ディスプレイドライバーとイメージデータ処理装置の動作方法
【課題】ディスプレイドライバーを提供する。
【解決手段】入力データを圧縮して第1データDATA1を出力する圧縮器と、いずれのデータを出力させるかに関する第1選択信号に応答して、入力データまたは第1データをメモリに伝送する第1選択回路と、メモリから出力された第2データを圧縮解除して第3データを出力する圧縮解除器と、第3データを処理して生成された第4データをディスプレイに伝送するためのディスプレイインターフェースと、を含むディスプレイドライバー。
【解決手段】入力データを圧縮して第1データDATA1を出力する圧縮器と、いずれのデータを出力させるかに関する第1選択信号に応答して、入力データまたは第1データをメモリに伝送する第1選択回路と、メモリから出力された第2データを圧縮解除して第3データを出力する圧縮解除器と、第3データを処理して生成された第4データをディスプレイに伝送するためのディスプレイインターフェースと、を含むディスプレイドライバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、イメージデータ処理技術に係り、特に、電力消耗を減少できるディスプレイドライバー(display driver)とイメージデータ(image data)処理装置の動作方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン(smart phone)またはタブレットPC(Personal Computer)などの携帯用装置のディスプレイの解像度が増加するにつれて、メモリ帯域幅必要条件(memory bandwidth requirement)も増加している。したがって、アプリケーションプロセッサ(application processor)から大量のイメージデータがディスプレイドライバーに伝送される時、ディスプレイの解像度の増加により、携帯用装置に含まれたアプリケーションプロセッサとディスプレイドライバーのそれぞれが消耗する電力も増加する。
【0003】
また、携帯用装置のディスプレイを用いて3次元立体映像データ(stereoscopic 3D image data)をディスプレイさせる場合、3次元立体映像データは、垂直1ラインずつ左右映像データが交互に配されるので、3次元立体映像データのクロストーク(cross−talk)が発生することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電力消耗を減らすために圧縮されたイメージデータを伝送できるアプリケーションプロセッサ、圧縮されたイメージデータを圧縮解除できるディスプレイドライバー、及び該アプリケーションプロセッサと該ディスプレイドライバーとを含むイメージデータ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例によるディスプレイドライバーは、入力データを圧縮して第1データを出力する圧縮器と、いずれのデータを出力させるかに関する第1選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第1データをメモリに伝送する第1選択回路と、前記メモリから出力された第2データを圧縮解除して第3データを出力する圧縮解除器と、前記第3データを処理して生成された第4データをディスプレイに伝送するためのディスプレイインターフェースと、を含む。
【0006】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記入力データの圧縮の有無を指示するための制御情報に応答して、前記第1選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記第1選択信号を生成させるための第1ピンをさらに含みうる。
【0007】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路をさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号と前記第2選択信号とを生成させる制御ロジック回路をさらに含みうる。
【0008】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記第2選択信号を生成させるための第2ピンをさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路と、いずれのデータを出力させるかに関する第3選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第3選択回路と、をさらに含みうる。
【0009】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号、前記第2選択信号、及び第3選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記第1選択信号を生成させるための第1ピンと、前記第2選択信号を生成させるための第2ピンと、前記第3選択信号を生成させるための第3ピンと、をさらに含みうる。
【0010】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第2選択回路をさらに含みうる。
【0011】
前記入力データが、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである時、前記圧縮器は、前記3次元立体映像データを再配置し、該再配置された3次元立体映像データを圧縮して、前記第1データを生成することができる。
【0012】
前記再配置された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含む。
【0013】
前記第2データが、圧縮された3次元立体映像データである時、前記圧縮解除器は、前記第2データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成させ、前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、前記第3データを出力し、前記圧縮解除された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含み、前記第3データは、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである。
【0014】
本発明の実施例によるイメージデータ処理装置の動作方法は、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データを受信して再配置する段階と、再配置された3次元立体映像データを圧縮して、該圧縮された3次元立体映像データを生成させる段階と、を含み、前記再配置された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含む。
【0015】
前記イメージデータ処理装置は、アプリケーションプロセッサまたはディスプレイドライバーであり得る。
【0016】
前記イメージデータ処理装置の動作方法は、前記圧縮された3次元立体映像データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成させる段階と、前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された復元された3次元立体映像データをディスプレイに出力する段階と、をさらに含む。
【0017】
本発明の実施例によるイメージデータ処理装置は、イメージ処理ロジック回路と、前記イメージ処理ロジック回路からステレオスコピック入力データを受信し、該受信されたステレオスコピック入力データの左側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの左側フレームを整列し、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側フレームを整列する圧縮器と、前記圧縮器から出力されたデータを伝送する伝送インターフェースと、を含む。
【0018】
前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように整列されたステレオスコピックイメージデータをさらに圧縮することができる。前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように制御情報を整列されたステレオスコピックイメージデータに挿入することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の実施例によるアプリケーションプロセッサは、イメージデータの伝送量を減らすために、イメージデータを圧縮し、該圧縮されたイメージデータを高速で伝送できる。圧縮されたイメージデータを伝送できるアプリケーションプロセッサにより、消耗電力を減少できる。また、圧縮されたイメージデータを処理することができるディスプレイドライバーに具現されたフレームメモリのサイズを減らすことができる。
【0020】
また、3次元立体映像データを再配置し、該再配置された3次元立体映像データを圧縮し、該圧縮された3次元立体映像データを伝送しうるアプリケーションプロセッサは、ディスプレイドライバーに伝送されるデータ伝送量を減少することができる。再配置された3次元立体映像データを処理することができるディスプレイドライバーは、全解像度映像をディスプレイにディスプレイし、かつクロストークを減少することができる。
【0021】
本発明の詳細な説明で引用される図面をより十分に理解するために、各図面の詳細な説明が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図2】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図3】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図4】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図5】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図6】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図7】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図8】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図9】図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムの動作を説明するフローチャートを示す。
【図10】一般的な3次元立体映像データのフォーマットを説明する概念図である。
【図11】本発明の一実施形態による3次元立体映像データのフォーマットと圧縮とを説明する概念図である。
【図12】図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイコントローラの圧縮器またはディスプレイドライバーの圧縮器の動作を説明する概念図である。
【図13】図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイドライバーの圧縮解除器の動作を説明する概念図である。
【図14】図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する動作を説明する概念図である。
【図15】図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する過程を説明するフローチャートである。
【図16】本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付した図面を参照して、本発明を詳しく説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。図1を参照すると、イメージデータ処理システム10Aは、外部メモリ11、第1イメージデータ処理装置、例えば、アプリケーションプロセッサ20A、第2イメージデータ処理装置、例えば、ディスプレイドライバー40A、及びディスプレイ(display)60を含む。
【0025】
図1から図8を参照して説明されるイメージデータ処理システム10A〜10H(総括的に、10)は、TV(television)、DTV(digital TV)、IPTV(Internet Protocol television)、コンピュータ、または携帯用装置(Portable Device)に使われうる。
【0026】
前記携帯用装置は、2次元ディスプレイ60または3次元ディスプレイ60を含む装置であって、例えば、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、携帯電話(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)PC、PDA(Personal Digital Assistant)、EDA(Enterprise Digital Assistant)、デジタルスチルカメラ(Digital Still Camera)、デジタルビデオカメラ(Digital Video Camera)、PMP(Portable MultimediaPlayer)、PND(Personal Navigation DeviceまたはPortable Navigation Device)、携帯用ゲームコンソール(handheld game console)、またはイーブック(e−book)のように、携帯用装置(handheld device)として具現可能である。
【0027】
外部メモリ11は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような揮発性メモリとして具現可能である。また、外部メモリ11は、フラッシュ(flash)メモリ、抵抗性(resistive)メモリ、または相変換メモリ(phase change random access memory、PRAM)のような不揮発性メモリとして具現可能である。
【0028】
アプリケーションプロセッサ20Aは、ディスプレイドライバー40Aの動作を制御し、ディスプレイドライバー40Aにデータ、例えば、イメージデータ、3次元イメージデータ(3D image data)、3次元立体映像データ(stereoscopic 3D image data)、またはステレオスコピック(stereoscopic)データを伝送する。また、アプリケーションプロセッサ20Aは、圧縮されたイメージデータCDATAまたは圧縮されていないイメージデータDATAをチャネル(channel)CHを通じてディスプレイドライバー40Aに伝送する。また、アプリケーションプロセッサ20Aは、バス(bus)21を通じて互いに通信することができるグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit、GPU)23、メモリコントローラ25、及びディスプレイコントローラ30Aを含む。
