説明

ノズルホルダー締付け治具

【課題】目地材の厚みを均一化できる簡便なノズルホルダー締付け治具を提供する。
【解決手段】ノズルホルダー締付け治具20は、ノズルホルダー17を把持する把持部21と、把持部21と一体的に形成され、ノズルホルダー17を回す力が加えられるアーム部22とを備えている。把持部21は板材からなり、ノズルホルダー17のフランジ部17bの少なくとも一部が嵌入する略半円状の凹部25を有し、凹部25の開口側には、ノズルホルダー17の第一の取っ手部18が嵌入するコ字形に切欠かれた第一の嵌入部23と、第二の取っ手部19が嵌入するL字形に切欠かれた第二の嵌入部24が対向して形成されている。アーム部22は、第二の嵌入部24側に設けられており、第一の嵌入部23から第二の嵌入部24に向かう方向に延出している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融金属容器内の溶融金属の流出量を制御するスライディングノズル装置に下部ノズルを取付ける際に使用されるノズルホルダー締付け治具に関する。
【背景技術】
【0002】
スライディングノズル装置50から排出される溶融金属を整流化するため、図4に示すように、摺動プレート51のノズル孔51aの位置には、下部ノズル52がバヨネット(バイオネット)機構により取付けられている。また、摺動プレート51と下部ノズル52との間の接合面には、モルタルやシール材等の目地材53が充填され、隙間からのエアー吸込みや溶融金属の漏れを防止している。
【0003】
バヨネット機構は、図5に示すように、摺動プレート51を保持する摺動金枠54に設けられ、内周面に螺旋溝57が形成されたノズル収納筒55と、螺旋溝57に螺合する突起58が外周面に形成されたノズルホルダー56とから構成されている。下部ノズル52を装着する際は、ノズルホルダー56に下部ノズル52を収納した状態で、ノズルホルダー56の突起58をノズル収納筒55の螺旋溝57に嵌入させて所定方向に回すことでノズルホルダー56をノズル収納筒55へ螺着する。下部ノズル52の外周面には鍔部59が形成されており、ノズルホルダー56の上端面が鍔部59を押圧することで、摺動プレート51と下部ノズル52とは目地材53を介して密着している。
【0004】
ノズル収納筒55に挿入したノズルホルダー56を人間の手で回すことは容易ではなく、ノズルホルダー56に設けられた取っ手部60をハンマーで打撃することによりノズルホルダー56を所定方向に回している。その際、スライディングノズル装置50の底面を正面視した状態でハンマーで打ち易い側、即ち、上から下にハンマーを振り下ろす側の取っ手部60に作用する力のほうが、下から上にハンマーを振り上げる側の取っ手部60に作用する力に比べて大きくなりやすい。ノズル収納筒55とノズルホルダー56の間には、ノズル収納筒55及びノズルホルダー56の熱膨張を吸収するためのクリアランスが設けられており、一方の取っ手部60に作用する力のほうが大きくなった場合、ノズルホルダー56は均一に締付けられず、ノズルホルダー56及び下部ノズル52は片側に偏心する。その結果、目地材53の厚みが均一にならず、隙間からエアーを吸い込んで製品の品質が低下したり、あるいは稼働中に溶融金属が漏れることがあった。
【0005】
そこで、特許文献1では、下部ノズル52の鍔部59とノズルホルダー56の上端との間に、下部ノズル52を上方に付勢する弾性リングを配置し、ノズルホルダー56の下部外周に第1ギアを設けると共に、ノズル収納筒55の外側に第1ギアと噛合する第2ギアを回転自由に配置し、さらに、第2ギアに回転動力を伝達する駆動部を備えたバイオネット装置の発明が開示されている。そして、上記バイオネット装置によれば、摺動プレート51と下部ノズル52との間に充填される目地材53に一定の圧力を加えておくことができ、これによって目地材53が収縮しても隙間が生じることがなく、また、ノズルホルダー56を駆動する第2ギアを一定のトルクで駆動させることができるため、目地材53の厚みが一定となって安定するとしている。
【0006】
【特許文献1】特開平10−58124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載されているバイオネット装置は、従来のハンマリングをギアによる回転に代えただけであって、ノズルホルダー56の一方にのみ力が作用する点には変わりがない。従って、このバイオネット装置を使用したとしても、ノズルホルダー56及び下部ノズル52が片側に偏心するおそれがある。また、このバイオネット装置の場合、ギアをセットしなければならないため、作業に手間が掛かるという難点もある。
【0008】
