説明

ハンドガイドローラ

【課題】車体格納時の作業性を向上させたハンドガイドローラを提供する。
【解決手段】車体2と、車体2の車輪を兼用し、車体2の下部に設けられる転圧輪4と、車体2の後部に取付けられ、車体2の後方に向けて延びる作業位置と、略鉛直上方に延びる起立位置Rとの間で車体2に対する取付端部を支点にして回動可能な操縦桿6と、取付端部に対して反対側の端部である操縦桿6の自由端部に取り付けられた操作部10と、操作部10に配設され、転圧輪4を前後進させるための前後進操作レバー12とを備えたハンドガイドローラ1において、車体2の後部に、車体側の端部を基端部とする略板形状を有し、オペレータが搭乗可能なステップ20を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業性を高めたハンドガイドローラに関する。
【背景技術】
【0002】
ハンドガイドローラに関する発明が特許文献1に開示されている。このハンドガイドローラは、道路工事や配管工事等において、舗装面の転圧や路面の締め固め作業に使用されるためのものである。
特許文献1のハンドガイドローラは、転圧輪を有する走行機体の後部に操縦桿を備えている。詳しくは、この操縦桿は、走行機体の後部から後方に向けて延びた状態(寝かした状態)の作業位置と、略鉛直方向に起立された状態の起立位置との間で回動可能である。
【0003】
また、操縦桿の自由端部には、オペレータの把持部となるハンドルと、ハンドガイドローラを前進又は後進させるための前後進操作レバーとが配設されている。操縦桿が作業位置にあるとき、ハンドル及び前後進操作レバーはオペレータが操作し易い位置、例えば、オペレータの胸元の高さに位置付けられている。一方、操縦桿が起立位置に回動操作された際、操作ボックスはオペレータの頭上付近に位置付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−193010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述の特許文献1に記載されるハンドガイドローラを倉庫等に格納する際、走行機体を後進させて壁際又は他のハンドガイドローラにできるだけ近づけて格納することが多い。このようにハンドガイドローラを倉庫等に格納するときは、格納スペースを有効に使用するため、操縦桿は上述した起立位置となるように回動操作される。この起立位置では、上記前後進操作レバーはオペレータの頭上付近に位置付けられるため、オペレータは安定した操作姿勢にて操作レバーを操作することができず、その作業性が悪かった。
【0006】
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、車体格納時の作業性を向上させたハンドガイドローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、車体と、該車体の車輪を兼用し、前記車体の下部に設けられる転圧輪と、前記車体の後部に取り付けられ、前記車体の後方に向けて延びる作業位置と、略鉛直上方に延びる起立位置との間で前記車体に対する取付端部を支点にして回動可能な操縦桿と、前記取付端部に対して反対側の端部である前記操縦桿の自由端部に取り付けられた操作部と、前記操作部に配設され、前記転圧輪を前後進させるための前後進操作レバーとを備えたハンドガイドローラにおいて、前記車体の後部に、前記車体側の端部を基端部とする略板形状のオペレータが搭乗可能なステップを備えたことを特徴とするハンドガイドローラが提供される。
【0008】
また、請求項2の発明では、前記操作部における前記前後進操作レバーの配設位置が前記車体の左右方向のうちいずれか一方側である場合において、前記ステップは前記前後進操作レバーが配設された側と同じ側に設けられていることを特徴としている。
また、請求項3の発明では、前記基端部は回転軸を介して前記車体に取り付けられ、前記ステップは、前記車体から水平に延びる使用位置と、前記車体の外側面に沿って略鉛直方向に延びる待機位置との間で前記回転軸廻りに回動することを特徴としている。
【0009】
また、請求項4の発明では、前記ステップは、少なくとも前記待機位置にある場合に前記車体の両側縁より内側に位置付けられていることを特徴としている。
また、請求項5の発明では、前記ステップにおける前記基端部の反対側に位置する先端部の側縁に取り付けられた緩衝部材をさらに含むことを特徴としている。
【0010】
また、請求項6の発明では、前記ステップは、前記基端部から前記先端部までを長手方向とし、この長手方向の長さが略400mmであり、且つ、路面から略250mmの高さに位置付けられることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、車体の後部に、車体側の端部を基端部とする略板形状のオペレータが搭乗可能なステップを備えている。車体はその下部に転圧輪が設けられており、少なくとも車体の下端から露出した転圧輪の高さ分だけ地面から高い位置にステップは設けられる。このため、オペレータはステップに搭乗することにより地面に立って前後進操作レバーを操作するよりも高い位置で操作することができる。したがって、オペレータは操縦桿が起立位置にあっても、安定した姿勢にて操作部の前後進操作レバーを操作することができる。これにより、車体格納時の作業性が向上する。