【0029】
GPU23は、アプリケーションプロセッサ20Aの動作を全般的に制御する。例えば、GPU23は、メモリコントローラ25とディスプレイコントローラ30Aとを制御することができる。実施例によっては、アプリケーションプロセッサ20Aは、GPU23の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)24をさらに含みうる。この際、CPU24は、アプリケーションプロセッサ20Aの動作を全般的に制御し、メモリコントローラ25とディスプレイコントローラ30Aとを制御することができる。
【0030】
メモリコントローラ25は、外部メモリ11から出力されたイメージデータ、例えば、動画データまたは静止映像データを、バス21を通じてディスプレイコントローラ30Aに伝送する。
【0031】
ディスプレイコントローラ30Aは、圧縮されたイメージデータ(または、エンコードされた(encoded)イメージデータ)CDATAまたは圧縮されていないイメージデータ(または、ローイメージデータ(raw image data)DATAを、通信チャネルCHを通じてディスプレイドライバー40Aに伝送する。例えば、ディスプレイコントローラ30Aは、イメージデータDATAまたはCDATAと共にディスプレイドライバー40AがイメージデータDATAまたはCDATAを処理するために必要な少なくとも1つの制御信号、例えば、クロック信号、同期信号、または同期信号に関連した信号をディスプレイドライバー40Aに伝送する。
【0032】
ディスプレイコントローラ30Aは、イメージ処理ロジック回路31A、圧縮器33、選択回路35、及び伝送インターフェース37を含む。
【0033】
イメージ処理ロジック回路31Aは、GPU23またはCPU24の制御信号に基づいて、メモリコントローラ25から伝送されたイメージデータを処理し、該処理されたイメージデータを出力する。また、イメージ処理ロジック回路31Aは、前記イメージデータが圧縮の必要なイメージデータであるか否かを判断し、該判断の結果に基づいて、選択信号SELAを生成する。
【0034】
圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31Aから出力されたイメージデータDATAを一定の圧縮率で圧縮し、該圧縮されたイメージデータCDATAを出力する。例えば、圧縮器33は、エンコーダとして具現可能である。圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31Aによって制御される。
【0035】
選択回路35は、選択信号SELAに応答して、圧縮器33によって圧縮されたイメージデータCDATAまたはイメージ処理ロジック回路31Aから出力されたイメージデータDATA、すなわち圧縮されていないイメージデータを伝送インターフェース37に伝送する。例えば、選択回路35は、マルチプレクサ(multiplexer)として具現可能である。
【0036】
上述のような構成を有するアプリケーションプロセッサ20Aは、チャネルCHを通じてディスプレイドライバー40Aに伝送されるイメージデータの伝送量及び/または各イメージデータ処理装置20A、40Aで消耗する電力を減らすために、イメージデータを圧縮することができる。3次元立体映像データを圧縮する方法は、図11と図12とを参照して後述する。
【0037】
伝送インターフェース37は、CPUインターフェース、RGBインターフェース、またはシリアルインターフェース(serial interface)として具現可能である。実施形態によっては、伝送インターフェース37は、MDDI(Mobile Display Digital Interface)、MIPI(登録商標)(Mobile Industry Processor Interface)、SPI(Serial Peripheral Interface)、I2C(inter IC)インターフェース、DP(DisplayPort)を支援するインターフェース、eDP(EmbeddedDisplayPort)を支援するインターフェース、またはHDMI(High−Definition Multimedia Interface)として具現可能である。
【0038】
ディスプレイドライバー40Aは、アプリケーションプロセッサ20Aによって圧縮されたイメージデータCDATAを受信してメモリ51に保存し、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を圧縮解除(decompress)し、該圧縮解除されたイメージデータDATA2を処理し、該処理されたイメージデータDATA4をディスプレイ60に伝送する。また、ディスプレイドライバー40Aは、アプリケーションプロセッサ20Aから出力された圧縮されていないイメージデータDATAを、圧縮器43を用いて圧縮し、該圧縮されたイメージデータをメモリ51に保存し、メモリ51から出力されたイメージデータを圧縮解除し、該圧縮解除されたイメージデータをディスプレイ60に伝送する。
【0039】
ディスプレイドライバー40Aは、受信インターフェース41、圧縮器43、制御ロジック回路45A、第1選択回路47、メモリコントローラ49、メモリ51、圧縮解除器53、及びディスプレイインターフェース55を含む。
【0040】
受信インターフェース41は、伝送インターフェース37と同様なインターフェースとして具現可能である。
【0041】
圧縮器43は、受信インターフェース41から出力されたイメージデータ、例えば、圧縮されていないイメージデータDATAを圧縮し、該圧縮されたイメージデータDATA1を出力することができる。エンコーダとして具現可能な圧縮器43は、制御ロジック回路45Aによって制御される。
【0042】
制御ロジック回路45Aは、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1とアクセス制御信号ACCとを生成する。例えば、受信インターフェース41から圧縮されていないイメージデータDATAが出力される時、制御ロジック回路45Aは、制御情報に基づいて、圧縮器43をイネーブルさせるための制御信号と第1レベル、例えば、ロジック0またはローレベルを有する第1選択信号SEL1とを出力することができる。一方、受信インターフェース41から圧縮されたイメージデータCDATAが出力される時、制御ロジック回路45Aは、制御情報に基づいて、圧縮器43をディスエーブルさせるための制御信号と第2レベル、例えば、ロジック1またはハイレベルを有する第1選択信号SEL1とを出力することができる。
【0043】
第1選択信号SEL1のレベルによって、第1選択回路47は、圧縮されたイメージデータCDATAをメモリ51に伝送するか、または圧縮器43によって圧縮されたイメージデータDATA1をメモリ51に伝送する。例えば、第1選択回路47は、第1選択信号SEL1が第1レベルである時、圧縮器43によって圧縮されたデータDATA1をメモリ51に伝送し、第1選択信号SEL1が第2レベルである時、圧縮されたデータCDATAをメモリ51に伝送する。
【0044】
メモリコントローラ49は、アクセス制御信号ACCによってメモリ51に対するアクセス動作、例えば、メモリ51にイメージデータCDATAまたはDATA1を書き込む書込み動作と、メモリ51からイメージデータDATA2を読み出す読出し動作とを制御することができる。
【0045】
メモリ51は、メモリコントローラ49の制御によって、第1選択回路47から出力されたイメージデータCDATAまたはDATA1を保存または出力することができる。例えば、メモリ51は、フレームメモリ(frame memory)として具現可能である。したがって、ディスプレイ60の解像度が増加しても、ディスプレイドライバー40Aは圧縮されたイメージデータCDATAまたはDATA1を処理することができるので、フレームメモリ51のメモリサイズを減少できる。
【0046】
圧縮解除器53は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を受信して圧縮を解除し、該圧縮解除されたイメージデータDATA3を出力することができる。例えば、デコーダとして具現可能な圧縮解除器53は、制御ロジック回路45Aによって制御される。
【0047】
ディスプレイインターフェース55は、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を処理し、該処理されたイメージデータDATA4をディスプレイ60に伝送する。また、ディスプレイインターフェース55は、デジタル信号であるイメージデータDATA3をアナログ信号であるイメージ信号DATA4に変換することができる。
【0048】
ディスプレイ60は、ディスプレイドライバー40Aから出力されたイメージ信号DATA4に対応するイメージをディスプレイする。ディスプレイ60は、2次元イメージまたは3次元立体映像をディスプレイすることができる。ディスプレイ60は、例えば、TFT−LCD(Thin Film Transistor−Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、OLED(Organic LED)ディスプレイ、またはAMOLED(Active−Matrix OLED)ディスプレイとして具現可能である。
【0049】
図2は、本発明の他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。図2を参照すると、イメージデータ処理システム10Bは、外部メモリ11、第1イメージデータ処理装置、例えば、アプリケーションプロセッサ20B、第2イメージデータ処理装置、例えば、ディスプレイドライバー40B、及びディスプレイ60を含む。
【0050】
図1と図2とを参照すると、アプリケーションプロセッサ20Bは、選択回路35の動作を制御するための選択信号SELAを受信するための外部ピン(external pin)20−1を含む。例えば、選択信号SELAは、外部ピン20−1がスイッチ20−2を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第2レベルを有するように設定され、外部ピン20−1がスイッチ20−2を通じて接地VSSに接続される時、第1レベルを有するように設定される。したがって、選択回路35は、第1レベルを有する選択信号SELAによって、圧縮器33により圧縮されたイメージデータCDATAを出力でき、第2レベルを有する選択信号SELAによって、イメージ処理ロジック回路31Bから出力されたイメージデータDATAを出力できる。
【0051】
このように、ディスプレイドライバー40Bは、第1選択回路47の動作を制御するための第1選択信号SEL1を受信するための第1外部ピン40−1を含む。すなわち、図1の制御ロジック回路45Aは、制御情報に基づいて、第1選択回路SEL1とアクセス制御信号ACCとを自動で出力するが、図2の制御ロジック回路45Bは、アクセス制御信号ACCを出力し、第1選択信号SEL1を出力しない。
【0052】
例えば、第1外部ピン40−1が、第1スイッチ40−2を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第1選択信号SEL1は、第2レベルを有するように設定される。第1外部ピン40−1が、第1スイッチ40−2を通じて接地VSSに接続される時、第1選択信号SEL1は、第1レベルを有するように設定される。したがって、第1選択回路47は、第1レベルを有する第1選択信号SEL1に基づいて、圧縮器43によって圧縮されたイメージデータDATA1を出力し、第2レベルを有する第1選択信号SEL1に基づいて、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0053】
図3は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Cは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40C、及びディスプレイ60を含む。制御ロジック回路45Cと第2選択回路54とを除けば、図1のディスプレイドライバー40Aの構造と図3のディスプレイドライバー40Cの構造とは、実質的に同一である。
【0054】
本実施形態では、制御ロジック回路45Cは、イメージデータCDATAまたはDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1、第2選択信号SEL2、及びアクセス制御信号ACCを生成させる。
【0055】
第2選択信号SEL2によって、第2選択回路54は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2または受信インターフェース41から出力されたデータDATAまたはCDATAを圧縮解除器53に伝送する。例えば、第2選択回路54は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2によって、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。例えば、前記制御情報に基づいて、制御ロジック回路45Cが、第2レベルを有する第1選択信号SEL1と第1レベルを有する第2選択信号SEL2とを出力する時、圧縮されたイメージデータCDATAは、メモリ51を通じて圧縮解除器53に伝送される。
【0056】
また、前記制御情報に基づいて、制御ロジック回路45Cが、第1レベルを有する第1選択信号SEL1と第2レベルを有する第2選択信号SEL2とを出力し、圧縮器43をディスエーブルさせる制御信号を出力する時、圧縮されたイメージデータCDATAは、メモリ51をバイパスして圧縮解除器53に伝送されうる。そして、前記制御情報に基づいて、制御ロジック回路45Cが、第1レベルを有する第1選択信号SEL1と第1レベルを有する第2選択信号SEL2とを出力し、圧縮器43をイネーブルさせる制御信号を出力する時、圧縮されていないイメージデータDATAは、圧縮器43によって圧縮された後、第1選択回路47、メモリ51、及び第2選択回路54を通じて圧縮解除器53に伝送されうる。
【0057】
図4は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Dは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40D、及びディスプレイ60を含む。第2外部ピン40−3と第2選択回路54とを除けば、図2のディスプレイドライバー40Bの構造と図4のディスプレイドライバー40Dの構造は、実質的に同一である。
【0058】
