説明

データ記録システム、データ記録装置及びデータ供給体

【課題】 記録媒体から読み出したデータを他の記録媒体へ記録する場合に、ネットワークを介して管理サイトに接続することなく、データのタイトル情報を取得し、タイトル情報をデータと共に記録することができるデータ記録システム、データ記録装置及びデータ供給体を提供する。
【解決手段】 CD101を収容するジャケット102に、CD101に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した二次元バーコード103を印刷しておき、二次元バーコード103をリモコン50の撮像部57にて読み取り、二次元バーコード103をデコーダ55で復号してオーディオ装置1へ送信する。オーディオ装置1は受信したタイトル情報をCD101から読み出したデータと関連付けてMD110へ記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一の記録媒体に記録されたデータを読み出して他の記録媒体へ記録することができ、データの記録を行う際にデータと共にタイトル情報を記録することができるデータ記録システムに関し、また、データ記録システムを構成するデータ記録装置及び記録媒体を有してデータの供給を行うデータ供給体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、CD(コンパクトディスク)及びMD(ミニディスク)の両記録媒体が装填可能であり、CDに収録されている楽曲データをMDへ録音することができるオーディオシステムが実用化されている。使用者は、複数のCDから好みの楽曲データを選択的にMDへ録音することができ、不必要となった楽曲データを削除して新たな楽曲データを録音することができる。また、近年では、ハードディスクを備えて、多くの楽曲データをCDから録音することが可能なオーディオシステムが実用化されている。
【0003】
MDには、ディスクのタイトル及び収録されている楽曲データ毎のタイトル等の情報を記録するために、U−TOC(User’s Table Of Contents)と呼ばれる領域が設けられている。オーディオシステムは、MDの楽曲データを再生する場合に、U−TOCに記録されたタイトル情報を読み出して、液晶パネルに表示し、使用者に再生中の楽曲データに関する情報を提供することができる。
【0004】
しかし、従来のオーディオシステムにおいては、U−TOCに記録するタイトル情報は、使用者がオーディオシステムに設けてある操作部を操作して、一文字毎に入力する必要があった。オーディオシステムの操作部はコンピュータのキーボードのような高度な入力装置を備えるものではなく、使用者は数個のキーのみでタイトル情報の入力を行わなければならず、操作が非常に煩雑であった。
【0005】
特許文献1においては、録音再生装置が再生対象のCDを識別するTOC(Table Of Contents)情報をパソコン(パーソナルコンピュータ)へ送信し、パソコンがネットワークを介してCDに関する情報を管理する管理サイトに通信接続して、TOC情報に対応するタイトル情報を管理サイトから受信し、その後、パソコンはCDからMDへの録音が終了した場合に、管理サイトから受信したタイトル情報を録音再生装置へ送信し、録音再生装置がMDへタイトル情報を記録することで、タイトル情報を簡単にMDへ記録することができるオーディオシステムが提案されている。
【特許文献1】特開2002−132269号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のオーディオシステムにおいては、ネットワークを介して管理サイトに通信接続し、管理サイトからTOC情報に対応するタイトル情報を得る構成であるため、ネットワークに接続できる環境が必要であり、ネットワークに接続できる環境が整っていない場合にはタイトル情報を得ることができないという問題がある。また、録音再生装置をパソコンに接続し、パソコンを介してネットワークに接続する構成であるため、使用者にある程度のパソコンを使用するための知識が必要であり、簡単に使用できないという問題がある。
【0007】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、記録媒体又は記録媒体に付属する付属品にタイトル情報を符号化した情報画像を付しておき、データ記録装置と無線通信可能な通信器が情報画像を読み取って復号し、データ記録装置へタイトル情報を送信する構成とすることにより、データ記録装置がネットワークに接続することなくタイトル情報を簡単に得ることができるデータ記録システムを提供することにある。
【0008】
また本発明の他の目的とするところは、記録媒体又は記録媒体に付属する付属品にタイトル情報を符号化した情報画像を付しておき、データ記録装置と無線通信可能な通信器が情報画像を読み取ってデータ記録装置へ送信し、データ記録装置が情報画像を復号してタイトル情報を得る構成とすることにより、データ記録装置がネットワークに接続することなくタイトル情報を簡単に得ることができるデータ記録システムを提供することにある。
【0009】
また本発明の他の目的とするところは、データの記録位置に関する管理情報、所謂TOC情報を記録媒体に記録しておき、また、TOC情報をタイトル情報と共に符号化して情報画像として付しておき、記録媒体から読み出したTOC情報と情報画像を復号して得られたTOC情報とを比較して一致した場合に、情報画像を復号して得られたタイトル情報を記録する構成とすることにより、データとタイトル情報とを正しく関連付けて記録することができるデータ記録システムを提供することにある。
【0010】
また本発明の他の目的とするところは、記録媒体から読み出したTOC情報を予め記録しておき、情報画像を復号して得られたTOC情報と予め記録しておいたTOC情報とを比較して一致した場合に、情報画像を復号して得られたタイトル情報を記録する構成とすることにより、タイトル情報の記録を行う場合に記録媒体からTOC情報を読み出す必要がないため、簡単にデータとタイトル情報とを関連付けて記録することができるデータ記録システムを提供することにある。
【0011】
また本発明の他の目的とするところは、データ記録装置の遠隔操作器にて情報画像を読み取る構成とすることにより、使用者が簡単に使用できるデータ記録システムを提供することにある。
【0012】
また本発明の他の目的とするところは、携帯電話器にて情報画像の読み取りを行い、データ記録装置に送信する構成とすることにより、使用者が所有する携帯電話器を利用でき、簡単に使用できるデータ記録システムを提供することにある。
【0013】
また本発明の他の目的とするところは、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を他の機器から受信し、受信したタイトル情報を記録することにより、ネットワークに接続することなくタイトル情報の記録を行うことができるデータ記録装置を提供することにある。
【0014】
また本発明の他の目的とするところは、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を他の機器から受信し、情報画像を復号し、復号したタイトル情報を記録することにより、ネットワークに接続することなくタイトル情報の記録を行うことができるデータ記録装置を提供することにある。
【0015】
また本発明の他の目的とするところは、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を読み取って復号し、復号したタイトル情報を記録することにより、ネットワークに接続することなく、且つ、他の機器を介して情報画像の読み取りを行わずにタイトル情報の記録を行うことができるデータ記録装置を提供することにある。
【0016】
また本発明の他の目的とするところは、データが記録された記録媒体又は記録媒体に付属する付属品に、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を付しておくことにより、情報画像を読み取ることが可能な機器に、タイトル情報を簡単に与えることができるデータ供給体を提供することにある。
【0017】
また本発明の他の目的とするところは、記録媒体を収容する収容体又は記録媒体に付属する冊子に情報画像を付しておくことにより、情報画像の読み取りを簡単に行うことができるデータ供給体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明に係るデータ記録システムは、記録媒体又は該記録媒体に付属する付属品には、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあり、前記記録媒体を装填する装填手段、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段及び該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段を有するデータ記録装置と、該データ記録装置と無線通信可能な通信器とを備えるデータ記録システムであって、前記通信器は、情報画像を読み取る情報画像読取手段と、該情報画像読取手段が読み取った情報画像を復号する復号手段と、該復号手段が復号した情報を前記データ記録装置へ送信する送信手段とを有し、前記データ記録装置は、前記送信手段が送信した情報を受信する受信手段を有し、前記データ記録手段は、前記受信手段が受信したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0019】
