説明

ファクシミリ装置

【課題】機種や仕様の異なるファクシミリ装置間でハンドセットおよびハンドセット置き台が共用される場合に、一律に、置き台にハンドセットの落下防止機能を持たせるとなると、過剰装備となってしまう。
【解決手段】基部2と、この基部2に対して回転軸15回りに傾斜可能であるカバー部3と、このカバー部3に固定される置き台11と、この置き台11上に載置可能とされるハンドセット10と、を備える複合機1であって、置き台11上に載置されるハンドセット10の側面のうち、カバー部3の傾斜時にハンドセット10が脱落する側の側面(左側面)、を受ける受け部(縦壁12a)を有するサポータ12を備えると共に、サポータ12を置き台11に着脱可能な別部品とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
基部と、この基部に対して回転軸回りに傾斜可能であるカバー部と、このカバー部に固定される置き台と、この置き台上に載置可能とされるハンドセットと、を備えるファクシミリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電話機のハンドセット(受話器)が付設された構成のファクシミリ装置が知られている。このハンドセットは、ファクシミリ装置の本体に固定された置き台上に、載置される。
特許文献1には、ファクシミリ装置を持ち運ぶ場合に、ハンドセットを脱落させることなく手軽に携帯できるようにするため、ハンドセットの脱落を防止する固定手段を設けるようにしたファクシミリ装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】実開平5−6965号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ファクシミリ装置の本体には、ジャム処理やトナーカートリッジの交換のため、開閉可能なカバーが設けられている。特に、小型のファクシミリ装置では、プリンタ装置部に対して、スキャナ装置部が開閉するように構成されており、このスキャナ装置部が開閉するカバー部となっている。ファクシミリ装置にハンドセットを付設する場合、その付設位置が操作パネルなどと同じ高さ位置となるように、ハンドセットの置き台がスキャナ装置部(カバー部)に取り付けられるものとなる。
特許文献1ではファクシミリ装置自体の持ち運び時を想定しているが、一般には、そのような場合は想定されておらず、通常は、置き台にハンドセットの落下防止機能を持たせるようにはしていない。このため、カバー部を開放することによって、置き台の傾斜角度が、ハンドセットが置き台より転げ落ちる限界点を超えるような場合には、置き台からハンドセットが転げ落ちてしまう問題がある。
そこで、カバー部の開放によって置き台が傾斜しても、置き台からハンドセットが脱落しないように、ハンドセットの落下防止機能を持たせるようにすることが考えられる。しかし、ファクシミリ装置の機種や仕様の違いによっては、カバー部の開放による置き台の最大傾斜角度が異なるため、落下防止機能がなくても、ハンドセットの落下を防止できる場合がある。また、ハンドセットやハンドセットの置き台については、ファクシミリ装置本体に機種や仕様の違いがあっても、共通品が使用されることが多い。このような状況で、ファクシミリ装置の機種や仕様の違いに拘わりなく、一律に、置き台にハンドセットの落下防止機能を持たせるとなると、落下防止機能の不要な機種や仕様のファクシミリ装置に過剰装備をさせることになる。
【0005】
つまり、解決しようとする問題点は、機種や仕様の異なるファクシミリ装置間でハンドセットおよびハンドセット置き台が共用される場合に、一律に、置き台にハンドセットの落下防止機能を持たせるとなると、過剰装備となってしまう点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
請求項1に係るファクシミリ装置は、
基部と、この基部に対して回転軸回りに傾斜可能であるカバー部と、このカバー部に固定される置き台と、この置き台上に載置可能とされるハンドセットと、を備えるファクシミリ装置であって、
前記置き台上に載置される前記ハンドセットの側面のうち、前記カバー部の傾斜時に前記ハンドセットが脱落する側の側面、を受ける受け部を有する落下防止部材を備えると共に、
この落下防止部材を前記置き台に着脱可能な別部品とする、
ものである。
【0008】
以上構成により、次の作用がある。
置き台に、別部品である落下防止部材を取り付ければ、置き台に落下防止機能が付与される。
この落下防止部材により、カバー部を基部に対して傾斜させた際に、カバー部の傾斜により、置き台上のハンドセットが置き台より脱落して落下しようとしても、その落下が防止される。
【0009】
請求項2に係るファクシミリ装置は、請求項1において、次の構成としたものである。
前記落下防止部材は、前記回転軸の軸方向より見てL字状であって、縦壁と横壁とを有し、
前記横壁が前記置き台に固定され、
前記縦壁が前記受け部を構成する、
ものである。
【0010】
請求項3に係るファクシミリ装置は、請求項1または請求項2において、次の構成としたものである。
前記回転軸の軸方向を前後方向とした場合における前記カバー部の左右側面のうち、前記回転軸に近い側の側面に、前記置き台を支持する、
ものである。
