説明

ディスク再生装置、ディスク再生方法

【課題】ハイブリッドディスクを再生する際に、好適な記録面を効率的に選択するディスク再生装置を提供する。
【解決手段】BD規格とDVD規格の記録面を含む光ディスク媒体600を再生し、出力装置に出力するディスク再生装置100において、CPU112は、出力装置とHDMI端子ケーブル300を介して接続されているときにBD規格の記録面を再生し、出力装置とD端子ケーブル500を介して接続されているときにDVD規格の記録面を再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッドディスクを再生するディスク再生装置、及び、ディスク再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、異なる規格の複数の記録層を備える光ディスク(以下、ハイブリッドディスク)が規格化されている。
【0003】
例えば、BD(Blu-ray Disc)規格の記録層(以下、BD層)とDVD(Digital Versatile Disc)規格の記録層(以下、DVD層)とを備えるハイブリッドディスク、BD規格の記録層とDVD規格の記録層とCD(Compact Disc)規格の記録層(以下、CD層)とを備えるハイブリッドディスク等が規格化されている。(例えば、特許文献1)
【0004】
ハイブリッドディスクをディスク再生装置で再生させ、出力装置に表示させる場合、出力装置は、ハイブリッドディスクが準拠する規格を全てサポートしているとは限らない。このため、ユーザは、出力装置の仕様に合わせて、再生する記録層の規格を選択するか、もしくは、優先して再生する規格をディスク再生装置に対して予め設定する必要があった。例えば、BD層とDVD層に同一のコンテンツが記録されているハイブリッドディスクを再生する場合に、ユーザ自らが、いずれの記録層を再生するのかを、選択及び設定する必要があった。そのため、ディスク再生装置の操作をする上で手間がかかり、不便で効率が低かった。
【特許文献1】特開2001−176129号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ハイブリッドディスクを再生する際に、好適な記録層を効率的に選択するディスク再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るディスク再生装置は、
出力装置に接続され、複数の規格に準拠する記録面を備えるハイブリッドディスクを再生し、出力装置に出力するディスク再生装置であって、
前記出力装置の仕様を特定する仕様情報を取得する仕様取得手段と、
前記ハイブリッドディスクに含まれる複数の規格の記録面の内、前記仕様取得手段により取得した仕様情報で特定される規格の記録面を再生する第1の再生手段と、
前記仕様取得手段により仕様情報が取得できないときに、所定の規格の記録面を再生する第2の再生手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0007】
例えば、前記仕様取得手段は、前記出力装置が当該ディスク再生装置と相互に通信する機能を備えるか否かを判別する判別手段を備え、
前記第1の再生手段は、相互通信機能を備える出力装置が準拠する規格の記録面を再生する、
ことを特徴としてもよい。
【0008】
本発明の第2の観点に係るディスク再生方法は、
複数の規格に準拠する記録面を備えるハイブリッドディスクを再生し、出力装置に出力するディスク再生装置のディスク再生方法であって、
前記出力装置の仕様を特定する仕様情報を取得する仕様取得ステップと、
前記ハイブリッドディスクに含まれる複数の規格の記録面の内、前記仕様取得ステップで取得した仕様情報で特定される規格の記録面を再生する第1の再生ステップと、
前記仕様取得ステップで仕様情報が取得できないときに、所定の規格の記録面を再生する第2の再生ステップと、を備える、
ことを特徴とする。
【0009】
例えば、前記仕様取得ステップは、前記出力装置が当該ディスク再生装置と相互に通信する機能を備えるか否かを判別する判別ステップを備え、
前記第1の再生ステップは、相互通信機能を備える出力装置が準拠する規格の記録面を再生する、
ことを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のディスク再生装置は、ハイブリッドディスクを再生する場合に、出力装置の仕様によって、最適な規格を選択するので、ユーザに手間をかけさせない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態に係るディスク再生装置100について説明する。ディスク再生装置100は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)端子とD端子とを備え、BD規格とDVD規格とCD規格の光ディスクを再生することができる。ディスク再生装置100は、図1に示すように、HDMI端子ケーブル300を介してHDMI規格のモニタであるHDMI機能付出力装置200と接続される場合と、図2に示すように、D端子ケーブル500を介してHDMI規格ではないモニタであるHDMI機能無し出力装置400と接続される場合とがある。
