説明

ネックを保持することを特徴とする物品キャリア

【課題】本発明は、ネック保持機能を有する物品キャリアに関する。
【解決手段】本発明の物品キャリアは、ベースとベースを頂部に接続するネックよりも大きな頂部とを含んでいる物品を受容及び固定するための物品キャリアにおいて、主パネルと、主パネルに取り付けられたベース受容構造体であって、物品のベースを受容するためのベース受容構造体と、主パネルから形成され、主パネルに折り曲げ可能に接続されている係合フラップであって、物品のネックを係合するための係合フラップと、を備えている物品キャリアであって、係合フラップは、係合フラップがネックに係合していない場合に全体として載置されている初期平面を形成しており、 ネック受容開口部と、ネックがネック受容開口部に導入される際に通過する経路を開口するために、係合フラップの少なくとも一部を初期平面から変位させるための導入手段とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【発明を実施するための最良の形態】
【0001】
本発明は、必要に応じて本明細書に詳細に記載されている。開示される実施例が様々な代替的な形態及びこれらを組み合わせた形態で実施可能な本発明の単なる典型例であることに留意すべきである。本明細書では、“典型的な(exemplary)”という用語は、図面、例示、モデル、又はパターンとして利用される実施例に言及するために広く利用される。図面は、必ずしも縮尺に基づいて正確に描かれている訳ではなく、特定の構成要素を詳細に表わすために誇張又は最小化されている。他の例では、よく知られた構成要素、システム、又は方法については、本発明を明確にするために詳細には説明しない。従って、本明細書に開示される特定の構造的特徴及び機能的特徴は、限定的に解釈してはならず、あくまでも発明の技術的範囲内の基本的な実施例であって、当業者が本発明を多様に実施可能となるような代表的な実施例にすぎない。
【0002】
図面全体を通じて、類する参照符号は類する要素を示している。図面は物品キャリアの典型的な実施例の様々な態様を示している。本明細書で詳述する実施例では、「物品キャリア(article carrier)」という用語は、本明細書の様々な特徴を示すことを目的として被制限的に物品を保持、運搬、及び販売するための構造体を示している。しかしながら、本発明は、物品を取り外し可能に固定するための任意の構造体に適用可能である。
【0003】
一般には、典型的な物品キャリアは、主パネル、主パネルに接続されたベース受容構造体、主パネルに接続されたネック受容構造体、及び主パネルに接続された補助区画又は格納構造体を含んでいる。第1の物品は、ベース受容構造体及びネック受容構造体によって保持されている。第2の物品は、補助区画に受容されている。
【0004】
図1は典型的なブランク100を表わす。該ブランクは、図2〜図4を参照して以下に詳述するように、折り曲げられ固定されることによって、物品キャリア200を形成している。ブランク100は、適切な基材から成る単一のシートであることが望ましい。「適切な基材(suitable substrate)」という用語は、本明細書で説明するように、板紙、段ボール、カード紙、プラスチック、これらを組み合わせたもの、及びこれらに類するもののすべての形式を含んでいる。図示の実施例では、ブランク100は単一のブランクであって、物品キャリア200を形成するために利用される。しかしながら、2つ以上のブランクが物品キャリア200を形成するように機能する場合があることは言うまでもない。さらに、典型的な実施例では、ブランク100はスプレー瓶を梱包するための物品キャリアを形成するように構成されている。本明細書に開示される教示に従って、ブランクは、他の物品のための物品キャリアを形成するような大きさ、配置、及び改良をすることができることは言うまでもない。
【0005】
図1は、ブランク100が主パネル110と、ネック受容構造体を形成するパネル及び要素と、ベース受容構造体を形成するパネルと、補助区画を形成するパネル及び端部フラップとを含んでいることを表わす。
【0006】
主ネックリング120の形態をした第1の係合フラップは、主パネル110から突出している。主ネックリング120の自由な外縁部が打ち抜き穴(perforation)又は切り込み122(cut)のような切り込み線(severance line)によって形成されているので、主ネックリング120は部分的に主パネル110から分離可能とされる。一方、主ネックリング120の内縁部が折り曲げ線124によって形成されているので、主ネックリング120は折り曲げ可能に主パネル110に接続されている。主ネックリング120は、ネック受容開口部126を含んでいる。典型的な物品(図2〜図5を参照)のネックと、切り込み線122とネック受容開口部126との間に延在している切り込み又はスリット128のような切り込み線の形態をした導入手段と、を受容するような大きさとされている。
【0007】