【0011】
以上構成により、次の作用がある。
カバー部の開放時にハンドセットにかかる遠心力が最小化される。
【発明の効果】
【0012】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0013】
請求項1においては、
置き台に、落下防止機能を有する落下防止部材を、必要に応じて取り付けることが可能であり、落下防止機能の不要なファクシミリ装置に過剰装備を行うことが防止できる。
【0014】
請求項2においては、請求項1の効果に加えて、
落下防止部材の構成を簡素化できる。
【0015】
請求項3においては、請求項1または請求項2の効果に加えて、
カバー部の開放時に、より一層ハンドセットが脱落しにくくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0017】
図1を用いて、複合機1を説明する。
複合機1は、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能を合わせ有するファクシミリ装置である。
ここで、複合機1に係る方向を定義する。図1は複合機1の前面を示すものとし、図1の紙面に垂直な方向を複合機1の前後方向、図1の紙面に沿う上下方向を複合機1の上下方向、図1の紙面に沿う左右方向を複合機1の左右方向とする。
【0018】
この複合機1には、下から上に向けて、給紙装置4、プリンタ装置(画像形成装置)5、スキャナケーシング6、自動原稿搬送装置(ADF)7が、備えられている。また、スキャナケーシング6の前側に配置される操作パネル8や、スキャナケーシング6の左側に配置されるハンドセットユニット9も、複合機1に備えられるものである。
【0019】
複合機1に備える前記各装置を概略的に説明する。
プリンタ装置(画像形成装置)5は、イメージデータを記録紙上に印字する装置である。このプリンタ装置5内には、ファクシミリ通信回路部、電話通信回路部が内蔵されている。給紙装置4は、プリンタ装置5に記録紙を供給する装置である。
スキャナケーシング6には、スキャナ装置(画像読取装置)が内蔵されている。スキャナ装置は、原稿画像を読み取って、その原稿のイメージデータを作成する装置である。ADF7は、原稿を搬送して、スキャナケーシング6内のスキャナ装置に備える読取部を原稿の各部が通過するようにさせる装置である。
操作パネル8には、複合機1に備える各機能を作動させるためのユーザの操作入力手段(キー等で構成)や、複合機1の作動状況を表示するための画像出力手段(表示ディスプレイ)が、備えられている。
ハンドセットユニット9に備えるハンドセット10は、詳しくは後述するが、電話の受話器であり、電話通信における音声入力手段および音声出力手段を構成するものである。
【0020】
図2に示すように、複合機1は、スキャナケーシング6がプリンタ装置4に対して回転して傾斜可能となるように構成されている。スキャナケーシング6の傾斜により、プリンタ装置4の上方が開放されて、プリンタ装置4の内部が露出する。このとき、プリンタ装置4内のジャム処理や、プリンタ装置4内に配置されるトナーカートリッジの交換及びドラムカートリッジの交換などが可能な状態となる。
【0021】
複合機1を構成する各装置は、プリンタ装置4と共に固定される基部2と、スキャナケーシング6に固定されるカバー部3とに、大まかに二分される。
基部2には、給紙装置5と、プリンタ装置4とが、備えられる。複合機1の最下位置に位置する給紙装置5は、机上面等の静止面に載置される。そして、基部2自体は、カバー部3の開放に関わりなく、静止面上に静止する。
カバー部3には、スキャナケーシング6と、ADF7と、操作パネル8と、ハンドユニット9と、が備えられる。これらの装置は、カバー部3が基部2に対して開閉される際に、一体的に移動する。
【0022】
カバー部3は、基部2の左上端部に配置される回転軸15を介して、この回転軸15回りに回転自在に支持されている。この回転軸15は前後方向の軸であり、カバー部3の右端部が上下方向に移動するようにして、カバー部3が基部2に対して開閉するようになっている。
以下では、カバー部3が基部2に対して閉じて、プリンタ装置4の内部が完全に被覆された状態(図1に示す状態)を、カバー部3の閉状態とする。逆に、カバー部3が基部2に対して傾斜し、プリンタ装置4の内部が露出した状態を、カバー部3の開状態とする。特に、図2に示す状態は、カバー部3が最大限開放されたときの開状態である。
【0023】
図1〜図4を用いて、ハンドセットユニット9について説明する。
ハンドセットユニット9は、ハンドセット(受話器)10と、ハンドセット10の支持に係る置き台11と、ハンドセット10の落下防止に係るサポータ(落下防止部材)12と、を備えている。
ここで、複合機1には、ファクシミリ通信機能だけでなく、電話通信機能も備えられている。この電話通信機能を利用して、ハンドセット10は、電話通信における音声出力手段および音声入力手段として機能するように構成されている。
【0024】
図3、図4に示すように、ハンドセット10は、ハンドセット本体10aと、このハンドセット本体10aの両端側でそれぞれ突出するマイク部10bおよびスピーカ部10cと、からなる。マイク部10bおよびスピーカ部10cは円柱形状である。
【0025】
