説明

デバイス間セッション複製

セッション複製を実行するための方法および装置が提供される。第1のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)と遠隔デバイスの間の通信セッションが、第1のWTRU上でも、遠隔デバイス上でも、この通信セッションを妨げることなしに第2のWTRUを、この通信セッションに追加するように複製されることが可能である。この通信セッションは、ポリシー、または通信セッション複製要求に応答してネットワークユニットによって複製されることが可能である。第1のWTRU、または第2のWTRUが、通信セッション複製要求を送信することによってセッション複製を開始することが可能である。セッション複製は、この通信セッションに関連付けられた1つまたは複数のメディアフローの複製を含み得る。セッション複製は、この通信セッションの制御を移すこと、または共有することを含み得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス間におけるセッションの複製技術に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により内容が本明細書に組み込まれている2009年11月16日に出願した米国特許仮出願第61/261,421号明細書の利益を主張するものである。
【0003】
WTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)が、無線アクセスネットワーク、例えば、UTRAN(UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System))地上無線アクセスネットワーク(Terrestrial Radio Access Network))、LTE(ロングタームエボリューション(Long Term Evolution))ネットワーク、WiMAX(ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェイブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access))ネットワーク、またはWLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network))ネットワークなどのアクセスネットワークを介して遠隔ユニットとの通信セッションに参加することが可能である。したがって、WTRUが第2のWTRU上で通信セッションを複製することが有利である。
【発明の概要】
【0004】
セッション複製を実行するための方法および装置が、提供される。第1のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)と遠隔デバイスの間の通信セッションが、第1のWTRU上でも、遠隔デバイス上でも、この通信セッションを妨げることなしに第2のWTRUを、この通信セッションに追加するように複製されることが可能である。この通信セッションは、ポリシー、または通信セッション複製要求に応答してネットワークユニットによって複製されることが可能である。第1のWTRU、または第2のWTRUが、通信セッション複製要求を送信することによってセッション複製を開始することが可能である。セッション複製は、この通信セッションに関連付けられた1つまたは複数のメディアフローの複製を含み得る。セッション複製は、この通信セッションの制御を移すこと、または共有することを含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1A】1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得る例示的な通信システムを示すシステム図である。
【図1B】図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的なWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)を示すシステム図である。
【図1C】図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワーク、および例示的なコアネットワークを示すシステム図である。
【図2】インターネットプロトコルマルチメディアサブシステムの例を示す図である。
【図3】第三者呼制御を使用する通信セッションの例を示す図である。
【図4】第一者呼制御を使用する通信セッションの例を示す図である。
【図5】第三者呼制御を使用するセッション複製の方法の例を示す図である。
【図6】第一者呼制御を使用するセッション複製の方法の例を示す図である。
【図7】第三者呼制御を使用する複製された通信セッションの例を示す図である。
【図8】第一者呼制御を使用する複製された通信セッションの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
添付の図面と併せて例として与えられる以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
【0007】
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態が実施され得る例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに供給する多元接続システムであることが可能である。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースを共有することを介して、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、CDMA(符号分割多元接続)、TDMA(時分割多元接続)、FDMA(周波数分割多元接続)、OFDMA(直交FDMA)、SC−FDMA(シングルキャリアFDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を使用することが可能である。
【0008】
図1Aに示されるとおり、通信システム100は、WTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)102a、102b、102c、102dと、RAN(無線アクセスネットワーク)104と、コアネットワーク106と、PSTN(公衆交換電話網)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作し、さらに/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信するように、さらに/または受信するように構成されることが可能であり、さらにUE(ユーザ機器)、移動局、固定加入者ユニットもしくはモバイル加入者ユニット、ポケットベル、セルラ電話機、PDA(携帯情報端末)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電子機器などを含むことが可能である。
【0009】
また、通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むことも可能である。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを円滑にするようにWTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つとワイヤレスでインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114aおよび114bは、BTS(基地局トランシーバ)、ノードB、eNodeB、ホームノードB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、ワイヤレスルータなどであり得る。基地局114a、114bはそれぞれ、単一の要素として図示されるが、基地局114a、114bは、任意の数の互いに接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0010】
基地局114aは、他の基地局、および/またはBSC(基地局コントローラ)、RNC(無線ネットワークコントローラ)、中継ノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むことも可能なRAN104の一部であり得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的区域内でワイヤレス信号を送信するように、さらに/または受信するように構成され得る。セルは、セルセクタにさらに分割されることが可能である。例えば、基地局114aに関連付けられたセルが、3つのセクタに分割されることが可能である。このため、一実施形態において、基地局114aは、3つの、すなわち、セルの各セクタにつき1つのトランシーバを含み得る。別の実施形態において、基地局114aは、MIMO(多入力多出力)技術を使用することが可能であり、したがって、セルの各セクタにつき複数のトランシーバを利用することが可能である。
【0011】
