説明

ネットワークシステム

【課題】入出力デバイスに、信頼性の高い処理実行を可能にする。
【解決手段】映像表示制御装置121は、地点Bの映像表示制御装置221から通信メッセージM203を受信して、そのサービスIDから地点Aの機器状態DB123を検索して、抽出されたデータと地点Aの機器状態DB123のサービス定義情報を比較する。それぞれの項目に合致もしくは範囲内であるものが存在しない場合、地点Aの機器状態DB123の機器ID、IPアドレス、デバイス種別をキー項目として、地点Aの機器機能モジュールリストDB122を検索し、該当するモジュールが存在する場合、機器モジュールリスト情報とサービス定義情報を比較する。それぞれの項目に合致もしくは範囲内であるものが存在するかどうか判別し、ソフトウェアモジュールが存在する場合、地点Aの映像出力制御装置111に対してサービスの実行を指示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、プリンタ、スキャナ、ディスプレイなどの入出力機器と、前記入出力機器に通信機能を付与する通信アダプタを用いたソフトウェアの追加・更新に好適なネットワークシステムに関するものである。たとえば、デジタルカメラにネットワーク経由で接続して、ディスプレイから画像の撮影や表示を行うシステム、また、配信コンテンツ形式情報と入出力デバイスの機能判定・調停を行い、配信コンテンツの入出力デバイスの入出力処理を効率的に行うためのシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、通信を利用して入出力デバイスの機器構成を動的に変更するものとしては、下記特許文献が提案されている。その内容としては、ネットワークを通じて入出力デバイスの機器構成を動的に再構築するものがあった(例えば、特許文献1を参照)。また、複数のサービスを統括し、要求特性を抽出し、各サービスの提供方法を動的に決定するものもある(例えば、特許文献2を参照)。また、機能オプションに基づいて、所定の処理を行うことをネットワークに介して装置間で連携する画像形成装置もある(例えば、特許文献3を参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−182481号公報
【特許文献2】特開2005−100320号公報
【特許文献3】特開2003−209659号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、入出力デバイスの入出力処理の処理実行を行うために、デバイスの機能・能力を動的に再構築することしかできないため、新たなサービスを実行した時に、機能の組み合わせの関係で機能が不足する場合には対応できないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は前記問題点を改善するために、入出力デバイス間の機能・能力を自動収集し、デバイス間による処理条件の合致を自動的に調停・判定し、必要な機能をインストールした上で、入出力デバイスに、信頼性の高い処理実行を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のネットワークシステムは、外部ネットワーク上に存在するソフトウェア配信サーバと、地点Aと地点Bに存在する少なくとも一つの表示デバイス及び表示デバイス用通信アダプタと、地点Aと地点Bに存在する少なくとも一つの入出力デバイス及び入出力デバイス用通信アダプタとを備えたネットワークシステムであって、地点Aの表示デバイス用通信アダプタが地点Aのネットワーク上で他の通信アダプタの入出力機能・デバイス状態情報を検出する検出手段と、地点Aの表示デバイス用通信アダプタが地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスの入出力機能との機能適合性を判定するデバイス機能判定・調停手段と、前記機能判定・調停手段により適合しないと判断された場合に、地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能適合性を判定するソフトウェア機能判定・調停手段と、前記ソフトウェア機能判定・調停手段でも存在しないと判断された場合には、地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Bの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能適合性を判定するソフトウェア機能判定・調停手段と、地点Aの各通信アダプタに対してインストールするソフトウェアモジュールを通知する通知手段と、通知を受けた地点Aの通信アダプタが指定されたソフトウェアモジュールをインストールするインストール手段とを備えたことを特徴とする。