説明

バイトとバイトの比較を使用するオブジェクトの検索および提供

この発明は、情報を与える方法として具体化される。その情報はデータベースにオブジェクトとして記憶される。この方法は、ポインタを識別する識別コードを使用し、ポイタンは望まれるオブジェクトが記憶されるデータベースのアドレスを指示する。この発明は、入力装置、データベース、プロセッサ、および実行可能なプログラムを有する装置として具体化される。実行可能なプログラムはプロセッサに、この発明の方法を実施させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報を提供する方法および装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
データが記憶されているとき、そのデータを効率的に検索することは重要である。電磁メモリをもつ装置では、データの検索に長い時間が費やされる。データの検索の遅れを克服するため、ラージメモリが利用されている。しかしながら、ラージメモリを採用することは問題である。ラージメモリは高価であり、嵩張り、重く、大量のエネルギを消費する。例えば、消費者が安価で、小さく、軽く、エネルギ効率のよい電話およびPDAsを要求する場合、携帯電話または携帯情報端末(“PDA”)にラージメモリを採用することは制限される(または不可能である)。
【0003】
さらに、検索データをディスプレイすることができる領域に制限がある。携帯電話およびPDAsなどの装置は、電話番号またはアドレスなどのデータのディスプレイに使用される小さいモニタをもつ。小さいモニタを良好に使用するには、検索データをユーザが望むものをディスプレイすることができるよう組織化せねばならない。この場合、ユーザは最初にモニタにディスプレイされたデータから望むデータを見つけ出す。ユーザが最初にモニタにディスプレイされたものから望むデータを見つけ出すことができない場合、ユーザは最初にディスプレイされなった検索データのディスプレイを要求する。小さい装置は、検索データをスクロールすることによって、付加的データの要求に対応する。
【0004】
ユーザに望むデータを与えることの遅れは、ユーザを悩ませる。悩みを軽減するため、メーカは曲解技術に依存してきた。例えば、遅れを示すアイコンが示される。アイコンは移動する砂時計、徐々に充填されるスライドバー、またはその他の時計状アイコンである。このようなアイコンは、ユーザに長時間外見的動作がなくても、装置が動作していることを知らせる。
【0005】
データがリストに記憶される場合、そのリストがアルファベットまたは数列に変換され、記憶されることが普通である。ワードリストの例を使用すると、ユーザが望むワードの最初のキャラクタを入力し、ワードリストの検索がリストの最初で開始される。リストの第1ワードの第1検索を入力されたキャラタと比較することによって、検索が開始されるようにしてもよい。一致がない場合、リストの第2ワードの第1キャラクタが入力されたキャラクタと比較される。リストのワードの第1キャラクタが入力されたキャラクタと一致するまで、このプロセスが続けられる。第1の入力されたキャラクタとリストのワードの第1キャラマクタの一致が見つかると、装置はワードのリストの検索を停止し、望まれるワードの第2キャラクタを受ける。
【0006】
望まれるバイトの第2キャラクタが入力されるとき、第1の入力されたキャラクタと一致する第1ワードに先立つリストに記憶されたワードを再検索する必要はなく、これらの先行するワードが望まれるワードと一致しないことはすでに決定されている。したがって、ワードリストの検索は、第1の入力されたキャラクタと一致するリストの第1ワードから続けられる。検索は、ワードリストのこの位置から第2の入力されたキャラクタと一致する第2キャラクタをもつワードが見つけられるまで続けられる。
【0007】
例えば、リストがワード...bleat breathe camera character charm chocolate corporate deny determine...を含む場合、“c”の入力に応答し、第1一致がcameraで生じ、cameraの後、第1不一致がワードdenyで生じる。5つのステップがcameraとdeny間に生ずる。したがって、“c”で始まるワードの数は第1一致(camera)と第1不一致(deny)間のワードの数をカウントし、そのカウント値から1を減じることによって決定される。
【0008】
第1検索の終わりにどこに第1一致があるかということ、およびリストの長さを識別するパラメータが認識され、記憶される。前述した例を使用すると、記憶されたパラメータは(addr1,4)であり、ここで、addr1はcameraのアドレスであり、4は文字“c”で始まるワードの数である。検索のこの時点でワード情報がモニタを介してユーザにディスプレイされるかどうかは好みの問題である。