本実施形態では、第2外部ピン40−3が、第2スイッチ40−4を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第2選択信号SEL2は、第2レベルを有するように設定される。一方、第2外部ピン40−3が、第2スイッチ40−4を通じて接地VSSに接続される時、第2選択信号SEL2は、第1レベルを有するように設定される。したがって、第2選択回路54は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2によって、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0059】
図5は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Eは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40E、及びディスプレイ60を含む。制御ロジック回路45Eと第3選択回路56とを除けば、図3のディスプレイドライバー40Cの構造と図5のディスプレイドライバー40Eの構造は、実質的に同一である。
【0060】
本実施形態では、制御ロジック回路45Eは、受信インターフェース41から出力されたデータDATAまたはCDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1、第2選択信号SEL2、第3選択信号SEL3、及びアクセス制御信号ACCを生成させる。
【0061】
第3選択信号SEL3によって、第3選択回路56は、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3または受信インターフェース41から出力されたイメージデータCDATAをディスプレイインターフェース55に伝送する。例えば、第3選択回路56は、第1レベルを有する第3選択信号SEL3によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第3選択信号SEL3によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0062】
また、制御ロジック回路45Eから出力された各選択信号SEL1、SEL2、及びSEL3のレベルによって、圧縮されていないイメージデータDATAは、ディスプレイインターフェース55にバイパスされうる。
【0063】
図6は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Fは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40F、及びディスプレイ60を含む。第3外部ピン40−5と第3選択回路56とを除けば、図4のディスプレイドライバー40Dの構造と図6のディスプレイドライバー40Fの構造は、実質的に同一である。
【0064】
本実施形態では、第3外部ピン40−5が、第3スイッチ40−6を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第3選択信号SEL3は、第2レベルを有するように設定される。一方、第3外部ピン40−5が、第3スイッチ40−6を通じて接地VSSに接続される時、第3選択信号SEL3は、第1レベルを有するように設定される。したがって、第3選択回路56は、第1レベルを有する第3選択信号SEL3によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第3選択信号SEL3によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0065】
図7は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Gは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40G、及びディスプレイ60を含む。制御ロジック回路45Gと第2選択回路56’とを除けば、図1のディスプレイドライバー40Aの構造と図7のディスプレイドライバー40Gの構造は、実質的に同一である。
【0066】
本実施形態では、制御ロジック回路45Gは、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1、第2選択信号SEL2’、及びアクセス制御信号ACCを生成させる。
【0067】
第2選択信号SEL2’によって、第2選択回路56’は、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3または受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAをディスプレイインターフェース55に伝送する。例えば、第2選択回路56’は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0068】
図8は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Hは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40H、及びディスプレイ60を含む。第2外部ピン40−5’と第2選択回路56’とを除けば、図2のディスプレイドライバー40Bの構造と図8のディスプレイドライバー40Hの構造は、実質的に同一である。
【0069】
本実施形態では、第2外部ピン40−5’が、第2スイッチ40−6’を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第2選択信号SEL2’は、第2レベルを有するように設定される。一方、第2外部ピン40−5’が、第2スイッチ40−6’を通じて接地VSSに接続される時、第2選択信号SEL2’は、第1レベルを有するように設定される。
【0070】
したがって、第2選択回路56’は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0071】
なお、図2、図4、図6、及び図8では、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、またはSEL2’のレベルを設定するための手段であって、各外部ピン20−1、40−1、40−3、40−5、または40−5’に接続された各スイッチ20−2、40−2、40−4、40−6、または40−6’が示されているが、これは例示的なものに過ぎない。
【0072】
したがって、各スイッチ20−2、40−2、40−4、40−6、または40−6’は、ヒューズ(fuse)、アンチヒューズ(anti−fuse)、またはイーヒューズ(e−fuse)に代替されうる。また、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、及びSEL2’のレベルは、ディスプレイドライバー40A〜40H(総括的に、40)の製造者によって設定しうる。また、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、またはSEL2’のレベルを設定するための手段としてMRS(Mode Register Set)が使われることもある。
【0073】
図9は、図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムの動作を説明するフローチャートを示す。図1から図9を参照すると、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、及びSEL2’のレベルを、自動または手動で或る特定レベル、例えば、第1レベルまたは第2レベルに設定することによって、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20Bから出力されたイメージデータDATAまたはCDATAが処理される経路を、多様に設定しうる。
【0074】
ここで、自動で設定されるということは、図1、図3、図5、または図7に示された制御ロジック回路45A、45C、45E、または45Gによって設定されることを意味し、手動で設定されるということは、図2、図4、図6、または図8に示された少なくとも1つの外部ピン40−1、40−3、40−5、または40−5’によって設定されることを意味する。
【0075】
まず、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B(総括的に、20)から出力されたイメージデータDATAが、圧縮されたイメージデータであるか否かが判断される(ステップS10)。イメージデータDATAが圧縮されていないイメージデータである時(ステップS10:いいえ)、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAは、圧縮器43によって圧縮され(ステップS20)、該圧縮されたイメージデータDATA1は、メモリ51に保存される(ステップS30)。
【0076】
続いて、圧縮解除器53は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を圧縮解除する(ステップS40)。
【0077】
一方、アプリケーションプロセッサ20から出力されたイメージデータCDATAが、既に圧縮されたイメージデータである時(ステップS10:はい)、受信インターフェース41から出力された圧縮されたイメージデータCDATAは、第1選択回路47を通じてメモリ51に保存される(ステップS32)。
【0078】
続いて、圧縮解除器53は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を圧縮解除する(ステップS42)。
【0079】
続いて、ステップS40またはS42の後、ディスプレイインターフェース55は、圧縮解除されたイメージデータDATA3を処理し、該処理されたイメージ信号DATA4をディスプレイ60に伝送する(ステップS50)。
【0080】
次に、3次元立体映像データについて説明する。
【0081】
図10は、一般的な3次元立体映像データのフォーマットを説明する概念図である。図10を参照すると、従来の3次元立体映像データフォーマット(stereoscopic 3D image data format)S3Dは、右側イメージデータRIの奇数番目の垂直ピクセルデータと左側イメージデータLIの偶数番目の垂直ピクセルデータとを含むか、または、右側イメージデータRIの偶数番目の垂直ピクセルデータと左側イメージデータLIの奇数番目の垂直ピクセルデータとを含む。すなわち、従来の3次元立体映像データフォーマットS3Dは、垂直1ラインずつ左側ピクセルデータと右側ピクセルデータとが交互に配される。
【0082】
このような従来の3次元立体映像データフォーマットS3Dでは、右側イメージデータRIの半分と左側イメージデータLIの半分とを隔列に含み、RIの残りの半分とLIの残りの半分のイメージデータは破棄されることになる。例えば、各イメージデータRI、LIの解像度がWXGA(RIとLI合わせて2WXGA)である時、3次元立体映像データフォーマットS3Dの解像度は、2WXGAではなくWXGAとなる。このため、3次元立体映像データフォーマットS3Dに含まれるRIとLIの列間でクロストークが発生し、画質劣化が発生することがある。また、3次元立体映像データを表示するディスプレイにおいて、3次元立体映像パネルに含まれた視差バリア(parallax barrier)が固定されているので、この視差バリアが前記3次元立体映像パネル上で縦線として見えてしまう可能性がある。
【0083】
図11は、本発明の実施形態による3次元立体映像データのフォーマットと圧縮とを説明する概念図である。図11を参照すると、従来の3次元立体映像データフォーマットS3Dとは異なり、本実施形態では、再配置された3次元立体映像データフォーマットPS3Dは、左側ピクセルデータのみ含む左側フレームと右側ピクセルデータのみ含む右側フレームとを含む。左側フレームと右側フレームは、互いに隣接して配される。右側イメージデータと左側イメージデータとは隔列に配されていないので、本実施形態により再配置された3次元立体映像データフォーマットPS3Dによって、ディスプレイ60で生成されるイメージデータのクロストークは予防されうる。なお、3次元立体映像データは、ステレオスコピックデータである。
【0084】
図1から図8までそれぞれに示された各圧縮器33または43は、再配置された3次元立体映像データフォーマットPS3Dを圧縮して、該圧縮された3次元立体映像データフォーマットCDATAまたはDATA1を生成することができる。例えば、圧縮された3次元立体映像データフォーマットCDATAまたはDATA1に含まれた圧縮された3次元立体映像データC1は、右側ピクセルデータR1、R3、R11、及びR13のみを含み、圧縮された3次元立体映像データC3は、右側ピクセルデータR9、R19と左側ピクセルデータL2、L12とを含む。
【0085】
視覚的に影響を及ぼすクロストークを防止するために、図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイドライバー40は、左側フレームと右側フレームとの境界面BDに位置するあらゆるピクセルデータを含む圧縮された3次元立体映像データCPMを処理しないこともある。
【0086】
図12は、図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイコントローラの圧縮器またはディスプレイドライバーの圧縮器の動作を説明する概念図である。図12は、全解像度(full resolution)の立体映像データをディスプレイするための立体映像データフォーマットであって、S3D1とS3D2のそれぞれは、全解像度の半分に対応するピクセルデータを含む。
【0087】
アプリケーションプロセッサ20が、圧縮された立体映像データCDATAを出力する時、ディスプレイコントローラ30の圧縮器33の動作は、次の通りである。
【0088】
圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31から出力された第1立体映像データS3D1を再配置して第1立体映像データPS3D1を生成し、再配置された第1立体映像データPS3D1を圧縮して第1立体映像データCD1を生成する。再配置された第1立体映像データPS3D1は、右側ピクセルデータのみを含む右側フレームと左側ピクセルデータのみを含む左側フレームとを含む。
【0089】
また、圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31から出力された第2立体映像データS3D2を再配置して第2立体映像データPS3D2を生成し、再配置された第2立体映像データPS3D2を圧縮して第2立体映像データCD2を生成する。再配置された第2立体映像データPS3D2は、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含む右側フレームとを含む。
【0090】
ディスプレイドライバー40の圧縮器43が、圧縮されていないデータDATAを圧縮して、該圧縮されたデータDATA1を出力する時、ディスプレイドライバー40の圧縮器43の動作は、次の通りである。
