説明

ファンフィルタユニット一体型除電器

【課題】除電器およびファンフィルタユニットが別部品として設置されるため、クリーンルームに設置する際に設置不良等によりエアーリークするという課題をがある。
【解決手段】除電器9はファンフィルタユニット12に一体化されているため、クリーンルームなどに設置する際、ファンフィルタユニット12を設置するのみで良く、後から別部材にて除電器を設置することが不要となり、小型化省スペース化することができ、また、除電器9はファンフィルタユニット12を製造する段階でシーリングにより封止を施してエアーリークのないことを確認しており、クリーンルーム設置現場でのシーリングによる封止作業やエアーリークを確認するためのスキャンテストなど不要にすることができ省施工化することができる効果のあるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体、液晶、およびプラズマディスプレイパネルなど製造工場のクリーンルーム等において用いられる静電気除去用のクリーンルーム用除電器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の除電器は、バー型の除電器であり、複数の針状電極に正負の高電圧を印加し、コロナ放電により正負のイオンを発生させる。ファンフィルタユニットの下流ダウンフロー型のクリーンルームにおいて、バー型の除電器が天井に所定間隔で配置されたファンフィルタユニットの吹出し側に配置され、ファンフィルタユニットのダウンフローによりイオン化された空気を除電対象物まで運び、静電気除去を行なう。その固定方法は別部材にて固定されている。(例えば、特許文献1参照)この方式について図面とともに説明する。
【0003】
図3において、バー型の除電器の例で、除電器101およびファンフィルタユニット102を天井に取付けるときは、除電器101の保持部材103の溝104に支持板105を嵌合させて、支持棒106を天井に取付け、除電器101を吊下するとともに、除電器101の支持部107にファンフィルタユニット102に取付けた固定具108により支持し、ファンフィルタユニット102を除電器101に隣接させて配置されるものである。
【特許文献1】実開平5−48297号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した従来の除電器は、除電器およびファンフィルタユニットが別部品として設置されるため、クリーンルームに設置する際に設置不良等によりエアーリークするという課題を有している。
【0005】
また、除電器から発生するイオンはファンフィルタユニットから吹出されるダウンフローによりターゲットまで運ばれるため、除電器から発生するイオン量とファンフィルタユニットの風量のバランスが崩れることによる除電能力の低下という課題を有しており、最適に制御することによる除電スピードの向上が要求されているとともに、設置されるクリーンルームのスペース減少が進み、省施工化、小型軽量化省スペース化が要求されている。
【0006】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、エアーリークを防止することができ、また、除電能力の低下を防止し、省施工化、小型化省スペース化することができる効果のあるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のファンフィルタユニット一体型除電器は上記目的を達成するために、箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタは複数個に分割され、分割されたフィルタ間に除電器を挟み込んだことを特徴とするものである。
【0008】
この手段により、ファンフィルタユニットと除電器が一体構造とすることができ、設置不良によりエアーリークするという課題を解決できるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0009】
また、他の手段は、箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタは前記チャンバに対して幅方向に隙間を設けてあり、前記隙間には除電器を挟み込んだことを特徴とするものである。
【0010】
この手段により、ファンフィルタユニットと除電器が一体構造とすることができ、設置不良によりエアーリークするという課題を解決できるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0011】
また、他の手段は、箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタはプリーツ状に折り加工されており、前記プリーツは前記フィルタ厚みに対して最大厚みで折り加工されている部分と厚み方向に対して隙間を設けて折り加工されている部分をそれぞれ複数個有し、前記隙間には除電器を挟み込んだことを特徴とするものである。
【0012】
この手段により、ファンフィルタユニットと除電器が一体構造とすることができ、設置不良によりエアーリークするという課題を解決できるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0013】
また、他の手段は、前記除電器は前記フィルタ下面と略同一面に配置されることを特徴とするものである。
【0014】
この手段により、除電器がファンフィルタユニットのフィルタ面よりも内部に収納することができ、小型軽量化省スペース化できるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0015】
また、他の手段は、前記フィルタの導電性部材はアースされていることを特徴とするものである。
【0016】
この手段により、フィルタ導電部の帯電を防止することができ、除電能力の低下を防止することができるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0017】
また、他の手段は、前記ファンユニットと前記除電器の電源制御部を共用化することを特徴とするものである。
【0018】
この手段により、除電器およびファンフィルタユニットの電源制御部品の共用化することができ、小型軽量化省スペース化できるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0019】
また、他の手段は、前記ファンユニットの出力により前記除電器のイオン放出量を自動的に制御することを特徴とするものである。
【0020】
この手段により、ファンユニットから出力される風量に最適なイオン放出量をコントロールすることができ、除電能力を向上することができるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【0021】
また、他の手段は、前記除電器のイオン放出量により前記ファンユニットの出力を自動的に制御することを特徴とするものである。
【0022】
