説明

ノート型パソコン

【課題】本発明は、快適に操作できるノート型パソコンを提供する。
【解決手段】本発明に係るノート型パソコンは、本体と、回動軸によって前記本体の後部に回動可能に枢着される蓋体と、前記本体の後部の両側に回動可能に設置される2つの支持架と、を備え、前記支持架の回転経路は、前記支持架が前記蓋体の側壁に収容される第一位置、及び前記支持架の頂部が前記本体の底部から伸び出して前記本体の後端を持ち上げる第二位置を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノート型パソコンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ノート型パソコンの発展に伴い、ノート型パソコンの使用人数が増加している。ノート型パソコンを使う場合、ノート型パソコンを机に水平に設置するため、キーボードの角度を調節し難い。だから、デスクトップ型パソコンに比べて、ノート型パソコンを使う場合、人々に疲労感をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、前記課題を解決し、快適に操作できるノート型パソコンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するため、本発明に係るノート型パソコンは、本体と、回動軸によって前記本体の後部に回動可能に枢着される蓋体と、前記本体の後部の両側に回動可能に設置される2つの支持架と、を備え、前記支持架の回転経路は、前記支持架が前記蓋体の側壁に収容される第一位置及び前記支持架の頂部が前記本体の底部から伸び出して前記本体の後端を上げる第二位置を含む。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係わるノート型パソコンにおいて、支持架が第一位置から第二位置に回動して、前記本体の後端を上げることにより、操作者は前記ノート型パソコンを快適に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の実施形態に係るノート型パソコンの局部立体分解図である。
【図2】図1に示すノート型パソコンの本体の別の視角からの立体図である。
【図3】図1に示すノート型パソコンの前カバーの別の視角からの立体図である。
【図4】図1に示すノート型パソコンの支持架の部分組立図である。
【図5】図1に示すノート型パソコンの支持架の別の視角からの立体組立図である。
【図6】本発明の実施形態に係るノート型パソコンの立体組立図である。
【図7】本発明の実施形態に係るノート型パソコンの第一使用状態を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係るノート型パソコンの第二使用状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1〜図3を参照すると、本発明の実施形態に係るノート型パソコン100は、操作部を備えた本体10と、ディスプレイ部を備えた蓋体20と、前記本体10の両側に枢着される支持架3と、を備える。
【0008】
前記本体10は、後壁12と、前記後壁12の両端から垂直となるように延在する2つの側壁14と、を備える。前記後壁12における前記2つの側壁14に近い箇所から2つの凸部16が突き出し、各々の凸部16の外側面162と前記後壁12との間には収容開口部141が形成される。前記蓋体20は、前記2つの凸部16を貫く2つの回動軸25によって、前記本体10に開閉自在に装着される。各々の回動軸25の端部は、対応する前記収容開口部141内に伸び込む。各々の回動軸25の端部には、前記回動軸25の軸方向に沿って前記支持架3を固定するために用いられる1つの固定孔26が開設されている。各々の凸部16の外側面162には、前記回動軸25を隔てて互いに対面する1/4円弧状のスライディングスロット163及び定位孔164が設置されている。前記スライディングスロット163は、1/4円弧状に限定されるものではなく、需要に基づいてその長さを変えることができる。
【0009】
前記蓋体20は、その底部に位置する底壁21と、前記底壁21の両端から垂直となるように延在する2つの側壁22と、を備える。前記2つの側壁22と前記底壁21との接続箇所には、2つのL字状の切欠部222が設置されるため、前記蓋体20の底部に凸字状の取付部23が形成される。前記取付部23の2つの側面232には、それぞれ2つの係合スロット224が開設されている。
【0010】
