説明

テープ印刷装置およびプログラム

【課題】プレビュー表示されている位置をユーザが確認できるテープ印刷装置等を提供する。
【解決手段】テープ印刷装置によって作成されるラベルの全体を表すラベルイメージLIのうち、少なくとも一部分に相当する部分イメージLIpをプレビュー表示するプレビュー表示領域45と、ラベルイメージLIの長手方向および幅方向の少なくとも一方に対する部分イメージLIpの位置を表示するインジケータ表示領域46と、を表示画面41上に備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
プレビュー表示機能を備えたテープ印刷装置およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷データに基づいて、作成されるラベルのイメージを表示画面上に表示するプレビュー表示機能を備えたテープ印刷装置が知られている(例えば、特許文献1)。この種のテープ印刷装置に搭載される表示画面は、一般的に小型であるため、ラベルの全体イメージを表示することができない。このため、プレビュー表示させるラベルの一部分を上下左右にスクロールさせることにより、ラベル全体のイメージを確認できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−285486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来のテープ印刷装置は、スクロールの途中で表示画面を見た場合、プレビュー表示されている部分が、ラベルのどの辺りに位置するのかが分かりづらいといった問題があった。また、ラベル上に文字や画像が印刷されない非印刷領域が多く存在する場合は、その非印刷領域がプレビュー表示されていると、何も表示されていない、またはスクロールが止まっている(テープ印刷装置が動作していない)とユーザが誤認してしまうことがあり、不便であった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑み、プレビュー表示されている位置をユーザが確認できるテープ印刷装置およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のテープ印刷装置は、印刷データに基づいて、テープ状部材に印刷を行う印刷手段と、印刷手段による印刷後のテープ状部材であるラベルの全体を表すラベルイメージの、少なくとも一部分に相当する部分イメージをプレビュー表示するプレビュー表示手段と、ラベルイメージの長手方向および幅方向の少なくとも一方に対する部分イメージの位置を表示する位置表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、プレビュー表示されている部分イメージの、ラベルイメージの長手方向および幅方向の少なくとも一方に対する位置を表示するため、プレビュー表示されている部分がラベル全体に対してどの辺りに位置するのかをユーザが確認することができる。これにより、スクロールの途中でプレビュー表示を見た場合でも、プレビュー表示されている部分が、ラベルのどの辺りに位置するのかを判断することができる。また、ラベル上に多くの非印刷領域が存在し、その非印刷領域がプレビュー表示されている場合でも、位置表示手段を確認することにより、スクロールが止まっている(テープ印刷装置が動作していない)などとユーザが誤認することがない。
なお、ラベルイメージの「長手方向」とは、テープが繰り出されるテープ長方向を指すものであり、「幅方向」とは、テープ長方向と直交する方向を指すものである。
【0008】
上記に記載のテープ印刷装置において、プレビュー表示をスクロールさせるための操作手段をさらに備え、位置表示手段は、操作手段によるスクロール操作に同期して、部分イメージの位置を表示することが好ましい。
【0009】
この構成によれば、ユーザの操作に合わせてラベルイメージをスクロール表示させることができるため、ラベルイメージの一部分を停止させて確認したい場合などに便利である。
【0010】
上記に記載のテープ印刷装置において、位置表示手段は、ラベルイメージの長手方向および幅方向の少なくとも一方に沿って設けられたインジケータ表示領域を用いて、部分イメージの位置を表示することが好ましい。
【0011】
この構成によれば、ラベルイメージの長手方向および幅方向の少なくとも一方に沿って設けられたインジケータ表示領域を用いることにより、より分かり易く且つ簡易な構成で、ラベルイメージに対する部分イメージの位置を示すことができる。
【0012】
上記に記載のテープ印刷装置において、ラベルイメージの長手方向および幅方向の少なくとも一方に対する部分イメージの長さの割合を表示する長さ割合表示手段をさらに備えたことが好ましい。
【0013】
この構成によれば、ユーザは、部分イメージのラベルイメージに対する位置だけでなく、部分イメージのラベルイメージに対する長さの割合も確認することができる。これにより、ラベルイメージ全体を確認することなく、部分イメージと長さ割合表示手段とを見るだけで、ラベルイメージの長さを推定することができる。
