説明

フレキシブルフラットケーブル

【課題】端末が十分補強されているとともに、ケーブル本体の端末の露出した導体が、露出した部分から切断する虞のないFFCを提供する。
【解決手段】テープ状絶縁性被覆材からなる絶縁体12の内部に複数本の導体11が所定間隔で平行に配置されたケーブル本体13の端末の片面側に、ケーブル本体13の片面側の絶縁体12と同じ厚さを有し導体11に接着している第1の補強テープ21と、第1の補強テープ21と絶縁体12の双方に接着している第2の補強テープ31とからなる補強テープ14を貼着して、フレキシブルフラットケーブル10を構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末の接続部が補強されたフレキシブルフラットケーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
フレキシブルフラットケーブル(以下、FFCということもある)は、テープ状絶縁体の内部の幅方向に、複数本の線状導体が所定間隔で平行に平面状に配列されたものである。FFCは、薄く、可撓性に優れており、例えば自動車のルーフ、ドア、フロア、インパネなどの各種配線材として用いられている。
【0003】
従来、FFCは片面に熱接着層を有する2枚の絶縁フィルムの接着層の間に導体を挟み、加熱ローラの間を通して絶縁フィルム同士を熱接着する熱ラミネート法により製造されていた。上記FFCの絶縁フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルムが使用されていた。
【0004】
このFFCをコネクタ等に接続する場合、FFCの端末の導体をむき出しにした状態では、強度が弱く、そのままではコネクタ等との接続が困難である。そのため、FFCの端末の導体を露出させて、補強テープを貼着した構造の接続部を有するカードエッジ接着タイプに形成されている。
【0005】
図5に示すように、熱ラミネート法でFFCを製造する場合、片面側の絶縁体のフィルムとして端末部分に窓開けしたものを用いるため、FFC110は端末の片面側の絶縁体112aが存在せず導体111の片面側が外部に露出した状態にある。このようなFFC110の端末に補強テープ101を貼着する場合、絶縁体112bが存在する側に補強テープ101が貼着される。
【0006】
FFC端末の補強に用いられる補強テープ101は、ベースフィルム102の片面にポリエステル系ホットメルト接着剤からなる接着層103が設けられている(例えば特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】特開平4−298980号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上記熱ラミネート法によるFFC製造方法では、接着層を加熱溶融させる必要があるので、接着させるのに時間がかかり、FFCの生産性が低いという問題があった。そこで、近年、FFCの生産性を上げるために、複数の線状導体に対し押出機により絶縁体の樹脂を押出被覆する、押出法によるFFC製造方法が提案されている。
【0009】
押出法で製造されたFFCの端末を皮はぎした状態では、導体の上下及び左右の絶縁体が存在せず、導体のみが露出した状態になっている。押出法で製造されたFFCの端末を補強する場合、図6に示すように、補強テープ101は接着層103が絶縁体112及び導体111の双方に接着するように用いられる。しかしながら、導体111の端末の露出部分は、導体111の根本が絶縁体112の厚さ分だけ段差が発生するので、導体111が折れ曲がった部分がストレスを受けやすい構造となっている。そして最悪の場合は、導体111が根本部分から切断してしまう虞があった。
【0010】
本発明の解決しようとする課題は、端末が十分補強されているとともに、端末の露出した導体が、露出した部分から切断する虞のないフレキシブルフラットケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために本発明のフレキシブルフラットケーブルは、テープ状絶縁性被覆材からなる絶縁体の内部に複数本の導体が所定間隔で平行に配置されたケーブル本体の端末の片面側に補強テープが積層されているものであり、補強テープが、ケーブル本体の片面側の絶縁体と同じ厚さを有し導体に接着している第1の補強テープと、絶縁体及び第1の補強テープの上に接着している第2の補強テープとから構成されていることを要旨とする。
【0012】
上記フレキシブルフラットケーブルにおいて、第1の補強テープが、酸変性ポリプロピレン系樹脂やポリエステル系ホットメルト接着剤からなる接着層を有するように構成することができる。
【0013】
上記第1の補強テープの接着層は、片面側のみに形成しても、両面に形成しても何れでも良い。また第1の補強テープの第2の補強テープ側の接着層が、酸変性ポリプロピレン系樹脂から形成することが好ましい。
【0014】
上記フレキシブルフラットケーブルにおいて、第2の補強テープは、酸変性ポリプロピレン系樹脂や、ポリエステル系ホットメルト接着剤からなる接着層を有するように構成することができる。
【0015】
上記フレキシブルフラットケーブルにおいて、ケーブル本体は、押出法により製造されたものであることが好ましい。
【0016】
上記フレキシブルフラットケーブルにおいて、ケーブル本体の絶縁体は、ポリプロピレン系樹脂であることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