前記支持架3は、前記本体10の後端を支持するか又は前記本体10を照明することに用いられる。前記支持架3は、前カバー30、後カバー40、固定部材50、定位部材58、当止部材60及び円形の透光部材70を備える。
【0011】
前記後カバー40は、略J字状であって、底壁41と、前記底壁41の2つの側縁から前に向かって垂直的に延在する第一側壁420及び第二側壁421と、前記底壁41の上端縁及び下端縁から前に向かって垂直的に延在する第一端壁43及び第二端壁44と、を備える。前記底壁41には、方形の開口部411が開設されている。前記底壁41における前記第一側壁420の近い前記開口部411の上下両側には、ねじ孔412を有する2つの突柱413が設置される。前記第一側壁420における前記開口部411の上下両側には、2つの長方形の第一収容孔422が離間して開設される。前記第一側壁420の前記第二端壁44に近い箇所から前記第二側壁421に向かって、前記底壁41の上方に位置し且つ前記底壁41に平行する第一枢着部423が延在して形成され、前記第一枢着部423の軸方向に沿って前記第一側壁420を貫く半円形の断面を有する第一枢着スロット425が開設されている。前記第一枢着部423の前記第二側壁421に近い一端には第一端部427が形成され、前記第一端部427には、前記第一枢着スロット425に連通し且つ前記第一枢着スロット425と同軸である半円形の第一開口部426が開設されている。前記第一側壁420の前記第一枢着部423に隣接する箇所には、円形の第二収容孔424が開設されている。前記底壁41の前記開口部411と前記第二側壁421との間には、前記当止部材60を固定するために用いられる当止部45が設置される。前記当止部45の頂部452には、2つのピン428が突出される(図4を参照)。前記第一端壁43の外側面が凹んで係合スロット432を形成する。
【0012】
前記前カバー30は、略J字状であって、前壁31と、前記前壁31の2つの側縁から後に向かって垂直的に延在する第一側壁320及び第二側壁321と、前記前壁31の頂端から延在する頂壁33と、を備える。前記前壁31は前記後カバー40に向かって凹んで円錐形の収容部34を形成し、前記収容部34の底部には、発光ダイオードを固定するために用いられる貫通孔37が開設されている。前記頂壁33には、前記後カバー40の第一端壁43の係合スロット432に係合する円弧形の係合部332が設置される。前記第一側壁320におけるその底部に近い箇所から前記第二側壁321に向かって、前記前壁31の下方に位置し且つ前記前壁31に平行する第二枢着部323が延在して形成され、前記第二枢着部323の軸方向に沿って前記第一側壁320を貫く半円形の断面を有する第二枢着スロット35が開設されている。前記第二枢着スロット35と前記後カバー40の第一枢着スロット425が共同で円形断面を有する枢着スロットを形成して、対応する回動軸25の端部を収容するために用いられる。前記第二枢着スロット35の前記第二側壁321に近い一端には第二端部324が形成され、前記第二端部324には、第二枢着スロット35に連通し且つ第二枢着スロット35と同軸である半円形の第二開口部326が開設されている。前記第二枢着スロット35の第二開口部326と前記後カバー40の第一枢着スロット425の第一開口部426が共同で円形開口部を形成する。前記第二側壁321には、前記発光ダイオードに電気接続するスイッチ36が設置される。
【0013】
前記固定部材50は、第一固定部52と、前記第一固定部52の底部から延在する第二固定部54と、スプリング56と、を備える。
【0014】
前記第一固定部52は、略長方形を呈し、その上下両端には、前記後カバー40の2つの突柱413に対応する2つの楕円形のスライディングスロット522が開設されている。前記第一固定部52の第一側壁から2つの係合部524が突出される。前記第一固定部52の前記後カバー40に対面する後壁527には、前記後カバー40の開口部411に対応し且つプリズムアレイを有する操作部528が設置される(図5を参照)。
【0015】
前記第二固定部54は、前記第一固定部52の底部の両端から前記前カバー30に向かって斜めに延在する2つの端壁542と、前記2つの端壁542との間に垂直的に設置される2つの連接部546と、を備える。前記2つの端壁542の底部には、それぞれ第一貫通孔543及び第二貫通孔544が開設されている。前記第一貫通孔543と前記第二貫通孔544との間の距離は、前記スプリング56が自然状態を保持する場合の長さより小さいか等しい。
【0016】