【0014】
上記に記載のテープ印刷装置において、インジケータ表示領域は、点灯または非点灯によって所定の情報を表示する複数のインジケータから成り、長さ割合表示手段は、複数のインジケータのうち、点灯または非点灯するインジケータの数によって、部分イメージの長さの割合を表示することが好ましい。
【0015】
この構成によれば、インジケータの点灯または非点灯といった容易な制御で、ラベルイメージに対する部分イメージの長さの割合を示すことができる。また、点灯または非点灯によって所定の情報を表示する複数のインジケータを兼用することで、特別な構成を追加することなく、部分イメージのラベルイメージに対する位置および長さの割合を表示することができる。
【0016】
上記に記載のテープ印刷装置において、プレビュー表示を行うためのプレビュー表示領域、およびインジケータ表示領域は、一の表示画面上に設けられることが好ましい。
【0017】
この構成によれば、一の表示画面を両手段として機能させることができるため、テープ印刷装置の小型化および低廉化を図ることができる。
【0018】
上記に記載のテープ印刷装置において、プレビュー表示手段が、ラベルイメージの長手方向または幅方向における一端から他端に向かってプレビュー表示を行う場合、プレビュー表示を行う方向における、ラベルイメージの長さをX(但し、X>0)、プレビュー表示領域の長さをY(但し、X>Y>0)、ラベルイメージの長さXのうち既にプレビュー表示を終えた部分の長さをN(但し、N>0)とした場合、位置表示手段は、インジケータ表示領域において点灯または非点灯させるインジケータの位置を、計算式「N×Y/X」に基づいて決定することが好ましい。
【0019】
この構成によれば、複雑な演算処理を必要とすることなく、簡易な計算式「N×Y/X」に基づいて、ラベルイメージに対する部分イメージの位置を示すことができる。
なお、ラベルイメージの長手方向における一端から他端に向かってプレビュー表示を行う場合、X、YおよびNは、ラベルイメージの長手方向における長さを指す。一方、ラベルイメージの幅方向における一端から他端に向かってプレビュー表示を行う場合、X、YおよびNは、ラベルイメージの幅方向における長さを指す。
【0020】
上記に記載のテープ印刷装置において、複数のインジケータの個数をZ(但し、Z>0)とした場合、長さ割合表示手段は、インジケータ表示領域において点灯または非点灯させるインジケータの個数を、計算式「Y×Z/X」に基づいて決定することが好ましい。
【0021】
この構成によれば、複雑な演算処理を必要とすることなく、簡易な計算式「Y×Z/X」に基づいて、ラベルイメージに対する部分イメージの長さの割合を示すことができる。
なお、ラベルイメージの長手方向における一端から他端に向かってプレビュー表示を行う場合、Zは、ラベルイメージの長手方向に沿って設けられたインジケータ表示領域におけるインジケータの個数を指す。一方、ラベルイメージの幅方向における一端から他端に向かってプレビュー表示を行う場合、Zは、ラベルイメージの幅方向に沿って設けられたインジケータ表示領域におけるインジケータの個数を指す。
【0022】
本発明のプログラムは、コンピュータを、上記に記載のテープ印刷装置における各手段として機能させるためのものであることを特徴とする。
【0023】
このプログラムを用いることにより、プレビュー表示されている位置をユーザが確認できるテープ印刷装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】開蓋状態のテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】テープ印刷装置の制御ブロック図である。
【図3】通常表示画面の表示例を示す図である。
【図4】ラベルの一例を示す図である。
【図5】プレビュー表示画面の画面遷移図である。
【図6】図5に続く、プレビュー表示画面の画面遷移図である。
【図7】インジケータ表示領域におけるインジケータの表示位置および個数について説明するための図である。
【図8】インジケータ表示領域の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置およびプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、テープ印刷装置によって作成されるラベルのプレビュー表示を行う際に、プレビュー表示されている部分が、ラベルの長手方向および幅方向の少なくとも一方において、ラベル全体のどの辺りに位置するかを表示することを特徴とするものである。そこで、以下の説明においては、ラベルの長手方向における位置を示す場合について主に言及する。
【0026】