この手段により、除電器から放出されるイオン量に最適なファンユニットからの出力風量をコントロールすることができ、除電能力を向上することができるファンフィルタユニット一体型除電器が得られる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、エアーリークを防止できるという効果のあるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することができる。また、除電能力の低下を防止し、小型軽量化省スペース化することができる効果のあるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明の請求項1記載の発明は、箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタは複数個に分割され、分割されたフィルタ間に除電器を挟み込んだことを特徴とするものであり、除電器がファンフィルタユニットに予め一体的に組み込まれており、取付け用の別部材や現場でのシーリング作業が不要となり、エアーリークが防止できる作用を有する。
【0025】
本発明の請求項2記載の発明は、箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタは前記チャンバに対して幅方向に隙間を設けてあり、前記隙間には除電器を挟み込んだことを特徴とするものであり、除電器がファンフィルタユニットに予め一体的に組み込まれており、取付け用の別部材や現場でのシーリング作業が不要となり、エアーリークが防止できる作用を有する。
【0026】
本発明の請求項3記載の発明は、箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタはプリーツ状に折り加工されており、前記プリーツは前記フィルタ厚みに対して最大厚みで折り加工されている部分と厚み方向に対して隙間を設けて折り加工されている部分をそれぞれ複数個有し、前記隙間には除電器を挟み込んだことを特徴とするものであり、除電器がファンフィルタユニットに予め一体的に組み込まれており、取付け用の別部材や現場でのシーリング作業が不要となり、エアーリークが防止できる作用を有する。
【0027】
本発明の請求項4記載の発明は、前記除電器は前記フィルタ下面と略同一面に配置されることを特徴とするものであり、除電器がファンフィルタユニットのフィルタ面よりも内部に収納されており、薄型化ができる作用を有する。
【0028】
本発明の請求項5記載の発明は、前記フィルタの導電性部材はアースされていることを特徴とするものであり、フィルタ導電部の帯電を防止しする作用を有する。
【0029】
本発明の請求項6記載の発明は、前記ファンユニットと前記除電器の電源制御部を共用化することを特徴とするものであり、除電器およびファンフィルタユニットの電源制御部品の共用化することができるという作用を有する。
【0030】
本発明の請求項7記載の発明は、前記ファンユニットの出力により前記除電器のイオン放出量を自動的に制御することを特徴とするものであり、ファンユニットから出力される風量に最適なイオン放出量をコントロールすることができる作用を有する。
【0031】
本発明の請求項8記載の発明は、前記除電器のイオン放出量により前記ファンユニットの出力を自動的に制御することを特徴とするものであり、除電器から放出されるイオン量に最適なファンユニットからの出力風量をコントロールすることができる作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0032】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態を図1を用いて説明する。
【0033】
図1に示すように、ターボ型ファン1とモータ2からなるファンユニット3は箱形状のチャンバ4に内蔵されている。フィルタはファンユニット3の下流側であるチャンバ4の下面側に設置され、ファンユニット3により吸込口6から吸い込まれた空気7を清浄空気8として排出する。フィルタは左右に二分割されており、導電性であるアルミ材で構成されたフィルタ枠はそれぞれアースされており、分割されたフィルタ5a、5bの間に挟みこまれる形でバー型の除電器9が配置されている。除電器9はチャンバ4に締結部材であるネジ等により固定されており、フィルタ5a、5bおよび除電器9の隙間にはエアーリークを防止するためのシーリング剤であるシリコン10により封止されている。ファンユニット3の運転制御電源11は、チャンバ4内に内蔵され、除電器9と共有化されておりファンフィルタユニット12を構成している。
【0034】
上記構成において、ファンユニット3を運転することにより吸込口6より空気が吸込まれ、チャンバ4内に送り込まれる。そのファンユニット3から吹出された気流はフィルタ5a、5bを通過して排出される。除電器9はファンユニット3を運転すると同時に針状電極13に正負の高電圧が印加され、正負のイオン(図示せず)を放射状に放出する。放出されたイオンはフィルタから排出された空気の流れによって除電対象物まで運ばれ、除電対象物の静電気を除去し除電を行なう。このとき、除電器9から放出される正負のイオン量はファンユニット3からフィルタ5a、5bを介して排出される出力風量により可変され、除電対象物に到達するイオン量を最適に制御している。
【0035】
このような本発明の実施の形態1によれば、除電器9はファンフィルタユニット12に一体化されているため、クリーンルームなどに設置する際、ファンフィルタユニット12を設置するのみで良く、後から別部材にて除電器を設置することが不要となり、小型化省スペース化することができ、また、除電器9はファンフィルタユニット12を製造する段階でシーリングにより封止を施してエアーリークのないことを確認しており、クリーンルーム設置現場でのシーリングによる封止作業やエアーリークを確認するためのスキャンテストなど不要にすることができ省施工化することができるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することができる。
【0036】
また、除電器9より放出された正負のイオンはファンフィルタユニット12から排出されるダウンフローのより除電対象物まで運ばれるため、イオンの放出量とファンフィルタユニット12の風量を最適に制御することにより、放出されたイオンがより多く除電対象物まで運ばれるため、除電スピードの向上ができ、除電効率が向上することができるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することができる。
【0037】
なお、本実施の形態1では、フィルタを二分割してその間に除電器9を挟み込んだ構造としたが、フィルタをチャンバ4に対して幅方向に小さくし、その間の片側、両側もしくは四方に除電器9を配置しても良く、また、ドーナツ型の除電器9を配置しても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0038】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態を図2を用いて説明する。なお、実施の形態1の構成と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0039】