本発明においては、記録媒体又は記録媒体に付属する付属品にタイトル情報を符号化した情報画像を付しておき、付された情報画像を通信器にて読み取り、読み取った情報画像を復号してデータ記録装置へ送信する。データ記録装置は受信したタイトル情報と記録媒体から読み出したデータとを関連付けて記録する。データ記録装置はネットワークを介して管理サイトに接続し、タイトル情報を取得する必要がない。
【0020】
また、本発明に係るデータ記録システムは、記録媒体又は該記録媒体に付属する付属品には、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあり、前記記録媒体を装填する装填手段、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段及び該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段を有するデータ記録装置と、該データ記録装置と無線通信可能な通信器とを備えるデータ記録システムであって、前記通信器は、情報画像を読み取る情報画像読取手段と、該情報画像読取手段が読み取った情報画像を前記データ記録装置へ送信する送信手段とを有し、前記データ記録装置は、前記送信手段が送信した情報画像を受信する受信手段と、該受信手段が受信した情報画像を復号する復号手段とを有し、前記データ記録手段は、前記復号手段が復号したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0021】
本発明においては、記録媒体又は記録媒体に付属する付属品に付された情報画像を通信器にて読み取り、読み取った情報画像をデータ記録装置へ送信する。データ記録装置は受信した情報画像を復号してタイトル情報を取得し、記録媒体から読み出したデータとタイトル情報とを関連付けて記録する。データ記録装置はネットワークを介して管理サイトに接続し、タイトル情報を取得する必要がない。
【0022】
また、本発明に係るデータ記録システムは、前記記録媒体には、記録してあるデータの記録位置に関する管理情報が記録してあり、且つ、前記記録媒体又は前記付属品には、タイトル情報と共に前記管理情報を符号化した情報画像が付してあり、前記データ記録装置は、記録媒体に記録された管理情報を読み出す管理情報読出手段と、前記復号手段が復号した管理情報及び前記管理情報読出手段が読み出した管理情報が一致するか否かを検出する検出手段とを有し、前記データ記録手段は、前記検出手段が管理情報の一致を検出した場合に、タイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0023】
本発明においては、記録媒体に記録されたTOC情報を、タイトル情報と共に符号化して情報画像として記録媒体又は記録媒体の付属品に付しておく。データ記録装置は、情報画像を復号して得られるTOC情報と記録媒体から読み出したTOC情報とを比較し、両TOC情報が一致した場合にタイトル情報の記録を行う。これにより、データとタイトル情報とを正しく関連付けて記録できる。
【0024】
また、本発明に係るデータ記録システムは、前記記録媒体には、記録してあるデータの記録位置に関する管理情報が記録してあり、且つ、前記記録媒体又は前記付属品には、タイトル情報と共に前記管理情報を符号化した情報画像が付してあり、前記データ記録装置は、記録媒体に記録された管理情報を読み出す管理情報読出手段を有し、前記データ記録手段は、前記管理情報読出手段が読み出した管理情報を記録するようにしてあり、更に、前記データ記録装置は、前記復号手段が復号した管理情報及び前記データ記録手段が記録した管理情報が一致するか否かを検出する検出手段を有し、前記データ記録手段は、前記検出手段が管理情報の一致を検出した場合に、タイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0025】
本発明においては、記録媒体に記録されたTOC情報を、タイトル情報と共に符号化して情報画像として記録媒体又は記録媒体の付属品に付しておく。データ記録装置は記録媒体からTOC情報を読み出した予め記録しておき、情報画像を復号して得られるTOC情報と予め記録しておいたTOC情報とを比較し、両TOC情報が一致した場合にタイトル情報の記録を行う。これにより、タイトル情報の記録を行う場合に、記録媒体からTOC情報を読み出す必要がない。
【0026】
また、本発明に係るデータ記録システムは、前記通信器が、前記データ記録装置を遠隔操作する遠隔操作器であることを特徴とする。
【0027】
本発明においては、データ記録装置を操作する遠隔操作器に情報画像を読み取る機能を設ける。これにより、使用者が簡単に情報画像を読み込んで、データと共にタイトル情報を記録することができる。
【0028】
また、本発明に係るデータ記録システムは、前記通信器が、携帯電話器であることを特徴とする。
【0029】
本発明においては、携帯電話器に情報画像を読み取る機能及びデータ記録装置へ読み取ったデータを送信する機能を設ける。これにより、使用者が所有する携帯電話器を利用できるため、簡単に使用できる。
【0030】
また、本発明に係るデータ記録装置は、記録媒体を装填する装填手段と、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段と、該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段とを備えるデータ記録装置において、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を他の機器から無線により受信する受信手段を備え、前記データ記録手段は、前記受信手段が受信したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0031】
本発明においては、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を他の機器から受信し、受信したタイトル情報を記録する。これにより、ネットワークに接続せずにタイトル情報の記録を行うことができる。
【0032】
また、本発明に係るデータ記録装置は、記録媒体を装填する装填手段と、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段と、該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段とを備えるデータ記録装置において、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を他の機器から無線により受信する受信手段と、該受信手段が受信した情報画像を復号する復号手段とを備え、前記データ記録手段は、前記復号手段が復号したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0033】
本発明においては、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を他の機器から受信し、情報画像を復号し、復号したタイトル情報を記録する。これにより、ネットワークに接続せずにタイトル情報の記録を行うことができる。
【0034】
また、本発明に係るデータ記録装置は、記録媒体又は該記録媒体に付属する付属品には、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあり、前記記録媒体を装填する装填手段と、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段と、該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段とを備えるデータ記録装置であって、情報画像を読み取る情報画像読取手段と、該情報画像読取手段が読み取った情報画像を復号する復号手段とを備え、前記データ記録手段は、前記復号手段が復号したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあることを特徴とする。
【0035】