【0009】
最近のコンピュータプロセッサの性能の改良にかかわらず、リストが極めて長く、特定の領域に記憶されるワードの数(この例では“c”で始まるワード)が相当であるとき、リストの検索に要求される時間が装置を著しく遅くし、極端な場合、装置は動作していないように見える。
【発明の開示】
【0010】
この発明は、情報を提供する方法として具体化される。この方法は、少なくとも2つのキーを有する入力装置を提供し、データベースに記憶された複数のオブジェクトを提供する。各オブジェクトを一義的アドレスに記憶してもよい。ポインタをデータベースに記憶し、各ポインタが1つの一義的アドレスを識別するようにしてもよい。各ポインタが少なくとも1バイトの長さの識別コードをもつようにしてもよい。1つのキーが第1選択を与えるよう選択され、1つのキーが第2選択を与えるよう選択されるようにしてもよい。選択が第1入力として互いに関連づけられるようにてもよい。第1入力が第1バイトの識別コードと比較され、ポインタが識別されるようにしてもよい。識別されたポインタは第1入力と第1バイトの識別コード間の一致をもつものであってもよい。識別されたポインタが第1グループのポインタとして与えられるようにしてもよい。識別されたポインタに対応するオブジエクトがユーザに与えられるようにしてもよい。
【0011】
この発明は、少なくとも2つのキーをもつ入力装置、データベース、命令を実行することができるプロセッサ、および1組のプログラムを有する装置として具体化される。データベースは、複数の記憶されたオブジェクトをもち、各オブジェクトはユーザに望まれるものであり、データベースは記憶されたポインタをもち、各ポインタはオブジェクトのアドレスを識別するようにしてもよい。各ポインタは少なくとも1バイトの長さの識別コードをもつようにしてもよい。プログラムはプロセッサに(a)1つのキーの選択を受けさせ、第1選択を与えさせ、(b)1つのキーの選択を受けさせ、第2選択を与えさせ、(c)選択を第1入力として関連づけさせ、(d)第1入力を第1バイトの識別コードと比較させ、(e)第1入力とバイト間に一致があることを示すポインタを識別させ、第1グループのポインタを与えさせ、(f)識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えさせる。
【0012】
この発明は、コンピュータ読み出しメモリ装置として具体化される。メモリ装置はコンピュータに、この発明の方法を実施させる記憶されたプログラムをもつものであってもよい。
以下、この発明の実施例を説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
例えば、携帯電話またはPDAのディスプレイにおいて、データベースに記憶された多数のオブジェクトがユーザにアクセスされ、与えられる場合、そのオブジェクトがアルファベットリスト構造にあり、アドレス指定されたスペースがすべてのオブジェクトを隣接した状態で含むことは確かではない。例えば、ユーザは標準文字インデックスに適合しない属性のオブジェクトを記憶することがある。したがって、オブジェクトを数列に関連づける中間ステップがなされる。例えば、入力装置のキーに現れる文字がそのキーに現れる数字と関連づけられる。この発明の実施例では、キーを押すことによってキーに現れる文字または数字が指示されるかどうかを決定することはなされず、すべての一致が候補である。例えば、文字cで始まるアイテムの簡単なワードリストを検索するため、ユーザが“2abc”のキーを押し、2またはaまたはbまたはcで始まるすべての候補が識別される。これが候補としてディスプレイされる多数のオブジェクトを生じさせ、望まれる候補が候補のリストの上端またはその付近に配置される順序の候補がユーザに与えられる他の論理が採用される。
【0014】
図1はこの発明の方法を示す。この方法では、入力装置が与えられる(10)。入力装置は少なくとも2つのキーを有し、その幾つかまたはすべては、1つよりも多いキャラクタに対応する。例えば、多くの携帯電話およびPDAsにみられる標準入力装置では、数字“2”および文字“a”、“b”および“c”に対応する1つのキー、数字“3”および文字“d”、“e”および“f”に対応する他のキーがある。入力装置は、ステップ毎に命令を実行することができるマイクロプロセッサと通信関係をもつものであってもよい。キーを選択すると、マイクロプロセッサはユーザが望むことを決定する命令を実行する。命令を実行する最終目的は、ユーザに望まれるオブジェクトをユーザに与えることである。例えば、選択されたキーが“3def”キーであるとき、マイクロプロセッサは電話番号またはアドレスなどの数字“3”で始まるオブジェクトを与える。マイクロプロセッサがユーザに文字“d”または文字“e”又は文字“f”で始まるワードを与えるようにしてもよい。携帯電話またはPDAsに見られるモニタを使用することによってオブジェクトが与えられるようにしてもよい。
