ディスク再生装置及びその再生方法
【課題】 ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができるようにする。
【解決手段】 音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積して、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するようにする。
【解決手段】 音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積して、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するようにする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置及びその再生方法に係り、特に音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができるディスク再生装置及びその再生方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般に、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）の１つの規格であるＤＶＤオーディオ（ＤＶＤ−Ａｕｄｉｏ）の光ディスクには、高品質で再生することができる音声データが複数のトラックに分割されて記録されている。また、ＤＶＤオーディオの光ディスクには、音声データの他に、静止画データ等の映像データが記録されていて、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データを再生する際に、プロバイダが指定した静止画データをメモリに読み込んで、静止画データを背景画としてモニタ装置の画面に表示することができるようになっている。しかし、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されている静止画データは最大で２ＭＢあり、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されている静止画データの記録位置と音声データの記録位置とが離れているため、光ピックアップのトラック間の遷移に時間がかかり、音声データの再生中に、背景画データの静止画データの読み込みに時間がかかって、静止画データの読み込み中に再生中の音声が途切れるという問題点があった。
背景技術としては、音声データ、動画像データの再生時に、再生処理に必要なフレームを先読みして、音声データと動画像データとの同期をとり、動画像データを実時間に同期させて再生し、音声データを実時間に同期させて再生するようにしたものがあった（例えば、特許文献１参照）。
また、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されたデータを再生する際に、オーディオゾーンの音声データのみを再生する場合、再生するトラックがオーディオゾーンかビデオゾーンかを調べて、そのトラックがビデオゾーンである場合、そのトラックの再生をスキップし、オーディオゾーンのトラックの音声データを再生するようにしたものがあった（例えば、特許文献２参照）。
また、音声データに含まれる任意のテキストデータを先読みし、再生中の画像データとの対応関係を考慮せずに、先読みされた任意のテキストデータを再生中の画像データに合成して、再生中の画像データと同一画面に表示し、再生中の曲と関係のない他の曲の情報を画面に表示するようにしたものがあった（例えば、特許文献３参照）。
【特許文献１】特開平７−６４７６１号公報
【特許文献２】特開２００５−７１４１５号公報
【特許文献３】特開２００３−１５０１７７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、背景技術で述べたもののうち最初のものにおいては、音声データ、動画像データの再生時に、再生処理に必要なフレームを先読みして、音声データと動画像データとの同期をとり、動画像データを実時間に同期させて再生し、音声データを実時間に同期させて再生することができたが、音声データと動画像データをそれぞれ各フレーム毎に実時間に対する同期をとり、順逆双方向の予測／補間により符号化された音声データ、動画像データを再生するようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、次のものにおいては、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されたデータを再生する際に、オーディオゾーンの音声データのみを再生する場合、再生するトラックがオーディオゾーンかビデオゾーンかを調べて、そのトラックがビデオゾーンである場合、そのトラックの再生をスキップし、オーディオゾーンのトラックの音声データを再生することができたが、ＤＶＤオーディオの光ディスクのビデオゾーンに記録された動画／静止画データの再生をスキップして、オーディオゾーンに記録された音声データのみを再生するようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、更にその次のものにおいては、音声データに含まれる任意のテキストデータを先読みし、再生中の画像データとの対応関係を考慮せずに、先読みされた任意のテキストデータを再生中の画像データに合成して、再生中の画像データと同一画面に表示し、再生中の曲と関係のない他の曲の情報を画面に表示することができたが、再生中に、再生中の曲と関係のない他の曲の詳細情報をユーザが検索できるようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
本発明は、背景技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができるディスク再生装置及びその再生方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記目的を達成するため本発明においては、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置であって、音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得する取得手段と、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段と、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、前記蓄積手段に蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生する再生手段とを備える。
前記蓄積手段は、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積するようにするとよい。
これらの手段により、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
【発明の効果】
