説明

ディスペンサーアセンブリおよびポーチカッター

【課題】ディスペンサーアセンブリ(120)は、ポーチまたはパケット構造(172)を開封するためのものである。
【解決手段】ディスペンサーアセンブリ(120)は、内部空洞を有する容器構造を備える。空洞は、パケット構造(172)がその空洞内に収容することができるように十分な容積を有する。ディスペンサーアセンブリ(120)は、ポーチまたはパケット構造(172)を切断するためのカッター(160)を備える。カッターは、容器に固定されるか、または取り外し可能に収容される。カッターは、スライダー構造、ギロチンカッター、またはU字形部材によって構成され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2006年5月19日に出願された米国仮特許出願第60/801,907号明細書および2007年4月10日に出願された米国仮特許出願第60/922,601号明細書の優先権および利益を主張し、それらの全ては本明細書中に参照として援用される。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、概して、ポーチカッター、より具体的にはフィルムストリップを含むポーチまたはパケットを収容するカッターおよび容器に関する。このカッターは容器に固定されるか、または容器に取り外し可能に収容される。
【背景技術】
【0003】
薬剤および同様の物質は、通常、比較的正確な量で摂取されることを必要とする。摂取のためにそのような比較的正確な量の薬剤を提供するための1つの技術は、比較的正確な量の薬剤を溶解可能なフィルムストリップに含浸することである。次いで、使用者はフィルムストリップを彼らの口の中に入れ、比較的正確な量の薬剤を受け入れることができる。
【0004】
医薬は頻繁に治療を促進するために切断部および創傷部に付与される。皮膚の切断部および創傷部にそのような医薬を付与するための1つの技術は、医薬をフィルムストリップに含浸させることである。次いで、使用者はフィルムストリップを切断部または創傷部および近接皮膚にしばしば置き、それによって、フィルムストリップ上の医薬は切断部または創傷部に移される。医薬が切断部または創傷部に移された後、フィルムストリップは溶解され得るか、または取り外され得る。
【0005】
このような含浸されたフィルムストリップは、使用者によって摂取または付与される前に保存するためにポーチまたはパケット内に含まれ得る。このようなポーチまたはパケットはフィルムストリップを保護し、使用者によって摂取または付与される前に制御された環境において薬剤または医薬を維持する。
【0006】
ポーチまたはパケットは、通常、使用者によってポーチまたはパケットを手動で引き裂かれることによって開封され、その中のフィルムストリップが得られる。好ましくは、ポーチまたはパケットを引き裂くことによって開封するために必要とする引き裂く力および手先の器用さは制限されて、ポーチまたはパケットは容易に開封され得る。ポーチまたはパケットが、手先の力および器用さが制限された人に使用される場合、ポーチまたはパケットのこの特性は特に利点がある。このような制限された手先の強さおよび器用さは高齢者に見られ、特に、関節炎を患っている人に見られる。また、このような制限された手先の強さおよび器用さは、例えば、手を負傷している人、手術を受けた人、または他の有害な病状の人の全ての年代に見られる。
【0007】
ポーチまたはパケットの使用の別の態様は、ポーチまたはパケットは開封することが難しい方が好ましいことである。この態様は、子供への抵抗性およびより具体的には、ポーチまたはパケットを子供が開封することが難しいことに関連する。この特性を有するポーチまたはパケットを提供することは、子供がポーチまたはパケット内のフィルムストリップを手に取る可能性を減少させる。しばしば、フィルムストリップが含浸された薬剤または他の物質は、子供に直接手に取らせないことが好ましくなる。このことは、通常、子供の能力を超えている薬剤または他の物質の適切な使用に関して重要になる。
【0008】
子供に抵抗性のある所望のポーチまたはパケットを作製することは、制限された手先の力または器用さを有する大人にとっても開封することが難しくなり得る。従って、ポーチまたはパケット構造および製造は困難になり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明のディスペンサーアセンブリは、ポーチまたはパケット構造を開封するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のディスペンサーアセンブリは、内部空洞を有する容器構造を備える。この空洞は、パケット構造がその空洞の中に収容され得るのに十分な容積である。このディスペンサーアセンブリは、ポーチまたはパケット構造を切断するためのカッターを備える。このカッターは容器に固定されるか、または取り外し可能に容器内に収容される。このカッターは、スライダー構造、ギロチンカッター、またはU字形部材によって構成され得る。
【0011】
このカッターは、手で引き裂くことによって開封するのが難しいポーチまたはパケット構造を容易に切断することができる。従って、ポーチまたはパケット構造は、子供によって開封することが十分に難しくなり、子供への抵抗性の必要を満たすことができる。このカッターはまた、子供によって操作することが難しいように構成されて、さらに子供への抵抗性を与え得る。しかしながら、このカッターは、制限された手先の力および器用さを持つ大人に容易に操作可能であるように構成され、ポーチまたはパケット構造を切断して、その中に含まれるフィルムストリップを得ることができる。従って、このディスペンサーアセンブリは、制限された手先の力および器用さを持つ大人がポーチまたはパケット構造を容易に開封することができるが、子供への抵抗性を与える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のディスペンサーアセンブリの斜視図であり、示されるディスペンサーアセンブリは、ストリップ構造を含むパケット構造を収容する容器構造を有する。
