説明

ディスクドライブ装置

【課題】迅速な動作を極力確保しつつ、円滑で安定なイジェクト動作を行うことができるディスクドライブ装置を提供する。
【解決手段】トレイ収容位置とトレイオープン位置との間で移動するトレイと、光ディスクのクランプ解除位置とクランプ位置との間で移動するトラバース部と、トレイのトレイオープン動作とトラバース部のクランプ解除動作を行うローディングモータと、クランプ解除動作でトラバース部がクランプ解除位置に移動したことを検出する最内周検出スイッチと、イジェクト動作が選択されると、ローディングモータを駆動し、最内周検出スイッチの検出タイミングに基づいてローディングモータの駆動トルクを制御する制御手段とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CD、DVD、BD等の記録または、再生を行うディスクドライブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のディスクドライブ装置は、装置外のCD等を装置内に装着するインジェクト動作と、装置内に装着されたCD等を装置外に排出するイジェクト動作を行うローディングモータを備えている。そして、特許文献1にはローディングモータをトルク制御する技術が開示されている。
【0003】
つまり、特許文献1の光ディスクドライブ装置は、イジェクト動作の開始時には、ローディングモータの駆動トルクを100%として駆動し、300msec後に徐々に減衰を開始し、600msec時に駆動トルクを70%まで減衰し、それ以降は70%を維持してイジェクト完了位置まで定速で駆動する。
【0004】
これにより、イジェクト動作の前半では高トルク駆動し、イジェクト動作の後半では低トルク駆動することにより、迅速な動作を極力確保しつつ、イジェクト完了位置の近傍でのトレイの振動を有効に抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−144354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来の光ディスクドライブ装置では、ローディングモータの駆動トルク制御をイジェクト動作開始からの時間経過によって制御する。そのため、機構部品の精度誤差やバラツキによって、又、機構部品の経時変化、使用温度等による形状変化によってイジェクト動作が不安定になる恐れがある。
【0007】
例えば、一つのローディングモータで光ディスクのクランプ動作と光ディスクの搬送動作を行うとき光ディスクのクランプ解除動作が600msecを過ぎても完了しない場合、ローディングモータの駆動トルク不足でクランプ解除動作が停止してしまう恐れがある。又、トレイオープン動作開始時点で駆動トルクが高い場合、トレイオープン動作開始振動を抑制できない恐れがある。従って、前記従来の光ディスクドライブ装置では、迅速な動作を極力確保しつつ、円滑で安定なイジェクト動作を行うことができない恐れがある。
【0008】
そこで、本発明は、迅速な動作を極力確保しつつ、円滑で安定なイジェクト動作を行うことができるディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ディスク(4)を載置するディスク載置面(11)を有し、トレイ収容位置とトレイオープン位置との間で移動するトレイ(10)と、前記ディスク(4)を前記ディスク載置面(11)に載置した状態とするクランプ解除位置と、前記ディスク(4)を回転可能とするクランプ位置との間で移動するトラバース部(20)と、前記トレイ(10)のトレイ収容位置からトレイオープン位置へのトレイオープン動作と前記トラバース部(20)のクランプ位置からクランプ解除位置へのクランプ解除動作を行うための駆動源であるローディングモータと、クランプ解除動作で前記トラバース部(20)がクランプ解除位置に移動したことを検出するクランプ解除検出手段(5)と、(SW1)と、イジェクト動作が選択されると、前記ローディングモータ(M1)を駆動し、前記クランプ解除検出手段(5)、(SW1)の検出タイミングに基づいて前記ローディングモータ(M1)の駆動トルクを制御する制御手段(50)とを備えたことを特徴とする。
【0010】
前記トラバース部(20)と共に変移し、イジェクト動作が選択されると、待避位置方向に移動するピックアップ部(27)と、前記ピックアップ部(27)が待避位置に移動したことを検出するピックアップ待避検出手段(SW1)と、前記トラバース部(20)のクランプ位置からクランプ解除位置への移動過程で前記ピックアップ部(27)を待避位置方向とは逆方向に押圧して、前記ピックアップ部(27)を前記ピックアップ待避検出手段(SW1)の非検出位置まで変移させるピックアップ押圧部(5)とを備え、前記クランプ解除検出手段(SW1)は、前記ピックアップ待機検出手段(SW1)が兼用する構成とすることが好ましい。
【0011】
