説明

トウモロコシ及び/又は大豆を強化するための冷含浸方法

本発明は、1種類以上のビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクス機能性添加剤を用いてトウモロコシ及び/又は大豆を強化するための冷含浸方法に関する。本発明は、また、約120°F未満の温度において、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、1種類又は複数の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量の酸を含む溶液をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させる方法によって製造される含浸処理トウモロコシ及び/又は大豆を開示する。更に、本発明は、ほぼ室温において、トウモロコシ及び/又は大豆に少なくとも1種類の強化剤を含浸させる方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2006年7月26日出願の米国仮出願60/820,454及び60/820,448並びに2007年6月28日出願のPCT/US07/72384(これらの全ての内容は参照として本明細書中に包含する)の優先権を主張する。
【0002】
技術分野:
本開示は、トウモロコシ及び/又は大豆を強化するための冷含浸方法に関する。更に、本開示は、冷含浸方法を用いてトウモロコシ及び/又は大豆製品を形成及び製造する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
食品医薬品局によれば、殆どのアメリカ人は、多すぎるカロリー及び十分でない栄養分を消費している。更に、殆どのアメリカ人はバランスのとれた食事をとっておらず、彼らの毎日の基本食品は彼らに必要とする健康効果を与えない。しかしながら、この問題はアメリカ人だけのものではない。それどころか、ビタミン及びミネラルの欠乏は、世界中の人々に関する問題である。
【0004】
ビタミン及びミネラルの欠乏を予防及び制御するように働く幾つかの方法がある。これらの方法は、(1)補給(例えば、ビタミン及び/又はミネラルの錠剤又はカプセルの摂取);(2)食事改善(例えば、微量栄養素に富む食品の消費の増加);(3)公衆衛生対策(例えば、感染の制御及び/又は上下水設備の改善);及び(4)強化(例えば、通常消費される基本食品へのビタミン及び/又はミネラルの添加);である。
【0005】
これらの4つの方法は周知であり、多くの国ではこれらの方法を行うことを目的とする公衆衛生プログラムが採用されている。しかしながら、人の毎日の基本食品を強化することは、これらの人々が彼らの食習慣を変える必要なしに多くの人々にビタミン及びミネラルを効率的且つコスト効率的に与えることができるので、最も有利な方法である。しかし、いまだ、極めて少ない毎日の基本食品しか、ビタミン及び/又はミネラルが強化されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
而して、世界中の人々に更なる健康効果を与える毎日の基本食品のような製品に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、1種類以上のビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクス機能性添加剤を用いて、トウモロコシ及び/又は大豆を強化するための冷含浸方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、約120°F未満の温度において、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、1種類又は複数の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量の酸を含む溶液を、トウモロコシ及び/又は大豆に含浸させる方法によって製造される、含浸処理されたトウモロコシ及び/又は大豆も提供する。
【0009】
本発明は、更に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎し;トウモロコシ及び/又は大豆をほぼ室温に冷却し;少なくとも1種類の強化剤、酸塩バイアスのための橋架開始剤、酸、及び水を含む強化溶液を調製し;そして、焙煎したトウモロコシ及び/又は大豆を強化溶液と混合する;工程を含む、トウモロコシ及び/又は大豆に少なくとも1種類の強化剤を含浸させる方法に関する。
【0010】
本発明の1以上の態様の詳細を以下の記載において示す。本発明の他の特徴、目的、及び有利性は、明細書及び特許請求の範囲から明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、トウモロコシを強化するための冷含浸方法の工程を示すフローチャートである。
【図2】図2は、大豆を強化するための冷含浸方法の工程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
詳細な説明:
本発明は種々の形態で具現化することができるが、本開示は本発明の例示と考えるべきであり、本発明を示された特定の態様に限定することを意図するものではないという理解の下に、幾つかの態様の説明を以下に行う。表題は便宜のためのみに与えられ、いかなるようにも本発明を限定するように解釈すべきではない。任意の表題の下で示される態様は、任意の他の表題の下で示される態様と組み合わせることができる。
【0013】
本出願において特定する種々の範囲における数値の使用は、他に明確に示さない限り、規定された範囲内の最小値及び最大値がいずれも「約」の用語を前置するかのように近似値として規定される。このように、規定された範囲の上及び下の僅かな変量を用いて、範囲内の値と実質的に同等の結果を達成することができる。本明細書において用いる「約」及び「およそ」という用語は、数値に関する場合には、化学技術、食品科学技術、又は論じられている範囲又は要素に関係する技術における当業者に明白な通常の意味を有する。厳密な数値限界からの広がりの量は、多くのファクターによって定まる。例えば、考慮すべき幾つかのファクターとしては、要素の臨界性、及び/又は与えられた量の変動が特許請求された事項の特性及び当業者に公知の他の考慮すべき事項に対して与える効果が挙げられる。而して、一般的事項として、「約」又は「およそ」は数値の幅を広げる。例えば、幾つかの場合において、「約」又は「およそ」は、関係する技術によって、±5%、又は±10%、又は±20%、又は±30%を意味することができる。また、範囲の開示は、示される最小値及び最大値の間の全ての値を包含する連続範囲とみなされる。
【0014】
本明細書において示される任意の数又はデータによって形成することのできる任意の範囲、比、及び比の範囲は、本発明の更なる態様を示すことを理解すべきである。これとしては、有限の上限及び/又は下限を含むか又は含まないで形成することのできる範囲が挙げられる。したがって、当業者は、かかる比、範囲、及び値が、本明細書において示すデータから明確に誘導できるものであることを認識するであろう。
【0015】
本明細書において用いる「トウモロコシ」という用語は、スイートコーン、ホワイトコーン、イエローコーン、動物飼料用トウモロコシ、Hickory Kingコーン、ハイブリッドクスココーン、及び他の食用のハイブリッドトウモロコシを包含する。更に、本明細書において用いる「トウモロコシ」は、全粒トウモロコシ穂軸、個々のトウモロコシの穀粒及び/又は穀粒の片(pieces)の両方を指す。
