説明

バルブのバルブ駆動デバイス、液体処理デバイスの液体容器、並びに液体処理デバイス

液体処理デバイス(1)の液体容器(5)が記載され、この液体容器は、出口開口(18)、及びこの出口開口(18)の中に配置されたバルブ(20)を有している。前記バルブ(20)は、前記液体容器(5)が前記濾過処理デバイス(1)の中に装着されているとき、閉鎖位置にある。バルブ駆動デバイス(60)が設けられ、このデバイスは、その閉鎖位置で前記バルブ(20)の上に置かれているとき、前記バルブ(20)を開けるように構成されている。バルブ駆動デバイス(60)及び液体処理デバイス(1)もまた記載されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体処理デバイスの液体容器の出口開口に配置されるバルブのためのバルブ駆動デバイスに係る。本発明はまた、そのような液体容器、並びに対応する液体処理デバイスに係る。
【0002】
液体処理デバイスは、例えば、液体濾過デバイスであることが可能であり、これらの液体濾過デバイスは、特に水の濾過、特に飲用水の濾過のために使用される。
【背景技術】
【0003】
そのような濾過デバイスは、処理されていない液体を保持するための液体容器を有していて、この液体容器の底部に出口が配置されている。この出口領域の中にカートリッジが配置され、流体が液体容器から出る前に、このカートリッジの中を液体が流れなければならない。
【0004】
重力駆動(gravity-driven)システムと圧力駆動(pressure-operated)システムとの間で、区別がされている。それぞれのシステムに対して、適切なカートリッジ、及び接続の適切な手段を備えた液体容器がある。
【0005】
コーヒー・メーカー及びエスプレッソ・メーカーにおいて、いわゆる吸入カートリッジが使用されていて、この吸入カートリッジは、出口領域内にバルブを有する特殊な水タンクの中に取り付けられる。水タンクをマシンの中に取り付けるとき、このバルブは、自動的に開放され、また、タンクが取り外されるとき、このバルブは、自動的に閉鎖され、それによって、残っている水が、その移送の間に水タンクからこぼれることがないようになる。バルブの開口は、例えば、装着スペースの中に配置されたタペットによりもたらされる。
【0006】
重力駆動濾過(gravity-driven filter)システムにおいて、液体容器が、濾過されていない水を保持するために使用され、この液体容器は、一般的に、ボトム領域に受け取りチャンバを有していて、その中に、濾過カートリッジが置かれ、その上縁部がシールを形成している。この受け取りチャンバのボトム・ウォールは、出口を有していて、それによって、下端部で濾過カートリッジから出てくる濾過された水が、液体容器の下側に配置された収集容器の中に排出されることが可能になる。
【0007】
もし、濾過カートリッジが取り外された場合には、濾過されていない水が、妨げられることなく、濾過された水のための収集容器に到達することが可能になる。
【0008】
既知のシステムにおいて、使用のために当該システムの準備が整う前に、もし、不注意により、濾過されていない水が液体容器に注がれた場合には、濾過されていない水が、濾過された水のための液体経路に到達することが可能になる。これは、特に、液体容器が既に装着されているが、濾過カートリッジを装着することが忘れられた場合に、生ずる可能性がある。
【発明の概要】
【0009】
それ故に、本発明の目的は、バルブを備えた液体容器を提供することにあり、このバルブは、取り付けられた状態において、そして特に、処理カートリッジが挿入されていない場合に、閉鎖される出口開口を有している。本発明の他の目的は、対応するバルブ駆動デバイス及び液体処理デバイスを提供することにある。
【0010】
この問題は、請求項10に基づく液体容器により解決される。
【0011】
この液体容器は、液体容器が濾過処理デバイスの中に装着されているとき、バルブが閉鎖位置にあるように構成され、且つ、バルブ駆動デバイスは、その閉鎖位置でバルブの上に置かれとき、バルブを開けるように構成されている。
【0012】
バルブは、液体容器が取り外されているとき、及び、液体容器が取り付けられているときの双方で、閉鎖位置にあるように構成されていて、それによって、もし、不注意により、処理されていない液体が中に注がれた場合に、その液体が、処理された液体の液体経路に流れ出ることまたは到達することがないようになっている。
【0013】
出口開口から開放状態へ切り替えるために、更なる対策が要求され、それは、好ましくは、当該デバイスを操作する人間により調べられることになる。
【0014】
この目的のために、バルブ駆動デバイスが設けられ、このバルブ駆動デバイスは、その閉鎖位置でバルブの上に置かれたとき、バルブを開けるように構成されている。
【0015】
このバルブ駆動デバイスが操作されまたは取り付けられたときにのみ、処理されていない液体が、出口開口を通って流れ出ることが可能になる。
【0016】
このバルブ駆動デバイスは、例えば、液体処理デバイスの処理カートリッジの上に配置されることが可能であり、それによって処理カートリッジが挿入されたときに、バルブが開放されることになる。これは、もし、処理されていない液体が液体容器の中に注がれた場合に、処理された液体のみが液体容器から出ることが可能であると言う状態を確保する。
【0017】
もう一方で、例えば、液体容器の洗浄のために、そして特に、出口領域の洗浄のために、バルブをその開放位置に確実に置くことが望ましいこともある。この目的のために、バルブ駆動デバイスは、自己完結的な部品であることが可能であり、それは、必要なときに、バルブの上に置かれることが可能である。
【0018】
