説明

パチンコ機

【課題】貯留タンクから排出された遊技球を賞球払出装置へ誘導する樋状部材内での球噛みを簡単な構成で確実に防止できるパチンコ機を提供する。
【解決手段】貯留タンク23から排出された遊技球を樋状部材24で一列に整列させてから連結通路25を介して賞球払出装置19まで誘導するパチンコ機において、樋状部材24が、吐出口24dに向かって下り勾配で傾斜する底面部24aと、底面部24aの幅方向両端から起立して誘導通路26を画成する一対の側壁部24b,24cと、底面部24aの上方に延設されて誘導通路26の高さ寸法を上流側から下流側に向けて徐々に狭める規制壁部28とを有し、規制壁部28の導入部28aの下方に位置する特定領域Sで、両側壁部24b,24cの下部領域に突起24eと切欠き24fを形成することにより、誘導通路26の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機に係り、特に、遊技場の島設備から供給された貯留タンク内の遊技球を樋状部材で一列に整列させてから賞球払出装置へ供給するように構成されたパチンコ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機の背面側上部には、遊技場の島設備から供給された遊技球を貯留するための貯留タンクが設けられており、この貯留タンク内に貯留された多数の遊技球は所定の経路を通って1個ずつ賞球払出装置へと導かれるようになっている。そして、遊技中に遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球が一般入賞口やアタッカ装置の大入賞口等に入ると、賞球払出装置が作動することによって、所定個数の遊技球が賞球としてパチンコ機の前面側に設けられた受皿に払い出される。
【0003】
従来より、このようなパチンコ機において、貯留タンクに賞球払出装置へ向けて下り勾配で傾斜する樋状部材を連設し、この樋状部材によって貯留タンクから排出された遊技球を一列に整列させてから賞球払出装置へ供給するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この樋状部材は遊技球を上流側から下流側へ転動させる誘導通路を有しており、誘導通路の途中に遊技球を高さ方向に規制する揺動体が設けてあるため、誘導通路内に上下2段に重なって流入した上段の遊技球は揺動体に当接して移動阻止され、下段の遊技球だけが揺動体の下方を通過して整然と1段1列で誘導通路の下流側へと誘導される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−300964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された従来のパチンコ機では、貯留タンクから誘導通路内に重なって流入した遊技球のうち、2段目以上の遊技球の移動を揺動体で阻止して1段1列に整流するようにしているため、遊技球が誘導通路内で複数重なって詰まる球噛み(またはブリッジ)と呼ばれる現象を防止することができる。しかしながら、上下2段に重なった遊技球を揺動体の揺動運動によって1段1列に均すためには、外周を円筒面とした揺動体の回転軸を樋状部材に偏心させて取り付けると共に、回転軸と反対側に重心が偏るように錘を取り付ける必要があり、このような複雑構造の揺動体によってコストアップになるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、貯留タンクから排出された遊技球を賞球払出装置へ誘導する樋状部材内での球噛みを簡単な構成で確実に防止できるパチンコ機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、多数の遊技球を貯留可能な貯留タンクと、この貯留タンクから排出された遊技球を一列に整列させて吐出口まで誘導する樋状部材と、前記吐出口から下方へ延びる連結通路と、この連結通路の下端側に設けられた賞球払出装置とを備え、前記賞球払出装置の作動によって所定数の遊技球が賞球として払い出されるパチンコ機において、前記樋状部材が、前記貯留タンクから前記吐出口に向かって下り勾配で傾斜する底面部と、この底面部の幅方向両側に立設されて遊技球の誘導通路を画成する一対の側壁部と、前記底面部の上方に延設されて前記誘導通路の高さ寸法を上流側から下流側に向けて徐々に狭める規制壁部とを有すると共に、前記規制壁部の上流端側の下方に位置する特定領域で、前記誘導通路の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させる構成にした。
【0008】
このように構成されたパチンコ機では、貯留タンクから排出された遊技球が樋状部材の誘導通路内を吐出口に向かって流下するとき、規制壁部の導入部(上流端)で上下2段に重なった遊技球に対して、上下段いずれか一方の遊技球を特定領域で幅方向へ変位させることにより、上下に重なった2個分の遊技球の高さが特定領域で意図的に下げられるため、規制壁部の導入部で球噛みが発生するという不具合を簡単な構成で確実に防止できる。
【0009】
上記の構成において、特定領域で誘導通路を介して対向する樋状部材の両側壁部のうち、一方の側壁部の上下いずれかの領域に突起を形成すると共に、他方の側壁部にこの突起に対向する凹みを形成すると、極めて簡単な構成で球噛みを防止できて好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のパチンコ機は、規制壁部の導入部(上流端)下方の特定領域で誘導通路の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させており、この特定領域を上下2段に重なって通過する遊技球の一方が蛇行することにより、上下に重なった2個分の遊技球の高さを意図的に下げるようにしているため、規制壁部の導入部での球噛みを簡単な構成で確実に防止することができ、貯留タンクから排出された遊技球を樋状部材の途中で球噛みを起こさせることなく吐出口までスムーズに誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態例に係るパチンコ機の外観斜視図である。
【図2】図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。
【図3】図1に示すパチンコ機の背面図である。
【図4】図1のパチンコ機に備えられる樋状部材の背面図である。
【図5】該樋状部材の平面図である。
【図6】該樋状部材の縦断面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】図6のB−B線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本実施形態例に係るパチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉3等を備えており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
【0013】
図2に示すように、機枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体(図示せず)が固着されており、この下側軸受け体よりも下方の左下隅部には大型のスピーカ6が配設されている。一方、本体枠2の左側枠部の上下両端には第1ピン(図示せず)が設けられており、これら両第1ピンが対応する上下の軸受け体に軸支されることにより、本体枠2は機枠1に対して開閉自在となっている。
【0014】
本体枠2の上部内側には遊技盤7が収納されており、この遊技盤7の盤面(前面)は透明板4を透して目視可能となっている。遊技盤7はガイドレール8等によって区画形成された遊技領域9を有しており、詳細な説明は省略するが、遊技領域9には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。遊技盤7よりも下方の本体枠2はガラス扉3によって覆い隠される設置部2bとなっており、この設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域9に向けて発射する発射装置10が配設されている。
【0015】
本体枠2の右側枠部にはシリンダ錠11aを有する施錠装置11が設置されており、図示省略されているが、この施錠装置11は本体枠2の裏面に配置された後部施錠杆と本体枠2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置11の後部施錠杆により機枠1に対して本体枠2が施錠されると共に、施錠装置11の前部施錠杆により本体枠2に対してガラス扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠11aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して本体枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠11aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動してガラス扉3が開錠されるようになっている。
【0016】
ガラス扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示せず)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の上下の軸孔(図示せず)に挿入することにより、ガラス扉3は本体枠2に対して開閉自在となっている。図1に戻り、ガラス扉3には遊技盤7の盤面(前面)に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aは透明板4によって塞がれている。ガラス扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ12が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ12と前述した大型のスピーカ6とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。また、ガラス扉3の前面下部には、遊技盤7の裏面に配設された後述の賞球払出装置から払い出された遊技球を収容する上段受皿13と、上段受皿13から排出された遊技球を収容する下段受皿14と、遊技者による押下操作が可能なプッシュ釦15とが設けられており、上段受皿12の右側方には発射装置10の発射強度を調整するためのハンドル16が配設されている。
【0017】
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御処理部17と、主制御処理部17からの指令を受けて各種装置を制御する副制御処理部18と、賞球払出装置19と、主制御処理部17からの指令を受けて賞球払出装置19を制御する払出制御処理部20と、ハンドル16の回動操作量に応じて発射装置10の作動を制御する発射制御処理部21と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板22と、遊技場の島設備から供給される多数の遊技球を貯留可能な貯留タンク23と、貯留タンク23から排出された遊技球を一列に整列させて斜め下方へ誘導する樋状部材24と、樋状部材24から吐出された遊技球を賞球払出装置19まで導く連結通路25等が設けられており、副制御処理部18は演出制御処理部18a、特別図柄制御処理部18b、ランプ制御処理部18c、普通図柄制御処理部18dによって構成されている。
【0018】
樋状部材24の詳細について図4〜図8を参照して説明すると、貯留タンク23は本体枠2の背面側の左上隅部に取り付けられており、樋状部材24は貯留タンク23の下面から連結通路25の上端に向かってレール状に延設されている。貯留タンク23は上面を開口した箱形状に形成されており、その内底面には遊技球を樋状部材24に対して排出するための排出口(図示せず)が設けられている。樋状部材24は、貯留タンク23から連結通路25に向かって下り勾配で傾斜する底面部24aと、底面部24aの幅方向(前後方向)両端から起立する一対の側壁部24b,24cとを有しており、これら底面部24aと両側壁部24b,24cによって縦断面凹形状の誘導通路26が画成されている。誘導通路26の幅寸法である両側壁部24b,24cの対向間距離は遊技球の直径よりも若干大きめに設定されており、遊技球は両側壁部24b,24cによって幅方向に規制されながら底面部24aの上流側から下流側へと流下する。また、誘導通路26の高さ寸法は上流側から下流側に向かって徐々に低くなるように設定されており、底面部24aの下流側端部には連結通路25に通じる吐出口24dが設けられている。
【0019】
樋状部材24には均し部材27と規制壁部28が取り付けられており、均し部材27は押え部材29によって脱落が防止されている。図6に示すように、均し部材27は誘導通路26の上流側の上面開口を覆っており、貯留タンク23から樋状部材24の誘導通路26に排出された遊技球は、まず均し部材27で上下方向に高さ規制されながら下流側へと流下する。規制壁部28は均し部材27の下流側から吐出口24dに至る範囲で誘導通路26の上面開口を覆っており、均し部材27を通過した遊技球は、規制壁部28で上下方向に高さ規制されながら吐出口24dまで誘導される。
【0020】
ここで、規制壁部28の上流端である導入部28aの下方を特定領域Sとすると、特定領域Sにおける誘導通路26の高さ寸法は遊技球2個分よりも幾分小さめに設定されており、図7,8に示すように、特定領域Sで対向する一方の側壁部24bに突起24eが形成されると共に、他方の側壁部24cに切欠き(凹み)24fが形成されている。突起24eは一方の側壁部24bの下部領域に形成されており、その高さ寸法は遊技球1個分よりも幾分小さめに設定されている。また、突起24eの長さ寸法は遊技球2個分よりも幾分大きめに設定されており、突起24eの上端と長さ方向の両端にはそれぞれテーパが付けられている。切欠き24fは他方の側壁部24cの下部領域に形成されており、その高さ寸法は遊技球1個分よりも幾分小さめに設定され、長さ寸法は遊技球3個分よりも幾分小さめに設定されている。すなわち、規制壁部28の導入部28aの下方に位置する特定領域Sにおいて、誘導通路26の上部領域は底面部24aと平行に直線状に延びているが、誘導通路26の下部領域には底面部24aの中心寄りに突出する突起24eとそれに対向する切欠き24fが形成されているため、誘導通路26の上部領域と下部領域は相対的に幅方向へ変位したものとなっている。
【0021】
このように構成された樋状部材24では、規制壁部28の導入部28aで上下2段に重なっている遊技球に対して、特定領域Sを通過する下段の遊技球が突起24eに当接して切欠き24fの方向へずらされるため、下段の遊技球のみを特定領域Sで蛇行させることができる。したがって、上下に重なっている遊技球の中心どうしが誘導通路26の幅方向にずれ、それに伴って上下2個分の遊技球の高さが特定領域Sで意図的に下がるため、規制壁部28の導入部28aで遊技球が上下に重なって詰まるという球噛みは発生せず、特定領域Sを通過した遊技球は、規制壁部28で徐々に1段に均されて吐出口24dまで誘導された後、吐出口24dから連結通路25に排出されて賞球払出装置19まで誘導される。そして、遊技中に遊技盤7の遊技領域9に打ち出された遊技球が一般入賞口やアタッカ装置の大入賞口等に入ると、賞球払出装置19の図示せぬスプロケットを回転駆動することにより、所定個数の遊技球が本体枠2の前面側の上段受皿13に賞球として払い出される。