【０００５】
請求項１記載の発明に係るディスク再生装置によれば、音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積し、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
請求項２記載の発明に係るディスク再生装置によれば、音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積し、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
請求項３記載の発明に係るディスク再生装置によれば、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
請求項４記載の発明に係るディスク再生装置の再生方法によれば、音声データとＡＳＶＵとを再生し、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積し、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵとを再生するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、適宜図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を詳述する。図１は本発明の一実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図であり、図２は本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示す説明図であり、図３は本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図１の本発明の一実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
ディスク再生装置１は、光ディスク２にレーザ光を照射してその反射光を検出し、光ディスク２に記録された音声映像データを読み出す光ピックアップ３と、光ディスク２を回転させるスピンドルモータ４と、光ピックアップ３を光ディスク２の半径方向にスレッド移動させるスレッドモータ５と、スピンドルモータ４の回転速度とスレッドモータ５の回転方向、回転速度とをサーボ制御し、光ピックアップ３により検出されたトラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号に基づいて光ピックアップ３のトラッキング、フォーカスをサーボ制御するサーボ回路６と、光ピックアップ３により読み出された音声映像データのＲＦ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）信号を増幅するＲＦ増幅回路７と、ＲＦ増幅回路７により増幅された音声映像データのＲＦ信号を基準クロックに基づいて同期検出して復調し、復調された音声映像データの誤りを訂正して、所定の圧縮方式に基づいて圧縮された音声映像データを伸張し、伸張された音声映像データを復号して映像信号と音声信号とを再生する信号処理回路８と、信号処理回路８により再生された音声信号を増幅して、音声信号をスピーカシステム３０に出力する音声信号出力回路９と、信号処理回路８により再生された映像信号を増幅して、映像信号をモニタ装置４０に出力する映像信号出力回路１０と、光ディスク２から読み出された音声映像データを一時的に蓄積するバッファメモリ１１と、ディスク再生装置１のシステム全体を制御するマイコン１２と、リモコン装置２０から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部１３とで構成されている。
以上のように構成されたディスク再生装置について、以下その動作について説明する。
リモコン装置２０のキー操作によりＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録された音声映像データの再生が指令されると、マイコン１２は、予め計測された光ピックアップ３のフルストローク時間の予測値から静止画データのＡＳＶＵ（Ａｕｄｉｏ Ｓｔｉｌｌ Ｖｉｄｅｏ Ｕｎｉｔ）の読み込み時間を予測する。そして、マイコン１２は、制御信号をサーボ回路６に送出して、スピンドルモータ４を駆動して光ディスク２を回転させ、スレッドモータ５を駆動して光ピックアップ３を光ディスク２の半径方向にスレッド移動させ、光ピックアップ３のトラッキングとフォーカスとをサーボ制御して、光ピックアップ３によりＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録された音声データと静止画データのＡＳＶＵとを読み出し、信号処理回路８により音声データと静止画データとを再生して、音声データの音声信号を音声信号出力回路９からスピーカシステム３０に出力し、静止画データの映像信号を映像信号出力回路１０からモニタ装置４０に出力する。
音声データ、静止画データの再生中に、マイコン１２は、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵ番号をＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録されたトラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得して、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号であるか否かを判別し、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号である場合、再生中の静止画データのＡＳＶＵを継続して再生する。
また、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号でない場合、マイコン１２は、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下、即ち、フルストローク時間の予測値と静止画データのＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったか否かを判別して、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になった場合、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵ、例えば、トラック１の音声データの再生中に、次トラック２の静止画データのＡＳＶＵ２をＤＶＤオーディオの光ディスク２から読み込んでバッファメモリ１１に蓄積する（図２参照）。