図1は、本実施形態に係るテープ印刷装置1の開閉蓋21を開いた状態の外観斜視図である。同図に示すようにテープ印刷装置1は、装置ケース2により外郭が形成され、装置ケース2の前部上面には各種入力キーを備えたキーボード3が配置されると共に、後部上面には、その左部に開閉蓋21が取り付けられ、その右部には表示画面41が配設されている。開閉蓋21の内側にはテープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部6が窪入形成されており、テープカートリッジCは、開閉蓋21を開放した状態でカートリッジ装着部6に着脱可能に装着される。また、開閉蓋21にはこれを閉じた状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓21aが形成されている。
【0027】
キーボード3には、文字キー群3a、および各種動作モード等を指定するための機能キー群3bが配列されている。文字キー群3aは、JIS配列に基づいたフルキー構成であり、操作するキー数の増加を抑えるためのシフトキーを備えるなど、一般のワードプロセッサ等と同様である。また、機能キー群3bには、通常表示画面56(図3参照)とプレビュー表示画面57(図5参照)とを切り替えるための[表示切替]キー31、印刷を指示するための[印刷]キー32、カーソル移動やスクロール操作を行うためのカーソルキー([↓],[↑],[←],[→])33などが含まれる。
【0028】
表示画面41は、液晶ディスプレイであり、ユーザがキーボード3からデータを入力して、文書や画像などの印刷データを作成・編集したり、その結果等を確認したりする際に用いられる。また、表示画面41は、上記の[表示切替]キー31の操作に基づいて、キーボード3による入力内容(テキスト編集内容)および印刷レイアウトを表示する通常表示画面56(図3参照)と、印刷結果(テープ印刷装置1の成果物であるラベルL(図4参照)のラベルイメージLI)をプレビュー表示するプレビュー表示画面57(図5参照)と、のいずれかを表示する。
【0029】
装置ケース2の左側部には、カートリッジ装着部6と外部とを連通するテープ排出口22が形成され、このテープ排出口22には、送り出した印刷テープT(テープ状部材)を切断するためのテープカッタ23が臨んでいる。そして、テープ排出口22から印刷済みの印刷テープTが所定長さだけ送り出され、送りを一旦停止させた状態で、この印刷済みの印刷テープTをテープカッタ23により切断することにより、ラベルLを作成する。なお、切断処理については、自動カットと手動カットとを切り替え可能であり、定長印刷などの場合には自動(オート)で、任意長印刷などの場合にはキーボード3に含まれるカットキーの操作により手動(マニュアル)で、カッタモータ25(図2参照)を駆動する。
【0030】
一方、カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー61a内にサーマルヘッドから成る印刷ヘッド7が内蔵されたヘッドユニット61と、印刷ヘッド7に対峙するプラテン駆動軸62と、後述のインクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸63と、後述のテープリール17の位置決め突起64とを備えている。また、カートリッジ装着部6の下側には、プラテン駆動軸62および巻き取り駆動軸63を回転させるテープ送りモータ26(図2参照)が内蔵されている。
【0031】
テープカートリッジCは、カートリッジケース51内部の上部中央部に、一定の幅(4.5mm〜48mm程度)の印刷テープTを巻回したテープリール17と、右下部にインクリボンRを巻回したリボンリール19とを収容して構成されており、印刷テープTとインクリボンRは同じ幅で構成されている。また、テープリール17の左下部には前記ヘッドユニット61を覆うヘッドカバー61aに差し込むための貫通孔55が形成されており、印刷テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応して、前記プラテン駆動軸62に嵌合されて回転駆動するプラテンローラ53が配置されている。一方、前記リボンリール19に近接してリボン巻き取りリール54が配置され、リボンリール19から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー61aを周回するように配置されたリボン巻き取りリール54に巻き取られるようになっている。
【0032】
テープカートリッジCがカートリッジ装着部6に装着されると、ヘッドカバー61aに貫通孔55が、位置決め突起64にテープリール17の中心孔が、巻き取り駆動軸63にリボン巻き取りリール54の中心孔がそれぞれ差し込まれ、印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込んで印刷ヘッド7がプラテンローラ53に当接して印刷が可能になる。その後、表示画面41の入力・編集結果を確認しながらキーボード3により所望の文字など(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクタ)を入力し、印刷が指示されると、テープ送りモータ26によりテープカートリッジCから印刷テープTを繰り出して、印刷ヘッド7により印刷テープTに所望の印刷を行い、印刷済み部分はテープ排出口22から随時外部に送り出される。所望の印刷が完了すると、テープ送りモータ26は、余白分を含むテープ長さの位置まで印刷テープTの送りを行った後、その送りを停止する(その後、切断処理に移行する)。