【0016】
本明細書において用いる「大豆」という用語は、緑色大豆(例えば枝豆)及びハイブリッド大豆をはじめとする(但しこれらに限定されない)全ての種類の大豆を包含する。更に、本明細書において用いる「大豆」は、全大豆又は大豆の片(piece(s))の両方を指す。
【0017】
本明細書において用いる「含浸させる」又は「含浸」という用語は、固体、液体、又は気体を、空間又は物質中に、押し込め、染み込ませ、浸透させ、注ぎ入れ、導入し、浸し、濡らし、徐々に染みこませ、深く染みこませ、注入し、含浸させ、装填し、充填し、及び/又は導入することを包含するが、これらに限定されない。本明細書において用いる「空間」は、空孔、区画、隙間、開口、及び/又は表面又は三次元領域の範囲又は広がりを包含するがこれらに限定されない。本明細書において用いる「物質」は、任意の物理的、分子的、細胞的、又は原子的構造又は形態である。
【0018】
本明細書において用いる「酸塩バイアスのための橋架開始剤」という用語は、ベタイン、及びClO及びHClOなどのある種のコンプレックス酸化剤のような、酸及び/又は塩基の両方として用いることのできる任意の化合物を包含するが、これらに限定されない。
【0019】
本明細書において用いる「強化剤」という用語は、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスを意味する。同様に、「複数の強化剤」は、1種類以上のビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、及び/又はプロバイオティクスを意味する。更に、「1種類又は複数の強化剤」は、1種類又は複数の、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、及び/又はプロバイオティクスの水和及び無水形態を包含する。
【0020】
例えば、本発明の方法、プロセス、及び配合物において用いるための強化剤としては、ビタミン、ミネラル、タンパク質、メチル−スルホニル−メタン(MSM)、緑茶及び緑茶エキス、白茶及び白茶エキス、コンドロイチン硫酸、ジメチルアミノエタノール(DMAE)、α−リポ酸、ルテイン、セイヨウシロヤナギ樹皮、ショウガ、アミノ酸、ピコリン酸クロム、メラトニン、及びバナジウムが挙げられるが、これらに限定されない。非ビタミン、非ミネラル添加剤としては、例えば、ビタミンとは考えられていない栄養補助食品、及びミネラルとは考えられていない栄養補助食品が挙げられる。例えば、非ビタミン、非ミネラル機能性添加剤としては、限定なしに、アミノ酸、MSM、イノシトール、緑茶及び緑茶エキス、DMAE、α−リポ酸、ルテイン製剤、セイヨウシロヤナギ樹皮製剤、ショウガ製剤、初乳、植物ステロール(例えばβ−シトステロール)、植物スタノール、トケイソウ製剤、チョウセンニンジン製剤、サルサパリラ製剤、ヤマモモ根製剤、エキナセア粉末、ゴボウ根製剤、ヒドラスチス根製剤、ケルプ製剤、ヒソップ製剤、オオアザミ製剤、レンゲソウ製剤、クロフサスグリ油、コルジセプス製剤、ケルセチン(フラボノイド)、イラクサ製剤、及びターメリック製剤が挙げられる。
【0021】
ビタミンの非限定的な例としては、例えば、ナイアシン、チアミン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB(例えばビタミンB、ビタミンB、ビタミンB6、ビタミンB12)、ビタミンD、ビタミンE、及びビタミンKが挙げられる。
【0022】
ミネラルの非限定的な例としては、例えば、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ヨウ素、銅、リン、クロム、モリブデン、及びフッ化物が挙げられる。ミネラルの非限定的な例としては、また、ミネラルの任意の塩、例えば、クエン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、ヨウ化カリウム、ニコチン酸クロム、ピコリン酸クロム、硫酸銅、グルコン酸銅、及びクエン酸銅も挙げられる。更に、カルシウムの形態としては、アミノ酸キレート化カルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、クエン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、カルシウムタイトレート(titrate)、グルコン酸カルシウム、カルシウムリアレート(realate)、カルシウムタントレート(tantrate)、乳酸カルシウム、及びクエン酸−リンゴ酸カルシウムが挙げられる。鉄としては、第二鉄、第二鉄塩、第一鉄、第一鉄塩が挙げられる。
【0023】
本明細書において用いる「ハーブ」は、限定なしに、植物、及び葉、花、種、根のような植物の部分から由来する物質、並びにハーブエキスを指す。本発明において用いるためのハーブとしては、キンミズヒキ、ムラサキウマゴヤシ、アロエベラ、アマランス、アンゼリカ、アニス、メギ、バジル、ヤマモモ、蜂花粉、カバノキ、イブキトラノオ、ブラックベリー、黒コホッシュ、クログルミ、オオアザミ、青コホッシュ、青クマツヅラ、ヒヨドリバナ、ルリヂサ、ブッコノキ、クロウメモドキ、バングルウィード、ゴボウ、トウガラシ、カイエンペッパー、キャラウェー、カスカラサグラダ、イヌハッカ、セロリ、シマセンブリ、カモミール、チャパラル、ハコベ、チコリ、シンコナ、クローブ、フキタンポポ、ヒレハリソウ、トウモロコシ毛、シバムギ、クランプ皮、クガイソウ根、シアニ、ヤグルマソウ、ダミアナ、タンポポ、ツノゴマ、ドンクアイ、エキナセア、オオグルマ、マオウ、ユーカリノキ、マツヨイグサ、コゴメグサ、ニセツノゴマ、ウイキョウ、コロハ、ゴマノハグサ、アマニ、ガラナ、ニンニク、リンドウ、ショウガ、イチョウ、チョウセンニンジン、ヒドラスチス、ゴツコラ、グリンデリア、サンザシ、ホップ、ニガハッカ、セイヨウワサビ、トクサ、ホーショウウ、アジサイ、ヒソップ、エイランタイ、トチャカ、ホホバ、ビャクシン、ケルプ、アツモリソウ、レモングラス、カンゾウ、ロベリア、マンドレーク、マリーゴールド、マヨラナ、ウスベニタチアオイ、ヤドリギ、モウズイカ、カラシナ、ミルラ、イラクサ、オートストロー、ヒイラギメギ、パパイア、パセリ、トケイソウ、モモ、メグサハッカ、ペパーミント、ツルニチソウ、オオバコ、ヤナギトウワタ根、ヨウシュ、アメリカサンショウ、オオバコ、ニガキ、セイヨウナツユキソウ、ムラサキツメクサ、赤ラズベリー、レッドモンドクレイ、ダイオウ、ローズヒップ、ローズマリー、ヘンルーダ、ベニバナ、サフラン、セージ、オトギリソウ、サルサパリラ、サッサフラス、ノコギリパルメット、スカルキャップ、セネガ、センナ、ナズナ、アカニレ、スペアミント、カンショウ、スコーバイン、スチリンギア、イチゴ、タヒーボ、タイム、ウバウルシ、カノコソウ、スミレ、オランダガラシ、ホワイトオーク樹皮、白マツ樹皮、セイヨウミザクラ、野生レタス、野生ヤマイモ、ヤナギ、イチヤクソウ、マンサク、カッコウチョロギ、ヨモギ、ノコギリソウ、イエロードック、サンタソウ、ユッカ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0024】