なお、入出力とは、入力及び出力の両方だけではなく、少なくともいずれか一方の場合も含む意味である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、地点Aと地点Bにおける入出力デバイス間の機能・能力を自動収集し、デバイス間による処理条件の合致を自動的に調停・判定し、必要な機能をインストールした上で、入出力デバイスに、信頼性の高い処理実行が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明のネットワークシステムの好適な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態の映像表示制御装置や映像出力制御装置で構成される地点間映像出力システムについて、図1を参照して説明する。有線/無線通信規格に準拠するネットワーク上における、装置間の相互接続動作をサポートする映像データの伝送システムを前提とする。それぞれの装置は、共通のネットワークプロトコル(TCP/IPなど)で接続されている。
【0009】
図1の地点Bにおいて、221は映像表示制御装置である。220は映像表示装置である。251はサービスリストデータベース(以下、「DB」と記す)であり、映像表示制御装置221が映像伝送するために提供できるサービスとユーザ情報を管理している。222は機器機能モジュールリストDBであり、ネットワーク上の装置のアプリケーション情報を管理している。223は機器状態DBであり、ネットワーク上機器の現在状態と保有機能の情報を管理している。210は映像出力装置である。211は映像出力制御装置である。212は機器機能モジュールリストDBであり、ネットワーク上機器のアプリケーション情報を管理しており、機器機能モジュールリストDB222と同様の情報を管理している。
【0010】
図1の、外部ネットワーク上に存在する300はソフトウェア配信サーバである。地点Aと地点Bの映像入出力機器に必要なモジュールを全て格納しており、地点Aと地点Bの双方に送信可能であることを前提とする。
【0011】
地点Aにおいて、121は映像表示制御装置である。120は映像表示装置である。151はサービスリストDBであり、映像表示制御装置121が映像伝送するために提供できるサービスとユーザ情報を管理している。122は機器機能モジュールリストDBであり、ネットワーク上機器のアプリケーション情報を管理している。123は機器状態DBであり、ネットワーク上機器の現在状態と保有機能の情報を管理している。110は映像出力装置である。111は映像出力制御装置である。112は機器機能モジュールリストDBであり、ネットワーク上機器のアプリケーション情報を管理しており、機器機能モジュールリストDB122と同様の情報を管理している。
【0012】
本システムのユーザは、地点Aと地点Bにおける映像伝送処理の利用登録を完了していることを前提とする。
【0013】
まず、本実施形態のシークエンスとデータフローの図について説明する。図2は、本実施形態の全体フローである。図3は、図2で呼び出される処理S3000〜処理S3999のフローチャートである。図4は、図2で呼び出される処理S4000〜処理S4999のフローチャートである。図5は、図4で呼び出される処理S5000〜処理S5999のフローチャートである。
【0014】
図6は、サービスリストDB151、251のデータベース構成を示す図である。DBレイアウト601とDBレイアウト602は表形式のテーブルとなっており、階層的に紐付けされた形となっている。DBレイアウト601は、KEY部の項目を1つ持っており、地点Aと地点Bにおける映像伝送処理の利用登録されたユーザIDである。必須項目である。それぞれ、1つ又は複数の地点Aと地点Bの映像伝送処理のサービスIDが格納されている。該サービスIDは、前記DBレイアウト602のKEY部の項目であるサービスIDと紐付けされている。紐付けされていないサービスIDは存在しないことを前提とする。該データ部では、サービスの具体的な内容が記憶されている。
【0015】
図7は、機器状態DB123、223のデータベース構成を示す図である。図8は、機器機能モジュールリストDB112、122、212、222のデータベース構成を示す図である。図9は、通信メッセージM201:現在の機器状態情報を示す図である。図10は、通信メッセージM202:映像伝送要求情報を示す図である。図11は、通信メッセージM203:サービス定義情報を示す図である。図12は、通信メッセージM204:サービス処理実行指示を示す図である。
【0016】
図13は、映像表示制御装置121、221の構成を示す図である。図14は、映像出力制御装置111、211の構成を示す図である。図15は、映像表示装置のエラーメッセージの画面イメージを示す図である。図16は映像表示装置のソフトウェア要求確認メッセージ画面イメージを示す図である。
【0017】
これより、本実施形態のシークエンスとデータフローについて説明する。映像伝送処理の多種多様なサービス要件に基づき、映像出力装置が、映像伝送における映像配信データに応じた映像出力処理を実現するものである。まず、最初に映像伝送処理を処理する為の事前処理を行う。地点Aの映像表示制御装置121は、地点Bの映像表示制御装置221に対して、サービス定義受信用のクライアントアプリケーションを要求する。要求を受けた地点Bの映像表示制御装置221は、地点Aの映像表示制御装置121をサービス利用登録者であるかどうかを認証する。