再生中のトラックの音声データの再生が終了すると、マイコン１２は、光ピックアップ３を次トラックに遷移させ、光ピックアップ３に次のトラックの音声データを読み出して、信号処理回路８により音声データを再生し（図２参照）、再生された音声データの音声信号を音声信号出力回路９からスピーカシステム３０に出力するとともに、ＤＶＤオーディオの光ディスク２から読み込まれてバッファメモリ１１に蓄積されている静止画データのＡＳＶＵを信号処理回路８によりデコードして静止画データを再生し（図２参照）、再生された静止画データの映像信号を映像信号出力回路１０からモニタ装置４０に出力する。これにより、ＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録された音声映像データを再生中に、再生中の音声データの次のトラックの静止画データのＡＳＶＵを読み込んでバッファメモリ１１に蓄積するようにしているので、音声データのトラック遷移時に、音声が途切れないようにすることができる。
また、図３の本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示すフローチャートを基に説明する。
リモコン装置のキー操作によりＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データの再生が指令されると、ステップＳ１からステップＳ２に進み、ステップＳ２で、予め計測された光ピックアップのフルストローク時間の予測値から静止画データのＡＳＶＵの読み込み時間が予測されて、ステップＳ３に進む。
ステップＳ３で、音声データと静止画データのＡＳＶＵが再生され、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵ番号がトラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得されて、ステップＳ４に進む。
ステップＳ４で、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号であるか否かが判断され、取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号である場合、ステップＳ５に進み、取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号でない場合、ステップＳ９に進む。
ステップＳ５で、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったか否かが判断され、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になった場合、ステップＳ６に進み、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になっていない場合、ステップＳ７に進む。
ステップＳ６で、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵが読み込まれて、読み込まれた次トラックの静止画データのＡＳＶＵがバッファメモリに蓄積され、ステップＳ７に進む。
ステップＳ７で、音声データの次トラックへの遷移になったか否かが判断され、音声データの次トラックへの遷移になった場合、ステップＳ８に進み、音声データの次トラックへの遷移になっていない場合、ステップＳ１０に進む。
ステップＳ８で、音声データが次トラックに遷移されて、次トラックの音声データが再生され、読み込まれてバッファメモリに蓄積されている次トラックの静止画データのＡＳＶＵが再生され、ステップＳ１０に進む。
ステップＳ９で、再生中の静止画データのＡＳＶＵが継続して再生され、ステップＳ１０に進む。
ステップＳ１０で、音声映像データの再生が終了したか否かが判断され、音声映像データの再生が終了した場合、ステップＳ１１に進んで処理を終了し、音声映像データの再生が終了していない場合、ステップＳ３に戻って、ステップＳ３からのステップを繰り返す。
以上、本発明を実施するための最良の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の一実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【０００８】
１ ディスク再生装置
２ 光ディスク
３ 光ピックアップ
４ スピンドルモータ
５ スレッドモータ
６ サーボ回路
７ ＲＦ増幅回路
８ 信号処理回路
９ 音声信号出力回路
１０ 映像信号出力回路
１１ バッファメモリ
１２ マイコン
１３ リモコン受信部
２０ リモコン装置
３０ スピーカシステム
４０ モニタ装置
【技術分野】
【０００１】
本発明は、光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置及びその再生方法に係り、特に音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができるディスク再生装置及びその再生方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般に、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）の１つの規格であるＤＶＤオーディオ（ＤＶＤ−Ａｕｄｉｏ）の光ディスクには、高品質で再生することができる音声データが複数のトラックに分割されて記録されている。また、ＤＶＤオーディオの光ディスクには、音声データの他に、静止画データ等の映像データが記録されていて、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データを再生する際に、プロバイダが指定した静止画データをメモリに読み込んで、静止画データを背景画としてモニタ装置の画面に表示することができるようになっている。しかし、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されている静止画データは最大で２ＭＢあり、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されている静止画データの記録位置と音声データの記録位置とが離れているため、光ピックアップのトラック間の遷移に時間がかかり、音声データの再生中に、背景画データの静止画データの読み込みに時間がかかって、静止画データの読み込み中に再生中の音声が途切れるという問題点があった。
背景技術としては、音声データ、動画像データの再生時に、再生処理に必要なフレームを先読みして、音声データと動画像データとの同期をとり、動画像データを実時間に同期させて再生し、音声データを実時間に同期させて再生するようにしたものがあった（例えば、特許文献１参照）。
また、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されたデータを再生する際に、オーディオゾーンの音声データのみを再生する場合、再生するトラックがオーディオゾーンかビデオゾーンかを調べて、そのトラックがビデオゾーンである場合、そのトラックの再生をスキップし、オーディオゾーンのトラックの音声データを再生するようにしたものがあった（例えば、特許文献２参照）。
また、音声データに含まれる任意のテキストデータを先読みし、再生中の画像データとの対応関係を考慮せずに、先読みされた任意のテキストデータを再生中の画像データに合成して、再生中の画像データと同一画面に表示し、再生中の曲と関係のない他の曲の情報を画面に表示するようにしたものがあった（例えば、特許文献３参照）。