【図2】図1のディスペンサーアセンブリの正面図である。
【図3】図2のディスペンサーアセンブリの線3−3で示された面の横断面図であり、そのカッターアセンブリを示す。
【図4】図2のディスペンサーアセンブリの線4−4で示された面の横断面図であり、カッターアセンブリのスライダー構造を示す。
【図5】図1のディスペンサーアセンブリに配置されるパケット構造の1つの正面図である。
【図6】図1のディスペンサーアセンブリの斜視図であり、切断するためにカッターアセンブリに配置されたパケット構造の1つを示す。
【図7】カッターアセンブリによりパケット構造を切断した後の図6のディスペンサーアセンブリおよびパケット構造の斜視図である。
【図8】図1のディスペンサーアセンブリの代替の第2の実施形態の斜視図であり、フィルムストリップを含むパケット構造を収容する容器構造を有するディスペンサーアセンブリを示す。
【図9】図8のディスペンサーアセンブリの正面図である。
【図10】図9のディスペンサーアセンブリの線10−10で示された面の横断面図であり、スライディングカッターを示す。
【図11】図9のディスペンサーアセンブリの線11−11で示された面の横断面図であり、スライディングカッターのベースおよびカッター構造を示す。
【図12】図8のディスペンサーアセンブリに配置されたパケット構造の1つの正面図である。
【図13】切断するためにスライディングカッターに配置されたパケット構造の1つを示す図8のディスペンサーアセンブリの斜視図である。
【図14】スライディングカッターによりパケット構造を切断した後の図13のディスペンサーアセンブリおよびパケットの斜視図である。
【図15】ベースおよびカッター構造を示すスライディングカッターの分解図である。
【図16】図1のディスペンサーアセンブリの代替の第3の実施形態の斜視図であり、フィルムストリップを含むパケット構造を収容する容器構造を有するディスペンサーアセンブリを示す。
【図17】図16のディスペンサーアセンブリおよびパケット構造の斜視図であり、ハンドヘルドカッターによるパケット構造の切断を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明のこれらおよび他の特性は、添付の図面と併せて以下の本発明の具体的な実施形態からより十分に理解されるだろう。
【0014】
対応する参照数字はいくつかの図面にわたって対応する部分を示す。
【0015】
図面、より具体的には図1および図2を参照すると、ディスペンサーアセンブリ20は、内部空洞24を有する容器構造22を備える。容器構造22は、外面27を有する本体構造26を備える。空洞24は本体構造26内に配置される。本体構造26は、前面30、裏面32、2組の側面34、36、および1組の底面38を有する。
【0016】
容器構造22は、ヒンジ構造によって本体構造26に接続されるキャップ構造28を有する。ヒンジ構造によって、キャップ構造28は開口位置と閉鎖位置との間で動くことができる。キャップ構造28が開口位置にある場合、空洞24へ接近することができる。
【0017】
キャップ構造28が閉鎖位置にある場合、本体構造26へのキャップ構造28の接続により、子供に抵抗性のある容器構造22を与えることができる。子供に抵抗性のある容器構造22は、通常、子供が閉鎖位置から開口位置へとキャップ構造28を動かすことを防止する。
【0018】
ディスペンサーアセンブリ20は、支持構造44を有するカッターアセンブリ42によって規定されるカッター構造を備える。支持構造44は、対向端48、50を有する細長いチャネル部材46を備える。支持構造44は、チャネル部材46内に細長い空洞52を有する。支持構造44は、チャネル部材46と一体化する凸部材45を備える。凸部材45は、側面36の間にある溝47に延在する。凸部材45およびチャネル部材46は、アクリレートまたは熱溶接などによって側面36に固定される。溝47内への凸部材45の伸張および側面36への凸部材の接続によって、凸部および溝の接続が規定される。溝47は、溝の端部に狭い幅を有し得、側面36に対して凸部材45の長手軸方向の動きを遮る。溝47の端部は、このような凸部材45の長手軸方向の動きをさらに遮るために閉じることができる。
【0019】
カッターアセンブリ42は、タブ構造54およびそのタブ構造に接続されるブレード構造56を備えるスライダー構造53を有する。ブレード構造56は、切断するために鋭利な環状本体57および外縁58を有する。タブ構造54へのブレード構造56の接続により、タブ構造に対して環状本体57を回転することができる。
【0020】
タブ構造54は、ブレード構造56が空洞52内に延びるようにチャネル部材46に取り付けられる。チャネル部材46へのタブ構造54の接続により、端部48、50の間の支持構造44に対してスライダー構造53を動かすことができる。
【0021】