上記本発明に係るフレキシブルフラットケーブルによれば、ケーブル本体の片面側の絶縁体と同じ厚さを有し導体に接着している第1の補強テープと、絶縁体及び第1の補強テープの上に接着している第2の補強テープとから構成したことにより、従来の補強テープに対応する第2の補強テープと導体との間に形成される段差が第1の補強テープによって解消され、第1の補強テープの上から第2の補強テープが貼着されてケーブル本体の端末の補強がなされるから、ケーブルの端末から露出した導体が、折れ曲がることなく露出部分のストレスがかからないので、導体が露出部分から切断する虞がない。しかもフレキシブルフラットケーブルの端末は、第2の補強テープにより十分補強されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明フレキシブルフラットケーブルの一例の端末部分を示す平面図である。図2は図1のB−B断面図である。図3は図1のC−C断面図である。
【0019】
図1〜図3に示すように、フレキシブルフラットケーブル10(以下、FFCということもある)は、テープ状絶縁性被覆材からなる絶縁体12の内部に複数本の導体11、11、・・が所定間隔で平行に配置されたケーブル本体13の端末が皮はぎされて、導体11の先端が外部に露出した状態にあり、この端末の片面側に補強テープ14が積層されているものである。
【0020】
補強テープ14は、導体11に直接、接着している第1の補強テープ21と、前記第1の補強テープ21の上と絶縁体12の双方にまたがって接着している第2の補強テープ31とから構成されている。第1の補強テープ21の厚さは、ケーブル本体13の片面側の絶縁体12と同じ厚さを有し、第1の補強テープ21のケーブルの長手方向の長さは、露出した導体11aの長さとほぼ同じ長さに形成されている。
【0021】
本実施態様のFFC10のケーブル本体13は、押出法により製造されたものである。押出法では、複数の線状導体11に対し押出機により絶縁体12の樹脂を押出被覆することで、互いにテープ状絶縁性被覆材(絶縁体12)の内部に複数本の導体11が所定間隔で平行に配置されたケーブル本体13が得られる。押出法は、熱ラミネート法によるFFC製造方法と比較してFFCの生産性が高く、FFCを低コストで製造することができるという利点がある。なお、押出法で製造されたケーブル本体13の端末は全体が被覆されているので、皮はぎした場合には導体周囲の絶縁体12を全て皮はぎして導体11のみが露出した状態になる。
【0022】
ケーブル本体13の導体11は、FFC10の厚さ方向と直交する幅方向に平面状に配列されている。導体11は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、錫めっきを施した銅等の導電性を有する導線が用いられる。導体11は、扁平な断面形状を有するものが好ましく用いられる。
【0023】
押出法で得られるケーブル本体13の絶縁体12は、熱ラミネート法で通常用いられるポリエチレンテレフタレートの代わりに、ポリプロピレン系樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリ塩化ビニル樹脂等が用いられる。中でもポリプロピレン系樹脂が好ましく用いられる。
【0024】
図4は図1のフレキシブルフラットケーブルに用いた第1の補強テープを示す断面図である。図2〜図4に示すように、第1の補強テープ21は、基材フィルム22の一方の面に接着層23が積層され、基材フィルム22の他方の面に接着層24が積層されていて、基材フィルム22の両面に接着層23、24が設けられている。
【0025】
第2の補強テープ31は、図2及び図3に示すように、基材フィルム32の片面側に接着層33が積層されている。そして第2の補強テープ31は、接着層33側が第1の補強テープ21の接着層24及びFFC10の絶縁体12に接着している。
【0026】
第1の補強テープ21の厚さは、基材フィルム22の厚さ及び接着層23、24の厚さを合わせた合計の厚さが、第1の補強テープ21を積層した側のFFC10の片面側がフラットになるように、絶縁体12の片面側の厚さに応じて適宜形成することができる。第2の補強テープ31の厚さは、ケーブル本体13の端末を補強可能な厚ささであればよく、従来から利用されている補強テープと同様の厚さに形成することができる。また第2の補強テープ31の厚さは、第1の補強テープ21の厚さと同じでもよい。
【0027】
第1の補強テープ21及び第2の補強テープ31の基材フィルム22、32は、ケーブル本体13の端末を補強可能な機械的強度及び電気絶縁性を有するものであればよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610等のポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド等のポリイミド系樹脂、ポリアリレート、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル−エーテルケトン、ポリエーテルサルファイド等が挙げられる。
【0028】
基材フィルム22、32は上記樹脂の1種又は2種以上の混合物をフィルム状或いはシート状に形成したものが用いられる。基材フィルム22としては、電気絶縁性及び機械的特性が優れ、コスト的に安価であることから、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく用いられる。基材フィルム22、32は、未延伸フィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルム等が用いられる。