【0012】
請求項2の発明によれば、ステップは前後進操作レバーが配設された側と同じ側に設けられているため、ステップに搭乗した際に前後進操作レバーが近い位置にあり、操作性が向上する。
請求項3の発明によれば、ステップは、車体から水平に延びる使用位置と略鉛直方向に延びる待機位置との間で前記回転軸廻りに回動するため、ステップを待機位置に移動させることで、非使用時には車体全体としてコンパクトとすることができる。また、車体の格納スペースを有効に使用することができる。また、このように待機位置にあるステップは、ハンドガイドローラによる締固め作業の妨げとなることはない。
【0013】
請求項4の発明によれば、ステップは、少なくとも待機位置にある場合に車体の両側縁より内側に位置付けられている。このようにステップを待機位置にて車体の両側縁より内側に収めれば、ハンドガイドローラによる締固め作業時に目立つことはなく、その作業の妨げとなることはない。また、車体の側面を溝や壁等の際に寄せて締め固め作業を実施することができる。さらに、倉庫等にハンドガイドローラを格納する際に、車体の側面を壁際又は他の車体の側面に寄せて格納することもできる。
【0014】
請求項5の発明によれば、ステップにおける基端部の反対側に位置する先端部の側縁に緩衝部材が取り付けられているので、オペレータがステップに搭乗してハンドガイドローラを運転している際に、ステップが壁等と接触しようとしても、まず緩衝部材が接触する。したがって、ステップを保護できるとともに、接触時に緩衝部材がその衝撃を和らげるので、オペレータはステップ上にて安定した姿勢を維持することができる。
【0015】
請求項6の発明によれば、ステップは、その長手方向の長さが略400mmであり、且つ、路面から略250mmの高さに位置付けられる。長手方向の長さが略400mmであるため、一般的なオペレータがステップの長手方向に両足を開いた姿勢にてステップに搭乗すれば、オペレータの幅はステップの領域内に収まる。したがって、オペレータの足場面積が十分に確保されるとともに、ステップが外部と先に接触するため、オペレータの体が壁や他の車体に接触し、挟まれることはない。したがって安全性が向上する。
【0016】
また、路面から略250mmの高さであるため、オペレータが使用位置にあるステップに搭乗すれば、操作部は一般的なオペレータにおける胸の高さに位置付けられる。したがって、オペレータの操作しやすい位置に操作部が位置付けられ、ハンドガイドローラの格納時における作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るハンドガイドローラの側面図である。
【図2】本発明に係るハンドガイドローラの背面図である。
【図3】本発明に係るハンドガイドローラの平面図である。
【図4】オペレータがステップに搭乗した際の本発明に係るハンドガイドローラの側面図である。
【図5】オペレータがステップに搭乗した際の本発明に係るハンドガイドローラの背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係るハンドガイドローラについて図面を参照して説明する。
図1〜図3を参照すれば、ハンドガイドローラ1は車体2と、この車体2の下部に設けられ、前後の車輪を兼用する転圧輪4とを備えている。これら転圧輪4の側面はそれぞれ、車体2に取り付けられた化粧カバー3によりその上部が覆われている。即ち、これら転圧輪4の下部は化粧カバー3の下端からそれぞれ露出している。
【0019】
また、車体2の後部には操縦桿6が取り付けられ、この操縦桿6は車体2の後部から後方に向けて延びる(寝かした状態の)作業位置と、略鉛直上方に延びる起立位置R(図1の状態)との間で、車体2に対する取付端部8を支点にして回動可能である。この取付端部8は、例えば、車体2の幅方向に延びる回転軸9に支持されている。
【0020】
一方、操縦桿6における取付端部8側の反対側の端部である自由端部には、ハンドガイドローラ1の運転操作をするための操作部、即ち、操作ボックス10が取り付けられている。詳しくは、操作ボックス10には、転圧輪4を前後進させるための前後進操作レバー12と、車体2を蛇行操作するためのハンドル14とが配設されている。前後進操作レバー12は、操縦桿6の自由端部近傍に車体2の前後方向、即ち、操縦桿6の長手方向に傾動可能となるように立設され、前進位置、中立位置、後進位置にそれぞれ傾動される。また、図3に示すように、前後進操作レバー12は、操作ボックス10における配設位置が車体2の左右方向、即ち、車幅方向のうちいずれか一方側(図3では右側)に位置付けられている。
【0021】
また、操作ボックス10には、略円形のパッド18が取り付けられたロッド16が取り付けられている。このロッド16は、操縦桿6が前述した作業位置にあるとき、操作ボックス10の後端面から後方に向けて略水平に延び、操作ボックス10と反対側の先端にはばねを介してパッド18が伸縮自在に取り付けられている。パッド18がオペレータに当たり、操作ボックス10側に押されることによって後進位置にある前後進操作レバー12を中立位置又は前進位置に傾動させる。言い換えれば、パッド18は車体2の後進を解除することができる。なお、パッド18はロッド16の外径より大きい外径を有し、操縦桿6が作業位置にあるときハンドガイドローラ1の後端縁を規定している。