本発明においては、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を読み取り、情報画像を復号し、復号したタイトル情報を記録する。これにより、他の機器を介して情報画像の読み取りを行わずにタイトル情報の記録を行うことができる。
【0036】
また、本発明に係るデータ供給体は、データが記録された記録媒体と、該記録媒体に付属する付属品とを備えるデータ供給体であって、前記記録媒体又は前記付属品に、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあることを特徴とする。
【0037】
本発明においては、データが記録された記録媒体又は記録媒体に付属する付属品に、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を付し、記録媒体から読み出したデータの記録を行う場合に、情報画像を読み取ってタイトル情報をデータと共に記録できるようにする。
【0038】
また、本発明に係るデータ供給体は、前記付属品が、前記記録媒体を収容する収容体又は前記記録媒体に付属する冊子であることを特徴とする。
【0039】
本発明においては、記録媒体を収容する収容体又は記録媒体に付属する冊子に情報画像を付しておき、データ記録装置又は通信機にて情報画像の読み取りを行う場合に、読み取りを行いやすくする。
【発明の効果】
【0040】
本発明による場合は、記録媒体又は記録媒体に付属する付属品にタイトル情報を符号化した情報画像を付しておき、データ記録装置と無線通信可能な通信器が情報画像を読み取って復号し、データ記録装置へタイトル情報を送信する構成とすることにより、データ記録装置がタイトル情報を簡単に得ることができるため、ネットワークに接続するための環境が整っていない場合であってもタイトル情報を取得して記録することができ、簡単に使用することができる。
【0041】
また、本発明による場合は、記録媒体又は記録媒体に付属する付属品にタイトル情報を符号化した情報画像を付しておき、データ記録装置と無線通信可能な通信器が情報画像を読み取ってデータ記録装置へ送信し、データ記録装置が情報画像を復号してタイトル情報を得る構成とすることにより、データ記録装置がタイトル情報を簡単に得ることができるため、ネットワークに接続するための環境が整っていない場合であってもタイトル情報を取得して記録することができ、簡単に使用することができる。
【0042】
また、本発明による場合は、記録媒体に記録されたTOC情報を、タイトル情報と共に符号化して情報画像として記録媒体又は付属品に付しておき、記録媒体から読み出したTOC情報と情報画像を復号して得られたTOC情報とを比較して一致した場合に、情報画像を復号して得られたタイトル情報を記録する構成とすることにより、データとタイトル情報とを正しく関連付けて記録することができるため、誤ったタイトル情報を記録する虞がない。
【0043】
また、本発明による場合は、記録媒体から読み出したTOC情報を予め記録しておき、情報画像を復号して得られたTOC情報と予め記録しておいたTOC情報とを比較して一致した場合に、情報画像を復号して得られたタイトル情報を記録する構成とすることにより、データとタイトル情報とを正しく関連付けて記録することができるため、誤ったタイトル情報を記録する虞がない。また、タイトル情報の記録を行う場合に記録媒体からTOC情報を読み出す必要がないため、データの記録とタイトル情報の記録とを別に行うことができる。
【0044】
また、本発明による場合は、データ記録装置の遠隔操作器にて情報画像を読み取る構成とすることにより、使用しやすく、簡単に情報画像の読み取りを行うことができる。
【0045】
また、本発明による場合は、携帯電話器にて情報画像の読み取りを行い、データ記録装置に送信する構成とすることにより、使用者が所有する携帯電話器を利用できるため、使用しやすく、簡単に情報画像の読み取りを行うことができる。
【0046】
また、本発明による場合は、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を他の機器から受信し、受信したタイトル情報を記録することにより、タイトル情報を簡単に得ることができるため、ネットワークに接続するための環境が整っていない場合であってもタイトル情報を取得して記録することができ、簡単に使用することができる。
【0047】
また、本発明による場合は、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を他の機器から受信し、情報画像を復号し、復号したタイトル情報を記録することにより、タイトル情報を簡単に得ることができるため、ネットワークに接続するための環境が整っていない場合であってもタイトル情報を取得して記録することができ、簡単に使用することができる。
【0048】
また、本発明による場合は、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を読み取って復号し、復号したタイトル情報を記録することにより、ネットワークに接続することなくタイトル情報を得ることができ、且つ、他の機器を介して情報画像の読み取りを行わずにタイトル情報を得ることができるため、簡単に使用することができる。
【0049】
また、本発明による場合は、データが記録された記録媒体又は記録媒体に付属する付属品に、記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を付しておくことにより、記録媒体から読み出したデータの記録を行う場合に、情報画像を読み取ってタイトル情報を得ることができるため、簡単にタイトル情報をデータと共に記録することができる。
【0050】
また、本発明による場合は、記録媒体を収容する収容体又は記録媒体に付属する冊子に情報画像を付しておくことにより、記録媒体をデータ記録装置に装填した状態であっても情報画像の読み取りを行うことができるため、情報画像の読み取りが行いやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0051】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。なお、本実施の形態においては、記録媒体としてCD及びMDが装填可能なオーディオ装置を含むオーディオシステムを例に説明を行う。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。図において1はオーディオ装置であり、オーディオ装置1はデータ供給体100のCD101を装填するCDドライブ20及びMD110を装填するMDドライブ2を備え、CD101に記録された楽曲データをMD110へ記録することができる。また、本実施の形態に係るオーディオシステムは、オーディオ装置1を遠隔操作するためのリモコン(リモートコントローラ)50を備えている。
【0052】
MD110を装填するMDドライブ2は、磁気ヘッド3、光ピックアップ4及びモータ5を備えており、MD110はモータ5により所定の速度で回転駆動される。MD110からのデータの読み出しを行う場合は、光ピックアップ4が所定の波長のレーザ光をMD110へ照射し、その反射光を受けて電気信号に変換する。MD110へのデータの書き込みを行う場合は、光ピックアップ4がレーザ光をMD110へ照射して温度をキュリー温度以上に上昇させ、磁気ヘッド3が温度の上昇した領域に磁界を印加して行う。
【0053】
光ピックアップ4及びモータ5はサーボ制御部8によって制御されており、また、光ピックアップ4からの電気信号はRFアンプ7へ与えられる。RFアンプ7は与えられた電気信号を増幅し、増幅された信号のうち、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号をサーボ制御部8へ与え、データ信号をCODEC部9へ与える。サーボ制御部8は、RFアンプ7からフィードバックされるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号をもとに、光ピックアップ4及びモータ5の制御を行うようにしてある。また、磁気ヘッド3は、ヘッド駆動部6により駆動されており、ヘッド駆動部6はCODEC部9から与えられる書き込みデータに応じて、MD110に印加する磁界を発生させるようにしてある。
【0054】
CODEC部9は、RFアンプ7から与えられたデータをデコードして圧縮伸張部11へ与える、又は圧縮伸張部11から与えられたデータをエンコードしてヘッド駆動部6へ与える。圧縮伸張部11は、CODEC部9からデータが与えられた場合には、与えられたデータは圧縮されたデータであるので、データの伸張を行い、伸張したデータをD/A変換部10へ与える。D/A変換部10は与えられたディジタルのデータをアナログの電気信号に変換して音声出力部17へ与え、音声出力部17に備えられた図示しないスピーカから音声を出力する。また、圧縮伸張部11は、CD101から読み出したデータがデコーダ12から与えられた場合には、データの圧縮を行い、圧縮したデータをCODEC部9へ与え、MD110への記録を行うようにしてある。