ディスペンサーアセンブリ20は、空洞24に収容される1つまたは複数のポーチまたはパケット構造60を含むキット中に包含される。空洞24は、1つまたは複数のパケット構造60がその空洞の中に収容され得るのに十分な容積を有する。パケット構造60の各々は、ストリップ構造が含まれる内部空洞を有するエンベロープ構造62を備える。パケット構造60の各々は、パケット構造の空洞が配置される間に対向する側面層を有する。側面層の各々は、四角形の層の構造を有するパケット構造60を与える内部ライナーおよび外層を有する。パケット構造60の内部ライナーは、金属箔材料から形成され得る。
【0022】
パケット構造60の外層は、特定の強さより小さい引き裂く力によって引き裂くことに抵抗がある材料から形成される。引き裂く力の特定の強さは、パケット構造60が子供に抵抗性があるように十分に大きい。パケット構造60の外層の材料は、適切な器具(例えばカッターアセンブリ42)によって切断され得る。
【0023】
エンベロープ構造62は、開口部端64およびその開口部端と交わる1組の側部端66、68を有する。パケット構造60の各々は、エンベロープ構造62につながれる位置表示構造を有する。図5に示される位置表示構造は、1組のシェブロン構造70、72によって規定され、そのシェブロン構造の各々は、側部端66、68のそれぞれ1つと一体化する。シェブロン構造70、72は、対応するパケット構造60の空洞の長手軸方向の寸法74を減少させて、パケット構造60内に収容されるストリップ構造と相応する寸法より小さいサイズにする。従って、ストリップ構造が、パケット構造60内でシェブロン構造70、72の間の部分75へと側部に動くことを防ぐ。これにより、シェブロン構造70、72の各々と開口部端との間の側面寸法76と少なくとも同じ大きさである開口部端64と、ストリップ構造との間の側面の隙間が維持される。
【0024】
パケット構造60は、1つまたは両方の外層の外面にしるしを有する。そのしるしは、シェブロン構造70、72の近くに位置する。そのしるしは、カッターアセンブリ42が作動する場合、ブレード構造56に対するシェブロン構造70、72の位置を示す。
【0025】
開口部端64は、図7に示されるようにカッターアセンブリ42によって切断されて、エンベロープ構造62の空洞内のストリップ構造に接近できる。切断は、図6に示されるようにチャネル部材46の端部48に隣接するスライダー構造53を最初に位置決めすることによってもたらされる。
【0026】
次いで、図6に示されるようにパケット構造60は、チャネル部材46およびスライダー構造53に対して配置される。パケット構造60のこの位置において、チャネル部材46は、開口部端64と本体構造26との間の側部に配置される。パケット構造60のこの位置により、シェブロン構造70、72はブレード構造56と実質的に同じ側部位置を有するようになる。エンベロープ構造62の外面に印刷されるしるしは、シェブロン構造70、72がブレード構造56と実質的に同じ側部位置を有するようにパケット構造60がカッターアセンブリ42に対して配置されていることを示す。
【0027】
次いで、スライダー構造53は、端部50への方向においてチャネル部材46に対して移動し、ブレード構造56はパケット構造60を切断する。ブレード構造56は、最初に、そのブレード構造と実質的に同じ側部位置を生じるシェブロン構造70と接触する。端部50の方向へのスライダー構造53の移動の継続は、ブレード構造56がパケット構造60の部分75と接触することを生じる。スライダー構造53のこの移動は、パケット構造60から開口部端64を切断する。パケット構造60からの開口部端64の切断は、ブレード構造56がシェブロン構造72を切断することによって完了する。図7に示されるように、切断の完了後、開口部端64はパケット構造60から完全に分離され、スライダー構造53はチャネル部材46の端部50に隣接して位置する。
【0028】
カッターアセンブリ42によるパケット構造60からの開口部端64の切断により、ブレード構造56に接触されないエンベロープ構造62内にあるストリップ構造が与えられる。これは、ストリップ構造がパケット構造60内で、ブレード構造56によって切断される部分75へと側部に移動することを防ぐシェブロン構造70、72によって与えられる。従って、シェブロン構造70、72により、側面寸法76と少なくとも同じ大きさである開口部端64と、ストリップ構造との間の側面の隙間の維持が与えられる。これにより、ストリップ構造と開口部端64との間に最小の隙間が与えられる。
【0029】
好ましくは、カッターアセンブリ42は、子供が通常、そのカッターアセンブリ42を用いてパケット構造60を切断できないように子供に抵抗性がある。図6に示されるように、子供への抵抗性は、子供が通常、カッターアセンブリ42に対してパケット構造60を適切に配置できないようにカッターアセンブリ42を構成することにより与えられ得る。また、子供への抵抗性は、子供が通常、パケット構造60から開口部端64を切断するために、図6に示されるスライダー構造の位置から図7に示されるスライダー構造の位置までスライダー構造53を移動させることができないようにカッターアセンブリ42を構成することによって与えられ得る。
【0030】
開口部端64がパケット構造60から完全に切断された後、パケット構造は、カッターアセンブリ42から取り外されて、エンベロープ構造62内からストリップ構造を取り出すために開封される。ストリップ構造は消化可能であり、使用者により摂取されるために薬学的物質を含浸し得る。
【0031】
ディスペンサーアセンブリ20の代替の実施形態において、カッターアセンブリ42は、本体構造26に対して固定されるブレード構造56を有する。このようなカッターアセンブリは、ブレード構造56の外縁58に対してパケット構造をスライドすることによってパケット構造60から開口部端64を切断するように構成され得る。
【0032】
ディスペンサーアセンブリ20の代替の実施形態において、カッターアセンブリ42は、パケット構造60から側部端66、68を切断するために与えられ得る。
【0033】
ディスペンサーアセンブリ20の代替の実施形態において、支持構造44は側面34に固定される。ディスペンサーアセンブリ20のさらなる代替の実施形態において、支持構造44は底面38に固定される。
【0034】
ディスペンサーアセンブリ20の代替の実施形態において、カッター構造はレーザーカッターによって規定される。
【0035】
パケット構造60の代替の実施形態において、そのパケット構造は二層構造であるように、その対向側は同質であり得る。
【0036】
ディスペンサーアセンブリ120の代替の実施形態を図8および図9に示す。ディスペンサーアセンブリ120は、内部空洞124を有する容器構造122を備える。容器構造122は、外面127を有する本体構造126を備える。空洞124は、本体構造126内に配置される。本体構造126は、前面130、裏面132、2対の側面134、136、および1対の底面138を有する。
【0037】
容器構造122は、ヒンジ構造によって本体構造126に接続されるキャップ構造139を有する。ヒンジ構造は、開口位置と閉鎖位置との間で動くようにキャップ構造139を与える。キャップ構造139が開口位置にある場合、接近手段が空洞124に与えられる。
【0038】
キャップ構造が閉鎖位置にある場合、本体構造126へのキャップ構造139の接続により、子供に抵抗性があるように容器構造122が与えられ得る。子供に抵抗性がある容器構造122は、通常、子供が閉鎖位置から開口位置までキャップ構造139を動かすことを防止する。
【0039】
ディスペンサーアセンブリ120は、図1〜図4、図6および図7に示されるディスペンサーアセンブリ20内に備えられるカッター構造の代替の実施形態であるスライドカッター140を備える。スライドカッター140は、ガイド構造144およびベース構造148を備えるフレーム構造142を有する。ベース構造148は、切断面150を規定する面を有する。図10に示されるように切断面150は、ギャップ151によって分離される前部および後部を備える。ベース構造148およびガイド構造144は、隙間154がガイド構造とベース構造との間に与えられるようにモノリシック構造である。図8に示されるように隙間154は細長い。隙間154の前部は、排出部146を規定する。排出部146の代替の実施形態は、ベース構造148内に形成されて、切断面150の前部および後部からベース構造の底面まで下方へ延在するスリットまたは開口部によって与えられる。
【0040】
フレーム構造142は、ベース構造148と一体化する凸部材156を備える。凸部材156は、側面136の間にある溝158内に延在する。凸部材156およびベース部材148は、例えばアクリレートまたは熱溶接によって側面136に固定される。溝158内への凸部材156の伸張および側面136への凸部材の接続は、凸部および溝の接続を規定する。溝158は、側面136に対して凸部材156の長手軸方向の動きを遮るために溝の端部に狭い幅を有し得る。溝158の端部は、凸部材156の長手軸方向の動きをさらに遮るために閉鎖され得る。
【0041】
図8および図13〜図15に示されるようにスライディングカッター140は、ガイド構造144内に支持されるブレード構造162を有するカッター構造160を備える。ブレード構造162は、切断するための鋭利な刃先164を有する。ブレード構造162は、切断端164に平行なベース端部166を有する。カッター構造160は、ベース端部166に固定されるタブ構造168を備える。
【0042】
図13に示されるように、ガイド構造144によるブレード構造162の支持は、開口位置に位置するようにカッター構造160を与え、切断端164は、ベース端部166と切断面150との間に位置する。ガイド構造144による支持は、開口位置(図13に示す)から切断位置(図8〜図11および図14に示す)までのブレード構造162の動きをさらに与える。図10および図11に示されるように、ブレード構造162が切断位置にある場合、切断端164はギャップ151内にある。
【0043】
ガイド構造144によるブレード構造162の支持は、切断面150に垂直であるように開口位置と切断位置との間にブレード構造の移動の方向を与える。スライディングカッター140の代替の実施形態は、開口位置と切断位置との間のブレード構造162の移動の方向が切断面150に対して傾斜することを可能にし、それによって、移動の方向は切断面と一致する面に交わる。
【0044】
図11および図15に示されるように、スライディングカッター140は、ガイド構造144およびブレード構造162に接続される1対の伸縮バネ170を備える。伸縮バネ170は、開口位置から切断位置までのブレード構造162の動きに抵抗がある。
【0045】
ディスペンサーアセンブリ120は、空洞124に収容される1つまたは複数のポーチあるいはパケット構造を含むキットに備えられる。空洞124は、1つまたは複数のパケット構造172がその空洞に収容され得るように十分な容積を有する。パケット構造172の各々は、ストリップ構造が含まれる内部空洞を有するエンベロープ構造174を備える。パケット構造172の各々は、パケット構造の空洞が配置される間に対向する層を有する。対向する層の各々は、パケット構造172に四角形の層構造を与える内部ライナーおよび外部ライナーを有する。パケット構造172の内部ライナーは、金属箔材料から形成され得る。
【0046】
