説明

パーソナルケア用の装置に対するカートリッジ、及びかかるカートリッジを有する装置

本発明は、皮膚、歯、又は毛髪の処置等であるパーソナルケア用の装置に対するカートリッジに係る。該カートリッジは、本体(2)と、液体、ペースト、又はゲル等である物質をディスペンスするディスペンス構造(3,11,12)と、本体(2)に対して着脱可能に接続されるカートリッジ(3)とを有する。カートリッジは、ディスペンスされる物質を保持するリザーバ空間(5)を境界し、また、リザーバ空間(5)容積がそこに充填され物質の容積及びそこからディスペンスされる物質の容積に対して適応し得るようリザーバ空間を境界する可撓性壁部(7);リザーバ空間(5)を境界する剛性壁部(6);及び、剛性筐体(6,14)を有する。可撓性壁部(7)は、剛性壁部(16)の外形(23)に沿って剛性筐体(6,14)に対して接続される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚、歯、又は毛髪の処置等であるパーソナルケア用の装置に対するカートリッジに係る。当該カートリッジは、液体、ペースト、又はゲル等である物質をディスペンスするディスペンス構造を有する。本発明はまた、かかるカートリッジを有する装置に係る。
【背景技術】
【0002】
かかるカートリッジ及びかかる装置の一例は、欧州特許第1 252 980号明細書(特許文献1)中に開示される。該文献において、装置はシェーバである。この既知のシェーバは、シェーバの筐体から着脱可能であるローション供給モジュールを有する。該モジュールは、シェル、ディスペンスされるローションを有する可撓性タンク、及び、筐体に密接する加圧器の背部上に形成されるリーフスプリングによってタンクに対して押される、プレートの形状である加圧器を有する。モジュールが筐体から取り外される際、加圧器は、ローションの補給、又はタンク自体の交換に対してタンクを取り外すよう、シェルから取り外され得る。
【0003】
空のタンクの除去、及び充填されたタンクとの交換は、ユーザによる複数のアクションを必要とし、その中には特別な注意を要するものがある。空のタンクの取外しには、モジュールの取外し、及びモジュールの他の部分からのタンクの除去が必要である。可撓性の充填されたタンクの設置には、モジュールの他の部分に対するタンクの適切な挿入及び組立が必要である。モジュールにおける充填されたタンクの設置後、モジュールは、シェーバの筐体に対して再度取り付けられる必要がある。
【特許文献1】欧州特許第1 252 980号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、パーソナルケア装置の空のリザーバの交換を容易にする一方で、小型で低コストである解決法を提供する、ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、この目的は、請求項1に従ったカートリッジを与えることによって達成される。本発明はまた、請求項13に従った装置において具体化され得る。
【0006】
剛性壁部の外形に沿った剛性筐体に対する可撓性壁部の接続により、リザーバは、取扱い中に比較的殆ど変形しない一般的に不変の形状を有し、それにもかかわらずリザーバは、物質を有して充填される際、並びに物質がリザーバからディスペンスされる際、容積変化に適応するよう十分可撓性である。更には、剛性筐体は、剛性壁部の剛性に少なくとも寄与する。該構成壁部は、使用中に一般的には不変である形状を有するよう、剛性な筐体の一部であり得るか、あるいは剛性な筐体に対して取り付けられ得る。リザーバは、カートリッジ全体を交換することによって容易に交換され得る。
【0007】
本発明の特定の実施例は、従属請求項中に記載される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施例の更なる特性、効果、及び詳細は、添付の概略的図面を参照して以下に説明される。
【0009】