【0091】
圧縮器43は、受信インターフェース41を通じて出力された第1立体映像データS3D1を再配置して第1立体映像データPS3D1を生成し、再配置された第1立体映像データPS3D1を圧縮して第1立体映像データCD1を生成する。また、圧縮器43は、受信インターフェース41を通じて出力された第2立体映像データS3D2を再配置して第2立体映像データPS3D2を生成し、再配置された第2立体映像データPS3D2を圧縮して第2立体映像データCD2を生成させる。
【0092】
図13は、図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイドライバーの圧縮解除器の動作を説明する概念図である。ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、圧縮された第1立体映像データCD1を圧縮解除して、再配置された第1立体映像データPS3D1を生成し、再配置された第1立体映像データPS3D1を再配置して、復元された第1立体映像データRS3D1を生成する。
【0093】
また、ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、圧縮された第2立体映像データCD2を圧縮解除して、再配置された第2立体映像データPS3D2を生成し、再配置された第2立体映像データPS3D2を再配置して、復元された第2立体映像データRS3D2を生成する。
【0094】
図14は、図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する動作を説明する概念図である。
【0095】
ディスプレイコントローラ30の圧縮器33は、圧縮された立体映像データをディスプレイドライバー40に伝送し、ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、圧縮された立体映像データを圧縮解除し、ディスプレイ60は、ディスプレイドライバー40から出力された圧縮解除された立体映像データをディスプレイする。ディスプレイ60は、複数の光源と複数の視差バリアとを含む。本発明の実施形態による全解像度3次元立体映像をディスプレイすることができるディスプレイ60に含まれた複数の視差バリアのそれぞれの位置は、左右イメージが交互に変更されうる。したがって、視差バリアが縦線として視認されることが防止される。
【0096】
なお、従来のディスプレイは、60Hzで半解像度映像(half resolution image)をディスプレイする一方、本発明の実施形態によるディスプレイ60は、120Hzで全解像度映像(full resolution image)をディスプレイすることができる。
【0097】
図15は、図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する過程を説明するフローチャートである。図11から図15までを参照し、アプリケーションプロセッサ20の圧縮器33は、3次元立体映像データS3D1、S3D2を受信し(ステップS110)、図12に示したようなフォーマットを有するように、受信された3次元立体映像データS3D1、S3D2を再配置する(ステップS120)。さらに、圧縮器33は、該再配置された3次元立体映像データPS3D1、PS3D2を圧縮し、該圧縮された3次元映像データCDATA1、CDATA2を伝送インターフェース37とチャネルCHとを通じてディスプレイドライバー40に伝送する。
【0098】
しかし、アプリケーションプロセッサ20から出力された3次元立体映像データが、圧縮されていないイメージデータである時、ディスプレイドライバー40の圧縮器43は、受信インターフェース41から出力された3次元立体映像データS3D1、S3D2を受信し(ステップS110)、図12に示したようなフォーマットを有するように、受信された3次元立体映像データS3D1、S3D2を再配置する(ステップS120)。さらに、圧縮器43は、該再配置された3次元立体映像データPS3D1、PS3D2を圧縮し、該圧縮された3次元映像データCDATA1、CDATA2を第1選択回路47を通じてメモリ51に伝送する。
【0099】
すなわち、S110からS130までは、アプリケーションプロセッサ20の圧縮器33によって行われ、ディスプレイドライバー40の圧縮器43によって行われることもある。
【0100】
続いて、ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、メモリ51から出力された圧縮された3次元立体映像データDATA2または第2選択回路54を通じて出力された圧縮された3次元立体映像データCDATAを受信し、図13を参照して説明したような方法で圧縮された3次元立体映像データCDATAを圧縮解除する(ステップS140)。さらに、圧縮解除器53は、該圧縮解除された3次元立体映像データを再配置し(ステップS150)、該再配置された3次元立体映像データをディスプレイ60に伝送する(ステップS160)。
【0101】
図16は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。図16のイメージデータ処理システム200は、MIPI(登録商標)を使用または支援することができる装置、例えば、携帯電話、スマートフォン、またはタブレットPCとして具現可能である。
【0102】
イメージデータ処理システム200は、アプリケーションプロセッサ210、イメージセンサー220、及びディスプレイ230を含む。アプリケーションプロセッサ210は、図1または図2に示されたディスプレイコントローラ30Aまたは30Bを含みうる。
【0103】
アプリケーションプロセッサ210に具現されたCSI(Camera SerialInterface)ホスト212は、カメラシリアルインターフェースCSIを通じてイメージセンサー220のCSI装置221とシリアル通信することができる。実施例によって、CSIホスト212には、デシリアライザ(deserializer)DESが具現され、CSI装置221には、シリアライザ(serializer)SERが具現されうる。
【0104】
アプリケーションプロセッサ210に具現されたDSI(Display Serial Interface)ホスト211は、ディスプレイシリアルインターフェースを通じてディスプレイ230のDSI装置231とシリアル通信することができる。実施形態によっては、DSIホスト211にはシリアライザSERが具現され、DSI装置231にはデシリアライザDESが具現されうる。DSIホスト211またはDSI装置131は、図1から図8までに示されたディスプレイドライバー40A〜40Hのうちの何れか1つを含みうる。
【0105】
イメージデータ処理システム200は、アプリケーションプロセッサ210と通信することができるRFチップ240をさらに含みうる。アプリケーションプロセッサ210のPHY213とRFチップ240のPHY241は、MIPI DigRFによってデータを送受信することができる。
【0106】
アプリケーションプロセッサ210は、GPS250受信器、DRAMのような揮発性メモリ252、NANDフラッシュメモリのような不揮発性メモリを含むデータ保存装置254、マイク256、またはスピーカー258をさらに含みうる。また、アプリケーションプロセッサ210は、少なくとも1つの通信プロトコル(または、通信標準)、例えば、UWB(Ultra−Wideband)260、WLAN(Wireless LAN)262、WiMAX(Worldwide Interoperability forMicrowave Access)264、またはLTETM(Long Term Evolution)などを用いて外部装置と通信することができる。
【0107】
本発明は、図面に示された実施例を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他実施例が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0108】
本発明は、ディスプレイドライバーとイメージデータ処理装置とに使われる。
【符号の説明】
【0109】
10A〜10H、及び200:イメージデータ処理システム、
11:外部メモリ、
20A、20B:アプリケーションプロセッサ、
23:グラフィックスプロセッシングユニット、
25:メモリコントローラ、
30A、30B:ディスプレイコントローラ、
31A、31B:イメージ処理ロジック回路、
33:圧縮器、
40A〜40H:ディスプレイドライバー、
43:圧縮器、
41:メモリ、
47:第1選択回路、
53:圧縮解除器、
54:第2選択回路、
56:第3選択回路、
60:ディスプレイ。
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、イメージデータ処理技術に係り、特に、電力消耗を減少できるディスプレイドライバー(display driver)とイメージデータ(image data)処理装置の動作方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン(smart phone)またはタブレットPC(Personal Computer)などの携帯用装置のディスプレイの解像度が増加するにつれて、メモリ帯域幅必要条件(memory bandwidth requirement)も増加している。したがって、アプリケーションプロセッサ(application processor)から大量のイメージデータがディスプレイドライバーに伝送される時、ディスプレイの解像度の増加により、携帯用装置に含まれたアプリケーションプロセッサとディスプレイドライバーのそれぞれが消耗する電力も増加する。
【0003】
また、携帯用装置のディスプレイを用いて3次元立体映像データ(stereoscopic 3D image data)をディスプレイさせる場合、3次元立体映像データは、垂直1ラインずつ左右映像データが交互に配されるので、3次元立体映像データのクロストーク(cross−talk)が発生することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電力消耗を減らすために圧縮されたイメージデータを伝送できるアプリケーションプロセッサ、圧縮されたイメージデータを圧縮解除できるディスプレイドライバー、及び該アプリケーションプロセッサと該ディスプレイドライバーとを含むイメージデータ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例によるディスプレイドライバーは、入力データを圧縮して第1データを出力する圧縮器と、いずれのデータを出力させるかに関する第1選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第1データをメモリに伝送する第1選択回路と、前記メモリから出力された第2データを圧縮解除して第3データを出力する圧縮解除器と、前記第3データを処理して生成された第4データをディスプレイに伝送するためのディスプレイインターフェースと、を含む。
【0006】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記入力データの圧縮の有無を指示するための制御情報に応答して、前記第1選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記第1選択信号を生成させるための第1ピンをさらに含みうる。
【0007】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路をさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号と前記第2選択信号とを生成させる制御ロジック回路をさらに含みうる。
【0008】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記第2選択信号を生成させるための第2ピンをさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路と、いずれのデータを出力させるかに関する第3選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第3選択回路と、をさらに含みうる。
【0009】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号、前記第2選択信号、及び第3選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含みうる。実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、前記第1選択信号を生成させるための第1ピンと、前記第2選択信号を生成させるための第2ピンと、前記第3選択信号を生成させるための第3ピンと、をさらに含みうる。
【0010】
実施例によって、前記ディスプレイドライバーは、いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第2選択回路をさらに含みうる。
【0011】
前記入力データが、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである時、前記圧縮器は、前記3次元立体映像データを再配置し、該再配置された3次元立体映像データを圧縮して、前記第1データを生成することができる。
【0012】
前記再配置された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含む。
【0013】
前記第2データが、圧縮された3次元立体映像データである時、前記圧縮解除器は、前記第2データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成させ、前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、前記第3データを出力し、前記圧縮解除された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含み、前記第3データは、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである。
【0014】
本発明の実施例によるイメージデータ処理装置の動作方法は、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データを受信して再配置する段階と、再配置された3次元立体映像データを圧縮して、該圧縮された3次元立体映像データを生成させる段階と、を含み、前記再配置された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含む。
【0015】
前記イメージデータ処理装置は、アプリケーションプロセッサまたはディスプレイドライバーであり得る。
【0016】