【0055】
CD101を装填するCDドライブ20は、光ピックアップ21及びモータ22を備えており、CD101はモータ22により所定の速度で回転駆動される。光ピックアップ21は所定の波長のレーザ光をCD101へ照射し、その反射光を受けて電気信号に変換し、データの読み出しを行う。光ピックアップ21及びモータ22はサーボ制御部19によって制御されており、光ピックアップ21からの電気信号はRFアンプ18へ与えられる。RFアンプ18は与えられた電気信号を増幅し、増幅された信号のうち、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号をサーボ制御部19へ与え、データ信号をデコーダ12へ与える。サーボ制御部19は、RFアンプ18からフィードバックされるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を基に、光ピックアップ21及びモータ22の制御を行うようにしてある。
【0056】
音声データの再生を行う場合には、デコーダ12はRFアンプ18から与えられたデータをデコードしてD/A変換部10へ与え、D/A変換部10がディジタルのデータをアナログの電気信号に変換して音声出力部17へ与え、音声出力部17から音声を出力する。CD101から読み出した音声データをMD110へ記録する場合には、デコーダ12はRFアンプ18から与えられたデータをデコードして圧縮伸張部11へ与え、圧縮伸張部11がデータの圧縮を行って、上述の通りにMDドライブ2にて圧縮したデータの書き込みを行うようにしてある。
【0057】
オーディオ装置1に備えられたシステムコントローラ13は、MDドライブ2用のサーボ制御部8、CODEC部9、デコーダ12及びCDドライブ1用のサーボ制御部19等を制御して、CD101及びMD110に記録されたデータの再生処理及びMD110へのデータの記録処理等を行う。システムコントローラ13は、使用者がオーディオ装置1の操作を行うための操作部14から動作命令が与えられ、与えられた動作命令に従って処理を行うようにしてある。操作部14には、再生、録音、選曲、早送り及び巻き戻し等のオーディオ装置1を操作するための複数のボタンが設けられている。また、オーディオ装置1は赤外線受光部15を備えており、赤外線受光部15はリモコン50から赤外線により送信されたデータを受信してシステムコントローラ13へ与えるようにしてある。
【0058】
また、システムコントローラ13は、図示しない液晶ディスプレイを備える表示部16に表示命令を与えて、オーディオ装置1の動作状況及び楽曲データの後述のタイトル情報等を表示することができる。また、オーディオ装置1はDRAM又はフラッシュメモリ等によるメモリ23を備えており、メモリ23にタイトル情報を一時的に記憶することができるようにしてある。
【0059】
オーディオ装置1を遠隔操作するためのリモコン50は、使用者が操作を行うための複数のボタン又はスイッチを有する操作部51及びオーディオ装置1の赤外線受光部15へ赤外線によりデータの送信を行う赤外線発光部52を備え、更に図示しないレンズ及び撮像素子等を有する撮像部57を備えており、制御部53によって各部の制御を行っている。
【0060】
操作部51には、再生、録音、選曲、早送り及び巻き戻し等のオーディオ装置1を操作するためのボタンが設けられており、これらのボタンが操作された場合には、対応する動作命令が制御部53から赤外線発光部52へ与えられ、赤外線発光部52からオーディオ装置1へ動作命令を赤外線により送信する。また、操作部51には、撮像部57により二次元バーコードの読み取りを行うためのボタン、例えばリモコン50を二次元バーコードの読取可能状態へ移行させる読取要求ボタン、撮像部57により二次元バーコードを撮像する撮像ボタン及び読み取った二次元バーコードのデータをオーディオ装置1へ送信する送信ボタン等が設けられている。
【0061】
撮像部57が撮像したアナログの映像信号は画像処理部56へ与えられ、画像処理部56にてディジタルの画像データに変換される。変換された画像データは、画像処理部56からデコーダ55へ与えられ、デコーダ55により二次元バーコードのデコードを行う。デコーダ55にてデコードされたデータは、制御部53から赤外線発光部52へ与えられ、赤外線発光部52から赤外線によってオーディオ装置1へ送信される。また、リモコン50には液晶ディスプレイを有する表示部54が設けてあり、画像処理部56から与えられる画像データを表示できるようにしてある。
【0062】
図2は、本発明に係るデータ供給体100の構成を示す模式図である。CD101には、TOC情報が記録されたTOC領域100a及び楽曲データが記録された楽曲領域100bが設けてある。TOC領域100aに記録されたTOC情報は、楽曲領域100bに記録された楽曲データのトータルトラック数、各トラックの演奏時間及びトータル演奏時間等の情報が含まれており、CD101を識別するために用いることができる。
【0063】
また、CD101はジャケット102に収容された状態で販売されるものであり、ジャケット102には二次元バーコード103が印刷してある。二次元バーコード103は、CD101のTOC領域100aに記録されたTOC情報と同じ内容のTOC情報103aと、楽曲領域100bに記録された楽曲データに対応するタイトル情報103bとを画像情報に変換したものである。
【0064】
図3は、MD110の構成を示す模式図である。MD110の特定領域にはTOC情報が記録されたTOC領域110aが設けてあり、TOC情報にはMDの製造元及びMDに記録可能なデータ容量等の情報が含まれ、書き換え不可能にしてある。また、使用者が書き換え可能な領域には、演奏時間及びタイトル情報等を含むU−TOC情報を記録するU−TOC領域110bと、楽曲データを記録する楽曲領域110cとが設けてある。
【0065】
本発明に係るオーディオシステムにおいては、CD101から読み出した楽曲データをMD110へ記録することが可能であり、更に、CD101のジャケット102に印刷された二次元バーコード103に含まれるタイトル情報103bをMD110のU−TOC領域110bに記録することができる。
【0066】
図4は、本発明の実施の形態1に係るリモコン50が二次元バーコード103の読み取りを行う場合にリモコン50の制御部53が行う処理を示すフローチャートである。制御部53は、使用者が操作部51を操作することにより二次元バーコード103の読み取りを要求したか否かを調べ(ステップS1)、読取要求がない場合には(S1:NO)、読取要求が与えられるまで待機する。使用者からの読取要求がある場合には(S1:YES)、撮像部57を起動し(ステップS2)、リモコン50を二次元バーコード103の撮像が可能な状態へ移行させる。
【0067】
次いで、使用者により操作部51の撮像ボタンが押下されたか否かを調べ(ステップS3)、操作部51の撮像ボタンが押下されていない場合には(S3:NO)、操作部51の撮像ボタンが押下されるまで待機し、操作部51の撮像ボタンが押下された場合には(S3:YES)、撮像部57により撮像された二次元バーコード103の画像を取り込み(ステップS4)、取り込んだ二次元バーコード103の画像をデコーダ55に与えてデコードを行う(ステップS5)。
【0068】
次いで、使用者により操作部51の送信ボタンが押下されたか否かを調べ(ステップS6)、操作部51の送信ボタンが押下されていない場合には(S6:NO)、操作部51の送信ボタンが押下されるまで待機する。操作部51の送信ボタンが押下された場合には(S6:YES)、デコードした二次元バーコード103のデータを赤外線発光部52からオーディオ装置1へ送信する(ステップS7)。その後、撮像部57を待機状態にして(ステップS8)、リモコン50を通常の状態へ戻す。
【0069】
図5は、本発明の実施の形態1に係るオーディオ装置1が赤外線受光部15にてデータの受信を行った場合にシステムコントローラ13が行う処理を示すフローチャートである。システムコントローラ13は、赤外線受光部15がリモコン50から送信されるデータを受信したか否かを調べ(ステップS21)、データを受信していない場合には(S21:NO)、データを受信するまで待機し、データを受信した場合には(S21:YES)、受信したデータがタイトル情報であるか否かを調べる(ステップS22)。
【0070】
受信したデータがタイトル情報である場合(S22:YES)、タイトル情報をメモリ23に記憶する(ステップS23)。なお、このときにタイトル情報と共にTOC情報を受信しているので、メモリ23にはタイトル情報及びTOC情報を一組にして記憶する。受信したデータがタイトル情報でない場合は(S22:NO)、受信したデータはオーディオ装置1の再生又は記録等の動作に係る動作命令であるので、各動作命令に対応する処理を行う(ステップS24)。
【0071】