【0015】
キーを選択する前、携帯電話またはPDAなどの装置は、アイドル状態にあるようにしてもよい。アイドル状態では、装置はユーザが何を望むかについての最初の指示を与えることを待つ。アイドル状態では、装置に特別のアプリケーションは指示されず、装置を使用するどのような動作も利用することができ、装置はその“ホーム”位置にある。このホーム位置では、装置は最も大きい数のオプションをユーザに与えることができ、ユーザがその装置に何をさせるかを迅速に識別する最も大きいニーズが存在する。このホーム位置のとき、この発明の方法はユーザに最も有益である。
【0016】
各オブジェクトがデータベースメモリに記憶され(16)、一義的アドレスに配置される。データベースメモリは、マイクロプロセッサによってアクセスされる。ポインタがデータベースに記憶され(19)、各ポインタが1つの一義的アドレスを識別する。各ポインタが少なくとも1バイトの長さの識別コードと関連付けられる。したがって、識別コードを認識することによって、ポインタを見つけることができ、ポインタを使用することによって、オブジェクトをアクセスし、検索し、ユーザに与えることができる。
【0017】
入力装置を使用することにより、ユーザが1つのキーを選択し(22)、第1選択が与えられる。第1選択はユーザに望まれるオブジェクトに対応する識別コードの指示であると解釈することができる。ついで、入力装置の1つのキーが選択され(25)、第2選択が与えられる。例えば、ユーザが装置にディスプレイされたワード“better”を望んだとき、ユーザが“2abc”キーを押し、“3def”キーを押し、オブジェクトが文字“b”、および文字“e”で始まることが識別される。もちろん、この一連の選択によって他のオブジェクト、例えば、ワード“after”またはアドレス“23Oakridge Drive”を識別することができる。
【0018】
第1および第2選択が互いに関連づけられ(28)、第1入力として与えられる。例えば、前述した例を使用すると、ユーザが“2abc”キーおよび“3def”キーを押すことによって得られる第1入力は、これらの2つのキーに対応する2進コードからなる。例えば“2abc”キーの選択が二進数表記の2(0010)を生じさせ、これが第1入力の第1ニブルとして与えられ、“3def”キーの選択が2進数表記の3(0011)を生じさせ、これが第1入力の第2ニブルとして与えられる。したがって、この例では、2進数表記の2が2進数表記の3と関連づけられ、第1入力が与え、これが1バイトの長さのコードであり、00100011として表わされる。
【0019】
第1入力が第1バイトの識別コードと比較される(31)。幾つかのマイクロプロセッサ、例えば、ARMプロセッサは、コードのリストをバイト毎に迅速に検索することができる。マイクロプロセッサがバイトを迅速に比較することができ、第1入力が1バイトの長さであり、第1バイトの識別コードと比較されるとき、第1選択を使用して第1検索をなし、第1選択の識別コードを第1ニブルに配置し、第2選択を使用して第2検索をなし、第2選択をもつ第1検索で識別されたこれらのコードを第2ニブルで識別する場合よりも、第1入力に一致する第1バイトをもつこれらの識別コードを迅速に小さい消費電力で見つけることができると信じられる。
【0020】
第1入力と第1バイトの識別コード間の一致があることを示すポインタが識別される(34)。便宜上、これらの識別されたポインタをここでは“第1グループのポインタ”と呼ぶ。第1グループのポインタに対応するオブジェクトがユーザに与えられる(37)。
【0021】
ユーザに与えられるオブジェクトの数を減少させることが望まれたとき、付加的キーが選択される。例えば、入力装置の他のキーが選択され、第3選択が与えられ、第3選択に一致する第2バイトの識別コードのキャラクタをもつ識別コードをもつ第1グループのこれらのポインタが識別される。例えば、第1グループのポインタの第2バイトの識別コードの第1ニブルの比較によって第2バイトの第1ニブルが第3選択と一致するかどうかが決定される。第3選択に一致する第2バイトのキャラクタをもつ第1グループのこれらのポインタが第2グループのポインタとして識別され、ユーザに与えられるオブジェクトが識別される。したがって、第2グループのポインタは第1グループのポインタのサブセットである。
【0022】