他の例は、液体濾過デバイスであって、それにより、濾過カートリッジで、液体から異物が取り除かれる。ここで、濾過された液体に添加物を添加することが望ましいこともあり、そのような添加物は、飲用水の場合には、例えば濃縮ジュースなどの、香味料であることが可能である。
【0019】
もし、例えば、濾過された水が、花の水遣りに使用される場合には、肥料を加えることが、望ましいこともある。
【0020】
原則として、添加物は、濾過カートリッジを通過すべきでない。その理由は、一方では、それが、濾過カートリッジの機能を損なうかも知れないからであり、また、もう一方では、添加物が、濾過カートリッジの中を通ることにより、その機能を失うかも知れないからである。
【0021】
これらの添加物を収集容器の中に入れるために、液体処理デバイスを分解する必要が無いように、バルブは、もし必要な場合には、バルブ駆動デバイスの自己完結的なコンポーネントにより、その中を添加物が流れる開放位置に切り替えられることを可能にし、それによって、添加物は、出口開口を通過することが可能になり、処理された液体のために設けられた収集容器に到達することになる。この後で、バルブ駆動デバイスは、取り外されることが可能であり、濾過カートリッジ(それにもまた、好ましくはそのようなバルブ駆動デバイスが設けられる)が、挿入されて液体の濾過を実行することが可能である。濾過された液体は、次いで、問題の収集容器の中で、その中にある添加物とブレンドされる。
【0022】
バルブ駆動デバイスには、少なくとも一つの駆動要素が設けられても良い。
【0023】
好ましくは、駆動要素はプラグイン・タイプである。
【0024】
駆動要素は、押し付け要素または引っ張り要素であることが可能である。
【0025】
材料に関して、リジッドな材料が、あるいは弾性的な材料もまた、使用されることが可能である。好ましくは、駆動要素は、弾性的な要素である。これは、例えば、スプリング要素であることも可能である。
【0026】
形状に関して、駆動要素は、ピン、プレート、リング、ボールまたはスリーブであることが可能である。他の好ましい形態は、弾性的な押し付けプレート、弾性的な押し付けボディ、V字形の要素、引っ張り手段、湾曲スリーブ、スペーサ・リング、スプリング、ブラケット、スペーサ・ボディ、プル・リング、円形ディスク、スプリング脚部、または、押し付けディスクである。
【0027】
以上に挙げたバルブ駆動要素の好ましい実施形態は、自己完結的なコンポーネント・パーツとして、処理カートリッジのコンポーネント・パーツとして、あるいはまた、液体容器のコンポーネント・パーツとして、デザインされることが可能である。
【0028】
液体容器には、好ましくは、バルブが設けられ、このバルブは、可動遮断ボディ及びバルブ・シートを有していて、ここで、遮断ボディは、バルブ・チャンバの中に留められている。
【0029】
遮断ボディは、好ましくは、バルブ・チャンバの中で水平及び垂直方向に可動である。遮断要素のこの自由な可動性は、水平方向に動作するバルブ駆動デバイスまたは駆動要素の使用を可能にする。
【0030】
遮断ボディは、例えば、水平力の成分の働きにより傾けられることが可能である、それにより、バルブ・シートを開き、その結果、出口開口を開く。
【0031】
それ故に、遮断ボディが、バルブ・チャンバから外側に突出する要素を有していることが好ましく、このバルブ・チャンバは、好ましくは、偏心して配置されたレバーである。
【0032】
このレバーは、好ましくは、カム表面を有していて、このカム表面に、バルブ駆動デバイスが係合することが可能である。
【0033】
本発明に基づく液体容器の一つの好ましい実施形態においては、遮断ボディが長手方向の軸を有していて、レバーは、長手方向の軸まで、または、それを超えて、カム表面から伸びている。遮断ボディは、内側に傾けられることにより、それが出口開口を開くように構成されている。レバーのこの形態は、カートリッジが挿入されたときに、バルブ駆動デバイスによりまたは駆動要素により、遮断ボディが外側に傾けられることを防止し、あるいは少なくともそれを困難にする。この傾けられることは、バルブに損傷を与える可能性がある。
【0034】
レバーは、好ましくは、遮断ボディから上方向に垂直に伸びている。
【0035】
バルブ・チャンバは、バルブ・シートにより下方向に境界が定められ、チェック・ディスクにより上方向に境界が定められる。
【0036】
液体容器の好ましい実施形態において、バルブ・シートは、バルブ・シート・ボディにより形成され、ここで、バルブ・シート・ボディは、下方向及び横方向でバルブ・チャンバの境界を定め、チェック・ディスクは、上方向でバルブ・チャンバの境界を定める。この実施形態において、バルブ・チャンバは、別個の部品から構成され、それは、その製造及び組み立てを容易にする。バルブ・シート・ボディは、液体容器に、例えば溶接により、恒久的に結合され、あるいは、例えばネジ接続により、取り外し可能に結合されることが可能である。
【0037】
このチェック・ディスクには、好ましくは、スロットが設けられ、このスロットを通って、レバーがバルブ・チャンバから突出することが可能である。
【0038】
好ましくは、遮断ボディは、バルブ・シートとチェック・ディスクとの間で可動である。遮断ボディは、重力のみにより移動されることが可能であり、それによって、遮断ボディは、液体容器をその使用の位置から約180度回すことにより、バルブ・シートからチェック・ディスクの方へ移動されることになる。チェック・ディスクの中のスロットは、ガイドとして働き、液体容器がその使用の位置に置かれると直ぐに、遮断ボディがバルブ・シートの中に戻されることを確実にする。
【0039】