本明細書において、本発明は、シェーバの形状であり、かかるシェーバの一部として使用されるカートリッジにおける一例を参照して説明される。しかしながら、本発明の構成内において、装置は、液体、ペースト、ゲル、又は同等のもの等である物質がディスペンスされるパーソナルケア用の装置の異なる種類の形状であってもよく、例えば脱毛器、歯ブラシ、又は毛髪スタイラーである。シェービングを目的として、物質は例えば、一方ではシェービングヘッドとカッターとの間、他方では皮膚との摩擦を低減する、液体、ペースト、又はゲル形状の潤滑剤であり得る。潤滑剤はまた、保湿及び殺菌等の皮膚への美容及び/又は治療効果を有し得る。
【0010】
図1中の例に従ったシェーバ1は、本体2及びカートリッジ3を有する。本体2は、可動カッターが本体2の内部におけるモータによって駆動され得る3つのシェービングヘット4を有する。シェーバは、シェービングゲル又はローション等である物質をディスペンスするようディスペンス構造を有する。図2−4中により詳細に示されるカートリッジ3は、このディスペンス構造において有されるが、ディスペンス構造が本体において部分的に配置されることも、原理上可能である。
【0011】
カートリッジ3は、剛性な筐体を有する。図示される例では、該筐体は、外側筐体部6及び内側筐体部14によって形成される。ディスペンスされる物質に対するリザーバ空間5は、カートリッジ3において位置決めされる。
【0012】
例では、ディスペンス構造は更に、ポンプ8を有する。ポンプ8は、一方向注入バルブ9及び一方向流出バルブ10を有する。一方向注入バルブ9を介して、ポンプチャンバ22はリザーバ空間5と連通し、一方向流出バルブ10を介して、ポンプチャンバ22は、本体2を通って延在し、且つカートリッジ3がシェーバの本体2に対して結合される際、シェービングヘッド4の範囲において流出開口を有する通路11と連通する。ポンプ8は、ポンプ効果を実施するようスプリング18と接触するポンプ膜17を備えられる。同様に、スプリングは、ポンプ板19と接触する。
【0013】
使用時には、ポンプ8は、モータに対して結合される本体2における駆動機構12によって作動される。駆動機構12は、ポンプ板19上へと反復運動を与える。スプリング18は、ポンプ板19上へと与えられる運動の少なくとも一部分をポンプ膜17に対して移動させ、ポンプ膜17の少なくとも一部分を前後に動かし、従ってポンプチャンバ22の内部容積は交互に拡大及び縮小する。スプリング18は、駆動機構12の位置及びストロークと、ポンプ膜17の位置及びストロークとの間における精密許容差の必要性を回避する。
【0014】
稼働中、ポンプ8は、リザーバ空間5から物質を引き出し、該物質を通路11へと押す。通路11を介して、リザーバ5から外へとポンプされる物質は、シェーバの使用時にユーザの皮膚にもたらされる。ポンプ8がカートリッジ3において一体にされるため、ポンプ8とカートリッジ3との間の分離シールは必要ではなく、カートリッジの取付けは、ポンプに接続される必要が無いため、容易にされる。
【0015】
ディスペンスされる物質を保持するリザーバ空間5は、可撓性壁部7及び剛性壁部16によって境界される。剛性壁部16は一般的に、リザーバ空間5をその基本形状に維持する一方、可撓性壁部7は、リザーバ空間の容積がそこに充填され且つそこからディスペンスされる物質の容積に対して適応し得るよう、可撓性である。図2において、可撓性壁部7は、リザーバが完全に充填される際の位置とリザーバが完全に空にされる際の位置との間における、中間位置において図示される。「剛性」という語は、絶対的にあるいは極度に非可変であるものとして解釈されず、単に可撓性壁部7より更に剛性であるものとして理解される。そのため、リザーバ空間5における物質量の変化に対する適応は、主に可撓性壁部7の変形によって発生する一方、剛性壁部16は十分に剛性であり、一般的に、例えば空のカートリッジ3が新しい充填されたカートリッジ3と交換される際の手動操作中にリザーバ空間が折り曲げられないようにする。剛性壁部16の剛性は、例えば、シェーバ等の家庭用電気装置の筐体部分に対して共通である剛性に相当し得る。
【0016】
