネル面12bが装置40の外側(+X方向)を向くようにする。一方、図5(b)の下側の列に配置されたターボ分子ポンプについては第2の接続形態とし、信号制御系ユニット12の操作パネル面12bが装置40の外側(−X方向)を向くようにする。このようにすることによって、操作パネル面12bへのアクセスが容易となり、ターボ分子ポンプの操作性やメンテナンス時の作業性が向上する。
【0028】
一方、従来の一体型ターボ分子ポンプの場合、図5のような装置40の場合、全ての操作パネル面12bが同一方向を向くことになり、下側の列のポンプに関しては、操作パネル面12bが装置40の内側を向いてしまうことになる。そのため、操作パネル面12bの操作がし難くなるとともに、表示部124によるポンプ運転状態表示や異常アラーム表示の確認が困難になるという問題があった。
【0029】
なお、上述した実施の形態では180回転可能となるような構成としたが、パワー系ユニット11および信号制御系ユニット12の対向面の形状がZ軸の周りに点対称となるような構成とすれば、例えば、操作パネル面12bの向きを90度毎に変更することができる。もちろん、90度よりも細かく変更することも可能である。
【0030】
ところで、ポンプユニット1が大型化すると消費電力も大きくなるので、制御系回路は共通化できても、パワー系回路は能力の大きなものにする必要がある。そのため、従来は、小型ポンプユニット用の電源装置10とは別に、大型ポンプユニット用の電源装置10を用意していた。
【0031】
一方、本実施の形態のターボ分子ポンプでは、電源装置10を分離されたパワー系ユニット11と信号制御系ユニット12とで構成するようにしているので、図6に示すように、ポンプユニット1A,1Bに応じた最大出力の異なる2種類のパワー系ユニット11A,11Bを用意し、信号制御系ユニット12を共通化することができる。その場合、パワー系ユニット11A,11Bの信号制御系ユニット取り付け面構造を、上述したような対称構造に構成することで、ポンプユニット1A,1Bの向きを変えることなく、操作パネル面12bの方向を変更することができる。ここでは、パワー系ユニットを2種類としたが、信号制御系ユニット12を最大出力の異なる3種類以上のパワー系ユニットに共通して用いるようにしても良い。
【0032】
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明によるターボ分子ポンプの一実施の形態を示す図である。
【図2】ターボ分子ポンプの電気的な接続を示すブロック図である。
【図3】パワー系ユニット11および信号制御系ユニット12の斜視図である。
【図4】パワー系ユニット11の内部部品の配置例を示す図である。
【図5】ターボ分子ポンプの装置への取り付け状態の一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は装置40の底面側を示す。
【図6】ポンプユニット1A,1B、パワー系ユニット11A,11Bおよび信号制御系ユニット12A,12Bを示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1,1A,1B:ポンプユニット、2B:固定翼、4:回転体、4B:回転翼、10:電源装置、11,11A,11B:パワー系ユニット、12,12A,12B:信号制御系ユニット、12b:操作パネル面、130:放熱板、131:AC入力用コネクタ、118A,118B:回路ブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定翼、回転翼および該回転翼が形成された回転体を回転駆動するモータを有するポンプユニットと、該ポンプユニットに一体に設けられて前記モータの駆動制御を行う電源装置とを備えるターボ分子ポンプにおいて、
前記電源装置は、外部から電力が入力される入力端子が設けられ、前記ポンプユニットに対して所定の向きで固定された第1の回路ユニットと、操作パネル面が設けられ、該操作パネル面の向きが異なる複数の接続形態で前記第1の回路ユニットに接続可能に構成された第2の回路ユニットとを備えることを特徴とするターボ分子ポンプ。
【請求項2】
請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、
前記第1の回路ユニットは少なくとも前記モータを駆動する駆動回路が設けられるパワー系の回路であって、前記第2の回路ユニットは信号制御系の回路であることを特徴とするターボ分子ポンプ。
【請求項3】
請求項2に記載のターボ分子ポンプにおいて、
前記第2の回路ユニットは、最大出力の異なる複数の前記第1の回路ユニットに信号制御系の回路として接続可能であることを特徴とするターボ分子ポンプ。
【請求項4】
請求項1または2に記載のターボ分子ポンプにおいて、
前記第1の回路ユニットに設けられた回路素子を冷却するとともに前記第2の回路ユニットへの電磁ノイズをシールドするための電導性放熱板を、前記第1の回路ユニットに設けたこと特徴とするターボ分子ポンプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−48169(P2010−48169A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−213007(P2008−213007)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(000001993)株式会社島津製作所 (3,708)
【Fターム(参考)】