レバー及びスロットの形態に応じて、遮断ボディは、液体容器が逆さまにされたときに、チェック・ディスクに接することが可能であり、あるいは、バルブ・シートとチェック・ディスクとの間の末端位置に置かれることが可能である。何れの場合にも、遮断ボディは、液体容器を逆さまにすることにより、その使用の位置から、バルブ・シートから移動され、それによって、バルブの中を通る流れが解放される。それは、例えば、洗浄のために、液体容器が食洗機の中に置かれたときに、特に好ましい。このようにして、液体容器のより良く且つより完全な洗浄が実現される。
【0040】
バルブは、好ましくは、任意の方位角で、取り付けられることが可能である。この形態は、組み立てのプロセスの間の受け取り側の容器に対するバルブの位置の調整またはチェックが省略できると言う優位性を有している。この実施形態は、好ましくは、処理カートリッジ上での回転対称のバルブ駆動デバイスとの組み合わせで使用される。
【0041】
バルブのアクセスのし易さに依存して、バルブ駆動デバイスを、上方からまたは下方から、出口開口の中に差込み可能であるように構成することが好ましい。
【0042】
バルブ駆動デバイスに関連して既に述べたように、バルブ駆動デバイスは、自己完結的な部品を含むことが可能である。
【0043】
特定の実施形態によれば、バルブ駆動デバイスは、液体容器の一部であることが可能である。
【0044】
特定の実施形態によれば、バルブ駆動デバイスは、液体容器の出口開口の中に鋳込まれることが可能である。リブ形状の要素が、このために特に適切である。特に、遮断バルブは、液体容器の出口開口の中に回転可能に配置される場合には、バルブが、十分に回転されることが可能であり、それによって、リブ形状の要素がレバーと係合して、バルブを開放位置に置くことになる。
【0045】
これらのリブ形状の要素は、好ましくは、垂直に、即ち、流れの方向に、配置される。もし、遮断ボディの上に配置されたレバーが、然るべく構成され、駆動されることが可能である場合には、リブ形状の要素の他の形態も可能である。
【0046】
液体処理デバイスには、液体処理カートリッジが取り付けられ、且つ、既に記載された液体容器が取り付けられる。
【0047】
液体処理デバイスは、バルブ駆動デバイスを有していて、このバルブ駆動デバイスは、好ましくは、処理カートリッジの上に配置される。以上においてバルブ駆動デバイスに関連して説明された全ての形態は、処理カートリッジの上に置かれることが可能である。
【0048】
好ましくは、バルブ駆動デバイスは環状の要素である。この環状の要素は、処理カートリッジの出口開口の領域の中に配置されることが可能であり、そして、好ましくは、濾過カートリッジが取り付けられるときに、遮断バルブと相互作用する状態に置かれる。
【0049】
環状の要素は、閉鎖された環状の要素であることが可能であり、あるいはまた、例えば、垂直のスロットにより分割された要素であることも可能である。この点で、駆動デバイスは、フィンガー・リムから構成されることも可能である。好ましくは、フィンガー・リムのフィンガーの間のスロット幅が、レバーの幅より小さく、それによって、濾過カートリッジが挿入されたときに、確実な動作が、従って出口バルブの開放が、遮断バルブの全ての位置保証されることになる。
【0050】
好ましくは、液体処理デバイスは、液体濾過デバイスである。この場合には、処理カートリッジは、濾過カートリッジである。
【0051】
液体処理デバイスの好ましい使用例は、水の濾過である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】図1は、液体処理デバイスの垂直断面を示している。
【図2a】図2aは、第一の実施形態に基づくバルブの遮断ボディの斜視図を示している。
【図2b】図2bは、図2aに示された遮断ボディの側面図を示している。
【図3a】図3aは、第二の実施形態に基づくバルブの遮断ボディの斜視図を示している。
【図3b】図3bは、図3aに示された遮断ボディの側面図を示している。
【図4】図4は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図5】図5は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図6】図6は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図7】図7は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図8】図8は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図9】図9は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図10】図10は、処理カートリッジの上に配置されたバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図11】図11は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図12】図12は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図13】図13は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図14】図14は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図15】図15は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図16】図16は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図17】図17は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図18】図18は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図19】図19は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図20】図20は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図21】図21は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態をしている。
