説明

ディスクドライブ装置

【課題】ユーザがトレイにディスクを載置する際に、異なる径のディスクをそれぞれ所定の位置に設置する必要がなく、操作性に優れたディスクドライブ装置を提供する。
【解決手段】異なる径のディスクを配置可能なトレイ部0201と、各径のディスクを配置したトレイを装置内に引き込み駆動する駆動部と、引き込み動作に応じてディスク端縁を支えながらディスク読取所定位置に移動するディスクガイドアーム0204,0205と、ディスクガイドアームに配置されるスライド突起と、ディスクガイドアームへのディスク当接タイミングに応じてスライド突起に選択されるべき複数のスライド溝を備えたスライドレバーとを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件発明は、ディスクドライブ装置に関し、特に、異なる径のディスクを区別してそれぞれ正位置にローディング可能な縦置トレイ方式のディスクドライブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスクをトレイにて装置内に搬送するローディング機構を備えたディスクドライブ装置の分野において、例えば8cm、12cmといった異なる径のディスクをトレイ上で支持し、装置内に搬送する縦置き式のディスクドライブ装置が知られている。この種のディスクドライブ装置は、装置を大型化することなく異種のディスクを選択して装着することができる点で便利なものである。例えば、特許文献1には、トレイに8cm/12cm用の載置面を有し、トレイ上にディスクを横方向に押圧する手段ディスク固定手段と、固定手段に連結され8cmディスクを固定支持するアタッチメントを有し、縦置き状態で8cmのディスクと12cmのディスクの切換えを行う切換手段を有するディスクドライブ装置が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8‐045157号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の装置の場合、ユーザがトレイにディスクを載置する際に、8cm、12cmそれぞれ所定の位置に設置する必要があり、操作が煩雑であった。また、縦置き時に8cmと12cmとで切換えを行わなければならないため、この点でも操作性に難があった。さらに、ユーザによる誤操作によって破損等が生じるおそれもあった。
【0004】
そこで、本件発明の解決すべき課題は、ユーザがトレイにディスクを載置する際に、異なる径のディスクをそれぞれ所定の位置に設置する必要がなく、操作性に優れたディスクドライブ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するため、本件発明のうち、第一の発明は、異なる径のディスクを区別してそれぞれ正位置にローディング可能な縦置トレイ方式のディスクドライブ装置であって、異なる径のディスクを配置可能なトレイ部と、各径のディスクを配置したトレイを装置内に引き込み駆動する駆動部と、引き込み動作に応じてディスク端縁を支えながらディスク読取所定位置に移動するディスクガイドアームと、ディスクガイドアームに配置されるスライド突起と、トレイの駆動によって装置内に引き込まれ、ディスクガイドアームのスライド突起を引き込み動作によりスライドさせることでディスクガイドアームをディスク径に応じたディスク読取所定位置に移動させる溝であって、ディスクガイドアームへのディスク当接タイミングに応じてスライド突起に選択されるべき複数のスライド溝を備えたスライドレバーとを有するディスクドライブ装置を提供する。
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、トレイ引き込み動作において、比較的大径のディスクではディスク載置時の高さを維持し、比較的小径のディスクでは正位置の高さとなるようにディスクガイドアームが移動することでスライド溝を選択することを特徴とするディスクドライブ装置を提供する。
また、第三の発明は、第一または第二の発明を基礎として、スライドレバーはスライド溝の終端に傾斜部を有し、ディスクをディスク読取所定位置に移動させた後にスライドレバーを移動させることによりスライド突起を傾斜部まで移動させてディスクガイドアームをディスクから退避させるようにしたディスクドライブ装置を提供する。
また、第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎として、ディスクガイドアームは、それぞれトレイ上に軸支されており、トレイの引き込み動作に応じてゆるむことで、ディスクガイドアームに連結しているばねを介して軸を支点として回動するように構成され、前記ディスクガイドアームの回動によって、前記比較的小径のディスクに対する当接動作が行われるディスクドライブ装置を提供する。
また、第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明を基礎として、トレイにはトレイとともにディスクを緩やかに挟みこみディスク載置時のディスク転倒を防止するように構成されたディスクポケットを有するディスクドライブ装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本件発明により、ユーザがトレイにディスクを載置する際に、異なる径のディスクをそれぞれ所定の位置に設置する必要がなく、操作性に優れたディスクドライブ装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に、本件発明の実施例を説明する。なお、本件発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