本明細書において用いる「栄養補助食品」は、投与するとヒト又は動物に利益を与えるようにデザインされている、1種類又は複数の、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、及び/又はプロバイオティクスなど(但しこれらに限定されない)の強化剤のブレンドを包含する。
【0025】
本発明の一態様においては、トウモロコシ中に強化剤を含浸させる方法は、以下の工程を含む。まずトウモロコシを選択する。Hickory Kingコーン、ハイブリッドクスココーン、又は任意の他の大粒トウモロコシが好ましい。しかしながら、任意のタイプのトウモロコシを用いることができる。更に、異なるタイプのトウモロコシのブレンドを用いることができる。例えば、ハイブリッドクスココーン穀粒とHickory Kingコーン穀粒のブレンドを用いることができる。選択したら、当該産業において標準的な方法によってトウモロコシを焙煎する。実際には、当該技術において周知の種々の焙煎装置及び方法を用いることができる。一態様においては、トウモロコシを3〜10分間焙煎する。他の態様においては、トウモロコシを4〜8分間焙煎する。更に他の態様においては、トウモロコシの内胚乳が成長するまでトウモロコシを焙煎する。
【0026】
本発明の他の態様においては、大豆中に強化剤を含浸させる方法は、以下の工程を含む。まず大豆を選択する。選択したら、当該産業において標準的な方法によって大豆を焙煎する。実際には、当該技術において周知の種々の焙煎装置及び方法を用いることができる。一態様においては、大豆を約10〜15分間ゆっくりと焙煎する。他の態様においては、大豆を約13分間焙煎する。
【0027】
次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し冷却する。一態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を24時間冷却する。更に他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を12時間冷却する。更に他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を室温に達するまで冷却する。
【0028】
他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳の構造が保持されるプロセスによってトウモロコシ及び/又は大豆を焙煎する。具体的には、焙煎プロセス(RP)は、熱を利用して、トウモロコシ及び/又は大豆の化学及び物理特性を、強化並びにヒト及び/又は動物の消費のために好適な製品に変化させる。このRPにおいて用いる焙煎器は、通常、約188℃〜282℃(370°F〜540°F)の温度で操作する。
【0029】
本発明のRPは、トウモロコシ及び/又は大豆のタイプ及び性質によって変化するが、トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳の成長及び発達を促すプロセスである。
トウモロコシ及び/又は大豆を冷却したら、混合装置内に配置する。一態様においては、混合装置は回転ドラムである。他の態様においては、混合装置は電気ミキサーである。更に他の態様においては、混合装置はタンブラーである。本発明においては、1つの混合装置は、約1〜1000ポンド(lbs)のトウモロコシ及び/又は大豆、約5〜500ポンドのトウモロコシ及び/又は大豆、又は約25〜200ポンドのトウモロコシ及び/又は大豆を保持することができる。
【0030】
トウモロコシ及び/又は大豆を含む混合装置に、強化剤を含む溶液を加える。一態様においては、溶液は、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、酸、及び1種類又は複数の強化剤を含む。更に他の態様においては、溶液は、脱イオン水、ベタイン、クエン酸、及び1種類又は複数の強化剤を含む。
【0031】
本発明において用いる水は、脱イオン水、純水、超純水、蒸留水、水道水、又は瓶詰め水であってよい。一態様においては、溶液は、溶液1ガロンあたり、約1000〜5000gの水、約2000〜4000gの水、又は約3500〜4000gの水を含む。
【0032】
本発明の一態様においては、溶液は、溶液1ガロンあたり、0gより多く約3000gまでの1種類又は複数の強化剤、約100〜2000gの1種類又は複数の強化剤、又は約150〜1500gの1種類又は複数の強化剤を含む。
【0033】
本発明の一態様においては、溶液は、溶液1ガロンあたり、0gより多く約200gまでの酸塩バイアスのための橋架開始剤、約50〜150gの酸塩バイアスのための橋架開始剤、又は約80〜110gの酸塩バイアスのための橋架開始剤を含む。
【0034】
他の態様においては、蜂蜜も溶液に加える。更に他の態様においては、蜂蜜、バニラ、リンゴ、及び/又はオレンジの混合物を溶液に加える。更に、溶液は、溶液1ガロンあたり、0gより多く500gまでの蜂蜜、バニラ、リンゴ、及び/又はオレンジの混合物、約200〜400gの蜂蜜、バニラ、リンゴ、及び/又はオレンジの混合物、又は約250〜350gの蜂蜜、バニラ、リンゴ、及び/又はオレンジの混合物を含んでいてもよい。
【0035】
一態様においては、本発明において用いる酸としては任意の食品グレードの酸が挙げられる。他の態様においては、用いる酸は、クエン酸、アスコルビン酸、又はリン酸である。一態様においては、溶液は、所望のpHを与えるのに十分な量(qs)の酸を含む。更に、本発明の溶液は酸性のpHを有する。例えば、溶液は、約5.5、5.45、5.4、5.35、5.3、5.25、5.2、5.15、5.1、5.05、5.0、4.95、4.9、4.85、4.8、4.75、4.7、4.65、4.6、4.55、4.5、4.45、4.4、4.35、4.3、4.25、4.2、4.15、4.1、4.05、4.0、3.95、3.9、3.85、3.8、3.75、3.7、3.65、3.6、3.55、3.5、3.45、3.4、3.35、3.3、3.25、3.2、3.15、3.1、3.05、3.0、2.95、2.9、2.85、2.8、2.75、2.7、2.65、2.6、2.55、2.5、2.45、2.4、2.35、2.3、2.25、2.2、2.15、2.1、2.05、2.0、1.95、1.9、1.85、1.8、1.75、1.7、1.65、1.6、1.55、1.5、1.45、1.4、1.35、1.3、1.25、1.2、1.15、1.1、1.05、又は1.0のpHを有していてよい。一態様においては、溶液は約5未満のpHを有する。更に他の態様においては、溶液は約4未満のpHを有する。他の態様においては、溶液は約3.85のpHを有する。更に他の態様においては、溶液は約3.65のpHを有する。更なる態様においては、溶液は約4〜約3.5の間のpHを有する。一態様においては、溶液を、混合装置内のトウモロコシ及び/又は大豆に加える前に、約250°F、225°F、200°F、175°F、150°F、又は125°F以下の温度に加熱する。更に他の態様においては、溶液を、混合装置内のトウモロコシ及び/又は大豆に加える前に、約120°F未満の温度に加熱する。更に他の態様においては、溶液を約75°F〜95°Fの温度に加熱する。他の態様においては、溶液を約90°Fの温度に加熱する。更に他の態様においては、溶液を室温に加熱する。更なる態様においては、溶液を、1種類又は複数の強化剤の全部を溶液中に溶解させることができる温度に加熱する。更に他の態様においては、溶液を、混合装置内のトウモロコシ及び/又は大豆に加える前に加熱しない。