目地材の適度な圧縮による均一な厚みが、稼働時の溶融金属漏れを防ぐために重要な因子となる。このため、下部ノズルの取付け作業には十分な注意が払われる必要がある。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、目地材の厚みを均一化できる簡便なノズルホルダー締付け治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、スライディングノズル装置に装着されたノズル収納筒に螺着して、下部ノズルを前記スライディングノズル装置に押圧するノズルホルダーに軸に対して対称に配置された一対の取っ手部が嵌入する嵌入部を有し、前記ノズルホルダーを把持する把持部と、前記把持部から延出し、前記ノズルホルダーを回す力が加えられるアーム部とを備え、前記取っ手部を介して前記ノズルホルダーを前記ノズル収納筒に締付けるノズルホルダー締付け治具である。
【0010】
一対の取っ手部を把持部の嵌入部にそれぞれ嵌入させた状態で、ハンマー等による打撃力をアーム部に加えると、アーム部に加えられた打撃力は、把持部を介して各取っ手部に伝達される。これにより、ノズルホルダーには一対の取っ手部を介して偶力が作用し、ノズルホルダーは均一に押し回されてゆく。その結果、ノズルホルダー及び下部ノズルは偏心せず、目地材の厚みを均一にすることができる。また、梃子の原理により取っ手部に作用する力が増幅されるので、アーム部には大きな打撃力を加える必要がなく、作業員の負担が軽減される。
【0011】
また、本発明に係るノズルホルダー締付け治具では、前記嵌入部のコーナー部に半円筒状の窪み部が形成されていることを好適とする。
嵌入部のコーナー部は応力集中により亀裂が発生しやすいが、上記構成では、嵌入部のコーナー部に半円筒状の窪み部が形成されているので、応力集中が緩和され、コーナー部の亀裂を防止することができる。
【0012】
また、本発明に係るノズルホルダー締付け治具では、前記嵌入部に嵌入した前記取っ手部の抜け出しを防止する抜け出し防止部材が、前記取っ手部の露出面上に配置されることを好適とする。
ハンマー等でアーム部を打撃する場合、ノズルホルダー締付け治具が倒れないように、作業員がノズルホルダー締付け治具を保持しておく必要がある。上記構成では、抜け出し防止部材を設けているので、作業中に嵌入部から取っ手部が抜け出ることがなく、ノズルホルダー締付け治具が倒れることがない。このため、作業員がノズルホルダー締付け治具を保持せずに、ハンマー等でアーム部を打撃することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係るノズルホルダー締付け治具によれば、一対の取っ手部を把持部の嵌入部にそれぞれ嵌入させた状態で、ハンマー等による打撃力をアーム部に加えるので、ノズルホルダーに作用する偶力によって該ノズルホルダーを均一に締付けることができる。その結果、ノズルホルダー及び下部ノズルは偏心せず、目地材の厚みを均一にすることができる。また、梃子の原理により取っ手部に作用する力が増幅されるので、アーム部には大きな打撃力を加える必要がなく、作業員の負担が軽減される。さらには、取っ手部をハンマー等で打撃しないので、取っ手部が変形することもない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
【0015】
スライディングノズル装置10を底面から見た部分模式図を図1に、図1のA−A矢視断面図(摺動プレート11から下側部分)を図2にそれぞれ示す。なお、本発明と関連性の低い箇所については、図1、図2とも図示していない。
【0016】
摺動プレート11は、固定金枠(図示省略)に対して開閉可能に設けられた開閉金枠13の内側に移動可能に配置されたスライド金枠12上に固定され、固定金枠に固定された固定プレート(図示省略)の下面に沿って摺動する。摺動プレート11のノズル孔11aの位置には、中間ノズル14を介して下部ノズル15が接続される。また、摺動プレート11と中間ノズル14との間の接合面及び中間ノズル14と下部ノズル15との間の接合面には、モルタルやシール材等の目地材(図示省略)が充填され、隙間からのエアー吸込みや溶融金属の漏れを防止している。なお、中間ノズル14を介さず、摺動プレート11に下部ノズル15が直接、接続される場合もある。
【0017】
中間ノズル14は、バヨネット機構の一部を構成するノズル収納筒16に収納されている。バヨネット機構は、一方の端部がスライド金枠12の底面に固着され、他方の端部内周面に螺旋溝16aが形成されたノズル収納筒16と、螺旋溝16aに螺合する突起17aが外周面に形成され、内孔に下部ノズル15が収納される筒状のノズルホルダー17とから構成されている。
【0018】
下部ノズル15の外周面には鍔部15aが形成されており、ノズルホルダー17の一方の端面が鍔部15aを押圧することで、下部ノズル15は中間ノズル14を介して摺動プレート11に接続される。
ノズルホルダー17の他方の端面には、半径方向に張り出したリング状のフランジ部17bが形成され、さらに、ノズルホルダー17の内孔中心を通過する軸に関して対称に配置され、正面視して台形状の第一の取っ手部18(取っ手部)及び第二の取っ手部19(取っ手部)がフランジ部17bから突出して設けられている。図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るノズルホルダー締付け治具20は、ノズルホルダー17に軸に対して対称に配置された第一の取っ手部18及び第二の取っ手部19を利用してノズルホルダー17をノズル収納筒16に締付ける治具である。