図2に示すように、フィルタ5はフィルタ5の最大厚みで折り加工されている最大プリーツ部14aと厚み方向に隙間を設けて折り加工されている最小プリーツ部14bからなり、最小プリーツ部14bの隙間に除電器9を挟み込み、フィルタ5の枠材に締結部材であるネジ等により締結支持されている。
【0040】
上記構成において、ファンユニット3を運転することにより吸込口6より空気が吸込まれ、チャンバ4内に送り込まれる。そのファンユニット3から吹出された気流はフィルタ5を通過して排出される。除電器9はファンユニット3を運転すると同時に針状電極13に正負の高電圧が印加され、正負のイオン(図示せず)を放射状に放出する。放出されたイオンはフィルタから排出された空気の流れによって除電対象物まで運ばれ、除電対象物の静電気を除去し除電を行なう。このとき、ファンユニットからフィルタ5を介して排出される出力風量は除電器9から放出される正負のイオン量により可変され、除電対象物に到達するイオン量を最適に制御している。
【0041】
このような本発明の実施の形態2によれば、除電器9はファンユニット3に一体化されているため、ファンユニット3をチャンバ4の下流側に設置取付けするだけで、ファンフィルタユニット12を構成することができ、クリーンルームなどに設置する際、ファンフィルタユニット12を設置するのみで良く、後から別部材にて除電器を設置することが不要となり、小型化省スペース化することができ、また、フィルタ5は分割されることなく連続して折り加工されているため、エアーリークを防止するためのシーリングにより封止を施す必要がなく低コスト化が図れ、クリーンルーム設置現場でのシーリングによる封止作業やエアーリークを確認するためのスキャンテストなど不要にすることができ省施工化することができるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することができる。
【0042】
また、除電器9より放出された正負のイオンはファンフィルタユニット12から排出されるダウンフローのより除電対象物まで運ばれるため、イオンの放出量とファンフィルタユニット12の風量を最適に制御することにより、放出されたイオンがより多く除電対象物まで運ばれるため、除電スピードの向上ができ、除電効率が向上することができるファンフィルタユニット一体型除電器を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のファンフィルタユニット一体型除電器は、除電器が分割されたフィルタ間に挟み込まれているため、小型化省スペース化が図れ、現場施工での不良によるエアーリークを防止できる効果を有し、クリーンルーム内の環境向上させる用途として有用である。
【0044】
また、本発明のファンフィルタユニット一体型除電器は、イオンの放出量とファンフィルタユニットの風量を最適に制御することにより、放出されたイオンがより多く除電対象物まで運ばれるため、除電スピードの向上することができる効果を有し、クリーンルーム内の除電効率の向上を提供する用途として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の形態1のファンフィルタユニット一体型除電器を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態2のファンフィルタユニット一体型除電器を示す断面図
【図3】従来のクリーンルーム用除電器を示す断面図
【符号の説明】
【0046】
1 ターボ型ファン
2 モータ
3 ファンユニット
4 チャンバ
5 フィルタ
5a フィルタ
5b フィルタ
6 吸込口
7 空気
8 清浄空気
9 除電器
10 シリコン
11 運転制御電源
12 ファンフィルタユニット
13 針状電極
14a 最大プリーツ部
14b 最小プリーツ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタは複数個に分割され、分割されたフィルタ間に除電器を挟み込んだことを特徴とするファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項2】
箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタは前記チャンバに対して幅方向に隙間を設けてあり、前記隙間には除電器を挟み込んだことを特徴とするファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項3】
箱形状のチャンバ上部に吸込口を有し、ファンとモータからなるファンユニットを前記チャンバに内蔵し、前記ファンユニットの吹出側にフィルタを設けたファンフィルタユニットにおいて、前記フィルタはプリーツ状に折り加工されており、前記プリーツは前記フィルタ厚みに対して最大厚みで折り加工されている部分と厚み方向に対して隙間を設けて折り加工されている部分をそれぞれ複数個有し、前記隙間には除電器を挟み込んだことを特徴とするファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項4】
前記除電器は前記フィルタ下面と略同一面に配置されることを特徴とする請求1乃至3いずれかに記載のファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項5】
前記フィルタの導電性部材はアースされていることを特徴とする請求1乃至4いずれかに記載のファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項6】
前記ファンユニットと前記除電器の電源制御部を共用化することを特徴とする請求1乃至5いずれかに記載のファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項7】
前記ファンユニットの出力により前記除電器のイオン放出量を自動的に制御することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のファンフィルタユニット一体型除電器。
【請求項8】
前記除電器のイオン放出量により前記ファンユニットの出力を自動的に制御することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のファンフィルタユニット一体型除電器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−288008(P2008−288008A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−131191(P2007−131191)
【出願日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】