【0022】
さらに、車体2の後部にはステップ20が設けられており、このステップ20は、車体2側の端部を基端部とする格子構造の略板形状を有し、オペレータが搭乗可能である。このような格子構造のステップ20であれば、オペレータがステップ20に搭乗した際、オペレータはステップ20を通した下方視界が確保されるので、その作業性が向上する。また、格子構造のステップ20は、オペレータの靴底に付着した土や泥等がステップ20表面へ堆積することを防止する。
【0023】
また、図3から明らかなように、前後進操作レバー12の操作ボックス10における配設位置が車体2の左右方向のうち右側である場合、ステップ20は前後進操作レバー12が配設された側と同じ側の車体2の後部に設けられている。
このように、ステップ20は前後進操作レバー12が配設された側と同じ側の車体2の後部に設けられていれば、オペレータがステップ20に搭乗した際に、前後進操作レバー12がオペレータの近い位置にあり、操作性が向上する。
【0024】
図4に示すように、ステップ20は化粧カバー3の下端から少なくとも露出した転圧輪4の高さ分だけ地面から高い位置に設けられている。このため、図4及び図5に示すように、オペレータはステップ20に搭乗すれば、地面に立って前後進操作レバー12を操作するよりも高い位置で操作することができる。したがって、オペレータは操縦桿6が起立位置Rにある場合であっても、安定した姿勢にて操作ボックス10の前後進操作レバー12を操作することができる。これにより、ハンドガイドローラ1の格納時における作業性が向上する。
【0025】
また、ステップ20の長さをオペレータの幅よりも長くすれば、オペレータよりも外側に位置するステップ20の側縁が突出する(図4参照)。このため、ステップ20に乗っているオペレータが車体2と壁(又は他の車体)との間に挟まれることを防止することができる。したがって、オペレータに対する安全性を高めることができる。なお、このようなステップ20は、ハンドガイドローラ1と壁(又は他のハンドガイドローラ)との間隔を一定に保つうえでも役立つ。
【0026】
具体的には、ステップ20は、基端部から先端部までを長手方向とし、この長手方向の長さが略400mmあれば、一般的なオペレータがステップ20の長手方向に両足を開いた姿勢にてステップ20に搭乗したとき、オペレータの幅はステップ20の領域内に収まる。したがって、オペレータの足場面積が十分に確保されるとともに、ステップ20が外部と先に接触するため、オペレータの体が壁(又は他の車体)に接触し、挟まれることを防止することができる。したがって安全性が向上する。
【0027】
一方、ステップ20が、路面から略250mmの高さに位置付けられていれば、オペレータが使用位置Uにあるステップ20に搭乗したとき、操作ボックス10は一般的なオペレータにおける胸の高さに位置付けられる。したがって、オペレータの操作しやすい位置に操作ボックス10、即ち、前後進操作レバー12及びハンドル14が位置付けられ、ハンドガイドローラ1の格納時における作業性が向上する。このステップ20の高さは、運転するオペレータの身長を考慮して、その都度変更できるようにしてもよい。
【0028】
また、ステップ20はその基端部に取付ステー24が取り付けられており、この取付ステー24はその先端に回転軸22が挿通されている。回転軸22は車体2の外側面、即ち、後面にて車幅方向に延びている。したがって、ステップ20はその基端部が回転軸22を介して車体2の後面に取り付けられ、車体2の外側面から水平に延びる使用位置Uと、車体2の後面に沿って略鉛直方向に延びる待機位置Sとの間で回転軸22廻りに回動する。
【0029】
このため、ステップ20を待機位置Sに移動させることで、ステップ20の非使用時にはハンドガイドローラ1全体としてコンパクトにすることができるとともに、車体2の格納スペースを有効に使用することができる。また、このような待機位置Sにあるステップ20は、ハンドガイドローラ1による締固め作業の妨げとなることもない。
【0030】
また、ステップ20は複数枚(図の例では2枚)からなる折り畳み式である。詳しくは、図3に示すように、2枚のステップ片20a、20bが車幅方向に並んで配置され、これらステップ片20a,20bは2つのヒンジ26を介して連結されている。また、ステップ片20aは取付ステー24を介して回転軸22に回転可能に取り付けられている。したがって、図3に示す使用位置Uの状態からステップ片20bがヒンジ26を支点としてステップ片20aに貼り合わされるように折り畳まれ、その後、ステップ片20a、20bを回転軸22廻りに回動させれば、ステップ片20a,20bは図1及び図2に示す待機位置Sに位置付けられる。このため、ステップ片20a,20bが待機位置Sにあるとき、ハンドガイドローラ1全体としてよりコンパクトにすることができ、さらにはステップ片20a、20bを車体2の両側縁より内側に確実に位置付けることができる。このようにステップ20を車体2の後面に取り付け、待機位置Sにて車体2の両側縁より内側に収めれば、ステップ20はハンドガイドローラ1による締固め作業時に目立つことはなく、その作業の妨げとなることはない。一方、ステップ20がその使用位置Uにあるとき、ステップ片20a,20bの足場領域は待機位置Sのときと比較して略2倍に拡がるので、オペレータの足場面積を十分に確保することができる。そして、車体2の側面を溝や壁等の際に寄せて締め固め作業を実施することができる。さらに、倉庫等にハンドガイドローラ1を格納する際に、車体2の側面を壁際(又は他の車体の側面)に寄せて格納することもできる。