基地局114a、114bは、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば、RF(無線周波数)、マイクロ波、IR(赤外線)、UV(紫外線)、可視光など)であり得る無線インターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数と通信することが可能である。無線インターフェース116は、任意の適切なRAT(無線アクセス技術)を使用して確立され得る。
【0012】
より具体的には、前述したとおり、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、さらにCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセススキームを使用することが可能である。例えば、RAN104における基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、WCDMA(広帯域CDMA)を使用して無線インターフェース116を確立することが可能なUTRA(UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)地上無線アクセス)などの無線技術を実施することが可能である。WCDMAは、HSPA(高速パケットアクセス)および/またはHSPA+(発展型HSPA)などの通信プロトコルを含むことが可能である。HSPAは、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)および/またはHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)を含み得る。
【0013】
別の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、LTE(ロングタームエボリューション)および/またはLTE−A(LTEアドバンスト)を使用して無線インターフェース116を確立することが可能なE−UTRA(発展型UMTS地上無線アクセス)などの無線技術を実施することが可能である。
【0014】
他の実施形態において、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェイブアクセス))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(暫定標準2000)、IS−95(暫定標準95)、IS−856(暫定標準856)、GSM(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications))、EDGE(エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(Enhanced Data rate for GSM Evolution))、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実施することが可能である。
【0015】
図1Aにおける基地局114bは、例えば、ワイヤレスルータ、ホームノードB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントであることが可能であり、さらに事業所、自宅、車両、キャンパスなどの局所化された区域内でワイヤレス接続を円滑にするために任意の適切なRATを利用することが可能である。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して、WLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)を確立することが可能である。別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、WPAN(ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク)を確立することが可能である。さらに別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することが可能である。図1Aに示されるとおり、基地局114bは、インターネット110に対する直接の接続を有し得る。このため、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることを要求されない場合がある。
【0016】
RAN104は、WTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数に、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(ボイスオーバインターネットプロトコル)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得るコアネットワーク106と、通信状態にあることが可能である。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイドの通話、インターネット接続、ビデオ配信などを提供することが可能であり、さらに/またはユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行することが可能である。図1Aには示されないものの、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを使用する他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能である。例えば、E−UTRA無線技術を利用していることが可能なRAN104に接続されていることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
【0017】
また、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするゲートウェイの役割をすることも可能である。PSTN108は、POTS(旧来の電話サービス)を提供する公衆交換電話網を含むことが可能である。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおけるTCP(伝送制御プロトコル)、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、およびIP(インターネットプロトコル)などの共通の通信プロトコルを使用する互いに接続されたコンピュータネットワークおよびコンピュータデバイスの地球規模のシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、さらに/または運用される有線通信ネットワークまたはワイヤレス通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを使用することが可能な、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含み得る。
【0018】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか、またはすべては、マルチモード能力を含む可能性があり、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を使用することが可能な基地局114a、およびIEEE802無線技術を使用することが可能な基地局114bと通信するように構成され得る。
【0019】
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示されるとおり、WTRU102は、プロセッサ118と、トランシーバ120と、送信/受信要素122と、スピーカ/マイクロフォン124と、キーパッド126と、ディスプレイ/タッチパッド128と、非リムーバブルメモリ106と、リムーバブルメモリ132と、電源134と、GPS(全地球測位システム)チップセット136と、他の周辺装置138とを含み得る。WTRU102は、或る実施形態と整合性を保ったままで、以上の要素の部分的組合せを含み得ることが理解されよう。
【0020】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、他の任意のタイプのIC(集積回路)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、WTRU102がワイヤレス環境で動作することを可能にする信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または他の任意の機能を実行することが可能である。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120を別々の構成要素として示すが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたは電子チップの中で統合されてもよいことが理解されよう。
【0021】