前記定位部材58は、円柱状であって、その第一端に近い外周面には当止シート582が形成される。前記当止シート582と前記定位部材58の第二端との間の距離は、前記第二固定部54の第一貫通孔543と第二貫通孔544との間の距離と略等しい。
【0017】
前記当止部材60は、弾性素子であって、本体部61及び該本体部61の両端から斜めに延在する2つの弾性アーム63を備え、前記弾性アーム63の端末は、略U字状である。前記本体部61には、前記後カバー40の当止部45の2つのピン428に対応する係合孔62が開設されている。
【0018】
図4及び図5を参照すると、前記支持架3を組み立てる場合、先ず、前記スプリング56を前記定位部材58の第二端に被せてから、前記固定部材50の第二固定部54の2つの端壁542の底部の間で、前記定位部材58の第一端は、前記第二固定部54の第一貫通孔543を貫き、前記定位部材58の第二端は前記第二固定部54の第二貫通孔544を貫く。この時、前記スプリング56は、前記定位部材58の当止シート582と前記第二貫通孔544を有する端壁542との間に位置する。次に、前記第一固定部52の2つの係合部524が別々に前記後カバー40の第一側壁420の2つの第一収容孔422を貫き、前記定位部材58の第一端が前記後カバー40の第一側壁420の第二収容孔424を貫き、前記後カバー40の底壁41の2つの突柱413が別々に前記第一固定部52の2つのスライディングスロット522を貫いてから、2つのねじ80を前記2つの突柱413のねじ孔412に螺合して、前記固定部材50を前記後カバー40内に収容させる。前記固定部材50の第一固定部52は前記ねじ80の頭部と前記後カバー40底壁41との間に位置する。次に、前記後カバー40の当止部45の2つのピン428を別々に前記当止部材60の本体61の2つの係合孔62に係合して、前記当止部材60を前記後カバー40の当止部45に固定する。この時、前記当止部材60の2つの弾性アーム63の端末は、前記固定部材50の第一固定部52の第二側壁に当接して、前記固定部材50は第一位置に定位されており、即ち前記突柱413は、前記スライディングスロット522の前記係合部524から離れている第一端に位置する。
【0019】
図6を参照すると、続いて前記2つの支持架3を前記ノート型パソコン100の2つの凸部16の外側の切欠部222に収容して、各々の支持架3の固定部材50の2つの係合部524は対応する切欠部222の2つの係合スロット224に係合し、各々の支持架3の定位部材58の第一端は、前記本体10の対応する凸部16のスライディングスロット163の底端に収容される。各々の回動軸25の端部は、対応する後カバー40の第一枢着スロット425内に収容される。2つのねじを前記2つの後カバー40の第一枢着スロット425の第一開口部426から前記2つの回動軸25の端部の固定孔26に螺合して、前記2つの後カバー40を前記2つの回動軸25に回動可能に装着する。発光ダイオードを前記収容部34の底部の貫通孔37に固定し、前記透光部材70で前記前カバー30の収容部34に覆い、且つ前記発光ダイオードの電源線を前記スイッチ36に接続させてから、前記前カバー30の頂壁33の係合部332を対応する前記後カバー40の第一端壁43の係合スロット432に係合して、前記前カバー30の第二枢着部322を前記後カバー40の第一枢着部423に係合し、前記前カバー30の第二枢着スロット35と前記後カバー40の第一枢着スロット425が共同で円形断面を有する枢着スロットを形成して前記回動軸25の端部を収容する。前記発光ダイオードの電源線は、前記本体10のスライディングスロット163を貫いて、前記本体10内の電源線に接続されて、前記発光ダイオードに作動電圧を提供する。
【0020】
図6及び図7を参照すると、前記ノート型パソコン100を使う場合、前記蓋体20を所定の角度に開けて、前記支持架3は前記蓋体20の切欠部222内に収容され、且つ前記蓋体20とともに同じ平面に位置する。前記ノート型パソコン100を照明する場合、前記第一固定部52の操作部528を前記後カバー40の第二側壁421に向かって動かすと、前記第一固定部52は前記後カバー40の突柱413に相対して移動して、前記後カバー40突柱413は前記スライディングスロット522の前記係合部524に近い第二端に位置される。この時、前記固定部材50は第二位置に位置し、前記第一固定部52の第二側壁は前記当止部材60の2つの弾性アーム63を押圧して、前記弾性アーム63を弾性変形させ、前記第一固定部52の2つの係合部524は、前記蓋体20の2つの係合スロット224及び前記後カバー40の2つの第一収容孔422から退出して、前記後カバー40内に収容され、前記第二固定部54も移動して、前記第一貫通孔543を有する端壁542は前記定位部材58の当止シート582を押圧して、前記定位部材58を前記後カバー40内に引っ込める。