可撓性壁部7は、剛性壁部16の外形23に沿って剛性筐体6,14に対して接続する。これは取扱中に可撓性壁部の実質的な変形を防ぐため、リザーバの取扱いは、可撓性バッグを探すことを求めず(requires no fumbling with a flexible bag)、リザーバが容易に接続され得る。それでもなお、リザーバは、リザーバが充填され且つ物質がリザーバからディスペンスされる際、容積変化に対して適応するよう十分に可撓性である。更には、剛性筐体6,14は、本例によれば剛性筐体6,14の一部である剛性壁部16の剛性に少なくとも寄与する。しかしながら、剛性壁部の剛性が少なくとも主に、例えばその全体表面にわたる、あるいは適切に分配された範囲における、該壁部の剛性筐体に対する適切な取付けによって与えられる、ことを与えることも可能である。
【0017】
剛性筐体6,14の一部が剛性壁部16を形成するため、可撓性壁部7は、剛性壁部16の外形23に沿って剛性壁部6,14に対してシールされ、剛性筐体の一部は、筐体の一部として、並びに、物質リザーバ空間5の境界として、二重機能を有する。
【0018】
可撓性壁部7は、リザーバが充填されていない状態にある一方でリザーバ空間5内における圧力がリザーバ空間5外における圧力と略同等である際に、可撓性壁部7は、図2中の破線7’によって示される剛性壁部16に密接に沿って延在する。圧力を与えられない際に剛性壁部16に密接に沿って延在する可撓性壁部7が与える利点は、充填前のリザーバ空間5の容積が事実上ゼロであるため、充填中に、大量の空気がリザーバ空間から放出される必要が無く、充填中に空気がリザーバ空間5において捕捉されるようになる危険性を避ける、ことである。更には、リザーバ空間5における大量の空気の欠如は、ポンプ8が作動される際に空気のみが長時間ポンプされることが避けられる、という利点を与える。
【0019】
更には、剛性壁部6は、可撓性壁部7に対面する少なくとも部分的に凹状である表面を有する。故に、リザーバが空である際、可撓性壁部は、剛性壁部16によって境界されるキャビティに従う形状を有する。この形状を徐々に反転させることは、リザーバ空間5の内部容積を物質の容積の変化に適応させ得、可撓性壁部7の比較的ごく小さな変形を求めるため、リザーバ空間は、そこに充填され且つそこからディスペンスされる物質の量に対して容易に適応し、またごく小さな圧力がリザーバを充填するよう求められる。
【0020】
可撓性壁部7は、本体2と剛性筐体6,14の外側筐体部6との間において位置決めされ、外側部6に対して、剛性壁部16の外形23に沿って接続される。故に、可撓性壁部7は、剛性筐体部6によって十分に保護され、剛性筐体部6に対して、カートリッジ3が使用されるよう取り付けられる際に接続される。
【0021】
剛性筐体6,14の外側筐体部6はまた、カートリッジ3が装置1の本体2に対して接続される際に装置1の外側筐体部を形成する。故に、カートリッジは、外側から直接アクセス可能であり、取り付けられたカートリッジ3を覆う別個のキャップは、要求されない。
【0022】
可撓性壁部7は、剛性筐体6,14の内側筐体部14と外側筐体部6との間において位置決めされ、外側筐体部6に対して剛性壁部16の外形23に沿って接続されるため、カートリッジ3が本体2に対して取り付けられる前にも十分に保護される。故に、例えば買い物袋の中にある際にカートリッジ3の上部上に置かれる重たい物体によって引き起こされる可撓性壁部7に対する損傷及びリザーバからの物質の不慮の押出しは、妨げられる。更には、内側筐体部14は、可撓性壁部7が充填中に膨張し得る範囲を制限する。それによって、リザーバへと充填され得る物質の量は正確に定められ、カートリッジ3が本体2に対して取り付けられ得ないようにまで可撓性壁部7が膨張することを防ぐ。更には、内側筐体部は、可撓性壁部を覆う補足的障壁層を形成するため、可撓性壁部7が十分に効果的ではない障壁を形成することになる物質の構成要素のカートリッジ3からでる浸透は、少なくとも大幅に防がれる。
【0023】
本例によれば、剛性筐体は、ポンプ8に対するパッセージを除いてリザーバを密封封入する。これを達成するよう、剛性な筐体は更に、内側筐体部14において通路15を閉じる封鎖(closure)を有する。
【0024】
内側筐体部14と外側筐体部6との間における効果的なシールは、可撓性壁部7が剛性壁部16の外形23に沿って内側筐体部14と外側筐体部6との間においてシールされるため、特に単純に得られる。これは、可撓性壁部7が剛性壁部16の外形に沿って内側筐体部14と外側筐体部6との間においてクランプされるよう、内側筐体部14と外側筐体部6を互いに対して(例えば溶接又は接着によって)接続することによって、特に効率的に達成される。