【0031】
一方、ステップ片20bの裏面、即ち、オペレータの足場となる面と反対側の面には2つのストッパ28が取り付けられている。ステップ片20a、20bが使用位置Uに位置付けられたとき、ストッパ28はステップ片20bの裏面からヒンジ26の裏面側を通り、ステップ片20aの裏面まで延びている(図5参照)。このストッパ28により、ステップ片20bをその下方から支持し、ステップ片20a、20bの裏面を面一にして両者を一体となるように補強できる。したがって、ステップ20a,20bは安定した足場となる。
【0032】
また、ハンドガイドローラ1は緩衝部材30をさらに備えている。この緩衝部材30は、例えば緩衝ゴムであり、ステップ20における基端部の反対側に位置する先端部の側縁にて、ボルト32を介して取り付けられている。したがって、操縦桿6が起立位置Rにあり、且つ、ステップ20が使用位置Uにあるとき、緩衝部材30は、ハンドガイドローラ1の後端を規定する。
【0033】
このため、オペレータがステップ20に搭乗してハンドガイドローラ1を運転している際に、ステップ20が壁等と接触しようとしても、まず緩衝部材30が接触する。したがって、ステップ20を保護できるとともに、接触時に緩衝部材30がその衝撃を和らげるので、オペレータはステップ20上にて安定した姿勢を維持することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施形態を逸脱しない範囲で種々の変更ができる。
【0034】
例えば、ステップ20は、車体2の側面から多少突出していてもよい。この場合、ステップ20は、その使用位置Uにあるとき、前後進操作レバー12と同じ側の車体2の側面に沿って延びているのが望ましい。
また、前後進操作レバー12が車幅方向で視て操作ボックス10における左側に配設されている場合、ステップ20もまた車体2の左側に取り付けられているのが望ましい。
【符号の説明】
【0035】
1 ハンドガイドローラ
2 車体
3 化粧カバー
4 転圧輪
6 操縦桿
8 取付端部
9 回転軸
10 操作部
12 前後進操作レバー
14 ハンドル
16 ロッド
18 パッド
20 ステップ
20a、20b ステップ片
22 回転軸
24 取付ステー
26 ヒンジ
28 ストッパ
30 緩衝部材
32 ボルト
40 壁際
R 起立位置
U 使用位置
S 待機位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体と、
該車体の車輪を兼用し、前記車体の下部に設けられる転圧輪と、
前記車体の後部に取り付けられ、前記車体の後方に向けて延びる作業位置と、略鉛直上方に延びる起立位置との間で前記車体に対する取付端部を支点にして回動可能な操縦桿と、
前記取付端部に対して反対側の端部である前記操縦桿の自由端部に取り付けられた操作部と、
前記操作部に配設され、前記転圧輪を前後進させるための前後進操作レバーと
を備えたハンドガイドローラにおいて、
前記車体の後部に、前記車体側の端部を基端部とする略板形状のオペレータが搭乗可能なステップを備えたことを特徴とするハンドガイドローラ。
【請求項2】
前記操作部における前記前後進操作レバーの配設位置が前記車体の左右方向のうちいずれか一方側である場合において、前記ステップは前記前後進操作レバーが配設された側と同じ側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドガイドローラ。
【請求項3】
前記基端部は回転軸を介して前記車体に取り付けられ、前記ステップは、前記車体から水平に延びる使用位置と、前記車体の外側面に沿って略鉛直方向に延びる待機位置との間で前記回転軸廻りに回動することを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドガイドローラ。
【請求項4】
前記ステップは、少なくとも前記待機位置にある場合に前記車体の両側縁より内側に位置付けられていることを特徴とする請求項3に記載のハンドガイドローラ。
【請求項5】
前記ステップにおける前記基端部の反対側に位置する先端部の側縁に取り付けられた緩衝部材をさらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハンドガイドローラ。
【請求項6】
前記ステップは、前記基端部から前記先端部までを長手方向とし、この長手方向の長さが略400mmであり、且つ、路面から略250mmの高さに位置付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のハンドガイドローラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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