説明

ビデオゲームシステム上のゲーム内ヒントの提示

【課題】 現在対話しているマルチメディアアプリケーションに関する情報をユーザに提供するホストアプリケーションを含む、マルチメディアコンソール内のシステムアーキテクチャを提供すること。
【解決手段】 メモリ内に常駐し、マルチメディアアプリケーションと並列に実行されるシステムアプリケーションが、入力装置を介してヘルプ要求を受信し、その要求を満たすために状況依存情報を取り出す。状況依存情報は、外部ソースからマルチメディアアプリケーションに提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般には、マルチメディア装置の分野に関し、より詳細には、ユーザがマルチメディアアプリケーションをより有効に使用できるように、マルチメディア装置上で実行されるホストアプリケーションがヘルプを提供することを可能にするシステムアーキテクチャを対象とする。
【背景技術】
【0002】
(著作権表示/許可)
ビデオゲームコンソールなどのマルチメディア装置、およびそのアプリケーションがますます普及することによって、ユーザがどのようにしてアプリケーション(ゲームなど)をよりよく使用できるかについて情報交換を行うために、無数のウェブサイト、チャットグループ、掲示板、印刷物などが生まれてきた。しかし、従来のマルチメディア装置のシステムサービスを提供する能力が限られているので、ヒント、ショートカットおよび他の機能に関する情報は、ユーザがマルチメディアアプリケーション自体と対話している間は提示することができない。したがって、ユーザがアプリケーションについてのヘルプを必要とする場合、ユーザは、そのマルチメディア体験をやめ、こうしたヘルプのための外部の情報ソースに頼らなければならない。これは、ユーザ体験全体を不十分なものにする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
マルチメディア装置がパワーを増すにつれて、より複雑なアプリケーションが開発され、それによって、その複雑なアプリケーションをどのようにしてよりよく使用するかに関する情報の需要がさらに高まっている。したがって、ユーザ体験をさらに向上させるために、ユーザがマルチメディア装置上で実行されているアプリケーションと対話する間に、そのマルチメディア装置ユーザにヒントなどの状況依存情報を提供するシステムおよび方法が求められている。本発明は、こうした解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ユーザが現在対話しているアプリケーションに関する情報を提供するホストアプリケーションを含むシステムアーキテクチャを対象とする。本発明の一態様によれば、中央処理装置、グラフィック処理装置、メモリおよび入力装置を含むマルチメディアコンソールが提供される。メモリ内に常駐し、マルチメディアアプリケーションと並列に実行されるシステムアプリケーションは、入力装置を介してヘルプ要求を受信し、その要求を満たすために状況依存情報を取り出す。状況依存情報は。外部ソースからマルチメディアアプリケーションに提供される。
【0005】
本発明の一特徴によれば、システムアプリケーションは、マルチメディアアプリケーションから、マルチメディアアプリケーションの現在の状況に関する状態情報を受信する。状態情報は、状況依存情報の粒度を定義することもできるスキーマによって定義される。粒度は、どの状態において状況依存情報が使用可能であるかを定義し得る。
【0006】
別の特徴によれば、システムアプリケーションは、マルチメディアコンソールに、外部ソースから状況依存情報を取り出すように指示する。状況依存情報は、マルチメディアアプリケーションの上方においてグラフィカルなオーバレイとして表示することができる。
【0007】
別の特徴によれば、状況依存情報は、マルチメディアアプリケーションの特定の状態に関するユーザ入力に従って更新することができる。
【0008】
本発明の別の態様によれば、中央処理装置、グラフィック処理装置、メモリおよび入力装置を含むマルチメディアコンソール内でマルチメディアアプリケーションの現在の状態に関するヘルプを提供する方法が提供される。この方法は、ヘルプ要求を受信すること、マルチメディアアプリケーションの現在の状態を示す状態情報を受信すること、要求および状態情報に応答して状況依存情報を取り出すこと、ならびに要求を満たすために状況依存情報を提供することを含む。
【0009】
本発明の追加の特徴および利点は、添付の図面を参照して進行する、例示的な実施形態についての下記の詳細な説明から明らかになる。
【0010】