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信するように、さらに/または受信するように構成されたアンテナであり得る。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信するように、さらに/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信するように、さらに/または受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0022】
さらに、送信/受信要素122は、図1Bに単一の要素として示されるものの、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を使用することが可能である。このため、一実施形態において、WTRU102は、無線インターフェース116を介してワイヤレス信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0023】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されるべき信号を変調するように、さらに送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されることが可能である。前述したとおり、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。このため、トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAやIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0024】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、LCD(液晶ディスプレイ)ディスプレイユニットまたはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイユニット)に結合され得るとともに、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128からユーザ入力データを受け取ることが可能である。また、プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することも可能である。さらに、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ106、および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすることが可能であり、さらにそのようなメモリの中にデータを格納することが可能である。非リムーバブルメモリ106には、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み取り専用メモリ)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリストレージデバイスが含まれ得る。リムーバブルメモリ132には、SIM(加入者IDモジュール)カード、メモリスティック、SD(セキュアデジタル)メモリカードなどが含まれ得る。他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバまたは自宅コンピュータ(図示せず)などの、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスすることが可能であり、さらにそのようなメモリの中にデータを格納することが可能である。
【0025】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることが可能であり、さらにWTRU102内のその他の構成要素に対して電力を配電し、さらに/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、NiCd(ニッケルカドミウム)、NiZn(ニッケル亜鉛)、NiMH(ニッケル水素)、Li−ion(リチウムイオン))、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0026】
また、プロセッサ118は、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(例えば、緯度と経度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136に結合されることも可能である。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそのような情報の代わりに、WTRU102は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)からロケーション情報を受信し、さらに/または近くの2つ以上の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、WTRU102のロケーションを算出してもよい。WTRU102は、或る実施形態と整合性を保ったままで、任意の適切なロケーション特定方法によってロケーション情報を獲得し得ることが理解されよう。
【0027】
プロセッサ118は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことが可能な他の周辺装置138にさらに結合され得る。例えば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス(e−compass)、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオのための)、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーハンドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
【0028】
図1Cは、或る実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。前述したとおり、RAN104は、E−UTRA無線技術を使用して、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することが可能である。また、RAN104は、コアネットワーク106と通信状態にあることも可能である。
【0029】
RAN104は、eNodeB140a、140b、140cを含み得るが、RAN104は、或る実施形態と整合性を保ったままで、任意の数のeNodeBを含み得ることが理解されよう。eNodeB140a、140b、140cはそれぞれ、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含み得る。一実施形態において、eNodeB140a、140b、140cは、MIMO技術を実施することが可能である。このため、例えば、eNodeB140aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信すること、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信することが可能である。
【0030】
eNodeB140a、140b、140cのそれぞれが、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、さらに無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを扱うように構成され得る。図1Cに示されるとおり、eNodeB140a、140b、140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することが可能である。
【0031】
図1Cに示されるコアネットワーク106は、MME(移動性管理ゲートウェイ)142と、サービングゲートウェイ144と、PDN(パケットデータネットワーク)ゲートウェイ146とを含み得る。以上の要素のそれぞれは、コアネットワーク106の一部として図示されるが、これらの要素の任意の要素が、コアネットワーク運用者以外のエンティティによって所有され、さらに/または運用されることが可能であることが理解されよう。
【0032】
MME142は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNodeB142a、142b、142cのそれぞれに接続されることが可能であり、さらに制御ノードの役割をすることが可能である。例えば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラ活性化/不活性化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担うことが可能である。また、MME142は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)の間で切り換えるための制御プレーン機能をもたらすことも可能である。
【0033】