【0018】
認証に問題がなければ、サービス定義受信用のクライアントアプリケーションを地点Aの映像表示制御装置121に送信する。サービス定義受信用のクライアントアプリケーションのデータは、地点Aの映像表示制御装置121の通信I/F部13020を経由し、制御部13040の制御指示により、地点Aの映像表示制御装置121のRAM13090上に記憶する。
【0019】
次に、機器状態の確認要求処理を行う。地点Aの映像表示制御装置121は、現在の機器状態の確認要求を地点Aの映像出力制御装置111に送信する。受信した映像出力制御装置111は、地点Aの映像出力装置110の機器状態を収集し、図9の通信メッセージM201:現在の機器状態情報に、収集情報をセットし、その通信メッセージM201を前記映像表示制御装置121に送信する。
【0020】
映像表示制御装置121は、前記通信メッセージM201を受信する。通信メッセージM201の機器IDが存在しない場合、地点Aの機器状態DB123に通信メッセージM201のデータ内容を新規登録する。また、機器IDが存在する場合は、通信メッセージM201のデータ内容を前記機器IDにより上書き更新する。この機器状態の確認要求処理は、本システムに定められた一定間隔のもとに、随時新規登録/上書き更新される。このように、地点Aの表示デバイス用通信アダプタ(映像表示制御装置121)が地点Aのネットワーク上で他の通信アダプタ(映像出力制御装置111)の入出力機能・デバイス状態情報を検出する(検出手段による処理例)。
【0021】
次に、映像伝送要求処理を行う。地点Aの映像出力制御装置111から地点Aの映像表示制御装置121へ、図10の通信メッセージM202:映像伝送要求情報を送信する。受信した映像表示制御装置121は、地点Bの映像表示制御装置221へ前記通信メッセージM202を転送する。
【0022】
その後、図3の処理S3000〜S3999に制御が移る。処理S3000において、処理を開始する。処理S3010において、地点Bの映像表示制御装置221が、前記通信メッセージM202を受信する。処理S3030において、通信メッセージM202のユーザIDから、該ユーザが地点BのサービスリストDB251に存在するかどうか確認する。処理S3040において、存在すると判断した場合、この時点で、地点AのサービスリストDB151のサービスリスト回数に1を加算する。また、処理S3050において、図11の通信メッセージM203:サービス定義情報を地点BのサービスリストDB251のDBレイアウト601とDBレイアウト602から移送する。処理S3060において、前記通信メッセージM203を映像表示制御装置121へ送信する。処理S3999において、処理を終了する。
【0023】
次に、図4の処理S4000〜S4999に制御が移る。処理S4000において、処理を開始する。処理S4010において、地点Bの映像表示制御装置221から通信メッセージM203を受信する。処理S4020において、通信メッセージM203のサービスIDから地点Aの機器状態DB123を検索する。地点Aの機器状態DB123のデータ項目であるサービス処理が"PRT"であれば、機能IDの上3桁が"PRT"のものだけを抽出する。
【0024】
処理S4030において、抽出されたデータと地点Aの機器状態DB123のサービス定義情報を比較する。処理S4050において、それぞれの項目に合致もしくは範囲内であるものが存在するかどうか判別する。例えば、印刷サイズの場合は、最大値と最小値の内包的比較、カラーであれば、色空間の内包的比較を行う。存在する場合、処理S4060において、地点Aの映像出力制御装置111に対してサービスの実行を指示する。存在しない場合、処理S4070において、図5の処理S5000〜S5999に制御が移る。このように、地点Aの表示デバイス用通信アダプタ(映像表示制御装置121)が地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスの入出力機能との機能適合性を判定する(デバイス機能判定・調停手段による処理例)。
【0025】
次に、処理S5000において、処理を開始する。処理S5010において、地点Aの機器状態DB123の機器ID、IPアドレス、デバイス種別をキー項目として、地点Aの機器機能モジュールリストDB122を検索する。処理S5030において、該当するモジュールが存在するかどうか判定する。存在する場合、処理S5040において、機器モジュールリスト情報とサービス定義情報を比較する。存在しない場合、処理S5060において、映像表示装置に、図15の地点Aの映像表示装置のエラーメッセージ画面イメージと同様のエラーメッセージを表示する。
【0026】