【0025】
剛性筐体6,14は、可撓性壁部7と剛性筐体(本例では内側筐体部14)との間における空間20に出入りするパッセージに対して通路15を備えられる。故に、空間20における空気は、リザーバが充填される際に逃れ得る。
【0026】
充填後、通路15は、通路15を閉じるようスティッカー等である着脱可能及び/又は容易に穿通される封鎖を用いてシールされ、従って物質の構成要素の浸透を妨げる。望ましくは、封鎖は、可撓性壁部7と剛性筐体との間における空間20を密閉し、使用前に、大量の物質が真空をもたらすことなくリザーバから引き出さ得るよう、除去又は穿刺される必要がある。望ましくは、本体は、カートリッジ3が本体2に対して取り付けられる際に封鎖を穿通するパーフォレータ(図示せず)を備えられる。封鎖は続いて、カートリッジ3が使用されていることを示す表示を形成する。
【0027】
カートリッジが使用されているか否かの更なる表示は、少なくとも外側筐体部6(及び剛性壁部が外側筐体部から離れている場合は、剛性壁部も同様)が少なくとも部分的に透明であることによって、得られる。故に、可撓性壁部7が剛性壁部16に沿って密接して延在するか、及び/又は壁部16に接触しているため、リザーバが空か否かは、外側から見られ得る。可撓性壁部の外方向に面する表面がリザーバにおける物質の色合い及び/又は色に対して強く対照する色合い及び/又は色を有する場合、カートリッジが空又は略空であるか否かは、容易に見られ得る。
【0028】
実行が特に単純であるカートリッジ3の取外し及び取付けに対して、カートリッジ3及び本体2は、カートリッジ3及び本体2を着脱可能に共に保持する、相互に協働する磁気結合部材24,25を備えられる。この特性はまた、ディスペンスされる物質を保持するリザーバ空間が可撓性壁部及び剛性壁部によって境界されない場合、有利に適用されるが、リザーバがカートリッジの着脱不可能な部分である場合には、特に有利である。
【0029】
ポンプチャンバ22は、剛性筐体6,14の内側筐体部14と外側筐体部6との間において位置決めされ、また可撓性壁部7の延長(continuation)は、ポンプチャンバ22の外形に沿って内側筐体部14と外側筐体部6との間においてシールされるため、特に有効にカートリッジ3において一体にされる。
【0030】
ポンプチャンバ22のシールは、ポンプチャンバ22が剛性筐体6,14の外側筐体部6と可撓性壁部7の延長との間において位置決めされ、また可撓性壁部7の延長がポンプチャンバ22を境界するポンプ膜17を形成するため、特に効果的に得られる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に従った装置の一例の概略的側面図である。
【図2】図1中に示される装置に対するカートリッジの断面図である。
【図3】図2中に示されるカートリッジの分解図である。
【図4】図2及び3中に示されるカートリッジの下面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚、歯、又は毛髪の処置等であるパーソナルケア用の装置の本体に対して着脱式に接続可能であるカートリッジであって:
液体、ペースト、又はゲル等であるディスペンスされる物質を保持するリザーバ空間を境界し、また、リザーバ空間の容積を充填される物質の容積に対して適応させる、可撓性壁部と、
前記リザーバ空間を境界する剛性壁部と、
剛性筐体と、
を有し、
前記可撓性壁部は、前記剛性壁部の外形に沿って前記剛性筐体に対して接続される、
カートリッジ。
【請求項2】
前記剛性筐体の一部分は、前記剛性壁部の少なくとも一部分を形成し、前記可撓性壁部は、前記剛性壁部の外形に沿って前記剛性筐体に対してシールされる、
請求項1記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記剛性筐体の少なくとも外側筐体部は、少なくとも部分的に透明である、
請求項2記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記可撓性壁部は、前記リザーバが充填されていない状態にある際、前記可撓性壁部が前記剛性壁部に密接に沿って延在するような形状を有する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記剛性壁部は、前記可撓性壁部に面する少なくとも部分的に凹状である表面を有する、