典型的な実施例では、補強パネル130は、折り曲げ線132を中心として折り曲げ可能に主パネル110に接続されている。そして、補強ネックリング140の形態をした第2の係合フラップは、補強パネル130から突出している。補強ネックリング140の自由な外縁部は、抜き打ち穴又は切り込み142のような切り込みによって形成されているので、補強ネックリング140は補強パネル130から部分的に突出している。一方、補強ネックリング140の内縁部が折り曲げ線144によって形成されているので、補強ネックリング140は補強パネル130に折り曲げ可能に接続されている。補強ネックリング140は、典型的な物品のネックと、切り込み線142とネック受容開口部146との間に延在している切り込み又はスリット148のような切り込み線の形態をした導入手段と、を受容する大きさとされたネック受容開口部146を含んでいる。
【0008】
主ネックリング120及び補強ネックリング140の構成部材は、折り曲げ線132を中心として略対称に配置されている。従って、以下にさらに詳述するように、補強パネル130が折り曲げ線132を中心として折り曲げられ主パネル110と接触した平坦な面を形成した場合に、主ネックリング120及び補強ネックリング140は、互いに協働し、主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合的なネックリングを形成するように位置決めされる。例えば、ネック受容開口部126,146は、それぞれ略同一距離で折り曲げ線132からオフセットされ、互いに折り曲げ線132に対して垂直な垂直軸線に沿って位置合せされ、略同一な大きさ及び長さを有している。代替的な実施例では、補強パネル130及び補強ネックリング140が設けられていない場合があることに留意すべきである。
【0009】
以下に詳述するように、ブランク100はベース受容構造体を備えた一連のベースパネルを含んでいる。典型的な一連のベースパネルは位置合せされ、順番に(one to the next)折り曲げ可能に接続されているので、折り曲げて管状構造体を形成可能になっている。一連のベースパネルは、基部ベースパネル150、側部ベースパネル152、及び頂部ベースパネル154を含んでいる。基部ベースパネル150は、折り曲げ線160に沿って主パネル110に折り曲げ可能に接続されている。側部ベースパネル152は、折り曲げ線162に沿って底部ベースパネル150に折り曲げ可能に接続されている。そして、頂部ベースパネル154は、折り曲げ線164に沿って側部ベースパネル152に折り曲げ可能に接続されている。以下に詳述するように、ブランク100は、ベース受容構造体を形成するために主パネル110に固定され得る縁部フラップ156をさらに含んでいる。縁部フラップ156は、折り曲げ線166に沿って頂部ベースパネル154に折り曲げ可能に接続されている。
【0010】
ベース受容開口部168は、頂部ベースパネル154に形成されている。ベース受容開口部168は、以下にさらに詳述するように典型的な物品のベースを受容及び支持するような大きさとされ、且つ位置決めされている。
【0011】
ブランク100は、以下に詳述するように補助区画を備えた仕切りパネル及び端部フラップを含んでいる。典型的な区画パネルは、連なった状態で位置合わせされ、折り曲げて管状構造体を形成するように順番に折り曲げ可能に接続されている。区画パネルは、第1の側面パネル170、第2の側面パネル172、及び第3の側面パネル174を含んでいる。第1の側面パネル170は、折り曲げ線180に沿って折り曲げ可能に主パネル110に接続されている。第2の側面パネル172は、折り曲げ線182に沿って折り曲げ可能に第1の側面パネル170に接続されている。そして、第3の側面パネル174は、折り曲げ線184に沿って折り曲げ可能に第2の側面パネル172に接続されている。さらに、ブランク100は、補助区画を形成するために主パネル110に固定することができる縁部フラップ176を含んでいる。縁部フラップ176は、折り曲げ線186に沿って折り曲げ可能に第3の側面パネル174に接続されている。
【0012】
端部フラップは区画パネルの側面パネル及び主パネルの1つ以上の端部に折り曲げ可能に接続されている。区画が管状構造体として配置された場合には、端部フラップが折り曲げられ固定されることによって、閉端構造体が区間の両開端部で形成可能とされる。底端部フラップB1は、折り曲げ線F1に沿って折り曲げ可能に主パネル110に接続されている。底端部フラップB2は、折り曲げ線F2に沿って折り曲げ可能に第1の側面パネル170に接続されている。そして、底端部フラップB3は、折り曲げ線F3に沿って折り曲げ可能に第2の側面パネル172に接続されている。そして、底端部フラップB4は、折り曲げ線F4に沿って折り曲げ可能に第3の側面パネル173に接続されている。頂端部フラップT1は、折り曲げ線F5に沿って折り曲げ可能に主パネル110に接続されている。頂端部フラップT2は、折り曲げ線F6に沿って折り曲げ可能に第1の側面パネル170に接続されている。頂端部フラップT2は、折り曲げ線F6に沿って折り曲げ可能に第1の側面パネル170に接続されている。そして、頂端部フラップT3は、折り曲げ線F7に沿って折り曲げ可能に第3の側面パネル174に接続されている。縁部フラップ178は、折り曲げ線188に沿って折り曲げ可能に頂端部フラップT1に接続されている。
【0013】