前記ピックアップ押圧部(5)は、前記トラバース部(20)の下方位置に配置されたボス部(5)であることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、迅速な動作を極力確保しつつ、円滑で安定なイジェクト動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)はアッパーケース及びトレイを除いた光ディスクドライブ装置の斜視図、(b)はローディング駆動機構の要部概略側面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、アッパーケースを外した光ディスクドライブ装置の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、クランプ解除動作とトレイオープン動作を行う要部機構で、クランプ状態の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、クランプ解除動作とトレイオープン動作を行う要部機構で、トレイオープン状態の側面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、トラバース部の昇降を説明する斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、トラバース部がクランプ位置に位置し、光ピックアップ部が最内周位置に位置する状態を側面から見た断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、トラバース部がクランプ解除位置に位置し、光ピックアップ部が最内周位置から外周側に変移した状態を側面から見た断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、光ディスクドライブ装置の要部回路ブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、イジェクト動作の制御フローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態を示し、イジェクト動作におけるローディングモータの駆動トルクの変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図10は本発明の一実施形態を示す。図1〜図5において、ディスクドライブ装置である光ディスクドライブ装置1は、上面がアッパーケース(図示せず)で閉塞されたロアーケース2と、ロアーケース2内に収容されたトレイ10と、同じくロアーケース2内に収容されたトラバース部20と、トレイ10とトラバース部20を移動するローディング駆動機構30とを有する。
【0016】
ロアーケース2の前面には、トレイ10が突出するための開口部3が設けられている。
【0017】
トレイ10は、ディスクである光ディスク4を載置するディスク載置面11を有する。トレイ10には、上下面を貫通する開口部12が形成されている。この開口部12よりターンテーブル21がトレイ10の下方側から上方側へ進入できるようになっている。トレイ10は、ロアーケース2の前後方向(A方向)にスライド自在に配置されている。トレイ10は、このスライド移動によって、ロアーケース2内のトレイ収容位置(図1〜図3の位置)とロアーケース2より突出するトレイオープン位置(図4の位置)との間で変移する。トレイ10内には、下記するドライブギア部38に噛み合い可能なピニオン部(図示せず)が設けられている。トレイ10は、このピニオン部(図示せず)から受けるローディングモータM1の移動力によってA方向にスライド移動する。
【0018】
トラバース部20には、ディスク回転モータM2が固定されている。ディスク回転モータM2(図8に示す)の回転軸にはターンテーブル21が固定されている。ターンテーブル21の真上位置には、クランプ部材22が配置されている。
【0019】
トラバース部20は、その両側面と前端面に沿って固定されたホルダプレート23を有する。このホルダプレート23の両側面には、ガイド支持ピン24が突設されている。一対のガイド支持ピン24は、ロアーケース2に上下動自在に支持されている。トラバース部20は、その後端の揺動支持部25を介してロアーケース2に回転自在に支持されている。トラバース部20は、揺動支持部25を中心とし、一対のガイド支持ピン24にガイドされてB方向に揺動可能である。トラバース部20は、この揺動によって、トレイ収容位置に位置する光ディスク4をディスク載置面に載置した状態とするクランプ解除位置(図4の位置)と、トレイ収容位置に位置する光ディスク4を回転可能とするクランプ位置(図3の位置)との間で変移する。クランプ解除位置は、トレイ10に対し斜め下方となる降下位置である。クランプ位置は、トレイ10の直ぐ下で、且つ、トレイ10に平行となる上方位置である。
【0020】
ホルダプレート23の前端面には、ガイドピン26が突設されている。
【0021】
ローディング駆動機構30は、ロアーケース2に固定されたローディングモータM1と、ロアーケース2に支持された回転伝達機構部31と、この回転伝達機構部31より移動力を受けるスライドカムプレート40とを有する。
【0022】
回転伝達機構部31は、図1(a)、(b)に詳しく示すように、ローディングモータM1の回転軸に固定された第1プーリ32と、ロアーケース2に支持された第2プーリ33と、第1プーリ32と第2プーリ33間に掛け渡されたベルト34と、第2プーリ33に一体に固定された第1中間ギア部35と、この第1中間ギア部35に噛み合う第2中間ギア部36と、第2中間ギア部36に噛み合う第3中間ギア部37と、この第3中間ギア部37に一体に固定されたドライブギア部38とから構成されている。
【0023】