【0012】
ディスク再生装置100は、図3に示すように、光ピックアップ101と、ディスク設置部102と、信号処理部103と、MPEGデコーダ104と、I/Pコンバータ105と、スケーラ106と、HDMIトランスミッタ107と、ビデオエンコーダ108と、ビデオアンプ109と、操作部110と、表示部111と、CPU(Central Processing Unit)112と、記憶部113と、バス114と、から構成される。また、ディスク再生装置100は、その内部に光ディスク媒体600を装填し、再生する。
【0013】
光ピックアップ101は、光ディスク媒体600にレーザ光を照射し、その反射光を受光し、電気信号に変換し、信号処理部103に供給する。
【0014】
ディスク設置部102は、光ディスク媒体600を設置し、回転駆動させる。
【0015】
信号処理部103は、光ピックアップ101から供給された電気信号に所定の処理を施し、MPEG(Moving Picture Expert Group)形式のデジタル映像信号と、デジタル音声信号とを生成する。信号処理部103は、MPEG形式のデジタル映像信号をMPEGデコーダ104に供給する。また、信号処理部103は、バス114と接続されている。
【0016】
MPEGデコーダ104は、信号処理部103より供給されたMPEG形式のデジタル映像信号をインタレース方式の信号に復調し、I/Pコンバータ105に供給する。また、MPEGデコーダ104は、バス114と接続されている。
【0017】
I/Pコンバータ105は、供給されたインタレース方式のデジタル映像信号をプログレッシブ方式に変換し、スケーラ106又はビデオエンコーダ108に供給する。また、I/Pコンバータ105は、バス114と接続されている。
【0018】
スケーラ106は、I/Pコンバータ105より供給されたプログレッシブ方式のデジタル映像信号の解像度を変換し、HDMIトランスミッタ107に供給する。
【0019】
HDMIトランスミッタ107は、スケーラ106より供給されたデジタル映像信号を、HDMI端子ケーブル300を介してHDMI機能付出力装置200に供給する。HDMIトランスミッタ107は、バス114と接続される。
【0020】
ビデオエンコーダ108は、I/Pコンバータ105より供給されたプログレッシブ形式のデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換し、ビデオアンプ109に供給する。
【0021】
ビデオアンプ109は、ビデオエンコーダ108より供給されたアナログ映像信号を増幅し、D端子ケーブル500を介してHDMI機能無し出力装置400に供給する。
【0022】
操作部110は、ユーザから操作情報を受け付け、操作に応じた操作信号をCPU112に供給する。例えば、ディスク再生装置100は、ユーザより操作部110を介して光ディスクの再生を指示する信号を受信し、光ディスク媒体600を再生する。
【0023】
表示部111は、ユーザがディスク再生装置100を操作するために必要な情報を表示する。
【0024】
CPU112は、ディスク再生100装置全体を制御する。例えば、CPU112は、HDMI端子ケーブル300を介して出力装置と接続されているか、D端子ケーブル500を介して出力装置と接続されているか、を判別する。その判別結果に応じて、CPU112は、ハイブリッドディスクの複数の規格の記録層の内、どの規格の記録層を再生するかを決定する。
【0025】
記憶部113は、ハードディスク装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などから構成され、OS(Operating System)、制御プログラムと種々のデータを記憶する。
【0026】
HDMI機能付出力装置200は、HDMI規格の端子を備え、HDMI端子ケーブル300を介してHDMIトランスミッタ107と接続される。また、HDMI機能付出力装置200は、HDMIトランスミッタ107より供給されたデジタル映像信号を画像に変換し、表示する。
【0027】