【0036】
本発明の溶液は、微生物の成長を防ぐためにポリプロピレングリコール(PPG)のような防腐剤を加える必要がない。しかしながら、本発明の溶液は、微生物の成長を防ぐためにPPGのような防腐剤を含んでいてもよい。
【0037】
溶液をトウモロコシ及び/又は大豆に加えたら、溶液の全部がトウモロコシ及び/又は大豆中に吸収されるまでトウモロコシ及び/又は大豆と混合する。一態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を、約30、29、28、27、26、25、24、23、22、21、20、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、又は1分間混合する。更なる態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を約5〜30分間混合する。他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を約8〜12分間混合する。更に他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を約5〜10分間混合する。
【0038】
本発明においては、トウモロコシ及び/又は大豆は、混合装置内において溶液と接触した後に直ぐに「濡れた」状態に見える。しかしながら、混合装置がトウモロコシ及び/又は大豆を溶液と混合するにつれて、トウモロコシ及び/又は大豆は乾燥した状態に見える。これは、溶液がトウモロコシ及び/又は大豆中に含浸するためである。
【0039】
本発明の一態様においては、約100%、95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、又は1%の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆中に含浸させる。更に他の態様においては、約100%の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆中に含浸させる。他の態様においては、約90%より多い量の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆中に含浸させる。更に他の態様においては、約80%より多い量の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆中に含浸させる。更に他の態様においては、約70%より多い量の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆中に含浸させる。
【0040】
本発明の更なる態様においては、約100%、95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、又は1%の溶液を、トウモロコシ及び/又は大豆の外皮に付着させるか又は固着させる。更に他の態様においては、約50%の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆の外皮に付着させるか又は固着させる。他の態様においては、約40%未満の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆の外皮に付着させるか又は固着させる。更に他の態様においては、約30%未満の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆の外皮に付着させるか又は固着させる。更に他の態様においては、約20%未満の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆の外皮に付着させるか又は固着させる。更なる態様においては、約10%未満の溶液をトウモロコシ及び/又は大豆の外皮に付着させるか又は固着させる。
【0041】
強化剤は室温において焙煎されたトウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳に結合するので、トウモロコシ及び/又は大豆中への強化剤の含浸が起こる。具体的には、トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳中においてセルロースへの酸結合を生成させることによって強化が達成される。世界中からの良く成長したトウモロコシ及び/又は大豆においては、トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳は自然な酸の発生による一群の酸結合を含む。トウモロコシ及び/又は大豆を適切に焙煎し、これらの利用できる結合部位のより多くを実質的に曝露することは、トウモロコシ及び/又は大豆において酸種がセルロースに継続して結合することに役立つ。強化剤を結合するこの現象を利用することは、実質的にトウモロコシ及び/又は大豆の自然な強化である。
【0042】
本発明の一態様においては、1種類又は複数の強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳に含浸させる。本発明の他の態様においては、1種類又は複数の強化剤を、内胚乳とペクチンとの間の空間に含浸させる。本発明の他の態様においては、1種類又は複数の強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆の外皮上に含浸させる。更に他の態様においては、1種類又は複数の強化剤を、(1)トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳;(2)内胚乳とペクチンとの間の空間;及び/又は(3)トウモロコシ及び/又は大豆の外皮上;に含浸させる。
【0043】
本発明の一態様においては、内胚乳内での結合が起こる特有の領域において酸及び/又は塩基の両方として作用することができる化合物が必要である。一態様においては、ベタインを用いて酸及び/又は塩基の両方として作用させる。しかしながら、酸及び/又は塩基の両方として作用する能力を有する任意の化合物を用いることができる。ベタインのようなこれらの化合物は、トウモロコシ及び/又は大豆の複雑な有機系中においてジメチル形態とトリメチル形態との間で転化(移動)する。トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳は酸を含んでいるので、内胚乳はベタインに結合柔軟性を与えるpKA範囲を有する。このメカニズムは良くは理解されていないが、ClO及びHClOのようなある種のコンプレックス酸化剤が、変化するpH下で、特定の有機反応領域において酸及び/又は塩基特性の両方を示すことができる化合物であることも知られている。
【0044】
このメカニズムによって強化剤が所定の位置に移動し、強化剤が酸塩橋架を用いてトウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳に結合するので、酸形態、及びイオン形態に戻る能力を有する実質的に全ての水溶性成分を、本発明を用いて内胚乳内に配置することができる。
【0045】