図6は、本発明の実施の形態1に係るオーディオ装置1がCD101に記録された楽曲データを読み出してMD110へ記録する場合にシステムコントローラ13が行う処理を示すフローチャートである。まず、CD101に記録された楽曲データをCDドライブ20、RFアンプ18及びデコーダ12等によって読み出し(ステップS31)、読み出した楽曲データを圧縮伸張部11にて圧縮し(ステップS32)、圧縮した楽曲データをCODEC部9、ヘッド駆動部6及びMDドライブ2等によりMD110へ記録する(ステップS33)。MD110へ記録を行う楽曲データが全て終了したか否かを調べ(ステップS34)、楽曲データが全て終了していない場合には(S34:NO)、ステップS31へ戻ってCD101からの楽曲データの読み出し及びMD110への楽曲データの記録を行う。
【0072】
MD110へ記録を行う楽曲データが全て終了した場合には(S34:YES)、メモリ23にタイトル情報が記憶されているか否かを調べ(ステップS35)、メモリ23にタイトル情報が記憶されている場合には(S35:YES)、CD101に記録されているTOC情報の読み出しを行い(ステップS36)、タイトル情報と共にメモリ23に記憶されているTOC情報とCD101に記録されているTOC情報との比較を行う(ステップS37)。比較の結果、両TOC情報が一致したか否かを調べ(ステップS38)、両TOC情報が一致した場合には(S38:YES)、MD110のU−TOC領域110bへタイトル情報の記録を行って(ステップS39)、処理を終了する。また、ステップS35にてメモリ23にタイトル情報が記憶されていない場合(S35:NO)、及びステップS38にて両TOC情報が一致しなかった場合(S38:NO)には、MD110のU−TOC領域110bへのタイトル情報の記録は行わず、処理を終了する。
【0073】
MD110に楽曲データの記録を行う際に、タイトル情報をU−TOC領域110bに記録しなかった場合、楽曲データの記録終了後にリモコン50にて二次元バーコード103の読み取りを行ってオーディオ装置に送信し、オーディオ装置1の操作部14又はリモコン50の操作部51を操作して、オーディオ装置1にタイトル情報の記録要求を与えることで行うことができる。
【0074】
図7は、本発明の実施の形態1に係るオーディオ装置1がMD110にタイトル情報の記録のみを行う場合にシステムコントローラ13が行う処理を示すフローチャートである。システムコントローラ13は、オーディオ装置1の操作部14又はリモコン50からタイトル情報の記録要求があったか否かを調べ(ステップS51)、タイトル情報の記録要求がない場合には(S51:NO)、タイトル情報の記録要求があるまで待機する。
【0075】
タイトル情報の記録要求があった場合(S51:YES)、メモリ23にタイトル情報が記憶されているか否かを調べる(ステップS52)。メモリ23にタイトル情報が記憶されている場合には(S52:YES)、CD101に記録されているTOC情報の読み出しを行い(ステップS53)、タイトル情報と共にメモリ23に記憶されているTOC情報とCD101に記録されているTOC情報との比較を行う(ステップS54)。比較の結果、両TOC情報が一致したか否かを調べ(ステップS55)、両TOC情報が一致した場合には(S55:YES)、MD110のU−TOC領域110bへタイトル情報の記録を行って(ステップS56)、処理を終了する。また、ステップS52にてメモリ23にタイトル情報が記憶されていない場合(S52:NO)、及びステップS38にて両TOC情報が一致しなかった場合(S55:NO)には、MD110のU−TOC領域110bへのタイトル情報の記録は行わず、処理を終了する。
【0076】
以上の構成のオーディオシステムにおいては、CD101に記録された楽曲データに関するタイトル情報を、ジャケット102に印刷された二次元バーコード103を読み取ることで取得できるため、オーディオシステムがネットワークを介してタイトル情報を管理するサーバに接続する必要がなく、簡単にMD110のU−TOC領域110bにタイトル情報を記録することができる。
【0077】
なお実施の形態1においては、二次元バーコード103がCD101を収容するジャケット102に印刷しておく構成を示したが、これに限るものではなく、例えばCD101のラベル面又はCD101に付属する冊子等に印刷しておく構成としてもよく、更には二次元バーコード103が印刷されたシールを貼り付ける構成であってもよい。また、タイトル情報をMD110のU−TOC領域110bへ記録する際に、CD101のTOC情報と二次元バーコード103から読み出したTOC情報とを比較し、両TOC情報が一致した場合にのみタイトル情報の記録を行う構成としたが、両TOC情報の比較を行わずにタイトル情報を記録する構成であってもよい。また、記録媒体の識別にCD101に記録されたTOC情報を用いる構成を示したが、これに限るものではなく、別の情報を用いて記録媒体の識別を行ってもよい。
【0078】
また、本実施の形態においては、記録媒体としてCD101及びMD110を用いるオーディオシステムを例に説明を行ったが、これに限るものではなく、DVD又はハードディスク等の他の記録媒体を用いる他のデータ記録システムであっても同様の構成を適用することができる。
【0079】
また、図6及び図7のフローチャートに示したシステムコントローラ13が行うタイトル情報の記録に関する処理は一例であって、これに限るものではなく、例えば以下に示す変形例のような処理であってもよい。
【0080】
(変形例1) 図8は、本発明の実施の形態1の変形例1に係るオーディオ装置1がCD101に記録された楽曲データを読み出してMD110へ記録する場合にシステムコントローラ13が行う処理を示すフローチャートである。まず、CD101に記録された楽曲データをCDドライブ20、RFアンプ18及びデコーダ12等によって読み出し(ステップS101)、読み出した楽曲データを圧縮伸張部11にて圧縮し(ステップS102)、圧縮した楽曲データをCODEC部9、ヘッド駆動部6及びMDドライブ2等によりMD110へ記録する(ステップS103)。MD110へ記録を行う楽曲データが全て終了したか否かを調べ(ステップS104)、楽曲データが全て終了していない場合には(S104:NO)、ステップS101へ戻ってCD101からの楽曲データの読み出し及びMD110への楽曲データの記録を行う。
【0081】
MD110へ記録を行う楽曲データが全て終了した場合には(S104:YES)、CD101に記録されているTOC情報を読み出し(ステップS105)、読み出したTOC情報をMD110のU−TOC領域110bへ記録する(ステップS106)。次いで、メモリ23にタイトル情報が記憶されているか否かを調べ(ステップS107)、メモリ23にタイトル情報が記憶されている場合には(S107:YES)、MD110のU−TOC領域110bに記録されているCD101のTOC情報の読み出しを行い(ステップS108)、タイトル情報と共にメモリ23に記憶されているTOC情報とMD110に記録されているTOC情報との比較を行う(ステップS109)。比較の結果、両TOC情報が一致したか否かを調べ(ステップS110)、両TOC情報が一致した場合には(S110:YES)、MD110のU−TOC領域110bへタイトル情報の記録を行って(ステップS111)、処理を終了する。また、ステップS107にてメモリ23にタイトル情報が記憶されていない場合(S107:NO)、及びステップS110にて両TOC情報が一致しなかった場合(S110:NO)には、MD110のU−TOC領域110bへのタイトル情報の記録は行わず、処理を終了する。
【0082】
図9は、本発明の実施の形態1の変形例1に係るオーディオ装置1がMD110にタイトル情報の記録のみを行う場合にシステムコントローラ13が行う処理を示すフローチャートである。システムコントローラ13は、オーディオ装置1の操作部14又はリモコン50からタイトル情報の記録要求があったか否かを調べ(ステップS121)、タイトル情報の記録要求がない場合には(S121:NO)、タイトル情報の記録要求があるまで待機する。
【0083】
タイトル情報の記録要求があった場合(S121:YES)、メモリ23にタイトル情報が記憶されているか否かを調べる(ステップS122)。メモリ23にタイトル情報が記憶されている場合には(S122:YES)、MD110のU−TOC領域110bに記録されているTOC情報の読み出しを行い(ステップS123)、タイトル情報と共にメモリ23に記憶されているTOC情報とMD110に記録されているTOC情報との比較を行う(ステップS124)。比較の結果、両TOC情報が一致したか否かを調べ(ステップS125)、両TOC情報が一致した場合には(S125:YES)、MD110のU−TOC領域110bへタイトル情報の記録を行って(ステップS126)、処理を終了する。また、ステップS122にてメモリ23にタイトル情報が記憶されていない場合(S122:NO)、及びステップS125にて両TOC情報が一致しなかった場合(S125:NO)には、MD110のU−TOC領域110bへのタイトル情報の記録は行わず、処理を終了する。