HDMI端子ケーブル300は、HDMI規格のケーブルであり、HPD(Hot Plug Detection)とTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)とDDC(Display Data Channel)の規格の信号線から構成されている。HPDとTMDSの規格の信号線は、HDMIトランスミッタ107とHDMI機能付出力装置200とに接続され、DDC規格の信号線は、バス114とHDMI機能付出力装置200とに接続される。HDMI端子ケーブル300によれば、HDMI機能付出力装置200とディスク再生装置100との間で、通信可能であり、デジタル映像信号、デジタル音声信号、デジタル制御信号の全てが送受信可能である。
【0028】
D端子ケーブル500は、D端子規格によるケーブルであり、アナログ映像信号をビデオアンプ109よりHDMI機能無し出力装置400に伝達する。
【0029】
次に、本発明の実施形態に係る動作について図4,5を参照しながら説明する。
【0030】
先ず、図4に示すフローチャートを参照して、ディスク再生装置100が行うディスク判別処理を説明する。
【0031】
ディスク再生装置100に光ディスク媒体600が装填されると、CPU112は、光ディスク媒体600のTOC(Table Of Contents)情報の読み込みを開始する(ステップS101)。
【0032】
CPU112は、TOC情報の読み込みが終了したか否かを判別する(ステップS102)。
【0033】
TOC情報の読み込みが終了したと判別した場合は(ステップS102;YES)、光ディスク媒体600の種別を表示部111かHDMI機能付出力装置200かHDMI機能無し出力装置400に表示する(ステップS103)。
【0034】
TOC情報の読み込みが終了していないと判別した場合は(ステップS102;NO)、CPU112は、TOC情報の読み込みを開始してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS104)。
【0035】
TOC情報の読み込みを開始してから所定の時間が経過していないと判別した場合は(ステップS104;NO)、処理をステップS102に戻す。
【0036】
TOC情報の読み込みを開始してから所定の時間が経過したと判別した場合は(ステップS104;YES)、光ディスク媒体600の種別を判別できなかった旨を表示部111かHDMI機能付出力装置200かHDMI機能無し出力装置400に表示する(ステップS105)。
【0037】
このようにして、ディスク再生装置100は、光ディスク媒体600の種別を判別する。
【0038】
次に、図5に示すフローチャートを参照して、ディスク再生装置100が行うディスク再生処理を説明する。
【0039】
先ず、ユーザが操作部110を介して光ディスク媒体600を再生するように指示すると、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がハイブリッドディスクであるか否かを判別する(ステップS201)。
【0040】
ステップS201において、光ディスク媒体600がハイブリッドディスクであると判別すると(ステップS201;YES)、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がBD規格の記録面を含むハイブリッドディスクであるか否かを判別する(ステップS202)。
【0041】
ステップS202において、光ディスク媒体600がBD規格の記録面を含むハイブリッドディスクであると判別すると(ステップS202;YES)、CPU112は、出力装置がHDMI端子で接続されているか否かを判別する(ステップS203)。
【0042】
ステップS203において、出力装置がHDMI端子で接続されていると判別すると(ステップS203;YES)、CPU112は、BD規格の記録層を再生して(ステップS204)、処理を完了する。
【0043】
ステップS203において、出力装置がHDMI端子で接続されていないと判別すると(ステップS203;NO)、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がBD/CDハイブリッドディスクであるか否かを判別する(ステップS205)。
【0044】
ステップS205において、光ディスク媒体600がBD/CDハイブリッドディスクではないと判別すると(ステップS205;NO)、CPU112は、DVD規格の記録層を再生して(ステップS206)、処理を完了する。
【0045】
ステップS205において、光ディスク媒体600がBD/CDハイブリッドディスクであると判別すると(ステップS205;YES)、CPU112は、BD規格の記録層を再生して(ステップS207)、処理を完了する。
【0046】
ステップS202において、光ディスク媒体600がBD規格の記録面を含むハイブリッドディスクではないと判別すると(ステップS202;NO)、CPU112は、DVD規格の記録層を再生して(ステップS208)、処理を完了する。
【0047】