【0019】
図3にノズルホルダー締付け治具20の形状を示す。
ノズルホルダー締付け治具20は、ノズルホルダー17を把持する把持部21と、把持部21と一体的に形成され、ノズルホルダー17を回す力が加えられるアーム部22とを備えている。
【0020】
把持部21は板材からなり、ノズルホルダー17のフランジ部17bの少なくとも一部が嵌入する略半円状の凹部25を有する三日月形とされている。凹部25の開口側には、ノズルホルダー17の第一の取っ手部18が嵌入するコ字形に切欠かれた第一の嵌入部23と、第二の取っ手部19が嵌入するL字形に切欠かれた第二の嵌入部24が対向して形成されている。第一の嵌入部23と第二の嵌入部24は、把持部21の厚さ方向全断面に亘って切欠かれており、第一の嵌入部23は、第一の取っ手部18の先端面及び両側面の三面で接し、第二の嵌入部24は、第二の取っ手部19の先端面及び一方の側面の二面で接する。なお、第一の嵌入部23及び第二の嵌入部24の各コーナー部には、応力集中を緩和するため、半円筒状の窪み部26が形成されている。また、取っ手部18、19と嵌入部23、24は、アーム部22を打撃した際に接すればよく、冶具装着時には、取っ手部18、19と嵌入部23、24との間にクリアランスが形成されるように構成してもよい。
【0021】
また、把持部21の一方の面(表面)には、第一の嵌入部23と第二の嵌入部24をそれぞれ覆うカバープレート27(抜け出し防止部材)が装着されている。さらに、把持部21の他方の面(裏面)には、第一の嵌入部23に嵌入した第一の取っ手部18の抜け出しを防止する帯板状のロックピン28(抜け出し防止部材)を保持する保持金具29が、第一の嵌入部23を挟んでその両側に固着されている。ロックピン28は、各保持金具29に形成された当該ロックピン28を挿通する孔(又は把持部21との間で孔を形成する凹部)に挿通した状態で、第一の取っ手部18の露出面上に配置される。本実施の形態では、ノズルホルダー締付け治具20をノズルホルダー17に装着した際に、第一の取っ手部18をカバープレート27とロックピン28で挟持するので、第一の嵌入部23から第一の取っ手部18が抜け出ず、作業員がノズルホルダー締付け治具20を保持しなくてもノズルホルダー締付け治具20が倒れることがない。
【0022】
アーム部22は、第二の取っ手部19と二面で接している第二の嵌入部24側に設けられており、第一の嵌入部23から第二の嵌入部24に向かう方向に延出している。アーム部22の長さは長いほど、梃子の原理により第一の取っ手部18及び第二の取っ手部19に作用する力が増幅されるが、作業性等を考慮した場合、アーム部22の長さはノズルホルダー17外径と同程度が好ましい。
【0023】
次に、ノズルホルダー締付け治具20を用いて下部ノズル15をスライディングノズル装置10に取付ける方法について説明する。
溶融金属容器(図示省略)の底部に設置されたスライディングノズル装置10に下部ノズル15を取付ける場合、溶融金属容器を横転させ、スライディングノズル装置10の底面が作業員の正面となる状態(図1を正面視した状態)で行われる。以下、図1を正面視した状態で作業を行うものとして説明する。
【0024】
先ず、ノズルホルダー17に下部ノズル15を収納した状態で、ノズルホルダー17の突起17aをノズル収納筒16の螺旋溝16aに嵌入させる。
次いで、ノズルホルダー17にノズルホルダー締付け治具20を装着する。即ち、ノズルホルダー17の第一の取っ手部18と第二の取っ手部19を、ノズルホルダー締付け治具20の第一の嵌入部23と第二の嵌入部24にそれぞれ嵌入させる。その際、ノズルホルダー17の締付け方向とハンマーの打撃方向が同方向となるように、ノズルホルダー締付け治具20をノズルホルダー17に装着する。例えば、スライディングノズル装置10の底面を正面視してノズルホルダー17の締付け方向が時計回りの場合、図1に示すように、スライディングノズル装置10の底面を正面視してアーム部22が右側に位置するように、ノズルホルダー締付け治具20をノズルホルダー17に装着する。また、第一の嵌入部23から第一の取っ手部18が抜け出ないように、保持金具29にロックピン28を差し込んでおく。
【0025】
そして、ノズルホルダー締付け治具20のアーム部22をハンマーで上から打撃してノズルホルダー17を回し、ノズルホルダー17をノズル収納筒16に締付けるのである。
アーム部22をハンマーで上から打撃すると、アーム部22に近い第二の取っ手部19には上から下に向かう力Xが作用し、アーム部22から遠い第一の取っ手部18には下から上に向かう力Yが作用する。これにより、ノズルホルダー17は均一に押し回されてゆく。その結果、ノズルホルダー17及び下部ノズル15は偏心せず、目地材を均一に圧縮することができる。