【0084】
以上の構成の変形例1に係るオーディオシステムにおいては、CD101のTOC情報を予めMD110のU−TOC領域110bにコピーしておき、二次元バーコード103に含まれるTOC情報との比較を行う場合に、MD110からTOC情報を読み出して比較を行う。これにより、タイトル情報をMD110へ記録する場合に、CD101をCDドライブ20に装填する必要がないため、特に、MD110への楽曲データの記録とタイトル情報の記録とを時間をあけて行う場合の使い勝手を向上させることができる。
【0085】
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係るオーディオ装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2に係るオーディオ装置1aは、二次元バーコードの読み取りを行うための撮像部27、画像処理部26及びデコーダ25を備えている。
【0086】
撮像部27が撮像したアナログの映像信号は画像処理部26へ与えられ、画像処理部26にてディジタルの画像データに変換される。変換された画像データは、画像処理部26からデコーダ25へ与えられ、デコーダ25によって二次元バーコードのデコードが行われる。デコーダ25にてデコードされたデータは、システムコントローラ13aからメモリ23へ与えられ、メモリ23に記憶される。
【0087】
また、オーディオ装置1aの操作部14aには、再生、録音、選曲、早送り及び巻き戻し等のオーディオ装置1を操作するためのボタンが設けられており、更に、撮像部27により二次元バーコードの読み取りを行うためのボタン、例えばオーディオ装置1aを二次元バーコードの読取可能状態へ移行させる読取要求ボタン及び撮像部27により二次元バーコードを撮像する撮像ボタン等が設けられている。
【0088】
図11は、本発明の実施の形態2に係るオーディオ装置1aが二次元バーコード103の読み取りを行う場合にシステムコントローラ13aが行う処理を示すフローチャートである。システムコントローラ13aは、使用者が操作部14aを操作することにより二次元バーコード103の読み取りを要求したか否かを調べ(ステップS61)、読取要求がない場合には(S61:NO)、読取要求が与えられるまで待機する。使用者からの読取要求がある場合には(S61:YES)、撮像部27を起動し(ステップS62)、オーディオ装置1aを二次元バーコード103の撮影が可能な状態へ移行させる。
【0089】
次いで、使用者により操作部14aの撮像ボタンが押下されたか否かを調べ(ステップS63)、操作部14aの撮像ボタンが押下されていない場合には(S63:NO)、操作部14aの撮像ボタンが押下されるまで待機し、操作部14aの撮像ボタンが押下された場合には(S63:YES)、撮像部27により撮像された二次元バーコード103の画像を取り込み(ステップS64)、取り込んだ二次元バーコード103の画像をデコーダ25に与えてデコードを行う(ステップS65)。その後、デコーダ25がデコードしたデータをメモリ23に記憶し(ステップS66)、撮像部27を待機状態へ移行させて(ステップS67)、処理を終了する。
【0090】
なお、オーディオ装置1aがCD101に記録された楽曲データを読み出してMD110へ記録する場合の処理、及びオーディオ装置1aがMD110にタイトル情報の記録のみを行う場合の処理は、実施の形態1において図6及び図7に示すフローチャートと同じ処理であるので、説明を省略する。
【0091】
以上の構成の実施の形態2に係るオーディオ装置1aにおいては、撮像部27、画像処理部26及びデコーダ25を備えているため、実施の形態1に係るオーディオ装置1のようにリモコン50を介してCD101のジャケット102に印刷された二次元バーコード103を読み取るのではなく、オーディオ装置1aのみで二次元バーコード103を読み取ることが可能である。
【0092】
実施の形態2に係るオーディオシステムのその他の構成は、実施の形態1に係るオーディオシステムの構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0093】
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。図において1はオーディオ装置であり、実施の形態1に係るオーディオ装置1と同様のものである。また、図において70は携帯電話器であり、携帯電話器70は電話網を介して他の電話器と通信を行う通信機能の他に、静止画及び動画の撮像を行うカメラ機能及び赤外線によりデータの送受信を行う赤外線通信機能を有している。
【0094】
携帯電話器70は、使用者が音声により通信を行うためのマイク81及びスピーカ82を有している。マイク81が集音した音声は、音声処理部79にてサンプリングされてアナログの音声信号からディジタルの音声データに変換され、制御部74へ与えられる。制御部74は音声データをアンテナ77を有する送受信部78へ与え、送受信部78により音声データが電話網の基地局へ送信される。また、送受信部78が電話網の基地局から音声データを受信した場合には、受信した音声データを制御部74へ与える。制御部74は音声データを音声処理部79へ与え、音声処理部79がディジタルの音声データをアナログの音声信号に変換し、スピーカ82から出力する。
【0095】
また、携帯電話器70は図示しないレンズ及び撮像素子等を有する撮像部76を備えており、撮像部76が撮像したアナログの映像信号は画像処理部75へ与えられ、画像処理部75にてディジタルの画像データに変換される。変換された画像データは制御部74へ与えられ、制御部74は画像データを表示部72に表示する又はメモリ83に記憶する等の処理を行うことができる。撮像部76にて撮像した画像が二次元バーコードである場合には、画像処理部75は画像データをデコーダ80へ与え、デコーダ80が二次元バーコードのデコードを行い、デコードしたデータを制御部74へ与えるようにしてある。制御部74はデコーダ80がデコードしたデータをメモリ83に記憶する。
【0096】
また、携帯電話器70は他の携帯電話器と赤外線によりデータの送受信を行う赤外線通信部73を備えており、制御部74はメモリ83に記憶されたデータを赤外線通信部73へ与え、赤外線通信部73は制御部74から与えられるデータを送信する。また、赤外線通信部73が受信したデータは制御部74へ与えられ、制御部74は与えられたデータをメモリ83に記憶する。また、赤外線通信部73はオーディオ装置1の赤外線受光部へデータの送信を行うことができる。
【0097】
また、携帯電話器70は、使用者が携帯電話器70の操作を行うための操作部71を備えており、操作部71には、数字及び文字等を入力するための複数の入力ボタン、いくつかのメニューを表示させるためのメニュー表示ボタン、表示されたメニューの選択を行うためのカーソルキー、メニューの選択を確定させるための確定ボタン、並びに選択のキャンセルを行うためのキャンセルボタン等が設けられている。これらのボタン、キー及びメニューを用いて、音声通信、赤外線通信、画像の撮影及び二次元バーコードの読み取り等を行うことができる。
【0098】
図13は、本発明の実施の形態3に係る携帯電話器70が二次元バーコード103の読み取りを行う場合に制御部74が行う処理を示すフローチャートである。制御部74は、使用者が操作部71を操作することにより二次元バーコード103の読み取りを要求したか否かを調べる(ステップS71)。読取要求は、例えば操作部71のメニュー表示ボタンを押下してメニューを表示し、メニューから二次元バーコードの読み取りに関する項目を選択することで、制御部74に与えられるようにしておく。読取要求がない場合には(S71:NO)、読取要求が与えられるまで待機し、使用者からの読取要求がある場合には(S71:YES)、撮像部76を起動し(ステップS72)、携帯電話器70を二次元バーコード103の撮像が可能な状態へ移行させる。
【0099】
次いで、使用者が操作部71を操作して二次元バーコード103の撮像要求を発したか否かを調べる(ステップS73)。撮像要求は、例えば操作部71の確定ボタンを押下した場合に制御部74に与えられるようにしておく。撮像要求が与えられていない場合には(S73:NO)、撮像要求が与えられるまで待機し、撮像要求が与えられた場合には(S73:YES)、撮像部76により二次元バーコード103の撮像を行って画像を取り込み(ステップS74)、取り込んだ二次元バーコード103の画像をデコーダ80へ与えてデコードを行う(ステップS75)。その後、デコーダ80がデコードしたデータをメモリ83に記憶し(ステップS76)、撮像部76を待機状態へ移行させて(ステップS77)、処理を終了する。
【0100】