前記支持架3を前記本体10の方向へ推進し、且つ前記操作部528の操作を停止すると、前記当止部材60の2つの弾性アーム63は弾性復帰するとともに、前記固定部材50の第一固定部52の第二側壁を推進して、前記第一固定部52は前記当止部材60から離れる方向へ移動し、前記後カバー40の突柱413は再び前記スライディングスロット522の第一端に位置する。前記第一固定部52の2つの係合部524は、前記後カバー40の2つの第一収容孔422から伸び出す。前記固定部50に連動して、前記定位部材58の第一端は前記後カバー40の第二収容孔424から再び前記本体10のスライディングスロット163内に収容され、且つ前記スライディングスロット163に沿ってその底端から頂端にスライドする。前記定位部材58の第一端が前記スライディングスロット163の頂端に位置する場合、前記支持架3は重力作用によって定位され、前記前カバー30のスイッチ36をオンすると、前記ノート型パソコン100の本体10を照明することができる。
【0021】
前記ノート型パソコン100を照明する必要がない場合、前記前カバー30のスイッチ36をオフして、前記第一固定部52の操作部528を前記後カバー40の第二側壁421に向かって動かし、且つ前記本体10から背離する方向へ前記支持架3を推進すると、前記第一固定部52の係合部524は前記蓋体20の側面232に当接する。前記操作部528の操作を停止して、前記第一固定部52の係合部524が前記蓋体20の係合スロット224に係合するまで、続いて前記本体10から背離する方向へ前記支持架3を推進すると、前記定位部材58の第一端は再び前記本体10のスライディングスロット163の底端に位置し、即ち前記支持架3は初期位置に戻る。
【0022】
他の実施形態において、前記ノート型パソコン100に対して照明することを必要としない場合、前記本体10のスライディングスロット163を省略することができ、前記スライディングスロット163の所在位置に定位孔を設置して、前記支持架3を定位する。
【0023】
図8を参照すると、前記ノート型パソコン100の本体10を支持することを必要とする場合、前記第一固定部52の操作部528を前記後カバー40の第二側壁421に向かって動かすと、前記第一固定部52は前記後カバー40の突柱413に相対して移動し、前記後カバー40の突柱413は前記スライディングスロット522の第一端から第二端に移動する。この時、前記固定部材50は第二位置に位置し、前記第一固定部52の第二側壁は前記当止部材60の2つの弾性アーム63を押圧して、前記弾性アーム63を弾性変形させ、前記第一固定部52の2つの係合部524は、前記蓋体20の2つの係合スロット224及び前記後カバー40の2つの第一収容孔422から退出して、前記後カバー40内に収容され、前記第二固定部54も移動して、前記第一貫通孔543を有する端壁542は前記定位部材58の当止シート582を押圧して、前記定位部材58を前記後カバー40内に引っ込める。前記本体10から背離する方向へ前記支持架3を推進し、且つ前記操作部528の操作を停止すると、前記当止部材60の2つの弾性アーム63は弾性復帰するとともに、前記固定部材50の第一固定部52の第二側壁を推進して、前記第一固定部52は前記当止部材60から離れる方向へ移動し、前記後カバー40の突柱413は前記スライディングスロット522の第二端から第一端に移動する。前記第一固定部52の2つの係合部524は、前記後カバー40の2つの第一収容孔422から伸び出す。前記固定部50に連動されて、前記定位部材58の第一端は前記後カバー40の第二収容孔424から伸び出して前記本体10の外側面162に当接する。前記定位部材58の第一端が前記本体10の定位孔164に係合するまで、前記支持架3を続いて回動する。前記支持架3の頂部は前記本体10の底部から斜めに伸び出して、前記支持架3は、前記ノート型パソコン100の本体10の後端を上げる。
【0024】
前記ノート型パソコン100の本体10を支持することを必要としない場合、前記第一固定部52の操作部528を前記後カバー40の第二側壁421に向かって動かして、前記定位部材58の第一端を前記本体10の定位孔164から退出させ、且つ前記本体10の方向へ前記支持架3を推進すると、前記定位部材58の第一端は前記本体10の外側面162に当接し、前記第一固定部52の2つの係合部524は前記蓋体20の側面232に当接し、前記操作部528の操作を停止し、前記第一固定部52の係合部524が前記蓋体20の係合スロット224に係合するまで、続いて前記本体10の方向へ前記支持架3を推進すると、前記定位部材58の第一端は再び前記本体10のスライディングスロット163の底端に係合し、即ち前記支持架3は初期位置に戻る。