パケット構造172の外層は、特定の強さより小さい引き裂く力によって引き裂かれることに抵抗がある材料から形成される。引き裂く力の特定の強さは、パケット構造172が子供に抵抗性があるように十分に大きい。パケット構造172の外層の材料は、適切な器具(例えばスライディングカッター140)によって切断され得る。
【0047】
エンベロープ構造174は、開口部端176および開口部端と交わる1対の側部端178、180を有する。パケット構造172の各々は、エンベロープ構造174につながれた位置表示構造を有する。図12に示されるように、位置表示構造は、各々が側部端178、180のうちのそれぞれの1つと一体化する1対のシェブロン構造182、184によって規定される。シェブロン構造182、184は、対応するパケット構造172の空洞の長手軸方向の容積186を、パケット構造内に収容されるストリップ構造の対応する容積より小さいサイズに減少させる。従って、ストリップ構造は、シェブロン構造182、184の間にあるパケット構造172の部分188までパケット構造172内の側部に動くことを遮られる。このことは、シェブロン構造182、184の各々と開口部端との間の側面の容積190と少なくとも同じ大きさの開口部端176と、ストリップ構造との間の側面の隙間を維持する。
【0048】
パケット構造172は、外層の1つまたは両方の外面にしるしを有する。しるしは、シェブロン構造182、184の近くに配置される。しるしは、カッター構造160が開口位置から切断位置に移動する場合、ブレード構造162に対するシェブロン構造182、184の位置を示す。
【0049】
図14に示されるように、開口部端176はスライディングカッター140によって切断されて、エンベロープ構造174の空洞内のストリップ構造への接近手段を与える。図13に示されるように、切断は、ガイド構造144に対する開口位置においてカッター構造160を最初に位置決めすることによって与えられる。カッター構造160は、伸縮バネ170がブレード構造168を開口位置に強制的に移動させるようにタブ構造168を解放することによって開口位置に配置される。
【0050】
次いで、図13に示されるように、パケット構造172は、フレーム構造142およびカッター構造160に対して配置される。この位置において、パケット構造172が開口位置から切断位置までのカッター構造160の移動の方向に垂直であるように、パケット構造172は切断面150上の平らな部分に配置される。また、フレーム構造142は、開口部端176と本体構造126との間の側部に配置される。パケット構造172のこの位置は、ブレード構造162と実質的に同じ側部位置を有するようにシェブロン構造182、184を与える。エンベロープ構造174の外面に印刷されるしるしは、パケット構造172がカッター構造160に対して配置されることを示し、それによって、シェブロン構造182、184は、ブレード構造162と実質的に同じ側部位置を有する。
【0051】
次いで、カッター構造160は、伸縮バネ170の抵抗を克服するのに十分にタブ構造168を押し下げることによって切断面150の前部と後部との間のギャップ151の方向にフレーム構造142に対して移動される。カッター構造160の移動は、ブレード構造162がパケット構造172を切断するのに十分である。切断端164は最初に、パケット構造172の全体部分188と実質的に接触し、同時に、シェブロン構造182、184の側部位置は、ブレード構造162と実質的に同じになる。ギャップ151の方向へのカッター構造160の連続した移動により、切断端164は部分188の全体の厚さを通って移動し、同時に、スライディングカッター140は、ギロチンカッターを規定する。カッター構造160のこの移動は、パケット構造172から開口部端176を切断する。切断終了後、図10および図11に示されるように、切断端164はギャップ151内に配置される。これにより、図14に示されるように、カッター構造160の切断位置が規定される。また、切断終了に続いて、図14に示されるように、開口部端176は、パケット構造172から完全に分離されて、排出部146を通してフレーム構造から開口部端を取り除くことができる。排出部146を介する開口部端176の除去は、隙間154においてそれぞれのパケット構造172から切断されている開口部端176の蓄積の可能性を減少させる。
【0052】
ベース構造148内に形成されて切断面150の前部および後部からベース構造の底面まで下方へ延びるスリットまたは開口部によって規定される排出部146の代替の実施形態は、パケット構造172から切断されている開口部端176を、空洞の下にスリットまたは開口部を介して強制的に落とす。これにより、隙間154においてそれぞれのパケット構造172から切断されている開口部端176の蓄積の可能性を減少させるフレーム構造142から開口部端176の除去が与えられる。
【0053】
カッター構造160によるパケット構造172から開口部端176の切断は、ブレード構造162によって接触しないように、エンベロープ構造174内にあるストリップ構造を与える。これにより、シェブロン構造182、184は、ストリップ構造が、ブレード構造162によって切断される部分188までパケット構造172内の側部へ移動することを遮る。従って、シェブロン構造182、184は、側面寸法190と少なくとも同じ大きさの開口部端176と、ストリップ構造との間の側部の隙間の維持を与える。これにより、ストリップ構造と開口部端176との間に最小の隙間が与えられる。
【0054】