本明細書で説明する折り曲げ作業に従うことによって、ブランク100から物品キャリア200を立ち上げることができる。自動立ち上げ装置及び/又は手動によって折り曲げ作業を実行することができる。立ち上げ工程の実行方法は、本明細書で説明される典型的な方法に限定される訳ではない。特に、工程の順番は製造要件に基づいて変更可能であり、工程を追加又は省略することもできる。さらに、構成部材を互いに固定する手段は変更可能である。例えば、シート材料の表面は、適切な手段によって共に固定可能である。適切な固定手段としては、テープ、ステープル、折り畳み式連結部(interlocking fold)、ベルクロ(VELCRO)(登録商標)、接着剤、又は他の固定手段、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0014】
物品キャリア200のネック受容構造体を形成する典型的な方法に従って、接着剤を補強パネル130及び補強ネックリング140に塗布する。補強パネル130を主パネル110に固定し、且つ補強ネックリング140を主ネックリング120に固定するように、ブランク100を折り曲げ線132に沿って折り曲げる。これにより、主パネル110の補強部分又は複合部分110/130が形成され、複合的なネックリング120/140がその内部に形成される。
【0015】
物品キャリア200の典型的なベース受容構造体250を形成する典型的な方法に従って、接着剤を縁部フラップ156の内面に塗布する。従って、ブランク100を折り曲げ線162に沿って折り曲げることによって、縁部フラップ156の内面を主パネル110と平坦な状態になるように接触させ、前記主パネルに固定することができる。これにより、ベース受容構造体250のベースパネルを平坦な状態に位置合わせ可能となるので、容易に物品キャリア200を積み重ねて出荷することができる。パネルを互いから離間するように引っ張ることによって管状構造体を形成すると、図2〜図4に表わすようにベース受容構造体250を平坦な状態から立ち上げることができる。頂部ベースパネル154及び底部ベースパネル150のそれぞれは、側部ベースパネル152及び主パネル110のそれぞれに対して略垂直である。
【0016】
典型的な区画270を形成する典型的な方法に従って、縁部フラップ176を折り曲げ線186に沿って折り曲げることによって、縁部フラップ176の内面を第3の側面パネル174の内面と平坦な状態となるように面接触させることができる。接着剤を縁部フラップ176の外面に塗布する。従って、ブランク100を折り曲げ線182に沿って折り曲げることによって、縁部フラップ176の外面が主パネル110と平坦な状態となるように面接触させ、前記主パネルに固定可能となる。その後に、区画270の区画パネルを平坦な状態に配置するので、容易に物品キャリア200を積み重ね出荷することができる。パネルを互いに離隔するように引っ張り、管状構造体を形成すると、図2〜図4に表わすように部分的に区画270を平坦な状態から立ち上げることができる。第1の側面パネル170及び第3の側面パネル174のそれぞれは、第2の側面パネル172及び主パネル110のそれぞれに対して略垂直である。
【0017】
さらに、図2及び図3を参照すると、底端部フラップB1,B2,B3,B4を折り曲げて互いに対して固定することによって、底端部が閉じられた構造体(図示しない)を形成することができる。頂端部フラップT1,T2,T3を折り曲げて固定することによって、頂端部が閉じられた構造体を形成することができる。
【0018】
典型的な物品キャリア200は、典型的な物品300を受容、固定、及び小分けするように適合している。典型的な物品300は、頭部又は頂部310、ベース320、及び頂部310をベース320に接続するネック330を有している。頂部310及びベース320は、両方ともネック330よりも大きい。
【0019】
物品300を物品キャリア200内に受容及び固定するための典型的な方法を説明する。図2〜図4に表わすように、物品300のベース320をベース受容開口部168に挿入し、且つ基部ベースパネル150と接触させることによって、前記ベースが底部ベースパネル150上に載置されるので、物品300をベース受容構造体250内に受容することができる。物品300をベース構造体250内に受容した場合には、ベース構造体250を立ち上げた状態に維持することができる。主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体を主パネル110のうち主パネル110と補強パネル130とが重なった部分から切り込み線122,142に沿って部分的に取り外し、折り曲げ線124,144に沿って物品300に向かって分割又は分岐すると、物品300を付加的に固定することができる。主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体が物品300に接触した時又はその前に、主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体をスリット128/148に沿って分割又は分岐することによって、主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体には、2つの湾曲アームA1,A2が設けられ、これらの遠位端はスリット128/148によって形成される。
【0020】