【図22】図22は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図23】図23は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図24】図24は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図25】図25は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図26】図26は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図27】図27は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図28】図28は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図29】図29は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図30】図30は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図31】図31は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図32】図32は、自己完結的なバルブ駆動デバイスの実施形態を示している。
【図33】図33は液体容器の一部であるバルブ駆動デバイスを示している。
【発明を実施するための形態】
【0053】
次に、本発明の好ましい実施形態が、図面を参照しながら、より詳細に説明される。
【0054】
様々な実施形態が、以下において、水濾過デバイスとしてデザインされた液体処理デバイス1を用いて説明される。
【0055】
図1は、水濾過デバイスとしての液体処理デバイス1を示していて、この水濾過デバイスには、濾過されていない水を保持するための液体容器5が設けられ、その下側に、濾過された水を受け取る容器8が設けられている。
【0056】
液体容器5は、ボトム・ウォール6を有していて、このボトム・ウォール6の中に、受け取りチャンバ10が配置されている。受け取りチャンバ10は、周辺ウォール12及びボトム・ウォール14により形成されている。
【0057】
受け取りチャンバ10は、ボトム・ウォール14の中に出口開口18を有していて、この受け取りチャンバ10の中に液体処理カートリッジ40が挿入され、この液体処理カートリッジは、この特別な例においては、濾過カートリッジである。この濾過カートリッジ40は、封止エッジ42、カートリッジ・ウォール44、及びカートリッジ・ボトム46を有していて、このカートリッジ・ボトムは、出口開口50を備えた窪み48を有している。
【0058】
図1に示された、例において、濾過カートリッジ40は未だ、受け取りチャンバ10の中に完全に挿入された状態ではない。濾過カートリッジ40には、バルブ駆動デバイス60が設けられ、このバルブ駆動デバイスは、環状のマンドレル62の形状の、鋳込まれた駆動要素61を有している。図4において、濾過カートリッジは、完全に挿入された状態で示されている。濾過カートリッジ40の詳細については、図4に関連して、以下において説明される。
【0059】
バルブ20は、鋳込まれた封止リングの形態のバルブ・シート23を備えたバルブ・シート・ボディ22を有していて、出口開口18の中に下方から挿入される。バルブ・シート・ボディ22は、スリーブとして形成されていて、この窪み16の直径に適合され、それによって、バルブ・シート・ボディは、受け取りチャンバ10のボトム・ウォール14の窪み16の中に挿入されることが可能である。バルブ・シート・ボディ22は、例えば、液体容器5に、例えば溶接により、恒久的に接続されることが可能であり、あるいは、ネジにより、取り外し可能に接続されることが可能である。バルブ・シート・ボディ22は、窪み16の垂直方向長さの全長に亘っては伸びていない。
【0060】
バルブ・シート・ボディ22を固定するために、バルブ・シート・ボディは、外側に向いた環状のフランジ25を有していて、この環状のフランジは、ボトム・ウォール14と窪み16との間の遷移領域に接している。封止リングとして形成されたバルブ・シート23と向かい合わせに、遮断ボディ24が配置されている。この遮断ボディは、バルブ・シートと相互作用する封止ディスク26を有していて(図2a,2b,または3a,3bを参照方)、その下側に、ボール形の突出部28が配置され、また、その上側に、レバー30の形態の要素29が配置されている。
【0061】
ボール形の突出部28は、ドリップを助ける部材として機能する。要素39は、レバー30として形成され、外側にカム表面32が設けられている。
【0062】
遮断ボディ24は、バルブ・チャンバ36の中に留められていて、このバルブ・チャンバは、チェック・ディスク(34)により上方向に境界が定められている。このチェック・ディスク(34)の中に、スロット38があり、このスロットを通って、レバー30がバルブ・チャンバ36から上方向に突出する。このスロット38は、レバー30のためのガイドとして機能すること、従って、遮断ボディ24のための機能することが可能である。