ステップS201において、光ディスク媒体600がハイブリッドディスクでないと判別すると(ステップS201;NO)、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がCDディスクであるか否かを判別する(ステップS209)。
【0048】
ステップS209において、光ディスク媒体600がCDディスクではないと判別すると(ステップS209;NO)、CPU112は、光ディスク媒体600がBDディスクであったら(ステップS210;YES)、BD規格の記録層を再生し(ステップS211)、光ディスク媒体600がDVDディスクであったら(ステップS210;NO)、DVD規格の記録層を再生し(ステップS212)、処理を完了する。
【0049】
ステップS209において、光ディスク媒体600がCDディスクであると判別すると(ステップS209;YES)、処理を完了する。
【0050】
このようにして、光ディスク媒体の種別と、HDMI端子で出力装置と接続されているか否かとによって、自動的に再生する記録面を決定することができる。
【0051】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
【0052】
上記実施形態では、ディスク再生装置100は、光ディスク媒体の種別と、HDMI端子で出力装置と接続されているか否かとによって、自動的に再生する記録面を決定した。
【0053】
応用例では、ディスク再生装置100は、HDMI端子で出力装置と接続されている場合、出力装置の仕様情報を取得し、光ディスク媒体の種別と、HDMI端子で出力装置と接続されているか否かと、出力装置の仕様情報とによって、自動的に再生する記録面を決定してもよい。
【0054】
図6に示すフローチャートを参照して、応用例におけるディスク再生処理を説明する。
【0055】
先ず、ユーザが操作部110を介して光ディスク媒体600を再生するように指示すると、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がハイブリッドディスクであるか否かを判別する(ステップS301)。
【0056】
ステップS301において、光ディスク媒体600がハイブリッドディスクであると判別すると(ステップS301;YES)、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がBD規格の記録面を含むハイブリッドディスクであるか否かを判別する(ステップS302)。
【0057】
ステップS302において、光ディスク媒体600がBD規格の記録面を含むハイブリッドディスクであると判別すると(ステップS302;YES)、CPU112は、出力装置がHDMI端子で接続されているか否かを判別する(ステップS303)。
【0058】
ステップS303において、出力装置がHDMI端子で接続されていると判別すると(ステップS203;YES)、CPU112は、出力装置より出力装置の仕様の情報(以下、仕様情報)を取得する(ステップS304)。
【0059】
CPU112は、取得した仕様情報に基づいて出力装置がHD(High Definition)映像に対応しているか否かを判別する(ステップS305)。
【0060】
ステップS305において、出力装置がHD映像に対応していると判別すると(ステップS305;YES)、BD規格の記録層を再生して(ステップS306)、処理を完了する。
【0061】
ステップS305において、出力装置がHD映像に対応していないと判別すると(ステップS305;NO)、処理をステップS307に進める。
【0062】
ステップS303において、出力装置がHDMI端子で接続されていないと判別すると(ステップS303;NO)、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がBD/CDハイブリッドディスクであるか否かを判別する(ステップS307)。
【0063】
ステップS307において、光ディスク媒体600がBD/CDハイブリッドディスクではないと判別すると(ステップS307;NO)、CPU112は、DVD規格の記録層を再生して(ステップS308)、処理を完了する。
【0064】
ステップS307において、光ディスク媒体600がBD/CDハイブリッドディスクであると判別すると(ステップS307;YES)、CPU112は、BD規格の記録層を再生して(ステップS309)、処理を完了する。
【0065】
ステップS302において、光ディスク媒体600がBD規格の記録面を含むハイブリッドディスクではないと判別すると(ステップS302;NO)、CPU112は、DVD規格の記録層を再生して(ステップS310)、処理を完了する。
【0066】
