説明

フォルダ管理システム、フォルダ表示方法、およびフォルダ表示プログラム

【課題】アクセス権の有無とフォルダの構成とを容易に把握することが可能なフォルダ表示を行う技術を提供する。
【解決手段】情報取得手段は、ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、そのフォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得する。表示制御手段は、情報取得手段によって取得されたアクセス権情報および表示位置情報に基づいて、利用者にアクセス権が与えられているフォルダを表示位置情報に定められた表示位置に表示し、利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成する。表示手段は、表示制御手段によって生成された表示情報に従って利用者にフォルダを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイルを格納するためのフォルダを管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータを用いて、フォルダにファイルを格納し、フォルダ構成を表示するシステムがある(特許文献1、2)。一般に、この種のフォルダ管理システムでは、ファイルを格納したフォルダの階層構造がツリー形式で表示される。そして、通常、ツリー形式での表示ではアクセス権のないフォルダが表示されず、アクセス権のあるフォルダだけが表示される。したがって、利用者のアクセス権によって表示のフォルダ構成が異なる場合がある。
【特許文献1】特開平5−61920号公報
【特許文献2】特開2007−188264号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アクセス権の有無によって、表示されるフォルダ構成が異なると、表示を利用する際に不都合が生じることがある。例えば、利用者同士がフォルダの表示を見ながら電話で会話するような場面で、それぞれの利用者でフォルダ構成の見え方が異なっていると、相談に時間がかかったり、連絡が不行き届きとなったりする可能性があり、都合が悪い。
【0004】
本発明の目的は、アクセス権の有無とフォルダの構成とを容易に把握することが可能なフォルダ表示を行う技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のフォルダ管理システムは、
ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、該フォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得された前記アクセス権情報および前記表示位置情報に基づいて、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダを前記表示位置情報に定められた表示位置に表示し、該利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成する表示制御手段と、
前記表示制御手段によって生成された前記表示情報に従って、前記利用者にフォルダを表示する表示手段と、を有している。
【0006】
また、本発明のフォルダ表示方法は、
情報取得手段が、ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、該フォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得し、
表示制御手段が、前記情報取得手段によって取得された前記アクセス権情報および前記表示位置情報に基づいて、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダを前記表示位置情報に定められた表示位置に表示し、該利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成し、
表示手段が、前記表示制御手段によって生成された前記表示情報に従って、前記利用者にフォルダを表示するものである。
【0007】
本発明のフォルダ表示プログラムは、
情報取得手段が、ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、該フォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得する手順と、
表示制御手段が、前記情報取得手段によって取得された前記アクセス権情報および前記表示位置情報に基づいて、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダを前記表示位置情報に定められた表示位置に表示し、該利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示するための表示情報を生成する手順と、
