説明

バーコード印刷データの生成方法、印刷装置及びプログラム

【課題】利用者がPDF417に含まれる情報であるバーコード文字列と、PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を指定するのみで、利用者が桁数及び段数を明示的に指定する必要なしに、アイテム領域の縦横比に一致する最大のサイズのPDF417印刷データを生成する。
【解決手段】レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷データを生成する制御部を備えた印刷装置における2次元バーコードの印刷データの生成方法であって、前記2次元バーコードに含まれる情報であるバーコード文字列を取得するステップS101と、取得した文字列に基づいて、必要コードワード数を算出するステップS102と、前記バーコードが配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得するステップS103と、前記アスペクト比に近似する2次元バーコードの桁数及び段数を算出するステップS104を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2次元バーコードであるPDF417を任意のスペース領域に最も近い大きさに印刷できるように、桁数及び段数に算出する算出方法、算出した桁数及び段数で印刷する印刷データの生成方法、印刷装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のラベルプリンタでは、縦書き横書きの指定は行えるものの、キャラクタの印刷位置を自由に設定できない不具合があった。また、従来のワードプロセッサでは、キャラクタの配置をあらかじめ想定して、相当する画面上の箇所にカーソルを位置させてキャラクタの入力操作を行わなければならず、さらに、キャラクタの向きや、キャラクタが複数ある場合のそれらの配列方向(例えばラベルの左から右に向けてとか、上から下に向けてといった方向)を設定するには、複雑な入力操作が必要となり、しかも、その複雑な操作を1つのキャラクタ毎に行わなければならない。このため、入力操作が煩雑になり、操作に熟達した者でないと所望のレイアウトでキャラクタをラベル上に印刷することができないという不具合があった。
この不具合を解決するキャラクタの割付方法として以下のラベル作成システムが知られている。(特許文献1参照)
【0003】
文字や数字等のキャラクタの配置を画面上で視認しながらラベルを作成するためのシステムであって、前記ラベルのサイズを設定するラベルサイズ設定手段と、前記キャラクタを入力するキャラクタ入力手段と、前記キャラクタのサイズを設定するキャラクタサイズ設定手段と、前記ラベルのサイズを基に前記ラベルの外形を示すラベル画像の表示用画像データを生成すると共に、前記キャラクタのサイズを基に前記キャラクタ入力手段に入力されたキャラクタの大きさを示す枠線の表示用画像データを生成する表示用画像データ生成手段と、前記各表示用画像データを基に、前記ラベル画像及び枠線を前記画面に表示させる表示制御手段と、前記枠線の表示位置を任意に変更し設定するレイアウト決定手段と、前記画面の表示に応じたレイアウトで前記キャラクタを形成した前記ラベルの印刷用画像の画像データを生成する印刷用画像データ生成手段と、を備えることを特徴とするラベル作成システム。(請求項1)
【0004】
また、キャラクタ(アイテム)としてバーコードを配置する場合には、バーコードはバーコードサイズが大きい方がバーコードリーダによる読取精度が向上するので、バーコードを配置するアイテム領域の範囲で最大の大きさで配置して印刷することが望ましい。
【0005】
また、バーコードの1種として、2次元バーコードとしての「PDF417」が知られている。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平7−88981号公報
【特許文献2】特開平9−153109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
PDF417は、バーコードの設定情報である桁数、段数を指定することによって、バーコードの縦横比を任意に調整することができる。このため、バーコードの読取り精度を考えた場合には、アイテム領域(枠)の縦横比と、バーコードの縦横比を一致させることが望ましい。
従来はアイテム領域内に、PDF417(バーコード)を配置する場合には、利用者が桁数及び段数を明示的に指定する必要があり、アイテム領域の縦横比に一致するようにPDF417の桁数及び段数を指定することは難しかった。
【0008】
本発明の課題(目的)は、印刷物のアイテム領域内に、PDF417(バーコード)を配置する場合に、利用者がPDF417に含まれる情報であるバーコード文字列と、PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を指定するのみで、利用者が桁数及び段数を明示的に指定する必要なしに、アイテム領域の縦横比に近似する最大のサイズのPDF417印刷データを生成することが可能なバーコード印刷データの生成方法、印刷装置及びプログラムを実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明の2次元バーコードの印刷データの生成方法は、
レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷物における2次元バーコードのアイテム領域の縦横比に対応する当該2次元バーコードの桁数及び段数を演算して印刷データを生成する制御部、を備えた印刷装置における2次元バーコードの印刷データの生成方法であって、
前記2次元バーコードに含まれる情報であるバーコード文字列を取得するステップと、
取得した文字列に基づいて、必要コードワード数を算出するステップと、前記バーコードが配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得するステップと、前記アスペクト比に近似する2次元バーコードの桁数及び段数を算出するステップと、を含むことを特徴とする。
【0010】
また、前記2次元バーコードはPDF417であり、アイテム枠に対して最大のサイズとなることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の2次元バーコードの印刷装置は、レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷物におけるPDF417のアイテム領域の縦横比に対応する当該PDF417の桁数及び段数を演算して印刷データを生成する制御部を備えた印刷装置であって、
前記PDF417に含まれる情報であるバーコード文字列を取得するバーコードデータ取得部と、取得した文字列に基づいて、PDF417の必要コードワード数を算出する必要コードワード数算出部と、前記PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得するアスペクト比取得部と、前記アスペクト比に近似するPDF417の桁数及び段数を算出する桁数・段数算出部と、前記アイテム枠に対して最大のサイズとなるPDF417印刷データを生成する印刷データ生成部とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の2次元バーコードの印刷データを生成するプログラムは、レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷物における2次元バーコードのアイテム領域の縦横比に対応する当該2次元バーコードの桁数及び段数を演算して印刷データを生成する制御部、を備えた印刷装置における2次元バーコードの印刷データを生成するプログラムであって、
前記印刷装置のコンピュータに、前記2次元バーコードに含まれる情報であるバーコード文字列を取得するステップと、取得した文字列に基づいて、必要コードワード数を算出する手順と、前記PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得する手順と、前記アスペクト比に近似する2次元バーコードの桁数及び段数を算出する手順と、前記アイテム枠に対して最大のサイズとなるPDF417印刷データを生成する手順とを実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、印刷物のアイテム領域内に、PDF417(バーコード)を配置する場合に、利用者がPDF417に含まれる情報であるバーコード文字列と、PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を指定するのみで、利用者が桁数及び段数を明示的に指定する必要なしに、アイテム領域の縦横比に近似する最大のサイズのPDF417印刷データを生成することが可能なバーコード印刷データの生成方法、印刷装置及びプログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明をアイテム編集装置に当てはめた時の制御ブロック図である。
【図2】アイテム編集装置におけるフローチャート図である。
【図3】図2の桁数、段数を算出の、詳細フローチャート図である。
【図4】実施例1の具体例で作成したバーコードである。
【図5】PDF417の桁数と最大コードワード数との関係を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
先ず、2次元バーコードの1種であるPDF417について説明する。
PDF417シンボルはバーコード化された情報の段の積み重ねによって構成されている。
シンボル内の各段は、スタートパターンと、ローインディケータと、いくつかのコードワードと、ストップパターンとによって構成されている。
コードワードは、ある数字、文字またはその他のシンボルを表わす値、またはこれらに関連づけられた値を符号化するための基本となる単位である。集合的に、各段のコードワードはデータ列を形成する。
【0016】
PDF417シンボルの段の数(段数)と、データ列の数(桁数)は共に可変である。
シンボルは、少なくとも3段を有しなければならず、90段まで有することができる。 同様に、各段のコードワードまたはデータ列の数は、1から30まで変化することが可能である。PDF417の各コードワードは17個のモジュールにより構成されている。