【特許文献１】特開平７−６４７６１号公報
【特許文献２】特開２００５−７１４１５号公報
【特許文献３】特開２００３−１５０１７７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、背景技術で述べたもののうち最初のものにおいては、音声データ、動画像データの再生時に、再生処理に必要なフレームを先読みして、音声データと動画像データとの同期をとり、動画像データを実時間に同期させて再生し、音声データを実時間に同期させて再生することができたが、音声データと動画像データをそれぞれ各フレーム毎に実時間に対する同期をとり、順逆双方向の予測／補間により符号化された音声データ、動画像データを再生するようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、次のものにおいては、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録されたデータを再生する際に、オーディオゾーンの音声データのみを再生する場合、再生するトラックがオーディオゾーンかビデオゾーンかを調べて、そのトラックがビデオゾーンである場合、そのトラックの再生をスキップし、オーディオゾーンのトラックの音声データを再生することができたが、ＤＶＤオーディオの光ディスクのビデオゾーンに記録された動画／静止画データの再生をスキップして、オーディオゾーンに記録された音声データのみを再生するようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、更にその次のものにおいては、音声データに含まれる任意のテキストデータを先読みし、再生中の画像データとの対応関係を考慮せずに、先読みされた任意のテキストデータを再生中の画像データに合成して、再生中の画像データと同一画面に表示し、再生中の曲と関係のない他の曲の情報を画面に表示することができたが、再生中に、再生中の曲と関係のない他の曲の詳細情報をユーザが検索できるようにしたものであって、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
本発明は、背景技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができるディスク再生装置及びその再生方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記目的を達成するため本発明においては、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置であって、音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得する取得手段と、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段と、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、前記蓄積手段に蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生する再生手段とを備える。
前記蓄積手段は、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積するようにするとよい。
これらの手段により、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
【発明の効果】
【０００５】
請求項１記載の発明に係るディスク再生装置によれば、音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積し、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
請求項２記載の発明に係るディスク再生装置によれば、音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積し、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
請求項３記載の発明に係るディスク再生装置によれば、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
請求項４記載の発明に係るディスク再生装置の再生方法によれば、音声データとＡＳＶＵとを再生し、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得し、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積し、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵとを再生するようにしているので、ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声データと静止画データとの再生中の音声データのトラック遷移時に、再生中の音声が途切れないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、適宜図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を詳述する。図１は本発明の一実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図であり、図２は本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示す説明図であり、図３は本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図１の本発明の一実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
ディスク再生装置１は、光ディスク２にレーザ光を照射してその反射光を検出し、光ディスク２に記録された音声映像データを読み出す光ピックアップ３と、光ディスク２を回転させるスピンドルモータ４と、光ピックアップ３を光ディスク２の半径方向にスレッド移動させるスレッドモータ５と、スピンドルモータ４の回転速度とスレッドモータ５の回転方向、回転速度とをサーボ制御し、光ピックアップ３により検出されたトラッキング誤差信号、フォーカス誤差信号に基づいて光ピックアップ３のトラッキング、フォーカスをサーボ制御するサーボ回路６と、光ピックアップ３により読み出された音声映像データのＲＦ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）信号を増幅するＲＦ増幅回路７と、ＲＦ増幅回路７により増幅された音声映像データのＲＦ信号を基準クロックに基づいて同期検出して復調し、復調された音声映像データの誤りを訂正して、所定の圧縮方式に基づいて圧縮された音声映像データを伸張し、伸張された音声映像データを復号して映像信号と音声信号とを再生する信号処理回路８と、信号処理回路８により再生された音声信号を増幅して、音声信号をスピーカシステム３０に出力する音声信号出力回路９と、信号処理回路８により再生された映像信号を増幅して、映像信号をモニタ装置４０に出力する映像信号出力回路１０と、光ディスク２から読み出された音声映像データを一時的に蓄積するバッファメモリ１１と、ディスク再生装置１のシステム全体を制御するマイコン１２と、リモコン装置２０から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部１３とで構成されている。