【0033】
一方、印刷テープTは、裏面に粘着剤層が形成された記録テープTaと、この粘着剤層により記録テープTaに貼付けられた剥離テープTbとから構成されている。そして、印刷テープTは、記録テープTaを外側にし、かつ剥離テープTbを内側にしてロール状に巻回されてカートリッジケース51内に収容されている。また、印刷テープTは、テープ種別(テープ幅、テープ色、インク色など)が異なる複数種のものが用意されており、カートリッジケース51の裏面にはこの種別を特定する複数の孔(図示省略)が設けられている。また、複数の孔に対応してカートリッジ装着部6には、これらを検出するテープ識別センサ(マイクロスイッチ)27(図2参照)が、複数設けられており、このテープ識別センサ27により複数の孔の状態を検出することで、テープ種別を判別できるようになっている。
【0034】
次に、テープ印刷装置1の制御構成について、図2の制御ブロック図を参照して説明する。テープ印刷装置1は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)110の他、ROM(Read Only Memory)130、表示画面41、キーボード3、カッタモータ25、テープ送りモータ26、印刷ヘッド7およびテープ識別センサ27を備え、これらはバス140を介してCPU110と接続されている。また、CPU110は、RAM(Random Access Memory)120と直接接続されており、当該RAM120を、各種制御を行う際のワークエリアとして用いる。
【0035】
ROM130は、CPU110が各種制御を行うための制御プログラムおよび制御データを記憶している。制御プログラムとしては、具体的に、プレビュー表示画面57上に、プレビュー表示を行うためのプレビュー表示プログラム、ラベル全体のイメージであるラベルイメージLIに対する部分イメージLIp(ラベルイメージLIのうち、プレビュー表示画面57に表示されている少なくとも一部の領域を指す)の位置を示すための位置表示プログラム、並びにラベルイメージLIに対する部分イメージLIpの長さの割合を示すための長さ割合表示プログラムを含む。
【0036】
表示画面41は、テキスト領域42、上部インジケータ領域43aおよび下部インジケータ領域43bを有している。各領域は、図3に示すように、表示画面41を横方向(ラベルイメージLIの長手方向)に区切った3つの領域に相当し、上から上部インジケータ領域43a、テキスト領域42、下部インジケータ領域43bの順に設けられている。通常表示画面56において、上部インジケータ領域43aおよび下部インジケータ領域43bは、表示画面41の上下に標記された各項目に対応する所定の情報を示す領域である。また、通常表示画面56において、テキスト領域42は、印刷レイアウトおよび入力内容を表示する領域である。なお、図3では、上記の3つの領域を点線で区切っているが、実際の表示画面41上には、この点線は表示されない。また、3つの領域は、物理的には一の液晶ディスプレイで構成される。
【0037】
一方、図5および図6に示すように、プレビュー表示画面57においては、上部インジケータ領域43aおよびテキスト領域42が、プレビュー表示を行うプレビュー表示領域45(プレビュー表示手段)である。また、プレビュー表示画面57においては、下部インジケータ領域43bが、ラベルイメージLIに対する部分イメージLIpの位置と、長さの割合を示すインジケータ表示領域46(位置表示手段,長さ割合表示手段)である。
【0038】
キーボード3は、各種情報を入力するための入力手段および各種操作を行うための操作手段として機能する。また、カッタモータ25は、テープカッタ23と接続され、切断手段として機能する。また、テープ送りモータ26および印刷ヘッド7は、印刷テープT上に印刷を行うための印刷手段として機能する。また、上記のとおり、印刷ヘッド7およびテープ識別センサ27は、カートリッジ装着部6に設けられ、テープ識別センサ27は、テープカートリッジCに収容された印刷テープTの種別を検出する。CPU110は、このテープ識別センサ27の検出結果に基づいて、プレビュー表示を行う場合のラベルイメージLIの幅の決定や、印刷データとして入力可能な行数制限等の制御を行う。その他、CPU110は、バス接続された各構成要素を、統括的に制御する。
【0039】
次に、図3を参照し、通常表示画面56の表示内容について説明する。通常表示画面56では、テキスト領域42の左側上部において、テープ長さ(単位:cm)とテープ幅(単位:mm)とを数値表示する(参照番号71)。テープ長さとは、入力された情報に基づいて算出されるラベルLの長手方向における長さを指す。また、テープ幅とは、テープ識別センサ27の検出結果に基づくラベルLの幅方向における長さを指す。
【0040】
また、テキスト領域42の下部には、入力されたテキスト内容72を表示する。テキスト内容72には、何行目の入力であるかを示す行頭マーク74、入力されたテキスト75、および入力位置(編集位置)を示すカーソルKが含まれる。さらに、テキスト領域42の上部には、入力されたテキスト内容に基づいて、印刷レイアウト73を反転表示する。