【実施例1】
【0008】
<概要>
本件発明のディスクドライブ装置は、主にディスクを縦置きに配置されるローディング機構に用い、異なる径のディスクを区別してそれぞれ正位置にローディング可能なように構成されている。正位置へのローディングは、ディスクの径を測定する等のセンサ利用をすることなく、ディスクと部品との当接のタイミングに応じてディスクを正位置へ導くようになっている。以下本件発明の構成について説明する。
【0009】
<構成>
(全般)
本件発明のディスクドライブ装置は、異なる径のディスクを区別してそれぞれ正位置にローディング可能な縦置トレイ方式のディスクドライブ装置であって、トレイ部と、駆動部と、ディスクガイドアームと、スライド突起と、スライドレバーとを有する。以下、これらについて、その作用とともに順次説明する。
【0010】
図1は、本件発明のディスクドライブ装置の外観の一例を示す図である。筐体ケース0113がディスクドライブ装置0100の全体を覆うとともに、筺体内部への引き込み及び筺体内部からの引き出しが可能なトレイ0101が設けられている。
【0011】
図2は、筺体を除去した状態での本件発明のディスクドライブ装置を示す図である。本図では、簡単のために12cmディスク0202aと8cmディスク0202bを仮想的に重ねた状態を示している。実際にはこのうちどちらか一方のディスクを載置してローディング動作を行うことになる。
本図のトレイ0201は、筺体(以下「べース」ということがある)0203から引き出された状態になっており、ディスクは、ディスクガイドアーム(L)0204、ディスクガイドアーム(R)0205上の案内片(L)0204a及び案内片(R)0205aに当接し、これらによって支持されている。本図の例では、8cmディスクはどちらの案内片にも当接していない状態が描かれている。
【0012】
本件発明では、この案内片(L)と案内片(R)とを有するディスクガイドアームの動きに特徴があるので、まず、ディスクガイドアームの動きの概略について説明する。
なお、本件発明の説明に際しては、異なる径のディスクの例として専ら12cmディスクと8cmディスクの例で説明するが、ディスク径は12cmと8cmの組合せに限られず、他の寸法の組合せであってもよい。即ち、本件発明のディスクドライブ装置は、比較的大径のディスクと比較的小径のディスクに幅広く対応可能である。
【0013】
図3は、本件発明のディスクドライブ装置の全体概要図である。本図でも0301トレイがベース0303から引き出された状態になっている。ディスクの図示は省略した。(a)は正面(表面)図、(b)は背面(裏面)図である。(a)に示すように、ベースにはディスク案内片0303bが形成されている。また、ディスクポケット0312が設けられていてもよい。さらに(b)に示すように、トレイの背面側にはスライドレバー0306が備えられている。
【0014】
以下に各部品の構成と結合関係を詳細に説明する。
(駆動部)
図6は、本件発明のディスクドライブ装置の駆動部の一例を示す正面図である。ベース0603は図示しないディスクの信号の読取・書込を光学的に行うピックアップとディスクを回転させるスピンドルモーターと、ピックアップをディスクの内周・外周に移動させるフィードモーターを備えたトラバースメカを支持している。このトラバースメカはトレイ移動時にはトレイと当接しない様に退避し、トレイの筺体内への移動が完了後、ディスク面方向に移動し、ディスクの読取・書込み動作を行う。
シフター0608はこのトラバースメカの移動を行い、ベースによってCD方向に移動可能に支持されている。シフターには、本図上部においてピン0608cが形成され、このピンは図7を用いて後述するトレイの案内溝0701cに挿嵌される。本図下方部にはラック0608bとスライドレバー係合片0608aとを備える。スライドレバー係合片は図10を用いて後述するスライドレバー1006の係合ピン1006dと係合する。またベースにはトレイを動作させるモーターと、モーターに連結されトレイ及びシフターのラック部と噛合する駆動ギヤ0607とを含むギヤ群が固定あるいは支持される。
ベースには、本図右上方部にディスク案内片0603bが形成され、本図右下方部には(後述するスライドレバー1006の当接片1006dと当接する)スライドレバー当接ピン0603aを備える。
【0015】
(トレイ部)
図7は、トレイの形状の一例を示す正面図である。トレイ0701は図示されないベースによってAB方向に移動可能に支持される。
トレイには正面側の本図右方向にディスクが挿入される凹部0701aが形成される。また背面側には本図上方部にシフター(図示されない)のピン(図示されない)を挿嵌する案内溝0701cが形成され、下方部にはラック0701bが形成されている。
また表側の下方左側にはディスクガイドアーム(L)(図示されない)に回転支点となる円筒状のボス0701dが形成され、裏側にはディスクガイドアーム(図示されない)の回転支点となる略円筒状のボス0701eと、スライドレバー(図示されない)をAB方向に移動案内する略円筒状の案内ボス0701f1、0701f2が形成されている。トレイの本図右下方には表裏を貫通する開口孔0701gが形成され、ディスクガイドアーム(R)の案内片(R)がこの開口孔に沿って移動することでディスクガイドアーム(R)がディスクと当接可能になっている。トレイの本図左下方には表裏を貫通する開口孔0701hが形成され、ディスクガイドアーム(L)のスライド突起(L)がこの開口孔に沿って移動することでディスクガイドアーム(L)がスライドレバーのスライド溝と係合可能になっている。