以上のように構成されたディスク再生装置について、以下その動作について説明する。
リモコン装置２０のキー操作によりＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録された音声映像データの再生が指令されると、マイコン１２は、予め計測された光ピックアップ３のフルストローク時間の予測値から静止画データのＡＳＶＵ（Ａｕｄｉｏ Ｓｔｉｌｌ Ｖｉｄｅｏ Ｕｎｉｔ）の読み込み時間を予測する。そして、マイコン１２は、制御信号をサーボ回路６に送出して、スピンドルモータ４を駆動して光ディスク２を回転させ、スレッドモータ５を駆動して光ピックアップ３を光ディスク２の半径方向にスレッド移動させ、光ピックアップ３のトラッキングとフォーカスとをサーボ制御して、光ピックアップ３によりＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録された音声データと静止画データのＡＳＶＵとを読み出し、信号処理回路８により音声データと静止画データとを再生して、音声データの音声信号を音声信号出力回路９からスピーカシステム３０に出力し、静止画データの映像信号を映像信号出力回路１０からモニタ装置４０に出力する。
音声データ、静止画データの再生中に、マイコン１２は、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵ番号をＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録されたトラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得して、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号であるか否かを判別し、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号である場合、再生中の静止画データのＡＳＶＵを継続して再生する。
また、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号でない場合、マイコン１２は、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下、即ち、フルストローク時間の予測値と静止画データのＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったか否かを判別して、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になった場合、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵ、例えば、トラック１の音声データの再生中に、次トラック２の静止画データのＡＳＶＵ２をＤＶＤオーディオの光ディスク２から読み込んでバッファメモリ１１に蓄積する（図２参照）。
再生中のトラックの音声データの再生が終了すると、マイコン１２は、光ピックアップ３を次トラックに遷移させ、光ピックアップ３に次のトラックの音声データを読み出して、信号処理回路８により音声データを再生し（図２参照）、再生された音声データの音声信号を音声信号出力回路９からスピーカシステム３０に出力するとともに、ＤＶＤオーディオの光ディスク２から読み込まれてバッファメモリ１１に蓄積されている静止画データのＡＳＶＵを信号処理回路８によりデコードして静止画データを再生し（図２参照）、再生された静止画データの映像信号を映像信号出力回路１０からモニタ装置４０に出力する。これにより、ＤＶＤオーディオの光ディスク２に記録された音声映像データを再生中に、再生中の音声データの次のトラックの静止画データのＡＳＶＵを読み込んでバッファメモリ１１に蓄積するようにしているので、音声データのトラック遷移時に、音声が途切れないようにすることができる。
また、図３の本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示すフローチャートを基に説明する。
リモコン装置のキー操作によりＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データの再生が指令されると、ステップＳ１からステップＳ２に進み、ステップＳ２で、予め計測された光ピックアップのフルストローク時間の予測値から静止画データのＡＳＶＵの読み込み時間が予測されて、ステップＳ３に進む。
ステップＳ３で、音声データと静止画データのＡＳＶＵが再生され、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵ番号がトラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得されて、ステップＳ４に進む。
ステップＳ４で、トラック情報のＡＴＳ＿ＰＧ＿ＡＳＶ＿ＰＢＩ＿ＳＲＰから取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号であるか否かが判断され、取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号である場合、ステップＳ５に進み、取得された静止画データのＡＳＶＵ番号が再生中の静止画データのＡＳＶＵ番号と同じＡＳＶＵ番号でない場合、ステップＳ９に進む。
ステップＳ５で、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったか否かが判断され、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になった場合、ステップＳ６に進み、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になっていない場合、ステップＳ７に進む。
ステップＳ６で、再生中の音声データの次トラックの静止画データのＡＳＶＵが読み込まれて、読み込まれた次トラックの静止画データのＡＳＶＵがバッファメモリに蓄積され、ステップＳ７に進む。
ステップＳ７で、音声データの次トラックへの遷移になったか否かが判断され、音声データの次トラックへの遷移になった場合、ステップＳ８に進み、音声データの次トラックへの遷移になっていない場合、ステップＳ１０に進む。
ステップＳ８で、音声データが次トラックに遷移されて、次トラックの音声データが再生され、読み込まれてバッファメモリに蓄積されている次トラックの静止画データのＡＳＶＵが再生され、ステップＳ１０に進む。