請求項4記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記可撓性壁部は、前記本体と前記剛性筐体の外側筐体部との間に位置決めされ、前記外側筐体部に対して、前記剛性壁部の前記外形に沿って接続される、
請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記可撓性壁部は、前記剛性筐体の内側筐体部と外側筐体部との間において位置決めされ、前記剛性壁部の前記外形に沿って接続される、
請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記可撓性壁部は、前記剛性壁部の前記外形に沿って前記内側筐体部と前記外側筐体部との間においてシールを形成する、
請求項1乃至7のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記可撓性壁部は、前記剛性壁部の前記外形に沿って前記内側筐体部と前記外側筐体部との間においてクランプされる、
請求項1乃至7のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記剛性筐体は、前記リザーバ空間を完全に封入する、
請求項8又は9記載のカートリッジ。
【請求項11】
前記剛性筐体は、前記可撓性壁部と前記剛性筐体との間における前記カートリッジ内における空間に出入りする空気の通過に対して通路を備えられる、
請求項8又は10のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項12】
前記剛性筐体は更に、前記通路を密封する封鎖を有し、該封鎖は、少なくとも着脱可能又は穿孔可能である、
請求項11記載のカートリッジ。
【請求項13】
パーソナルケア用の装置の前記本体に対して前記カートリッジを着脱可能に保持する磁気結合部材を更に有する、
請求項1乃至12のうちいずれか一項記載のカートリッジ。
【請求項14】
皮膚、歯、又は毛髪の処置等であるパーソナルケア用の装置であって、
本体と、液体、ペースト、又はゲル等の物質をディスペンスするディスペンス構造と、前記本体に対して着脱可能に接続される、請求項1乃至13のうちいずれか一項記載のカートリッジと、を有する、
装置。
【請求項15】
前記剛性筐体の少なくとも外側筐体部は、前記カートリッジが前記装置の前記本体に対して接続される際、前記装置の外側筐体部を形成する、
請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記カートリッジと前記本体とを共に着脱可能に保持する磁気結合部材を更に有する、
請求項14記載の装置。
【請求項17】
前記カートリッジは、前記物質を前記リザーバ空間から外へポンプするポンプの少なくとも一部を有する、
請求項14記載の装置。
【請求項18】
前記ポンプは、前記剛性筐体の内側筐体部と外側筐体部との間において位置決めされるポンプチャンバを有し、
前記可撓性壁部の延長は、前記ポンプチャンバの外形に沿って前記内側筐体部と前記外側筐体部との間においてシールされる、
請求項17記載の装置。
【請求項19】
前記ポンプは、前記剛性筐体の外側筐体部と前記可撓性壁部の延長との間において位置決めされるポンプチャンバを有し、
前記可撓性壁部の前記延長は、前記ポンプチャンバ境界するポンプ膜を形成する、
請求項17又は18記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−546439(P2008−546439A)
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−516462(P2008−516462)
【出願日】平成18年6月6日(2006.6.6)
【国際出願番号】PCT/IB2006/051799
【国際公開番号】WO2006/134514
【国際公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】