【実施例】
【0026】
次に、ノズルホルダー締付け治具20の効果を検証するために実施したノズルホルダー17の締付け試験について説明する。なお、スライディングノズル装置10の底面を正面視した状態でノズルホルダー17を時計回りに回すと、ノズルホルダー17は締付けられる。
表1に試験結果を示す。表中の各数値は、下部ノズル15によって押圧される目地材の厚みを部位ごとに示したものであり、表中の上、右、下、左は、図1のノズルホルダー17の上部、右部、下部、左部にそれぞれ対応している。また、実施例は、スライディングノズル装置10の底面を正面視してアーム部22が右側に位置するように、ノズルホルダー17にノズルホルダー締付け治具20を装着した状態で、アーム部22をハンマーで上から下に向けて3回打撃した場合の結果である。一方、比較例1は、従来方法において、右側の取っ手部(第二の取っ手部19)をハンマーで上から下に向けて3回打撃した後、左側の取っ手部(第一の取っ手部18)をハンマーで下から上に向けて2回打撃した場合の結果であり、比較例2は、右側の取っ手部をハンマーで上から下に向けて3回打撃した後、左側の取っ手部をハンマーで下から上に向けて1回打撃した場合の結果である。
【0027】
【表1】

【0028】
表1より、ノズルホルダー締付け治具20を使用した場合、目地材の厚みの差は最大で0.38mmであるが、従来方法の場合、目地材の厚みの差は最大1.00mmとなり、ノズルホルダー締付け治具20を使用することにより、目地材の厚みを均一にできることがわかる。
【0029】
以上、本発明の一実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態では、把持部の形状を三日月形としているが、これに限定されるものではなく、C形やコ形あるいはリング形などでもよい。また、上記実施の形態では、把持部の厚み方向全断面に亘って切欠かれた嵌入部としているが、凹陥状の嵌入部を把持部の片面側に形成してもよい。さらにまた、取っ手部を挟持する突条部を把持部上に設けて嵌入部としてもよい。要は、ノズルホルダーの一対の取っ手部がそれぞれ嵌入する嵌入部が形成されていればよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】スライディングノズル装置を底面から見た部分模式図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図(摺動プレートから下側部分)である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るノズルホルダー締付け治具を示し、(A)はその表面図、(B)は裏面図、(C)は凹部側から見た側面図である。
【図4】バヨネット機構を説明するためのスライディングノズル装置の縦断面図である。
【図5】バヨネット機構を説明するためのスライディングノズル装置の部分分解斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
10:スライディングノズル装置、11:摺動プレート、11a:ノズル孔、12:スライド金枠、13:開閉金枠、14:中間ノズル、15:下部ノズル、15a:鍔部、16:ノズル収納筒、16a:螺旋溝、17:ノズルホルダー、17a:突起、17b:フランジ部、18:第一の取っ手部(取っ手部)、19:第二の取っ手部(取っ手部)、20:ノズルホルダー締付け治具、21:把持部、22:アーム部、23:第一の嵌入部(嵌入部)、24:第二の嵌入部(嵌入部)、25:凹部、26:窪み部、27:カバープレート(抜け出し防止部材)、28:ロックピン(抜け出し防止部材)、29:保持金具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライディングノズル装置に装着されたノズル収納筒に螺着して、下部ノズルを前記スライディングノズル装置に押圧するノズルホルダーに軸に対して対称に配置された一対の取っ手部が嵌入する嵌入部を有し、前記ノズルホルダーを把持する把持部と、前記把持部から延出し、前記ノズルホルダーを回す力が加えられるアーム部とを備え、
前記取っ手部を介して前記ノズルホルダーを前記ノズル収納筒に締付けるノズルホルダー締付け治具。
【請求項2】
請求項1記載のノズルホルダー締付け治具において、前記嵌入部のコーナー部に半円筒状の窪み部が形成されているノズルホルダー締付け治具。
【請求項3】
請求項1及び2のいずれか1項に記載のノズルホルダー締付け治具において、前記嵌入部に嵌入した前記取っ手部の抜け出しを防止する抜け出し防止部材が、前記取っ手部の露出面上に配置されるノズルホルダー締付け治具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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