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNodeB140a、140b、140cのそれぞれに接続され得る。サービングゲートウェイ144は、一般に、WTRU102a、102b、102cに/からユーザデータパケットをルーティングすること、および転送することが可能である。また、サービングゲートウェイ144は、eNodeB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、WTRU102a、102b、102cのためのダウンリンクデータが利用可能な場合にページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理すること、および格納することなどの、他の機能を実行することも可能である。
【0034】
また、サービングゲートウェイ144は、インターネット110などのパケット交換ネットワークに対するアクセスをWTRU102a、102b、102cにもたらして、WTRU102a、102b、102cとIP対応のデバイスの間の通信を円滑にすることが可能なPDNゲートウェイ146に接続されることも可能である。
【0035】
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を円滑にすることが可能である。例えば、コアネットワーク106は、PSTN108などの回線交換網に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cにもたらして、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスの間の通信を円滑にすることが可能である。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108の間のインターフェースの役割をするIPゲートウェイ(例えば、IMS(IPマルチメディアサブシステム)サーバ)を含む、またはそのようなIPゲートウェイと通信することが可能である。さらに、コアネットワーク106は、他のサービスプロバイダによって所有され、さらに/または運用される他の有線ネットワークまたはワイヤレスネットワークを含み得るネットワーク112に対するアクセスを、WTRU102a、102b、102cにもたらすことが可能である。
【0036】
ワイヤレス通信は、IMS(IM(IPマルチメディア)サブシステム)を使用することを含み得る。例えば、図1Cに示されるLTE、または他の任意のRAN/コアネットワークにおいて、その他のネットワーク112は、IMSを含み得る。IMSを使用する通信セッションが、1つのWTRUから別のWTRUに移される、または複製されることが可能である。
【0037】
図2は、WTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)210と通信状態にある、IMS(IM(IPマルチメディア)サブシステム)200と、IMネットワーク202と、CS(回線交換)ネットワーク204と、レガシーネットワーク206とを含むIM CN(IP(インターネットプロトコル)マルチメディアコアネットワーク)の例の図である。IMS200は、パケット交換ドメインを介して配信されるオーディオ、ビデオ、テキスト、チャット、またはそれらの組合せなどのIMサービスの提供のためのCN(コアネットワーク)要素を含む。図示されるとおり、IMS200は、HSS(ホーム加入者サーバ)220と、AS(アプリケーションサーバ)230と、CSCF(呼セッション制御機能)240と、BGF(ブレイクアウトゲートウェイ機能)250と、MGF(メディアゲートウェイ機能)260と、SCC AS(Service Centralization and Continuity Application Server:サービス集中化および継続性アプリケーションサーバ)270とを含む。図2に示される論理エンティティおよび信号パスに加えて、IMSは、1つまたは複数の物理的デバイス内に配置され得る論理エンティティの他の任意の構成を含み得る。この論理上の例に示されないものの、WTRUは、別個の物理的ユニットであることが可能であり、さらにノードBまたはeNB(エンハンストノードB)などの基地局を介してIM CNに接続され得る。
【0038】
WTRU210は、有線環境および/またはワイヤレス環境において動作するように、さらに/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。
【0039】
HSS220は、IMセッションを扱うネットワークエンティティをサポートする加入関係の情報を保持し、提供することが可能である。例えば、HSSは、IMSユーザに関する識別情報、セキュリティ情報、ロケーション情報、およびプロファイル情報を含み得る。
【0040】
SIPアプリケーションサーバ、OSAアプリケーションサーバ、またはCAMEL IM−SSFであることが可能なAS230は、付加価値IMサービスを提供することが可能であり、さらにホームネットワークまたは第三者ロケーションに存在することが可能である。ASは、ホームネットワーク、コアネットワーク、またはスタンドアロンのASネットワークなどのネットワーク内に含められることが可能である。ASは、IMサービスを提供することが可能である。例えば、ASは、終端UA(ユーザエージェント)、リダイレクトサーバ、発信元UA、SIPプロキシ、または第三者呼制御の機能を実行することが可能である。
【0041】
CSCF240は、P−CSCF(プロキシCSCF)、S−CSCF(サービングCSCF)、E−CSCF(緊急CSCF)、またはI−CSCF(呼掛けCSCF)を含み得る。例えば、P−CSCFは、IMS内でWTRUのための第1のコンタクトポイントを提供することが可能であり、S−CSCFは、セッション状態を扱うことが可能であり、さらに、I−CSCFは、事業者のネットワーク内で、そのネットワーク事業者の加入者に向けられた、またはそのネットワーク事業者のサービスエリア内に現在、位置しているローミングする加入者に向けられたIMS接続のためのコンタクトポイントを提供することが可能である。
【0042】
BGF250は、IBCF(Interconnection Border Control Function:相互接続境界制御機能)、BGCF(Breakout Gateway Control Function:ブレイクアウトゲートウェイ制御機能)、またはTrGW(Transition Gateway:遷移ゲートウェイ)を含むことが可能である。BGFの一部分として説明されるものの、IBCF、BGCF、またはTrGWはそれぞれ、別個の論理エンティティを表すことが可能であり、さらに1つまたは複数の物理エンティティ内に配置されることが可能である。
【0043】
IBCFは、事業者ドメイン間で相互接続を実行するSIP/SDPプロトコル層におけるアプリケーション特有の機能を提供することが可能である。例えば、IBCFは、SIPアプリケーション間の通信、ネットワークトポロジの隠蔽、トランスポートプレーンを制御する機能、SIPシグナリング情報のスクリーニング、適切なシグナリング相互接続を選択すること、および料金請求データレコードの生成を可能にし得る。
【0044】
BGCFは、SIPメッセージなどのIMSメッセージのルーティングを決定することが可能である。この決定は、シグナリングプロトコルで受信される情報、管理情報、またはデータベースアクセスに基づくことが可能である。例えば、PSTN/CSドメイン終端に関して、BGCFは、PSTN/CSドメインブレイクアウトが行われるべきネットワークを決定することが可能であり、さらにMGCFを選択することが可能である。
【0045】
TrGWは、メディアパス上に配置されることが可能であり、IBCFによって制御されることが可能であり、さらにネットワークアドレスおよびポートの変換、ならびにプロトコル変換を提供することが可能である。
【0046】
MGF260は、MGCF(メディアゲートウェイ制御機能)、MRFC(マルチメディアリソース機能コントローラ)、MRFP(マルチメディアリソース機能プロセッサ)、IMS−MGW(IPマルチメディアサブシステム−メディアゲートウェイ機能)、またはMRB(メディアリソースブローカ)を含むことが可能である。MGFの一部分として説明されるものの、MGCF、MRFC、MRFP、IMS−MGW、またはMRBはそれぞれ、別個の論理エンティティを表すことが可能であり、さらに1つまたは複数の物理エンティティ内に配置されることが可能である。
【0047】
MGCFは、IMSにおいてメディアチャネルの呼状態接続制御を制御することが可能であり、CSCF、BGCF、および回線交換網エンティティと通信することが可能であり、レガシーネットワークからの着信する呼に関するルーティングを決定することが可能であり、ISUP/TCAP呼制御プロトコルとIMサブシステム呼制御プロトコルの間でプロトコル変換を実行することが可能であり、さらにMGCFにおいて受信された帯域外情報をCSCF/IMS−MGWに転送することが可能である。
【0048】