【0041】
一方、上部インジケータ領域43aおよび下部インジケータ領域43bには、3本の線から成る指標マーク9が複数箇所(図3の例の場合、9a〜9fの6箇所)表示される。この指標マーク9は、表示画面41の上下に設けられた項目表示部40の各項目に対応している。つまり、通常表示画面56では、各線を1個のインジケータとした場合、3個のインジケータによって各項目に対応する情報を指標する。ここで、指標マーク9を用いて指標できる各項目について簡単に説明する。
【0042】
参照番号40aに示す3つの項目では、自動カットを行うか否か、らくらく設定されているか否か、均等割付を行うか否かを示す。ここで、「らくらく設定」とは、複数行の情報を入力した場合、各行の長さが揃うように各行の文字サイズを自動設定するものである。また、参照番号40bに示す3つの項目では、たて書設定、よこ書設定および縦型横設定のうち、いずれに設定されているかを示す。ここで、「たて書設定」とは、ラベルLの長手方向を行方向とし、且つ文字の並びを縦とする設定を指し、「よこ書設定」とは、ラベルLの長手方向を行方向とし、且つ文字の並びを横とする設定を指す。また、「縦型横設定」とは、ラベルLの幅方向を行方向とし、且つ文字の並びを横とする設定を指す。
【0043】
また、参照番号40cに示す2つの項目では、カーソル位置の文字が縮小文字に設定されているか、伸張文字に設定されているかを示す。ここでは、基本サイズに対する文字の伸縮を示す。また、参照番号40dに示す13の項目では、カーソル位置の文字の文字サイズを示す。これらの項目では、文字サイズを示すアルファベットとポイント数とで文字サイズを標記している。また、参照番号40eに示す4つの項目では、ローマ字入力に設定されているか、かな入力に設定されているか、ABC入力(アルファベット入力)に設定されているか、小文字入力に設定されているかを示す。
【0044】
また、参照番号40fに示す項目では、定長印刷が設定されているか、地紋印刷が設定されているか、外枠印刷または表印刷が設定されているか、下線、囲み文字または網掛が設定されているかを示す。ここで、「定長印刷」とは、予め設定した長さとなるようにラベル長を設定する機能を指す。また、「地紋印刷」とは、文字の背景に絵柄を印刷する機能を指す。また、参照番号40gに示す項目では、カーソル位置の文字が白抜き文字であるか、淡い色の文字であるか、影付き文字であるか、白抜き且つ影付の文字であるか、斜体文字であるか、強調文字であるか、斜体且つ強調文字であるかを示す。さらに、参照番号40hに示す項目では、カーソル位置の文字の書体(明朝体、ゴシック体等のフォント名)を示す。
【0045】
このように、項目表示部40の標記に対応する位置に指標マーク9が表示されている場合、その項目が設定されている、またはカーソル指定されている文字がその項目に該当する、ことを意味する。したがって、図3に示した例の場合、6つの指標マーク9により、自動カット設定(指標マーク9a)、らくらく設定(指標マーク9b)、よこ書設定(指標マーク9c)、文字サイズが38ポイント(指標マーク9d)、ローマ字入力(指標マーク9e)、書体が明朝体(指標マーク9f)であることを示している。
【0046】
次に、図5および図6を参照し、図4に示すラベルLを作成する場合のプレビュー表示について説明する。図4に示すように、ラベルLは、その長手方向における先端から第1印刷領域、非印刷領域および第2印刷領域に区画されているものとする。第1印刷領域は、「たて書設定」にて1行分の文字列が印刷されている領域を指す。また、非印刷領域は、何ら印刷されていない空白領域を指す。また、第2印刷領域は、「よこ書設定」にて2行分の文字列が印刷されている領域を指す。
【0047】
通常表示画面56において、図4に示すラベルLを作成するための文字情報が入力された後、[表示切替]キー31が押されると、図5に示すプレビュー表示画面D1を表示する。一方、文字情報が入力された後、[印刷]キー32が押されると、印刷処理および切断処理を行うことにより、ラベルLを作成する。
【0048】
上記のとおり、プレビュー表示画面57では、表示画面41の上部インジケータ領域43aおよびテキスト領域42がプレビュー表示領域45であり、下部インジケータ領域43bがインジケータ表示領域46である。プレビュー表示画面D1は、画面切り替え直後の状態であるため、プレビュー表示領域45には何ら表示を行わず、インジケータ表示領域46には、プレビュー表示開始前であることを示す指標マーク9を表示する。この場合の指標マーク9は、インジケータ表示領域46に表示される複数の(Z個の)インジケータのうち、最左端のインジケータのみ点灯させたものである。
【0049】
プレビュー表示画面D1が表示されている状態で、左カーソルキー33Lが複数回押されると、プレビュー表示画面D2の状態となる。プレビュー表示画面D2のプレビュー表示領域45では、左カーソルキー33Lの操作に同期して、ラベルイメージLIの先端部分がプレビュー表示画面D2の右側から左側に向かって徐々に出現する(プレビュー表示方向の矢印参照)。プレビュー表示画面D2では、プレビュー表示領域45の略中央位置まで、ラベルイメージLIの先端(部分イメージLIp)が出現してきた状態を示している。