上記の要約、および好ましい実施形態についての下記の詳細な説明は、添付の図面と併せ読むことによってよく理解される。本発明について例示するため、図面に本発明の例示的な構成が示されているが、しかし、本発明は、開示する特定の方法および手段に限定されない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に、本発明の特定の態様が実施され得るマルチメディアコンソール100の機能構成要素を示す。マルチメディアコンソール100は、レベル1キャッシュ102、レベル2キャッシュ104およびフラッシュROM(読出し専用メモリ)106を含む中央処理装置(CPU)101を含む。レベル1キャッシュ102およびレベル2キャッシュ104は、データを一時的に格納し、したがってメモリアクセスサイクルの数を減らし、それによって処理速度およびスループットを改善する。2つ以上のコア、したがって追加のレベル1およびレベル2キャッシュ、102および104を含むCPU101が設けられ得る。フラッシュROM106は、マルチメディアコンソール100が電源投入されたときブートプロセスの初期フェーズの間にロードされる実行可能コードを格納し得る。
【0012】
グラフィック処理装置(GPU)108およびビデオエンコーダ/ビデオコーデック(コーダ/デコーダ)114は、高速および高解像度グラフィック処理のためのビデオ処理パイプラインを形成する。データは、バスを介してグラフィック処理装置(GPU)108からビデオエンコーダ/ビデオコーデック114に運ばれる。ビデオ処理パイプラインは、テレビまたは他の表示装置への伝送のため、A/V(オーディオ/ビデオ)ポート140にデータを出力する。メモリコントローラ110は、それだけに限定されないが、RAM(ランダムアクセスメモリ)などの様々な種類のメモリ112へのプロセッサアクセスを容易にするために、GPU108に接続される。
【0013】
マルチメディアコンソール100は、好ましくはモジュール118上で実装されたI/Oコントローラ120、システム管理コントローラ122、オーディオ処理装置123、ネットワークインターフェースコントローラ124、第1のUSBホストコントローラ126、第2のUSBホストコントローラ128、およびフロントパネルI/Oサブアセンブリ130を含む。USBコントローラ126および128は、周辺コントローラ142(1)〜142(2)、無線アダプタ148および外部メモリ装置146(フラッシュメモリ、外部CD/DVD ROMドライブ、取出し可能媒体など)のホストとして働く。ネットワークインターフェース124および/または無線アダプタ148は、ネットワーク(インターネット、ホームネットワークなど)へのアクセスを提供し、またイーサネット(登録商標)カード、モデム、Bluetoothモジュール、ケーブルモデムなどを含めて、多岐に渡る様々な有線または無線のインターフェース構成要素のうちのいずれかであり得る。
【0014】
ブートプロセスの間にロードされるアプリケーションデータを格納するために、システムメモリ143が設けられる。メディアドライブ144が設けられ、それは、DVD/CDドライブ、ハードドライブまたは他の取出し可能メディアドライブなどを含み得る。メディアドライブ144は、マルチメディアコンソール100に外付けされることも、内蔵されることもある。アプリケーションデータは、マルチメディアコンソール100による実行、再生などのために、メディアドライブ144を介してアクセスすることができる。メディアドライブ144は、シリアルATAバスや他の高速接続(IEEE1394など)のバスを介してI/Oコントローラ120に接続される。
【0015】
システム管理コントローラ122は、マルチメディアコンソール100の可用性の保証に関する様々なサービス機能を提供する。オーディオ処理装置123およびオーディオコーデック132は、ハイファイおよびステレオ処理を含む対応するオーディオ処理パイプラインを形成する。オーディオデータは、通信リンクを介してオーディオ処理装置123とオーディオコーデック132の間で運ばれる。オーディオ処理パイプラインは、外部のオーディオプレーヤ、またはオーディオ機能を備える装置による複製のために、A/Vポート140にデータを出力する。
【0016】
フロントパネルI/Oサブアセンブリ130は、パワーボタン150および取出しボタン152の機能、ならびに任意のLED(発光ダイオード)、またはマルチメディアコンソール100の外面上に露出された他のインジケータをサポートする。システム電力供給モジュール136は、マルチメディアコンソール100の構成要素に電力を供給する。ファン138は、マルチメディアコンソール100内の回路を冷却する。
【0017】
CPU101、GPU108、メモリコントローラ110、およびマルチメディアコンソール100内の様々な他の構成要素は、シリアルおよびパラレルバス、メモリバス、周辺バス、および様々なバス構造のいずれかを使用するプロセッサまたはローカルバスを含めて、1つまたは複数のバスを介して相互接続される。
【0018】