前記イメージデータ処理装置の動作方法は、前記圧縮された3次元立体映像データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成させる段階と、前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された復元された3次元立体映像データをディスプレイに出力する段階と、をさらに含む。
【0017】
本発明の実施例によるイメージデータ処理装置は、イメージ処理ロジック回路と、前記イメージ処理ロジック回路からステレオスコピック入力データを受信し、該受信されたステレオスコピック入力データの左側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの左側フレームを整列し、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側フレームを整列する圧縮器と、前記圧縮器から出力されたデータを伝送する伝送インターフェースと、を含む。
【0018】
前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように整列されたステレオスコピックイメージデータをさらに圧縮することができる。前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように制御情報を整列されたステレオスコピックイメージデータに挿入することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の実施例によるアプリケーションプロセッサは、イメージデータの伝送量を減らすために、イメージデータを圧縮し、該圧縮されたイメージデータを高速で伝送できる。圧縮されたイメージデータを伝送できるアプリケーションプロセッサにより、消耗電力を減少できる。また、圧縮されたイメージデータを処理することができるディスプレイドライバーに具現されたフレームメモリのサイズを減らすことができる。
【0020】
また、3次元立体映像データを再配置し、該再配置された3次元立体映像データを圧縮し、該圧縮された3次元立体映像データを伝送しうるアプリケーションプロセッサは、ディスプレイドライバーに伝送されるデータ伝送量を減少することができる。再配置された3次元立体映像データを処理することができるディスプレイドライバーは、全解像度映像をディスプレイにディスプレイし、かつクロストークを減少することができる。
【0021】
本発明の詳細な説明で引用される図面をより十分に理解するために、各図面の詳細な説明が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図2】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図3】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図4】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図5】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図6】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図7】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図8】本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【図9】図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムの動作を説明するフローチャートを示す。
【図10】一般的な3次元立体映像データのフォーマットを説明する概念図である。
【図11】本発明の一実施形態による3次元立体映像データのフォーマットと圧縮とを説明する概念図である。
【図12】図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイコントローラの圧縮器またはディスプレイドライバーの圧縮器の動作を説明する概念図である。
【図13】図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイドライバーの圧縮解除器の動作を説明する概念図である。
【図14】図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する動作を説明する概念図である。
【図15】図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する過程を説明するフローチャートである。
【図16】本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付した図面を参照して、本発明を詳しく説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。図1を参照すると、イメージデータ処理システム10Aは、外部メモリ11、第1イメージデータ処理装置、例えば、アプリケーションプロセッサ20A、第2イメージデータ処理装置、例えば、ディスプレイドライバー40A、及びディスプレイ(display)60を含む。
【0025】
図1から図8を参照して説明されるイメージデータ処理システム10A〜10H(総括的に、10)は、TV(television)、DTV(digital TV)、IPTV(Internet Protocol television)、コンピュータ、または携帯用装置(Portable Device)に使われうる。
【0026】
前記携帯用装置は、2次元ディスプレイ60または3次元ディスプレイ60を含む装置であって、例えば、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、携帯電話(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)PC、PDA(Personal Digital Assistant)、EDA(Enterprise Digital Assistant)、デジタルスチルカメラ(Digital Still Camera)、デジタルビデオカメラ(Digital Video Camera)、PMP(Portable MultimediaPlayer)、PND(Personal Navigation DeviceまたはPortable Navigation Device)、携帯用ゲームコンソール(handheld game console)、またはイーブック(e−book)のように、携帯用装置(handheld device)として具現可能である。
【0027】
外部メモリ11は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような揮発性メモリとして具現可能である。また、外部メモリ11は、フラッシュ(flash)メモリ、抵抗性(resistive)メモリ、または相変換メモリ(phase change random access memory、PRAM)のような不揮発性メモリとして具現可能である。
【0028】
アプリケーションプロセッサ20Aは、ディスプレイドライバー40Aの動作を制御し、ディスプレイドライバー40Aにデータ、例えば、イメージデータ、3次元イメージデータ(3D image data)、3次元立体映像データ(stereoscopic 3D image data)、またはステレオスコピック(stereoscopic)データを伝送する。また、アプリケーションプロセッサ20Aは、圧縮されたイメージデータCDATAまたは圧縮されていないイメージデータDATAをチャネル(channel)CHを通じてディスプレイドライバー40Aに伝送する。また、アプリケーションプロセッサ20Aは、バス(bus)21を通じて互いに通信することができるグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit、GPU)23、メモリコントローラ25、及びディスプレイコントローラ30Aを含む。
【0029】
GPU23は、アプリケーションプロセッサ20Aの動作を全般的に制御する。例えば、GPU23は、メモリコントローラ25とディスプレイコントローラ30Aとを制御することができる。実施例によっては、アプリケーションプロセッサ20Aは、GPU23の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)24をさらに含みうる。この際、CPU24は、アプリケーションプロセッサ20Aの動作を全般的に制御し、メモリコントローラ25とディスプレイコントローラ30Aとを制御することができる。
【0030】
メモリコントローラ25は、外部メモリ11から出力されたイメージデータ、例えば、動画データまたは静止映像データを、バス21を通じてディスプレイコントローラ30Aに伝送する。
【0031】
ディスプレイコントローラ30Aは、圧縮されたイメージデータ(または、エンコードされた(encoded)イメージデータ)CDATAまたは圧縮されていないイメージデータ(または、ローイメージデータ(raw image data)DATAを、通信チャネルCHを通じてディスプレイドライバー40Aに伝送する。例えば、ディスプレイコントローラ30Aは、イメージデータDATAまたはCDATAと共にディスプレイドライバー40AがイメージデータDATAまたはCDATAを処理するために必要な少なくとも1つの制御信号、例えば、クロック信号、同期信号、または同期信号に関連した信号をディスプレイドライバー40Aに伝送する。
【0032】
ディスプレイコントローラ30Aは、イメージ処理ロジック回路31A、圧縮器33、選択回路35、及び伝送インターフェース37を含む。
【0033】
イメージ処理ロジック回路31Aは、GPU23またはCPU24の制御信号に基づいて、メモリコントローラ25から伝送されたイメージデータを処理し、該処理されたイメージデータを出力する。また、イメージ処理ロジック回路31Aは、前記イメージデータが圧縮の必要なイメージデータであるか否かを判断し、該判断の結果に基づいて、選択信号SELAを生成する。
【0034】
圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31Aから出力されたイメージデータDATAを一定の圧縮率で圧縮し、該圧縮されたイメージデータCDATAを出力する。例えば、圧縮器33は、エンコーダとして具現可能である。圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31Aによって制御される。
【0035】
選択回路35は、選択信号SELAに応答して、圧縮器33によって圧縮されたイメージデータCDATAまたはイメージ処理ロジック回路31Aから出力されたイメージデータDATA、すなわち圧縮されていないイメージデータを伝送インターフェース37に伝送する。例えば、選択回路35は、マルチプレクサ(multiplexer)として具現可能である。
【0036】
上述のような構成を有するアプリケーションプロセッサ20Aは、チャネルCHを通じてディスプレイドライバー40Aに伝送されるイメージデータの伝送量及び/または各イメージデータ処理装置20A、40Aで消耗する電力を減らすために、イメージデータを圧縮することができる。3次元立体映像データを圧縮する方法は、図11と図12とを参照して後述する。
【0037】
伝送インターフェース37は、CPUインターフェース、RGBインターフェース、またはシリアルインターフェース(serial interface)として具現可能である。実施形態によっては、伝送インターフェース37は、MDDI(Mobile Display Digital Interface)、MIPI(登録商標)(Mobile Industry Processor Interface)、SPI(Serial Peripheral Interface)、I2C(inter IC)インターフェース、DP(DisplayPort)を支援するインターフェース、eDP(EmbeddedDisplayPort)を支援するインターフェース、またはHDMI(High−Definition Multimedia Interface)として具現可能である。
【0038】
ディスプレイドライバー40Aは、アプリケーションプロセッサ20Aによって圧縮されたイメージデータCDATAを受信してメモリ51に保存し、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を圧縮解除(decompress)し、該圧縮解除されたイメージデータDATA2を処理し、該処理されたイメージデータDATA4をディスプレイ60に伝送する。また、ディスプレイドライバー40Aは、アプリケーションプロセッサ20Aから出力された圧縮されていないイメージデータDATAを、圧縮器43を用いて圧縮し、該圧縮されたイメージデータをメモリ51に保存し、メモリ51から出力されたイメージデータを圧縮解除し、該圧縮解除されたイメージデータをディスプレイ60に伝送する。
【0039】
ディスプレイドライバー40Aは、受信インターフェース41、圧縮器43、制御ロジック回路45A、第1選択回路47、メモリコントローラ49、メモリ51、圧縮解除器53、及びディスプレイインターフェース55を含む。
【0040】
受信インターフェース41は、伝送インターフェース37と同様なインターフェースとして具現可能である。
【0041】
圧縮器43は、受信インターフェース41から出力されたイメージデータ、例えば、圧縮されていないイメージデータDATAを圧縮し、該圧縮されたイメージデータDATA1を出力することができる。エンコーダとして具現可能な圧縮器43は、制御ロジック回路45Aによって制御される。
【0042】
制御ロジック回路45Aは、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1とアクセス制御信号ACCとを生成する。例えば、受信インターフェース41から圧縮されていないイメージデータDATAが出力される時、制御ロジック回路45Aは、制御情報に基づいて、圧縮器43をイネーブルさせるための制御信号と第1レベル、例えば、ロジック0またはローレベルを有する第1選択信号SEL1とを出力することができる。一方、受信インターフェース41から圧縮されたイメージデータCDATAが出力される時、制御ロジック回路45Aは、制御情報に基づいて、圧縮器43をディスエーブルさせるための制御信号と第2レベル、例えば、ロジック1またはハイレベルを有する第1選択信号SEL1とを出力することができる。
【0043】
第1選択信号SEL1のレベルによって、第1選択回路47は、圧縮されたイメージデータCDATAをメモリ51に伝送するか、または圧縮器43によって圧縮されたイメージデータDATA1をメモリ51に伝送する。例えば、第1選択回路47は、第1選択信号SEL1が第1レベルである時、圧縮器43によって圧縮されたデータDATA1をメモリ51に伝送し、第1選択信号SEL1が第2レベルである時、圧縮されたデータCDATAをメモリ51に伝送する。
