説明

フライパン

【課題】 容器内部の臭いを燃焼させることができるようにしたフライパンを提供すること。
【解決手段】 本発明は、下部容器20と上部容器10が後面に形成されるヒンジ21とヒンジピン11によって連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)を有するフライパンにおいて、下部容器20は、後面両側にヒンジ21と前面に取っ手締結部22を形成し、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、パッキング安着部24には内部に金属材31が含まれており、外部に突出部30aを有するパッキング30を取り付け、上部容器10は、後面に形成されたヒンジピン11が下部容器20のヒンジ21と結合し、前面には取っ手が各々設けられる取っ手締結部12を構成し、内部に空間部13をなす下端部14が上記下部容器20に取り付けられたパッキング30の上部突出部30aを押して密閉するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフライパンに関するもので、より詳細には、加熱面を各々有する下部容器と上部容器とで構成された、下部容器の上部内側に金属材が含まれているパッキングを取り付け、ガス排出口を設けることにより、容器内部の臭いを燃焼させることができるフライパンに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、フライパンと言う焼き器具は、魚や肉等の魚類及び肉類(以下、焼き物という。)を焼くときに使用する上部が開放された器具である。このような焼き器具で焼き物を調理する場合、油や水分等の液体及び焼き臭いが開放された上部から飛び出たり、室内に発散される。このため、キッチンが汚れ、家の中に焼き臭いが付き、熱効率が悪くなると同時に、焼き物、特に魚の水分がほとんど外部に飛んでしまう。このように水分が蒸発すると、栄養素が破壊され、焼き魚の身が硬くなり、時間が経過すると乾きやすくなるという問題点があった。
【0003】
これを防止するために新聞や蓋のようなカバーをかぶせているが、焼き物をひっくり返すためにカバーを開けるので、上記の水分損失の問題点は依然発生する。
【0004】
これを解決するために、焼き物を密閉状態でひっくり返すことなく焼くことができる従来の焼き器具が、図1及び図2に示すように、先出願された出願番号10−2000−0069097号に開示されている。
【0005】
前記焼き器具は、液体溜り部140aまたは液体溜り部140bに孔130が形成されており、第1容器100aまたは第2容器100bが開放される場合、孔130から液体が漏れるのを防止すると同時に、突出枠110bなしで効率よく密閉することができるようにした焼き器具が図示されている。
【0006】
前記焼き器具は、圧力と水分の調節手段230として接面13bに溝230が形成されており、パッキング120が凹溝110aに嵌められた状態で凹溝110aからやや突出するようにし、パッキング120と接面13aとの密着による密閉構造を有するものであって、接面13bに突出枠110bが形成されていない点が異なる。
【0007】
従って、焼き器具は、液体溜り部240aには孔130を形成しない代わり、液体溜り部240bの接面13bに溝230を形成する構造を有しており、液体溜り部(240a、240b)への液体漏れを防止することができる。
【0008】
上記のような焼き器具は、魚を焼くときに発生する生臭い臭いが蓋のあるフライパンと両面フライパンでは外部に排出されず、魚の生臭い臭いがそのまま残ってしまうという欠点がある。
【0009】
また、容器の上部に凹溝を形成しこの凹溝にパッキングを取り付けており、凹溝に異物が入るとパッキングを取り出して異物を除去し、再びパッキングを取り付けるのが難しいという問題点もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の目的は、加熱面を各々有する下部容器と上部容器とで構成された、下部容器の上部内側に金属材が含まれているパッキングを取り付けて、上下部容器が互いに密着するようにしたフライパンを提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、焼き物に伝達される熱を均一に分散させると同時に、適度な水分を含むようにして、身を軟らかくし、焼き状態が長時間保存できるようにしたフライパンを提供することである。
【0012】
本発明のまた他の目的は、下部容器の上部内側に取り付けられたパッキングを手軽に分離し、取り付けることができるようにしたフライパンを提供することである。
【0013】
本発明のまた他の目的は、上、下部容器にガス流入口とガス排出口を形成することで、容器内部の臭いを燃焼させることができるフライパンを提供することである。
【0014】
本発明のまた他の目的は、容器の内側面にはガス流入口を形成し、底外側の中心部にはガス排出口を形成することにより、魚等を焼くときに発生する生臭さ等の有機質ガスが、ガス流入口を介してガス排出口から排出され、ガスレンジの火によって燃焼されることができるフライパンを提供することである。
本発明のまた他の目的は、加熱面を各々有する下部容器と上部容器とからなる、上部容器あるいは下部容器に金属材が含まれているパッキングを取り付けて、上下部容器が互いに密着するようにしたフライパンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するためになされた本発明は、下部容器と上部容器が後面に形成されるヒンジとヒンジピンによって連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部を有するフライパンにおいて、前記下部容器は、後面両側にヒンジと前面に取っ手締結部を形成し、内部に空間部を有する上側内部にパッキング安着部を形成し、前記パッキング安着部には内部に金属材が含まれており、外部に突出部を有するパッキングを取り付けて設置し、前記上部容器は、後面に形成されたヒンジピンが前記下部容器のヒンジと結合し、前面には取っ手が各々設けられる取っ手締結部を構成し、内部に空間部を有する下端部が上記下部容器に取り付けられたパッキングの上部突出部を押して密閉するように構成されることを特徴とする。
【0016】
前記パッキングは、上、下部内側と中央にそれぞれ半円状の突出部をなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材を設置した耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなることを特徴とする。
【0017】
前記パッキングは、上、下部中央に半円状の突出部をなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材を設置した耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなることを特徴とする。
【0018】
前記パッキングは、上、下部内側に半円状の突出部をなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材を設置した耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなることを特徴とする。
【0019】
前記パッキングは、上部中央に半円状の突出部をなす形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとしてH字状金属材が設置されていることを特徴とする。
本発明は、下部容器と上部容器とが後面に形成されたヒンジとヒンジピンによって連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部を有するフライパンにおいて、前記下部容器は、内部に空間部を有する上側内部にパッキング安着部を形成し、前記パッキング安着部には金属材が含まれているパッキングを取り付けて設置し、前記パッキングの上部中央は、半円状に突出した突出部を形成し、前記空間部の取っ手締結部側にガス流入口を垂直方向に形成し、前記ガス流入口の内部には開閉可能なボールを設置し、前記ガス流入口が下部容器の外側の底中央を貫通しガス排出口が形成されるように底面にガイドプレートを固定して設置し、前記上部容器は、内部に空間部を有し、前記空間部の取っ手締結部側に垂直方向にガス流入口を形成し、前記ガス流入口の内部には開閉可能なボールを設置し、前記ガス流入口が上部中央を貫通してガス排出口が形成されるように上部面にガイドプレートを固定して設置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
上記のように本発明は、加熱面を各々有する下部容器と上部容器とで構成された、下部容器の上部内側に金属材が含まれているパッキングを取り付けて上、下部容器が互いに密着し、フライパンの上、下部容器にガス流入口とガス排出口を設けることによって容器内部の臭いを燃焼させることができるという効果がある。
【0021】
また、焼き物に伝達される熱を熱を均一に分散させると同時に、適度な水分を含むようにして、身を軟らかくし、焼き状態が長時間保存できるという効果がある。
【0022】
また、下部容器の上部内側に取り付けられたパッキングを手軽に分離し、取り付けるこができるという効果がある。
【0023】
また、下部容器と上部容器とからなるフライパンの上部容器あるいは下部容器に金属材が含まれているパッキングを取り付けて、上、下部容器が互いに密着するようにしたフライパンを提供する。
【0024】
また、容器の内側面にはガス流入口を形成し、底外側の中心部にはガス排出口を形成することにより、魚等を焼くときに発生する生臭さ等の有機質ガスが、ガス流入口を介してガス排出口から排出され、ガスレンジの火によって燃焼されることができるフライパンを提供する。
【0025】
また、フライパンで魚等を焼くときの臭い除去効率が高く、使用上便利であると同時に、安価で経済的な効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0027】
図3は、本発明によるフライパンの構成図である。図4は、本発明によるフライパンの第1実施形態によりパッキングを取り付けた状態の断面図である。図5は、図4の下部容器に取り付けられるパッキングの構成図及び断面図である。図6は、本発明によるフライパンの第2実施形態のパッキンが取り付けられた状態の断面図である。図7は、本発明によるフライパンの第3実施形態のパッキンが取り付けられた状態の断面図である。図8は、本発明によるフライパンの第4実施形態のパッキンが取り付けられた状態の断面図である。図9は、図8の下部容器に取り付けられるパッキングの構成図及び断面図である。図10は、本発明によるフライパンの上部容器の構成図である。図11は、本発明によるフライパンの下部容器の構成図である。図12は、本発明による第5実施形態のフライパンの断面図である。図13は、本発明による第6実施形態のフライパンの断面図である。
【0028】
以下、図3〜図11に示される本発明のフライパンを説明する。
【0029】
本発明はフライパンに関するもので、より詳細には、加熱面を各々有する下部容器と上部容器とで構成された、下部容器の上部内側に金属材が含まれているパッキングを取り付け、ガス排出口を設けることにより、容器内部の臭いを燃焼させることができるようにしたフライパンに関する。
【0030】
本発明は、第1実施形態として、下部容器20と上部容器10が後面に形成されるヒンジ21とヒンジピン11によって連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)を有するフライパンにおいて、前記下部容器20は、後面両側にヒンジ21と前面に取っ手締結部22を形成し、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、前記パッキング安着部24には内部に金属材31が含まれており、外部に突出部30aを有するパッキング30を取り付けて設置する。
【0031】
前記上部容器10は、後面に形成されたヒンジピン11が前記下部容器20のヒンジ21と結合し、前面には取っ手が各々設けられる取っ手締結部12を構成し、内部に空間部13を有する下端部14が上記下部容器20に設置されたパッキング30の上部突出部30aを押して密閉するように構成されている。
【0032】
図4及び図5に示すように、前記パッキング30は、上下部の内側と中央に各々半円状の突出部30aをなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材を含む耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなっている。
【0033】
図6に示すように、前記パッキング30は、上、下部中央に半円状の突出部30aをなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材31を含む耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなっている。
【0034】
図7に示すように、前記パッキング30は、上、下部内側に半円状の突出部30aをなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材31を含む耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなっている。
【0035】
図8及び図9に示すように、前記パッキング30は、上部中央に半円状の突出部30aをなす四角形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとして内部にH字状金属材31が含まれている。
【0036】
本発明のフライパンは、上下部容器(10、20)をひっくり返して使用することができる。
【0037】
本発明のフライパンを使用する場合、例えば、下部容器20の空間部23に調理する魚を入れ、上部容器10の後面ヒンジピン11を下部容器20の後面ヒンジ21に結合する。
【0038】
このような状態で上部容器10は、下端部14が下部容器20の上部内側のパッキング安着部24に固定されたパッキング30の突出部30aを押して密閉される。
【0039】
前記パッキング30は、内部に円形あるいはH状の金属材31が含まれており、前記パッキング安着部24に取り付ける際に、パッキング30が四角形状の耐熱性ゴムあるいは耐熱性シリコンからなっていて重力と弾力により前記パッキング安着部24に固定される。
【0040】
上記フライパンは、下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30は、上部に持ち上げると簡単に取り出せ、手軽に分離して洗うことができ、パッキング30を再びパッキング安着部24に取り付けて固定することができる。
【0041】
本発明は、下部容器20と上部容器10が後面に形成されたヒンジ21とヒンジピン11により連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)有するフライパンにおいて、前記下部容器20は、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、前記パッキング安着部24には金属材31が含まれているパッキング30を取り付けて設置し、前記パッキング30の上下部には、半円状に突出した突出部30aを形成し、前記空間部23の取っ手締結部22側にガス流入口25を垂直方向に形成し、前記ガス流入口25の内部には開閉可能なボール27を設置し、前記ガス流入口25が下部容器の外側底の中央を貫通してガス排出口26が形成されるように底面にガイドプレート28を固定して設置する。
【0042】
前記上部容器10は、内部に空間部13を有し、前記空間部13の取っ手締結部12側に垂直方向にガス流入口15を形成し、前記ガス流入口15の内部には開閉可能なボール17を設置し、前記ガス流入口15が上部中央を貫通してガス排出口16が形成されるように上部面にガイドプレート18を固定して設置している。
【0043】
前記パッキング30は耐熱性ゴムであって、上下部の内側と中央に各々半円状に突出部30aをなす形態の内側面の中央が切欠きとなり内部に円形の金属材31が含まれ、前記上部容器10の下端部14が前記パッキング30の突出部30aを押して密閉するように設置される。
【0044】
本発明のフライパンは、上、下部容器(10、20)をひっくり返して使用することができる。
【0045】
本発明のフライパンを使用する場合、例えば、下部容器20の空間部23に調理する魚を入れ、上部容器10の後面ヒンジピン11を下部容器20の後面ヒンジ21に結合する。この場合、フライパンの上部容器10に形成されたガス流入口15は、内部に設置されたボール17が下向きに移動しながらガス流入口15を塞ぎ、前記下部容器20のガス流入口25は、内部のボール27が下向きに移動してガス流入口25が開放され、外側底のガス排出口26を貫通する。
【0046】
このような状態で上部容器10は、下端の下端部14が下部容器20の上部内側パッキング安着部24に固定されたパッキング30の中央突出部30aを押して密閉される。
【0047】
前記パッキング30は、内部に円形状の金属材31が含まれており、前記パッキング安着部24に取り付ける際に、パッキング30が四角形状の耐熱性ゴムあるいは耐熱性シリコンからなっていて重力と弾力により前記パッキング安着部24に固定される。
【0048】
前記フライパンは、下部容器20をガスレンジに載せて調理する場合、内部から発生する生臭さ(有機質元素C、O、H)が下部容器20のガス流入口25を介して外部底を貫通したガス排出口26を通過して排出され、この時に排出された生臭さのガスは、主な構成元素がC、O、H等からなる有機質ガスであって、ガスレンジの火によって燃焼されてCO、HOに変化して臭いが除去される。
【0049】
また、フライパンの場合、魚をひっくり返すことなくフライパン本体をひっくり返しながら魚を焼くことができるので、一般のフライパンに比べて調理速度が速い。
【0050】
このようなフライパンは、下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30は、上部に持ち上げると簡単に取り出せ、手軽に分離して洗うことができ、パッキング30を再びパッキング安着部24に取り付けて固定することができる。
【0051】
次に、本発明の第5実施形態について図12を参照して説明する。
【0052】
本発明の第5実施形態としては、下部容器20と上部容器10が後面に形成されたヒンジ21とヒンジピン11により連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)有するフライパンにおいて、前記下部容器20は、内部に空間部23を有する上端内側に上向きに突出した保護板19を形成し、前記パッキング保護板19の外側にパッキング安着部24をなし、前記パッキング安着部24には金属材31が含まれているパッキング30を取り付けて設置し、前記パッキング30の上部中央は半円状に突出した突出部30aを形成し、前記空間部23の取っ手締結部22側にガス流入口25を垂直方向に形成し、前記ガス流入口25の内部には開閉可能なボール27を設置し、前記ガス流入口25が下部容器20の外側底の中央を貫通してガス排出口26が形成されるように底面にガイドプレート28を固定して設置する。
【0053】
前記上部容器10は、内部に空間部13を有し、前記下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30の上部突出部30aを前記上部容器10の下端部14が押して密閉するようにし、前記空間部13の取っ手締結部12側に垂直方向にガス流入口15を形成し、前記ガス流入口15の内部には開閉可能なボール17を設置し、前記ガス流入口15が上部中央を貫通してガス排出口16が形成されるように上部面にガイドプレート18を固定して設置している。
【0054】
前記パッキング30は、上部中央に半円状の突出部30aをなす四角形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとして、内部に円形金属材31が含まれている。
【0055】
前記下部容器20と上部容器10とで構成されたフライパンの上部容器10または下部容器20に金属材31が含まれているパッキング30を取り付けることにより、上下部容器が互いに密着するように設置する。
【0056】
次に、本発明の第6実施形態について図13を参照して説明する。
【0057】
本発明の第6実施形態と図8の第4実施形態との違いは、前記上部容器10の下端内側に下向きに突出したパッキング保護板19を形成して、下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30を覆って密閉するように構成されることである。
【0058】
本発明は図13に示すように、下部容器20と上部容器10が後面に形成されたヒンジ21とヒンジピン11により連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)有するフライパンにおいて、前記下部容器20は、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、前記パッキング安着部24にはH字状金属材31が含まれているパッキング30を取り付けて設置し、前記パッキング30の上部中央は半円状に突出した突出部30aを形成し、前記空間部23の取っ手締結部22側にガス流入口25を垂直方向に形成し、前記ガス流入口25の内部には開閉可能なボール27を設置し、前記ガス流入口25が下部容器20の外側底の中央を貫通してガス排出口26が形成されるように底面にガイドプレート28を固定して設置する。
【0059】
前記上部容器10は、内部に空間部13を有する下端には下端部14と内側に下向きに突出したパッキング保護板29を形成し、前記下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30の上部突出部30aを前記上部容器10の下端部14が押し、パッキング保護板19が覆って密閉するようにし、前記空間部13の取っ手締結部12側に垂直方向にガス流入口15を形成し、前記ガス流入口15の内部に開閉可能なボール17を設置し、前記ガス流入口15が上部中央を貫通してガス排出口16が形成されるように上部面にガイドプレート18を固定して設置する。
【0060】
前記パッキング30は、上部中央に突出部30aをなす四角形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとして内部にH字状金属材31が含まれている。
【0061】
本発明のフライパンを使用する場合、例えば、下部容器20の空間部23に調理する魚を入れ、上部容器10の後面ヒンジピン11を下部容器20の後面ヒンジ21に結合する。この場合、フライパンの上部容器10に形成されたガス流入口15は、内部に設置されたボール17が下向きに移動しながらガス流入口15を塞ぎ、前記下部容器20のガス流入口25は、内部のボール27が下向きに移動してガス流入口25が開放され、外側底のガス排出口26を貫通する。
【0062】
このような状態で上部容器10は、下端の下端部14が下部容器20の上部内側パッキング安着部24に固定されたパッキング30の中央突出部30aを押して密閉される。
【0063】
ここで、上部容器10のパッキング保護板19が前記下部容器20のパッキング安着部24に設置されたパッキング30の内側面と接して覆うことによって密閉される。
【0064】
前記パッキング30は、内部にH状の金属材31が含まれており、前記パッキング安着部24に取り付ける際に、パッキング30が四角形状の耐熱性ゴムあるいは耐熱性シリコンからなっていて重力と弾力により前記パッキング安着部24に固定される。
【0065】
上記フライパンは、下部容器20のパッキング安着部24に設置されたパッキング30は、上部に持ち上げると簡単に取り出せ、手軽に分離して洗うことができ、パッキング30を再びパッキング安着部24に取り付けて固定することができる。
【0066】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明は、様々な変化と変形及び均等物を使用することができる。本発明は前記実施例を適宜変形して同様に応用することが可能である。よって、本発明の技術的範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって決まらなければならない。
なお、本発明を好ましい実施形態を参照して詳細に説明したが、本発明の思想および範囲から逸脱することなく、該当技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明に基づいて様々な変形及び均等な他の実施例が可能であることが理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】従来の焼き器具が開放された状態を示す斜視図。
【図2】図1の焼き器具が密閉された状態の部分を示す断面図。
【図3】本発明によるフライパンの構成図。
【図4】本発明によるフライパンの第1実施形態によるパッキングが取り付けられた断面図。
【図5】図4の下部容器に取り付けられるパッキングの構成図及び断面図。
【図6】本発明によるフライパンの第2実施形態によるパッキングが取り付けられた断面図。
【図7】本発明によるフライパンの第3実施形態によるパッキングが取り付けられた断面図。
【図8】本発明によるフライパンの第4実施形態によるパッキングが取り付けられた断面図。
【図9】図8の下部容器に取り付けられるパッキングの構成図及び断面図。
【図10】本発明によるフライパンの上部容器の構成図。
【図11】本発明によるフライパンの下部容器の構成図。
【図12】本発明による第5実施形態のフライパンの断面図。
【図13】本発明による第6実施形態のフライパンの断面図。
【符号の説明】
【0068】
10 上部容器
11 ヒンジピン
12、22 取っ手締結部
13、23 空間部
14 下端部
15、25 ガス流入口
16、26 ガス排出口
17、27 ボール
18、28 ガイドプレート
19 パッキング保護板
20 下部容器
21 ヒンジ
24 パッキング安着部
30 パッキング
30a 突出部
31 金属材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部容器20と上部容器10が後面に形成されるヒンジ21とヒンジピン11によって連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)を有するフライパンにおいて、
前記下部容器20は、後面両側にヒンジ21と前面に取っ手締結部22を形成し、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、前記パッキング安着部24には内部に金属材31が含まれており、外部に突出部30aを有するパッキング30を取り付けて設置し、前記上部容器10は、後面に形成されたヒンジピン11が前記下部容器20のヒンジ21と結合し、前面には取っ手が各々設けられる取っ手締結部12を構成し、内部に空間部13をなす下端部14が上記下部容器20に取り付けられたパッキング30の上部突出部30aを押して密閉するように構成されることを特徴とするフライパン。
【請求項2】
前記パッキング30は、上下部の内側と中央に各々半円状の突出部30aをなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材31を含む耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなることを特徴とする請求項1に記載のフライパン。
【請求項3】
前記パッキング30は、上、下部中央に半円状の突出部30aをなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材31を含む耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなることを特徴とする請求項1に記載のフライパン。
【請求項4】