スライディングカッター140は、好ましくは、子供が通常、スライディングカッターを用いてパケット構造172を切断できないように子供に抵抗性がある。図13に示されるように、子供への抵抗性は、子供が通常、スライディングカッターに対してパケット構造172を適切に配置できないようにスライディングカッター140を構成することによって与えられ得る。また、子供への抵抗性は、子供が通常、パケット構造172から開口部端176を切断するために図13に示されるカッター構造160の位置から図14に示されるカッター構造160の位置までそのカッター構造160を移動できないようにスライディングカッター140を構成することによって与えられ得る。
【0055】
開口部端176がパケット構造172から完全に切断された後、パケット構造はスライディングカッター140から取り除かれて、エンベロープ構造174内からストリップ構造を取り除くために開封される。ストリップ構造は、使用者に摂取されるために消化可能であり、薬学的物質を含浸され得る。あるいは、ストリップ構造は、皮膚の切断部または創傷部に適用するための医薬を含浸され得る。
【0056】
ディスペンサーアセンブリ120の代替の実施形態において、スライディングカッター140は、パケット構造172から側部端178、180を切断するために与えられ得る。
【0057】
ディスペンサーアセンブリ120の代替の実施形態において、フレーム構造142は側面134に固定される。ディスペンサーアセンブリ20のさらなる代替の実施形態において、フレーム構造142は底面138に固定される。
【0058】
パケット構造172の代替の実施形態において、その対向側は、パケット構造が2層であるように同質であり得る。
【0059】
ディスペンサーアセンブリ220の代替の実施形態は、図16および図17に示される。図16および図17において、図8〜図15に示される部分と相当する図16および図17に示される部分は、図8〜図15の参照番号に「100」を加えたものと同じ図8〜図15の参照番号を有する。例えば、図16における容器構造222は、図8〜図11および図13〜図15における容器構造122に相当する。
【0060】
ディスペンサーアセンブリ220は、容器構造222において、パケット構造272と一緒に、取り外されて保存されるハンドヘルドカッター240を備える。容器構造222からハンドヘルドカッター240の除去は図16に示される。
【0061】
ハンドヘルドカッター240は、内部領域が平面であり、U字形部材に部分的に囲まれるように内部領域294に規定されるU字形部材292を有するフレーム構造242を備える。U字形部材292は、ギャップ領域296に規定される間に端部を有する。
【0062】
ハンドヘルドカッター240は、ブレード構造262を有するカッター構造260を備える。ブレード構造262は、切断するための鋭利な切断端264を有する。ブレード構造262は、そのブレード構造に対して同一平面の内部領域294内に配置されるように、U字形部材292に接続される。ブレード構造262は、切断端264への接近がギャップ領域296によって与えられるように、U字形部材292に対して方向付けられる。切断端264への接近は、U字形部材292によって制限される。
【0063】
図17に示されるように、ハンドヘルドカッター240は容器構造222から取り外されて、開口部端276はブレード構造262によって切断され、エンベロープ構造274の空洞内のストリップ構造へ接近を与える。図17に示されるように、切断は最初に、シェブロン構造284と実質的に同じ側部位置を有するようにハンドヘルドカッター240を配置することによって与えられる。ハンドヘルドカッター240はさらに、シェブロン構造284に隣接するパケット構造272の部分288が、内部領域294内にあるように配置される。ハンドヘルドカッター240のさらなる配置は、通常、パケット構造272に対して垂直であるシェブロン構造282およびブレード構造262の方向に延びるようにU字形部材292の脚の方向に向きを合わせられる。
【0064】
ハンドヘルドカッター240は、切断端264が最初に、シェブロン構造284と交わる点で部分288と接触するように、パケット構造272に対して長手軸方向に移動する。図17に示されるように、ハンドヘルドカッター240の移動は、シェブロン構造282の方向において切断端264が部分288を徐々に切断するように継続される。シェブロン構造282、284は、エンベロープ構造274内にあるストリップ構造がパケット構造272内の側部へ移動することを遮る。従って、ストリップ構造は、シェブロン構造182、184のためにブレード構造162に接触されないエンベロープ構造174内にあるストリップ構造と同じようにブレード構造262に接触されない。
【0065】
ハンドヘルドカッター240の移動は、切断端264がシェブロン構造282に届き、部分288と交わる点を切断するのに十分にブレード構造262を移動することによって完了する。その後、開口部端276は、パケット構造272から完全に分離される。パケット構造272から開口部端276の完全な分離は、エンベロープ構造174からのストリップ構造の除去と同じようにエンベロープ構造274内からのストリップ構造の除去を可能にする。
【0066】
ハンドヘルドカッター240は、使用者の片方の手の4本の指と親指の間に保持されることによって動かされる。シェブロン構造282におけるハンドヘルドカッター240の最初の配置は、部分288に対してブレード構造262を含むハンドヘルドカッター240の正しい方向を示すパケット構造272の外層の1つまたは両方のしるしによって容易にされ得る。あるいは、ハンドヘルドカッター240は、しるしを有さないパケット構造272のシェブロン構造282に最初に配置され得る。