これに代えて、入力装置のキーを選択し、第4選択を与え、第3および第4選択を第2入力と関連させるようにしてもよい。その後、第2入力を第1グループに対応する第2バイトの識別コードと比較してもよい。前述したように、バイトとバイトの比較を迅速になすことができる。第2入力に一致する第2バイトをもつ識別コードを有すると決定された第1グループのこれらのポインタは、第2グループのポインタの範囲内であると決定されるようにしてもよい。したがって、第2グループのポインタは第1グループのポインタのサブセットである。第2グループのポインタに対応するオブジェクトがユーザに与えられる。
【0023】
この発明の方法を理解するに当たって、第1入力が検索される一連のアドレスを指定し、これらのアドレスがユーザに望まれるオブジェクトの位置を識別するポインタの位置であることを考慮されたい。前述した例を使用し、第1入力が16進数でOx23として表わされることを考慮し、Ox23000000からOx23FFFFFFまでのアドレスを第1入力に対応するポインタに対して検索することができる。この場合、アドレスOx238837FFは、オブジェクト“better”を示すポインタを含み、アドレスOx2337377Fは、オブジェクト“address”を示すポインタを含む。この例では、“F”の出現は、エンプティビットの指示に使用される。多くの携帯電話は16よりも少ないキーをもつため、16進法表記の“F”はエンプティビットなどの特定の状態を指示するフラッグとして使用される。ユーザが入力装置のキーを使用して他の選択をなすとき、望まれるオブジェクトに対するポインタを含むアドレスの数が減少する。
【0024】
この発明の他の方法の理解に当たって、第1入力はオブジェクトに関する情報が得られる位置を特定するということを考慮されたい。前述した例を使用すると、第1入力がOx23であるとき、コンピュータは第1入力をOx23で始まるアドレス、例えば、Ox23FFFFFEを指示する識別コードとして解釈する。Ox23FFFFFEの場合、コンピュータは“2”または“a”または“b”または“c”で始まり、“3”または“d”または“e”または“f”の第2キャラクタをもつすべてのオブジェクトの開始アドレスを見つける。コンピュータはオブジェクトの数を表わすポインタを含む第2識別コードとしての次のアドレス、Ox23FFFFFFまたは“2”または“a”または“b”または“c”で始まり、“3”または“d”または“e”または“f”である第2キャラクタをもつオブジェクトの最終アドレスを使用するようプログラムされる。スタートアドレスを示すポインタおよびオブジェクトの数またはエンドアドレスを表わすポインタにより、コンピュータは“2abc”キーの選択および“3edf”キーの選択に対応するオブジェクトを検索する。
【0025】
前欄の例において、付加キーが選択されると、コンピュータは異なるポインタを得る。例えば、ユーザが“6mno”キーを第3選択として選択した場合、コンピュータは3つの選択をOx236で開始されるアドレス、例えば、Ox236FFFFEを開始させる命令として解釈する。Ox236FFFFEにおいて、コンピュータはアドレスを見つけ、Ox236FFFFFにおいて、コンピュータはオブジェクトの数およびエンドアドレスを見つける。これらのポインタにより、コンピュータは“benign”および“cesium”などのオブジェクトおよび“236”で始まる電話番号を検索することができる。
【0026】
結局のところ、例えば、ユーザの携帯電話またはPDAに関連するディスプレイにおいて、選択されたキーによって指示されるオブジェクトの数をユーザに与えることができるようキーが選択されるものである。望まれるオブジェクトが望まれない他のオブジェクトとともにユーザに与えられる場合、ユーザは1つのオブジェクトを選択し、矢印キーによって望まれるオブジェクトを強調し、“enter”キーによって強調されたオブジェクトを選択することができる。
【0027】
ユーザが与えられたオブジェクトを選択するとき、マイクロプロセッサは選択されたオブジェクトに対応するプログラムを実行することができる。このプログラムはマイクロプロセッサに選択されたコンテキストのオブジェクトを使用するプロセスによってユーザを案内するプロンプトおよび情報をディスプレイさせることができる。この場合、ユーザが“2abc”キーを2回選択し、例えば、00100011の識別コードまたはOx22の識別コードを指示し、ディスプレイされた候補に基づいてユーザがcameraを選択すると、装置がユーザにカメラ機能に関連するチョイスを提供する。ユーザに提供されたチョイスはカメラ機能をどのように使用するかを記述したテキスト情報、ピクチャを処理するボタン、または予め記憶されたイメージを送信するボタンを含む。この場合、ユーザがピクチャを処理すると仮定すると、ユーザにイメージ保存、イメージの送信、またはイメージの消去のチョイスが提供される。イメージの送信が選択される場合、ユーザに受信者の入力が要求される。