【0016】
(ディスクガイドアーム(L))
図8は、ディスクガイドアーム(L)の形状の一例を示す図である。このうち(a)は正面図であり、(b)は正面側からの斜視図である。ディスクガイドアーム(L)0804の先端部分には、案内片(L)0804aが設けられており、また反対側の先端付近には、ディスクガイドアーム(L)を軸支するための軸配置部0804cが設けられており、図7に示したトレイ0701のディスクガイドアーム(L)支点ボス0701dに挿嵌され、当該ボスを中心として回転可能にトレイに支持されている。中央部にはスライドレバーと係合してディスクガイドアーム(L)0804の案内片(L)0804aの位置を制御するスライド突起(L)0804bが配置されている。軸配置部には環状のばねが取り付けられており、ディスクガイドアーム(L)をディスクガイドアーム(L)支点ボスを中心として正面側から見て反時計回り方向に付勢している。
【0017】
(ディスクガイドアーム(R))
図9は、ディスクガイドアーム(R)の形状の一例を示す図である。このうち(a)は正面図であり、(b)は背面側からの斜視図である。ディスクガイドアーム(R)0905の先端部分には、案内片(R)0905aが設けられており、また反対側には、ディスクガイドアーム(R)を軸支するための軸配置部0905cが設けられており、図7に示したトレイ0701のボス0701eに挿嵌され、ボス0701eを中心として回転可能にトレイに支持されている。中央部にはスライドレバーと係合してディスクダイドアーム(R)0905の案内片(R)0905aの位置を制御するスライド突起(R)0905bが配置されている。軸配置部から更に先端部には環状のばねの一端が掛けられており、ディスクガイドアーム(R)を図7に示したトレイボス0701dを中心として正面側から見て反時計回り方向に付勢している。
【0018】
(スライドレバー)
図10はスライドレバーの形状の一例を示す図である。このうち(a)は正面図であり、(b)は正面側からの斜視図であり、(c)は背面側からの斜視図である。スライドレバー1006は長孔状のガイド溝1006e1、1006e2が図7に示したトレイ0701のボス0701f1、0701f2にそれぞれ挿嵌され、水平方向で左右方向すなわちトレイの移動方向に移動可能にトレイに支持される。スライドレバーには、ディスクガイドアーム(L)のスライド突起(L)を案内するためのスライド溝(L)1006a及びディスクガイドアーム(R)のスライド突起(R)を案内するためのスライド溝1006bが設けられている。これらのスライド溝は、本図に示す正面側から見て略逆L字形に設けられており、分岐点から斜め上方にスライド突起を案内する溝(イ)、(エ)が8cmディスクに対応するもの、分岐点から水平方向にスライド突起を案内する溝(ア)、(ウ)が12cmディスクに対応するものである。また、それぞれのスライド溝は終端で僅かな降下(傾斜)を示しているが、これによって各ディスクがスピンドルモーターに装着された後、案内片がディスクから退避されるようになっている。また、左側にはスライドレバーを付勢するためのばね(図示されない)が掛けられ、スライドレバーをトレイに対して左側方向に付勢している。
【0019】
(トレイとスライドレバー及びディスクガイドアーム(L)とディスクガイドアーム(R)の結合状態)
図11にトレイ1101とスライドレバー1106及びディスクガイドアーム(L)1104とディスクガイドアーム(R)1105の結合状態を示す。このうち(a)は正面図、(b)は背面図である。
ディスクガイドアーム(L)は、トレイのボス1101dと軸配置部1104cが挿嵌され、ボス1101dを中心として回転可能にトレイの表側に回転可能に支持されている。ディスクガイドアーム(R)はトレイのボス1101eと軸配置部1105cが挿嵌され、ボス1101eを中心として回転可能にトレイの裏側に回転可能に支持されている。スライドレバーは長孔状のガイド溝1106e1、1106e2がトレイのボス1101f1、1101f2にそれぞれ挿嵌され、水平方向で左右方向すなわちトレイの移動方向に移動可能にトレイの裏側に支持される。
【0020】
ディスクガイドアーム(L)1104とディスクガイドアーム(R)1105は、それぞればね1109、1110によってトレイに対して反時計回り方向に付勢されている。この付勢力はディスクを押し上げるだけの付勢力がありかつ後述するスライドレバー1106の動作負荷を出来る限り抑える様に適当な付勢力が与えられる。ディスクガイドアームのそれぞれのスライド突起(L)1104bとスライド突起(R)1105bはスライドレバーのスライド溝1106a、1106bにそれぞれ係合し、案内片(L)1104a、1105aの位置が適宜の位置になる様に設定される。スライドレバーはトレイに取り付けられたばね1111によって正面側から見て左方向に付勢されている。このばねの付勢力は、後述するように、図10に示したスライドレバーの当接片1006cと図6に示したベース0603の当接ピン0603aの当接が外れた場合に、確実にスライドレバーを初期位置に復帰させる様に適当な付勢力が与えられる。