マルチメディアコンソール100が電源投入されるときに、アプリケーションデータは、システムメモリ143からメモリ112および/またはキャッシュ102、104内にロードされ、CPU101上で実行され得る。アプリケーションは、マルチメディアコンソール100上で使用可能な様々なメディアタイプに移動する場合に一貫したユーザ体験を提供するグラフィカルユーザインターフェースを提示し得る。動作時には、メディアドライブ144内に含まれるアプリケーションおよび/または他の媒体が、メディアドライブ144から起動されまたは再生されて、マルチメディアコンソール100に追加の機能を提供し得る。
【0019】
マルチメディアコンソール100は、単にシステムをテレビまたは他の表示装置に接続することによって、スタンドアロンのシステムとして動作させることができる。このスタンドアロンモードでは、マルチメディアコンソール100は、1人または複数のユーザがシステムと対話し、映画を鑑賞し、音楽を聴くことを可能にする。しかし、ネットワークインターフェース124または無線アダプタ148を介して使用可能になるブロードバンド接続の統合により、マルチメディアコンソール100はさらに、より大規模なネットワークコミュニティに加わって動作させることができる。
【0020】
マルチメディアコンソール100が電源投入されると、所定量のハードウェアリソースがマルチメディアコンソールオペレーティングシステムによるシステム使用のために予約される。これらのリソースは、メモリ(16MBなど)、CPUおよびGPUサイクル(5%など)、ネットワーク帯域幅(8kbなど)などの予約を含み得る。これらのリソースはシステムのブート時に予約されるので、予約されたリソースは、アプリケーションからは見えない。
【0021】
具体的には、メモリ予約は、起動カーネル、並列システムアプリケーションおよびドライバを含むのに十分な大きさであることが好ましい。CPU予約は、一定のレベルで維持されることが好ましい。
【0022】
GPUの予約に関して、システムアプリケーションによって生成される負荷の小さいメッセージ(ポップアップなど)が、ポップアップをオーバレイ内にレンダリングするコードをスケジューリングするためのGPU割込みを使用することによって表示される。オーバレイに必要なメモリの量はオーバレイ領域のサイズによって決まり、オーバレイは好ましくは、画面解像度によってスケーリングされる。並列システムアプリケーションによって最大限のユーザインターフェースが使用されている場合、ゲームの解像度とは独立した解像度を使用することが好ましい。周波数を変更し、かつTV再同期を引き起こす必要性が解消されるように、スケーラを使用して、こうした解像度を設定することができる。
【0023】
マルチメディアコンソール100がブートし、システムリソースが予約された後に、並列システムアプリケーションが実行されて、システム機能を提供する。システム機能は、上述の予約されたシステムリソース内で実行される1組のシステムアプリケーション内にカプセル化される。オペレーティングシステムカーネルは、マルチメディアアプリケーションスレッドに対する並列システムアプリケーションであるスレッドを識別する。アプリケーションに一貫したシステムリソースのビューを提供するために、並列システムアプリケーションは、CPU101上で所定の時刻および間隔で実行されるようにスケジューリングされることが好ましい。スケジューリングは、コンソール上で実行されるマルチメディアアプリケーションのために、キャッシュの混乱を最小限に抑えるためのものである。
【0024】
並列システムアプリケーションがオーディオを必要とする場合、オーディオ処理は、時間の影響を受けやすいため、マルチメディアアプリケーションとは非同期でスケジューリングされる。(後述の)マルチメディアコンソールアプリケーションマネージャは、システムアプリケーションがアクティブのときに、マルチメディアアプリケーションのオーディオレベル(ミュート、減衰など)を制御する。
【0025】
入力装置(コントローラ142(1)および142(2)など)は、マルチメディアアプリケーションと並列システムアプリケーションによって共有される。入力装置は、予約されたリソースではないが、それぞれが装置のフォーカスをもつように、システムアプリケーションとマルチメディアアプリケーションとの間で切り換えられる。アプリケーションマネージャは好ましくは、マルチメディアアプリケーションの知識なしに入力ストリームの切換えを制御し、ドライバは、フォーカス切換えに関する状態情報を維持する。
【0026】
図2を参照すると、アプリケーションマネージャ、ならびにシステムアプリケーションおよびマルチメディアアプリケーションとのその関係が示されている。システムアプリケーションとの通信は、メッセージベースであることが好ましい。APIは、メッセージをラップするマルチメディアアプリケーションに公開される。システムアプリケーションからの通信は、通知ベースである。小さいプロキシオブジェクトを使用して、複数の聴取側および複数の発呼側がサポートされる。
