説明

バックミラー装置(アレンジメント)及びバックミラー装置を備えた車両

【課題】車両ミラーを動作位置に安定して固定可能とし、同時に、2つの回転方向が可能な軸回転を確保する。
【解決手段】特に商業用車両向けに設計されたミラー装置は、支持アーム1と、それに対して旋回可能に取り付けられたミラーヘッド2と、支持アーム及びミラーヘッドの間に配置された第一及び第二のヒンジ3、4と、取付状態において、基本的に水平に、進行方向に対して横向きに延びる軸である回転軸31、41とを含む。第一のヒンジによって、回転軸31を中心とするミラーヘッドの回転は、回転軸31を中心とする第一の方向Aのみ可能となり、第二のヒンジによって、ミラーヘッドの回転は、方向Aの反対である第二の方向Bのみ可能となるので、二個のヒンジは、単純で丈夫な構造にすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の主要な概念による、車両向けの、特に商業用車両向けのミラー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シャシから前方へ基本的に水平に延びるバックミラーの支持アームと、実際のミラーを支持構造の前端部から下方へ垂下させるケースとは、特にバスに応用される時、空気力学的に良好で、製造が容易であり、大きな円弧を網羅する有利な視野を提供することから、一部の地域において「ホーンミラー」として知られている。
【0003】
「低床」バスの場合のように、通常は地表面から約2メートル上方までの範囲をカバーする安全区域に、支持アームの一部及び/又はミラー自体が延びる場合、入り込むミラー又はミラーの部分(以下、「ミラー」)については、危害に関する法的決定のため、ミラーと、安全区域内で待っている可能性のある人との両方の保護の目的から、高さに関して調整が必要となる。
【0004】
従来のように形成されたミラーを究明する欧州特許明細書EP 0 895 897 B1では、単一の平面ヒンジをミラーに結合させ、ミラーが車両進行方向を横切る水平軸を中心に旋回できるようにして、これにより、ミラーが少なくとも部分的に安全区域の境界内に入り得る動作位置を空の状態にすることが提案されている。旋回後、ミラーは、障害のない、安全区域境界の上方に位置する。
【0005】
【特許文献1】欧州特許第0895897号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ミラーには、前方移動と後方移動との両方において、衝突の危険性があることから、欧州特許明細書EP 0 895 897 B1のヒンジでは、例えば、バス停からのバスの発車時又は後進運転操作中に、安全区域内にいる人を深刻なミラーの衝突から保護するため、二つの回転方向で旋回可能とする必要が生じる。同様に、通常走行中、時折、振動を受けた際、及び強い風力を受けた際にも、ミラーは、不変の動作位置に固定され続けることが依然として必要となる。こうした場合、欧州特許明細書EP 0 895 897 B1では、摩擦保持取付部品の設置を提案している。
【0007】
こうした、両方向での旋回が可能で、同時に固定位置を達成可能なヒンジは、高価である。
【0008】
したがって、本発明の目的は、車両ミラーを動作位置に安定して固定可能とし、同時に、2つの回転方向が可能な軸回転を確保することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、請求項1によるミラー装置によって達成される。
【0010】
本発明によれば、ミラー装置は、支持アーム及びミラーヘッドと共に、支持アーム及びミラーヘッドを接続する二個のヒンジを含む。第一のヒンジは、一方向のみでのその回転軸を中心としたミラーヘッドの旋回を可能とし、第二のヒンジは、第一のものとは反対である第二の回転方向のみでのその回転軸を中心としたミラーヘッドの旋回を可能とする。
【0011】
本発明の好適な実施形態によれば、各ヒンジは、一方向のみで旋回する能力を有する。これにより、両ヒンジの構造では、複雑性が減少する。