前記パッキング30は、上、下部内側に半円状の突出部30aをなす形態の内側面中央が切欠きとなり、内部に円形の金属材31を含む耐熱性ゴムや耐熱性シリコンからなることを特徴とする請求項1に記載のフライパン。
【請求項5】
前記パッキング30は、上部中央に半円状の突出部30aをなす四角形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとして、内部にH字状金属材31が含まれることを特徴とする請求項1に記載のフライパン。
【請求項6】
下部容器20と上部容器10が後面に形成されたヒンジ21とヒンジピン11により連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)有するフライパンにおいて、
前記下部容器20は、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、前記パッキング安着部24には金属材31が含まれているパッキング30を取り付けて設置し、前記パッキング30の上下部には、半円状に突出した突出部30aを形成し、前記空間部23の取っ手締結部22側にガス流入口25を垂直方向に形成し、前記ガス流入口25の内部には開閉可能なボール27を設置し、前記ガス流入口25が下部容器の外側底の中央を貫通してガス排出口26が形成されるように底面にガイドプレート28を固定して設置し、前記上部容器10は、内部に空間部13を有して前記空間部13の取っ手締結部12側に垂直方向にガス流入口15を形成し、前記ガス流入口15の内部には開閉可能なボール17を設置し、前記ガス流入口15が上部中央を貫通してガス排出口16が形成されるように上部面にガイドプレート18を固定して設置することを特徴とするフライパン。
【請求項7】
前記パッキング30は耐熱性ゴムであって、上下部の内側と中央に各々半円状に突出部30aをなす形態の内側面の中央が切欠きとなり内部に円形の金属材31が含まれ、前記上部容器10の下端部14が前記パッキング30の突出部30aを押して密閉するように設置されることを特徴とする請求項6に記載のフライパン。
【請求項8】
下部容器20と上部容器10が後面に形成されたヒンジ21とヒンジピン11により連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)有するフライパンにおいて、
前記下部容器20は、内部に空間部23を有する上端内側に上向きに突出したパッキング保護板19を形成し、前記パッキング保護板19の外側にパッキング安着部24をなし、 前記パッキング安着部24には金属材31が含まれているパッキング30を取り付けて設置し、前記パッキング30の上部中央は半円状に突出した突出部30aを形成し、前記空間部23の取っ手締結部22側にガス流入口25を垂直方向に形成し、前記ガス流入口25の内部には開閉可能なボール27を設置し、前記ガス流入口25が下部容器20の外側底の中央を貫通してガス排出口26が形成されるように底面にガイドプレート28を固定して設置し、前記上部容器10は、内部に空間部13を有し、前記下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30の上部突出部30aを前記上部容器10の下端部14が押して密閉するようにし、前記空間部13の取っ手締結部12側に垂直方向にガス流入口15を形成し、前記ガス流入口15の内部には開閉可能なボール17を設置し、前記ガス流入口15が上部中央を貫通してガス排出口16が形成されるように上部面にガイドプレート18を固定して設置することを特徴とするフライパン。
【請求項9】
前記パッキング30は、上部中央に半円状の突出部30aをなす四角形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとして、内部に円形金属材31が設置されることを特徴とする請求項8に記載のフライパン。
【請求項10】
下部容器20と上部容器10が後面に形成されたヒンジ21とヒンジピン11により連結され、前面に取っ手が各々設けられる取っ手締結部(12、22)有するフライパンにおいて、前記下部容器20は、内部に空間部23を有する上側内部にパッキング安着部24を形成し、前記パッキング安着部24にはH字状金属材31が含まれているパッキング30を取り付けて設置し、前記パッキング30の上部中央は半円状に突出した突出部30aを形成し、前記空間部23の取っ手締結部22側にガス流入口25を垂直方向に形成し、前記ガス流入口25の内部には開閉可能なボール27を設置し、前記ガス流入口25が下部容器20の外側底の中央を貫通してガス排出口26が形成されるように底面にガイドプレート28を固定して設置し、前記上部容器10は、内部に空間部13を有する下端には下端部14の内側に下向きに突出したパッキング保護板29を形成し、前記下部容器20のパッキング安着部24に取り付けられたパッキング30の上部突出部30aを前記上部容器10の下端部14が押し、パッキング保護板19が覆うことによって密閉するようにし、前記空間部13の取っ手締結部12側に垂直方向にガス流入口15を形成し、前記ガス流入口15の内部に開閉可能なボール17を設置し、前記ガス流入口15が上部中央を貫通してガス排出口16が形成されるように上部面にガイドプレート18を固定して設置することを特徴とするフライパン。
【請求項11】
前記パッキング30は、上部中央に突出部30aをなす四角形態の耐熱性ゴムや耐熱性シリコンとして、内部にH字状金属材31が含まれていることを特徴とする請求項10に記載のフライパン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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