【0044】
メモリコントローラ49は、アクセス制御信号ACCによってメモリ51に対するアクセス動作、例えば、メモリ51にイメージデータCDATAまたはDATA1を書き込む書込み動作と、メモリ51からイメージデータDATA2を読み出す読出し動作とを制御することができる。
【0045】
メモリ51は、メモリコントローラ49の制御によって、第1選択回路47から出力されたイメージデータCDATAまたはDATA1を保存または出力することができる。例えば、メモリ51は、フレームメモリ(frame memory)として具現可能である。したがって、ディスプレイ60の解像度が増加しても、ディスプレイドライバー40Aは圧縮されたイメージデータCDATAまたはDATA1を処理することができるので、フレームメモリ51のメモリサイズを減少できる。
【0046】
圧縮解除器53は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を受信して圧縮を解除し、該圧縮解除されたイメージデータDATA3を出力することができる。例えば、デコーダとして具現可能な圧縮解除器53は、制御ロジック回路45Aによって制御される。
【0047】
ディスプレイインターフェース55は、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を処理し、該処理されたイメージデータDATA4をディスプレイ60に伝送する。また、ディスプレイインターフェース55は、デジタル信号であるイメージデータDATA3をアナログ信号であるイメージ信号DATA4に変換することができる。
【0048】
ディスプレイ60は、ディスプレイドライバー40Aから出力されたイメージ信号DATA4に対応するイメージをディスプレイする。ディスプレイ60は、2次元イメージまたは3次元立体映像をディスプレイすることができる。ディスプレイ60は、例えば、TFT−LCD(Thin Film Transistor−Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、OLED(Organic LED)ディスプレイ、またはAMOLED(Active−Matrix OLED)ディスプレイとして具現可能である。
【0049】
図2は、本発明の他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。図2を参照すると、イメージデータ処理システム10Bは、外部メモリ11、第1イメージデータ処理装置、例えば、アプリケーションプロセッサ20B、第2イメージデータ処理装置、例えば、ディスプレイドライバー40B、及びディスプレイ60を含む。
【0050】
図1と図2とを参照すると、アプリケーションプロセッサ20Bは、選択回路35の動作を制御するための選択信号SELAを受信するための外部ピン(external pin)20−1を含む。例えば、選択信号SELAは、外部ピン20−1がスイッチ20−2を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第2レベルを有するように設定され、外部ピン20−1がスイッチ20−2を通じて接地VSSに接続される時、第1レベルを有するように設定される。したがって、選択回路35は、第1レベルを有する選択信号SELAによって、圧縮器33により圧縮されたイメージデータCDATAを出力でき、第2レベルを有する選択信号SELAによって、イメージ処理ロジック回路31Bから出力されたイメージデータDATAを出力できる。
【0051】
このように、ディスプレイドライバー40Bは、第1選択回路47の動作を制御するための第1選択信号SEL1を受信するための第1外部ピン40−1を含む。すなわち、図1の制御ロジック回路45Aは、制御情報に基づいて、第1選択回路SEL1とアクセス制御信号ACCとを自動で出力するが、図2の制御ロジック回路45Bは、アクセス制御信号ACCを出力し、第1選択信号SEL1を出力しない。
【0052】
例えば、第1外部ピン40−1が、第1スイッチ40−2を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第1選択信号SEL1は、第2レベルを有するように設定される。第1外部ピン40−1が、第1スイッチ40−2を通じて接地VSSに接続される時、第1選択信号SEL1は、第1レベルを有するように設定される。したがって、第1選択回路47は、第1レベルを有する第1選択信号SEL1に基づいて、圧縮器43によって圧縮されたイメージデータDATA1を出力し、第2レベルを有する第1選択信号SEL1に基づいて、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0053】
図3は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Cは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40C、及びディスプレイ60を含む。制御ロジック回路45Cと第2選択回路54とを除けば、図1のディスプレイドライバー40Aの構造と図3のディスプレイドライバー40Cの構造とは、実質的に同一である。
【0054】
本実施形態では、制御ロジック回路45Cは、イメージデータCDATAまたはDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1、第2選択信号SEL2、及びアクセス制御信号ACCを生成させる。
【0055】
第2選択信号SEL2によって、第2選択回路54は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2または受信インターフェース41から出力されたデータDATAまたはCDATAを圧縮解除器53に伝送する。例えば、第2選択回路54は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2によって、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。例えば、前記制御情報に基づいて、制御ロジック回路45Cが、第2レベルを有する第1選択信号SEL1と第1レベルを有する第2選択信号SEL2とを出力する時、圧縮されたイメージデータCDATAは、メモリ51を通じて圧縮解除器53に伝送される。
【0056】
また、前記制御情報に基づいて、制御ロジック回路45Cが、第1レベルを有する第1選択信号SEL1と第2レベルを有する第2選択信号SEL2とを出力し、圧縮器43をディスエーブルさせる制御信号を出力する時、圧縮されたイメージデータCDATAは、メモリ51をバイパスして圧縮解除器53に伝送されうる。そして、前記制御情報に基づいて、制御ロジック回路45Cが、第1レベルを有する第1選択信号SEL1と第1レベルを有する第2選択信号SEL2とを出力し、圧縮器43をイネーブルさせる制御信号を出力する時、圧縮されていないイメージデータDATAは、圧縮器43によって圧縮された後、第1選択回路47、メモリ51、及び第2選択回路54を通じて圧縮解除器53に伝送されうる。
【0057】
図4は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Dは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40D、及びディスプレイ60を含む。第2外部ピン40−3と第2選択回路54とを除けば、図2のディスプレイドライバー40Bの構造と図4のディスプレイドライバー40Dの構造は、実質的に同一である。
【0058】
本実施形態では、第2外部ピン40−3が、第2スイッチ40−4を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第2選択信号SEL2は、第2レベルを有するように設定される。一方、第2外部ピン40−3が、第2スイッチ40−4を通じて接地VSSに接続される時、第2選択信号SEL2は、第1レベルを有するように設定される。したがって、第2選択回路54は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2によって、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0059】
図5は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Eは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40E、及びディスプレイ60を含む。制御ロジック回路45Eと第3選択回路56とを除けば、図3のディスプレイドライバー40Cの構造と図5のディスプレイドライバー40Eの構造は、実質的に同一である。
【0060】
本実施形態では、制御ロジック回路45Eは、受信インターフェース41から出力されたデータDATAまたはCDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1、第2選択信号SEL2、第3選択信号SEL3、及びアクセス制御信号ACCを生成させる。
【0061】
第3選択信号SEL3によって、第3選択回路56は、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3または受信インターフェース41から出力されたイメージデータCDATAをディスプレイインターフェース55に伝送する。例えば、第3選択回路56は、第1レベルを有する第3選択信号SEL3によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第3選択信号SEL3によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0062】
また、制御ロジック回路45Eから出力された各選択信号SEL1、SEL2、及びSEL3のレベルによって、圧縮されていないイメージデータDATAは、ディスプレイインターフェース55にバイパスされうる。
【0063】
図6は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Fは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40F、及びディスプレイ60を含む。第3外部ピン40−5と第3選択回路56とを除けば、図4のディスプレイドライバー40Dの構造と図6のディスプレイドライバー40Fの構造は、実質的に同一である。
【0064】
本実施形態では、第3外部ピン40−5が、第3スイッチ40−6を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第3選択信号SEL3は、第2レベルを有するように設定される。一方、第3外部ピン40−5が、第3スイッチ40−6を通じて接地VSSに接続される時、第3選択信号SEL3は、第1レベルを有するように設定される。したがって、第3選択回路56は、第1レベルを有する第3選択信号SEL3によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第3選択信号SEL3によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0065】
図7は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Gは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40G、及びディスプレイ60を含む。制御ロジック回路45Gと第2選択回路56’とを除けば、図1のディスプレイドライバー40Aの構造と図7のディスプレイドライバー40Gの構造は、実質的に同一である。
【0066】
本実施形態では、制御ロジック回路45Gは、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAに含まれた制御情報に基づいて、第1選択信号SEL1、第2選択信号SEL2’、及びアクセス制御信号ACCを生成させる。
【0067】
第2選択信号SEL2’によって、第2選択回路56’は、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3または受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAをディスプレイインターフェース55に伝送する。例えば、第2選択回路56’は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0068】
図8は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。イメージデータ処理システム10Hは、外部メモリ11、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B、ディスプレイドライバー40H、及びディスプレイ60を含む。第2外部ピン40−5’と第2選択回路56’とを除けば、図2のディスプレイドライバー40Bの構造と図8のディスプレイドライバー40Hの構造は、実質的に同一である。
【0069】
本実施形態では、第2外部ピン40−5’が、第2スイッチ40−6’を通じて電源Vddを供給する電源ラインに接続される時、第2選択信号SEL2’は、第2レベルを有するように設定される。一方、第2外部ピン40−5’が、第2スイッチ40−6’を通じて接地VSSに接続される時、第2選択信号SEL2’は、第1レベルを有するように設定される。
【0070】
したがって、第2選択回路56’は、第1レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、圧縮解除器53から出力されたイメージデータDATA3を出力し、第2レベルを有する第2選択信号SEL2’によって、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAまたはCDATAを出力する。
【0071】
なお、図2、図4、図6、及び図8では、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、またはSEL2’のレベルを設定するための手段であって、各外部ピン20−1、40−1、40−3、40−5、または40−5’に接続された各スイッチ20−2、40−2、40−4、40−6、または40−6’が示されているが、これは例示的なものに過ぎない。
【0072】
したがって、各スイッチ20−2、40−2、40−4、40−6、または40−6’は、ヒューズ(fuse)、アンチヒューズ(anti−fuse)、またはイーヒューズ(e−fuse)に代替されうる。また、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、及びSEL2’のレベルは、ディスプレイドライバー40A〜40H(総括的に、40)の製造者によって設定しうる。また、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、またはSEL2’のレベルを設定するための手段としてMRS(Mode Register Set)が使われることもある。