【0025】
他の実施形態において、前記本体10のスライディングスロット163の長さは需要に基づいて変えることができる。枢着スロットも前記前カバー30又は前記後カバー40に単独に設置することができる。
【0026】
本発明のノート型パソコン100において、前記本体10から背離する方向へ前記支持架3を回動して前記本体10の後端を上げることにより、操作者は前記ノート型パソコン100を快適に操作することができる。前記ノート型パソコン100の本体10を照明することを必要とする場合、前記本体10の方向へ前記支持架3を回動して、且つ前記支持架3のスイッチ36をオンして、前記発光ダイオードにより前記本体10を照明することができる。
【0027】
以上本発明を実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは勿論であって、本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲から決まる。
【符号の説明】
【0028】
3 支持架
10 本体
12 後壁
14 側壁
16 凸部
20 蓋体
21 底壁
22 側壁
23 取付部
25 回動軸
26 固定孔
30 前カバー
33 頂壁
34 収容部
35 第二枢着スロット
36 スイッチ
37 貫通孔
40 後カバー
41 底壁
43 第一端壁
44 第二端壁
45 当止部
50 固定部材
52 第一固定部
54 第二固定部
56 スプリング
58 定位部材
60 当止部材
61 本体部
62 係合孔
63 弾性アーム
70 透光部材
80 ねじ
100 ノート型パソコン
141 収容開口部
162 外側面
163 スライディングスロット
222 切欠部
224 係合スロット
232 側壁
320 第一側壁
321 第二側壁
323 第二枢着部
324 第二端部
326 第二開口部
332 係合部
411 開口部
412 ねじ孔
413 突柱
420 第一側壁
421 第二側壁
422 第一収容孔
423 第一枢着部
424 第二収容孔
425 第一枢着スロット
426 第一開口部
427 第一端部
428 ピン
432 係合スロット
452 頂部
522 スライディングスロット
524 係合部
527 後壁
528 操作部
542 端壁
543 第一貫通孔
544 第二貫通孔
546 連接部
582 当止シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
回動軸によって前記本体の後部に回動可能に枢着される蓋体と、
前記本体の後部の両側に回動可能に設置される2つの支持架と、
を備えてなるノート型パソコンであって、
前記支持架の回転経路は、前記支持架が前記蓋体の側壁に収容される第一位置及び前記支持架の頂部が前記本体の底部から伸び出して前記本体の後端を上げる第二位置を含むことを特徴とするノート型パソコン。
【請求項2】
前記支持架は、カバーと、前記カバー内にスライド可能に収容される固定部材と、前記固定部材に枢着され且つ第一端が前記カバーから伸び出して前記本体に装着される定位部材と、前記固定部材と前記カバーとの間に設置される第一弾性素子と、を備え、
前記第一位置で、前記固定部材は前記蓋体の側壁に係合して固定され、
前記第二位置で、前記定位部材は前記本体に係合して前記本体の後端を上げ、
前記固定部材には操作部が設置され、前記操作部を操作して、前記第一弾性素子を弾性圧縮すると、前記固定部材は、前記カバー内の第一部位から第二部位にスライドして前記蓋体から退出し、
前記第一位置及び前記第二位置で、前記操作部の操作を停止して、前記第一弾性素子は弾性復帰するとともに、前記固定部材を前記カバー内の第二部位から第一部位にスライドさせることを特徴とする請求項1に記載のノート型パソコン。
【請求項3】
前記本体は、後壁及び前記後壁の両端から垂直となるように延在する2つの側壁を備え、前記後壁における前記2つの側壁に近い箇所から前記回動軸を枢着するための2つの凸部が突き出し、各々の凸部の外側面と前記後壁との間には収容開口部が形成され、前記回動軸の端部は、前記収容開口部内に伸び込んで、前記支持架を前記収容開口部内に回動可能に装着することを特徴とする請求項2に記載のノート型パソコン。