ユーザが入力装置のキーを選択するとき、プログラムはマイクロプロセッサに、イメージが送られる個人のアドレスのメモリのオブジェクトが得られるようにすることができる。その後、“5jkl”キーが2回選択されたとき、装置はすべての一致するデータタイプを見つけだし、電話番号4035551212を一致接触番号として示すことができる。しかしながら、ユーザが“7prs”キーを選択し、“2abc”キーを選択したとき、Patriciaが候補として現れる。望まれるオブジェクトを候補のリストから選択することにより、装置はイメージを送信することができる。この場合、イメージを送信する要望が予め指示されているコンテキストでキーの選択が解釈され、したがって、ユーザに与えられるオブジェクトは受信者を識別するためのものである。
【0028】
この発明は、装置90として具体化される。図2はその装置90を示す。図2に、入力装置100、データベース103、プロセッサ106、およびソウトウエアからなるプログラム109が示されている。入力装置100は少なくとも2つのキー112を有し、その幾つかは1つよりも多いキャラクタに対応する。データベース103は、記憶された複数のオブジェクトをもち、各オブジェクトはユーサに望まれるものである。データベース103は記憶されたポインタをもち、各ポインタはオブジェクトのアドレスを識別する。各ポインタは少なくとも1バイトの長さの識別コードをもつものであってもよい。
【0029】
プロセッサ106は、実行可能なプログラム109を実行することができる。実行可能なプログラム109はプロセッサ106に、(a)1つのキー112の選択を受けさせ、第1選択を与えさせ、(b)1つのキー112の選択を受けさせ、第2選択を与えさせ、(c)選択を第1入力として関連付けさせ、(d)第1入力を第1バイトの識別コードと比較させ、(e)第1入力とバイト間の一致があることを示すポインタを識別させ、第1グループのポインタを与えさせ、(f)識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えさせる。オブジェクトはディスプレイモニタ115を介してユーザに与えられる。
【0030】
プログラムはプロセッサ106に、(a)1つのキーの選択を受けさせ、第3選択を与えさせ、第1グループのポインタから第3入力に一致するキャラクタをもつポインタを識別させ、(b)第2グループのポインタを与えさせる。
【0031】
装置90の他の実施例では、実行可能なプログラムはプロセッサ106に、(a)1つのキー112の選択を受けさせ、第3選択を与えさせ、(b)1つのキー112の選択を受けさせ、第4選択を与えさせ、(c)第3および第4選択を第2入力として関連付けさせ、(d)第2入力を第2バイトの識別コードと比較させ、(e)第2入力と第2バイト間の一致があることを示すポインタを識別させ、これらのポインタを第2グループのポインタとして与えさせ、(f)第2グループから識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えさせるよう命令することができるプログラムをもつものであってもよい。
【0032】
この発明は、記憶された実行可能なプログラムをもつコンピュータ読み出しメモリ装置200として具体化することもできる。例えば、メモリ装置200はマイクロプロセッサに機能を実行させるコンピュータによって読み出すことができるオブジェクトコードをもつCDROMであってもよい。実行可能なプログラムは、コンピュータに第1選択および第2選択を受けさせるプログラムを含むものであってもよい。前述したもののように、入力装置を介して、コンピュータに選択を与えるようにしてもよい。プログラムはコンピュータに選択を第1入力として関連づけさせ、第1入力をポインタに対応する第1バイトの複数の識別コードと比較させるようにしてもよい。プログラムはコンピュータに第1入力とバイト間の一致があることを示すこれらのポインタを識別し、第1グループのポインタを与え、コンピュータに識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えるよう命令することができる。
【0033】
メモリ装置200は、コンピュータに第3選択を受けさせ、第1グループのポインタから第3入力に一致する第2バイトの識別コードのキャラクタをもつポインタを識別させ、第2グループのポインタを与えさせるプログラムをもつものであってもよい。第2グループのポインタによって対応するオブジェクトを配置し、アクセスし、与えるようにしてもよい。
【0034】