主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体を物品300に向かってさらに折り曲げることによって、物品300のネック330が予め設けられたスリット128/148を通過し、互いに対して湾曲アームA1,A2の向きを変えるか又は分割するので、湾曲アームA1,A2の間に経路が形成され、ネック330はネック受容開口部126/146に受容される。物品300のネック330をネック受容開口部126/146に受容すると、湾曲アームA1,A2は湾曲アーム自体の弾性によって互いに近接するので、ネック330の周囲を囲むようになる。その後に、物品300を物品キャリア200内に取り外し可能に固定することができる。
【0021】
物品300の頂部310及びベース320それぞれがネック受容開口部126/146よりも大きいので、頂部310及びベース330のいずれもがネック受容開口部126/146を通じてスライド可能とされることに留意すべきである。本発明で利用される導入手段は、切り込みに限定される訳ではなく、例えば間隙、スロット、ノッチやこれらに類するもののような切欠を含んでいる。このような類するものは、ネック受容開口部126/146、及び主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体の自由な外縁部に向かって開口している。図6は、このような切欠の一例であって、それぞれが切欠428,448を有する一組のネックリング420,440を備えた物品キャリアのブランク400を表わす。ネックリング420,440を共に固定した場合、ネックリング420/440から成る複合体には、物品300のネック330の横幅又は直径よりも実質的に小さい幅Wを有した単一の切欠428/448が形成されている。
【0022】
図2〜図5に表わすように、主パネル110のうち主パネル110と補強パネル130とが重なった部分の平面から離間するように主ネックリング120及び補強ネックリング140から成る複合体を折り曲げることによって、開口部Hを形成することができる。主パネル110のうち主パネル110と補強パネル130とが重なった部分は、物品キャリア200を運搬するためのハンドルとして利用することができる。典型的な実施例では、開口部Hは、利用者が物品300によって阻害されることなく1本以上の指を開口部Hに通すことができるように形成される。特に図5に表わすように、開口部Hの一部分Pは物品300のネック330からオフセットされている。
【0023】
物品、例えば円筒状の物品が区画270に受容及び固定可能とされる。代替的な実施例では、区画270が設けられていない場合がある。物品キャリアは、複数の物品を取り外し可能に係合するために複数のネック受容構造体及びベース受容構造体を含んでいる。
【0024】
本明細書における折り曲げ線(fold line)という用語は、ブランクの折り曲げ機能を実現するあらゆる態様の線を含んでいる。折り曲げ線は、互いに対してブランクの一部を容易に折り曲げ可能であるか、さもなければブランクのための最適なパネルを形成する折り曲げ位置を示す。折り曲げ線として、折り目線(score line)、エンボスライン(embossed line)やデボスドライン(debossed line)が挙げられる。
【0025】
本明細書における折れ易い線(frangible line)、引き裂き線(tear line)、及び切り込み線(severance line)は、互いから基材の一部を容易に分離させることができるか、最適な分割位置を示すあらゆる態様の線を含んでいる。切り込み線、引き裂き線、及び折れ易い線として、脆弱な線(frangible line)、切断線(cut line)やスリットが挙げられる。
【0026】
折れ易い線、引き裂き線、切り込み、及び折り曲げ線という用語には、それぞれ打ち抜き穴、打ち抜き線、短いスリットから成る線、ハーフカットライン(a line of half-cuts)、単一のハーフカット、切断線、割り込み切断線、スリット、折り目、これらの任意の組み合わせ、及びこれらに類するものが含まれる。これら要素は、理想的な機能を実現する大きさ及び配置とされている。例えば、打ち抜き穴から成る線は、脆弱性を有し、折り曲げ線及び/又は切り込み線を形成するように構成されている。打ち抜き穴から成る線は、容易に折り曲げ且つ耐破断性を有しているように構成され、力を入れれば容易に折り曲げ且つ容易に破断させることができるように構成され、又はほとんど力を入れなければ容易に破断させることができないように構成されている。
【0027】
本発明は、特定の実施例に関連して説明されている。この実施例には、あらゆる態様が含まれ、図示の実施例に限定される訳ではない。当業者は、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、本発明に対して多様な変更及び改良が可能であることを理解することができる。例えば本明細書で利用されるように、「頂部(top)」、「ベース(base)」、「底部(bottom)」、「端部(end)」、「側部(side)」、「内部(inner)」、「外部(outer)」、「上部(upper)」、「中央(middle)」、「下部(lower)」、「前方(front)」、及び「後方(rear)」という用語は、互いの壁部を区別するために利用されるにすぎない。単一の折り曲げ部(hinge)のみを含む結合部(junction)を説明する必要がある場合には、折り曲げ可能な接続部(hinged connection)について言及されない。折り曲げ可能な接続部が材料を折り曲げ可能に接続するための1つ以上の潜在的に相違する手段から形成されることは言うまでもない。