本発明の一態様においては、強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳に結合することによって、ペクチンと内胚乳との間に間隙水は生成されず、強化されたトウモロコシ及び/又は大豆には適度の湿分の増加しかもたれされない。その結果、トウモロコシ及び/又は大豆に関する安全な湿分含量を大きく下回る強化されたトウモロコシ及び/又は大豆が得られ、強化されていないトウモロコシ及び/又は大豆に匹敵する強化されたトウモロコシ及び/又は大豆の貯蔵期間がもたらされる。
【0046】
本発明の他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆の内胚乳に強化剤を結合させることによって、ペクチンと内胚乳との間に間隙水が生成される。
含浸処理を行ったら、次にトウモロコシ及び/又は大豆を包装することができる。一態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆をホイルで被包して窒素を用いて包装するか、或いはスタンドアップバルブバッグ内で減圧及び窒素フラッシュして、少なくとも12ヶ月の新鮮味を確保する。他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆をホイルで被包して窒素を用いて包装するか、或いはスタンドアップバルブバッグ内で減圧及び窒素フラッシュして、少なくとも18ヶ月の新鮮味を確保する。更に他の態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を、包装してから約2週間以内で新鮮でなくなるような方法で包装する。更なる態様においては、トウモロコシ及び/又は大豆を、包装してから数分、数日、又は数週間以内で新鮮でなくなるような方法で包装する。
【0047】
本発明は、乾燥重量で約0.01%〜約10%の量の強化剤を含むトウモロコシ及び/又は大豆を提供する。
本発明において強化剤を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆を用いて、例えば、被験者の記憶力を向上させ、精神的覚醒を増加させ、関節の痛み及び/又は炎症を低減し、被験者の柔軟性を増加させ、酸化損傷を低減し、アレルギーの症状を低減し、被験者の代謝を増加させ、体重損失を向上させ及び/又は体重増加を減少させ、痛み(例えば炎症に関係する痛み)を低減し、被験者の免疫系応答を強化し、腹痛を低減し、乗り物酔いを低減し、エネルギー及び代謝を向上させ、禁煙を促進し、ストレスを低減し、骨の強度及び密度を向上させ、コレステロール値を向上させる(例えばコレステロールを下げる)ことができる。更に、本発明において強化剤を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆を被験者によって用いて、抗菌効果、抗酸化力、並びに認識力及び気分に対するプラスの影響を受容することができる。更に、本発明において強化剤を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆を被験者によって用いて、心臓血管疾病、喘息、気管支炎、糖尿病、胃腸疾病、肝硬変、パーキンソン病、及び神経障害の発症及び/又は影響を減少させることができる。また、本発明において強化剤を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆を被験者によって用いて、被験者の精力を増加させることができる。本開示では、被験者の健康に影響を与えるのに有用な特定の配合物を与える。しかしながら、他の配合物は、本明細書の記載及び記載された薬剤から容易に明らかとなろう。
【0048】
一態様に関しては、本発明において強化剤を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆は、トウモロコシ及び/又は大豆の物理構造を維持している。本発明の他の態様においては、本発明において強化剤を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆は、トウモロコシ及び/又は大豆の物理構造を維持していない。本発明の他の態様においては、含浸プロセスを通して、トウモロコシ及び/又は大豆の天然の香味及び糖質が保たれる。
【0049】
本発明の一態様においては、有機成分のみをトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させる。更に、含浸処理したトウモロコシ及び/又は大豆は、米国農務省又は世界中の他の同様の監督官庁によって認定されている有機食品である。他の態様においては、全てが天然の成分をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させる。更に他の態様においては、部分的に有機及び/又は部分的に天然の成分をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させる。更に他の態様においては、非有機及び/又は非天然成分をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させる。
【0050】
本発明の他の態様においては、大豆中に香味料を含浸させることができる。具体的には、天然及び合成の香味料を大豆に含浸させることができる。
本発明の更に他の態様においては、強化剤を含浸させた大豆を、蜂蜜、食塩、ナチョチーズ、バーベキュー、ランチ、ハラペーノ、ディルピクルス、チリピカンテ、サルサハリスコ、スパイシーケサディヤ、メキシコチェダー、カルネアサード、及びグルカモールの香味料でコーティングすることができる。
【0051】
本発明の更に他の態様においては、強化剤を含浸させた大豆を用いて、大豆粉、大豆ミール、及び大豆タンパクミックスを製造することができる。
本発明の更に他の態様においては、強化剤を含浸させたトウモロコシを、蜂蜜、食塩、ナチョチーズ、バーベキュー、ランチ、ハラペーノ、ディルピクルス、チリピカンテ、サルサハリスコ、スパイシーケサディヤ、メキシコチェダー、カルネアサード、及びグルカモールの香味料でコーティングすることができる。
【0052】
本発明の更に他の態様においては、強化剤を含浸させたトウモロコシを用いて、コーンスターチ、コーンミール、コーンブレッドミックス、及びコーンマフィンミックスを製造することができる。本発明の他の態様においては、強化剤を含浸させたトウモロコシから製造したコーンミールを用いてコーンドッグを製造することができる。
【0053】
本発明の一態様においては、強化剤及び/又は香味料を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆の湿分含量は、約10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、又は1%以下である。本発明の更なる態様においては、強化剤及び/又は香味料を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆の湿分含量は約10%以下である。他の態様においては、強化剤及び/又は香味料を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆の湿分含量は約5%以下である。更に他の態様においては、強化剤及び/又は香味料を含浸させたトウモロコシ及び/又は大豆の湿分含量は約3%以下である。
【実施例】
【0054】