ステップS301において、光ディスク媒体600がハイブリッドディスクでないと判別すると(ステップS301;NO)、CPU112は、予め取得しているTOC情報に基づいて光ディスク媒体600がCDディスクであるか否かを判別する(ステップS311)。
【0067】
ステップS311において、光ディスク媒体600がCDディスクではないと判別すると(ステップS311;NO)、CPU112は、光ディスク媒体600がBDディスクであったら(ステップS312;YES)、BD規格の記録層を再生し(ステップS313)、光ディスク媒体600がDVDディスクであったら(ステップS312;NO)、DVD規格の記録層を再生し(ステップS314)、処理を完了する。
【0068】
ステップS311において、光ディスク媒体600がCDディスクであると判別すると(ステップS311;YES)、処理を完了する。
【0069】
このように、応用例においてディスク再生装置100は、光ディスク媒体の種別と、HDMI端子で出力装置と接続されているか否かと、出力装置の仕様情報とによって、自動的に再生する記録面を決定することができ、出力装置の状況に適合した光ディスク媒体の再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】ディスク再生装置と出力装置との接続例である。
【図2】ディスク再生装置と出力装置との接続例である。
【図3】本発明の実施形態に係るディスク再生装置の構成を示す図である。
【図4】ディスク判別処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】ディスク再生処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】応用例におけるディスク再生処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0071】
100 ディスク再生装置
101 光ピックアップ
102 ディスク設置部
103 信号処理部
104 MPEGデコーダ
105 I/Pコンバータ
106 スケーラ
107 HDMIトランスミッタ
108 ビデオエンコーダ
109 ビデオアンプ
110 操作部
111 表示部
112 CPU
113 記憶部
114 バス
200 HDMI機能付出力装置
300 HDMI端子ケーブル
400 HDMI機能無し出力装置
500 D端子ケーブル
600 光ディスク媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出力装置に接続され、複数の規格に準拠する記録面を備えるハイブリッドディスクを再生し、出力装置に出力するディスク再生装置であって、
前記出力装置の仕様を特定する仕様情報を取得する仕様取得手段と、
前記ハイブリッドディスクに含まれる複数の規格の記録面の内、前記仕様取得手段により取得した仕様情報で特定される規格の記録面を再生する第1の再生手段と、
前記仕様取得手段により仕様情報が取得できないときに、所定の規格の記録面を再生する第2の再生手段と、を備える、
ことを特徴とするディスク再生装置。
【請求項2】
前記仕様取得手段は、前記出力装置が当該ディスク再生装置と相互に通信する機能を備えるか否かを判別する判別手段を備え、
前記第1の再生手段は、相互通信機能を備える出力装置が準拠する規格の記録面を再生する、
ことを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項3】
複数の規格に準拠する記録面を備えるハイブリッドディスクを再生し、出力装置に出力するディスク再生装置のディスク再生方法であって、
前記出力装置の仕様を特定する仕様情報を取得する仕様取得ステップと、
前記ハイブリッドディスクに含まれる複数の規格の記録面の内、前記仕様取得ステップで取得した仕様情報で特定される規格の記録面を再生する第1の再生ステップと、
前記仕様取得ステップで仕様情報が取得できないときに、所定の規格の記録面を再生する第2の再生ステップと、を備える、
ことを特徴とするディスク再生方法。
【請求項4】
前記仕様取得ステップは、前記出力装置が当該ディスク再生装置と相互に通信する機能を備えるか否かを判別する判別ステップを備え、
前記第1の再生ステップは、相互通信機能を備える出力装置が準拠する規格の記録面を再生する、
ことを特徴とする請求項3に記載のディスク再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−103001(P2008−103001A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−283413(P2006−283413)
【出願日】平成18年10月18日(2006.10.18)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】