【0021】
また、トレイ1101のディスクが挿入される凹部1101aとディスクガイドアーム(L)1104を表側から覆う様にディスクポケット(図示を省略)がトレイに固定されていることが望ましい。このディスクポケットについては後述する。
【0022】
(動作)
上記構成において、本実施例での動作を図6、図7、図10、図11を用いて以下に説明する。
トレイが装置外方に引き出された状態は図11の状態であり、スライドレバー1106はばね1111の付勢力によって左方に移動した状態にあり、ディスクガイドアーム(L)1104とディスクガイドアーム(R)1105はディスクガイドアームのそれぞれのスライド突起(L)1104bとスライド突起(R)1105bがスライドレバー1106のスライド溝1106a、1106bにそれぞれ係合することによりばね1109、1110の付勢力に抗して時計回り方向に回転し、案内片(L)1104a、1105aは下方に移動された状態にある。
【0023】
この状態において、操作者がディスクの挿入等を行い、図示しない操作釦を操作することによってモーターに電圧が印加されモーターが回転し、図6に示すようにギヤ群を介し駆動ギヤ0607とトレイ0601のラック0608bとが噛合することによってトレイが装置内方に移動する。トレイが装置内方へ移動し、移動途中にて図11のスライドレバー1106の当接片1106cと図6に示したベース0603のスライドレバー当接ピン0603aが当接し、この時点でスライドレバー1106の装置内方への移動が停止する。トレイは更に装置内方へ移動する為、スライドレバーはトレイに対しては正面側から見て右方向にばね1111の付勢に抗して移動することとなる。
更にトレイが装置内方に移動すると、トレイ1101の案内溝1101cと図6に示すシフター0608の案内ピン0608cが係合することにより、トレイ1101の右端部の傾斜部により正面側から見て下方向に移動を始めシフター0608のラック部0608bが駆動ギヤ0607と噛合する。さらにモーターが回転するとトレイのラックと駆動ギヤの噛合が外れ、トレイの移動が止まり、スライドレバーのトレイ上での移動も止まることとなる。シフターは更に正面側下方向への移動を行ない、シフターと係合する図示しないディスク読み取りを行なうトラバースメカがトレイ方向へ移動し、ディスクと係合しディスクを回転させるターンテーブルがディスクと係合する。更にシフターが正面側下方向へ移動するとシフターのスライドレバー係合片0608aと図10に示すスライドレバーの係合ピン1006dと係合する。シフターのスライドレバー係合片0608aの傾斜部に沿って係合ピン1006dが摺動し、スライドレバーは図11の正面側から見て右方向にばね1111の付勢に抗して移動する。シフターが任意の位置まで移動すると図示しないSW等の位置認識部材によってモーターへの電圧印加が停止し、シフターの動作が止まり、ローディング動作完了となる。
【0024】
トレイの装置外方への移動は、前記動作と逆方向の動作を行う。
モーターに逆方向への電圧が印加され、図6に示したシフター0608は正面側上方向に移動する。シフターのスライドレバー係合片0608aと図10に示したスライドレバーの係合ピン1006dとの係合が外れ、スライドレバーはばね1111の付勢力によって正面側から見て左方向に移動する。
更にシフターが正面側上方向に移動するとトラバースメカがトレイから退避する。
【0025】
更にシフターが正面側上方向に移動するとトレイ1101の案内溝1101cの右端部の傾斜部とシフターの案内ピン0608cが係合することにより、トレイ1101は正面側右方向に移動し、トレイのラック部1101bと図6に示す駆動ギヤ0607とが噛合し始め、モーターからの駆動力によってトレイ1101は装置外方向である正面側右方向に移動する。トレイ1101の右方向への移動により、ばね1111の付勢力によってスライドレバー1106はトレイに対して左方向に移動する(装置に対してはスライドレバーは移動しない。トレイが移動する為、相対的にトレイに対してスライドレバーが移動する)。
【0026】
トレイ1101が正面側右方向に移動すると、シフター0608のラック部0608bと駆動ギヤ0607の噛合が外れ、シフターの移動が停止する。
トレイが更に装置外方向に移動し、スライドレバー1106がばね1111の付勢力によってトレイに対して左方向に移動しトレイとスライドレバーの位置関係が初期状態まで戻る位置までトレイが移動すると、スライドレバーの当接片1106cとベース0603のスライドレバー当接ピン0603aとの当接が外れ、トレイとスライドレバーの位置関係が保持された状態でトレイが更に装置外方向に移動する。トレイがディスク挿入できる位置まで移動し、トレイの案内溝1101cの左方部の傾斜部によってシフター0608が正面側上方向に移動すると図示しないSW等の位置認識部材によってモーターへの電圧印加が停止し、トレイの装置外方向への移動が止まる。
【0027】
(ディスクガイドアーム(L)とディスクガイドアーム(R)の移動・係合関係)
8cm、12cmディスクそれぞれの載置時におけるディスクガイドアーム(L)とディスクガイドアーム(R)の移動・係合関係を図4、図5を用い、詳細に説明する。
【0028】
(12cmディスクの時のディスクガイドアームの動作)
図4Aから図4Eは12cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図である。