【0012】
本発明の好適な実施形態によれば、第一及び/又は第二のヒンジには、第一又は第二の方向での回転を制限するデテントを、それぞれ組み込むことができる。こうしたデテントは、例えば、機械的に作成可能であり、或いは、形状嵌合の制限により提供できる。したがって、所望の第二のデテントは、他方のヒンジ装置に備わったデテントでもあり得る。その結果として生じる大きなレバーアームは、相対的に小さな支持力により、十分に高い抵抗トルクを確保し、これにより、許容回転方向とは反対の旋回の実現(コンプリーション)を防止する。回転運動を一方向のみに制限することで、これら二個のヒンジでは、それぞれの方向において、大きな力を受け入れることになるため、ミラーヘッドを、満足のいく形で、動作位置に都合よく固定できる。
【0013】
第一及び/又は第二のヒンジは、トーションバネを含むことが可能である。これにより、建設的で、単純で、経済的な形において、許容方向では旋回させ、それ以外の場合はミラーヘッドを動作位置に固定させることが可能となる。更に、このバネにより、ミラーヘッドは、安全のための移動後に、動作位置へ正確に復帰できる。
【0014】
特に有利な実施形態において、装置では、第一及び/又は第二のヒンジにおいて、それぞれの他方のヒンジの軸を中心としたミラーヘッドの旋回時、ミラーヘッドと支持アームとの間の接続が解除される。これにより、例えば、第一のヒンジの軸は、制限された動作位置を越えて第二の回転方向とは反対に第二のヒンジの軸を中心に更に旋回するのを防止する。第二の回転方向での旋回の場合には、逆に、第一のヒンジが外れる。
【0015】
好適な形で、支持アーム及び又はミラーのヘッドは、好ましくは金属で構成されたベアリング(支持)構造により強化できる。これを、例えば、プラスチック又は更に良好な材料によって覆う場合、コーティングは、スプレによって塗布できる。その結果、軽量で、空気力学的に有利で、一様に安定したミラーの装置が生じ、ミラーの振動は低減される。特に好ましくは、第一及び/又は第二のヒンジは、この構造にヒンジ式に取り付けることができる。
【0016】
別の有利な実施形態において、支持アームは、第一及び第二の部分を含み、第一及び第二の支持アーム部の間には、第三のヒンジが存在し、その回転軸は、ミラーの実装の間に、鉛直に延びる。これにより、車両の側面又は前面へのミラー装置の追加的な旋回方向が可能となり、その全体的な寸法は、例えば、船積み又は駐車等のために、長さを有利に低減できる。この追加の旋回は、モータによって達成可能であり、或いは、手動のままにしてもよい。
【0017】
ミラーヘッドは、通常、車両側を向いたミラーヘッド端部と、車両から離れる方向を向いたミラーヘッド端部とを有する細長い構造である。本発明の好適な実施形態によれば、第一又は第二のヒンジのいずれかは、車両側を向いたミラーヘッド端部と、車両から離れる方向を向いたミラーヘッド端部との間の位置において、ミラーヘッドに取り付けられる。この装置は、旋回時にミラーヘッドが必要とする空間を低減する。このヒンジの配置のため、ミラーヘッドは、第一の回転方向Aへの旋回の際に、更に重量補償の役割を果たし、重力に起因して、第一の回転軸を中心とする固有のトルクを発生させ、構造的に同一な第一及び第二のヒンジにおける第一の回転方向への旋回では、必要な解除トルクが少なくなる。したがって、第一のヒンジは、小さなトルクであっても解除され、一方、第二のヒンジは、より高いトルクにおいてのみ解除されるため、例えば、風力によって生じるトルクに耐える。
【0018】
その他の目的、利点、及び特徴は、従属請求項により生じ、以下に記載の説明において確認し得る。説明は、後述する図面によって補足される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1に示したように、本発明によるミラー装置は、旋回していない位置において、ミラーヘッド2が少なくとも部分的に地面上方の安全区域6へと延びるように、車両に設置可能である。本発明によるミラーヘッド2は安全区域上方の可変位置において旋回可能であるため、安全区域内の障害物と接触した場合でも、損傷が回避される。特に、安全区域内で待っている人物、即ち、バスの乗客に対する外傷性の損傷を、これによって回避できる。