本発明のこれらの特徴及び他の多くの特徴は、以下に示す実施例を考慮すれば当業者に完全に明らかとなるであろう。ここで与える実施例は例示のものであり、本発明をいかなるようにも限定するものとして解釈すべきではない。
【0055】
実施例1:
精神的覚醒及び短期記憶を向上させる強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
【0056】
具体的には、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0057】
次に、下表1にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0058】
【表1】

【0059】
具体的には、三重に脱イオン化した水(DIW)を清浄な5ガロンの混合バット(MV)中に配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。
MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。DIWが110°Fの温度に達したら、グリドルを停止した。次に、ミキサー速度を750rpmに上昇させた。ミキサーがその速度に達したら、次にイチョウ葉をDIWに加えた。溶液を約20分間混合した。
【0060】
次に、溶液に白茶を加え、混合速度を1000rpmに上昇させた。この工程は、MVの側部を清浄にし、溶液内の凝集塊を破壊するために、テフロン(登録商標)パドルを用いることが必要であった。溶液を約20分間混合した後に、グリドルから取り出した。
【0061】
次に、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.65に調節した。
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、ベタイン及びカスタムフレーバーを溶液に加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を800rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0062】
実施例2:
自然な減量を促進し、カロリーを燃焼する体の能力を増大させることを助ける強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
【0063】
詳しくは、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0064】
次に、下表2にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0065】
【表2】

【0066】
具体的には、まず、ガラスビーカー内に200mLのDIWを加え、DIWに2mgのポリニコチン酸クロム(CP)を加えることによって、CPの1%w/w溶液を調製し、このCPの調製によって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、この混合物を磁気スターラー上に配置し、内容物が全てDIW中に完全に可溶化するまで、少なくとも5の速度設定値及び少なくとも1の加熱設定値において約20分間撹拌した。
【0067】
次に、DIWを清浄な5ガロンのMV内に配置した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0068】
DIWが118°Fの温度に達したら、グリドルを停止した。ミキサー速度を600rpmに上昇させ、その速度に達したら、イノシトールをDIWに加え、約10分間混合した。
【0069】
次に、混合物にガラナエキスを加え、混合速度を800rpmに上昇させた。溶液を約10分間混合した後に、グリドルから取り出した。
溶液の温度が110°Fより低くなったら、緑茶を加え、混合速度を1100rpmに上昇させた。次に、溶液を約10分間混合した。
【0070】
次に、CPを加え、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.65に調節した。この時点において、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加えた。次に、ミキサーの速度を750rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0071】
実施例3:
体の自然な免疫系を強化し、より良好な総合的な健康を促進させることを助ける強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
【0072】
具体的には、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0073】
次に、下表3にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0074】
【表3】

【0075】
詳しくは、清浄な5ガロンのMV中にDIWを配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0076】
DIWが110°Fの温度に達したら、グリドルを停止し、ミキサー速度を900rpmに上昇させた。次に、ローズヒップをDIWに加え、約20分間混合した。
次に、溶液にチョウセンニンジンを加えた。ミキサーの速度を1100rpmに上昇させ、溶液を15分間混合した。次に、エキナセアを加え、十分に混合した。
【0077】
次に、溶液をグリドルから取り出し、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.65に調節した。
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を700rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0078】
実施例4:
体内の総合的な関節の健康を助け、より旺盛な活力を可能にする強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
【0079】
詳しくは、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0080】
次に、下表4にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0081】
【表4】

【0082】
具体的には、清浄な5ガロンのMV中にDIWを配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0083】
DIWが120°Fの温度に達したら、グリドルを停止し、ミキサー速度を650rpmに上昇させた。次に、MSMを加え、DIWと約10分間混合した。
次に、コンドロイチン硫酸を加えた。混合速度を900rpmに上昇させ、溶液を約20分間混合した。
【0084】
次に、溶液をグリドルから取り出し、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.65に調節した。
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を700rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0085】
実施例5:
ストレスを低減するのを助ける強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
詳しくは、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0086】
次に、下表5にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0087】
【表5】

【0088】
具体的には、清浄な5ガロンのMV中にDIWを配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0089】
DIWが118°Fの温度に達したら、グリドルを停止した。混合速度を700rpmに上昇させ、その速度が得られたら、トケイソウをDIWに加えた。次に、溶液を約20分間混合した。
【0090】
次に、ビタミンB6を加え、溶液を約10分間混合した。次にイノシトールを加え、混合速度を800rpmに上昇させた。次に、溶液を約10分間混合した。
次に、溶液をグリドルから取り出し、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.65に調節した。
【0091】
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を600rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0092】
実施例6:
被験者のカルシウム一日摂取量を増加させるのを助ける強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
【0093】
詳しくは、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0094】
次に、下表6にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0095】
【表6】

【0096】
具体的には、清浄な5ガロンのMV中にDIWを配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を350rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0097】
混合物が120°Fに達したら、グリドルを停止し、ミキサー速度を500rpmに上昇させた。ミキサーが500rpmになったら、カルシウムをDIWに加え、約20分間混合した。
【0098】
次に、溶液をグリドルから取り出し、混合物の温度が105°Fに達したら、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.5に調節した。
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を400rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0099】
実施例7:
体内の総合的な関節及び骨の健康を助ける強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
【0100】
詳しくは、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0101】
次に、下表7にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0102】
【表7】

【0103】
具体的には、清浄な5ガロンのMV中にDIWを配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0104】
DIWが120°Fの温度に達したら、グリドルを停止し、ミキサー速度を650rpmに上昇させた。次に、MSMを加え、DIWと約10分間混合した。
次に、カルシウムを加え、溶液を約20分間混合した。
【0105】
次に、溶液をグリドルから取り出し、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.5に調節した。
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を700rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0106】
実施例8:
被験者の葉酸の消費を向上させる強化剤をトウモロコシ及び/又は大豆に含浸させた。
具体的には、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆を焙煎装置から取り出し、一晩冷却した。次に、冷却したトウモロコシ及び/又は大豆を食品グレードのタンブラー内に配置した。
【0107】
次に、下表8にまとめた強化剤を含む、強化剤含有溶液を調製した。
【0108】
【表8】

【0109】
具体的には、清浄な5ガロンのMV中にDIWを配置することによって、強化剤を含む溶液を調製した。次に、MVを加温グリドル上に配置し、グリドルの温度を325°Fに設定した。次に、ミキサーをMV内に配置し、速度を550rpmに設定して均一な加熱を確保した。
【0110】
DIWが118°Fの温度に達したら、グリドルを停止し、ミキサー速度を700rpmに上昇させた。次に、葉酸を加え、DIWと約20分間混合した。
次に、溶液をグリドルから取り出し、クエン酸を用いて溶液のpHを約3.65に調節した。
【0111】
均一な溶液が得られ、温度が95°Fより低く低下した後に、溶液にベタイン及びカスタムフレーバーを加え、約10分間混合した。次に、ミキサーの速度を600rpmに低下させ、温度が約90°Fに達するまで混合を続けた。次に、溶液をタンブラー内のトウモロコシ及び/又は大豆に加えた。タンブラーを始動させ、溶液並びにトウモロコシ及び/又は大豆を約8分間一緒に混合した。次に、トウモロコシ及び/又は大豆をタンブラーから取り出した。最後に、トウモロコシ及び/又は大豆を包装した。
【0112】
本発明を特定の態様及び実施例に関して説明したが、本発明の概念を用いる他の態様が、発明の範囲から逸脱することなく可能であることを認識すべきである。本発明は、特許請求された要素、並びに基本原理の真の精神及び範囲内に包含される任意の全ての修正、変更、又は均等物によって規定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
約120°F未満の温度において、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、少なくとも1種類の強化剤、及び約4〜約3.5の間のpHに到達させるのに十分な量の酸を含む溶液を含浸させたトウモロコシ。
【請求項2】
溶液が、溶液1ガロンあたり、約3500〜4000gの水、約80〜110gのベタイン、約150〜1500gの少なくとも1種類の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量のクエン酸を更に含む、請求項1に記載のトウモロコシ。
【請求項3】
少なくとも1種類の強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項1に記載のトウモロコシ。
【請求項4】
約120°F未満の温度において、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、少なくとも1種類の強化剤、及び約4〜約3.5の間のpHに到達させるのに十分な量の酸を含む溶液をトウモロコシに含浸させる工程を含む方法によって製造されるトウモロコシ。
【請求項5】
溶液が、溶液1ガロンあたり、約3500〜4000gの水、約80〜110gのベタイン、約150〜1500gの少なくとも1種類の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量のクエン酸を更に含む、請求項4に記載の方法によって製造されるトウモロコシ。
【請求項6】
少なくとも1種類の強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項4に記載の方法によって製造されるトウモロコシ。
【請求項7】
焙煎したトウモロコシをほぼ室温において強化剤を含む溶液と混合することを含む、焙煎したトウモロコシに少なくとも1種類の強化剤を含浸させる方法。
【請求項8】
強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
(a)トウモロコシを焙煎し;
(b)トウモロコシをほぼ室温に冷却し;
(c)少なくとも1種類の強化剤、酸塩バイアスのための橋架開始剤、酸、及び水を含み、約4〜約3.5の間のpHを有する強化溶液を調製し;そして
(d)焙煎したトウモロコシを強化溶液と混合する;
工程を含む、トウモロコシに少なくとも1種類の強化剤を含浸させる方法。
【請求項10】
少なくとも1種類の強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
溶液が、溶液1ガロンあたり、約3500〜4000gの水、約80〜110gのベタイン、約150〜1500gの少なくとも1種類の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量のクエン酸を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
強化溶液が複数の強化剤を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
強化剤によって、焙煎したトウモロコシの貯蔵期間が増加する、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
強化剤によって、焙煎したトウモロコシの糖度が増加する、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
強化剤によって、焙煎したトウモロコシの酸分が増加する、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
強化剤によって、焙煎したトウモロコシの塩分が増加する、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
約120°F未満の温度において、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、少なくとも1種類の強化剤、及び約4〜約3.5の間のpHに到達させるのに十分な量の酸を含む溶液を含浸させた大豆。
【請求項18】
溶液が、溶液1ガロンあたり、約3500〜4000gの水、約80〜110gのベタイン、約150〜1500gの少なくとも1種類の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量のクエン酸を更に含む、請求項17に記載の大豆。
【請求項19】
少なくとも1種類の強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項17に記載の大豆。
【請求項20】
約120°F未満の温度において、水、酸塩バイアスのための橋架開始剤、少なくとも1種類の強化剤、及び約4〜約3.5の間のpHに到達させるのに十分な量の酸を含む溶液を大豆に含浸させる工程を含む方法によって製造される大豆。
【請求項21】
溶液が、溶液1ガロンあたり、約3500〜4000gの水、約80〜110gのベタイン、約150〜1500gの少なくとも1種類の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量のクエン酸を更に含む、請求項20に記載の方法によって製造される大豆。
【請求項22】
少なくとも1種類の強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項20に記載の方法によって製造される大豆。
【請求項23】
焙煎した大豆をほぼ室温において強化剤を含む溶液と混合することを含む、焙煎した大豆に少なくとも1種類の強化剤を含浸させる方法。
【請求項24】
強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
(a)大豆を焙煎し;
(b)大豆をほぼ室温に冷却し;
(c)少なくとも1種類の強化剤、酸塩バイアスのための橋架開始剤、酸、及び水を含み、約4〜約3.5の間のpHを有する強化溶液を調製し;そして
(d)焙煎した大豆を強化溶液と混合する;
工程を含む、大豆に少なくとも1種類の強化剤を含浸させる方法。
【請求項26】
少なくとも1種類の強化剤が、ビタミン、非ビタミン、ミネラル、非ミネラル、植物性薬品、ホルモン、ハーブ、栄養補助食品、脂質、炭水化物、アミノ酸、酸、塩、プレバイオティクス、又はプロバイオティクスである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
溶液が、溶液1ガロンあたり、約3500〜4000gの水、約80〜110gのベタイン、約150〜1500gの少なくとも1種類の強化剤、及び約3.65のpHに到達させるのに十分な量のクエン酸を更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
強化溶液が複数の強化剤を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
強化剤によって、焙煎した大豆の貯蔵期間が増加する、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
強化剤によって、焙煎した大豆の糖度が増加する、請求項25に記載の方法。
【請求項31】
強化剤によって、焙煎した大豆の酸分が増加する、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
強化剤によって、焙煎した大豆の塩分が増加する、請求項25に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−544331(P2009−544331A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−522005(P2009−522005)
【出願日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/074511
【国際公開番号】WO2008/014411
【国際公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願人】(509002372)ボヤヴァ・リパブリック・エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】