図4Aはトレイ0401が装置外方に引き出された状態でディスク挿入・取り出しを行う位置である。スライドレバー0406はばね0411の付勢力によって左方に移動した状態にあり、ディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405はディスクガイドアームのそれぞれのスライド突起(L)0404bとスライド突起(R)0405bがスライドレバーのスライド溝0406a、0406bにそれぞれ係合することによりばね0409、0410の付勢力に抗して時計回り方向に回転し、案内片(L)0404a、案内片(R)0405aは下方に移動された状態にある。操作者は例えば図示されないトレイディスクポケットとトレイの凹部0401aの間にディスク0402aを挿入する。
【0029】
この状態からトレイ0401が装置内方(A方向)に移動する。
図4Bはスライドレバー0406の当接片0406cとベースのスライドレバー当接ピン0403aとが当接を開始する位置までトレイがA方向に移動した位置である。スライドレバーの当接片とベースのスライドレバー当接ピンが当接し、この時点でスライドレバーの装置内方への移動が停止する。すなわち、トレイは更に装置内方へ移動する為、この位置はトレイとスライドレバーの移動が開始される位置である。この状態でディスク0402aは装置内に移動しており、ディスクはベースに形成されたディスク案内片0403bの正面側下方向(D方向)で外周がディスク案内片の近傍に位置している。
【0030】
この状態からトレイが更に装置内方へ移動し、ベースのスライドレバー当接ピンと当接したスライドレバーが相対的にトレイ上で移動すると、ディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405のそれぞれのスライド突起(L)0404aとスライド突起(R)0405bはスライドレバーのそれぞれのスライド溝0406a、0406bの分岐部に移動する。
図4Cはこの状態を示す。ディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405はばね0409、0410の付勢力によって反時計回り方向(H方向)に回転しようと、すなわち案内片(L)0404a、案内片(R)0405aがディスク0402aを正面側上方向(C方向)に移動させようとディスクに付勢力を与えるが、ディスクはディスク案内片と当接し、移動を規制され、ディスクガイドアーム(L)とディスクガイドアーム(R)の回転動作も規制されることとなり、トレイが装置内方向へ更に移動すると、スライド突起(L)0404bとスライド突起(R)0405bはスライドレバーのそれぞれのスライド溝の下側案内溝(ア)、(ウ)に案内されることとなる。
【0031】
更にモーターが回転し、トレイが装置内方に移動し、所定の位置まで移動するとトレイの移動は停止し、シフター0408が正面側下方向(D方向)に移動し始める。ディスクがターンテーブルに確実にチャッキングされるようにするため、案内片(L)0406a、案内片(R)0406bを位置させる様にスライドレバーのそれぞれのスライド溝0406a、0406bの下側案内溝(ア)、(ウ)が形成されている。さらにトレイの筺体内への移動が完了すると、図示しないトラバースメカがディスク面方向に移動する。
図4Dはトラバースメカが移動を完了し、ディスクがターンテーブルにチャッキングされた位置である。
【0032】
ディスクがチャッキングした後、更にモーターが回転しシフター0408が正面側下方向(D方向)に移動すると、スライドレバー0406はシフターのスライドレバー係合片0608aと係合ピン1006dと係合し、スライドレバーは正面側から見て右方向(B方向)にばね0411の付勢に抗して移動する。スライドレバーの移動に伴い、スライド突起(L)とスライド突起(R)はスライドレバーのそれぞれのスライド溝の下側案内溝(ア)、(ウ)の傾斜部に係合し、ディスクガイドアーム(L)とディスクガイドアーム(R)は時計回り方向(G方向)に回転し、案内片(L)0404a、案内片(R)0405aはディスク0402aから退避し、ディスクが回転可能にターンテーブルに支持される。
図4Eはこの状態であり、ローディング完了状態となる。
【0033】
トレイ0401の装置外方に移動する際には、上記と逆方向の移動を行う。
モーターの逆方向の回転に伴い、シフター0408が正面側上方向(C方向)に移動すると、スライドレバー0406は、シフター0408のスライドレバー係合片0408aと係合ピン0406dとの係合が外れ、ばね0411の付勢力により正面側から見て左方向(A方向)に移動し、スライド突起(L)0404bとスライド突起(R)0405bはスライドレバー0406のスライド溝0406a、0406bの下側案内溝(ア)、(ウ)の傾斜部から平坦部に移動し、ディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405は反時計回り方向(H方向)に回転し、案内片(L)0404a、案内片(R)0405aはディスク0402aに当接する。更にシフター0408が正面側上方向(C方向)に移動すると、図示しないトラバースメカはトレイ0401側から退避方向に移動し、図示しないターンテーブルはディスク0402aから退避し、ディスク0402aは案内片(L)0404a、案内片(R)0405aによって支持される。
【0034】
更にシフター0406が移動するとトレイ0401は正面側から見て右方向(B方向)に移動し、スライドレバー0406はばね0411の付勢力により正面側から見て左方向(A方向)に移動する。更にトレイ0401が右方向(B方向)に移動するとディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405のそれぞれのスライド突起(L)0404bとスライド突起(R)0405bはスライドレバー0406のスライド溝0406a、0406bの分岐部に移動する。ディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405はディスク0402aがディスク案内片0403bと当接するために回転移動を規制され、トレイ0401が装置外方向(B方向)へ更に移動すると、スライド突起(L)0404bとスライド突起(R)0405bはスライドレバー0406のスライド溝0406a、0406bの初期位置に案内されることとなり、ディスクガイドアーム(L)0404とディスクガイドアーム(R)0405の案内片(L)0404a、案内片(R)0405aは下側に位置した状態でトレイ0401及びディスク0402aがディスク挿入・取り出しを行う位置に移動する。
【0035】
(8cmディスクの時のディスクガイドアームの動作)
図5Aから図5Eは8cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図である。
図5Aはトレイが装置外方に引き出された状態でディスク挿入・取り出しを行なう位置である。スライドレバー0506はばね0511の付勢力によって左方に移動した状態にあり、ディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505はディスクガイドアームのそれぞれのスライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bがスライドレバー0506のスライド溝0506a、0506bにそれぞれ係合することによりばね0509、0510の付勢力に抗して時計回り方向に回転し、案内片(L)0504a、案内片(R)0505aは下方に移動された状態にある。操作者はトレイディスクポケット12とトレイの凹部0501aの間にディスクを挿入する。
小径のディスク0502bは曲率の違いにより案内片(L)0504a、案内片(R)0505aの位置によってはディスクが正面側下方向に位置する為、ディスク0502bは取出し易さ等を考慮して案内片(L)0504a、0505aではなく、ディスクポケット(図示されない)あるいはトレイ0501からの突起もしくはスライドレバー0506からの突起で支持してもよい。
【0036】
この状態からトレイ0501が装置内方(A方向)に移動する。
図5Bはスライドレバー0506の当接片0506cとベース0503のスライドレバー当接ピン0503aとが当接を開始する位置までトレイ0501がA方向に移動した位置である。スライドレバー0506の当接片0506cとベース0503のスライドレバー当接ピン0503aが当接し、この時点でスライドレバー0506の装置内方への移動が停止する。すなわち、トレイ0501は更に装置内方へ移動する為、トレイ0501とスライドレバー0506の移動が開始される位置である。この状態でディスク0502bは装置内に移動しており、ディスクはベース0503に形成されたディスク案内片0503bの正面側下方向(D方向)に位置するが、ディスク0502bとディスク案内片0503bは十分に離間している。
【0037】
この状態からトレイ0501が更に装置内方へ移動し、ベース0503のスライドレバー当接ピン0503aと当接したスライドレバー0506が相対的にトレイ0501上で移動すると、ディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505のそれぞれのスライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bはスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの分岐部に移動する。
図5Cはこの状態を示す。ディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505はばね0509、0510の付勢力によって反時計回り方向(H方向)に回転し、案内片(L)0504a、案内片(R)0505aによりディスク0502bは正面側上方向(C方向)に移動することとなり、トレイ0501が装置内方向へ更に移動すると、スライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bはスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの上側案内溝(イ)、(エ)に案内されることとなる。
【0038】
更にモーターが回転し、トレイ0501が装置内方に移動し、所定の位置まで移動するとトレイ0501の移動は停止し、シフター0508が正面側下方向(D方向)に移動し始める。ディスク0502bがターンテーブルに確実にチャッキングされる様に、案内片(L)0504a、案内片(R)0505aを位置させる様にスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの上側案内溝(イ)、(エ)が形成されている。さらにトレイの筺体内への移動が完了すると、図示しないトラバースメカがディスク面方向に移動する。
図5Dはトラバースメカが移動を完了し、ディスクがターンテーブルにチャッキングされた位置である。
【0039】
ディスク0502bがチャッキングした後、更にモーターが回転しシフター0508が正面側下方向(D方向)に移動すると、スライドレバー0506は、図6に示したシフター0608のスライドレバー係合片0608aと図10に示す係合ピン1006dと係合し、スライドレバー0506は正面側から見て右方向(B方向)にばね0511の付勢に抗して移動する。スライドレバー0506の移動に伴い、スライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bはスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの上側案内溝(イ)、(エ)の左端部の傾斜部に係合し、ディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505は時計回り方向(G方向)に回転し、案内片(L)0504a、案内片(R)0505aはディスク0502bから退避し、ディスク0502bが回転可能にターンテーブルに支持される。
図5Eはこの状態であり、ローディング完了状態となる。
【0040】
トレイ0501の装置外方に移動する際には、上記と逆方向の移動を行う。
モーターの逆方向の回転に伴い、シフター0508が正面側上方向(C方向)に移動すると、スライドレバー0506は、シフター0508のスライドレバー係合片0508aと係合ピン0506dとの係合が外れ、ばね0511の付勢力により正面側から見て左方向(A方向)に移動し、スライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bはスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの上側案内溝(イ)、(エ)の左端傾斜部から平坦部に移動し、ディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505は反時計回り方向(H方向)に回転し、案内片(L)0504a、案内片(R)0505aはディスク0502bに当接する。更にシフター0508が正面側上方向(C方向)に移動すると、図示しないトラバースメカはトレイ0501側から退避方向に移動し、図示しないターンテーブルはディスク0502bから退避し、ディスク0502bは案内片(L)0504a、案内片(R)0505aによって支持される。
【0041】
更にシフター0508が移動するとトレイ0501は正面側から見て右方向(B方向)に移動し、スライドレバー0506はばね0511の付勢力により正面側から見て左方向(A方向)に移動する。更にトレイ0501が右方向(B方向)に移動するとディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505のそれぞれのスライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bはスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの上側案内溝(イ)、(エ)の右側傾斜部と当接し、ばね0511の付勢力に伴うスライドレバー0506の移動により、傾斜に添って摺動し、トレイ0501が装置外方向(B方向)へ更に移動すると、スライド突起(L)0504bとスライド突起(R)0505bはスライドレバーのスライド溝0506a、0506bの初期位置に案内されることとなり、ディスクガイドアーム(L)0504とディスクガイドアーム(R)0505の案内片(L)0504a、案内片(R)0505aは下側に位置した状態でトレイ0501及びディスクがディスク挿入・取り出しを行う位置に移動する。
【0042】
(ディスクポケット)
既述のように、本件発明のディスク装置はディスクポケットを有することが望ましい。このディスクポケットは、トレイに設けられ、トレイとともにディスクを緩やかに挟みこみディスク載置時のディスク転倒を防止するように構成される。
図13は、ディスクポケットの形状の一例を示す。このうち、(a)は正面図、(b)は正面側からの斜視図、(c)は背面側からの斜視図である。具体的には、ディスクポケット1312にはトレイに取り付けられる為の複数のボス1312dと複数の爪1312eが設けられ、ディスクの倒れを防止する為の突起1312bが設けられる。また下側には主に8cmディスクを支持する為のリブ1312cが設けられても良い。また上側中央にはディスクを取り出しやすくする為の円弧状の縁部1312aが形成されても良い。これにより、単にディスクをポケット内に挿入するだけで自然にディスクが案内片の上に当接させられるようにディスクの位置が規制されることになるので、さらに操作性を向上させることが可能となる。
【0043】
図12は、ディスクポケット1212を有するディスク装置1200の外観の一例を示す。本図は、図4Aなどと同様、装置筺体1203から引き出されたトレイ1201にディスク1202が載置された状態であり、ローディング動作の初期状態である。
かかる構成により、上述のスライドレバー、ディスクガイドアーム等を利用して異なる径のディスクを区別してそれぞれ正位置にローディング可能な縦置トレイ方式のディスクドライブ装置の提供をより好適に実現することが可能となる。
【0044】
<効果>