【0027】
上述したように、並列システムアプリケーションは、マルチメディアアプリケーションが実行されている間にシステム機能を提供し、またマルチメディアアプリケーションからのサポートを、たとえあるとしてもわずかしか必要としない。より詳細に次に説明するように、並列アプリケーションによって提供される例示的なシステム機能は、マルチメディアコンソール100上で実行されている特定のアプリケーションに関するユーザ体験を向上させるための、ヒント、ショートカットおよび他の状況依存ヘルプ情報の取出しおよび表示である。
【0028】
図3を参照すると、本発明によって実施されるプロセスの例示的なフローチャートが示されている。ステップ200で、ユーザは、コンソール100上で実行されているマルチメディアアプリケーションと対話している。マルチメディアアプリケーションのインタラクティブな使用の間、ユーザは、アプリケーションの使用に関するヘルプの取得を望む可能性が高い。ユーザは、たとえばコントローラ142上のボタンを押下し、コマンドを入力し、音声認識システムに口頭で指示することによって、ヘルプを要求することができる。
【0029】
次いで、ステップ202で、コンソール100は、適切な入力を介して情報要求を受信する。次いで、ステップ204で、コンソール100上で実行されている並列システムアプリケーションは、要求を解釈し、それに基づいて実行する。マルチメディアアプリケーションの現在の情報に関連する状況依存情報をユーザに提供することが好ましい。したがって、ステップ204で、マルチメディアアプリケーションの現在の情報に関する状態情報は、並列システムアプリケーションによっても取り出される。状態情報は、メッセージングおよびアプリケーションマネージャを介して取り出され得る。マルチメディアアプリケーションは、どの情報が並列システムアプリケーションに渡されるかを判断するために、予め定められたスキーマを使用する。このスキーマは、たとえばエンドユーザに提供される情報の粒度、現在の状態でヘルプ情報が使用可能であるか否かを定義し得る。
【0030】
当業者によって理解されるように、本発明によれば、状況依存ヘルプ情報は、多くのやり方で収集され、および提供され得る。図4を参照すると、状況依存ヘルプ情報は、ネットワーク(インターネットなど)を介して1つまたは複数のデータストア216にロードされ得る。状況依存ヘルプ情報は、マルチメディアアプリケーションの特定の状態(ゲームレベルなど)で生じる問題への解決策を提供する。状況依存ヘルプ情報は、それだけに限らないが、自動的にアップロードされたユーザデータ(最良のプレーヤのリプレイがヒントとして自動的に保存されるなど)、ユーザ入力データ(ユーザがそれ自身でヒントを作成し、次いで、このヒントが他のユーザによってランク付けされるなど)、実行時生成データ(ヒント受信時の計算に基づいて、好ましい動きをヒントとして返すチェスエンジンなど)、およびゲーム開発者によって作成された静的なヒントを含み得る。このデータは、コンソール100上で実行される並列システムアプリケーションによる周知のプロトコルを介した取出しのために使用可能となり得る。さらに、ユーザは、ヘルプ情報へのアクセスを取得するために、データストア216に加入登録するように求められ得る。
【0031】
あるいは、ヘルプ情報は、取出し可能媒体およびメモリ装置146を介してコンソールに提供することもできる。さらに、より多くのユーザが問題に直面し、解決策を提供するのに伴ってより多くの関連ヘルプ情報が提供され得るように、マルチメディアアプリケーションの特定の状態に関する状況依存ヘルプ情報が更新され得る。さらに、状況依存情報は、要求された回数、ヘルプ情報が特定の問題を解決したか否かに関する他のユーザからのフィードバックなどに基づいてランク付けされ得る。
【0032】
図3を再び参照すると、並列システムアプリケーションは、ステップ204で要求を実行するときに、上記の情報ソースのうちの1つまたは複数に照会することができる。適切な情報が突き止められた後に、ステップ206で、それが並列システムアプリケーションに返される。次いで、ステップ208で、並列システムアプリケーションは、適切なやり方で(視覚的に、口頭によってなど)ユーザに情報を提供する。
【0033】
図5に、マルチメディアアプリケーションの実行時にユーザにヒントを返した並列システムアプリケーションの一例を示す。図5に示すように、マルチメディアアプリケーションの現在の状態に関するヘルプを以前に要求したユーザに対してヒントを提供するグラフィカルインターフェースが提供される。あるいは、ヒントまたは状況依存ヘルプは、ビデオクリップ、オーディオクリップ、またはアプリケーション資産(特定の領域を通り抜けるために最も保存されたゲーム、またはリプレイなど)として返され得る。