【請求項4】
前記蓋体は、その底部に位置する底壁及び前記底壁の両端から垂直となるように延在する2つの側壁を備え、前記2つの側壁と前記底壁との接続箇所には2つの切欠部が設置され、各々の切欠部と対応する収容開口部とは共同で対応する前記支持架を収容し、前記2つの切欠部との間には取付部が形成され、前記取付部の2つの側面には、それぞれ2つの係合スロットが開設され、前記支持架の固定部材は前記係合スロットに係合することを特徴とする請求項3に記載のノート型パソコン。
【請求項5】
前記凸部の外側面には、前記定位部材の第一端を活動可能に収容でき且つ前記回動軸を中心とする円弧状のスライディングスロットが設置され、前記支持架が前記第一位置から前記第二位置に回動している際に、前記定位部材の第一端は前記スライディングスロットでスライドすることを特徴とする請求項4に記載のノート型パソコン。
【請求項6】
前記カバーは、互いに係合する後カバー及び前カバーを備え、
前記後カバーは、底壁と、前記底壁の2つの側縁から延在する第一側壁及び第二側壁と、前記底壁の上端縁及び下端縁から延在する第一端壁及び第二端壁と、を備え、前記第一側壁の前記第二端壁に近い箇所から前記第二側壁に向かって第一枢着部が延在して形成され、前記第一枢着部の軸方向に沿って前記第一側壁を貫く第一枢着スロットが開設され、前記底壁の前記第二側壁に近い箇所には、前記第一弾性素子を固定するための当止部が設置され、
前記前カバーは、前壁と、前記前壁の2つの側縁から延在する第一側壁及び第二側壁と、前記前壁の頂端から延在する頂壁と、を備え、前記前カバーの第一側壁におけるその底部に近い箇所から前記第二側壁に向かって第二枢着部が延在して形成され、前記第二枢着部の軸方向に沿って前記前カバーの第一側壁を貫く第二枢着スロットが開設され、前記第二枢着スロット及び前記第一枢着スロットが共同で対応する回動軸の端部を収容する枢着スロットを形成することを特徴とする請求項5に記載のノート型パソコン。
【請求項7】
前記固定部材は、第一固定部と、前記第一固定部の底部から延在して形成される第二固定部と、第二弾性素子と、を備え、
前記後カバーの底壁には、1つの開口部が開設され、且つ前記開口部の上下両側には、2つの突柱が設置され、前記後カバーの第一側壁には、2つの第一収容孔及び1つの第二収容孔が離間して開設され、
前記第一固定部の上下両端には、前記後カバーの2つの突柱に対応する2つのスライディングスロットが開設され、前記第一固定部の第一側壁から前記後カバーの2つの第一収容孔及び前記蓋体の側壁の2つの係合スロットに対応する2つの係合部が突出され、
前記固定部材の操作部は、前記第一固定部の前記後カバーに対面する後壁における前記後カバーの開口部に対応する位置に設置され、前記操作部を操作することにより、前記固定部材を水平方向に沿ってスライドさせて、前記第一固定部の2つの係合部は前記後カバーの2つの第一収容孔から伸びだすか又は前記後カバー内に収容され、前記定位部材の第一端は前記後カバーの第二収容孔から伸びだすか又は前記後カバー内に収容され、前記支持架は前記蓋体の側壁の係合スロットに係合して固定されるか又は前記蓋体の側壁の係合スロットから退出し、
前記第二固定部は、前記第一固定部の底部の両端から前記前カバーに向かって斜めに延在する2つの端壁を備え、前記2つの端壁の底部には、それぞれ前記定位部材の第一端を貫かせる第一貫通孔及び前記定位部材の第二端を貫かせる第二貫通孔が開設され、前記第一貫通孔と前記第二貫通孔との間の距離は、前記第二弾性素子が自然状態を保持する時の長さより小さいか等しいことを特徴とする請求項6に記載のノート型パソコン。
【請求項8】
前記前カバーの前壁は前記後カバーに向かって凹んで発光ダイオードを収容するための収容部を形成し、前記前カバーの第二側壁には、前記発光ダイオードに電気接続するスイッチが設置されることを特徴とする請求項6に記載のノート型パソコン。
【請求項9】
前記凸部の外側面には、定位孔が設置され、前記支持架が前記第一位置から前記第二位置に回動した時、前記定位部材の第一端は前記定位孔に収容されて、前記支持架を定位することを特徴とする請求項4に記載のノート型パソコン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−267261(P2010−267261A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105268(P2010−105268)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】