【0020】
図2は、動作位置(実線)及び逸脱位置(破線)における本発明によるミラー装置を側面から示している。ミラー装置は、支持アーム1と、ミラーヘッド2とを含む。ミラーヘッドは、第一の回転軸31を有する第一のヒンジ3と、第二の回転軸を有する第二のヒンジ4とを備える。ミラーヘッド2は、第一の回転軸31を中心に第一の方向Aへ旋回可能であり、第二の回転軸41を中心に第二の方向Bへ旋回可能である。
【0021】
支持アーム1は、好ましくは金属により形成されたベアリング(支持)構造14と、好ましくはプラスチック製の空気力学コーティング13とを含む。支持アームは、図3において明白であるように、二つの部分として設計されており、第一の部分11と第二の部分12とは、ヒンジ5を用いて接続され、その回転軸51は、ミラーの取付が完了した際に、鉛直に延びる。これにより、横方向又は車両前面へのミラー装置の旋回が可能となる。
【0022】
ミラーヘッド2は、同様に、好ましくは金属によって形成された支持構造24と、プラスチックが推奨される空気力学カバー25とを含む。第一のミラー21は、手動、或いはミラーヘッド2内の電動手段によって調整できる。更に、第二のミラー22及び第三のミラー23が提供され、メインミラーとして、広視野ミラーとして、即ち盲点監視用として機能する。
【0023】
図3A乃至3Cにおいて最も容易に確認されるように、支持アーム1及びミラーヘッドは、第一及び第二のヒンジ3及び4を用いて共に結合される。明確にするため、これらの図示においては、支持アーム1の支持構造14及びミラーヘッド2の支持構造24のみが提示されており、第一及び第二のミラー21、22の支持部分が破線で提示されている。
【0024】
図3Aは、動作位置におけるミラー装置を示す。図3Aにおいて、支持構造24は、形状的な嵌合把持(グリップ)により、第一及び第二のヒンジ3、4の回転軸31、41に取り付けられ、その結果、摩擦で噛み合い、これにより動作位置が確実に維持される。この接続は、対を成す摩擦部品、或いは柔軟に突出させた部品等(図示なし)を用いて達成できる。有利なことに、回転軸31、41は、それぞれのヒンジ3及び4の内に又は上にスナップ式に取り付けられる、即ち、ミラーヘッド2の支持構造24は、回転軸31、41を把持(グリップ)する。
【0025】
二個のヒンジ3、4は、それぞれ、例えば特徴的な形状のスチールバネ(提示なし)にできるトーションバネを含み、その端部は、支持構造14に堅固に結合され、他方の端部は、摩擦係合したミラーヘッド2においてその支持構造24上でバネ自体を支持し、これにより、旋回に対する抵抗が提供される。同様の形で、バネが、ミラーヘッド2の支持構造24と堅固に結合され、スナップ式に取り付けたミラーヘッド2において支持アーム1の支持構造14上でバネ自体を支持することも可能である。
【0026】
ミラーヘッド2の摩擦係合に加えて、二個のバネは、更にミラーヘッドを動作位置に固定する。それぞれの他方のヒンジの回転軸がデテントとして機能し、所望の回転方向とは反対の旋回を防止するので、ヒンジは、バネを用いて非常に単純かつ堅牢に構成できる。全体としては、二個のヒンジ3、4の相互作用、望ましくない旋回に対する抵抗を提供するトーションバネ、デテントとして機能する回転軸31、42、及び回転軸31、41の自己係合式のロックにより、構造的に単純かつ確実なミラーヘッド2の動作位置への固定が可能となる。それでもなお、ミラーヘッド2は、衝突による衝撃によって、この位置から解放可能であり、その後、ミラーヘッドは、代替位置の一つにつく。
【0027】
(例えば、バックギアでの運転の場合に)障害物との衝突のため、十分に大きな順方向の力が衝撃によってミラーヘッド2に加わった場合(図3A乃至3Cにおいて、左向き、即ち、順方向)、図3Bに図示されているように、第二のヒンジ4における摩擦接合が解除され、ミラーヘッド2は、第一の回転軸31を中心に、第一の回転方向Aへ、第一のヒンジ3のワイヤバネの抵抗に逆らって旋回する。第一のヒンジ3のトーションバネは、小さすぎる力による旋回を妨げ、このような形で、動作位置を保持する摩擦接合を支援する。同時に、第一の回転軸31を中心とした収縮トルクを生起して、逸脱した動きの後、少なくとも部分的には、ミラーヘッド2を適切な動作位置へ復帰させる。
【0028】
上記の作用が逆になり、バスの前方移動時(例えば、バス停からの発車時)の障害物との衝突により、大きな逆方向の力がミラーヘッド2に加わった場合(図3A乃至3Cにおいて、右向き、即ち、前進運転方向の反対)、図3Cに図示されているように、第一のヒンジ3における摩擦結合が解除され、ミラーヘッドは、第二の回転軸41を中心に、第二の回転方向Bへ、第二のヒンジ4のトーションバネの抵抗に逆らって旋回する。第二のヒンジ4のトーションバネは、小さすぎる力での旋回を妨げ、これにより、動作位置での摩擦結合の安全性を支援する。同時に、第一の回転軸41を中心とした収縮トルクを生起して、逸脱した動きの後、少なくとも部分的には、ミラーヘッド2を適切な動作位置へ復帰させる。
【0029】
本発明の説明した実施形態において、ミラーヘッド2は、取付られてミラー装置の動作位置にある場合において車両側を向いた第一の端部と、取付られてミラー装置の動作位置にある場合おいて車両から離れる方向を向いた第二の端部とを有する細長い構造である。第一のヒンジ3は、ミラーヘッド2に対して、ミラーヘッドの第一及び第二の端部の間に取り付けられる。第二のヒンジ4は、ミラーヘッド2の第一の端部に取り付けられる。こうしたヒンジ3、4の配置により、ミラーヘッド2と、その支持構造24とは、それぞれ、第一の回転方向Aへの旋回の際に、更に重量補償の役割を果たし、そして、重力に起因して、第一の回転軸31を中心とする固有のトルクを発生させるので、構造的に等しい第一及び第二のヒンジ3、4における第一の回転方向Aへの旋回では、必要な解除トルクが小さくなる。そのため、第一及び第二のヒンジ3、4については、有利なことに、第一のヒンジ3が小さなトルクで解除される一方で、第二のヒンジ4は、より高いトルクにおいてのみ解除され、例えば、風力によって生じるトルクに耐えるように、互いに構築できる。
【0030】
ヒンジ3、4自体における解除可能な締結の設計は、形状嵌合と、運動学的及び設計的に非常に単純なバネによる一方向解除型の支持とにより、非常に単純なものとなる。しかしながら、その代わりに、ミラーヘッド2は、ツーピースの物体として構築可能であり、両方の部分は共に第二のヒンジ4を中心に旋回可能であり、前方の部分だけで第一のヒンジ3を中心に回転できる。図3Cを見ると、この場合、参照番号2は、前方ミラーヘッド部を示し、参照番号24は、他方のミラーヘッド部を示す。両方の部分は、この場合、解除不可能な第二のヒンジ4を中心に、回転方向Bへ、共通して旋回可能であり、前方の部分は、3’で指定された解除不可能な回転ヒンジを中心に旋回できる。同様に、第一の方向Aへの運動学的回転、即ち、共通の旋回と、第二の回転方向への前方部分の別個の旋回とが可能であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による、ミラー装置を備えた商業用車両を示す図である。
【図2】動作位置(実線)及び二種類の逸脱した位置(破線)の横から見た表現による、本発明の実施形態によるミラー装置を示す図である。
【図3A】図2に示した位置におけるミラー装置の支持構造を示す図である。
【図3B】図2に示した位置におけるミラー装置の支持構造を示す図である。
【図3C】図2に示した位置におけるミラー装置の支持構造を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用のミラー装置であって、
支持アーム(1)と、
前記支持アーム(1)に取り付けられた旋回可能なミラーヘッド(2)と、