メモリ装置200は、コンピュータに第3選択および第4選択を受けさせ、これらの選択を第2入力として関連づけさせるプログラムを含むものであってもよい。プログラムは、コンピュータに第2入力を第2バイトの識別コードと比較させ、第1グループのポインタから第2入力が第2バイトに一致することを示すポインタを識別させ、第2グループのポインタを与えさせるようにしてもよい。第2グループのポインタによって対応するオブジェクトを配置し、アクセスし、ユーザに与えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の装置のステップを示す説明図である。
【図2】この発明の記憶装置を示す説明図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのキーを有する入力装置を提供し、
オブジェクトをデータベースに記憶し、各オブジェクトは一義的アドレスをもち、
ポインタを前記データベースに記憶し、各ポインタは少なくとも1つの一義的アドレスを識別し、各ポインタは少なくとも1バイトの長さの識別コードをもち、
少なくとも1つのキーを選択し、第1選択を与え、
少なくとも1つのキーを選択し、第2選択を与え、
前記選択を第1入力として関連づけ、
前記第1入力を第1バイトの識別コードと比較し、
前記第1入力と前記第1バイト間の一致があることを示すポインタを識別し、第1グループのポインタを与え、
識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えることを特徴とする情報を提供する方法。
【請求項2】
1つのキーを選択し、第3選択を与え、
前記第1グループのポインタから第3入力に一致する第2バイトの識別コードのキャラクタをもつポインタを識別し、第2グループのポインタを与え、
前記第2グループのポインタに対応するオブジェクトを与えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
1つのキーを選択し、第3選択を与え、
1つのキーを選択し、第4選択を与え、前記第3および第4選択を第2入力として関連づけ、
前記第2入力を第2バイトの識別コードと比較し、
前記第1グループのポインタから前記第2入力が第2バイトに一致することを示すポインタを識別し、第2グループのポインタを与え、
前記第2グループから識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記識別コードが前記データベースのアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1つのポインタは前記第1入力に対応する第1の1つのオブジェクトが見つけられる位置に対応するスタートアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのポインタは前記第1入力に対応する少なくとも1つのオブジェクトが見つけられる位置に対応するエンドアドレスであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つのポインタはどれだけ多くのオブジェクトが前記第1入力に対応するかを表わす数であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1つのキーが1つよりも多いキャラクタに対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも2つのキーを有する入力装置と、
複数のオブジェクトが記憶されたデータベースとを備え、各オブジェクトはユーザに望まれているものであり、前記データベースにポインタが記憶され、各ポインタはオブジェクトの少なくとも1つのアドレスを識別し、各ポインタは少なくとも1バイトの長さの識別コードをもち、
命令を実行することができるプロセッサと、
前記プロセッサに、(a)1つのキーの選択を受けさせ、第1選択を与えさせ、(b)1つのキーの選択を受けさせ、第2選択を与えさせ、(c)前記選択を第1入力として関連づけさせ、(d)前記第1入力を第1バイトの識別コードと比較させ、(e)前記第1入力と前記第1バイト間の一致があることを示すポインタを識別させ、第1グループのポインタを与えさせ、(f)識別されたポインタに対応するオブジェクトを与えさせることができる実行可能なプログラムとを備えたことを特徴とする装置。
【請求項10】