各コードワードには4つのバーと4つのスペースがあり、黒いモジュールがバー、白いモジュールがスペースとなる。個々のバーまたはスペースの幅は、同色のモジュールを並べることにより変えることができ、最大で6モジュール分となるが、1つのコードワードあたりのモジュール数は常に17である。
【0017】
PDF417はユニークなスタートパターンとストップパターンとを使用する。スタートパターン、すなわち各段の左側は、ユニークなパターンを有する。スタートパターンは17モジュールからなる。ストップパターン、すなわち各段の右側は、ユニークなパターンを有する。ストップパターンは18モジュールからなる。スタートパターンとストップパターンは各段で同じなため、これらのパターンはシンボルのそれぞれ左側と右側に連続した「構造」を形成する。また、スタートパターンの左側、ストップパターンの右側にはPDF417の桁数、段数などの情報を格納したローインディケータを有する。ローインディケータはそれぞれ17モジュールからなる。シンボル全体は、黒いマークを含まないクリアなスペース、または「クワイエットゾーン」に囲まれている。
【0018】
図1を用いて本発明のバーコード印刷方法、印刷装置及びプログラムの説明をする。
図1は、2次元バーコードであるPDF417を含むアイテムの編集に本発明を利用した際の制御ブロック図である。
図1において、11はレイアウト情報記憶部、13はバーコード情報記憶部、12は前記レイアウト情報記憶部及びバーコード情報記憶部のデータを基に、レイアウト情報に含まれる2次元バーコードであるPDF417が印刷されるアイテム領域の縦横比に一致するように当該PDF417の桁数及び段数を演算し、印刷データを生成する制御部である。
制御部12には、バーコード生成モジュール20、桁数・段数算出部21及び印刷データ生成部22が含まれる。
【0019】
図2のフローチャートを用いて本発明のバーコード印刷方法の制御部における各手順の基本的な流れを説明する。
・制御部12は、バーコード情報記憶部13から2次元バーコードPDF417として表示する内容であるバーコード文字列(データ)を取得する。(ステップS101)
・バーコード生成モジュール20にて、前記ステップS101で取得したバーコード文字列に相当する必要コードワード数を算出する。(ステップS102)
・制御部12は、レイアウト情報記憶部11から2次元バーコードPDF417が表示されるアイテム枠(表示領域)のアスペクト比を取得する。(ステップS103)
・桁数・段数算出部21にて、ステップS103で取得したアイテム枠のアスペクト比、及びステップS102で算出した必要コードワード数に対応するPDF417の桁数・段数を算出する。(ステップS104)
・バーコード生成モジュール20にて、ステップS104で算出した桁数・段数からPDF417を生成する。(ステップS105)
・印刷データ生成部22にて、ステップS105で生成したPDF417をアイテム枠の縦横のいずれかに一致するように拡大したデータを生成し、印刷する。(ステップS106)
【0020】
次に、図3のフローチャートを用いて、図2のステップS104の必要コードワード数に対応するPDF417の桁数・段数を算出する処理手順の1例について詳細な説明をする。
・下記の式1より段数(暫定値)(2値)を算出する。(ステップS201)
【0021】
式1
M=(T×n+Qh)/(69+17×m+Qw)
M×(69+17×m+Qw) = T×n+Qh
69×M+17×M×m+Qw×M−T×n−Qh=0
m=K/nより
69×M+17×M×K/n+Qw×M−T×n−Qh=0
−T×n+(69×M+Qw×M−Qh×n+17×M×K=0
A=−T
B=69×M+Qw×M−Qh
C=17×M×K とすると、
n=(−B±√(B−4×A×C)) / (2×A)
【0022】
式1において、以下のとおりである。
・アイテム枠のアスペクト比(縦/横):M
・PDF417のモジュール比(縦/横):T
・必要コードワード数:K
・左右クワイエットゾーン合計:Qw
・上下クワイエットゾーン合計:Qh
・桁数:m
・段数:n
【0023】
上記の如くA, B, Cはすべて値が求められるため、nが決定できる。
・上記式1により得られた2つのnのうち、一方が虚数の場合は、実数値を段数として決定する。(ステップS202)
・上記式1により得られた2つのnのうち、両方が実数の場合は、3〜90の範囲内に近い方を段数として決定する。(ステップS203)
・ステップS202、S203により決定した段数に端数がある場合には、端数を切り上げ、また3〜90の範囲外の場合には、範囲内に丸め込む。(ステップS204)
【0024】
・下記の式2より桁数を算出する。(ステップS205)
【0025】
式2
m=K/n
【0026】
式2において、以下のとおりである。
・必要コードワード数:K
・桁数:m
・段数:n
【0027】
・上記式により得られたmのうち、1〜30の範囲内に丸め込む。(ステップS206)
・端数が出た場合には、図5の表1を使い、表1上の最大コードワード数が必要コードワード数(K)と同じもしくは大きく、かつ算出値のmが表1上の桁数にもっとも近いものを新たな桁数mとする。(ステップS207)
【0028】