【0050】
一方、プレビュー表示画面D2のインジケータ表示領域46では、左カーソルキー33Lの操作に同期して、指標マーク9を構成するインジケータの本数が徐々に増える。つまり、指標マーク9が右側(プレビュー表示方向と反対方向)に移動しているような表示となる(インジケータ表示方向の矢印参照)。また、プレビュー表示画面D2では、4本のインジケータが点灯しており、この本数はプレビュー表示領域45に表示されている部分イメージLIpの長さに対応する。つまり、プレビュー表示領域45全体に部分イメージLIpが表示されている場合に表示される指標マーク9が8個のインジケータにより構成されるものとすると、プレビュー表示画面D2では、その半分の4個のインジケータが点灯する。なお、表示するインジケータの個数や位置については、後に詳述する。
【0051】
プレビュー表示画面D2が表示されている状態で、さらに左カーソルキー33Lが複数回押されると、プレビュー表示画面D3の状態となる。一方、プレビュー表示画面D2が表示されている状態で、右カーソルキー33Rが複数回押されると、プレビュー表示画面D1の状態に戻る。すなわち、カーソルキー33の操作により、ラベルイメージLI全体ではなく、ユーザが所望する箇所のみをプレビュー表示させることも可能となっている。
【0052】
プレビュー表示画面D3では、プレビュー表示領域45全体に部分イメージLIpが表示されており、当該部分イメージLIpは、図4に示したラベルLの第1印刷領域の後半部と非印刷領域の前半部に相当する部分である。したがって、そのラベルLの全体(ラベルイメージLI)に対する部分イメージLIpの表示位置を示すべく、インジケータ表示領域46では、8個のインジケータから成る指標マーク9の先頭(点灯しているインジケータのうち最左端のもの)が、インジケータ表示領域46の略1/4程度の所まで右側に進行している。
【0053】
プレビュー表示画面D3が表示されている状態で、さらに左カーソルキー33Lが複数回押されると、プレビュー表示画面D4の状態となる。プレビュー表示画面D4のプレビュー表示領域45では、図4に示したラベルLの非印刷領域に相当する部分イメージLIpが表示されている。また、インジケータ表示領域46では、8個のインジケータから成る指標マーク9の先頭が、インジケータ表示領域46の略1/2程度の所まで右側に進行している。このように、ラベルLの非印刷領域に相当する部分イメージLIpがプレビュー表示領域45に表示されている場合、プレビュー表示領域45自体は画面の変化がないが、インジケータ表示領域46に表示される指標マーク9の位置が変るため、ユーザはスクロール表示が続行されていることを確認することができる。
【0054】
図6に示すように、プレビュー表示画面D4が表示されている状態で、さらに左カーソルキー33Lが複数回押されると、プレビュー表示画面D5の状態となる。プレビュー表示画面D5のプレビュー表示領域45では、図4に示したラベルLの第2印刷領域の前半部に相当する部分イメージLIpが表示されている。また、インジケータ表示領域46では、8個のインジケータから成る指標マーク9の先頭が、インジケータ表示領域46の略3/4程度の所まで右側に進行している。
【0055】
また、プレビュー表示画面D5が表示されている状態で、さらに左カーソルキー33Lが複数回押されると、プレビュー表示画面D6の状態となる。プレビュー表示画面D6のプレビュー表示領域45では、ラベルイメージLIの後端部(部分イメージLIp)が、プレビュー表示領域45の略半分程度表示されている。これに伴い、インジケータ表示領域46では、指標マーク9として、インジケータ表示領域46の最右端のインジケータを含む4個のインジケータが点灯している。
【0056】
また、プレビュー表示画面D6が表示されている状態で、さらに左カーソルキー33Lが複数回押されると、プレビュー表示画面D7の状態となる。プレビュー表示画面D7のプレビュー表示領域45では、ラベルイメージLIの全てのプレビュー表示を終えた状態であるので、何ら表示を行わない。また、インジケータ表示領域46では、プレビュー表示終了であることを示す指標マーク9を表示する。この場合の指標マーク9は、インジケータ表示領域46に表示される複数の(Z個の)インジケータのうち、最右端のインジケータのみ点灯させたものである。
【0057】
このように、ユーザによるスクロール操作に伴って、プレビュー表示を行うことができる。この場合、スクロール操作を行うスクロール方向とプレビュー表示方向は同じである。また、ユーザによるスクロール操作に伴って、インジケータ表示領域46の指標マーク9の位置も反対方向に移動する。つまり、指標マーク9の位置によってプレビュー表示されている部分イメージLIpのラベルイメージLIに対する位置を指標できるため、ユーザは、スクロール表示の途中で表示画面41を見た場合でも、プレビュー表示されている位置を把握することができる。
【0058】