スライドカムプレート40は、トラバース部20の前端部に沿ってスライド自在に支持されたL字状のプレートである。スライドカムプレート40の上面部には、ドライブギア部38が噛み合い可能なラック部41が設けられている。スライドカムプレート40の上面部には、押圧ボス部42が突設されている。スライドカムプレート40の垂直部には、2箇所にガイド溝43が設けられている。この各ガイド溝43にトラバース部20のガイドピン26が係止されている。
【0024】
ローディングモータM1が回転すると、回転伝達機構部31を介してスライドカムプレート40がa矢印方向(図1(a)、図5に示す)にスライド移動する。すると、ガイド溝43に沿ってガイド支持ピン24が下方に変移され、トラバース部20がクランプ位置からクランプ解除位置に変移する。この状態から更にローディングモータM1が回転すると、スライドカムプレート40のラック部41との噛み合いが外れてスライドカムプレート40のスライド移動は停止される。又、スライドカムプレート40がスライド停止する手前のスライド過程で押圧ボス部42がトレイ10を押圧し、トレイ10がトレイ収容位置からトレイオープン位置に少し移動する。このトレイ10の移動によって、スライドカムプレート40が移動する動きからトレイ10を出す方向の動きに切り換えるためドライブギア部38がトレイ10のラック部(図示せず)と噛み合いを開始する。そして、それ以降は、ドライブギア部38からの回転力によってトレイ10がトレイオープン位置にスライド移動する。このようにしてローディングモータM1の駆動力によって、トラバース部20のクランプ位置からクランプ解除位置へのクランプ解除動作と、トレイ10のトレイ収容位置からトレイオープン位置へのトレイオープン動作とからなるイジェクト動作を行う。又、ローディングモータM1の逆回転によって、トレイ10のトレイオープン位置からトレイ収容位置へのトレイ収容動作と、トラバース部20のクランプ解除位置からクランプ位置へのクランプ動作からなるインジェクト動作を行う。
【0025】
また、図1(a)、図6及び図7に示すように、トラバース部20には、光ディスク4との間で光信号の授受を行うピックアップ部である光ピックアップ部27が配置されている。光ピックアップ部27は、一対のスライド支持軸28によって光ディスク4のラジアル方向にスライド自在に支持されている。光ピックアップ部27は、ピックアップ移動モータM3(図8に示す)の駆動力によって、光ディスク4の最外周位置と最内周位置間を少なくともスライド位置に移動する。光ピックアップ部27は、最内周位置とこれより少し外周側位置(最内周位置から7mm程度)との範囲では、トレイオープン動作するトレイ10に干渉せず、これより外周側の範囲では、トレイオープン動作するトレイ10の開口部12のエッジ部10A(図2にて、明確化のためハッチング表示)と干渉する。このため、光ピックアップ部27は、イジェクト動作が選択されると、トレイ10との干渉を避けるために、退避位置である最内周位置に移動する。
【0026】
ロアーケース2には、ピックアップ待避検出手段である最内周検出スイッチSW1が設けられている。最内周検出スイッチSW1は、光ピックアップ部27が待避位置である最内周位置に移動したことを検出する。
【0027】
ロアーケース2には、トラバース部20の下方位置にピックアップ押圧部であるボス部5が設けられている。このボス部5は、上部に傾斜面5aを有する。ボス部5の傾斜面5aは、トラバース部20のクランプ位置からクランプ解除位置への移動過程で光ピックアップ部27を待避位置とは逆方向、つまり、内周側に徐々に押圧し、光ピックアップ部27を最内周検出スイッチSW1の非検出位置まで変移させる。従って、最内周検出スイッチSW1は、クランプ解除完了を検出するクランプ解除検出手段を兼用する。
【0028】
次に、光ディスクドライブ装置1の主な制御系を説明する。図8に示すように、制御手段50には、操作部51からの入力指令信号、最内周検出スイッチSW1の検出信号、トレイオープン完了検出スイッチSW2(図8に示す)の検出信号等が入力される。制御手段50は、入力指令信号等に基づいてローディングモータM1、ディスク回転モータM2、ピックアップ移動モータM3等を制御する。ローディングモータM1については、駆動トルクの制御をも行う。制御手段50は、イジェクト動作では、図9に示すフローを実行する。このフロー内容については、下記に説明する。
【0029】
次に、光ディスクドライブ装置1の動作を図9のフローに沿って説明する。トレイ10はトレイ収容位置に、トラバース部20はクランプ位置に位置し、光ディスク4の記録・再生可能状態にあるものとする(図3参照)。この状態にあって、操作部51によってイジェクト動作が選択されると、光ディスク4が回転中であれば、ディスク回転モータM2の駆動が停止される(ステップS1)。又、ピックアップ移動モータM3の駆動によって光ピックアップ部27を内周側に移動する(ステップS2)。光ピックアップ部27の内周側への移動は、最内周検出スイッチSW1がオンするまで続ける(ステップS3)。光ディスク4の回転が停止され、且つ、図6に示すように、光ピックアップ部27が最内周位置まで移動されると、最内周検出スイッチSW1がオンされる(ステップS3)。
【0030】
最内周検出スイッチSW1がオンされると、ローディングモータM1の駆動が開始される。ローディングモータM1は、駆動トルク100%で駆動される(ステップS4)。このローディングモータM1の駆動によって、トラバース部20は、クランプ位置からクランプ解除位置に変移する(ステップS5)。このトラバース部20の移動によって光ディスク4がクランプ解除される(ステップS6)。又、図7に示すように、トラバース部20の移動によって光ピックアップ部27がボス部5によって強制的に外周側に移動される(ステップS7)。光ピックアップ部27の外周側への移動によって最内周検出スイッチSW1がオフとなるまでトラバース部の下降動作を続ける(ステップS8)。最内周検出スイッチSW1がオフとなったタイミングでローディングモータM1の駆動トルクが70%に切り替えられる(ステップS9)。