【0067】
ハンドヘルドカッター240によってパケット構造272を切断する代替の方法は、シェブロン構造282で切断を開始させる。図17に示されるように、この方法はさらに、部分288の切断と同じ方法において、シェブロン構造284の方向において徐々に切断される部分288を与える。ハンドヘルドカッター240は、使用者の片方の手の4本の指と親指の間に保持されることによって動かされる。シェブロン構造282におけるハンドヘルドカッター240の最初の位置決めは、シェブロン構造284におけるハンドヘルドカッター240の最初の配置と同じ方法において、パケット構造272の外層の1つまたは両方のしるしによって容易にされ得る。あるいは、ハンドヘルドカッター240は、しるしを有さないパケット構造272のシェブロン構造284に最初に配置される。
【0068】
ハンドヘルドカッター240の代替の実施形態は、図1〜図4、図6および図7に示されるように、カッターアセンブリ42によって規定されるカッター構造と同じカッターアセンブリによって構成される。ハンドヘルドカッター240のさらなる代替の実施形態は、図8〜図11および図13〜図15に示されるように、スライディングカッター140と同じスライディングカッターによって構成される。ハンドヘルドカッター240のさらなる代替の実施形態は、レーザーカッターによって構成される。ハンドヘルドカッター240の代替の実施形態は、パケット構造272を有する容器構造222に各々取り外し可能に収容され、それによって、それぞれのハンドヘルドカッターは、部分288を切断するために容器構造から取り外される。
【0069】
本発明は、特定の好ましい実施形態を参照して記載されているが、多くの変更が記載された本発明の概念の趣旨および範囲内でなされ得ることは理解されるべきである。従って、本発明は開示された実施形態に制限されず、添付の特許請求の範囲の語句によって許容される十分な範囲を有することが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パケット構造のためのディスペンサーアセンブリであって、前記ディスペンサーアセンブリは、
内部空洞を有する容器構造であって、前記空洞は前記パケット構造が前記空洞内に収容され得るように十分な容積を有する容器構造と、
前記パケット構造を切断するために前記容器構造に固定されたカッター構造と、を備えるディスペンサーアセンブリ。
【請求項2】
前記容器構造は外面を有し、前記カッター構造は前記外面に固定される、請求項1に記載のディスペンサーアセンブリ。
【請求項3】
前記カッター構造は、前記容器構造に取り付けられる支持構造を含み、
前記カッター構造は、前記パケット構造を切断するためにスライダー構造が前記支持構造に対して動き得るように、前記支持構造に接続される前記スライダー構造をさらに備える、請求項1に記載のディスペンサーアセンブリ。
【請求項4】
前記容器構造は、本体構造および前記空洞への接近を与えるように前記本体構造に取り外し可能に接続されるキャップ構造を備え、
前記支持構造は、前記キャップ構造に対して細長く、延在する、請求項3に記載のディスペンサーアセンブリ。
【請求項5】
請求項1に記載のディスペンサーアセンブリを含むキットであって、前記キットは、特定の強さより小さい引き裂く力によって引き裂かれることに抵抗がある材料から形成されるパケット構造をさらに含み、前記材料は前記カッター構造によって切断可能である、キット。
【請求項6】
前記引き裂く力の前記特定の強さは、前記パケット構造が子供に抵抗性のあるように十分に大きい、請求項5に記載のキット。
【請求項7】
前記パケット構造と共に含まれるストリップ構造をさらに含む、請求項5に記載のキット。
【請求項8】
前記ストリップ構造は、消化可能であり、薬学的物質で含浸される、請求項7に記載のキット。
【請求項9】
前記パケット構造は、前記ストリップ構造が含まれる内部空洞を有するエンベロープ構造を含み、前記エンベロープ構造は、前記エンベロープ構造の空洞内の前記ストリップ構造への接近を与えるように前記カッター構造によって切断され得る開口部端を有し、
前記パケット構造は、前記エンベロープ構造につながれる位置表示構造をさらに含み、前記位置表示構造は、前記ストリップ構造と前記開口部端との間に最小の隙間を維持する、請求項7に記載のキット。
【請求項10】
前記エンベロープ構造は、前記開口部端と交わる1対の側部端を有し、
前記位置表示構造は、1対のシェブロン構造を含み、前記シェブロン構造の各々は、前記側部端のそれぞれ1つと一体化し、それによって、前記シェブロン構造の各々と前記開口部端との間の側面寸法が、前記最小の隙間と少なくとも同じ大きさである、請求項9に記載のキット。
【請求項11】
パケット構造のためのスライディングカッターであって、前記スライディングカッターは、
前記パケット構造を支持するための切断面を有するフレーム構造と、
切断端を有するカッター構造であって、前記カッター構造は、前記パケット構造を前記切断面に配置させる開口位置に前記カッター構造を配置するための前記切断面に対して前記カッター構造を動かすための前記フレーム構造によって支持され、前記カッター構造の動きおよび前記切断面に対する前記動きの方向は、前記カッター構造に配置された前記パケット構造を切断するために前記切断面と一致する面と交わる方向における切断位置に前記カッター構造を動かせる方向である、カッター構造と、を備えるスライディングカッター。
【請求項12】
前記カッター構造は、前記切断面と一致する前記面が、前記開口位置から前記切断位置までの前記カッター構造の動きの方向に垂直であるように前記フレーム構造に対して方向付けられ、それによって、前記スライディングカッターはギロチンカッターを規定する、請求項11に記載のスライディングカッター。