なお、指標マーク9は、部分イメージLIpのラベルイメージLIに対する位置だけでなく、部分イメージLIpのラベルイメージLIに対する長さの割合も指標する。そこで、図7を参照し、部分イメージLIpのラベルイメージLIに対する位置と長さの割合を示す指標マーク9の位置および個数について説明する。
【0059】
図7(a)は、ラベルイメージLI全体を示している。ここで、ラベルイメージLIの長手方向における長さをXとする(但し、X>0)。また、図7(b)に示すように、プレビュー表示領域45の長手方向における長さをY(但し、X>Y>0)、プレビュー表示を終えた部分の長さをN(但し、N>0)、インジケータ表示領域46に表示されるインジケータの個数をZ(但し、Z>0)とする。
【0060】
この場合、図7(c)に示すように、インジケータの表示開始位置(指標マーク9の先頭位置)は、計算式N×Y/Xにより求めることができる。また、インジケータの表示開始番号(Z個のインジケータに左側から順に番号を付した場合の(番号1〜番号Z)、先頭インジケータの番号)は、計算式N×Z/Xにより求めることができる。さらに、インジケータの表示個数(指標マーク9を構成するインジケータの個数)は、計算式Y×Z/Xにより求めることができる。
【0061】
但し、上記のとおり、Nが0の場合は、プレビュー表示領域45に表示されている部分イメージLIpの長さに応じて、インジケータの表示個数は可変する。また、プレビュー表示開始前においてプレビュー表示領域45に部分イメージLIpが表示されていない場合は、最左端のインジケータのみが点灯し、プレビュー表示終了後においてプレビュー表示領域45に部分イメージLIpが表示されていない場合は、最右端のインジケータのみが点灯する。
【0062】
なお、X<Yの場合は、スクロール操作を行わなくとも、ラベルイメージLI全体を確認できるため、インジケータ表示領域46にZ個のインジケータを点灯させたままでも良いし、インジケータ表示領域46において何ら表示を行わないようにしても良い。
【0063】
また、プレビュー表示開始前またはプレビュー表示終了後において、プレビュー表示領域45に部分イメージLIpが表示されていない場合も、上記のとおり最左端または最右端のインジケータのみを点灯させるのではなく、インジケータ表示領域46において何ら表示を行わないようにしても良い。
【0064】
以上、説明したとおり、本実施形態によれば、インジケータ表示領域46に表示される指標マーク9の位置から、プレビュー表示されている部分がラベル全体に対してどの辺りに位置するのかをユーザが判断することができる。これにより、ラベルL上に多くの非印刷領域が存在し、その非印刷領域がプレビュー表示されている場合でも、スクロールが止まっている(テープ印刷装置1が動作していない)などとユーザが誤認することがない。
【0065】
また、インジケータ表示領域46に表示されるインジケータの個数から部分イメージLIpのラベルイメージLIに対する長さの割合も確認することができる。これにより、ラベルイメージLI全体を確認することなく、インジケータの個数からラベルイメージLI全体の長さを推定することができる。
【0066】
また、インジケータ表示領域46は、表示画面41の一部を利用するため、部分イメージLIpの位置や長さの割合を示すための表示手段を必要としない。また、点灯または非点灯によって所定の情報を表示するインジケータを利用するため、表示画面41上に部分イメージLIpの位置や長さの割合を示すための表示領域を必要としない。つまり、特別な構成を何ら必要とすることなく、部分イメージLIpの位置や長さの割合を示すことができる。
【0067】
なお、上記の実施形態では、ラベルイメージLIの長手方向における部分イメージLIpの位置や長さの割合を示すものとしたが、図8(a)に示すように、ラベルイメージLIの幅方向における位置や長さの割合も示すようにしても良い。この場合、表示画面41の下端部を、長手方向における位置および長さの割合を示すインジケータ表示領域46aとすると共に、表示画面41の左端部を、幅方向における位置および長さの割合を示すインジケータ表示領域46bとする。そして、残りの領域(横45b,縦45aの矩形領域)を、プレビュー表示領域とする。この構成によれば、ラベルイメージLIに対する部分イメージLIpの位置および長さの割合を、指標マーク9a,9bによって2次元的に把握することができる。
【0068】
また、上記の実施形態では、インジケータ表示領域として、表示画面41の一部を用いるものとしたが、表示画面41の外部に設けられた複数のインジケータ76から成るインジケータ群70を用いても良い。この場合、各インジケータ76は、LED等により構成される。また、点灯するインジケータ76の数によって、ラベルイメージLIに対する部分イメージLIpの長さの割合を示すことも可能である。
【0069】