【0028】
上述の実施例は、本発明の技術的思想を明確に理解するために単なる典型的な装置を図示したにすぎない。本発明の技術的範囲から逸脱することなく、上述の実施例に対して変化、改良、及びこれらの組み合わせを実施可能である。本明細書には、本明細書及び特許請求の範囲の技術的範囲によって、このような変化、改良、及びこれらの組み合わせのすべてが含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一の実施例における典型的な物品キャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【図2】図1のブランクから形成された物品キャリアの斜視図である。
【図3】図1のブランクから形成された物品キャリアの斜視図である。
【図4】図1のブランクから形成された物品キャリアの斜視図である。
【図5】図1のブランクから形成された物品キャリアの斜視図である。
【図6】本発明の代替的な実施例における物品キャリアを形成するためのブランクの部分拡大平面図である。
【符号の説明】
【0030】
100 ブランク
110 主パネル
120 主ネックリング
122 切り込み
124 折り曲げ線
126 ネック受容開口部
128 切り込み又はスリット
130 補強パネル
132 折り曲げ線
140 補強ネックリング
142 切り込み線
144 折り曲げ線
146 ネック受容開口部
148 切り込み又はスリット
150 基部ベースパネル
152 側部ベースパネル
154 頂部ベースパネル
156 縁部フラップ
160 折り曲げ線
162 折り曲げ線
164 折り曲げ線
166 折り曲げ線
168 ベース受容開口部
170 第1の側面パネル
172 第2の側面パネル
174 第3の側面パネル
176 縁部フラップ
178 縁部フラップ
180 折り曲げ線
182 折り曲げ線
184 折り曲げ線
186 折り曲げ線
188 折り曲げ線
200 物品キャリア
250 ベース受容構造体
270 区画
300 物品
310 頂部
320 ベース
330 ネック
420 ネックリング
428 切欠
440 ネックリング
448 切欠
A1 湾曲アーム
A2 湾曲アーム
B1 底端部フラップ
B2 底端部フラップ
B3 底端部フラップ
B4 底端部フラップ
F1 折り曲げ線
F2 折り曲げ線
F3 折り曲げ線
F4 折り曲げ線
F5 折り曲げ線
F6 折り曲げ線
F7 折り曲げ線
T1 頂端部フラップ
T2 頂端部フラップ
T3 頂端部フラップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと前記ベースを頂部に接続するネックよりも大きな前記頂部とを含んでいる物品を受容及び固定するための物品キャリアにおいて、
主パネルと、
前記主パネルに取り付けられたベース受容構造体であって、前記物品の前記ベースを受容するための前記ベース受容構造体と、
前記主パネルから形成され、前記主パネルに折り曲げ可能に接続されている係合フラップであって、前記物品の前記ネックを係合するための前記係合フラップと、
を備えている物品キャリアであって、
前記係合フラップは、前記係合フラップが前記ネックに係合していない場合に全体として載置されている初期平面を形成しており、 ネック受容開口部と、前記ネックが前記ネック受容開口部に導入される際に通過する経路を開口するために、前記係合フラップの少なくとも一部を前記初期平面から変位させるための導入手段とを備えていることを特徴とする物品キャリア。
【請求項2】
前記係合フラップは、運搬するための開口部を前記主パネルに形成していることを特徴とする請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項3】
前記導入手段が、前記ネック受容開口部から前記係合フラップの自由縁部に至るまで延在している切り込みを備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項4】
前記係合フラップが、折り曲げ線に沿って折り曲げ可能に前記主パネルに接続され、
前記スリットが、前記折り曲げ線から前記ネック受容開口部を横切って所定位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の物品キャリア。
【請求項5】
前記導入手段は、前記ネック受容開口部及び前記係合フラップの自由縁部の両方に向かって開口している切欠を備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項6】
前記切欠の幅は、前記ネックの横方向の最小寸法よりも実質的に小さいことを特徴とする請求項5に記載の物品キャリア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−285230(P2008−285230A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−108263(P2008−108263)
【出願日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(503056492)ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー (44)
【Fターム(参考)】