をコンピュータに実行させるためのフォルダ表示プログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アクセス権情報および表示位置情報に基づいて、利用者にアクセス権が与えられているフォルダを、表示位置情報に定められた表示位置に表示し、利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示するので、フォルダに対するアクセス権の有無と、全体構成の中のフォルダの位置を容易に把握することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、本実施形態のファイル管理システムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、ファイル管理システムは、表示装置1、表示制御装置2、コンテンツ情報取得装置3、ユーザ情報保持装置4、コンテンツ格納部5、コンテンツ位置情報格納部6、およびアクセス権情報格納部7を有している。
【0011】
表示装置1は、表示制御装置2により決定された表示情報を利用者に表示する。
【0012】
表示制御装置2は、コンテンツ情報取得装置3によって取得されたリスト情報を用いて、フォルダをマトリクス状に配置し、利用者にアクセス権がないフォルダを目隠しする表示情報を生成する。ここで目隠しは、アクセス権があるフォルダと区別できるような表示である。また、目隠しは、フォルダへのアクセス権が無いことが一目で分かるような表示であることが好ましい。例えば、アクセス権がないフォルダの表示部分を、アクセス権があるフォルダの表示部分と異なる色にしてもよい。
【0013】
フォルダの配下に更にフォルダが存在する場合、表示制御装置2は、フォルダの表示部分の中に下位のフォルダを表示することにしてもよい。例えば、あるフォルダの配下に複数のフォルダが含まれている場合、上位のフォルダの表示位置を複数に分割し、下位のフォルダのそれぞれを表示することにしてもよい。その場合、下位のフォルダのそれぞれについてアクセス権の有無が分かるように表示するとよい。
【0014】
コンテンツ情報取得装置3は、ユーザ情報保持装置4に保持されているログイン情報と、コンテンツ格納部5に格納されているコンテンツおよびファイルの情報と、アクセス権情報格納部7に格納されているアクセス権情報とを用いて、利用者が指定したフォルダの配下のフォルダのリスト情報を生成する。利用者が指定したフォルダの配下のフォルダの更に配下のフォルダまで表示する場合には、コンテンツ情報取得装置3は、利用者が指定したフォルダの配下のフォルダと、更に配下のフォルダとの2階層分のリスト情報を生成すればよい。リスト情報には、各フォルダを識別するためのフォルダ識別情報と、各フォルダの表示位置を示す表示位置情報とが含まれている。このリスト情報には、フォルダへのアクセス権の有無を示すアクセス権情報を含まれていてもよい。あるいは、リスト情報には、アクセス権のあるフォルダに関するフォルダ識別情報と表示位置情報が含まれていることにしてもよい。
【0015】
ユーザ情報保持装置4は、ログインしている利用者のログイン情報を保持している。このログイン情報は、アクセス権情報格納部7からアクセス権情報を取得する際に、ログインしている利用者の特定に利用される。
【0016】
コンテンツ格納部5は、フォルダおよびコンテンツのファイルを格納する。
【0017】
コンテンツ位置情報格納部6は、フォルダをマトリクス状に配置して表示するための表示位置情報を格納する。
【0018】
アクセス権情報格納部7は、フォルダおよびコンテンツのファイルに対して利用者毎にアクセスの可否が設定されたアクセス権情報を格納する。
【0019】
次に、本実施形態のファイル管理システムの動作について説明する。
【0020】
まず、利用者がフォルダを指定した表示要求を入力すると、コンテンツ情報取得装置3は、ユーザ情報保持装置4に保持されているログイン情報から、利用者を一意に特定する利用者識別子を取得する。そして、コンテンツ情報取得装置3は、その利用者識別子に基づいて、コンテンツ格納部5から指定されたフォルダの配下のフォルダのリスト情報を生成する。リスト情報には、指定されたフォルダの配下の各フォルダのフォルダ識別情報と、各フォルダの表示位置情報とが含まれている。その際、フォルダ識別情報はコンテンツ格納部5から取得することができ、表示位置情報はコンテンツ位置情報格納部6から取得することができる。
【0021】
図2は、リスト情報のテーブルの一例である。図2を参照すると、フォルダ識別情報(フォルダID)がA〜Yの各フォルダに対して表示位置情報が対応付けられている。この例では表示位置情報は位置情報Xと位置情報Yとからなる。
【0022】
表示制御装置2は、コンテンツ情報取得装置3が生成したリスト情報を基に、利用者にアクセス権のあるフォルダを、表示位置情報によって示された位置に表示し、アクセス権のないフォルダの位置には目隠しの表示をするような表示情報を生成する。表示装置1は、表示制御装置2によって生成された表示情報に基づいてマトリクス状のフォルダの情報を利用者に表示する。
【0023】