前記実行可能なプログラムは前記プロセッサに、(a)1つのキーの選択を受けさせ、第3選択を与えさせ、第1グループのポインタから前記第3入力に一致する第2バイトの識別コードのキャラクタをもつポインタを識別させ、第2グループのポインタを与えさせ、(b)前記第2グループのポインタに対応するオブジエクトを与えさせることができるようにしたことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記実行可能なプロクムラムは前記プロセッサに、(a)1つのキーの選択を受けさせ、第3選択を与えさせ、(b)1つのキーの選択を受けさせ、第4選択を与えさせ、(c)前記第3および第4選択を第2入力として関連づけさせ、(d)前記第2入力を第2バイトの識別コードと比較させ、(e)前記第2入力と第2バイト間の一致があることを示すポインタを識別させ、そのポインタを第2グループのポインタとして与えさせ、(f)第2グループのポインタに対応するオブジェクトを与えさせることができるようにしたことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記識別コードがデータベースのアドレスに対応するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項13】
少なくとも1つの識別されたポインタは前記第1入力に対応する第1の1つのオブジェクトが見つけられる位置に対応するスタートアドレスであることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項14】
少なくとも1つの識別されたポインタは前記第1入力に対応する少なくとも1つのオブジェクトが見つけられる位置に対応するエンドアドレスであることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
少なくとも1つの識別されたポインタはどれだけ多くのオブジェクトが第1入力に対応するかを表わす数であることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
少なくとも1つのキーが1つよりも多いキャラクタに対応するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項17】
コンピュータによって実行することができるプログラムが記憶され、前記プログラムはコンピュータに、(a)第1選択および第2選択を受けさせ、(b)前記選択を第1入力として関連づけさせ、(c)前記第1入力を第1バイトの識別コードと比較させ、各識別コードはオブジェクトを示す少なくとも1つのアドレスを識別するポインタに対応し、(d)第1グループのポインタを識別させ、第1グループのポインタは第1入力に一致する第1バイトをもつ識別コードを有し、(e)前記第1グループのポインタに対応するオブジェクトを与えさせるようにしたことを特徴とするコンピュータ読み出しメモリ装置。
【請求項18】
前記プログラムは前記コンピュータに、(a)第3選択を受けさせ、(b)前記第1グループのポインタから第2グループのポインタを識別させ、前記第2グループのポインタは第3入力に一致する第2バイトの識別コードのキャラクタをもち、(c)前記第2グループのポインタに対応するオブジエクトを与えさせるようにしたことを特徴とする請求項17に記載のメモリ装置。
【請求項19】
前記プログラムは前記コンピュータに、(a)第3選択および第4選択を受けさせ、(b)前記第3および第4選択を第2入力として関連づけさせ、(c)前記第2入力を第2
バイトの識別コードと比較させ、(d)前記第1グループのポインタから第2グループのポインタを識別させ、前記第2グループのポインタは前記第2入力に一致する第2バイトをもつ識別コードを有し、(e)前記第2グループのポインタに対応するオブジェクトを与えさせるようにしたことを特徴とする請求項17に記載のメモリ装置。
【請求項20】
前記第1グループの1つのポインタは前記第1入力に対応する第1の1つのオブジェクトが見つけられる位置に対応するスタートアドレスであることを特徴とする請求項17に記載のメモリ装置。
【請求項21】
前記第1グループの1つのポインタは、前記第1入力に対応する少なくとも1つのオブジェクトが見つけられる位置に対応するエンドアドレスであることを特徴とする請求項17に記載のメモリ装置。
【請求項22】
前記第1グループの1つのポインタは、どれだけ多くのオブジェクトが前記第1入力に対応するかを表わす数であることを特徴とする請求項17に記載のメモリ装置。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−520132(P2008−520132A)
【公表日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−540470(P2007−540470)
【出願日】平成17年11月15日(2005.11.15)
【国際出願番号】PCT/CA2005/001735
【国際公開番号】WO2006/050615
【国際公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(506217357)ズィー コーポレイション オブ カナダ インコーポレイテッド (10)
【Fターム(参考)】