【0031】
最内周検出スイッチSW1がオフとなるタイミングは、クランプ解除動作が完了し、トレイオープン動作に切り替わるタイミングであるため、ローディングモータM1の70%の駆動トルクによってトレイ10のオープン動作が開始される(ステップS10)。トレイ10のオープン動作は、トレイオープン完了検出スイッチSW2が検出するまで続ける(ステップS11)。図4に示すように、トレイ10がトレイオープン位置まで移動され、トレイオープン完了検出スイッチSW2が検出すると(ステップS11)、ローディングモータM1の駆動が停止される(ステップS12)。これで、イジェクト動作が完了する。
【0032】
以上説明したように、イジェクト動作にあって、クランプ解除動作の完了を最内周検出スイッチSW1によって検出できるので、クランプ解除動作とトレイオープン動作の切り替わりタイミングを認識できる。そのため、上記動作で説明したように、ローディングモータM1の駆動トルクをクランプ解除動作とトレイオープン動作でそれぞれ所望の値に切り替えてイジェクト動作を行うことができる。従って、機構部品の精度誤差やバラツキによって、又、機構部品の経時変化、使用温度等による形状変化によってイジェクト動作が不安定になることがなく、迅速な動作を極力確保しつつ、円滑で安定なイジェクト動作を行うことができる。具体的には、図10に示すように、ローディングモータM1の駆動トルクをクランプ解除動作では100%で行うことにより、極力迅速なイジェクト動作を確保できる。ローディングモータM1の駆動トルクをトレイオープン動作では70%で行うことにより、トレイオープン完了位置の近傍でのトレイ10の振動のみならずトレイオープン開始位置の近傍でのトレイ10の振動をも抑制でき、円滑で安定なイジェクト動作を行うことができる。
【0033】
この実施形態では、クランプ解除検出手段は、最内周検出スイッチSW1が兼用する。最内周検出スイッチSW1は、光ディスクドライブ装置1には通常設置されている部品であるため、ボス部5のみの付加と制御フローの簡単な変更のみで本発明を実行できる。
【0034】
ピックアップ押圧部は、トラバース部20の下方位置に配置されたボス部5であるため、非常に簡単で低コストである。
【0035】
尚、この実施形態によれば、本発明を光ディスクドライブ装置1に適用したが、光ディスク4以外のドライブ装置にも適用できる。
【符号の説明】
【0036】
1 光ディスクドライブ装置(ディスクドライブ装置)
4 ディスク(光ディスク)
5 ボス部(ピックアップ押圧部)
10 トレイ
11 ディスク載置面
20 トラバース部
27 光ピックアップ部(ピックアップ部)
50 制御手段
M1 ローディングモータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクを載置するディスク載置面を有し、トレイ収容位置とトレイオープン位置との間で移動するトレイと、
前記ディスクを前記ディスク載置面に載置した状態とするクランプ解除位置と、前記ディスクを回転可能にクランプするクランプ位置との間で移動するトラバース部と、
前記トレイのトレイ収容位置からトレイオープン位置へのトレイオープン動作と前記トラバース部のクランプ位置からクランプ解除位置へのクランプ解除動作を行うための駆動源であるローディングモータと、
クランプ解除動作で前記トラバース部がクランプ解除位置に移動したことを検出するクランプ解除検出手段と、
イジェクト動作が選択されると、前記ローディングモータを駆動し、前記クランプ解除検出手段の検出タイミングに基づいて前記ローディングモータの駆動トルクを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするディスクドライブ装置。
【請求項2】
請求項1記載のディスクドライブ装置であって、
前記トラバース部と共に変移し、イジェクト動作が選択されると、待避位置方向に移動するピックアップ部と、
前記ピックアップ部が待避位置に移動したことを検出するピックアップ待避検出手段と、
前記トラバース部のクランプ位置からクランプ解除位置への移動過程で前記ピックアップ部を待避位置方向とは逆方向に押圧して、前記ピックアップ部を前記ピックアップ待避検出手段の非検出位置まで変移させるピックアップ押圧部とを備え、
前記クランプ解除検出手段は、前記ピックアップ待機検出手段が兼用することを特徴とするディスクドライブ装置。
【請求項3】
請求項2記載のディスクドライブ装置であって、
前記ピックアップ押圧部は、前記トラバース部の下方位置に配置されたボス部であることを特徴とするディスクドライブ装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2012−138134(P2012−138134A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288300(P2010−288300)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】