MRFCおよびMRFPは、メディアストリームリソースを制御することが可能である。MRFCおよびMRFPは、着信するメディアストリームをミキシングすることが可能であり、例えば、マルチメディア告知に関して、メディアストリームを情報源として読む(source)ことが可能であり、オーディオトランスコーディングを実行すること、またはメディア分析などによって、メディアストリームを処理することが可能であり、さらに、例えば、会議環境において、共有されるリソースに対するアクセス権を管理することなどによって、フロアコントロール(floor control)を提供することが可能である。
【0049】
IMS−MGWは、回線交換網からのベアラチャネル、ならびにIPネットワークにおけるRTPストリームなどのパケットネットワークからのメディアストリームを終端させることが可能である。IMS−MGWは、コーデック、エコーキャンセラ、または会議ブリッジなどのメディア変換、ベアラ制御、およびペイロード処理をサポートすることが可能である。IMS−MGWは、リソース制御のためにMGCFと対話することが可能であり、エコーキャンセラなどのリソースを管理し、コーデックを含むことが可能である。IMS−MGWは、UMTS/GSMトランスポートメディアをサポートするためのリソースを含むことが可能である。
【0050】
MRBは、複数の異種のアプリケーションによる異種のMRFリソースのプールの共有をサポートすることが可能である。MRBは、例えば、指定されたMRF属性に基づいて、消費するアプリケーションによって要求されるとおり、特定のMRFリソースを呼に割り当てることが可能であり、または開放する。例えば、或るアプリケーションにMRFリソースを割り当てる際、MRBは、その一つの呼、または複数の呼のために要求されるメディアリソースの特定の特性、そのアプリケーションのID、異なるアプリケーションにわたってMRFリソースを割り当てることに関する規則、アプリケーションごと、または加入者ごとのSLA基準またはQoS基準、または特定のMRFリソースの容量モデルを評価することが可能である。
【0051】
SCC AS270は、例えば、サブスクリプションにおいて、複数のWTRUの間で、通信セッションの複製、移転、追加、または削除などの通信セッションサービス継続性を提供することが可能である。SCC ASは、アクセス移転、セッション移転もしくはセッション複製、T−ADS(終端アクセスドメイン選択)、および複数のメディアフローを扱うことを実行することが可能である。SCC ASは、1つまたは複数のアクセスネットワークにわたってメディアフローを組み合わせる、または分割することが可能である。例えば、セッションのセットアップ中にさらなるアクセスネットワーク上にメディアフローを追加するようWTRUによって要求が行われると、または1つまたは複数のアクセスネットワーク上のメディアフローを既存のセッションに追加するよう、もしくは削除するようWTRUによって要求が行われると、メディアフローが、セッション移転、セッション終了のために分割される、または組み合わされることが可能である。
【0052】
通信セッションは、図1Bに示されるWTRUのようなWTRUと、遠隔デバイスの間で、図1Aに示される通信システムのような通信システムを使用して実行され得る。WTRUは、図1Cに示されるRANのようなRAN、または他の任意の有線アクセスネットワークもしくはワイヤレスアクセスネットワークを介して通信システムにアクセスすることが可能である。通信セッションは、図2に示されるIMSによって提供されるIM(IPマルチメディア)サービスのようなサービスを含むことが可能である。本明細書ではIMSを参照して説明されるものの、セッション複製は、任意の通信システムまたはアクセスネットワークを使用して実行され得る。
【0053】
WTRU、遠隔デバイス、またはネットワークは、通信セッションを制御することが可能である。通信セッションの制御は、例えば、メディアフローを開始すること、もしくは停止すること、メディアフローを追加すること、もしくは除去すること、メディアフローを別のWTRU上に移転すること、もしくは複製すること、ビットレートを調整すること、または通信を終了させることを含み得る。例えば、或るWTRUが、遠隔デバイスと通信セッションを開始することが可能である。そのWTRUが、その通信セッションを最初に制御することが可能である。WTRUは、その通信セッションの制御を渡してもよく、遠隔デバイスと共有してもよい。
【0054】
図3は、IMSを使用するWTRU310と遠隔デバイス320の間の通信セッション300の例の図を示す。通信セッション300は、図2に示されるIM CNなどのネットワーク350を介する、WTRU310と遠隔デバイス320の間のメディアフロー330(メディアパス)および制御シグナリング340(制御パス)を含み得る。IM CN350は、SCC AS352、AS354、CSCF356、およびMGF358を含むことが可能である。
【0055】
通信セッション300は、WTRU310に関連するSCC AS352にアンカリングされ得る。例えば、SCC AS352が、メディアフロー識別子や制御するデバイスの識別子などの、通信セッションに関する情報を保持することが可能であり、さらに通信セッション300のために、セッション複製などの呼制御を提供することが可能である。簡明のため、WTRU310とSCC AS352の間の通信セッションの部分はアクセスレッグと呼ばれる場合があり、さらにSCC AS352と遠隔デバイス320の間の通信セッションの部分は遠隔レッグと呼ばれる場合がある。
【0056】
IMSを使用して通信セッション300を確立するのに、WTRU310は、IM CN350を介して接続(アクセスレッグ)を開始することが可能である。WTRU310が、MGF358を介してメディアフロー330を受信し、さらにCSCF356を介して制御シグナリング340を受信することが可能である。遠隔デバイス320は、インターネット360を介するなど、遠隔ネットワーク(遠隔レッグ)を介して通信セッション300に参加することが可能である。
【0057】
図4は、IMSを使用する、WTRU410と遠隔ユニット420の間のピアツーピア通信セッション400の例の図を示す。通信セッション400は、図2に示されるIM CNのようなIM CN450を含み得るネットワークを介して確立されたメディアフロー430および制御シグナリング440を含み得る。IM CN450は、CSCF452と、MGF458とを含み得る。WTRU410は、IM CNの使用なしに、遠隔デバイスから直接に制御信号およびメディアフローを受信することも可能である。
【0058】
IMSを使用して通信セッション400を確立するために、WTRU410は、IM CN450を介して接続(アクセスレッグ)を開始することが可能である。このアクセスレッグにおいて、WTRU410は、MGF458を介してメディアフロー430を受信することが可能であり、さらにCSCF452を介して制御シグナリング440を受信することが可能である。WTRU410または遠隔ユニット420、またはWTRU410と遠隔ユニット420の両方が、通信セッション400に関して、通信を維持し、さらにセッション複製などの呼制御機能を実行することが可能である。遠隔デバイス420は、インターネット460を介するなど、遠隔ネットワーク(遠隔レッグ)を介して通信セッション400に参加することが可能である。
【0059】
セッション複製は、図3および図4に示される通信セッションのような通信セッションに関して実行され得る。セッション複製は、ソースWTRU上でも、遠隔デバイス上でも通信セッションを妨げることなしに、通信セッション、または通信セッションの一部分をターゲットWTRU上に複製することにより、ソースWTRUと遠隔デバイスの間の通信セッションのアクセスレッグに1つまたは複数のターゲットWTRUを追加することを含み得る。例えば、第1のメディアフローが、第1のターゲットWTRU上に複製されることが可能であり、さらに第2のメディアフローが、第2のターゲットWTRU上に複製されることが可能である。別の例において、第1のメディアフローが、第1のターゲットWTRU上、および第2のターゲットWTRU上に複製されることが可能である。ターゲットWTRUは、別個の物理的ユニットであってもよく(マルチユニットセッション複製)、単一の物理的ユニットにおける別個の物理的インターフェースであってもよい(マルチ接続セッション複製)。
【0060】
ソースWTRUとターゲットWTRUは、SCC ASなどの第三者にアンカリングされ得る協調セッションを介して関連付けられることが可能である。この協調セッションは、セッション複製に先立って確立されてもよく、またはセッション複製中に確立されてもよい。
【0061】
ソースWTRU、ターゲットWTRU、またはネットワークが、セッション複製を開始することが可能である。例えば、ソースWTRUまたはターゲットWTRUが、ユーザ入力、コンテキスト、または信号品質に応答してセッション複製を開始することが可能である。別の例において、SCC ASなどのネットワークデバイスが、ポリシーまたはサービス中断に応答してセッション複製を開始することが可能である。ソースWTRUが、その通信セッションを最初に制御することが可能であり、または遠隔デバイスと制御を共有してもよい。ソースWTRUは、制御をターゲットWTRUに渡してもよく、ターゲットWTRUと制御を共有してもよい。図5および図6は、簡明のため、ソースWTRU502/602によって開始されたセッション複製を示すものの、ターゲットWTRU504/604によって開始された、またはネットワークによって開始されたセッション複製が使用されてもよい。