なお、上述したように、本実施形態のフォルダ管理システムは、指定されたフォルダの配下の更に配下のフォルダまで表示してもよい。その場合、コンテンツ情報取得装置3は、指定されたフォルダの配下のフォルダの情報と、その更に配下のフォルダの情報とを含むリスト情報を生成すればよい。利用者にアクセス権のあるフォルダの配下にアクセス権のないフォルダが含まれていることがある。その場合には、利用者にアクセス権のあるフォルダの表示部分を分割し、配下のアクセス権のあるフォルダを分割された部分に表示し、アクセス権のないフォルダに対応する部分には目隠しの表示をすることにしてもよい。
【0024】
図3は、指定されたフォルダの配下とその更に配下のフォルダを表示した表示例を示す図である。図3を参照すると、指定されたフォルダの配下にあるフォルダ1〜16がマトリクス状に表示されている。そして、各フォルダの表示部分は複数に分割されており、分割された部分には、そのフォルダの配下のフォルダが表示されている。表示部分41〜43はアクセス権のないフォルダの目隠し表示である。
【0025】
図4は、図3のように表示されるリスト情報に含まれた、指定されたフォルダの配下のフォルダの情報を示す例である。利用者にはフォルダ1〜16の全てのフォルダに対するアクセス権があるものとする。ただし、更に配下のフォルダには、利用者にアクセス権が与えられていないフォルダが含まれているものとする。図4を参照すると、フォルダ1〜16の全てがリスト情報に含まれ、それぞれのフォルダに対して表示位置が対応付けられている。例えば、フォルダ1の表示位置は(X,Y)=(1,1)であり、フォルダ8の表示位置は(X,Y)=(2,4)である。
【0026】
図5は、指定されたフォルダの配下とその更に配下のフォルダを表示した他の表示例を示す図である。図5を参照すると、指定されたフォルダの配下にあるフォルダのうち、利用者にアクセス権が与えられているフォルダ3,5〜10,12〜16が、それぞれの表示位置に表示されている。また、利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示部分51〜54には目隠しが表示されている。
【0027】
図6は、図5のように表示されるリスト情報に含まれた、指定されたフォルダの配下のフォルダの情報を示す例である。ここでは、利用者には、フォルダ3,5〜10,12〜16に対するアクセス権が与えられている。図6を参照すると、フォルダ3,5〜10,12〜16がリスト情報に含まれ、それぞれのフォルダに対して表示位置が対応付けられている。
【0028】
図7は、本実施形態のファイル管理システムの具体的な動作例を示すフローチャートである。上述したように、リスト情報にはアクセス権の有無を示すアクセス権情報が更に含まれていてもよい。ここでは、リスト情報にアクセス権情報が含まれているものとする。
【0029】
図7を参照すると、まず、利用者がフォルダを指定した表示要求を入力すると(ステップ101)、コンテンツ情報取得装置3は、ユーザ情報保持装置4に保持されているログイン情報から、利用者を一意に特定する利用者識別子を取得する。そして、コンテンツ情報取得装置3は、その利用者識別子に基づいて、コンテンツ格納部5から指定されたフォルダの配下のフォルダのリスト情報を生成する(ステップ102)。次に、表示制御装置2は、表示装置1の表示サイズから最大表示個数を計算する(ステップ103)。
【0030】
次に、表示制御装置2は、コンテンツ情報取得装置3によって生成されたリスト情報内のフォルダの個数が最大表示個数と等しいか否か判定する(ステップ104)。リスト情報内のフォルダの個数が最大表示個数と等しければ、フォルダ管理システムは、表示制御装置2がリスト情報に基づいて表示情報を生成し、表示装置1がその表示情報に従ってフォルダを利用者に表示する処理を実行した後(ステップ105)、処理を終了する。
【0031】
ステップ104の判定で、リスト情報内のフォルダの個数が最大表示個数と等しくなければ、表示制御装置2は、リスト情報に含まれているフォルダを順次選択し、その選択したフォルダがリスト情報に含まれている最後のフォルダか否か判断する(ステップ106)。
【0032】
最後のフォルダであれば、表示制御装置2は、それ以降のフォルダに対応する表示部分に目隠しを表示するような表示情報を生成し、表示装置1はその表示情報に従ってフォルダを利用者に表示する(ステップ107)。また最後のフォルダでなければ、表示制御装置2は、順番通りのフォルダか否か判定する(ステップ108)。
【0033】
順番通りでないフォルダであれば、表示制御装置2は、順番通りのフォルダに対応する表示部分を目隠し表示する(ステップ109)。順番通りのフォルダであれば、表示制御装置2は、そのフォルダを、そのフォルダの表示位置に表示する(ステップ110)。順番がとんでいるフォルダは、例えばアクセス権の無いフォルダである。
【0034】
以上説明したように、本実施形態によれば、アクセス権情報および表示位置情報に基づいて、利用者にアクセス権が与えられているフォルダを、表示位置情報に定められた表示位置に表示し、利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示するので、フォルダに対するアクセス権の有無と、全体構成の中のフォルダの位置を容易に把握することができる。
【0035】
また、本実施形態によれば、指定されたフォルダの配下のフォルダと、更にその配下のフォルダを表示するので、フォルダ構造の把握がより容易である。
【0036】
なお、本実施形態では、利用者にアクセス権のあるフォルダを正常に表示し、利用者にアクセス権のないフォルダを目隠し表示するようにしてフォルダをマトリクス状に表示することとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。他の例として、パスワード入力を条件としてアクセスを許可するというアクセス権の属性(パスワードロック付きアクセス権)を設けてもよい。
【0037】
アクセス権情報格納部7のアクセス権情報には、フォルダに対する利用者毎のパスワードロック付きアクセス権の有無が更に設定されていればよい。
【0038】
表示制御装置2は、利用者にパスワードロック付きアクセス権が与えられているフォルダを、条件のないアクセス権が利用者に与えられているフォルダと区別できるように表示する。例えば、利用者にパスワードロック付きアクセス権が与えられているフォルダを目隠し表示することにしてもよい。ここでの目隠し表示は、アクセス権のないフォルダに用いる目隠し表示と異なるものであってもよく、また同じものであってもよい。
【0039】
これによれば、通常のアクセス権と異なる、パスワードロック付きアクセス権を設け、そのパスワードロック付きアクセス権の有無を容易に把握できるように表示することができる。
【0040】
なお、上述した各実施形態のフォルダ管理システムにおいて、表示装置1、表示制御装置2、コンテンツ情報取得装置3、およびユーザ情報保持装置4は、それを構成する各部の処理手順を規定したソフトウェアプログラムをコンピュータに実行させることにより実現することもできる。
【0041】
また、表示装置1、表示制御装置2、コンテンツ情報取得装置3、およびユーザ情報保持装置4はそれぞれが独立した装置であってもよく、また、それらの2つ以上の装置が1台の装置に一体的に組み込まれていてもよい。
【0042】
また以上、本発明の実施形態について述べてきたが、本発明は、これらの実施形態だけに限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、これらの実施形態を組み合わせて使用したり、一部の構成を変更したりしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本実施形態のファイル管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】リスト情報のテーブルの一例である。
【図3】指定されたフォルダの配下とその更に配下のフォルダを表示した表示例を示す図である。
【図4】図3のように表示されるリスト情報に含まれた、指定されたフォルダの配下のフォルダの情報を示す例である。
【図5】指定されたフォルダの配下とその更に配下のフォルダを表示した他の表示例を示す図である。
【図6】図5のように表示されるリスト情報に含まれた、指定されたフォルダの配下のフォルダの情報を示す例である。
【図7】本実施形態のファイル管理システムの具体的な動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0044】
1 表示装置
2 表示制御装置
3 コンテンツ情報取得装置
4 ユーザ情報保持装置
5 コンテンツ格納部
6 コンテンツ位置情報格納部
7 アクセス権情報格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、該フォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得された前記アクセス権情報および前記表示位置情報に基づいて、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダを前記表示位置情報に定められた表示位置に表示し、該利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成する表示制御手段と、
前記表示制御手段によって生成された前記表示情報に従って、前記利用者にフォルダを表示する表示手段と、を有するフォルダ管理システム。
【請求項2】
前記コンテンツ情報取得手段は、前記利用者の指定したフォルダの配下の第1のフォルダと、該第1のフォルダの更に配下の第2のフォルダとについて、前記アクセス権情報および前記表示位置情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記第1のフォルダの表示部分の中に前記第2のフォルダを表示する表示情報を生成する、
請求項1に記載のフォルダ管理システム。
【請求項3】