・下記の式3より段数を算出し、端数がある場合には、端数を切り上げる(ステップS208)
【0029】
式3
n=K/m
【0030】
式3において、以下のとおりである。
・必要コードワード数:K
・桁数:m
・段数:n
【0031】
(実施例)
大文字半角「A」が1832文字連続する場合、必要コードワード数は919となる。(文字数×0.5+1(必須なPDF417固有データ) +2(エラー訂正用))
このアプリの場合、T=3、Qh=4、Qw=4となる。
アイテム枠のアスペクト比は計算を単純にするために1(正方形)とする。
【0032】
M=(T×n+Qh/(69+17×m+Qw)
1=(3×n+4)/(69+17×m+4)
途中省略
A=−3
B=69×1+4×1−4=69
C=17×1×919=15623
n=(−B±√(B−4×A×C) /(2×A)=(−69±√(192237)/−6
n=(−69+√(192237))/−6=−61.57
n=(−69−√(192237))/−6=84.57
【0033】
よって、n=85
m=919/85=10.81→表1により11
n=919/11=83.5=84
よって、桁数11、段数84となる。
【0034】
以上のとおり、本発明によれば、印刷物のアイテム領域内に、PDF417(バーコード)を配置する場合に、利用者がPDF417に含まれる情報であるバーコード文字列と、PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を指定するのみで、利用者が桁数及び段数を明示的に指定する必要なしに、アイテム領域の縦横比に近似する最大のサイズのPDF417印刷データを生成することが可能になる。
【符号の説明】
【0035】
11:レイアウト情報記憶部
12:制御部
13:バーコード情報記憶部
20:バーコード生成モジュール
21:桁数・段数算出部
21:印刷データ生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷物における2次元バーコードのアイテム領域の縦横比に対応する当該2次元バーコードの桁数及び段数を演算して印刷データを生成する制御部、を備えた印刷装置における2次元バーコードの印刷データの生成方法であって、
前記2次元バーコードに含まれる情報であるバーコード文字列を取得するステップと、
取得した文字列に基づいて、必要コードワード数を算出するステップと、
前記バーコードが配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得するステップと、
前記アスペクト比に近似する2次元バーコードの桁数及び段数を算出するステップと、
を含むことを特徴とする印刷データの生成方法。
【請求項2】
前記2次元バーコードはPDF417であり、アイテム枠に対して最大のサイズとなることを特徴とする請求項1に記載の印刷データの生成方法。
【請求項3】
レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷物におけるPDF417のアイテム領域の縦横比に対応する当該PDF417の桁数及び段数を演算して印刷データを生成する制御部を備えた印刷装置であって、
前記PDF417に含まれる情報であるバーコード文字列を取得するバーコードデータ取得部と、
取得した文字列に基づいて、PDF417の必要コードワード数を算出する必要コードワード数算出部と、
前記PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得するアスペクト比取得部と、
前記アスペクト比に近似するPDF417の桁数及び段数を算出する桁数・段数算出部と、
前記アイテム枠に対して最大のサイズとなるPDF417印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
レイアウト情報記憶部、バーコード情報記憶部、及び印刷物における2次元バーコードのアイテム領域の縦横比に対応する当該2次元バーコードの桁数及び段数を演算して印刷データを生成する制御部、を備えた印刷装置における2次元バーコードの印刷データを生成するプログラムであって、
前記印刷装置のコンピュータに、
前記2次元バーコードに含まれる情報であるバーコード文字列を取得するステップと、
取得した文字列に基づいて、必要コードワード数を算出する手順と、
前記PDF417が配置されるアイテム枠を含むレイアウト情報を取得し、前記アイテム枠のアスペクト比を取得する手順と、
前記アスペクト比に近似する2次元バーコードの桁数及び段数を算出する手順と、
前記アイテム枠に対して最大のサイズとなるPDF417印刷データを生成する手順と、
を実行させることを特徴とする印刷データを生成するプログラム。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−198167(P2010−198167A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−40526(P2009−40526)
【出願日】平成21年2月24日(2009.2.24)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】