処理S5050において、それぞれの項目に合致もしくは範囲内であるものが存在するかどうか判別する。例えば、出力サイズの場合は、最大値と最小値の内包的比較、色であれば、色空間の内包的比較を行う。該ソフトウェアモジュールが存在する場合、地点Aの映像出力制御装置111に対してサービスの実行を指示する。該ソフトウェアモジュールが存在しない場合、地点Aの映像表示制御装置121から、地点Bの映像表示制御装置221へ、ソフトウェアの要求メッセージとして、図10の通信メッセージM203:サービス定義情報を送信する。以上が、地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能適合性を判定するソフトウェア機能判定・調停手段による処理例である。
【0027】
次に、処理S5000において、処理を開始する。処理S5010において、地点Bの機器状態DB223の機器ID、IPアドレス、デバイス種別をキー項目として、地点Bの機器機能モジュールリストDB222を検索する。処理S5030において、該当するモジュールが存在するかどうか判定する。存在する場合、処理S5040において、機器モジュールリスト情報とサービス定義情報を比較する。存在しない場合、図10の通信メッセージM203:サービス定義情報の実行可否に実行不可のフラグとして、"1"をセットする。処理S5060において、映像表示装置に、図15の地点Aの映像表示装置のエラーメッセージ画面イメージと同様のエラーメッセージを表示する。
【0028】
処理S5050において、それぞれの項目に合致もしくは範囲内であるものが存在するかどうか判別する。例えば、出力サイズの場合は、最大値と最小値の内包的比較、色であれば、色空間の内包的比較を行う。存在する場合、地点Aの映像出力制御装置111に対してサービスの実行を指示する。上記処理においても、該ソフトウェアモジュールが存在しない場合、処理S5060において、地点Aの映像表示装置120に、図15の地点Aの映像表示装置のエラーメッセージ画面イメージと同様のエラーメッセージを表示する。処理S5070において、地点Aの映像出力制御装置111に対して、前記ソフトウェアモジュールをインストールし、サービスの実行を指示する。以上が、地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Bの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能適合性を判定するソフトウェア機能判定・調停手段、通知手段、インストール手段による処理例である。
【0029】
サービスの実行後には、該ソフトウェアモジュールをアンインストールする。また、アンインストール後に、上記と同様の映像出力処理が数回発生すると判断したときには、以下の処理を実行する。地点AのサービスリストDB151のサービスリスト回数が、5回以上の場合、図16の地点Aの映像表示装置のソフトウェア要求確認メッセージ画面イメージを表示させる。
【0030】
ユーザが、Yesが選択したときには、コンテンツ配信サーバ300に対して、該ソフトウェアモジュールのダウンロード要求を行い、地点Aの映像表示制御装置121に、完全インストールする。Noが選択されたときには、何もしない。処理S5999において、処理を終了する。
【0031】
本実施形態により、映像伝送処理の多種多様なサービス要件に基づき、映像出力装置が、映像伝送における映像配信データに応じた映像出力処理を実現する。
【0032】
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0033】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0034】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0035】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0036】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】地点間映像出力システムのシステム概要を示す図である。
【図2】地点間映像出力システムの全体フローを示す図である。
【図3】処理S3000〜S3999のフローチャートである。
【図4】処理S4000〜S4999のフローチャートである。
【図5】処理S5000〜S5999のフローチャートである。
【図6】サービスリストDBのデータベース構成を示す図である。
【図7】機器状態DBのデータベース構成を示す図である。
【図8】機器機能モジュールリストDBのデータベース構成を示す図である。
【図9】通信メッセージM201:現在の機器状態情報を示す図である。
【図10】通信メッセージM202:映像伝送要求情報を示す図である。
【図11】通信メッセージM203:サービス定義情報を示す図である。
【図12】通信メッセージM204:サービス処理実行指示を示す図である。
【図13】映像表示制御装置の構成を示す図である。
【図14】映像出力制御装置の構成を示す図である。
【図15】地点Aの映像表示装置のエラーメッセージ画面イメージを示す図である。