置き台11は、ハンドセット10を受ける台本体13と、スキャナケーシング6の左側面に固定される台支持部14と、からなる。
台本体13には、マイク部10bが挿入されるマイク受け部13bと、スピーカ部10cが挿入されるスピーカ受け部13cと、が設けられている。マイク受け部13bおよびスピーカ受け部10cは、マイク部10bおよびスピーカ部10cが円柱形状であるのに対応して、内部に円柱を挿入可能な円筒状に形成されている。
【0026】
ハンドセット10は、次の状態で置き台11に支持される。マイク部10bおよびスピーカ部10cがマイク受け部13bおよびスピーカ受け部10cに挿入されて、ハンドセット本体10aが台本体13の上面に載置された状態である。
この構成により、カバー部3(スキャナケーシング6)が閉状態にある複合機1の通常使用時には、ハンドセット10は置き台11上に確実に支持され、脱落することはない。加えて、カバー部3が開放されて若干傾いた状態であっても、ハンドセット10は脱落することなく置き台11に支持されるものとなっている。これは、マイク部10bおよびスピーカ部10cがマイク受け部13bおよびスピーカ受け部10cに挿入されて、ハンドセット10が置き台11に支持される構成であることによる。
【0027】
図4に示すサポータ(落下防止部材)12について説明する。
置き台11には、カバー部3の開放時にハンドセット10の落下を防止する手段として、サポータ12が設けられている。このサポータ12は、置き台11に着脱可能な別部品として固定されるものであり、置き台11より取り外すことも可能である。図3には、サポータ12を設けない場合の置き台11を図示している。
【0028】
ハンドセット10は、カバー部3の開放時に、次のような方向に落下するように、力を受ける。まず、カバー部3が閉状態にあるとき、直方体状のスキャナケーシング6は、その上面および下面が、複合機1の載置面(水平面)と平行であり、置き台11の上面(台本体13の上面)も略載置面と平行である。なお、略載置面と平行とするのは、台本体13の上面が曲面で形成されていることを考慮しての表現である。一方、カバー部3が開状態にあるとき、スキャナケーシング6および置き台11は傾斜するので、置き台11の上面(台本体13の上面)が、載置面に対して傾斜した状態となる。ここで、回転軸15が前後方向の軸であるので、置き台11の上面の傾斜は、右高左低の傾斜となる。置き台11が右高左低に傾斜すると、この置き台11上のハンドセット10は、その自重により、置き台11の左側より下方に向けて落下するように力を受ける。
そこで、カバー部3が開状態にあるときに、置き台11上のハンドセット10が、置き台11の左側から脱落するのを防止するために、置き台11上のハンドセット10(ハンドセット本体10a)の左側面(後述)を受けるように、サポータ12を置き台11に設けるものとしている。
【0029】
図1に示すように、置き台11に支持されるハンドセット10の姿勢は、ハンドセット10の長手方向が前後方向となる姿勢である。このように、ハンドセット10の長手方向を、カバー部3の回転中心となる回転軸15と平行とすることで、垂直とする場合よりも、ハンドセット10の置き台11から脱落しにくくなっている。
ここで、ハンドセット10に係る方向を、ハンドセット10が置き台11上に支持された状態の姿勢を基準として規定する。前述のハンドセット10の左側面は、図1におけるハンドセット10(ハンドセット本体10a)の左側面を意味する。
【0030】
図4に示すように、サポータ12は、L字状であって、このL字を構成する二辺としての互いに垂直な縦壁12aと横壁12bとを有し、さらに縦壁12aと横壁12bとを45度方向で連結する連結壁12cも有している。
サポータ12を台本体13に固定するための構成として、台本体13の下面に下方に突出するボス13d・13dが形成されると共に、横壁12bには上下を貫通するボス孔12d・12dが形成されている。ボス13dには、その先端(下端)よりその軸方向に沿ってネジ孔も形成されている。そして、ボス孔12dにボス13をそれぞれ挿入した状態で、ボス13のネジ孔にネジ16を締結することで、サポータ12が台本体13に固定される。
この構成により、サポータ12を台本体13に固定することも、台本体13から取り外すことも自在である。
【0031】
図1に示すように、サポータ12は、置き台11に取り付けられた状態において、回転軸15の軸方向(前後方向)より見てL字状であり、縦壁12aがハンドセット10の左側に位置するものとなっている。
この縦壁12aがハンドセット10(ハンドセット本体10a)の左側面を受ける(に略接触する)受け部となっている。この縦壁12aの右側面(ハンドセット本体10aを受ける面)は、略鉛直面上にあって、載置面(水平面)に対して略垂直である。そして、ハンドセット10が、ハンドセット本体10aの下面は台本体13の上面に受けられ、ハンドセット本体10aの左側面はサポータ12の縦壁12aによって受けられる構成である。
【0032】
この構成により、カバー部3が開放されて、置き台11が傾斜し、台本体13のみでは台本体13よりハンドセット10が脱落しうる場合でも、サポータ12によりハンドセット10の脱落が制止されて、置き台11よりハンドセット10が落下してしまうことが防止される。
【0033】