【0022】
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機Pは、貯留タンク23から排出された遊技球を一列に整列させて吐出口24dまで誘導する樋状部材24が、貯留タンク23から吐出口24dに向かって下り勾配で傾斜する底面部24aと、底面部24aの幅方向両端から起立して遊技球の誘導通路26を画成する一対の側壁部24b,24cと、底面部24aの上方に延設されて誘導通路26の高さ寸法を上流側から下流側に向けて徐々に狭める規制壁部28とを有しており、規制壁部28の導入部28aの下方に位置する特定領域Sで、一方の側壁部24bの下部領域に突起24eを形成すると共に、他方の側壁部24cの下部領域に突起24eに対向する切欠き24fを形成してあるため、規制壁部28の導入部28aで上下2段に重なっている遊技球に対して、特定領域Sを通過する下段の遊技球を突起24eと切欠き24fによって蛇行させることができる。その結果、上下に重なっている遊技球の中心どうしが誘導通路26の幅方向にずれ、それに伴って上下2個分の遊技球の高さが特定領域Sで意図的に下げられるため、遊技球を規制壁部28の導入部28aで球噛みを起こさずに吐出口24dまでスムーズに誘導することができる。
【0023】
また、特定領域Sで誘導通路26の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させる構成として、樋状部材24の一方の側壁部24bに突起24eを形成すると共に、この突起24eに対向する切欠き(凹み)24fを他方の側壁部24cに形成してあり、これら突起24eと切欠き24fは合成樹脂製の樋状部材24を成形する金型形状によって簡単に形成できるため、極めて簡単な構成で球噛み対策を実現することができる。
【0024】
なお、上記実施形態例では、特定領域Sで対向する両側壁部24b,24cの下部領域に突起24eと切欠き24fを形成しているが、両側壁部24b,24cの上部領域に突起24eと切欠き24fを形成することも可能であり、その場合、特定領域Sで上下2段に重なっている上段側の遊技球が蛇行するため、上下2個の遊技球の中心どうしを誘導通路26の幅方向にずらすことができる。
【0025】
また、上記実施形態例では、両側壁部24b,24cの下部領域に形成した突起24eと切欠き24fによって誘導通路26の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させているが、それ以外の構成によって誘導通路26の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させることも可能であり、要は、特定領域Sを上下2段に重なって通過する遊技球の中心どうしが誘導通路26の幅方向にずれるようにしてあれば良い。
【符号の説明】
【0026】
2 本体枠
13 上段受皿
19 賞球払出装置
23 貯留タンク
24 樋状部材
24a 底面部
24b,24c 側壁部
24d 吐出口
24e 突起
24f 切欠き(凹み)
25 連結通路
26 誘導通路
27 均し部材
28 規制壁部
28a 導入部
S 特定領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の遊技球を貯留可能な貯留タンクと、この貯留タンクから排出された遊技球を一列に整列させて吐出口まで誘導する樋状部材と、前記吐出口から下方へ延びる連結通路と、この連結通路の下端側に設けられた賞球払出装置とを備え、前記賞球払出装置の作動によって所定数の遊技球が賞球として払い出されるパチンコ機において、
前記樋状部材が、前記貯留タンクから前記吐出口に向かって下り勾配で傾斜する底面部と、この底面部の幅方向両側に立設されて遊技球の誘導通路を画成する一対の側壁部と、前記底面部の上方に延設されて前記誘導通路の高さ寸法を上流側から下流側に向けて徐々に狭める規制壁部とを有すると共に、前記規制壁部の上流端側の下方に位置する特定領域で、前記誘導通路の上部領域と下部領域とを相対的に幅方向へ変位させたことを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】
請求項1の記載において、前記特定領域で前記誘導通路を介して対向する前記両側壁部のうち、一方の前記側壁部の上下いずれかの領域に突起を形成すると共に、他方の前記側壁部に前記突起に対向する凹みを形成したことを特徴とするパチンコ機。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−245108(P2012−245108A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−118112(P2011−118112)
【出願日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】