【0073】
図9は、図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムの動作を説明するフローチャートを示す。図1から図9を参照すると、各選択信号SELA、SEL1、SEL2、SEL3、及びSEL2’のレベルを、自動または手動で或る特定レベル、例えば、第1レベルまたは第2レベルに設定することによって、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20Bから出力されたイメージデータDATAまたはCDATAが処理される経路を、多様に設定しうる。
【0074】
ここで、自動で設定されるということは、図1、図3、図5、または図7に示された制御ロジック回路45A、45C、45E、または45Gによって設定されることを意味し、手動で設定されるということは、図2、図4、図6、または図8に示された少なくとも1つの外部ピン40−1、40−3、40−5、または40−5’によって設定されることを意味する。
【0075】
まず、アプリケーションプロセッサ20Aまたは20B(総括的に、20)から出力されたイメージデータDATAが、圧縮されたイメージデータであるか否かが判断される(ステップS10)。イメージデータDATAが圧縮されていないイメージデータである時(ステップS10:いいえ)、受信インターフェース41から出力されたイメージデータDATAは、圧縮器43によって圧縮され(ステップS20)、該圧縮されたイメージデータDATA1は、メモリ51に保存される(ステップS30)。
【0076】
続いて、圧縮解除器53は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を圧縮解除する(ステップS40)。
【0077】
一方、アプリケーションプロセッサ20から出力されたイメージデータCDATAが、既に圧縮されたイメージデータである時(ステップS10:はい)、受信インターフェース41から出力された圧縮されたイメージデータCDATAは、第1選択回路47を通じてメモリ51に保存される(ステップS32)。
【0078】
続いて、圧縮解除器53は、メモリ51から出力されたイメージデータDATA2を圧縮解除する(ステップS42)。
【0079】
続いて、ステップS40またはS42の後、ディスプレイインターフェース55は、圧縮解除されたイメージデータDATA3を処理し、該処理されたイメージ信号DATA4をディスプレイ60に伝送する(ステップS50)。
【0080】
次に、3次元立体映像データについて説明する。
【0081】
図10は、一般的な3次元立体映像データのフォーマットを説明する概念図である。図10を参照すると、従来の3次元立体映像データフォーマット(stereoscopic 3D image data format)S3Dは、右側イメージデータRIの奇数番目の垂直ピクセルデータと左側イメージデータLIの偶数番目の垂直ピクセルデータとを含むか、または、右側イメージデータRIの偶数番目の垂直ピクセルデータと左側イメージデータLIの奇数番目の垂直ピクセルデータとを含む。すなわち、従来の3次元立体映像データフォーマットS3Dは、垂直1ラインずつ左側ピクセルデータと右側ピクセルデータとが交互に配される。
【0082】
このような従来の3次元立体映像データフォーマットS3Dでは、右側イメージデータRIの半分と左側イメージデータLIの半分とを隔列に含み、RIの残りの半分とLIの残りの半分のイメージデータは破棄されることになる。例えば、各イメージデータRI、LIの解像度がWXGA(RIとLI合わせて2WXGA)である時、3次元立体映像データフォーマットS3Dの解像度は、2WXGAではなくWXGAとなる。このため、3次元立体映像データフォーマットS3Dに含まれるRIとLIの列間でクロストークが発生し、画質劣化が発生することがある。また、3次元立体映像データを表示するディスプレイにおいて、3次元立体映像パネルに含まれた視差バリア(parallax barrier)が固定されているので、この視差バリアが前記3次元立体映像パネル上で縦線として見えてしまう可能性がある。
【0083】
図11は、本発明の実施形態による3次元立体映像データのフォーマットと圧縮とを説明する概念図である。図11を参照すると、従来の3次元立体映像データフォーマットS3Dとは異なり、本実施形態では、再配置された3次元立体映像データフォーマットPS3Dは、左側ピクセルデータのみ含む左側フレームと右側ピクセルデータのみ含む右側フレームとを含む。左側フレームと右側フレームは、互いに隣接して配される。右側イメージデータと左側イメージデータとは隔列に配されていないので、本実施形態により再配置された3次元立体映像データフォーマットPS3Dによって、ディスプレイ60で生成されるイメージデータのクロストークは予防されうる。なお、3次元立体映像データは、ステレオスコピックデータである。
【0084】
図1から図8までそれぞれに示された各圧縮器33または43は、再配置された3次元立体映像データフォーマットPS3Dを圧縮して、該圧縮された3次元立体映像データフォーマットCDATAまたはDATA1を生成することができる。例えば、圧縮された3次元立体映像データフォーマットCDATAまたはDATA1に含まれた圧縮された3次元立体映像データC1は、右側ピクセルデータR1、R3、R11、及びR13のみを含み、圧縮された3次元立体映像データC3は、右側ピクセルデータR9、R19と左側ピクセルデータL2、L12とを含む。
【0085】
視覚的に影響を及ぼすクロストークを防止するために、図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイドライバー40は、左側フレームと右側フレームとの境界面BDに位置するあらゆるピクセルデータを含む圧縮された3次元立体映像データCPMを処理しないこともある。
【0086】
図12は、図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイコントローラの圧縮器またはディスプレイドライバーの圧縮器の動作を説明する概念図である。図12は、全解像度(full resolution)の立体映像データをディスプレイするための立体映像データフォーマットであって、S3D1とS3D2のそれぞれは、全解像度の半分に対応するピクセルデータを含む。
【0087】
アプリケーションプロセッサ20が、圧縮された立体映像データCDATAを出力する時、ディスプレイコントローラ30の圧縮器33の動作は、次の通りである。
【0088】
圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31から出力された第1立体映像データS3D1を再配置して第1立体映像データPS3D1を生成し、再配置された第1立体映像データPS3D1を圧縮して第1立体映像データCD1を生成する。再配置された第1立体映像データPS3D1は、右側ピクセルデータのみを含む右側フレームと左側ピクセルデータのみを含む左側フレームとを含む。
【0089】
また、圧縮器33は、イメージ処理ロジック回路31から出力された第2立体映像データS3D2を再配置して第2立体映像データPS3D2を生成し、再配置された第2立体映像データPS3D2を圧縮して第2立体映像データCD2を生成する。再配置された第2立体映像データPS3D2は、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含む右側フレームとを含む。
【0090】
ディスプレイドライバー40の圧縮器43が、圧縮されていないデータDATAを圧縮して、該圧縮されたデータDATA1を出力する時、ディスプレイドライバー40の圧縮器43の動作は、次の通りである。
【0091】
圧縮器43は、受信インターフェース41を通じて出力された第1立体映像データS3D1を再配置して第1立体映像データPS3D1を生成し、再配置された第1立体映像データPS3D1を圧縮して第1立体映像データCD1を生成する。また、圧縮器43は、受信インターフェース41を通じて出力された第2立体映像データS3D2を再配置して第2立体映像データPS3D2を生成し、再配置された第2立体映像データPS3D2を圧縮して第2立体映像データCD2を生成させる。
【0092】
図13は、図1から図8までそれぞれに示されたディスプレイドライバーの圧縮解除器の動作を説明する概念図である。ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、圧縮された第1立体映像データCD1を圧縮解除して、再配置された第1立体映像データPS3D1を生成し、再配置された第1立体映像データPS3D1を再配置して、復元された第1立体映像データRS3D1を生成する。
【0093】
また、ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、圧縮された第2立体映像データCD2を圧縮解除して、再配置された第2立体映像データPS3D2を生成し、再配置された第2立体映像データPS3D2を再配置して、復元された第2立体映像データRS3D2を生成する。
【0094】
図14は、図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する動作を説明する概念図である。
【0095】
ディスプレイコントローラ30の圧縮器33は、圧縮された立体映像データをディスプレイドライバー40に伝送し、ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、圧縮された立体映像データを圧縮解除し、ディスプレイ60は、ディスプレイドライバー40から出力された圧縮解除された立体映像データをディスプレイする。ディスプレイ60は、複数の光源と複数の視差バリアとを含む。本発明の実施形態による全解像度3次元立体映像をディスプレイすることができるディスプレイ60に含まれた複数の視差バリアのそれぞれの位置は、左右イメージが交互に変更されうる。したがって、視差バリアが縦線として視認されることが防止される。
【0096】
なお、従来のディスプレイは、60Hzで半解像度映像(half resolution image)をディスプレイする一方、本発明の実施形態によるディスプレイ60は、120Hzで全解像度映像(full resolution image)をディスプレイすることができる。
【0097】
図15は、図1から図8までそれぞれに示されたイメージデータ処理システムが3次元立体映像データを処理する過程を説明するフローチャートである。図11から図15までを参照し、アプリケーションプロセッサ20の圧縮器33は、3次元立体映像データS3D1、S3D2を受信し(ステップS110)、図12に示したようなフォーマットを有するように、受信された3次元立体映像データS3D1、S3D2を再配置する(ステップS120)。さらに、圧縮器33は、該再配置された3次元立体映像データPS3D1、PS3D2を圧縮し、該圧縮された3次元映像データCDATA1、CDATA2を伝送インターフェース37とチャネルCHとを通じてディスプレイドライバー40に伝送する。
【0098】
しかし、アプリケーションプロセッサ20から出力された3次元立体映像データが、圧縮されていないイメージデータである時、ディスプレイドライバー40の圧縮器43は、受信インターフェース41から出力された3次元立体映像データS3D1、S3D2を受信し(ステップS110)、図12に示したようなフォーマットを有するように、受信された3次元立体映像データS3D1、S3D2を再配置する(ステップS120)。さらに、圧縮器43は、該再配置された3次元立体映像データPS3D1、PS3D2を圧縮し、該圧縮された3次元映像データCDATA1、CDATA2を第1選択回路47を通じてメモリ51に伝送する。
【0099】
すなわち、S110からS130までは、アプリケーションプロセッサ20の圧縮器33によって行われ、ディスプレイドライバー40の圧縮器43によって行われることもある。
【0100】
続いて、ディスプレイドライバー40の圧縮解除器53は、メモリ51から出力された圧縮された3次元立体映像データDATA2または第2選択回路54を通じて出力された圧縮された3次元立体映像データCDATAを受信し、図13を参照して説明したような方法で圧縮された3次元立体映像データCDATAを圧縮解除する(ステップS140)。さらに、圧縮解除器53は、該圧縮解除された3次元立体映像データを再配置し(ステップS150)、該再配置された3次元立体映像データをディスプレイ60に伝送する(ステップS160)。
【0101】
図16は、本発明のさらに他の実施形態によるイメージデータ処理システムのブロック図を示す。図16のイメージデータ処理システム200は、MIPI(登録商標)を使用または支援することができる装置、例えば、携帯電話、スマートフォン、またはタブレットPCとして具現可能である。
【0102】
イメージデータ処理システム200は、アプリケーションプロセッサ210、イメージセンサー220、及びディスプレイ230を含む。アプリケーションプロセッサ210は、図1または図2に示されたディスプレイコントローラ30Aまたは30Bを含みうる。
【0103】
アプリケーションプロセッサ210に具現されたCSI(Camera SerialInterface)ホスト212は、カメラシリアルインターフェースCSIを通じてイメージセンサー220のCSI装置221とシリアル通信することができる。実施例によって、CSIホスト212には、デシリアライザ(deserializer)DESが具現され、CSI装置221には、シリアライザ(serializer)SERが具現されうる。
【0104】
アプリケーションプロセッサ210に具現されたDSI(Display Serial Interface)ホスト211は、ディスプレイシリアルインターフェースを通じてディスプレイ230のDSI装置231とシリアル通信することができる。実施形態によっては、DSIホスト211にはシリアライザSERが具現され、DSI装置231にはデシリアライザDESが具現されうる。DSIホスト211またはDSI装置131は、図1から図8までに示されたディスプレイドライバー40A〜40Hのうちの何れか1つを含みうる。
【0105】
イメージデータ処理システム200は、アプリケーションプロセッサ210と通信することができるRFチップ240をさらに含みうる。アプリケーションプロセッサ210のPHY213とRFチップ240のPHY241は、MIPI DigRFによってデータを送受信することができる。
【0106】
アプリケーションプロセッサ210は、GPS250受信器、DRAMのような揮発性メモリ252、NANDフラッシュメモリのような不揮発性メモリを含むデータ保存装置254、マイク256、またはスピーカー258をさらに含みうる。また、アプリケーションプロセッサ210は、少なくとも1つの通信プロトコル(または、通信標準)、例えば、UWB(Ultra−Wideband)260、WLAN(Wireless LAN)262、WiMAX(Worldwide Interoperability forMicrowave Access)264、またはLTETM(Long Term Evolution)などを用いて外部装置と通信することができる。
【0107】
本発明は、図面に示された実施例を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他実施例が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0108】
本発明は、ディスプレイドライバーとイメージデータ処理装置とに使われる。
【符号の説明】
【0109】
10A〜10H、及び200:イメージデータ処理システム、
11:外部メモリ、
20A、20B:アプリケーションプロセッサ、
23:グラフィックスプロセッシングユニット、
25:メモリコントローラ、
30A、30B:ディスプレイコントローラ、
31A、31B:イメージ処理ロジック回路、
33:圧縮器、
40A〜40H:ディスプレイドライバー、
43:圧縮器、
41:メモリ、
47:第1選択回路、
53:圧縮解除器、
54:第2選択回路、
56:第3選択回路、
60:ディスプレイ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力データを圧縮して第1データを出力する圧縮器と、
いずれのデータを出力させるかに関する第1選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第1データをメモリに伝送する第1選択回路と、
前記メモリから出力された第2データを圧縮解除して第3データを出力する圧縮解除器と、
前記第3データを処理して生成された第4データをディスプレイに伝送するためのディスプレイインターフェースと、
を含むディスプレイドライバー。
【請求項2】
前記入力データの圧縮の有無を指示するための制御情報に応答して、前記第1選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項3】
前記第1選択信号を生成させるための第1ピンをさらに含む請求項1または2に記載のディスプレイドライバー。
【請求項4】
いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路をさらに含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のディスプレイドライバー。
【請求項5】
前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号と前記第2選択信号とを生成させる制御ロジック回路をさらに含む請求項4に記載のディスプレイドライバー。
【請求項6】
前記第2選択信号を生成させるための第2ピンをさらに含む請求項4または5に記載のディスプレイドライバー。
【請求項7】
いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路と、
いずれのデータを出力させるかに関する第3選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第3選択回路と、
をさらに含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項8】
前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号、前記第2選択信号、及び第3選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含む請求項7に記載のディスプレイドライバー。
【請求項9】
前記第1選択信号を生成させるための第1ピンと、
前記第2選択信号を生成させるための第2ピンと、
前記第3選択信号を生成させるための第3ピンと、
をさらに含む請求項7または8に記載のディスプレイドライバー。
【請求項10】
いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第2選択回路をさらに含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項11】
前記入力データが、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである時、前記圧縮器は、
前記3次元立体映像データを再配置し、該再配置された3次元立体映像データを圧縮して、前記第1データを生成させ、
前記再配置された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項12】
前記第2データが、圧縮された3次元立体映像データである時、
前記圧縮解除器は、前記第2データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成させ、前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、前記第3データを出力し、
前記圧縮解除された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含み、
前記第3データは、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項13】
垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データを受信して再配置する段階と、
再配置された3次元立体映像データを圧縮して、該圧縮された3次元立体映像データを生成させる段階と、を含み、
前記再配置された3次元立体映像データは、
左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと、右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームとを含むイメージデータ処理装置の動作方法。
【請求項14】
前記イメージデータ処理装置は、アプリケーションプロセッサまたはディスプレイドライバーである請求項13に記載のイメージデータ処理装置の動作方法。
【請求項15】
前記圧縮された3次元立体映像データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成する段階と、
前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された復元された3次元立体映像データをディスプレイに出力する段階と、
をさらに含む請求項13または14に記載のイメージデータ処理装置の動作方法。
【請求項16】
イメージ処理ロジック回路と、
前記イメージ処理ロジック回路からステレオスコピック入力データを受信し、該受信されたステレオスコピック入力データの左側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの左側フレームを整列し、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側フレームを整列する圧縮器と、
前記圧縮器から出力されたデータを伝送する伝送インターフェースと、
を含むイメージデータ処理装置。
【請求項17】
前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように整列されたステレオスコピックイメージデータをさらに圧縮する請求項16に記載のイメージデータ処理装置。
【請求項18】
前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように制御情報を整列されたステレオスコピックイメージデータに挿入する請求項16または17に記載のイメージデータ処理装置。
【請求項1】
入力データを圧縮して第1データを出力する圧縮器と、
いずれのデータを出力させるかに関する第1選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第1データをメモリに伝送する第1選択回路と、
前記メモリから出力された第2データを圧縮解除して第3データを出力する圧縮解除器と、
前記第3データを処理して生成された第4データをディスプレイに伝送するためのディスプレイインターフェースと、
を含むディスプレイドライバー。
【請求項2】
前記入力データの圧縮の有無を指示するための制御情報に応答して、前記第1選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項3】
前記第1選択信号を生成させるための第1ピンをさらに含む請求項1または2に記載のディスプレイドライバー。
【請求項4】
いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路をさらに含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のディスプレイドライバー。
【請求項5】
前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号と前記第2選択信号とを生成させる制御ロジック回路をさらに含む請求項4に記載のディスプレイドライバー。
【請求項6】
前記第2選択信号を生成させるための第2ピンをさらに含む請求項4または5に記載のディスプレイドライバー。
【請求項7】
いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第2データを前記圧縮解除器に伝送する第2選択回路と、
いずれのデータを出力させるかに関する第3選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第3選択回路と、
をさらに含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項8】
前記入力データに含まれた制御情報に応答して、前記第1選択信号、前記第2選択信号、及び第3選択信号を生成させる制御ロジック回路をさらに含む請求項7に記載のディスプレイドライバー。
【請求項9】
前記第1選択信号を生成させるための第1ピンと、
前記第2選択信号を生成させるための第2ピンと、
前記第3選択信号を生成させるための第3ピンと、
をさらに含む請求項7または8に記載のディスプレイドライバー。
【請求項10】
いずれのデータを出力させるかに関する第2選択信号に応答して、前記入力データまたは前記第3データを前記ディスプレイインターフェースに伝送する第2選択回路をさらに含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項11】
前記入力データが、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである時、前記圧縮器は、
前記3次元立体映像データを再配置し、該再配置された3次元立体映像データを圧縮して、前記第1データを生成させ、
前記再配置された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含む請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項12】
前記第2データが、圧縮された3次元立体映像データである時、
前記圧縮解除器は、前記第2データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成させ、前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、前記第3データを出力し、
前記圧縮解除された3次元立体映像データは、左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームを含み、
前記第3データは、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データである請求項1に記載のディスプレイドライバー。
【請求項13】
垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された3次元立体映像データを受信して再配置する段階と、
再配置された3次元立体映像データを圧縮して、該圧縮された3次元立体映像データを生成させる段階と、を含み、
前記再配置された3次元立体映像データは、
左側ピクセルデータのみを含む左側フレームと、右側ピクセルデータのみを含み、前記左側フレームに隣接して配された右側フレームとを含むイメージデータ処理装置の動作方法。
【請求項14】
前記イメージデータ処理装置は、アプリケーションプロセッサまたはディスプレイドライバーである請求項13に記載のイメージデータ処理装置の動作方法。
【請求項15】
前記圧縮された3次元立体映像データを圧縮解除して、該圧縮解除された3次元立体映像データを生成する段階と、
前記圧縮解除された3次元立体映像データを再配置して、垂直1ラインずつ左右ピクセルデータが交互に配された復元された3次元立体映像データをディスプレイに出力する段階と、
をさらに含む請求項13または14に記載のイメージデータ処理装置の動作方法。
【請求項16】
イメージ処理ロジック回路と、
前記イメージ処理ロジック回路からステレオスコピック入力データを受信し、該受信されたステレオスコピック入力データの左側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの左側フレームを整列し、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側ピクセルデータのみを含むように、前記受信されたステレオスコピック入力データの右側フレームを整列する圧縮器と、
前記圧縮器から出力されたデータを伝送する伝送インターフェースと、
を含むイメージデータ処理装置。
【請求項17】
前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように整列されたステレオスコピックイメージデータをさらに圧縮する請求項16に記載のイメージデータ処理装置。
【請求項18】
前記圧縮器は、前記伝送インターフェースによって伝送されるように制御情報を整列されたステレオスコピックイメージデータに挿入する請求項16または17に記載のイメージデータ処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2013−88824(P2013−88824A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−232158(P2012−232158)
【出願日】平成24年10月19日(2012.10.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年10月19日(2012.10.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]