【0063】
遮断ボディ24は、図2a,2b,及び3a,3bの中に、拡大して示されている。これらの図から分かるように、封止ディスク26は、その下側に、円錐形の封止表面27を有していて、この封止表面は、閉鎖位置でバルブ・シート23(図1参照)と相互作用する。レバー30の形状の要素29は、封止ディスク26の上に偏心して配置され、そのカム表面32が上方に突出している。更にまた、ボール形の突出部28は、封止ディスク26の下側に配置されている。
【0064】
図3a及び3bに示された実施形態は、レバー30がカム表面32から封止ディスクの長手方向の軸33まで伸びている点で、図2a及び2bに示された実施形態とは異なっている。レバー30が、長手方向の軸33を越えて、カム表面32から伸びることもまた考えられる。
【0065】
図4において、濾過カートリッジ40は、完全に且つ封止された状態で、受け取りチャンバ10の中に挿入される。濾過カートリッジ40の封止エッジ42は、受け取りチャンバ10の周辺ウォール12の内側に向かい合わせに密着する。これは、液体容器5からの液体が処理されずに受け取りチャンバ10に到達することを防止し、それにより、この受け取りチャンバ10から、下側に配置された収集容器8の中に(図1参照方)到達することを防止する。処理された液体は、濾過カートリッジ40を通って流れ、出口開口50に出現する。
【0066】
濾過カートリッジ40には、窪み48が設けられ、その下側に、環状のマンドレル62の形態のバルブ駆動デバイス60が形成されている。このバルブ駆動デバイス60は、このようにして、濾過カートリッジのコンポーネント・パーツである駆動要素61を有している。
【0067】
図4から分かるように、この環状のマンドレルは、受け取りチャンバ10の窪み16の中に入れられ、レバー30の領域の中に伸び、それによって、環状のマンドレル62内側の表面がレバー30のカム表面32と係合するようになる。このようにして、遮断ボディ24が傾けられた位置に置かれる、それによって、バルブ開口21(バルブ・シート23により境界が定められる)が解放されることになる。濾過カートリッジ40により濾過された水は、このようにして、バルブ開口21を通って、下側に配置された収集容器8(図4に示されていない)の中に、下方向に逃れることが可能である。
【0068】
図3a及び3bに示された実施形態は、駆動要素61が、レバー30のカム表面32とのみ係合することが可能であることを確保する。これは、遮断ボディ24が、カム表面32と係合しない駆動要素により外側に押し出されることを防止する。濾過カートリッジ40が、受け取りチャンバ10から取り外されると直ぐに、遮断ボディ24がその閉鎖位置の中に落ちる、この閉鎖位置で、封止ディスク26の封止表面27がバルブ・シート23と向かい合わせに位置する。
【0069】
しかしながら、濾過カートリッジ40が取り外された後に、もし、液体容器5が、約180度、逆さまにされた場合には、遮断ボディ24は、バルブ・シート23から、チェック・ディスク(34)の方へ移動されることになる。例えば、洗浄のために、液体容器が食洗機の中に置かれたとき、バルブ20が開放され、それによって、液体が中を通ることが可能になる。
【0070】
他の実施形態が、図5に示されている。この実施形態は、濾過カートリッジ40の窪み48の下側に配置されたピン64を示している。濾過カートリッジが挿入されたとき、この駆動要素61もまた、レバー30のカム表面32と係合する。
【0071】
他の実施形態が、図6に示されている。この実施形態において、バルブ駆動デバイス60は、弾性的な材料で作られたプレート65から構成されている。プレート65は、斜めに、下方向に伸びて、レバー30のカム表面32の上側の部分に係合する。この弾性的な押し付けプレート65は、濾過カートリッジ40が挿入されたとき、遮断ボディを開放位置に保持する。
【0072】
他の実施形態が、図7に示されている。この図において、弾性的な押し付けプレート66が、駆動要素61として設けられている。図6の中の配置とは対照的に、この弾性的な押し付けプレート66は、濾過カートリッジ40の出口開口50の反対側に配置されている。
【0073】
図8において、弾性的な押し付けボディ68が濾過カートリッジ40の窪み48の下側に配置されている。この弾性的な押し付けボディ68は、ボール形の要素、または円筒形要素であることが可能である。この実施形態において、弾性的な押し付けボディ68が、レバー30の上側のポイントの領域に係合して、遮断ボディ24を開放位置の中へ移動する。
【0074】
図9は、引っ張り手段70の形態のバルブ駆動デバイス61を示している。このバルブ駆動デバイスは、水平方向に配置されたプレート状の要素を含んでいて、このプレート状の要素は、その自由端で下側に湾曲し、それによって、このプレート状の要素が、レバー30と係合することが可能である。
【0075】
図10は、V字形の要素72を有する実施形態を示していて、このV字形の要素は、濾過カートリッジ40の窪み48の下側に配置されている。V字形の要素72の翼状の部分は、バルブ20が取り付けられた傾斜の程度に拘わらず、レバー30の確実な把持を保証するために適切である。
【0076】
図11以降は、自己完結的なコンポーネント部品としてのバルブ駆動デバイスを示す実施形態を示している。これらは、挿入可能なバルブ駆動デバイスであって、濾過カートリッジまたは処理カートリッジ40に対して独立に、バルブ20の開放位置を規定するために使用されることが可能である。
【0077】
図11は、バルブ駆動デバイス60が、スリーブ80から構成される実施形態を示していて、このスリーブは、受け取りチャンバ10の出口開口18の中に挿入されることが可能である。このスリーブ80は、開口18のエッジに接するアウター・フランジ82を有している。スリーブ80は、下方向に十分に伸びていて、それによって、レバー30のカム表面32が係合され、遮断ボディがその開放位置の中に押し込まれあるいは傾けられるようになっている。
【0078】
図12において、このスリーブ80が再び示されていて、このスリーブは、その上端部にリング・ハンドル84を有していて、このリング・ハンドルにより、バルブ駆動デバイス60が、より容易な取り付け及び取り外しのために、把持されることが可能である。
【0079】
図13は、バルブ駆動デバイス60としての湾曲スリーブ86を示している。このスリーブは、レバー30の上に押し付けられる。湾曲スリーブ86は、ここでは、閉鎖されたスリーブとして示されている。
【0080】
図14は、環状の要素(スペーサ・・リング88)を示していて、この環状の要素は、同様に、レバー30の自由端の上に挿入され、それによって、遮断ボディ24が開放位置に保持されようになっている。
【0081】
図15は、レバー30の上に押し付けられる弾性要素90を示している。これは、巻かれたバンドまたはチューブであっても良い。遮断ボディ24が要素90により開放位置に保持されることを確保することのみが必要である。
【0082】
図16は、ブラケット92を示していて、このブラケットは、窪み16の上に挿入され、一方では、窪み16の外側表面に接し、またもう一方では、出口開口18に係合し、それによって、レバー30が水平方向に移動されるようになっている。
【0083】
変形された形態が、図17に示されている。この図において、バルブ駆動デバイス60は、湾曲プレート状の押し付けプレート66から構成され、この押し付けプレートは、キャップ94の上に配置され、このキャップは、窪み16の上に置かれることが可能である。このキャップ94は、窪み16の上に被せられている。
【0084】
図18は、同様に、そのようなキャップ94を示していて、このキャップは、内側にV字形の要素72が設けられている。
【0085】
図19は、湾曲した押し付けプレート95の形態の、シンプルな形態の駆動要素61を示していて、この押し付けプレートは、出口開口18に中に挿入され、それにより、レバー30を水平方向にシフトさせ、それによって、出口開口18が開放されるようになっている。
【0086】
同様なやり方で、図20は、窪みとレバー30との間に同様に挿入され球形または円筒形要素96を示している。
【0087】
球形要素の代わりに、ストリップまたは矩形断面を備えた要素を使用することも可能である。そのようなスペーサ・ボディ98が、図21に示されている。
【0088】
図22は、バルブ駆動デバイス60としてプル・リング100の形態の引っ張り手段を示していて、このプル・リングは、窪み16に接し、レバー30を開放位置で把持する。
【0089】
同様な形態が、図23に示されていて、この図において、押し付けプレート66を有するキャップ94がまた、設けられている。
【0090】
図11から23の形態は、出口開口18に中に上方から挿入され、それによって、レバー30が係合されるようになっているが、これに対して、図24から32は、下方から挿入され、それによりディスク26またはボール形の突出部28に直接的に係合するバルブ駆動デバイス60の実施形態を示している。
【0091】
図24において、ピン64は、シンプルな形態として示され、このピンは、バルブ開口21に中に挿入され、それによって、遮断ボディ24が傾けられた位置に置かれ、それにより、バルブ開口21を開ける。
【0092】
図25において、ブラケット92示され、このブラケットの外側の直径は、バルブ開口21の内側の直径に対応し、それにより、全遮断ボディ24を引き上げおよび/または傾ける。この傾けられた位置に到達するために、ブラケット92の二本の脚部は、異なる長さである。
【0093】
図26は、プレート65が円形ディスク102に固定されるように構成された実施形態を示していて、この円形ディスクは、バルブ・シート・ボディ22の中に下方から挿入される。プレート65は、そのプレートが、一方のサイドで遮断ボディ24のボール形の突出部28に係合して、遮断ボディ24を傾けられた位置に移動するように、配置される。
【0094】
図27において、円形ディスク102には、二本のピン64が設けられ、これらのピンは、円形ディスク102が挿入されたとき、遮断ボディ24の全体を引き上げ、それによって、バルブ開口21が開放されるようになっている。
【0095】
図28において、円形ディスク102には、スプリング脚部104が設けられ、このスプリング脚部は、同様に、遮断ボディ24のボール形の突出部28と係合して、遮断ボディを引き上げる。
【0096】
図29において、円形ディスクは、アーチ形の押し付けディスク106として構成され、このディスクは、ボール形の突出部28と直接的に係合する。
【0097】
図30は、ボトム・キャップ108を示していて、このボトム・キャップは、受け取りチャンバ10の全ボトム・ウォール14にまたがっている。キャップの内側に、ピンまたはプレート65が、上方へ立ち上がった状態で配置され、このピンまたはプレートは、バルブ開口21に係合して、遮断ボディ24を上方へ移動する。
【0098】
図31において、図30と同様に、ボトム・キャップ108が配置され、ピン64が中心に配置され、それによって、そのピンが中間で遮断ボディ24のボール形の突出部28に係合することが可能である。
【0099】
図32は、同様にボトム・キャップ108を含んでいるが、それが受け取りチャンバ10のボトム・ウォール14に部分的にのみまたがる形態を示す。上方向に突出するプレート65は、遮断ボディ24のボール形の突出部28に係合する。
【0100】
図33において、窪み16には、リブ110が設けられ、これらのリブは、その内側で垂直方向に伸びる、バルブ駆動デバイス60の駆動要素61を形成する。この実施形態において、バルブ20は、窪み16の中に回転可能に配置される。これは、窪み16の中での回転により、バルブの開閉を可能にする。
【0101】
バルブ20が、レバー30がリブ110に対向してそのカム表面32と重なる位置に置かれとき、遮断ボディがバルブ・シート23から分離して、バルブ開口21を開く。バルブ20の更なる回転により、リブ110の間の中間の間隔が得られ、遮断ボディが、その閉鎖された位置に落ちることが可能である。
【0102】
例えバルブがその閉鎖位置にあっても、濾過カートリッジ40を挿入するときにバルブ20を開けるために、濾過カートリッジは、同様に、バルブ駆動デバイス60を有することが可能である。駆動要素61は、ピン64(破線により示されている)であって、例えば、二本のリブ110の間のフリー・スペースに配置され、濾過カートリッジが挿入されたときに、カム表面32と係合する。
【符号の説明】
【0103】
1…液体処理デバイス、5…液体容器、6…ボトム・ウォール、8…収集容器、10…受け取りチャンバ、12…周辺ウォール、14…ボトム・ウォール、16…窪み、18…出口開口、20…バルブ、21…バルブ開口、22…バルブ・シート・ボディ、23…バルブ・シート、24…遮断ボディ、25…環状のフランジ、26…封止ディスク、27…封止表面、28…ボール形の突出部、29…要素、30…レバー、32…カム表面、33…長手方向の軸、34…チェック・ディスク、36…バルブ・チャンバ、38…スロット、40…液体処理カートリッジ、42…封止エッジ、44…カートリッジ・ウォール、46…カートリッジ・ボトム、48…窪み、50…出口開口、60…バルブ駆動デバイス、61…駆動要素、62…環状のマンドレル、64…ピン、65…プレート、66…弾性的な押し付けプレート、68…弾性的な押し付けボディ、70…引っ張り手段、72…V字形の要素、80…スリーブ、82…アウター・フランジ、84…リング・ハンドル、86…湾曲スリーブ、88…スペーサ・リング、90…弾性要素、92…ブラケット、94…キャップ、95…湾曲押し付けプレート、96…球形または円筒形要素、98…スペーサ・ボディ、100…プル・リング、102…円形ディスク、104…スプリング脚部、106…押し付けディスク、108…ボトム・キャップ、110…リブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バルブ(20)のバルブ駆動デバイス(60)であって、
前記バルブ(20)は、液体処理デバイス(1)の液体容器(5)の前記出口開口(18)の中に配置され
前記バルブ(20)は、前記液体容器(5)が前記液体処理デバイス(1)の中に装着されているとき、閉鎖位置にあり、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、その閉鎖位置で前記バルブ(20)の上に置かれたとき、前記バルブ(20)を開けるように構成されていること、
を特徴とするバルブ駆動デバイス。
【請求項2】
下記特徴を有する請求項1に記載のバルブ駆動デバイス、
前記バルブ駆動デバイス(60)には、少なくとも一つの駆動要素(61)が設けられている。
【請求項3】
下記特徴を有する請求項2に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、プラグイン・タイプである。
【請求項4】
下記特徴を有する請求項2または3に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、押し付け要素である。
【請求項5】
下記特徴を有する請求項2または3に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、引っ張り要素である。
【請求項6】
下記特徴を有する請求項2から5の何れか1項に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、弾性的な要素である。
【請求項7】
下記特徴を有する請求項2から5の何れか1項に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、リジッドな要素である。
【請求項8】
下記特徴を有する請求項2から6の何れか1項に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、スプリング要素から構成されている。
【請求項9】
下記特徴を有する請求項2から8の何れか1項に記載のバルブ駆動デバイス、
前記駆動要素(61)は、ピン(64)、プレート(65,66)、リング(88,100)、ボール、またはスリーブ(80)である。
【請求項10】
液体処理デバイス(1)の液体容器(5)であって、
前記液体容器(5)には、出口開口(18)、及びこの出口開口(18)の中に配置されたバルブ(20)が設けられ、このバルブ(20)は、前記液体容器(5)が前記液体処理デバイス(1)の中に装着されているとき、閉鎖位置にあること、
バルブ駆動デバイス(60)が設けられ、このバルブ駆動デバイスは、その閉鎖位置で前記バルブ(20)の上に置かれたとき、前記バルブ(20)を開けるように構成されていること、
を特徴とする液体容器。
【請求項11】
下記特徴を有する請求項10に記載の液体容器、
前記バルブ(20)は、可動遮断ボディ(24)及びバルブ・シート(23)を有していて、
前記遮断ボディ(24)は、バルブ・チャンバ(36)の中に留められている。
【請求項12】
下記特徴を有する請求項11に記載の液体容器、
前記遮断ボディ(24)は、前記バルブ・チャンバ(36)の中で、水平及び垂直方向に移動することが可能である。
【請求項13】
下記特徴を有する請求項11または12に記載の液体容器、