【図16】地点Aの映像表示装置のソフトウェア要求確認メッセージ画面イメージを示す図である。
【符号の説明】
【0038】
300 ソフトウェア配信サーバ
110 地点Aの映像出力装置(地点Aの出力デバイス)
111 地点Aの映像出力制御装置(地点Aの出力デバイス用通信アダプタ)
112 地点Aの機器機能モジュールリストDB(地点Aの入出力機能・デバイス状態情報)
120 地点Aの映像表示装置(地点Aの表示デバイス)
121 地点Aの映像表示制御装置(地点Aの表示デバイス用通信アダプタ)
122 地点Aの機器機能モジュールリストDB(地点Aのインストール情報)
123 地点Aの機器状態DB(地点Aの入出力機能・デバイス状態情報)
151 地点AのサービスリストDB(地点Aの配信コンテンツ形式情報)
210 地点Bの映像出力装置(地点Bの出力デバイス)
211 地点Bの映像出力制御装置(地点Bの出力デバイス用通信アダプタ)
212 地点Bの機器機能モジュールリストDB(地点Bの入出力機能・デバイス状態情報)
220 地点Bの映像表示装置(地点Bの表示デバイス)
221 地点Bの映像表示制御装置(地点Bの表示デバイス用通信アダプタ)
222 地点Bの機器機能モジュールリストDB(地点Bのインストール情報)
223 地点Bの機器状態DB(地点Bの入出力機能・デバイス状態情報)
251 地点BのサービスリストDB(地点Bの配信コンテンツ形式情報)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部ネットワーク上に存在するソフトウェア配信サーバと、地点Aと地点Bに存在する少なくとも一つの表示デバイス及び表示デバイス用通信アダプタと、地点Aと地点Bに存在する少なくとも一つの入出力デバイス及び入出力デバイス用通信アダプタとを備えたネットワークシステムであって、
地点Aの表示デバイス用通信アダプタが地点Aのネットワーク上で他の通信アダプタの入出力機能・デバイス状態情報を検出する検出手段と、
地点Aの表示デバイス用通信アダプタが地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスの入出力機能との機能適合性を判定するデバイス機能判定・調停手段と、
前記機能判定・調停手段により適合しないと判断された場合に、地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能適合性を判定するソフトウェア機能判定・調停手段と、
前記ソフトウェア機能判定・調停手段でも存在しないと判断された場合には、地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Bの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能適合性を判定するソフトウェア機能判定・調停手段と、
地点Aの各通信アダプタに対してインストールするソフトウェアモジュールを通知する通知手段と、
通知を受けた地点Aの通信アダプタが指定されたソフトウェアモジュールをインストールするインストール手段とを備えたことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項2】
地点Aの入出力デバイス用通信アダプタが地点Aの入出力デバイスの入出力機能・デバイス状態情報を収集することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項3】
地点Aの入出力デバイス用通信アダプタが地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスの入出力機能内容を比較し、入出力可能な範囲内であるかを判定する機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項4】
地点Aの入出力デバイス用通信アダプタが地点Bの配信コンテンツ形式情報と地点Aの入出力デバイスが保有するソフトウェアの機能内容と比較し、入出力可能な範囲内であるかを判定する機能を有することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項5】
地点Aの入出力デバイス用通信アダプタが前記通知を受けた地点Aの通信アダプタが指定されたソフトウェアモジュールをインストールする工程が終了し、全てのサービスが完結した後に、前記ソフトウェアモジュールをアンインストールする機能を有すること特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項6】
地点Aの入出力デバイス用通信アダプタが前記通知を受けた地点Aの通信アダプタが指定されたソフトウェアモジュールをインストールするインストール工程手段を実行した回数を記憶し、システムが定めた一定回数以上に達した場合に、ソフトウェア配信サーバから該ソフトウェアモジュールをダウンロードし、インストールする機能を有すること特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate