説明

ニーム入りセラミックシート・布・紙

【課題】古い家、又は家を新築するさい、家の白アリ毒虫が寄り付かない効果のあるニームの樹の成分を利用して、セラミックシート、布又は紙、ボール紙等に害虫が寄り付かないニームオイルを、塗布又は浸透させ、又は、セラミックの粉末とニームの粉末を混ぜ合わせて、押出機で押出し成形してニーム入りセラミックシートを設ける、新築又は古い家の床板の上に敷き白アリ、毒虫の発生を防ぎ、畳には、ダニ、ゴキブリ、毒虫等の発生を防ぎ、環境と人体に害がなく、持続性のあることを特徴とするニーム入りセラミックシート、布、紙。
【解決手段】 セラミックシート、布、紙に害虫が寄り付かないニームの樹のニームオイルを塗布又は浸透させ、又、ニームの粉末とセラミックの粉末を混ぜ合わせ、押出し機で押出し成形して、平板を設け、所定の寸法に切断し、家の床板の上に敷きしめ、床板に白アリ、害虫が寄り付かず、畳はダニ、毒虫等の害虫が寄り付かないニーム入りセラミックシートである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミック粉末を用いて形成するセラミックシート又は既存のセラミックシートに害虫が寄り付かないニームの樹の粉末又はニームオイルを塗布又は浸透させて形成するセラミックシートとニームの樹の成分を塗布又は浸透させた布、紙に関するものである。
【背景技術】
【0002】
セラミックシートの成形方法は、ドクターブレード法(キャステイング法)と押出成形法が知られている。そして一般的にはドクターブレード法で製造されている。セラミック紛末を結合剤、溶剤などを混合してスラリーを得て、成形機を用いて成形する。その他スクリュウー式押出機で押出し成形するものもある。セラッミックシートの製造法等に関しては多数出願されているが、ニームの樹の成分が含有したものは無く、又ニームの樹の成分を塗布、浸透させた布、紙もない。
セラミックシートの製造特許等は数多く出願されている。
例えば特開2003−136513号公報。特許3317142号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
それには次のような問題点があった。
(イ)セラミックシートには、白アリ、毒虫等の害虫を防ぐ成分は無い。
(ロ)ニームの樹の害虫を寄せ付けない成分は含まれていない。
(ハ)セラミック効果とニーム効果がある物はない。
(ニ)白アリ、毒虫等の害虫を寄せ付けない物は薬剤で駆除するしかない。
(ホ)白アリ、毒虫等の害虫には薬剤を使用するため危険性がある。
(ヘ)新築の家でも5〜6年で白アリ、毒虫が発生する。
(ト)古い家は白アリ、毒虫が発生し、業者に頼んで薬剤で駆除するか、焼却以外方法が無い。
(チ)布、紙にもニームの樹の成分を塗布、浸透したものはない。
本発明は、以上の問題点を解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
既存のセラミックシート、布及び厚紙にニームの樹から搾油機で搾ったニームオイルを塗布又は、ニームオイルの入った槽に挿入し浸透させ、両面にニームオイルを付着したセラミックシート又は、布、厚紙を設ける。又、セラミックの粉末とニームの粉末を混錬し押出し機で押出し成形してニーム含有セラミックシートを設けても良い。
ニーム含有のセラミックシート、布及び紙を家の床の床板の上に敷くことで床に対しては白アリ、毒虫の発生の防止に、畳に対してはニームの樹の成分で抗菌、殺菌、防虫効果等で毒虫、ダニ等に効果がある。以上を特徴とするニーム入りセラミックシートである。
【発明の効果】
【0005】
セラミックシート、布又は紙、ボール紙にニームの樹の害虫が寄り付かない成分、ニームオイルを塗布又はニームオイルの液の中につけることにより、ニームオイルが浸透し、その塗布又は浸透したセラミックシート、布又は紙を畳を敷いた座敷の床の上に敷くことにより、床板に白アリ、毒虫がよりつかず、同時に畳に対しても毒虫、ダニ、等の害虫が発生しなくなり、又、セラミックシート本来の遠赤外線、マイナスイオン効果も同時に期待できる。このニームの樹の成分は人体,益虫には害がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)セラミックシート、布又は紙、ボール紙(1)あるいはセラミックの粉末(3)を設ける。
(ロ)ニームの樹の実の仁を搾ったニームオイル(2)又はニームの樹の粉末(4)を設ける。
(ハ)セラミックシート、布又は紙、ボール紙等(1)にニームオイルを塗布又は浸透させる。
(ニ)セラミックの粉末(3)とニームの樹の粉(4)を混合し、押出機で押出し成形して平板を製作する。
(ホ)押出し機で連続成形したニーム入りセラミックシートを切断機で所定の寸法に切断する。
(ヘ)切断したセラミックシートを建築中の床の床板の上に敷きつめる。
(ト)ニームオイルを塗布又は、浸透した布、紙、ボール紙等も所定の寸法に切断して、家の床の床板の上に敷きつめる。
本発明は、以上の構成よりなっている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】セラミックシート、布又は紙、ボール紙等にニームオイルを塗布した拡大断面図。
【図2】セラミックの粉末とニームの粉末を混ぜて押し出し成形の拡大断面図。
【符号の説明】
【0008】
1 セラミックシート、布又は紙、ボール紙
2 ニームオイル
3 セラミックの粉末
4 ニームの樹の粉末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セラミックシート、布、紙、ボール紙の両面又は片面に、ニームの樹の成分であるニームオイルを塗布又はニームオイルが入った槽に漬けニームオイルを浸透させたニーム入りセラミックシート、布、紙。
【請求項2】
セラミックの粉末とニームの樹の粉末を混合し、押出機で押出し成形して金型から平板を製造し、切断機で所定の寸法に切断した請求項1記載のニーム入りセラミックシートと布、紙。
【請求項3】
ニーム入りセラミックシート、布及び紙、ボール紙を古い家又は、新築中の家の床板の上に敷く事で、床板には白アリ、毒虫が寄り付かない、又床板の上の畳には、ダニ,毒虫等の害虫が寄り付かない請求項1〜2記載のニーム入りセラミックシートと布、紙。
【請求項4】
ニームの樹の成分を含有、塗布、浸透したセラミックシート、布、紙、ボール紙の請求項1〜3記載のニーム入りセラミックシート、布、紙。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−348446(P2006−348446A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−200872(P2005−200872)
【出願日】平成17年6月13日(2005.6.13)
【出願人】(505054944)
【Fターム(参考)】