第一のヒンジ(3)及び第二のヒンジ(4)と、を備え、
前記第一のヒンジ(3)は、前記支持アーム(1)と前記ミラーヘッド(2)との間に配置され、
前記第一のヒンジ(3)は、取付済みの前記ミラー装置において、基本的に水平に、前記車両の進行方向に対して横向きに延びる回転軸(31)を有し、
前記第二のヒンジ(4)は、前記支持アーム(1)と前記ミラーヘッド(2)との間に配置され、
前記第二のヒンジ(4)は、取付済みの前記ミラー装置において、前記第一のヒンジ(3)の前記軸(31)と基本的に平行な方向へ延びる回転軸(41)を有し、
前記第一のヒンジ(3)は、一方向(A)へのみ、軸(31)を中心とした前記ミラーヘッド(2)の旋回を可能とし、
前記第二のヒンジ(4)は、前記第一の回転方向(A)の反対である第二の方向(B)へのみ、軸(41)を中心とした前記ミラーヘッド(2)の旋回を可能とするミラー装置。
【請求項2】
前記支持アーム(1)及び/又は前記ミラーヘッドは、前記第一及び/又は第二のヒンジ(3、4)が締結される支持構造(14、24)を含む、請求項1記載のミラー装置。
【請求項3】
前記ミラーヘッド(2)は、少なくとも第一のミラー(21)を備える、請求項1記載のミラー装置。
【請求項4】
前記第一及び/又は第二のヒンジ(3、4)は、バネを備える、請求項1記載のミラー装置。
【請求項5】
前記第一及び/又は第二のヒンジ(3、4)は、前記第一及び/又は第二の回転方向(A、B)への回転を制限するデテントを含む、請求項1記載のミラー装置。
【請求項6】
前記第一及び第二のヒンジ(3、4)の前記デテントは、それぞれの他方のヒンジの前記回転軸(31、41)によって構成される、請求項5記載のミラー装置。
【請求項7】
前記第一及び/又は第二のヒンジにおいて、それぞれの他方のヒンジの前記軸を中心とした前記ミラーヘッド(2)の旋回時、前記ミラーヘッド(2)と前記支持アーム(1)との間の前記結合は解除可能である、請求項6記載のミラー装置。
【請求項8】
前記支持アーム(1)は、第一及び第二の部分(11、12)を備え、前記第一及び前記第二の支持アーム部分の間に第三のヒンジ(5)が配置され、前記第三のヒンジ(5)の回転軸(51)は、前記取付済みミラー装置において、基本的に鉛直に延びる、請求項1記載のミラー装置。
【請求項9】
前記ミラーヘッド(2)は、取付時に前記車両側を向く第一の端部と、取付時に前記車両から離れる方向を向く第二の端部とを有し、当該第一又は第二のヒンジ(3又は4)は、前記ミラーヘッドの当該第一及び第二の端部の間で、前記ミラーヘッド(2)に配置される、請求項6記載のミラー装置。
【請求項10】
それぞれの他方のヒンジ(4又は3)は、前記車両側を向く前記ミラーヘッドの前記端部に配置される、請求項9記載のミラー装置。
【請求項11】
請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のミラー装置を備えた車両であって、前記ミラーヘッド(2)が、非旋回動作位置にある時には前記ミラーヘッド自体を少なくとも部分的に前記車両の停車地表面の上方で水平に延びる安全区域(6)内へ突出させ、そして、前記第一及び/又は前記第二の回転軸(31、41)を中心に、前記安全区域上方の逸脱位置へ旋回することが可能であるように、前記ミラー装置が当該車両に取り付けられている、車両。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【公開番号】特開2006−327576(P2006−327576A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−141421(P2006−141421)
【出願日】平成18年5月22日(2006.5.22)
【出願人】(500020380)メクラ・ラング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー (21)
【氏名又は名称原語表記】MEKRA Lang GmbH & Co. KG
【Fターム(参考)】