【0062】
図5は、IMSを使用するセッション複製の方法の例の図である。ソースWTRU502が、510で、図3に示されるとおり、遠隔デバイス508を相手に、アクセスレッグを介して、メディアフロー(メディアフローA)を含む通信セッションを実行していることが可能である。簡明のため、図5にはSCC AS506のみ示されているが、通信パスは、図2および図3に示されるIM CNの他の要素、および/または図1Aおよび図1Cに示されるRANを含み得る。単一のメディアフロー、および単一のターゲットWTRU504が示されるものの、セッション複製は、任意の数のWTRUにわたる任意の数の通信セッションおよびメディアフローの複製を含み得る。
【0063】
520で、ソースWTRU502が、SCC AS506に通信セッション複製要求を送信することによってセッション複製を開始することが可能である。このセッション複製は、例えば、発見中に受信される情報などの、ターゲットWTRU504からの情報に基づいて、またはソースWTRU502のユーザもしくは加入者からの入力に応答して、開始されることが可能である。その要求は、ターゲットメディアフロー(メディアフローA)のID、ターゲットWTRU(WTRU−2)504のIDを含むことが可能であり、さらに協調セッションの使用を示すことが可能である。
【0064】
530で、SCC AS506が、ターゲットWTRU504上でアクセスレッグを確立することが可能であり、メディアフローを複製することが可能であり、さらに複製されたメディアフローをターゲットWTRU504に送信することが可能である。540で、SCC AS506が、複製要求が受信され、処理されたことを示すことが可能な通信セッション複製応答をソースWTRU502に送信することが可能である。この複製応答は、複製要求が受け入れられたこと、または、例えば、サポートされないサーバ、リソースの不足、またはターゲットWTRU504を相手にアクセスレッグを確立することができないことに起因して、その要求が拒否されたことを示し得る。
【0065】
550で、ソースWTRU502が、協調セッションなどにおいて、セッション制御を保持することが可能であり、さらにターゲットWTRU504が、制御されるWTRUになることが可能である。図5は、簡明のため、ソースWTRU502によって保持されるセッション制御を示すものの、通信セッションは、ソースWTRU502によって、ターゲットWTRU504によって、ネットワークによって、またはそれらの組合せによって制御されてもよい。
【0066】
560で、ソースWTRU502およびターゲットWTRU504がそれぞれ、メディアフローを実行することによって通信セッションを続けることが可能である。ソースWTRU502またはターゲットWTRU504が、メディアフローを実行することを停止することが可能である。制御するWTRUが、通信セッションを終了させる、または変更することが可能である。
【0067】
図6は、ピアツーピア通信セッションに関するセッション複製の方法の例の図である。610で、ソースWTRU602が、図3に示されるとおり、IM CNなどのネットワークを介して遠隔デバイス608を相手に、メディアフロー(メディアフローA)を含む通信セッションを実行していることが可能である。簡明のため、CSCF606のみ示されているが、通信パスは、図2および図3のIM CNの他の要素、および/または図1Aおよび図1Cに示されるRANを含むことが可能である。さらに、単一のCSCF606が示されるものの、通信パスは、複数のCFCFを含むことが可能であり、例えば、ソースWTRU602、ターゲットWTRU604、および遠隔デバイス608がそれぞれ、異なるCFCFに関連することが可能である。単一のメディアフロー、および単一のターゲットWTRU604が示されるものの、セッション複製は、任意の数のWTRUにわたる任意の数の通信セッションおよびメディアフローの複製を含み得る。
【0068】
620で、ソースWTRU602が、CSCF606を介して遠隔デバイス608に通信セッション複製要求を送信することによってセッション複製を開始することが可能である。セッション複製は、例えば、発見中に受信される情報などの、ターゲットWTRU604からの情報に基づいて、またはソースWTRU602のユーザもしくは加入者からの入力に応答して、開始されることが可能である。その要求は、ターゲットメディアフロー(メディアフローA)のID、およびターゲットWTRU604のIDを含むことが可能である。
【0069】
630で、遠隔デバイス608が、ターゲットWTRU604上でアクセスレッグを確立することが可能であり、メディアフローAを複製することが可能であり、さらに複製のメディアフローをターゲットWTRU604に送信することが可能である。640で、遠隔デバイス608が、複製要求が受信され、処理されたことを示すことが可能な通信セッション複製応答を、CSCF606を介してソースWTRU602に送信することが可能である。この複製応答は、複製要求が受け入れられたこと、または、例えば、サポートされないサーバ、リソースの不足、またはターゲットWTRU604を相手にアクセスレッグを確立することができないことに起因して、その要求が拒否されたことを示し得る。
【0070】
簡明のため図6には示されないものの、ピアツーピア通信セッションに関するセッション複製は、セッション制御と、協調セッションとを含むことが可能である。この通信セッションは、ソースWTRU502によって、またはターゲットWTRU504によって、またはソースWTRU502とターゲットWTRU504の両方によって制御されることが可能である。
【0071】
650で、ソースWTRU602およびターゲットWTRU604がそれぞれ、メディアフローを実行することによって通信セッションを続けることが可能である。ソースWTRU602またはターゲットWTRU604が、メディアフローを実行することを停止することが可能である。
【0072】
図7は、複製された通信セッション700の例の図を示す。ソースWTRU710およびターゲットWTRU715が、図2に示されるIM CNのようなネットワーク750を介して、遠隔デバイス720を相手に複製された通信セッション700に参加することが可能である。IM CN750は、SCC AS752と、AS754と、CSCF756と、MGF758とを含み得る。
【0073】
通信セッション700は、WTRU710に関連するSCC AS752にアンカリングされることが可能である。簡明のため、WTRU710/715とSCC AS752の間の通信セッションの部分はアクセスレッグと呼ばれる場合があり、さらにSCC AS752と遠隔デバイス720の間の通信セッションの部分は遠隔レッグと呼ばれる場合がある。
【0074】
アクセスレッグ上で、ソースWTRU710およびターゲットWTRU715が、MGF758を介して、複製されたメディアフロー770A/770Bを受信することが可能であり、さらにSCC AS752およびCSCF756を介して、複製された制御シグナリング740A/740Bを受信することが可能である。遠隔デバイス720は、インターネット760を介するなど、遠隔ネットワークを介して通信セッション700に参加することが可能である。
【0075】
図8は、複製されたピアツーピア通信セッション800の例の図を示す。ソースWTRU810およびターゲットWTRU815が、図2に示されるIM CNのようなネットワーク850を介して遠隔デバイス820を相手に、複製されたピアツーピア通信セッション800に参加することが可能である。IM CN850は、CSCF856と、MGF858とを含み得る。
【0076】
簡明のため、WTRU810/815とCSCF856の間の通信セッションの部分はアクセスレッグと呼ばれる場合があり、さらにCSCF856と遠隔デバイス820の間の通信セッションの部分は遠隔レッグと呼ばれる場合がある。
【0077】
アクセスレッグ上で、ソースWTRU810およびターゲットWTRU815が、MGF858を介して、複製されたメディアフロー880A/880Bを受信することが可能であり、さらにCSCF856を介して、複製された制御シグナリング840A/840Bを受信することが可能である。遠隔デバイス820は、インターネット860を介するなど、遠隔ネットワークを介して通信セッション800に参加することが可能である。図8は、メディアフローを、MGF858によって複製されているものとして示すが、メディアフローは、例えば、複数の送信機を使用して、遠隔デバイス820によって複製されてもよい。
【0078】
(実施形態)
1. ワイヤレス通信において使用するための方法であって、
通信セッションを複製するステップを備える方法。
2. 通信セッションを複製するステップは、アクセスレッグ経由で通信セッションを実行するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
3. 通信セッションを複製するステップは、第1のWTRUと遠隔デバイスの間の通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
4. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションに第2のWTRUを追加するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
5. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションに第2のWTRUを追加するステップを含む、アクセスレッグに第2のWTRUを追加するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
6. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求を送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
7. 通信セッションを複製するステップは、第1のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)によって開始される前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
8. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)によって開始される前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
9. 通信セッションを複製するステップは、ネットワークによって開始される前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
10. 通信セッション複製要求を送信するステップは、ネットワークに通信セッション複製要求を送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
11. 通信セッション複製要求を送信するステップは、IMSネットワークに通信セッション複製要求を送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
12. 通信セッション複製要求を送信するステップは、SCC ASに通信セッション複製要求を送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
13. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションをSCC ASにアンカリングするステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
14. 通信セッション複製要求を送信するステップは、第1のWTRUによって実行される前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
15. 通信セッション複製要求を送信するステップは、第2のWTRUによって実行される前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
16. 通信セッション複製要求は、通信セッションを示す前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
17. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションが遠隔デバイスに関連付けられているという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
18. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションが第1のWTRUに関連付けられているという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
19. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションが第2のWTRUに関連付けられているという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
20. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションを受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
21. 通信セッションを複製するステップは、第1のWTRUにおいて通信セッションを受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
22. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRUにおいて通信セッションを受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
23. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRUが複数のWTRUを含むという条件付きで、通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
24. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求がメディアフローを示すという条件付きで、通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
25. 通信セッションを受信するステップは、メディアフローを受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
26. メディアフローを受信するステップは、複数のメディアフローを受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
27. 通信セッション複製要求を送信するステップは、遠隔デバイスに通信セッション複製要求を送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
28. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求が協調セッションを示すという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
29. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求が移転されるセッション制御を示すという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
30. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求が共有されるセッション制御を示すという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
31. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求がセッション制御の保持を示すという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
32. 通信セッションを複製するステップは、単一の装置が第1のWTRUと、第2のWTRUとを含むという条件付きで通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
33. 通信セッションを複製するステップは、第1のWTRUに通信セッションを送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
34. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRUに複製された通信セッションを送信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
35. 通信セッションを複製するステップは、通信セッション複製要求を受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
36. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションを発見するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
37. 通信セッションを複製するステップは、第1のWTRUを発見するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
38. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRUを発見するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
39. 通信セッションを複製するステップは、ユーザ入力に応答して通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
40. 通信セッションを複製するステップは、ポリシーに応答して通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