【0034】
本発明について、様々な図の好ましい諸実施形態に関連して説明したが、それから逸脱せずに本発明の同じ機能を実施するため、他の類似の実施形態を使用することができ、または説明した諸実施形態に対して修正および追加が行われ得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の態様が実施され得るマルチメディアコンソールを示すブロック図である。
【図2】アプリケーションマネージャを示すブロック図である。
【図3】本発明によって実施されるプロセスのフローチャートである。
【図4】マルチメディア装置と、ヘルプ情報のソースの間の接続の例示的な概要の図である。
【図5】マルチメディアコンソール上で実行されるマルチメディアアプリケーションに関する状況依存ヘルプ情報の提示を示す例示的なユーザインターフェースの図である。
【符号の説明】
【0036】
100 マルチメディアコンソール
150 パワーボタン
152 取出しボタン
142 コントローラ
216 データストア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央処理装置と、
グラフィック処理装置と、
メモリと、
入力装置と
を備えたマルチメディアコンソールであって、
前記メモリ内に常駐し、マルチメディアアプリケーションと並列に実行されるシステムアプリケーションは、前記入力装置を介してヘルプ要求を受信し、前記要求を満たすために状況依存情報を取り出し、および
前記状況依存情報は、外部ソースから前記マルチメディアアプリケーションに提供されることを特徴とするマルチメディアコンソール。
【請求項2】
前記システムアプリケーションは、前記マルチメディアアプリケーションから、前記マルチメディアアプリケーションの現在の状況に関する状態情報を受信することを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項3】
前記状態情報はスキーマによって定義され、前記スキーマはさらに、前記状況依存情報の粒度を定義することを特徴とする請求項2に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項4】
前記粒度は、どの状態において状況依存情報が使用可能であるかを定義することを特徴とする請求項3に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項5】
前記システムアプリケーションは、前記マルチメディアコンソールに、前記外部ソースから前記状況依存情報を取り出すように指示することを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項6】
前記状況依存情報は、オーディオ出力として提供されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項7】
前記状況依存情報は、前記マルチメディアアプリケーションの上方のグラフィカルオーバレイとして表示されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項8】
前記状況依存情報は、前記グラフィカルオーバレイ内のビデオ出力として提供されることを特徴とする請求項7に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項9】
前記状況依存情報は、アプリケーション資産として提供されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項10】
前記状況依存情報は、所定の基準、ユーザ入力、アプリケーション実行時の入力および開発者の入力に基づく自動アップロードのうちの少なくとも1つによって提供されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンソール。
【請求項11】
中央処理装置と、グラフィック処理装置と、メモリと、入力装置とを含むマルチメディアコンソール上で、マルチメディアアプリケーションの現在の状態に関するヘルプを提供する方法であって、
ヘルプ要求を受信するステップと、
前記マルチメディアアプリケーションの前記現在の状態を示す状態情報を受信するステップと、
前記要求および前記状態情報に応答して状況依存情報を取り出すステップと、
前記要求を満たすために前記状況依存情報を提供するステップと
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項12】