前記遮断ボディ(24)には、前記バルブ・チャンバ(36)から外側に突出する要素(29)が設けられている。
【請求項14】
下記特徴を有する請求項13に記載の液体容器、
前記要素(29)は、偏心して配置されたレバー(30)である。
【請求項15】
下記特徴を有する請求項14に記載の液体容器、
前記レバー(30)は、前記レバー(30)カム表面(32)を有している。
【請求項16】
下記特徴を有する請求項14または15に記載の液体容器、
前記遮断ボディ(24)は、長手方向の軸(33)を有していて、
前記レバー(30)は、前記カム表面(32)から前記長手方向の軸(33)へ、または、それを超えて、伸びている。
【請求項17】
下記特徴を有する請求項14から16の何れか1項に記載の液体容器、
前記レバー(30)は、前記遮断ボディ(24)から、上方向に垂直に伸びている。
【請求項18】
下記特徴を有する請求項11から17の何れか1項に記載の液体容器、
前記バルブ・チャンバ(36)は、下方向で、前記バルブ・シート(23)により境界が定められ、上方向で、チェック・ディスク(34)により境界が定められている。
【請求項19】
下記特徴を有する請求項18に記載の液体容器、
前記バルブ・シート(23)は、バルブ・シート・ボディ(22)により形成され、
前記バルブ・シート・ボディ(22)は、下方向及び横方向で、前記バルブ・チャンバ(36)の境界を定め、前記チェック・ディスク(34)は、上方向で、前記バルブ・チャンバ(36)の境界を定める。
【請求項20】
下記特徴を有する請求項19に記載の液体容器、
前記チェック・ディスク(34)には、スロットが設けられている。
【請求項21】
下記特徴を有する請求項19または20に記載の液体容器、
前記遮断ボディ(24)は、前記バルブ・シート(23)と前記チェック・ディスク(34)との間で可動である。
【請求項22】
下記特徴を有する請求項10から21の何れか1項に記載の液体容器、
前記バルブ(20)は、任意の方位角で、取り付けられることが可能である。
【請求項23】
下記特徴を有する請求項10から22の何れか1項に記載の液体容器、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、上方から、前記出口開口(18)の中に差し込まれることが可能である。
【請求項24】
下記特徴を有する請求項10から22の何れか1項に記載の液体容器、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、下方から、前記出口開口(18)の中に差し込まれることが可能である。
【請求項25】
下記特徴を有する請求項10から24の何れか1項に記載の液体容器、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、自己完結的な部品である。
【請求項26】
下記特徴を有する請求項10から25の何れか1項に記載の液体容器、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、前記液体容器(5)の一部である。
【請求項27】
下記特徴を有する請求項26に記載の液体容器、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、前記出口開口(18)の中に鋳込まれている。
【請求項28】
下記特徴を有する請求項26または27に記載の液体容器、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、少なくとも一つのリブ(110)を有している。
【請求項29】
液体処理カートリッジ(40)を備え、且つ請求項10から26の何れか1項に記載の液体容器(5)を備えた液体処理デバイス(1)。
【請求項30】
下記特徴を有する請求項29に記載の液体処理デバイス、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、前記液体処理カートリッジ(40)の上に配置されている。
【請求項31】
下記特徴を有する請求項29または30に記載の液体処理デバイス、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、環状の要素(62)である。
【請求項32】
下記特徴を有する請求項29から32の何れか1項に記載の液体処理デバイス、
前記バルブ駆動デバイス(60)は、フィンガー・リムから構成されている。
【請求項33】
下記特徴を有する請求項32に記載の液体処理デバイス、
前記フィンガー・リムのフィンガーの間のスロット幅は、前記レバー(30)の幅より小さい。
【請求項34】
下記特徴を有する請求項29から33の何れか1項に記載の液体処理デバイス、
当該液体処理デバイスは、濾過カートリッジを備えた液体濾過デバイスである。
【請求項35】
水の濾過のための、請求項34に記載の液体処理デバイスの使用。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公表番号】特表2012−515077(P2012−515077A)
【公表日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−545729(P2011−545729)
【出願日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際出願番号】PCT/EP2010/050385
【国際公開番号】WO2010/081845
【国際公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【出願人】(599055784)ブリタ ゲーエムベーハー (18)
【Fターム(参考)】