前記アクセス権情報には、前記利用者にフォルダへパスワードの入力を条件としたアクセス権が与えられているか否かの情報が更に含まれており、
前記表示制御手段は、前記利用者にパスワードの入力を条件としたアクセス権が与えられているフォルダを、パスワードの入力を条件としないアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成する、
請求項1または2に記載のフォルダ管理システム。
【請求項4】
前記表示位置情報には、前記フォルダをマトリクス状に配置した表示位置が定められている、請求項1から3のいずれか1項に記載のフォルダ管理システム。
【請求項5】
前記コンテンツ情報取得手段は、取得した前記アクセス権情報および前記表示位置情報を用いて、各フォルダに対応する表示位置を含む、表示すべきフォルダのリスト情報を生成し、
前記表示制御手段は、前記リスト情報に含まれているフォルダを順次選択し、該フォルダに対応する表示位置に表示し、前記リスト情報に含まれている最後のフォルダを表示した後、残った表示位置を、前記フォルダを表示した表示位置と区別できるように表示する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のフォルダ管理システム。
【請求項6】
情報取得手段が、ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、該フォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得し、
表示制御手段が、前記情報取得手段によって取得された前記アクセス権情報および前記表示位置情報に基づいて、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダを前記表示位置情報に定められた表示位置に表示し、該利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成し、
表示手段が、前記表示制御手段によって生成された前記表示情報に従って、前記利用者にフォルダを表示する、フォルダ表示方法。
【請求項7】
前記コンテンツ情報取得手段は、前記利用者の指定したフォルダの配下の第1のフォルダと、該第1のフォルダの更に配下の第2のフォルダとについて、前記アクセス権情報および前記表示位置情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記第1のフォルダの表示部分の中に前記第2のフォルダを表示する表示情報を生成する、
請求項6に記載のフォルダ表示方法。
【請求項8】
前記アクセス権情報には、前記利用者にフォルダへパスワードの入力を条件としたアクセス権が与えられているか否かの情報が更に含まれており、
前記表示制御手段は、前記利用者にパスワードの入力を条件としたアクセス権が与えられているフォルダを、パスワードの入力を条件としないアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示する表示情報を生成する、
請求項6または7に記載のフォルダ表示方法。
【請求項9】
前記表示位置情報には、前記フォルダをマトリクス状に配置した表示位置が定められている、請求項6から8のいずれか1項に記載のフォルダ表示方法。
【請求項10】
前記コンテンツ情報取得手段は、取得した前記アクセス権情報および前記表示位置情報を用いて、各フォルダに対応する表示位置を含む、表示すべきフォルダのリスト情報を生成し、
前記表示制御手段は、前記リスト情報に含まれているフォルダを順次選択し、該フォルダに対応する表示位置に表示し、前記リスト情報に含まれている最後のフォルダを表示した後、残った表示位置を、前記フォルダを表示した表示位置と区別できるように表示する、
請求項6から9のいずれか1項に記載のフォルダ表示方法。
【請求項11】
情報取得手段が、ログイン情報によって特定された利用者にフォルダへのアクセス権が与えられているか否かを示すアクセス権情報と、該フォルダの表示位置を定めた表示位置情報とを取得する手順と、
表示制御手段が、前記情報取得手段によって取得された前記アクセス権情報および前記表示位置情報に基づいて、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダを前記表示位置情報に定められた表示位置に表示し、該利用者にアクセス権が与えられていないフォルダに対応する表示位置を、前記利用者にアクセス権が与えられているフォルダと区別できるように表示するための表示情報を生成する手順と、
をコンピュータに実行させるためのフォルダ表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−252154(P2009−252154A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−102566(P2008−102566)
【出願日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】