本実施例の発明により、ユーザがトレイにディスクを載置する際に、異なる径のディスクをそれぞれ所定の位置に設置する必要がなく、操作性に優れたディスクドライブ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本件発明のディスクドライブ装置の外観の一例を示す図
【図2】筺体を除去した状態での本件発明のディスクドライブ装置を示す図
【図3】ディスクポケット設けられた軸にディスクガイドアームが軸支されている状態の一例を示す図
【図4A】12cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図4B】12cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図4C】12cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図4D】12cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図4E】12cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図5A】8cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図5B】8cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図5C】8cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図5D】8cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図5E】8cmディスクでの各位置における各部品の係合関係を示す正面図
【図6】本件発明のディスクドライブ装置の駆動部の一例を示す正面図
【図7】トレイの形状の一例を示す正面図
【図8】ディスクガイドアーム(L)の形状の一例を示す図
【図9】ディスクガイドアーム(R)の形状の一例を示す図
【図10】スライドレバーの形状の一例を示す図
【図11】トレイとスライドレバー及びディスクガイドアーム(L)とディスクガイドアーム(R)の結合状態を示す図
【図12】ディスクポケットを有するディスク装置の外観の一例を示す図
【図13】ディスクポケットの形状の一例を示す図
【符号の説明】
【0046】
0200 ディスクドライブ装置
0201 トレイ
0202a 12cmディスク
0202b 8cmディスク
0203 筐体(ベース)
0204 ディスクガイドアーム(L)
0204a 案内片(L)
0205 ディスクガイドアーム(R)
0205a 案内片(R)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なる径のディスクを区別してそれぞれ正位置にローディング可能な縦置トレイ方式のディスクドライブ装置であって、
異なる径のディスクを配置可能なトレイ部と、
各径のディスクを配置したトレイを装置内に引き込み駆動する駆動部と、
引き込み動作に応じてディスク端縁を支えながらディスク読取所定位置に移動するディスクガイドアームと、
ディスクガイドアームに配置されるスライド突起と、
トレイの駆動によって装置内に引き込まれ、ディスクガイドアームのスライド突起を引き込み動作によりスライドさせることでディスクガイドアームをディスク径に応じたディスク読取所定位置に移動させる溝であって、ディスクガイドアームへのディスク当接タイミングに応じてスライド突起に選択されるべき複数のスライド溝を備えたスライドレバーとを有するディスクドライブ装置。
【請求項2】
トレイ引き込み動作において、比較的大径のディスクではディスク載置時の高さを維持し、比較的小径のディスクでは正位置の高さとなるようにディスクガイドアームが移動することでスライド溝を選択することを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
【請求項3】
スライドレバーはスライド溝の終端に傾斜部を有し、ディスクをディスク読取所定位置に移動させた後にスライドレバーを移動させることによりスライド突起を傾斜部まで移動させてディスクガイドアームをディスクから退避させるようにした請求項1または2に記載のディスクドライブ装置。
【請求項4】
ディスクガイドアームは、それぞれトレイ上に軸支されており、トレイの引き込み動作に応じてゆるむことで、ディスクガイドアームに連結しているばねを介して軸を支点として回動するように構成され、
前記ディスクガイドアームの回動によって、前記比較的小径のディスクに対する当接動作が行われる請求項1から3のいずれか一に記載のディスクドライブ装置。
【請求項5】
トレイにはトレイとともにディスクを緩やかに挟みこみディスク載置時のディスク転倒を防止するように構成されたディスクポケットを有する請求項1から4のいずれか一に記載のディスクドライブ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−223960(P2009−223960A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−68106(P2008−68106)
【出願日】平成20年3月17日(2008.3.17)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】