41. 通信セッションを複製するステップは、サービス中断に応答して通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
42. 通信セッションを複製するステップは、サービス品質メトリックに応答して通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
43. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRUを検出したことに応答して通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
44. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションを検出したことに応答して通信セッションを複製するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
45. 通信セッションを複製するステップは、肯定応答を受信するステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
46. 通信セッションを複製するステップは、通信セッションを終了させるステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
47. 通信セッションを複製するステップは、第2のWTRUにおいて通信セッションを終了させることなしに、第1のWTRUにおいて通信セッションを終了させるステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
48. 通信セッションを複製するステップは、第1のWTRUにおいて通信セッションを終了させることなしに、第2のWTRUにおいて通信セッションを終了させるステップを含む前述した実施形態のいずれか一実施形態に記載の方法。
49. 前述した実施形態のいずれか一実施形態の少なくとも一部を実行するように構成されたWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)。
50. 前述した実施形態のいずれか一実施形態の少なくとも一部を実行するように構成された基地局。
51. 前述した実施形態のいずれか一実施形態の少なくとも一部を実行するように構成された集積回路。
【0079】
特徴および要素は、特定の組合せで、前段で説明されるものの、各特徴、または各要素は、単独で使用されることも、他の特徴および要素と任意に組み合わせて使用されることもあり得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明される方法は、コンピュータプログラムで実施されても、ソフトウェアで実施されても、コンピュータもしくはプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたファームウェアで実施されてもよい。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線接続またはワイヤレス接続を介して伝送される)およびコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、ROM(読み取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルなディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVD(デジタルバーサタイルディスク)などの光媒体が含まれるが、以上には限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサが、WTRU、UE、端末装置、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用されるように無線周波数トランシーバを実施するのに使用され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信において使用するための方法であって、
第1のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)から第1のネットワークに通信セッション複製要求を送信するステップであって、前記通信セッション複製要求は、遠隔デバイスに関連付けられた通信セッションを示すステップと、
前記第1のWTRUにおいて前記通信セッションを受信するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記通信セッション複製要求を送信するステップは、前記通信セッションが前記第1のWTRUに関連付けられており、さらに前記通信セッション複製要求が第2のWTRUを示すという条件付きで、実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信セッション複製要求を送信するステップは、前記通信セッションが前記第2のWTRUに関連付けられているという条件付きで、実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記通信セッション複製要求は、メディアフローを示し、さらに前記通信セッションを受信するステップは、前記メディアフローを受信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記通信セッション複製要求を送信するステップは、前記遠隔デバイスに前記通信セッション複製要求を送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記通信セッション複製要求は、セッション制御を移転する要求を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
装置は、前記第1のWTRUを含み、
前記通信セッションを第2のWTRUにおいて受信するステップであって、前記装置は、前記第2のWTRUを含む、ステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ワイヤレス通信において使用するための装置であって、
第1のネットワークに通信セッション複製要求を送信するように構成され、前記通信セッション複製要求は、遠隔デバイスに関連付けられた通信セッションを示し、さらに
前記通信セッションを受信するように構成された第1のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)を備えることを特徴とする装置。
【請求項9】
前記第1のWTRUは、前記通信セッションが前記第1のWTRUに関連付けられており、さらに前記通信セッション複製要求が第2のWTRUを示すという条件付きで、送信するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1のWTRUは、前記通信セッションが前記第2のWTRUに関連付けられているという条件付きで、送信するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記通信セッション複製要求は、メディアフローを示し、さらに前記第1のWTRUは、前記メディアフローを受信するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記第1のWTRUは、前記遠隔デバイスに前記通信セッション複製要求を送信するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項13】
装置は、前記第1のWTRUを含み、
前記通信セッションを第2のWTRUにおいて受信し、前記装置は、前記第2のWTRUを含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項14】
ワイヤレス通信において使用するための方法であって、
遠隔デバイスから関連付けられた通信セッションを受信するステップと、
前記通信セッションを第1のWTRU(ワイヤレス送信/受信ユニット)に送信するステップと、
前記通信セッションを複製するステップと、
前記複製された通信セッションを第2のWTRUに送信するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項15】
前記通信セッションを示す通信セッション複製要求を受信するステップをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−511239(P2013−511239A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539963(P2012−539963)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/056734
【国際公開番号】WO2011/060373
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.GSM
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】