CD101のジャケット102に印刷された二次元バーコード103には、CD101に記録された楽曲データに関するタイトル情報及びCD101のTOC情報が含まれており、携帯電話器70のメモリ83にはタイトル情報及びTOC情報が一組にして記憶してある。メモリ83に記憶されたタイトル情報及びTOC情報は赤外線通信部73から赤外線によりオーディオ装置1へ送信することができる。
【0101】
図14は、本発明の実施の形態3に係る携帯電話器70がタイトル情報及びTOC情報を送信する場合に制御部74が行う処理を示すフローチャートである。制御部74は、使用者が操作部71を操作することにより、メモリに記憶されたタイトル情報及びTOC情報の送信を要求したか否かを調べる(ステップS81)。タイトル情報及びTOC情報の送信要求は、例えば操作部71のメニュー表示ボタンを押下してメニューを表示し、メニューからタイトル情報及びTOC情報の送信に関する項目を選択することで、制御部74に与えられるようにしておく。
【0102】
送信要求が与えられていない場合は(S81:NO)、送信要求が与えられるまで待機し、送信要求が与えられた場合は(S81:YES)、メモリ83からタイトル情報及びTOC情報を読み出し(ステップS82)、読み出したタイトル情報及びTOC情報を赤外線通信部73へ与えて、赤外線によりオーディオ装置1へ送信する(ステップS83)。
【0103】
なお、オーディオ装置1がCD101に記録された楽曲データを読み出してMD110へ記録する場合の処理、及びオーディオ装置1がMD110にタイトル情報の記録のみを行う場合の処理は、実施の形態1において図6及び図7に示すフローチャートと同じ処理であるので、説明を省略する。
【0104】
以上の構成の実施の形態3に係るオーディオシステムにおいては、使用者が所持している携帯電話器に二次元バーコードのデコード機能及び赤外線通信機能が備わっている場合に、使用者の携帯電話器を用いることで、撮像部を備える複雑なリモコンを備える必要がなく、又はオーディオ装置1に撮像部を備える必要がないため、オーディオ装置1及びリモコンのコストの増加を抑えることができる。
【0105】
実施の形態3に係るオーディオシステムのその他の構成は、実施の形態1に係るオーディオシステムの構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0106】
(実施の形態4)
図15は、本発明の実施の形態4に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。実施の形態4に係るオーディオシステムのオーディオ装置1b及びリモコン50bは、実施の形態1に係るオーディオ装置1及びリモコン50とほぼ同じ構成であるが、二次元バーコードを復号するデコーダがリモコン50bに設けられず、オーディオ装置1bに設けられている。
【0107】
リモコン50bの撮像部57にて撮像されたアナログの映像信号は画像処理部56へ与えられ、画像処理部56にてディジタルの画像データに変換され、変換された画像データは制御部53bへ与えられる。制御部53bは、与えられた二次元バーコードの画像データを赤外線発光部52から赤外線によりオーディオ装置1bへ送信する。
【0108】
オーディオ装置1bの赤外線受光部15にて受信した二次元バーコードの画像データはシステムコントローラ13bへ与えられ、システムコントローラ13bは画像データを二次元バーコードを復号するためのデコーダ29へ与えて復号を行い、復号された二次元バーコードのデータをメモリ23に記憶する。
【0109】
図16は、本発明の実施の形態4に係るリモコン50bが二次元バーコードの読み取りを行う場合にリモコン50bの制御部53bが行う処理を示すフローチャートである。制御部53bは、使用者が操作部51を操作することにより二次元バーコード103の読み取りを要求したか否かを調べ(ステップS131)、読取要求がない場合には(S131:NO)、読取要求が与えられるまで待機する。使用者からの読取要求がある場合には(S131:YES)、撮像部57を起動し(ステップS132)、リモコン50bを二次元バーコード103の撮像が可能な状態へ移行させる。
【0110】
次いで、使用者により操作部51の撮像ボタンが押下されたか否かを調べ(ステップS133)、操作部51の撮像ボタンが押下されていない場合には(S133:NO)、操作部51の撮像ボタンが押下されるまで待機し、操作部51の撮像ボタンが押下された場合には(S133:YES)、撮像部57により撮像された二次元バーコード103の画像を取り込む(ステップS134)。
【0111】
次いで、使用者により操作部51の送信ボタンが押下されたか否かを調べ(ステップS135)、操作部51の送信ボタンが押下されていない場合には(S135:NO)、操作部51の送信ボタンが押下されるまで待機する。操作部51の送信ボタンが押下された場合には(S135:YES)、取り込んだ二次元バーコード103の画像データを赤外線発光部52からオーディオ装置1bへ送信する(ステップS136)。その後、撮像部57を待機状態にして(ステップS137)、リモコン50bを通常の状態へ戻す。
【0112】
図17は、本発明の実施の形態4に係るオーディオ装置1bが赤外線受光部15にてデータの受信を行った場合にシステムコントローラ13bが行う処理を示すフローチャートである。システムコントローラ13bは、赤外線受光部15がリモコン50bから送信されるデータを受信したか否かを調べ(ステップS151)、データを受信していない場合には(S151:NO)、データを受信するまで待機し、データを受信した場合には(S151:YES)、受信したデータが二次元バーコードの画像データであるか否かを調べる(ステップS152)。
【0113】
受信したデータが画像データである場合(S152:YES)、画像データをデコーダ29によりデコードし(ステップS153)、デコードして得られたタイトル情報をメモリ23に記憶する(ステップS154)。なお、このときにタイトル情報と共にTOC情報が得られるので、メモリ23にはタイトル情報及びTOC情報を一組にして記憶する。受信したデータが画像データでない場合は(S152:NO)、受信したデータはオーディオ装置1bの再生又は記録等の動作に係る動作命令であるので、各動作命令に対応する処理を行う(ステップS155)。
【0114】
以上の構成の実施の形態4に係るオーディオ装置1bにおいても、実施の形態1に係るオーディオ装置1と同様の機能を実現でき、リモコン50bに二次元バーコードを復号するためのデコーダを備えていないため、リモコン50bのコストを低減できるという利点がある。
【0115】
実施の形態4に係るオーディオシステムのその他の構成は、実施の形態1に係るオーディオシステムの構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0116】
【図1】本発明の実施の形態1に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ供給体の構成を示す模式図である。
【図3】MDの構成を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るリモコンが二次元バーコードの読み取りを行う場合にリモコンの制御部が行う処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1に係るオーディオ装置が赤外線受光部にてデータの受信を行った場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1に係るオーディオ装置がCDに記録された楽曲データを読み出してMDへ記録する場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1に係るオーディオ装置がMDにタイトル情報の記録のみを行う場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1の変形例1に係るオーディオ装置がCDに記録された楽曲データを読み出してMDへ記録する場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態1の変形例1に係るオーディオ装置がMDにタイトル情報の記録のみを行う場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2に係るオーディオ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係るオーディオ装置が二次元バーコードの読み取りを行う場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態3に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係る携帯電話器が二次元バーコードの読み取りを行う場合に制御部が行う処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態3に係る携帯電話器がタイトル情報及びTOC情報を送信する場合に制御部が行う処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態4に係るオーディオシステムの構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態4に係るリモコンが二次元バーコードの読み取りを行う場合にリモコンの制御部が行う処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態4に係るオーディオ装置が赤外線受光部にてデータの受信を行った場合にシステムコントローラが行う処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0117】