【請求項13】
前記カッター構造は、前記切断端を規定する端部を有するブレード構造を備え、前記ブレード構造は、前記開口位置と前記切断位置との間で動くために前記フレーム構造によって支持される、請求項11に記載のスライディングカッター。
【請求項14】
前記ブレード構造は、ベース端を規定し、前記切断端に平行である端部を有し、前記カッター構造が前記開口位置にある場合、前記ブレード構造は、前記切断端が前記ベース端と切断面との間に配置されるように前記フレーム構造によって支持される、請求項13に記載のスライディングカッター。
【請求項15】
前記カッター構造は、前記ベース端に固定されるタブ構造を備える、請求項14に記載のスライディングカッター。
【請求項16】
前記フレーム構造は、
前記カッター構造が支持される内側のガイド構造と、
前記切断面を規定する平面を有するベース構造であって、前記ベース構造は、前記切断面にパケット構造を配置するための隙間を与えるように前記ガイド構造に取り付けられ、前記切断面は、前記開口位置と前記切断位置との間で前記切断面の動く方向に垂直である、ベース構造と、を備える請求項11に記載のスライディングカッター。
【請求項17】
前記ベース構造と前記ガイド構造との間の前記隙間は細長い、請求項16に記載のスライディングカッター。
【請求項18】
前記フレーム構造は排出部を備える、請求項16に記載のスライディングカッター。
【請求項19】
前記開口位置から前記切断位置までの前記カッター構造の動きが、伸縮バネによって抵抗があるように、前記カッター構造および前記フレーム構造に接続された前記伸縮バネをさらに備える、請求項11に記載のスライディングカッター。
【請求項20】
1つまたは複数のパケット構造のためのディスペンサーアセンブリであって、前記ディスペンサーアセンブリは、
内部空洞を有する容器構造であって、前記空洞は、前記1つまたは複数のパケット構造を前記空洞の中に収容するのに十分な容積を有する、容器構造と、
請求項11に記載のスライディングカッターであって、前記スライディングカッターは、前記1つまたは複数のパケット構造を切断するために前記容器構造に固定される、スライディングカッターと、を備えるディスペンサーアセンブリ。
【請求項21】
前記カッター構造は、前記切断面が前記開口位置から前記切断位置まで前記切断面に動く方向に垂直であるように、前記フレーム構造に対して方向付けられ、それによって、前記スライディングカッターはギロチンカッターを規定する、請求項20に記載のディスペンサーアセンブリ。
【請求項22】
パケット構造のためのハンドヘルドカッターであって、前記ハンドヘルドカッターは、
切断端を有するカッター構造と、
内部領域を部分的に囲むフレーム構造とを備え、前記カッター構造は、前記カッター構造が前記内部領域に配置されるように前記フレーム構造に接続され、前記カッター構造は、前記切断端への接近が前記フレーム構造によって制限されるように前記フレーム構造に対して方向付けられる、ハンドヘルドカッター。
【請求項23】
前記フレーム構造は、前記内部領域が平面であるように前記内部領域に規定される範囲内でU字形部材を備え、前記U字形部材は、ギャップ領域に規定される間に端部を有し、
前記カッター構造は、前記切断端を規定する端部を有するブレード構造を備え、前記ブレード構造は、前記ブレード構造が、前記ブレード構造に対して同一平面の前記内部領域内に配置されるように前記U字形部材に接続され、前記ブレード構造は、前記切断端への前記制限された接近が、前記ギャップ領域によって与えられるように前記U字形部材に対して方向付けられる、請求項22に記載のハンドヘルドカッター。
【請求項24】
1つまたは複数のパケット構造のためのディスペンサーアセンブリであって、前記ディスペンサーアセンブリは、内部空洞を有する容器構造であって、前記空洞は、前記1つまたは複数のパケット構造を前記空洞の中に収容するための十分な容積を有する、容器構造と、
請求項22に記載のハンドヘルドカッターであって、前記ハンドヘルドカッターは、前記容器構造内に取り外し可能に収容される、ハンドヘルドカッターと、を備えるディスペンサーアセンブリ。
【請求項25】
1つまたは複数のパケット構造のためのディスペンサーアセンブリであって、前記ディスペンサーアセンブリは、
内部空洞を有する容器構造であって、前記空洞は、前記1つまたは複数のパケット構造を前記空洞の中に収容するための十分な容積を有する、容器構造と、
前記容器構造内に取り外し可能に収容されるハンドヘルドカッターであって、前記ハンドヘルドカッターは、前記1つまたは複数のパケット構造を切断するために与えられる、ハンドヘルドカッターと、を備えるディスペンサーアセンブリ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公表番号】特表2009−537235(P2009−537235A)
【公表日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−511115(P2009−511115)
【出願日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/012200
【国際公開番号】WO2007/136867
【国際公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【出願人】(504322976)モノソル・アールエックス・エルエルシー (12)
【Fターム(参考)】