前記状態情報および前記状況依存情報の粒度を定義するスキーマを定義するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記粒度は、どの状態において前記状況依存情報が使用可能であるかを定義することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記マルチメディアコンソールに指示して、外部ソースから前記マルチメディアアプリケーションへ前記状況依存情報を取り出すステップをさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記状況依存情報をオーディオ出力として提供するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項16】
関連性の高さに基づいて前記状況依存情報を表示するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記状況依存情報を、前記マルチメディアアプリケーションの上方のグラフィカルオーバレイとして表示するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記状況依存情報は、前記グラフィカルオーバレイ内のビデオ出力として提供されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記状況依存情報をアプリケーション資産として提供するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記状況依存情報は、所定の基準、ユーザ入力、アプリケーション実行時の入力および開発者の入力に基づく自動アップロードのうちの少なくとも1つによって提供されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項21】
ヘルプ要求を受信するステップと、
前記マルチメディアアプリケーションの現在の状態を示す状態情報を受信するステップと、
前記要求および前記状態情報に応答して状況依存情報を取り出すステップと、
前記要求を満たすために前記状況依存情報を提供するステップと
を実施するようにマルチメディア装置に指示するコンピュータ実行可能命令を備えたことを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項22】
前記状態情報および前記状況依存情報の粒度を定めるスキーマを定義する命令をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項23】
前記粒度は、どの状態において状況依存情報が使用可能であるかを定義することを特徴とする請求項22に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項24】
前記マルチメディアコンソールに、リモートソースから前記状況依存情報を取り出すように指示する命令をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項25】
前記状況依存情報をオーディオ出力として提供するための命令をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項26】
関連性の高さに基づいて前記状況依存情報を表示するための命令をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項27】
前記状況依存情報を、前記マルチメディアアプリケーションの上方のグラフィカルオーバレイとして重ね合わせる命令をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項28】
前記状況依存情報を前記グラフィカルオーバレイ内のビデオ出力として提供するための命令をさらに備えたことを特徴とする請求項27に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項29】
前記状況依存情報をアプリケーション資産として提供するための命令をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項30】
前記状況依存情報は、所定の基準、ユーザ入力、アプリケーション実行時入力および開発者入力に基づく自動アップロードのうちの少なくとも1つによって提供されることを特徴とする請求項21に記載のコンピュータ読取り可能媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−31670(P2006−31670A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−124900(P2005−124900)
【出願日】平成17年4月22日(2005.4.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】