1、1a、1b オーディオ装置(データ記録装置)
2 MDドライブ
13、13a、13b システムコントローラ
14、14a 操作部
15 赤外線受光部
20 CDドライブ
50、50b リモコン
51 操作部
52 赤外線発光部
53、53b 制御部
25、29、55 デコーダ
27、57 撮像部
70 携帯電話器
71 操作部
73 赤外線通信部
74 制御部
76 撮像部
80 デコーダ
100 データ供給体
101 CD
102 ジャケット
103 二次元バーコード(情報画像)
110 MD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体又は該記録媒体に付属する付属品には、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあり、
前記記録媒体を装填する装填手段、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段及び該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段を有するデータ記録装置と、該データ記録装置と無線通信可能な通信器とを備えるデータ記録システムであって、
前記通信器は、
情報画像を読み取る情報画像読取手段と、
該情報画像読取手段が読み取った情報画像を復号する復号手段と、
該復号手段が復号した情報を前記データ記録装置へ送信する送信手段とを有し、
前記データ記録装置は、
前記送信手段が送信した情報を受信する受信手段を有し、
前記データ記録手段は、前記受信手段が受信したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあること
を特徴とするデータ記録システム。
【請求項2】
記録媒体又は該記録媒体に付属する付属品には、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあり、
前記記録媒体を装填する装填手段、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段及び該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段を有するデータ記録装置と、該データ記録装置と無線通信可能な通信器とを備えるデータ記録システムであって、
前記通信器は、
情報画像を読み取る情報画像読取手段と、
該情報画像読取手段が読み取った情報画像を前記データ記録装置へ送信する送信手段とを有し、
前記データ記録装置は、
前記送信手段が送信した情報画像を受信する受信手段と、
該受信手段が受信した情報画像を復号する復号手段とを有し、
前記データ記録手段は、前記復号手段が復号したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあること
を特徴とするデータ記録システム。
【請求項3】
前記記録媒体には、記録してあるデータの記録位置に関する管理情報が記録してあり、且つ、前記記録媒体又は前記付属品には、タイトル情報と共に前記管理情報を符号化した情報画像が付してあり、
前記データ記録装置は、
記録媒体に記録された管理情報を読み出す管理情報読出手段と、
前記復号手段が復号した管理情報及び前記管理情報読出手段が読み出した管理情報が一致するか否かを検出する検出手段とを有し、
前記データ記録手段は、前記検出手段が管理情報の一致を検出した場合に、タイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてある請求項1又は請求項2に記載のデータ記録システム。
【請求項4】
前記記録媒体には、記録してあるデータの記録位置に関する管理情報が記録してあり、且つ、前記記録媒体又は前記付属品には、タイトル情報と共に前記管理情報を符号化した情報画像が付してあり、
前記データ記録装置は、記録媒体に記録された管理情報を読み出す管理情報読出手段を有し、
前記データ記録手段は、前記管理情報読出手段が読み出した管理情報を記録するようにしてあり、
更に、前記データ記録装置は、前記復号手段が復号した管理情報及び前記データ記録手段が記録した管理情報が一致するか否かを検出する検出手段を有し、
前記データ記録手段は、前記検出手段が管理情報の一致を検出した場合に、タイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてある請求項1又は請求項2に記載のデータ記録システム。
【請求項5】
前記通信器は、前記データ記録装置を遠隔操作する遠隔操作器である請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のデータ記録システム。
【請求項6】
前記通信器は、携帯電話器である請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のデータ記録システム。
【請求項7】
記録媒体を装填する装填手段と、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段と、該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段とを備えるデータ記録装置において、
記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を他の機器から無線により受信する受信手段を備え、
前記データ記録手段は、前記受信手段が受信したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあること
を特徴とするデータ記録装置。
【請求項8】
記録媒体を装填する装填手段と、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段と、該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段とを備えるデータ記録装置において、
記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像を他の機器から無線により受信する受信手段と、
該受信手段が受信した情報画像を復号する復号手段とを備え、
前記データ記録手段は、前記復号手段が復号したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあること
を特徴とするデータ記録装置。
【請求項9】
記録媒体又は該記録媒体に付属する付属品には、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあり、
前記記録媒体を装填する装填手段と、該装填手段に装填された記録媒体からデータを読み出すデータ読出手段と、該データ読出手段が読み出したデータを記録するデータ記録手段とを備えるデータ記録装置であって、
情報画像を読み取る情報画像読取手段と、
該情報画像読取手段が読み取った情報画像を復号する復号手段とを備え、
前記データ記録手段は、前記復号手段が復号したタイトル情報を前記データ読出手段が読み出したデータと対応付けて記録するようにしてあること
を特徴とするデータ記録装置。
【請求項10】
データが記録された記録媒体と、該記録媒体に付属する付属品とを備えるデータ供給体であって、
前記記録媒体又は前記付属品に、前記記録媒体に記録されたデータに関するタイトル情報を符号化した情報画像が付してあること
を特徴とするデータ供給体。
【請求項11】
前記付属品は、前記記録媒体を収容する収容体又は前記記録媒体に付属する冊子である請求項10に記載のデータ供給体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−318619(P2006−318619A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−143252(P2005−143252)
【出願日】平成17年5月16日(2005.5.16)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】