また、図1に示すように、カバー部3に固定される置き台11の配置位置は、相対的に(他の位置に配置する場合と比べて)回転軸15に近い位置に設定されている。ここで、本実施の形態では、直方体状であるスキャナケーシング6に、置き台11を固定可能な位置は、スキャナケーシング6の左右両側面もしくは後面である。スキャナケーシング6の下面はプリンタ装置5に対向する面であり、スキャナケーシング6の上面にはADF7等が配置されており、スキャナケーシング6の前面には操作パネル8が配置されており、これらの面には置き台11を固定することはできない。
また、ユーザによる複合機1の操作上の便宜から、ハンドセットユニット9は操作パネル8の左側に位置することが望ましい。これは、操作パネル8をユーザが右手で操作し、空いた左手でハンドセット10を握ることによる。
【0034】
そして、ハンドセットユニット9を、操作パネル8の左側であるスキャナケーシング6の左側面に配置すると共に、前後方向の回転軸15を、スキャナケーシング6の左側(プリンタ装置5の左上端部)に配置することで、置き台11の配置位置を、相対的に回転軸15に近い位置としている。
この構成により、カバー部3の開放時に、ハンドセット10が受ける遠心力の大きさを最小化し、カバー部3の開放によって、ハンドセット10が置き台11より飛び出してしまうことを防止している。
【0035】
サポータ(落下防止部材)を設ける対象とするファクシミリ装置は、本実施の形態の複合機1に限定されるものではなく、次のようなファクシミリ装置においても有効である。
本実施の形態における複合機1(ファクシミリ装置)は、カバー部3が基部2に実体物である回転軸15を介して回転自在に支持されて、カバー部3が基部2に対して回転して開閉する構成としている。対象とするファクシミリ装置としては、カバー部が基部に対して、リンク機構を介して支持されるような構成として、カバー部が特定の回転軸回りに回転するわけではない(カバー部の開放に伴って回転軸自体が移動するなど)が、カバー部が傾斜しつつ、基部を開閉するような構成であってもよい。つまり、カバー部を基部に対して開閉させる際に、カバー部の姿勢が水平に保たれず、置き台が傾斜するような構成のファクシミリ装置一般について、落下防止部材を適用することが有効である。
【0036】
また、本実施の形態の複合機1は、原稿読み取りの方式を、ADF7の原稿搬送によって原稿画像を読み取る方式(シート・フィード・タイプ)のみとしているが、光学系装置の主走査方向への移動によって原稿画像を読み取る方式(フラット・ベッド・タイプ)であってもよい。この場合、スキャナケーシングの上面に原稿の載置台となるコンタクトガラスが設けられると共に、このコンタクトガラスを開閉するプラテンカバー(原稿押さえ板)が開閉自在に設けられることになる。このような場合は、比較的開閉頻度が多く、開放角度も比較的大きなものとなるプラテンカバーは避けて、スキャナケーシング本体(プラテンカバーを除く部位)に、ハンドセットユニットを設けるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】カバー部閉状態における複合機の前面図である。
【図2】カバー部開状態(最大開放状態)における複合機の前面図である。
【図3】サポータなしのハンドセットユニットを示す斜視図である。
【図4】サポータありのハンドセットユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 複合機(ファクシミリ装置)
2 基部
3 カバー部
11 置き台
12 サポータ(落下防止部材)
12a 縦壁
12b 横壁
15 回転軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部と、この基部に対して回転軸回りに傾斜可能であるカバー部と、このカバー部に固定される置き台と、この置き台上に載置可能とされるハンドセットと、を備えるファクシミリ装置であって、
前記置き台上に載置される前記ハンドセットの側面のうち、前記カバー部の傾斜時に前記ハンドセットが脱落する側の側面、を受ける受け部を有する落下防止部材を備えると共に、
この落下防止部材を前記置き台に着脱可能な別部品とする、
ことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項2】
前記落下防止部材は、前記回転軸の軸方向より見てL字状であって、縦壁と横壁とを有し、
前記横壁が前記置き台に固定され、
前記縦壁が前記受け部を構成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
【請求項3】
前記回転軸の軸方向を前後方向とした場合における前記カバー部の左右側面のうち、前記回転軸に近い側の側面に、前記置き台を支持する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファクシミリ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−266768(P2007−266768A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−86449(P2006−86449)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】