また、上記の実施形態では、プレビュー表示領域45に、部分イメージLIpが何ら表示されていない状態(図5のプレビュー表示画面D1参照)からプレビュー表示を開始するものとしたが、プレビュー表示画面D2の状態からプレビュー表示を開始するようにしても良い。また、プレビュー表示領域45の左端と、ラベルイメージLIの先端とが合致する状態からプレビュー表示を開始するようにしても良い。一方、プレビュー表示の終了についても、プレビュー表示領域45に、部分イメージLIpが何ら表示されていない状態(図6のプレビュー表示画面D7参照)でプレビュー表示を終了するのではなく、プレビュー表示画面D6の状態でプレビュー表示を終了するようにしても良い。また、プレビュー表示領域45の右端と、ラベルイメージLIの後端とが合致する状態でプレビュー表示を終了するようにしても良い。
【0070】
また、上記の実施形態に示した、テープ印刷装置1の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピュータを、テープ印刷装置1の各手段として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0071】
1…テープ印刷装置 3…キーボード 9…指標マーク 33…カーソルキー 41…表示画面 45…プレビュー表示領域 46…インジケータ表示領域 56…通常表示画面 57…プレビュー表示画面 T…印刷テープ L…ラベル LI…ラベルイメージ LIp…部分イメージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷データに基づいて、テープ状部材に印刷を行う印刷手段と、
前記印刷手段による印刷後の前記テープ状部材であるラベルの全体を表すラベルイメージの、少なくとも一部分に相当する部分イメージをプレビュー表示するプレビュー表示手段と、
前記ラベルイメージの長手方向および幅方向の少なくとも一方に対する前記部分イメージの位置を表示する位置表示手段と、
を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
【請求項2】
前記プレビュー表示をスクロールさせるための操作手段をさらに備え、
前記位置表示手段は、前記操作手段によるスクロール操作に同期して、前記部分イメージの位置を表示することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項3】
前記位置表示手段は、前記ラベルイメージの前記長手方向および前記幅方向の少なくとも一方に沿って設けられたインジケータ表示領域を用いて、前記部分イメージの位置を表示することを特徴とする請求項1または2に記載のテープ印刷装置。
【請求項4】
前記ラベルイメージの前記長手方向および幅方向の少なくとも一方に対する前記部分イメージの長さの割合を表示する長さ割合表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のテープ印刷装置。
【請求項5】
前記インジケータ表示領域は、点灯または非点灯によって所定の情報を表示する複数のインジケータから成り、
前記長さ割合表示手段は、前記複数のインジケータのうち、点灯または非点灯するインジケータの数によって、前記部分イメージの長さの割合を表示することを特徴とする請求項4に記載のテープ印刷装置。
【請求項6】
前記プレビュー表示を行うためのプレビュー表示領域、および前記インジケータ表示領域は、一の表示画面上に設けられることを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷装置。
【請求項7】
前記プレビュー表示手段が、前記ラベルイメージの前記長手方向または前記幅方向における一端から他端に向かってプレビュー表示を行う場合、
前記プレビュー表示を行う方向における、前記ラベルイメージの長さをX(但し、X>0)、前記プレビュー表示領域の長さをY(但し、X>Y>0)、前記ラベルイメージの長さXのうち既にプレビュー表示を終えた部分の長さをN(但し、N>0)とした場合、
前記位置表示手段は、前記インジケータ表示領域において点灯または非点灯させるインジケータの位置を、計算式「N×Y/X」に基づいて決定することを特徴とする請求項6に記載のテープ印刷装置。
【請求項8】
前記複数のインジケータの個数をZ(但し、Z>0)とした場合、
前記長さ割合表示手段は、前記インジケータ表示領域において点灯または非点灯させるインジケータの個数を、計算式「Y×Z/X」に基づいて決定することを特徴とする請求項7に記載のテープ印刷装置。
【請求項9】
コンピュータを、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のテープ印刷装置における各手段として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−10358(P2013−10358A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−199220(P2012−199220)
【出願日】平成24年9月11日(2012.9.11)
【分割の表示】特願2007−205136(P2007−205136)の分割
【原出願日】平成19年8月7日(2007.8.7)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】