ステップＳ９で、再生中の静止画データのＡＳＶＵが継続して再生され、ステップＳ１０に進む。
ステップＳ１０で、音声映像データの再生が終了したか否かが判断され、音声映像データの再生が終了した場合、ステップＳ１１に進んで処理を終了し、音声映像データの再生が終了していない場合、ステップＳ３に戻って、ステップＳ３からのステップを繰り返す。
以上、本発明を実施するための最良の形態について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の一実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例のディスク再生装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【０００８】
１ ディスク再生装置
２ 光ディスク
３ 光ピックアップ
４ スピンドルモータ
５ スレッドモータ
６ サーボ回路
７ ＲＦ増幅回路
８ 信号処理回路
９ 音声信号出力回路
１０ 映像信号出力回路
１１ バッファメモリ
１２ マイコン
１３ リモコン受信部
２０ リモコン装置
３０ スピーカシステム
４０ モニタ装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置であって、
音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得する取得手段と、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段と、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、前記蓄積手段によりバッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生する再生手段とを備えたことを特徴とするディスク再生装置。
【請求項２】
ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置であって、
音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得する取得手段と、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段と、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、前記蓄積手段によりバッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生する再生手段とを備えたことを特徴とするディスク再生装置。
【請求項３】
前記蓄積手段は、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段であることを特徴とする請求項２記載のディスク再生装置。
【請求項４】
ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置の再生方法であって、
音声データとＡＳＶＵを再生し、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得するステップと、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積するステップと、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するステップとを備えたことを特徴とするディスク再生装置の再生方法。
【請求項１】
ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置であって、
音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得する取得手段と、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段と、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、前記蓄積手段によりバッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生する再生手段とを備えたことを特徴とするディスク再生装置。
【請求項２】
ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置であって、
音声データの再生中に、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得する取得手段と、再生中のトラックの音声データの残り再生時間が所定時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段と、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、前記蓄積手段によりバッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生する再生手段とを備えたことを特徴とするディスク再生装置。
【請求項３】
前記蓄積手段は、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積する蓄積手段であることを特徴とする請求項２記載のディスク再生装置。
【請求項４】
ＤＶＤオーディオの光ディスクに記録された音声映像データを再生するディスク再生装置の再生方法であって、
音声データとＡＳＶＵを再生し、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵ番号を取得するステップと、再生中のトラックの音声データの残り再生時間がフルストローク時間の予測値とＡＳＶＵの読み込み予測時間との合計時間に所定マージンを加えた時間以下になったとき、再生中の音声データの次トラックのＡＳＶＵを読み込んで次トラックのＡＳＶＵをバッファメモリに蓄積するステップと、音声データの再生が次トラックに遷移したとき、次トラックの音声データを再生し、バッファメモリに蓄積されている次トラックのＡＳＶＵを再生するステップとを備えたことを特徴とするディスク再生装置の再生方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００７−１２２７６０（Ｐ２００７−１２２７６０Ａ）
【公開日】平成１９年５月１７日（２００７．５．１７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３０９１８５（Ｐ２００５−３０９１８５）
【出願日】平成１７年１０月２５日（２００５．１０．２５）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年５月１７日（２００７．５．１７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１０月２５日（２００５．１０．２５）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]