説明

バルブ・スイッチ・ユニット

バルブ・スイッチ・ユニットは、電流など、機械式コントローラからの入力を検出するように構成されている検出器を有する。このバルブ・スイッチ・ユニットはまた、機械式コントローラからの入力が所定の閾値を超えた場合に、自動式コントローラと機械式コントローラの間で1つまたは複数のバルブの制御を切り替えるように構成されているスイッチング回路も有する。検出された電流が所定の閾値を超えたとき、この回路は、自動式コントローラから機械式コントローラに制御を切り替える。同様に、その電流が所定の閾値を下回ったとき、この回路は、自動式コントローラに戻すように制御を切り替える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、バルブ制御に関し、詳しくは自動誘導式の建設機械におけるバルブ・スイッチングに関する。
【背景技術】
【0002】
建設工事(例えば、道路舗装、地ならしなど)において、従来のシステムは、建設機械のいくつかの構成部品の自動制御を進んで使用している。例えば、地ならし機などの建設車両に搭載されていくつかの構成部品を作動させるバルブに対して自動制御を働かせることができる。自動制御が使用されている場合、障害物の存在下で、または処理するように自動式コントローラが構成されていない他の状況では、システムは手動制御機能を使用し、オペレータがバルブを制御する(例えば、コンバインを上げ、かつ/または下げるなど)ことを可能にする。
【0003】
現在、自動化された建設機械には、バルブ制御に使用する際の基本構成が3つ存在する。これらの従来の構成を図1〜図3に示してある。このようなシステムの構成は公知であり、したがって、本発明によって改善される、このようなシステムの欠陥を明らかにするのに十分な程度に詳しく述べるに過ぎない。説明を簡単にするために、従来技術による図1〜図3の様々な構成において、類似の構成部品および/またはシステムが示されている場合、類似の構成部品および/またはシステムは、完全に同一でない場合でも、同じ参照符号で示されている。
【0004】
図1は、従来のバルブ制御システム100を示している。図1の従来構成では、機械式コントローラ102は、油圧系統106のバルブ104(例えば、電磁バルブ、バルブ・コントローラなどによるが、図示せず)を駆動する。油圧系統106は、上述した建設車両内の油圧系統でよく、バルブ104は、1つまたは複数のコンバインなどの上昇および/または下降を制御することができる。自動動作時には、機械式コントローラ102は、自動式コントローラ108から通信デバイス110を介して自動制御信号を受け取る。通信デバイス110は、一般に、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)シリアルバスなどのバスである。このバスは、ホスト・コントローラ(図示せず)を利用して、自動式コントローラから機械式コントローラに制御信号を伝送する。別に、この機械式コントローラは手動式コントローラ112から制御信号(例えば、電流)を受け取る。こうした制御信号は、手動ステアリング用コマンド(例えば、ステアリング・ホイール、ステアリング用コンソール、ジョイスティックなど)でのオペレータ入力を示す。機械式コントローラ102が手動式コントローラ112からこのような制御信号を受け取ったとき、機械式コントローラ102は自動式コントローラ108からの制御があっても優先する。従来のバルブ制御システム100は比較的単純であるが、機械式コントローラ102の性能に依存している。自動式コントローラ108および手動式コントローラ112は、機械式コントローラ102を介してバルブ104に直列で接続されるので、自動制御信号が遅れる可能性があり、それにより性能が損なわれる。
【0005】
図2は、従来のバルブ制御システム200を示している。図2の従来構成では、自動式コントローラ108は、インターフェース点202において手動式コントローラ112からの制御信号を操作する。従来のバルブ制御システム100と同様に、手動式コントローラ112および自動式コントローラ108からの制御信号が(インターフェース点202を介して)、機械式コントローラ102を通って直列で流れるので、自動制御信号が遅れる可能性がある。さらに、このような構成では、ステアリング干渉が問題となる可能性がある。例えば、機械式コントローラ102と手動式コントローラ112の電気的接続間でステアリング制御信号が流れるので、インターフェース点202をこの接続に物理的にスプライスしなければならず、それによりステアリング制御干渉が生じる。
【0006】
図3は、従来のバルブ制御システム300を示している。図3の従来構成では、バルブ104に加えて自動式制御バルブ302が油圧系統106に挿入される。自動式コントローラ108は自動式制御バルブ302を駆動し、一方、機械式コントローラ102は手動式コントローラ112からの手動制御入力によってバルブ104を駆動する。自動式コントローラ108と機械式コントローラ102が並列であるので、このようなシステムは、円滑な手動制御機能をもたらすが、従来のバルブ制御システム300は、追加のバルブを使用するために、設置するのに時間がかかるとともに費用がかかり、障害をより受けやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、建設機械では、高い動的応答によって機械制御と自動制御との間でシームレスに切り替える、費用のかからない方法を提供することが依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、概して、機械式コントローラと自動式コントローラの間で1つまたは複数のバルブの制御を切り替えるための装置を対象とする。この装置は、機械式コントローラからの入力を検出するように構成されているセンサを有するバルブ・スイッチ・ユニット(VSU)である。このバルブ・スイッチ・ユニットはまた、機械式コントローラからの入力が所定の閾値を超えた場合に、自動式コントローラから機械式コントローラに1つまたは複数のバルブの制御を切り替えるように構成されているスイッチング回路を有する。
【0009】
いくつかの実施形態では、バルブ・スイッチ・ユニットのスイッチング回路は、機械式コントローラからの電流を検出するための電流検出器(例えば、機械式コントローラからの入力を検出するように構成されているセンサ)を含む。検出された電流が所定の閾値を超えたとき、この回路は、自動式コントローラから機械式コントローラに制御を切り替える。同様に、その電流が所定の閾値を下回ったとき、この回路は、自動式コントローラに戻すように制御を切り替える。
【0010】
本発明の上記その他の利点は、以下の詳細な説明および添付図面を参照することにより、当業者には明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】従来のバルブ制御システムを示す図である。
【図2】従来のバルブ制御システムを示す図である。
【図3】従来のバルブ制御システムを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態によるバルブ制御システムを示す簡略化した構成図である。
【図5】本発明の一実施形態によるバルブ・スイッチ・ユニットの簡略化した構成図である。
【図6】本発明の別の実施形態によるバルブ・スイッチ・ユニットを示す代表的な構成図である。
【図7】本発明の一実施形態による例示的なチャネル700を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態によるバルブを制御する方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、概して、バルブ制御に関し、詳しくは自動誘導式の建設機械におけるスイッチング・バルブ制御に関する。一般に、バルブ・スイッチ・ユニットを介して電磁バルブを駆動するために、自動式コントローラが機械式コントローラと並列に使用される。これにより、制御遅れが回避され、機械式コントローラにおけるインターフェース要件(例えば、機械プロトコル、信号レベルなど)に対処する必要がなくなる。この構成はまた、一般に、設置するのに従来の解決策より迅速で安価である。
【0013】
図4は、本発明の一実施形態によるバルブ制御システム400の簡略化した構成図を示している。バルブ制御システム400は、建設機械、農業機械などの制御システムと一緒に使用し、かつ/またはそれらの制御システムに組み込むことができる。
【0014】
バルブ制御システム400は、バルブ・スイッチ・ユニット(VSU)402を含む。バルブ・スイッチ・ユニット402は、(例えば、電気的に、論理的に、インターフェースを介して、など)複数の入力デバイスに結合することができ、複数の入力デバイスから信号を受け取ることができる。少なくとも一実施形態では、入力デバイスは機械式コントローラ404および/または自動式コントローラ406である。同じ実施形態または代替実施形態においては、機械式コントローラ404は(例えば、電気的に、論理的に、インターフェースを介して、など)手動式コントローラ408に結合することができ、手動式コントローラ408から信号を受け取ることができる。
【0015】
バルブ・スイッチ・ユニット402は、図5、図6、図7に関して以下でさらに詳細に述べるように、1つまたは複数の電気回路部品を含むことができる。したがって、バルブ・スイッチ・ユニット402は、機械式コントローラ404、自動式コントローラ406から、かつ/またはいくつかの実施形態においては手動式コントローラ408から直接的に、制御信号、電流などの信号を受け取ることができる場合がある。次いで、バルブ・スイッチ・ユニット402は、油圧系統412におけるバルブ410に結合することができ、受け取った制御信号を示し、かつ/または受け取った制御信号に基づいて、制御信号を解釈し、バルブ410に伝送かつ/または転送することができる。図4に単一のバルブ410として示しているが、バルブ・スイッチ・ユニットは2つ以上のバルブ410に結合し制御することができる。
【0016】
バルブ・スイッチ・ユニット402はさらに、(例えば、図5、図6、図7に関して以下で述べるように、1つまたは複数の電気的かつ/または電気機械的なスイッチ、リレーなどを使用して)受け取った制御信号のうちから選択するように適合することができ、対応する制御信号(例えば、バルブ制御信号、電流など)をバルブ410に渡すことができる。すなわち、バルブ・スイッチ402は、自動式コントローラ406から機械式コントローラ404にバルブ410の制御を切り替え、かつ/または機械式コントローラ404から自動式コントローラ406にバルブ410の制御を切り替えることができる。さらに、バルブ・スイッチ・ユニット402の動作を、図8の方法800に関して以下で論じる。例示的なバルブ・スイッチ・ユニットを、図5および図6に関して以下でさらに詳細に論じる。
【0017】
機械式コントローラ404は、周知のように、手動式コントローラ408から制御入力を受け取り、1つまたは複数のバルブを駆動することができる任意のコントローラである。実際の動作に当たっては、機械式コントローラ404は、車両(例えば、建設車両)の手動駆動および/またはステアリング制御および/または機械部品の位置決め(例えば、地ならし機でのブレードの位置決めなど)で利用されるコントローラでよい。手動式コントローラ408は、オペレータが、機械部品の位置決めおよび/またはステアリング制御用の機械(例えば、建設機械、建設車両など)に手動制御入力信号を与えることを可能にする、ステアリング・ホイール、ステアリング用コンソール、ジョイスティックなどの任意の機械制御入力デバイスでよい。
【0018】
自動式コントローラ406は、周知のように、位置情報(例えば、GPS、GLONASSなど)に基づいて自動制御信号を生成するように構成されているコントローラである。すなわち、自動誘導式の建設機械など、バルブ制御システム400を使用するシステムを、衛星測位用受信機などからの受信位置情報に基づいて、自動制御信号によって誘導することができる。
【0019】
1つまたは複数の実施形態において、バルブ410は電磁バルブでよく、あるいは電磁バルブと同様に動作させることができる。すなわち、バルブ410は、油圧系統412においては、電磁バルブで電流を受け取ること、または受け取らないことで制御される電気機械的なバルブでよい。電磁バルブである閾値を超えた電流を受け取った(例えば、検出した)とき、バルブ410は、ある状態(例えば、開いた状態)に設定される。電流を受け取らなかったとき、またはある閾値より低い電流を受け取ったとき、バルブ410は、別の状態(例えば、閉じた状態)に設定される。このようにして、バルブ410は、電流(例えば、制御信号を)を受け取ること、または受け取らないことで制御される。
【0020】
図4に示すように、機械式コントローラ404および自動式コントローラ406は並列に配置することができる。すなわち、バルブ・スイッチ・ユニット402は、機械式コントローラ404および自動式コントローラ406から直接的にかつ/または実質的に同時に信号を受け取ることができる。このようにして、バルブ・スイッチ・ユニット402は、従来の構成より容易に、機械式コントローラ404および自動式コントローラ406から制御信号を受け取り、処理し、かつ/または制御信号に基づいて作動することができる。例えば、機械式コントローラ404および自動式コントローラ406がバルブ・スイッチ・ユニット402に並列に接続された状態で、バルブ・スイッチ・ユニット402は、機械式コントローラ404とバルブ410の間の接触(例えば、制御、電流の流れなど)を容易にすることができ、機械式コントローラ404とバルブ410の間の接触を切断し、自動式コントローラ406とバルブ410の間の接触を確立するために迅速に「切り替える」ことができる。バルブ・スイッチ・ユニット402は同様に、自動式コントローラ406とバルブ410の間の接触を切断し、機械式コントローラ404とバルブ410の間の接触を確立するために「切り替える」ことができる。このような構成では、バルブ410を制御することの優先権は、通常、機械式コントローラ404に与えられる。いくつかの実施形態では、手動式コントローラ408は、バルブ・スイッチ・ユニット402に直接接続することができ、それによって同様に自動式コントローラ406と並列になる。バルブ・スイッチ・ユニットが、このようにして結合されたとき、同様に手動式コントローラ408と自動式コントローラ406の間で「切り替える」ことができる。
【0021】
図5は、本発明の一実施形態によるバルブ・スイッチ・ユニット500の簡略化した構成図である。バルブ・スイッチ・ユニット500は、バルブ・スイッチ・ユニット402と同様とすることができ、バルブ制御システム400に使用することができる。バルブ・スイッチ・ユニット500は、電気的または電気機械的なデバイスとして実施することができ、したがって1つまたは複数の集積回路、リレー、スイッチなどでよく、および/または1つまたは複数の集積回路、リレー、スイッチなどを含むことができる。
【0022】
バルブ・スイッチ・ユニット500は、複数のバルブ(例えば、図4のバルブ410)を制御することができる。複数のチャネル502a、502b〜502nで(例えば、複数のチャネル502a、502b〜502nから制御信号を受け取ることによって)バルブを制御することができる。各チャネル502a〜502nは、自動式コントローラ(図5でのAC)(例えば、上記の図4の自動式コントローラ406)および機械式コントローラ(図5でのMC)(例えば、上記の図4の機械式コントローラ404)から制御信号を受け取ることができ、1つまたは複数のバルブ(図5でのV)(例えば、上記の図4のバルブ410)に制御信号を出力することができる。このようにして、バルブ・スイッチ・ユニット500は、様々なデバイスからの複数の入力と、様々なデバイスへの複数の出力とを有することができる。
【0023】
チャネル502a〜502nは、マイクロプロセッサ504に結合することができる。マイクロプロセッサ504は、1つまたは複数の電源回路506、1つまたは複数の過電圧および/または過電流プロテクタ508、および1つまたは複数の通信デバイス510に結合することができる。これらの電気部品は周知であり、本発明に関する場合を除いて本明細書ではこれ以上詳しく論じない。もちろん、代替の構成を実施することもできる。いくつかの実施形態では、過電圧および/または過電流プロテクタ508は、チャネル502a〜502nのそれぞれに組み込み、かつ/または直接結合することができる。同じ実施形態または代替実施形態においては、チャネル502a〜502nは、通信デバイス510を介してバルブに接続することができる。
【0024】
チャネル502a〜502nは、自動式コントローラと機械式コントローラの間でバルブの制御を切り替えるように構成されている電気的または電気機械的な構成部品でよく、および/または自動式コントローラと機械式コントローラの間でバルブの制御を切り替えるように構成されている電気的または電気機械的な構成部品を含むことができる。このようなチャネルの一実施形態を図7に関して以下で説明する。各チャネル502a〜502nは、コントローラ(例えば、図4の自動式コントローラ406および/または機械式コントローラ404)にとって完全に透過的であり得る。これは、偶発的なエラー状態信号を防止することができる。例えば、バルブ・スイッチ・ユニット402が漏れ電流を生じた場合、機械式コントローラ404が、切断されているバルブを誤ってトリガし、エラーモードに入る可能性がある。
【0025】
マイクロプロセッサ504は、プログラム可能なデジタル式電子部品、マイクロコントローラ、集積回路などの任意の適切な電子部品でよい。
【0026】
いくつかの実施形態では、電源回路506は、周知のようにバルブ・スイッチ・ユニット500用のエネルギー供給ユニット(例えば、電源ユニット)でよい。代替実施形態では、電源回路506は、バルブ制御システム400および/または建設車両の電源などの外部電源へのインターフェースまたは接続部としてもよい。
【0027】
過電圧および/または過電流プロテクタ508は、アクティブな過電圧/電流回路、ツェナー・ダイオード、アバランシェ・ダイオード、トランシル、回路遮断器などの任意の適切な過電圧保護デバイスおよび/または過電流保護デバイスを組み込むことができる。
【0028】
通信デバイス510は、通信用の任意の適切なデバイスでよい。いくつかの実施形態では、通信デバイス510は、RS485シリアルバス、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)バスなどのシリアル通信デバイスでよい。
【0029】
図6は、本発明の別の実施形態によるバルブ・スイッチ・ユニット600の代表的な構成図を示している。バルブ・スイッチ・ユニット600は、バルブ・スイッチ・ユニット500および/またはバルブ・スイッチ・ユニット402と同様のものとすることができ、バルブ制御システム400で使用することができる。バルブ・スイッチ・ユニット500と同様に、バルブ・スイッチ・ユニット600は、電気的または電気機械的なデバイスとして実施することができ、したがって1つまたは複数の集積回路、リレー、スイッチなどでよく、および/または1つまたは複数の集積回路、リレー、スイッチなどを含むことができる。したがって、バルブ・スイッチ・ユニット600における類似の構成部品の特徴は、その実施をバルブ・スイッチ・ユニット500に即して概略的に上述したので、これ以上詳しく論じない。
【0030】
バルブ・スイッチ・ユニット600は、通信バス602を介して、複数のバルブ(例えば、図4のバルブ410)から信号を受け取り、複数のバルブ(例えば、図4のバルブ410)に信号を伝送し、複数のバルブ(例えば、図4のバルブ410)を制御するように結合することができる。バルブ・スイッチ・ユニット600はまた、通信バス602を介してバルブと通信するための、上記のバルブ・スイッチ・ユニット500のチャネル502a〜502nと同様の複数のチャネル604a、604b、604c、604d〜604nを含むことができる。各チャネル604a〜604nはまた、通信バス602を介して、自動式コントローラ(例えば、上記の図4の自動式コントローラ406)および機械式コントローラ(例えば、上記の図4の機械式コントローラ404)から制御信号を受け取ることができる。いくつかの実施形態では、各チャネル604a〜604nはまた、手動式コントローラ(例えば、上記の図4の手動式コントローラ408)からも制御信号を受け取ることができる。言い換えれば、バルブ・スイッチ・ユニット600は、通信バス602を介しての、様々なデバイスからの複数の入力と、様々なデバイスへの複数の出力とを有することができる。
【0031】
チャネル604a〜604nは、それぞれ電流センサ606a〜606nとスイッチ(例えば、スイッチング回路)608a〜608nとを含むことができる。いくつかの実施形態では、電流センサ606a〜606nをスイッチ(例えば、スイッチング回路)608a〜608nに組み込むことができる。このような構成を、図7のチャネル700に関して以下に示す。同じ実施形態または代替実施形態においては、各チャネル604a〜604nはまた、過電圧および/または過電圧プロテクタ610a〜610nも含むことができる。
【0032】
チャネル604a〜604nは、マイクロプロセッサ612に結合することができる。マイクロプロセッサ612は、電源回路614に結合することができ、この電源回路614は、通信バス602に結合された過電圧プロテクタ616によって過電圧保護される。マイクロプロセッサ612はまた、1つまたは複数の通信デバイス620を介して通信バス602に直列で結合されたアイソレータ・スイッチ618にも結合することができる。
【0033】
通信バス602は、周知のように、電気的バスまたは電気コネクタ(例えば、多ピンコネクタ)でよい。したがって、通信バス602に直接的にかつ/または間接的に結合された構成部品間で、通信、制御信号、電力、電流などを受け渡しすることができる。少なくとも一実施形態では、通信バス602は40ピンI/Oコネクタである。
【0034】
電流センサ606a〜606nは、(例えば、バルブ、自動式コントローラ、機械式コントローラなどから)電流を検出するように構成されている任意のデバイスまたはデバイスの組合せとすることができ、スイッチ608a〜608n、マイクロプロセッサ612、またはバルブ・スイッチ・ユニット600に関連する他の任意のデバイスで使用される比例信号を生成することができる。
【0035】
スイッチ608a〜608nは、チャネル604a〜604nでかつ/またはバルブ・スイッチ・ユニット600内の他の場所で信号(例えば、通信信号、電流など)の流れを変えるために使用される任意のスイッチ、ゲート、または同様のデバイスもしくはデバイスの組合せでよい。このようにして、スイッチ608a〜608nを使用して、自動式コントローラから機械式コントローラに、またその逆の場合も同様にバルブの制御を切り替えることができる。すなわち、スイッチ608a〜608nにより、具体的にチャネル604a〜604nを通して、また全般的にバルブ・スイッチ・ユニット600を通して電流を送ることが容易になる。
【0036】
図7は、本発明の一実施形態による例示的なチャネル(例えば、回路)700を示している。チャネル700は、チャネル502a〜nおよびチャネル604a〜nと同様とすることができる。すなわち、チャネル700の構成を備える回路を、チャネル502a〜nおよびチャネル604a〜nのうちの1つまたは複数のものとして、または一緒に使用することができる。同様に、以下で電気回路として説明するが、チャネル700を、いくつかの電気的かつ/または電気機械的なデバイスにわたって実施することができる。したがって、「スイッチング回路」という一般的な用語は、チャネル700、ならびにチャネル700の機能を果たすために使用される他の任意のデバイス、またはロジックおよび/もしくはデバイスの組合せに等しく当てはまる。さらに、抵抗器、インダクタ、コンデンサ、伝送線、電圧源、電流源、スイッチなど電気的かつ/または電子的な素子および/または構成部品の任意の適切な組合せを、このようなスイッチング回路および/またはチャネルを形成する際に使用することができる。さらにまた、チャネル700を、1つまたは複数の集積回路、プリント基板などとして実施することができる。当業者であれば、本明細書に記載し、図7に示した、チャネル700の設計の様々な実装形態を理解するであろう。
【0037】
チャネル700は、スイッチ704に結合された自動式コントローラの入力端702を含む。スイッチ704が閉じているとき、自動式コントローラの入力端702は、バルブの出力端706に直接アクセスできる。すなわち、電流および/または他の信号は、自動式コントローラ(例えば、図4の自動式コントローラ406)から自動式コントローラの入力端702を通り、閉じたスイッチ704を渡り、バルブの出力端706を介してバルブ(例えば、図4のバルブ410)に流れることができる。
【0038】
チャネル700はまた、電流センサ710に結合された機械式コントローラの入力端708も含む。少なくとも一実施形態では、電流センサ710は抵抗器でよい。同じ実施形態または代替実施形態においては、電流センサ710は、機械式コントローラ(例えば、図4の機械式コントローラ404)から機械式コントローラの入力端708を介して電流を検知することができる。電流センサ710は、検知された電流に応答して、信号をオペアンプ712に送ることができ、オペアンプ712は信号を増幅し、それを信号調整器714に転送することができる。
【0039】
電流センサ710は、ダミー抵抗器716に結合され、ダミー抵抗器716はスイッチ718に結合される。スイッチ718が閉じているとき、ダミー抵抗器716は機械式コントローラの入力端708からの入力にダミー負荷を与える。これにより、スイッチ722が開き、スイッチ704が閉じているとき(例えば、自動式コントローラの入力端702からバルブの出力端706に電流が流れているとき)の電流の経路がもたらされる。ドライバ720は、信号調整器714に結合し、かつ/または信号調整器714から信号を受け取ることができる。いくつかの実施形態では、ドライバ720は、信号調整器714の構成部品として実施することができる。同じ実施形態または代替実施形態においては、ドライバ720は、電流センサ710、および/または電流センサ710とドライバ720との間の他の任意の適切な中継デバイスに直接結合し、かつ/または電流センサ710および/またはその中継デバイスから信号を受け取ることができる。ドライバ720はさらに、スイッチ704、722、および/または718に結合することができ、スイッチ704、722、および/または718と通信する(例えば、スイッチング信号を渡す、など)ように適合することができる。
【0040】
実際の応用においては、チャネル700の例示的な動作を下記に説明することができる。最初に、スイッチ704をONとする(例えば、閉じている)ことができ、それにより自動式コントローラが、自動式コントローラの入力端702からスイッチ704を通ってバルブの出力端706までの経路を介して直接バルブを制御することが可能になる。この最初の状態では、スイッチ722はOFF(例えば、開いている)であり、それにより漏れ電流またはトリクル電流があれば、それが機械式コントローラの入力端708からバルブの出力端706に流れるのが阻止される。スイッチ718をONとする(例えば、閉じている)ことができ、それにより、上述したように、ダミー抵抗器716が機械式コントローラの入力端708からの入力にダミー負荷および電流経路をもたらすことができる。
【0041】
機械式コントローラ(例えば、機械式コントローラ404など)がバルブを駆動させようとしたとき、増加した電流が、機械式コントローラの入力端708、電流センサ710、オペアンプ712、および信号調整器714を通って流れることになる。このようにして、増加した電流は検出されることになり、信号調整器は信号をドライバ720に送って各スイッチを逆にする。すなわち、ドライバはスイッチング信号を送って、スイッチ704を開き、スイッチ718を開き、スイッチ722を閉じる。
【0042】
機械式コントローラの入力端708から電流センサ710を通って流れる電流が、所定の(例えば、ユーザによってプログラムされた、など)閾値を下回った場合、信号調整器714およびドライバ720は再びスイッチ704、718、および720を逆にするように連動して動作する。
【0043】
図8は、バルブを制御する方法800の流れ図である。この制御されるバルブは、図4でのバルブ制御システム400のバルブ410でよい。話を簡単にするために、方法800を、バルブ制御システム400、バルブ・スイッチ・ユニット600、およびチャネル700に関して概略的に論じる。バルブ・スイッチ・ユニット500およびバルブ・スイッチ・ユニット600ならびにチャネル700の例示の具体的な諸実施形態は、方法800の様々な機能を実施するために使用することができる構造を表すが、本発明はこうした例に限られていない。この方法はステップ802から開始する。
【0044】
一般に、通常の動作中、バルブ制御システム400を使用する機械を、自動式コントローラ406で制御することができる。すなわち、バルブ・スイッチ・ユニット402を切り替えて、制御信号(例えば、電流)が自動式コントローラ406からバルブ410に流れることが可能になるようにすることができる。チャネル700を使用する一実施形態では、スイッチ704を閉じて、電流が自動式コントローラの入力端702からバルブの出力端706に流れることが可能になるようにすることができ、スイッチ722を開いて、信号が機械式コントローラの入力端708からバルブの出力端706に流れるのを阻止することができる。
【0045】
ステップ804で、バルブ・スイッチ・ユニット402において信号を検出する。少なくとも一実施形態では、この信号は機械式コントローラ404からの電流である。例えば、バルブ・スイッチ・ユニット600では電流センサ606a〜nで、あるいはチャネル700では電流センサ710を介して電流を検出することができる。
【0046】
ステップ806で、検出された信号が所定の閾値を超えたか、所定の閾値を下回ったか、あるいは所定の閾値の範囲(例えば、上方の閾値と下方の閾値の間)を維持しているかどうかに関する判定が行われる。検出された信号が所定の閾値(例えば、所定の電流)を超えていないか、あるいは所定の閾値を下回っていない場合、その方法は制御をステップ804に戻して、信号を検出し続け、自動式コントローラ406はバルブ410を駆動することになる。検出された信号が所定の閾値を超えた場合、対応する信号が送られ、その方法はステップ808へ進む。例えば、機械式コントローラの入力端708で受け取られ、電流センサ710で検出された電流が所定の電流レベルを超えた場合、対応する信号がチャネル700の全体にわたって送られる。信号が所定の閾値を下回った場合、下記にさらに詳細に説明するように、対応する信号が送られ、その方法はステップ810に進む。例えば、機械式コントローラの入力端708で受け取られ、電流センサ710で検出された電流が所定の電流レベルを下回った場合、対応する信号がチャネル700の全体にわたって送られる。
【0047】
ステップ806である閾値を超えたことを示す信号に応答して、ステップ808で制御が切り替えられる。バルブ・スイッチ・ユニット402によって、自動式コントローラ406から機械式コントローラ404に制御を切り替えることができる。チャネル700を使用する一実施形態では、所定の閾値を超えた電流を検出したとき、スイッチ704を開くことができ、それにより信号が自動式コントローラの入力端702からバルブの出力端706に流れるのが阻止される。実行可能な限り同時に、スイッチ722を閉じて、信号(例えば、電流)が機械式コントローラの入力端708からバルブの出力端706に流れることが可能になるようにすることができる。したがって、自動式コントローラ406から機械式コントローラ404にバルブ410の制御を切り替えることができる。もちろん、自動式コントローラ406から機械式コントローラ404にバルブ410の制御を切り替える際に他の回路および/または方法を使用することができる。
【0048】
ステップ806である閾値を下回ったことを示す信号に応答して、ステップ810でバルブ410の制御が切り替えられる。バルブ・スイッチ・ユニット402によって、自動式コントローラ406から機械式コントローラ404に制御を切り替えることができる。チャネル700を使用する一実施形態では、所定の閾値を下回った電流を検出したとき、スイッチ704を閉じることができ、それにより信号が自動式コントローラの入力端702からバルブの出力端706に流れることが可能になる。実行可能な限り同時に、スイッチ722を開いて、信号(例えば、電流)が機械式コントローラの入力端708からバルブの出力端706に流れるのを防ぐようにすることができる。したがって、機械式コントローラ404から自動式コントローラ406にバルブ410の制御を切り替えることができる。もちろん、機械式コントローラ404から自動式コントローラ406にバルブ410の制御を切り替える際に他の回路および/または方法を使用することができる。
【0049】
方法800の諸方法ステップを他の順序において実行できることも理解できる。本明細書では、自動式コントローラ406から機械式コントローラ404にバルブ410の制御を切り替え、機械式コントローラ404から自動式コントローラ406にバルブ410の制御を切り替えるときの方法800を論じる。もちろん、すでに制御が機械式コントローラ404に設定されている(例えば、制御信号が、バルブ・スイッチ・ユニット402によって機械式コントローラ404からバルブ410に渡されている)場合、別の順序で諸方法ステップを実行することができる。このようにして、バルブ・スイッチ・ユニット402は、機械式コントローラ404から自動式コントローラ406に、またその逆の場合も同様にバルブ410の制御を切り替えることができる。この方法800はステップ812で終了する。
【0050】
上記の詳細な説明は、あらゆる点で例示的かつ典型的であるが、限定的なものではないと理解すべきであり、本発明の本明細書で開示する範囲は、詳細な説明からではなく、特許法で認められている十分な広さにしたがって解釈される特許請求の範囲から決定すべきである。本明細書に示し記載する諸実施形態は、本発明の諸原理の例示的なものに過ぎず、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、当業者によって様々な修正を実施することができることを理解されたい。当業者であれば、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、他の様々な特徴の組合せを実施することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の入力デバイスの間で1つまたは複数のバルブの制御を切り替えるための装置であって、
前記複数の入力デバイスのうちの第1のデバイスから信号を検出するように構成されているセンサと、
前記第1のデバイスからの前記信号が所定の閾値を超えた場合、前記複数の入力デバイスのうちの第2のデバイスから前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスに前記1つまたは複数のバルブの制御を切り替えるように構成されているスイッチング回路と
を備える装置。
【請求項2】
前記スイッチング回路が、
前記センサに結合され、前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスにダミー負荷を与えるように構成されている抵抗器と、
前記複数の入力デバイスのうちの前記第2のデバイスと前記1つまたは複数のバルブとの間に結合され、閉じているとき、信号が前記複数の入力デバイスのうちの前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のバルブに流れることが可能になるように構成されている第1のスイッチと、
前記センサと前記1つまたは複数のバルブとの間に結合され、閉じているとき、信号が前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスから前記1つまたは複数のバルブに流れることが可能になるように構成されている第2のスイッチと
を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記スイッチング回路がさらに、
前記抵抗器に結合され、閉じているとき、前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスから前記抵抗器を通る信号に経路をもたらす第3のスイッチを備える、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記センサが、電流を検出するように構成されている電流センサである、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記スイッチング回路がさらに、前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスからの前記信号が所定の閾値を下回った場合、前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスから前記複数の入力デバイスのうちの前記第2のデバイスに前記1つまたは複数のバルブの制御を切り替えるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記複数の入力デバイスのうちの前記第1のデバイスが機械式コントローラであり、前記センサが、入力を示す前記機械式コントローラから、手動式コントローラからの前記機械式コントローラへの電流を検出するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記複数の入力デバイスが前記装置に並列に結合されている、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記センサが前記スイッチング回路に組み込まれている、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
複数のコントローラで1つまたは複数のバルブを制御する方法であって、
バルブ・スイッチ・ユニットにおいて第1のコントローラから信号を検出することと、
検出された前記信号が所定の閾値を超えた場合、前記バルブ・スイッチ・ユニットにおいて判定することと、
前記信号が前記所定の閾値を超えた場合、第2のコントローラから前記第1のコントローラに1つまたは複数のバルブの制御を切り替えることと
を含む方法。
【請求項10】
検出された前記信号が所定の閾値を下回った場合、前記バルブ・スイッチ・ユニットにおいて判定することと、
前記信号が前記所定の閾値を下回った場合、前記第1のコントローラから前記第2のコントローラに1つまたは複数のバルブの制御を切り替えることと
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記信号が、検出された電流である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のコントローラにおいて第3のコントローラから受け取った制御信号を示す電流を前記バルブ・スイッチ・ユニットにおいて受け取ることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のコントローラが機械式コントローラであり、前記第2のコントローラが自動式コントローラである、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のコントローラが機械式コントローラであり、前記第2のコントローラが自動式コントローラであり、前記第3のコントローラが手動式コントローラである、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のコントローラにダミー負荷を与えることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
第2のコントローラから前記第1のコントローラに1つまたは複数のバルブの制御を切り替えることが、
信号が前記第2のコントローラから前記1つまたは複数のバルブに流れるのを阻止することと、
信号を前記第1のコントローラから前記1つまたは複数のバルブに渡すことと
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
信号が前記第2のコントローラから前記1つまたは複数のバルブに流れるのを阻止することが、第1のスイッチを開くことを含み、信号を前記第1のコントローラから前記1つまたは複数のバルブに渡すことが、第2のスイッチを閉じることを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
1つまたは複数のバルブを制御するためのシステムであって、
バルブ・スイッチ・ユニットと、
前記バルブ・スイッチ・ユニットに結合され、手動制御信号を生成するように構成されている手動式コントローラと、
前記バルブ・スイッチ・ユニットに結合され、自動バルブ制御信号を前記バルブ・スイッチ・ユニットに与えるように構成されている自動式コントローラとを備え、
前記バルブ・スイッチ・ユニットが、前記手動式コントローラと前記自動式コントローラの間でバルブの制御を切り替えるように構成されている、システム。
【請求項19】
前記手動式コントローラと前記バルブ・スイッチ・ユニットの間に結合され、前記手動式コントローラからの前記手動制御信号に基づいて、機械式コントローラの制御信号を前記バルブ・スイッチ・ユニットに与えるように構成されている機械式コントローラをさらに備え、
前記バルブ・スイッチ・ユニットがさらに、前記機械式コントローラから受け取った前記制御信号に基づいて、前記機械式コントローラと前記自動式コントローラの間で前記バルブの制御を切り替えるように構成されている、請求項18に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−536090(P2010−536090A)
【公表日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−519916(P2010−519916)
【出願日】平成20年7月30日(2008.7.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/009168
【国際公開番号】WO2009/020538
【国際公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(510030939)トプコン ポジショニング システムズ,インク. (2)
【Fターム(参考)】