【0029】
第1の補強テープ21の接着層23は、第1の補強テープ21をケーブル本体13の導体11に接着可能な樹脂であればよく、基材フィルム22の片面側の全面に設けられている。接着層23の厚さは、通常5〜100μm程度に形成することができる。第1の補強テープ21の接着層24は、第1の補強テープ21(基材フィルム22)と第2の補強テープ31(接着層33)とを接着可能な樹脂であればよく、基材フィルム22の他面側の全面に設けられている。接着層24の厚さは、通常5〜100μm程度に形成することができる。
【0030】
また第2の補強テープの接着層33は、第1の補強テープ21の接着層24とケーブル本体13の絶縁体12とに接着可能な樹脂であればよい。接着層33は、基材フィルム32の片面側の全面に設けられている。接着層33の厚さは、通常、5〜100μmに形成することができる。
【0031】
第1の補強テープの接着層23、24及び第2の補強テープの接着層33の樹脂としては、例えば、ポリエステル系ホットメルト接着剤、酸変性ポリプロピレン系樹脂等が用いられる。
【0032】
酸変性ポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレン系樹脂にグラフト反応することで極性基を導入したものである。極性基として代表的なものに無水マレイン酸が挙げられる。酸変性ポリプロピレン系樹脂としては、例えば市販品として、三菱化学社の商品名モディックAP(登録商標)PPグレード P502、P604V、P565、三井化学社の商品名アドマー(登録商標)PPベース QB510、QB550、QF500、QF551、QE840等を用いることができる。
【0033】
第1の補強テープ21の導体11側の接着層23は、酸変性ポリプロピレン系樹脂を用いるのが好ましい。酸変性ポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレン系樹脂に酸変性してあるため、金属との接着性が良好であり、金属からなる導体11に対する接着力が良好である。
【0034】
第2の補強テープ31の接着層33は、酸変性ポリプロピレン系樹脂を用いるのが好ましい。押出法のケーブル本体13の絶縁体12にポリプロピレン系樹脂を用いた場合、酸変性ポリプロピレン系樹脂は、押出式FFCの絶縁体に用いられるポリプロピレン系樹脂と相溶し易いため、押出式FFCのポリプロピレン系樹脂からなる絶縁体12との接着性が良好である。
【0035】
第1の補強テープ21の第2の補強テープ側の接着層24は、第2の補強テープの接着層33に酸変性ポリプロピレン系樹脂を用いた場合、該接着層33との接着性が良好であることから、酸変性ポリプロピレン系樹脂を用いるのが好ましい。
【0036】
またケーブル本体13の絶縁体12として、ポリエステル系樹脂を用いた場合は、第2の補強テープの接着層33にポリエステル系ホットメルト接着剤を用いると、ポリエステル系樹脂との良好な接着性が得られることから好ましい。
【0037】
第1の補強テープ21及び第2の補強テープ31は、基材フィルム22、32の片面側に接着層23、24、33を形成したシートを所定の幅に切断してテープ状に形成することができる。また予め基材フィルム22、32を所定の幅のテープ状に形成したものに、接着層23、24、33を形成しても良い。基材フィルム22、32に接着層23、24、33を形成する方法としては、接着層23、24、33の樹脂を基材フィルム22、32の上に、ドライラミネート、押出ラミネート等の方法で形成したり、予め接着層23、24、33をフィルム状に形成し、ヒートシール法などで基材フィルム22、32の表面に積層する方法等が挙げられる。
【0038】
ケーブル本体13の端末に、補強テープ14(補強テープ21、31)を積層するには、補強テープ21、31には接着層が設けられているので、補強テープを所定位置に重ねて加熱・加圧するだけで、容易に行うことができる。以下、ケーブル本体13の端末に補強テープ14を貼着する方法を説明する。
【0039】
補強テープ14の貼着は、まず押出法により製造されたケーブル本体13の端末の絶縁体12を皮はぎする。ケーブル本体13の端末は、導体11の周囲の絶縁体12が全て除去され、導体11のみが露出した状態にある。図2に示すように、第1の補強テープ21の貼着位置を位置決めした後、第1の補強テープ21の接着層23が、露出した導体11に直接接するように積層する。次いで、第1の補強テープ21とケーブル本体13の絶縁体12の双方にまたがるように、第2の補強テープ31の貼着位置を位置決めして接着層33が第1の補強テープ21の基材フィルム22とケーブル本体13の絶縁体12と接するよう積層し、加熱圧着し、補強テープ21、31の接着層23、33を接着させることで、端末が補強されたFFC10が得られる。
【0040】
得られたFFC10は、図2及び図3に示すように、導体11が、ケーブル本体13の内部及び外部に至るまで直線状態となって、段差により折れ曲がることがない状態に形成されるので、導体11の露出したところがストレスを受けることがないので、導体11が根本部分から切断してしまう虞はない。
【0041】
本発明において、第2の補強テープ31は、第1の補強テープ21と全く同一の層構成を有し、テープ幅のみが異なるように形成した補強テープを用いても良い。その場合、接着層に酸変性ポリプロピレン系樹脂を用いることが好ましい。
【0042】
本発明において、第1の補強テープ21は基材フィルム22の一方の面、或いは他方の面のいずれかの片面側のみに接着層が設けられたものを用いても良いし、基材フィルム22を用いずに、接着層のみから構成しても良い。
【実施例1】
【0043】
以下、本発明の実施例を示す。
すずめっき軟銅製の導体(厚さ0.15mm、幅1.5mm)をピッチ2.5mmで、3芯を並列に配置した状態でポリプロピレン系樹脂(プライムポリマー製:B221WA)を片側の厚さが200μmになるように押し出して、ケーブル本体を製造した。厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの両面に酸変性ポリプロピレン系樹脂(三井化学製:アドマーQB510)を各々37.5μm厚さに形成し、5mm幅に切断して第1の補強テープを得た。また、厚さ188μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面側に酸変性ポリプロピレン系樹脂(三井化学製:アドマーQB510)を37.5μm厚さに形成し、20mm幅に切断したものを第2の補強テープとした。上記ケーブル本体の端末を5mm幅に皮はぎして導体を露出し、図2に示すように、第1の補強テープを導体の片面側に積層し、更に第1の補強テープの上から第2の補強テープを接着層側が第1の補強テープと絶縁層に接するように積層し、加熱、加圧(220℃、0.3MPa)して、端末が補強されたFFCを得た。得られたFFCは各層の接着性が良好なものであった。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明フレキシブルフラットケーブルの一例の端末部分を示す平面図である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】第1の補強テープの断面図である。
【図5】従来の熱ラミネート法により製造されたケーブル本体の端末に補強テープを貼着したフレキシブルフラットケーブルを示す断面図である。
【図6】従来の押出法により製造されたケーブル本体の端末に補強テープを貼着したフレキシブルフラットケーブルを示す断面図である。
【符号の説明】
【0045】
10 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
11 導体
12 絶縁体
13 ケーブル本体
14 補強テープ
21 第1の補強テープ
22 基材フィルム
23、24 接着層
31 第2の補強テープ
32 基材フィルム
33 接着層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープ状絶縁性被覆材からなる絶縁体の内部に複数本の導体が所定間隔で平行に配置されたケーブル本体の端末の片面側に補強テープが積層されているものであり、補強テープが、ケーブル本体の片面側の絶縁体と同じ厚さを有し導体に接着している第1の補強テープと、絶縁体及び第1の補強テープの上に接着している第2の補強テープとから構成されていることを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
【請求項2】
第1の補強テープが、酸変性ポリプロピレン系樹脂からなる接着層を有することを特徴とする請求項1記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項3】
第1の補強テープが、ポリエステル系ホットメルト接着剤からなる接着層を有することを特徴とする請求項1記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項4】
第1の補強テープが、両面に接着層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項5】
第1の補強テープの第2の補強テープ側の接着層が、酸変性ポリプロピレン系樹脂からなることを特徴とする請求項4記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項6】
第2の補強テープが、酸変性ポリプロピレン系樹脂からなる接着層を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項7】
第2の補強テープが、ポリエステル系ホットメルト接着剤からなる接着層を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項8】
ケーブル本体が、押出法により製造されたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載のフレキシブルフラットケーブル。
【請求項9】
ケーブル本体の絶縁体が、ポリプロピレン系樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1に記載のフレキシブルフラットケーブル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−218252(P2008−218252A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−55124(P2007−55124)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】