説明

フラボノイド3’,5’ヒドロキシラーゼ遺伝子配列およびその使用法

【課題】フラボノイド3',5'-ヒドロキシラーゼ(F3'5'H)活性を有するポリペプチド及び該ペプチドをコードする遺伝子の提供および花の色等を操作する方法の提供。
【解決手段】フラボノイド3',5'-ヒドロキシラーゼ(F3'5'H)活性を有するポリペプチドをコードする遺伝子配列、ならびにこの遺伝子配列および/またはその対応するポリペプチドを、特に花もしくはその部分または他の植物組織における色を操作するために用いる。バラまたはガーベラまたは植物学的に近縁の植物において発現される。本遺伝子配列またはその転写物の全体または部分に対応するアンチセンス分子およびセンス分子またはRNAi誘導分子。バラ、ガーベラまたは植物学的に近縁の植物などの植物において効率的に働くプロモーター。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラボノイド3',5'ヒドロキシラーゼ(F3'5'H)もしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、またはそれをコードする配列に対して相補的なヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子であって、バラ花弁組織における核酸分子の発現が、クロマトグラフィー法による測定で、検出可能なレベルのデルフィニジンまたはデルフィニジンを基にした分子を生じさせる核酸分子。
【請求項2】
F3'5'HもしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、またはそれをコードする配列に対して相補的なヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子であって、バラ花弁組織におけるその発現が、クロマトグラフィー法による測定でデルフィニジンまたはデルフィニジンを基にした分子が検出可能なレベルであることによる判定で、F3'5'Hへと翻訳されるのに十分なレベルおよび長さの転写物を生じさせる核酸分子。
【請求項3】
バラ花弁における核酸分子の発現が、外観的に検出可能な色の変化をもたらす、請求項1または2記載の単離された核酸分子。
【請求項4】
スミレ属、サルビア属、ソリア属、ラバンデュラ属およびケネディア属を含むリストより選択される植物由来の、請求項1〜3のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項5】
スミレ属の植物に由来する、請求項4記載の単離された核酸分子。
【請求項6】
スミレ属ブラックパンジー品種(Viola spp. cultivar Black Pansy)に由来する、請求項5記載の単離された核酸分子。
【請求項7】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:10、SEQ ID
NO:12、SEQ ID NO:10に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:12に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項5または6のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項8】
SEQ ID NO:9、SEQ ID NO:11より選択されるヌクレオチド配列、SEQ ID NO:9に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、SEQ ID NO:11に対して少なくとも約40%の同一性ヌクレオチド配列、SEQ ID NO:9またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:11またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列を含む、請求項7記載の単離された核酸分子。
【請求項9】
SEQ ID NO:9に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項8記載の単離された核酸分子。
【請求項10】
SEQ ID NO:11に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項8記載の単離された核酸分子。
【請求項11】
サルビア属に由来する、請求項4記載の単離された核酸分子。
【請求項12】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:14、SEQ ID
NO:16、SEQ ID NO:14に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:16に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項11記載の単離された核酸分子。
【請求項13】
SEQ ID NO:13、SEQ ID NO:15、SEQ ID NO:13に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、SEQ ID NO:15に対して少なくとも約40%の同一性ヌクレオチド配列、SEQ ID NO:13またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:15またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列を含む、請求項12記載の単離された核酸分子。
【請求項14】
SEQ ID NO:13に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項13記載の単離された核酸分子。
【請求項15】
SEQ ID NO:15に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項13記載の単離された核酸分子。
【請求項16】
ソリア属に由来する、請求項4記載の単離された核酸分子。
【請求項17】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:18、およびSEQ
ID NO:18に対して少なくとも少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項16記載の単離された核酸分子。
【請求項18】
SEQ ID NO:17、SEQ ID NO:17に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:17またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項17記載の単離された核酸分子。
【請求項19】
SEQ ID NO:17に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項18記載の単離された核酸分子。
【請求項20】
ケネディア属に由来する、請求項4記載の単離された核酸分子。
【請求項21】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:27、およびSEQ
ID NO:27に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項20記載の単離された核酸分子。
【請求項22】
SEQ ID NO:26、SEQ ID NO:26に対して少なくとも少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:26またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項21記載の単離された核酸分子。
【請求項23】
SEQ ID NO:26に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項22記載の単離された核酸分子。
【請求項24】
ラバンデュラ属に由来する、請求項4記載の単離された核酸分子。
【請求項25】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:32、およびSEQ
ID NO:32に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項24記載の単離された核酸分子。
【請求項26】
SEQ ID NO:31、SEQ ID NO:31に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:31またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項25記載の単離された核酸分子。
【請求項27】
SEQ ID NO:31に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項26記載の単離された核酸分子。
【請求項28】
ヌクレオチド配列の、各コドンの第3のヌクレオチド位置におけるヌクレオチド
(i)A、または
(ii)T、または
(iii)AおよびT
の全体的なパーセンテージが54%またはそれ以下である、請求項1〜4のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項29】
(i)バラ花弁組織において動作するプロモーターであって、以下のものと機能的に結合しているプロモーター、
(ii)F3'5'Hをコードする核酸分子、またはF3'5'HもしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードする配列に対して相補的な核酸分子であって、
バラ花弁組織におけるその発現が、クロマトグラフィー法による測定で、検出可能なレベルのデルフィニジンまたはデルフィニジンを基にした分子を生じさせ、かつスミレ属、サルビア属、ソリア属、ラバンデュラ属およびケネディア属からなる群より選択される植物に由来する核酸分子、
を含むヌクレオチド配列を含む構築物。
【請求項30】
(i)バラ花弁組織において動作するプロモーターであって、以下のものと機能的に結合しているプロモーター、
(ii)F3'5'Hをコードする核酸分子、またはF3'5'HもしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードする配列に対して相補的な核酸分子であって、
バラ花弁組織におけるその発現が、クロマトグラフィー法による測定でデルフィニジンまたはデルフィニジンを基にした分子が検出可能なレベルであることによる判定で、F3'5'Hへと翻訳されるのに十分なレベルおよび長さの転写物を生じさせる核酸分子、
を含むヌクレオチド配列を含む構築物。
【請求項31】
バラ花弁における構築物の発現が外観的に検出可能な色の変化をもたらす、請求項29または30記載の構築物。
【請求項32】
プロモーターがバラCHS、キクCHSおよびCaMV 35Sからなる群より選択される、請求項29〜31のいずれか一項記載の構築物。
【請求項33】
プロモーターがSEQ ID NO:5またはその機能的等価物を含む、請求項29〜31のいずれか一項記載の構築物。
【請求項34】
プロモーターがSEQ ID NO:30またはその機能的等価物を含む、請求項29〜31のいずれか一項記載の構築物。
【請求項35】
核酸分子がスミレ属に由来する、請求項29〜34のいずれか一項記載の構築物。
【請求項36】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:10、SEQ ID
NO:12、SEQ ID NO:10に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:12に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項35記載の単離された核酸分子。
【請求項37】
SEQ ID NO:9、SEQ ID NO:11、SEQ ID NO:9に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、SEQ ID NO:11に対して少なくとも約40%の同一性ヌクレオチド配列、SEQ ID NO:9またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:11またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列を含む、請求項36記載の単離された核酸分子。
【請求項38】
遺伝子がSEQ ID NO:9に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項37記載の単離された核酸分子。
【請求項39】
遺伝子がSEQ ID NO:11に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項37記載の単離された核酸分子。
【請求項40】
サルビア種に由来する、請求項29〜34のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項41】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:14、SEQ ID
NO:16、SEQ ID NO:14に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列、およびSEQ ID NO:16に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項40記載の単離された核酸分子。
【請求項42】
SEQ ID NO:13、SEQ ID NO:15、SEQ ID NO:13に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、SEQ ID NO:15に対して少なくとも約40%の同一性ヌクレオチド配列、SEQ ID NO:13またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:15またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列を含む、請求項41記載の単離された核酸分子。
【請求項43】
遺伝子がSEQ ID NO:13に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項42記載の単離された核酸分子。
【請求項44】
遺伝子がSEQ ID NO:15に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項42記載の単離された核酸分子。
【請求項45】
遺伝子がソリア属に由来する、請求項29〜34のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項46】
遺伝子が、SEQ ID NO:18、およびSEQ ID
NO:18に対して少なくとも少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項45記載の単離された核酸分子。
【請求項47】
遺伝子が、SEQ ID NO:17、SEQ ID NO:17に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:17またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項46記載の単離された核酸分子。
【請求項48】
遺伝子がSEQ ID NO:17に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項47記載の単離された核酸分子。
【請求項49】
遺伝子がケネディア種に由来する、請求項29〜34のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項50】
遺伝子が、SEQ ID NO:27、およびSEQ ID
NO:27に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項49記載の単離された核酸分子。
【請求項51】
遺伝子が、SEQ ID NO:26、SEQ ID NO:26に対して少なくとも少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:26またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項50記載の単離された核酸分子。
【請求項52】
遺伝子がSEQ ID NO:26に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項51記載の単離された核酸分子。
【請求項53】
遺伝子がラバンデュラ属に由来する、請求項29〜34のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項54】
遺伝子が、SEQ ID NO:32、およびSEQ ID
NO:32に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項53記載の単離された核酸分子。
【請求項55】
遺伝子が、SEQ ID NO:31、SEQ ID NO:31に対して少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:31またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項54記載の単離された核酸分子。
【請求項56】
遺伝子がNO:31に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項55記載の単離された核酸分子。
【請求項57】
F3'5'Hを合成しうるトランスジェニック顕花植物を作製するための方法であって、請求項1〜28のいずれか一項に定義された核酸配列による適した植物の細胞の安定的な形質転換を、核酸配列の結果的な発現を可能にする条件下で行うこと、細胞からトランスジェニック植物を再生させること、ならびに核酸配列の発現を許容するのに十分な時間および条件の下でトランスジェニック植物を生育させること、を含む方法。
【請求項58】
固有または既存のF3'5'H活性が低下したトランスジェニック植物を作製するための方法であって、請求項1〜28のいずれか一項に定義された核酸分子によって適した植物の細胞の安定的な形質転換を行うこと、細胞からトランスジェニック植物を再生させること、および、必要に応じて、核酸の発現を可能にするのに十分な条件下でトランスジェニック植物を生育させること、を含む方法。
【請求項59】
固有または既存のF3'5'H活性が低下した遺伝子組換え植物(genetically
modified plant)を作製するための方法であって、植物細胞に導入された、適切な変更がなされた請求項1〜28のいずれか一項に定義されたF3'5'H遺伝子またはその誘導体もしくは部分との相同組換えを介した固有の配列の改変によってF3'5'H遺伝子を改変すること、および細胞から遺伝子組換え植物を再生させること、を含む方法。
【請求項60】
花序特性の変化を呈するトランスジェニック顕花植物を作製するための方法であって、請求項1〜28のいずれか一項に定義された核酸配列によって適した植物の細胞の安定的な形質転換を行うこと、細胞からトランスジェニック植物を再生させること、および核酸配列の発現を可能にするのに十分な時間および条件の下でトランスジェニック植物を生育させること、を含む方法。
【請求項61】
花序特性の変化を呈するトランスジェニック顕花植物を作製するための方法であって、植物細胞に導入された、適切な変更がなされた請求項1〜28のいずれか一項に定義されたF3'5'H遺伝子またはその誘導体もしくは部分との相同組換えを介した固有の配列の改変によってF3'5'H遺伝子を改変すること、および細胞から遺伝子組換え植物を再生させること、を含む方法。
【請求項62】
請求項1〜28のいずれか一項に定義されたF3'5'Hもしくはその部分をコードする組換え遺伝子を発現しうる、またはF3'5'HをコードするmRNA分子の全体もしくは一部に対して実質的に相補的な核酸配列を有する、トランスジェニック植物を作製するための方法であって、F3'5'Hをコードするヌクレオチド配列またはそれをコードする配列に対して相補的なヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子による適した植物の細胞の安定的な形質転換を、必要に応じて、単離された核酸分子の結果的な発現を可能にする条件下で行うこと、および細胞からトランスジェニック植物を再生させること、を含む方法。
【請求項63】
請求項1〜28のいずれか一項記載の単離された核酸分子を含む、遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項64】
請求項1〜28のいずれか一項記載の単離された核酸分子を含む、または請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸分子の発現レベルが低下している、遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項65】
請求項1〜28のいずれか一項記載の単離された核酸分子を含む、または請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸分子の発現レベルが上昇している、遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項66】
植物の部分が、萼片、苞葉、葉柄、花柄、子房、葯、花、実、堅果、根、茎、葉、種子より選択される、請求項63〜65のいずれか一項記載の遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項67】
植物が園芸用種、農業用種または観賞用種である、請求項63〜66のいずれか一項記載の遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項68】
植物においてF3'5'Hを発現させること、または固有のF3'5'H酵素をダウンレギュレートすることが可能な遺伝子構築物の製造における、請求項1〜28のいずれか一項に定義された単離された核酸分子の使用。
【請求項69】
請求項1〜28のいずれか一項に定義された単離された核酸分子またはその複合体を含む、遺伝子サイレンシング構築物。
【請求項70】
植物が、バラ、カーネーション、トルコギキョウ、ペチュニア、ユリ、パンジー、ガーベラ、キク、ゼラニウム、ツルウリクサ、ベゴニア、シクラメン、ニーレンベルギア、ニチニチソウ、テンジクアオイ、ラン、ブドウ、リンゴ、ユーホルビアまたはフクシアより選択される、請求項63〜66記載の遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項71】
請求項63〜67および70のいずれか一項記載の遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞の抽出物。
【請求項72】
香味料または食品添加物または健康製品または飲料または果汁または着色剤である、請求項71記載の抽出物。
【請求項73】
遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞が花序の変化を呈する、請求項57〜62のいずれか一項記載の方法。
【請求項74】
請求項1〜28のいずれか一項に定義された核酸分子によってコードされる、単離された組換えF3'5'HまたはF3'5'H活性を有するペプチド。
【請求項75】
組換えF3'5'HまたはF3'5'H活性を有するペプチドが、2つまたはそれ以上の異種アミノ酸配列を含む融合分子である、請求項74記載の単離された組換えF3'5'HまたはF3'5'H活性を有するペプチド。
【請求項76】
2つまたはそれ以上の異種ヌクレオチド配列の融合物を含む、請求項1〜28のいずれか一項記載の単離された組換えF3'5'HまたはF3'5'H活性を有するペプチドの核酸分子。
【請求項77】
請求項1〜28のいずれか一項記載のF3'5'H分子をコードする遺伝子配列をプラスミドの形態で染色体外に保有する原核生物。
【請求項78】
請求項1〜28のいずれか一項記載のF3'5'H分子をコードする遺伝子配列をプラスミドの形態で染色体外に保有する真核生物。
【請求項79】
遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞の製造における、請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸分子の使用。
【請求項80】
花または花序の変化を呈する、請求項79記載の遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞。
【請求項81】
植物においてF3'5'Hを発現させること、または固有のF3'5'H酵素をダウンレギュレートすることが可能な遺伝子構築物の製造における、請求項1〜28のいずれか一項に定義された核酸配列の使用。
【請求項82】
F3'5'HもしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、またはそれをコードする配列に対して相補的なヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子であって、チョウマメに由来する核酸分子。
【請求項83】
ヌクレオチド配列が、SEQ ID NO:21、およびSEQ
ID NO:21に対して少なくとも約40%の類似性を有するアミノ酸配列より選択されるアミノ酸配列を含むF3'5'Hをコードする、請求項81記載の単離された核酸分子。
【請求項84】
SEQ ID NO:20、SEQ ID NO:20に対して少なくとも少なくとも約40%の同一性を有するヌクレオチド配列、およびSEQ ID NO:20またはその相補物と低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズしうるヌクレオチド配列より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項83記載の単離された核酸分子。
【請求項85】
SEQ ID NO:20に示されたヌクレオチド配列を含む、請求項84記載の単離された核酸分子。
【請求項86】
ヌクレオチド配列の、ヌクレオチド
(i)A、または
(ii)T、または
(iii)AおよびT
の全体的なパーセンテージが55%またはそれ以下である、請求項1〜4のいずれか一項記載の単離された核酸分子。
【請求項87】
SEQ ID NO:5またはその機能的等価物を含む、単離された核酸分子。
【請求項88】
SEQ ID NO:30またはその機能的等価物を含む、単離された核酸分子。
【請求項89】
F3'5'HもしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列またはそれをコードする配列に対して相補的なヌクレオチド配列を含むように改変された、単離された核酸分子であって、バラ花弁組織におけるその発現が、クロマトグラフィー法による測定で、検出可能なレベルのデルフィニジンまたはデルフィニジンを基にした分子を生じさせ、かつペチュニア属、リンドウ属およびクリトリア属を含むリストより選択される植物に由来する核酸分子。
【請求項90】
F3'5'HもしくはF3'5'H活性を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列またはそれをコードする配列に対して相補的なヌクレオチド配列を含むように改変された、単離された核酸分子であって、バラ花弁組織におけるその発現が、バラ花弁組織におけるその発現が、クロマトグラフィー法による測定でデルフィニジンまたはデルフィニジンを基にした分子が検出可能なレベルであることによる判定で、F3'5'Hへと翻訳されるのに十分なレベルおよび長さの転写物を生じさせ、かつペチュニア、リンドウおよびチョウマメを含むリストより選択される植物に由来する核酸分子。
【請求項91】
植物においてF3'5'Hを発現させること、または固有のF3'5'H酵素をダウンレギュレートすることが可能な遺伝子構築物の製造における、請求項89または90に定義された単離された核酸分子の使用。
【請求項92】
遺伝子組換え植物またはその部分またはそれ由来の細胞の製造における、請求項89または90に定義された単離された核酸分子の使用。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【公開番号】特開2010−193895(P2010−193895A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−92437(P2010−92437)
【出願日】平成22年4月13日(2010.4.13)
【分割の表示】特願2004−531294(P2004−531294)の分割
【原出願日】平成15年8月29日(2003.8.29)
【出願人】(502356137)インターナショナル フラワー ディベロップメンツ プロプライアタリー リミテッド (11)
【Fターム(参考)】